JP4733682B2 - 作業台 - Google Patents

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Description

本発明は、建物の建設現場等において天井の内装仕上げ作業や天井内の配線、配管作業等の比較的高い場所での作業に使用される脚立等の作業台に関する。
脚立ではないが、従来の作業台として下記特許文献1に記載されたようなものがある。この作業台は、天板と、天板の前後両端に設けられた前後一対の梯子状脚体とからなり、各梯子状脚体は、左右一対の脚柱と、両脚柱間に複数段に設けられる踏桟とからなるもので、梯子状脚体の脚柱に、天板よりも上方に突出する長さの手掛り棒を、脚柱に沿う折り畳み状態と天板よりも上方に突出する伸展状態とにわたって、手掛り棒の基端部分を回転手段によって脚柱の上端部に回転可能に枢着し、この手掛り棒により、作業者が天板上で作業を行い、また梯子状脚体から天板に上がったり、天板から梯子状脚体を伝って下りる際の安全を期することができる。
特開平11−131788号公報
しかしながら、上記作業台は、梯子状脚体の脚柱に手掛り棒を設けただけであるため、作業者が手掛り棒を掴んで梯子状脚体を昇り下りする時は問題ないが、脚立のように天板の作業面が非常に狭い作業台の天板上で作業する場合、手掛り棒から手を離さないと作業できないような時には、作業者が天板から足を踏み外し易く、不測に落下する危険性がある。
本発明は、上記の課題に鑑み、作業台使用時に天板の上方に手摺りを容易に設置でき、非使用時にはその手摺りを梯子状脚体の脚柱に沿って容易に折り畳み収納できるようにした作業台を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明は、天板1と、天板1の前後両端に設けられた前後一対の梯子状脚体2,2とからなる作業台で、各梯子状脚体2が、左右一対の脚柱3と、両脚柱3,3間に複数段に設けられる踏桟4とによって構成される作業台において、
各梯子状脚体2の左右脚柱3,3に、左右一対の手摺り支柱6,6を、両脚柱3,3に沿って折り畳まれる折畳姿勢と、天板1より上方へ突出するように立ち上がる立上姿勢とにわたって、各手摺り支柱6の基端部6aを脚柱3の上端部に設けた回転手段7よって回動可能に枢着し、両手摺り支柱6,6の先端部に内向きコ字状の枠部材8の両端部8a,8aを枢着すると共に、コ字状枠部材8と両手摺り支柱6,6との間にはコ字状枠部材8を手摺り支柱6に沿うように折り畳まれる折畳姿勢と手摺り使用時の水平姿勢とに姿勢変更するためのスライダリンク機構9を介設してなるもので、各手摺り支柱6を立上姿勢にした状態で、対向する両コ字状枠部材8,8を水平姿勢で互いに突き合わせることによって、天板1の上方に矩形状の手摺り枠30を形成するようにしたことを特徴とする。
請求項2は、請求項1に記載の作業台において、手摺り支柱6を立上姿勢にロックする立上ロック手段L1を設けてなることを特徴とする。
請求項3は、請求項1又は2に記載の作業台において、手摺り支柱6を折畳姿勢にロックする折畳ロック手段L2を設けてなることを特徴とする。
請求項4は、請求項1〜3の何れかに記載の作業台において、スライダリンク機構9には、コ字状枠部材8を折畳姿勢及び水平姿勢にロックするコ字状枠部材ロック手段15を設けてなることを特徴とする。
請求項5は、請求項1〜4の何れかに記載の作業台において、矩形状手摺り枠30を形成する両コ字状枠部材8,8の対向端部どうしを、連結金具16によって連結するようにしたことを特徴とする。
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明によれば、作業台の使用時に天板1上に手摺り5を設置できるから、作業者が天板1の上で作業をする時に、この手摺り5によって作業を安全に行なうことができる。特に、この手摺り5は、天板1の上方に矩形状の手摺り枠30を形成するから、作業者は天板1上で立って作業する時には手摺り枠30に手を掛けることなく安全に作業を行なうことができる。また、手摺り5は、簡単な操作で容易に組み立てることができると共に、非使用時には容易に折り畳み収納することができる。
請求項2に係る発明によれば、手摺り支柱6を立上姿勢にロックする立上ロック手段L1を設けているから、手摺り支柱6の使用時に手摺り支柱6を立上姿勢に確実に保持固定できて、より一層の作業の安全性を確保できる。
請求項3に係る発明のように、手摺り支柱6を折畳姿勢にロックする折畳ロック手段L2を設けることによって、作業台の収納時に手摺り支柱6を保持固定できるため、作業台使用時に手摺り支柱6が邪魔になるようなことがなく、また作業台の搬送時等に手摺り支柱6がガタつくことがない。
請求項4に係る発明のように、スライダリンク機構9に、コ字状枠部材8を折畳姿勢及び水平姿勢にロックするコ字状枠部材ロック手段15を設けることによって、手摺り5の設置時にコ字状枠部材8を折畳姿勢及び水平姿勢に確実に維持することができる。
請求項5に係る発明のように、矩形状手摺り枠30を形成する両コ字状枠部材8,8の対向端部どうしを連結金具16で連結するようにすれば、両コ字状枠部材8,8を確実に連結固定できる。
以下に本発明の好適な一実施形態を図面に基づいて説明すると、図1〜図3は折畳姿勢にある手摺りを水平姿勢にセットしている状態の脚立を示すもので、図1の(a) は手摺りが折畳姿勢にある状態の脚立の側面図、(b) は手摺りが少し水平姿勢に移った状態の側面図、図2の(a) ,(b) は手摺りが更に水平姿勢に移った状態の側面図、図3の(a) は手摺りの手摺り支柱が立ち上がった状態の側面図、(b) は手摺りが殆ど使用状態にある側面図、図4は図3の(b) の状態の斜視図、図5は図3の(b) の一部拡大図である。
これらの図を参照して、本発明に係る作業台としての脚立は、天板1と、この天板の前後両端に設けられた前後一対の折り畳み可能な梯子状脚体2,2とからなるもので、各梯子状脚体2は、図4に示すように、左右一対の互いに平行な脚柱3,3と、両脚柱3,3間に複数段に設けられる踏桟4とによって構成され、そして天板1上に手摺り5が設置されるようになっている。
各梯子状脚体2の左右脚柱3には、左右一対の手摺り支柱6,6を、両脚柱3,3に沿って折り畳まれる折畳姿勢(図1の(a) 及び図4参照)と、天板1より上方へ突出するように立ち上がる立上姿勢(図3の(b) 及び図4参照)とにわたって、各手摺り支柱6の基端部6aが脚柱3の上端部に設けた回転手段7よって回動可能に枢着されている。
図4から分かるように、両手摺り支柱6,6の夫々先端部6b,6bには内向きコ字状に形成された枠部材8の両端部8a,8aが枢着されると共に、コ字状枠部材8と両手摺り支柱6,6との間に、コ字状枠部材8を、図1の(a) に示すような折畳姿勢と、図3の(b) 及び図4に示すような水平姿勢とに姿勢変更するためのスライダリンク機構9が介設され、このスライダリンク機構9には、コ字状枠部材8を折畳姿勢及び水平姿勢にロックするコ字状枠部材ロック手段15が設けられている。各コ字状枠部材8は、左右両側枠部a,aと両側枠部a,aをつなぐ連結枠部bとからなる。
また、両手摺り支柱6,6を立上姿勢にし且つ両コ字状枠部材8,8を水平姿勢で互いに突き合わて矩形状の手摺り枠30を形成した状態に連結するための連結金具16が、各コ字状枠部材8の両端部8a,8aに夫々設けられている。
各手摺り支柱6は、脚柱3に沿って折り畳まれる折畳姿勢と、天板1より上方へ突出するように立ち上がる立上姿勢とにわたって回転できるように回転手段7によって枢着されているが、この回転手段7について図6〜図9を参照しながら説明する。
図8の(a)更には図6に示すように、梯子状脚体2の脚柱3に固定ブラケット11がビス12によって取り付けられており、また手摺り支柱6に同じく回動ブラケット13が固定ブラケット11に対面してビス12によって取り付けられている。固定ブラケット11の、回動ブラケット13との対向壁14の中央部には回転用枢軸17が突設され、この回転用枢軸17には抜け止め用鍔18が設けてある。そして図8の(a)に示すように、固定ブラケット11の上部側に上向きU字状の上部ロック孔19が開設され、固定ブラケット11の下部側には下向きU字状の下部ロック孔20が開設されている。また固定ブラケット11の内部には回転ロック板21が枢着され、このロック板21の上下部には、夫々上部及び下部のロック爪22,23が形成され、またロック板21の側方には解除レバー24が固定ブラケット11の側壁25の長孔26から突出して設けられていて、常時は弦巻状のロックばね27の付勢力によって、回転ロック板21の上下部両ロック爪22,23が夫々上部ロック孔19及び下部ロック孔20内に突入して両ロック孔19,20の入口を塞ぐようになっており、ロックばね27の付勢力に抗して解除レバー24を長孔26に沿って上方に移動させることにより、図8の(c)の仮想線線に示すように、両上下部ロック爪22,23は両上下部ロック孔19,20から後退し、ロック孔19,20の入口を開放するようになっている。
また回動ブラケット13の、固定ブラケット11との対向壁28の中央部には、固定ブラケット11に突設した回転用枢軸17が嵌合枢支される縦長孔31が穿設され、且つこの縦長孔31と同一上下線上には、固定ブラケット11に穿設した上下部ロック孔19,20に嵌合ロックするロックピン32が突設されており、このロックピン32には抜け止め用鍔33が設けてある。
上記の説明において、固定ブラケット11、この固定ブラケット11に突設した回転用枢軸17、可動ブラケット13及びこれに穿設した縦長孔31が主として回転手段10を構成する。
そして、本発明の実施態様においては、図4の実線図示のように手摺り支柱6が天板1より上方に突出立ち上がった立上姿勢において、その立上姿勢を維持する立上ロック手段L1と、図1や図4の仮想線図示のように手摺り支柱6が脚柱3に沿って折り畳んだ時にその折畳姿勢を維持する折畳ロック手段L2を設けるが、その構造を図8の(a) 〜(c) 及び図9の(a) 〜(d) に示す使用状態の説明に合わせて述べると、先ず図9の(a) に示すように、手摺り支柱6が上方に突出するよう回動し、固定ブラケット11の上部ロック孔19の上方にロックピン32が位置したとき、その時点より、図9の(a) の矢印に示すように、手摺り支柱6を下方に押圧することによって可動ブラケット13のロックピン32が固定ブラケット11の上部ロック孔19に嵌合する。この嵌合の際に、上部ロック孔19の入口を塞いでいた上部ロック爪22はロックピン32に押圧されてロックばね27の付勢力に抗して後退し、ロックピン32が上部ロック孔19に完全に嵌合するとロックピン32の押圧作用から開放されるため上部ロック爪22はロックばね27に付勢されて上部ロック孔22を塞ぐように突出し、これによってロックピン32は上部ロック孔19から脱出することは不可能になるから、ロックピン32に支持された手摺り支柱6は、図4の実線図示のように上方に突出して立ち上がった立上姿勢に維持される。
そして、手摺り支柱6を折り畳状態に回動させるためには、図9の(b) に示すように、ロックばね27の付勢力に抗して回転ロック板21の解除レバー24を上方に移動して上部ロック爪22を上部ロック孔19から後退させて該ロック孔19の入口を開放し、この状態で手摺り支柱6を矢印で示すように上方に引き上げてロックピン32を上部ロック孔19から脱出させ、しかる後に矢印に示すように回転用枢軸17を支点として回転させて、図9の(c) に示すように手摺り支柱6及びロックピン32を下部ロック孔20の真下に位置させ、この状態で手摺り支柱6を矢印に示すように上方に持ち上げることによって、図9の(d) に示すようにロックピン32は固定ブラケット11の下部ロック孔20に嵌合する。この嵌合の際に、下部ロック孔20の入口を塞いでいた下部ロック爪23はロックピン32に押圧されてロックばね27の付勢力に抗して後退し、ロックピン32が下部ロック孔20に完全に嵌合するとロックピン32の押圧作用から開放されるため下部ロック爪23はロックばね27に付勢されて下部ロック孔20を塞ぐように突出し、これによりロックピン32は下部ロック孔20から脱出することは不可能になるから、ロックピン32に支持された手摺り支柱6は、図1の(a) に示すように脚柱4に沿う折り畳み姿勢を維持される。尚、図9の(d) の状態から同図の(a) の状態に復帰するには、前記と逆の操作をすればよいことは説明するまでもない。
上述の説明から明らかなように本発明の一実施の形態にあっては、回転ロック板21、上部ロック孔19、上部ロック爪22、ロックピン32、ロックばね27及び解錠レバー24が立上ロック手段L1を構成し、また回転ロック板21、下部ロック孔20、下部ロック爪23、ロックピン32、ロックばね27及び解錠レバー24が折畳ロック手段L2を構成することになる。
次に、矩形状手摺り枠30を形成するコ字状枠部材8を折畳姿勢及び水平姿勢に姿勢変更するためのスライダリンク機構9について説明すると、このスライダリンク機構9は、図4及び図5から分かるように、左右一対のリンク部材29,29からなるもので、各リンク部材29の一端部は、コ字状枠部材8を形成する側枠部aの連結枠部b側端部にピン33で枢着され、その他端部は、手摺り支柱6にスライドのみ可能に嵌合された角筒状体からなるスライダー34の一側部にピン(ボルト・ナット)35で枢着されている。尚、スライダー34の一側部にはアングル片36が溶接により固着してあって、これにリンク部材29の他端部がピン35で枢着されている。
また、コ字状枠部材8を折畳姿勢及び水平姿勢にロックするコ字状枠部材ロック手段15は、図10の(a) 〜(c) に示すように、スライダリンク機構9のスライダー34の他側部に溶接によって固着された角筒状の本体ケース37と、この本体ケース37及びスライダー34をこれらの横断方向に貫通して、手摺り支柱6に設けられた折畳姿勢用ロック孔38又は水平姿勢用ロック孔39に挿通されるロックピン40と、このロックピン40の先端部40aがロック孔38,39に挿通するように付勢するコイルばね41とからなるもので、ロックピン40の基端部40bは直角に折曲されて把手部を形成している。尚、図10の(b) ,(c) にはスライダー34に設けられたピン孔を42で示す。上記ロックピン40には、このロックピン40をコイルばね41の付勢力に抗して手前側へ引っ張ってピン先端部40aをスライダー34のピン孔42及び手摺り支柱6のロック孔38又は39から引き抜いた状態(ロック解除状態)に保持するためのストッパーピン43が設けられている。
図10の(b) は、ロックピン40の先端部40aがスライダー34のピン孔42から手摺り支柱6の折畳姿勢用ロック孔38(又は水平姿勢用ロック孔39)に挿通してスライダー34をコ字状枠部材8の折畳姿勢(又は水平姿勢)にロックした状態を示し、(c) は、ロックピン40を手前側へ引っ張ってピン先端部40aを手摺り支柱6のロック孔38(又は水平姿勢用ロック孔39)から引き抜いてスライダー34をロック解除した状態を示す。尚、スライダー34をロック解除する時には、ロックピン40をその軸線周りに90度回転させてストッパーピン43を本体ケース37の内部フランジ44,44に掛止させるようにする。
図10に示される実施形態のコ字状枠部材ロック手段15では、スライダリンク機構9のスライダー34に本体ケース37を別体的に取り付けているが、図11には、スライダリンク機構9のスライダー34とコ字状枠部材ロック手段15の本体ケース37、更にはリンク部材枢着用のアングル片36とが例えばアルミ押出形材により一体に形成された実施形態を示す。即ち、この図11に示す実施形態では、角筒状スライダー34の一端側にロック手段15の筒状本体ケース34aが一体に形成され、スライダー34の他端側にはリンク部材29をボルト35で枢着するための突片部34bが一体形成され、そしてまた角筒状スライダー34内には手摺り支柱6に対する摺動性を良くするために合成樹脂製の角筒状スライドガイド51が取り付けられている。この図11のロック手段15の構造については図10に示すロック手段15と殆ど同様であり、同じ部材には同一符号を付して説明を省略する。
図12は上記のようにアルミ押出形材により一体に形成されたスライダー34を示し、(a) は平面図、(b) は正面図、(c) は左側面図である。このスライダー34にはスライドガイド51側に突設された掛止部片52,52(図13参照)を係止するための四角形の係止用孔53,53が設けられ、また本体ケース34aにはロックピン40を挿入するための孔54が設けられ、また突片部34bにはボルト35を挿通するボルト挿通孔55が設けてある。図13は合成樹脂製角筒状スライドガイド51を示し、(a) は平面図、(b) は正面図、(c) は側面図である。しかして、スライドガイド51をスライダー34内に取り付けるには、スライドガイド51をスライダー34内にその上方より嵌合させて、スライドガイド51の両側面から突出する楔形掛止部片52,52をスライダー34の係止用孔53,53に係止させればよい。
次に、両方のコ字状枠部材8,8を水平姿勢で互いに突き合わて矩形状手摺り枠30を形成した状態に連結するための連結金具16は、例えば図5に例示するようなラッチバー45からなるもので、ラッチバー45の一端部は、一方のコ字状枠部材8の内側面側端部にピン49で枢支連結され、このラッチバー45の他端部には下側に掛止溝45aが設けてあって、この掛止溝45aが、図示のように他方のコ字状枠部材8の内側面側端部に突設された掛止ピン46に掛止され、それによって両コ字状枠部材8,8が連結される。
尚、図1〜図5に示すように、左右両手摺り支柱6の夫々先端部6b,6bにコ字状枠部材8,8の両端部8a,8aが夫々取付片47を介して枢着されているが、この取付片47は、一端部側が手摺り支柱6の先端部6bに固着され、他端部側がピン48を介してコ字状枠部材8の端部8aに枢着されている。図1及び図2において、49及び50は前後一対の梯子状脚体2,2をハの字状の所定角度に保持する保持バーである。
上述したように構成される作業台としての脚立の天板1上方に手摺り枠30を設置する時の作業手順について、主に図1〜図5を参照しながら説明する。
先ず、図1の(a) は、脚立の前後一対の梯子状脚体2,2をハの字状の所定角度に保持して使用可能とした状態を示したもので、この時、各梯子状脚体2の左右脚柱3,3に枢着された手摺り支柱6,6は、夫々脚柱3,3に沿って折り畳まれた折畳姿勢にあって、夫々折畳ロック手段L2(図9参照)により折畳姿勢にロックされており、また手摺り支柱6の先端部に枢着されているコ字状枠部材8は、スライダリンク機構9により折畳姿勢に折り畳まれて、コ字状枠部材ロック手段15によって折畳姿勢にロックされている。
図1の(b) は、折畳ロック手段L2によるロックを解除して、回転手段7を中心に手摺り支柱6を少し前に回転させた状態を示す。この状態でコ字状枠部材ロック手段15を、図10によって説明した要領でロック解除した後、コ字状枠部材8の連結枠部b側を押して、スライダリンク機構9のスライダー34(図5参照)を手摺り支柱6に沿って下向きにスライドさせ、コ字状枠部材ロック手段15によってスライダー34をコ字状枠部材8が使用時に水平姿勢となる位置にロックする。この状態を図2の(a) 及び(b) に示す。
この後、図3の(a) に示すように手摺り支柱6を回転手段7を中心に回転させながら、持ち上げて、手摺り支柱6が天板1の上方へ脚柱3と一直線状に立ち上がるように延びた立上姿勢で、手摺り支柱6を立上ロック手段L1(図9参照)によりロックする。こうして一方側の手摺り支柱6を取り付け終わったならば、他方側の手摺り支柱6を同じ手順で立上姿勢となして立上ロック手段L1によりロックして、図3の(b) に示すように両手摺り支柱6,6の取付けを終了し、これにより両コ字状枠部材8,8の対向端部どうしが突き合わさって天板1の上方に矩形状の手摺り枠30を形成し、そして最後に両コ字状枠部材8,8の対向端部どうしを連結金具16により連結する。これによって、天板1上への手摺り5の設置が完了する。
上記のようにして設置した手摺り枠30を折り畳むには、連結金具16を外して、両コ字状枠部材8,8の対向端部どうしを切り離し状態とした後は、上述した作業手順の逆の手順を行なえばよい。
以上の実施形態の脚立の説明から分かるように、脚立使用時に天板1の上方に手摺り5を設置することができるから、作業者が天板1上で作業をする時に、この手摺り5によって作業を安全に行なうことができる。特に、この手摺り5は、天板1上方に矩形状の手摺り枠30を形成するから、天板1上での作業をより安全に行なうことができる。また、手摺り5は、簡単な操作で容易に組み立てることができると共に、非使用時には容易に折り畳み収納することができる。
また、この実施形態の脚立では、手摺り支柱6を立上姿勢にロックする立上ロック手段L1及び手摺り支柱6を折畳姿勢にロックする折畳ロック手段L2を設けているため、手摺り支柱6の使用時に手摺り支柱6を立上姿勢に確実に保持固定できて、より一層の作業の安全性を確保できると共に、その折畳時にも手摺り支柱6を保持固定できるため、脚立の搬送時等に手摺り支柱6がガタつくようなことがない。
また、手摺り5の設置時には、矩形状手摺り枠30を形成する両コ字状枠部材8,8の対向端部どうしを連結金具16によって連結することで、両コ字状枠部材8,8を確実に連結固定できる。尚、この両コ字状枠部材8,8の対向端部どうしを連結金具16によって連結するようにすれば、手摺り支柱6を立上姿勢にロックする立上ロック手段L1は必ずしも必要としない。また、この手摺り支柱6を立上姿勢にロックする立上ロック手段L1を設けた場合には、両コ字状枠部材8,8の対向端部どうしを連結金具16は必ずしも必要としない。
更に、スライダリンク機構9にはコ字状枠部材8を折畳姿勢及び水平姿勢にロックするコ字状枠部材ロック手段15が設けられているから、手摺り5の設置時にコ字状枠部材8を折畳姿勢及び水平姿勢に確実に維持することができる。
また、上述した実施形態の脚立では、各梯子状脚体2は、左右一対の互いに平行な脚柱3,3と、両脚柱3,3間に横架される踏桟4とから構成されているが、梯子状脚体としては、左右両脚柱が平行でなく、略ハの字状、すなわち末広がり状に配設されるものでもよい。
(a) は手摺りが折畳姿勢にある状態の脚立の側面図、(b) は手摺りが少し水平姿勢に移った状態の側面図である。 (a) ,(b) は手摺りが更に水平姿勢に移った状態の側面図である。 (a) は手摺りの手摺り支柱が立ち上がった状態の側面図、(b) は手摺りが殆ど使用状態にある側面図である。 図3の(b) の状態を詳細に示す斜視図である。 図3の(b) の一部拡大図で、手摺りを縦断したような図面である。 手摺り支柱の立上姿勢の要部拡大側面図である。 手摺り支柱の折畳姿勢の要部拡大側面図である。 回転手段の実施形態の分解斜視図である。 回転手段の実施形態の操作順序を説明する説明図である。 (a) は図1の(a) の矢印Xで示す部分の拡大図、(b) は(a) のY−Y線断面図で、コ字状枠部材ロック手段がロック状態を示し、(c) は(b) と同様な断面図で、コ字状枠部材ロック手段がロック解除状態を示す。 コ字状枠部材ロック手段の他の実施形態を示し、(a) はロック手段がロック解除状態にある図10の(c) と同様な断面図、(b) はロック手段がロック状態にある図10の(b) と同様な断面図、(c) は図10の(a) と同様な正面図である。 (a) は一体に形成されたスライダーの平面図、(b) は正面図、(c) は左側面図である。 角筒状スライドガイドを示し、(a) は平面図、(b) は正面図、(c) は側面図である。
符号の説明
1 天板
2 梯子状脚体
3 脚柱
4 踏桟
5 手摺り
6 手摺り支柱
7 回転手段
8 コ字状枠部材
9 スライダリンク機構
15 コ字状枠部材ロック手段
30 矩形状手摺り枠
L1 立上ロック手段
L2 折畳ロック手段

Claims (5)

  1. 天板と、天板の前後両端に設けられた前後一対の梯子状脚体とからなる作業台で、各梯子状脚体が、左右一対の脚柱と、両脚柱間に複数段に設けられる踏桟とによって構成される作業台において、
    各梯子状脚体の左右脚柱に、左右一対の手摺り支柱を、両脚柱に沿って折り畳まれる折畳姿勢と、天板より上方へ突出するように立ち上がる立上姿勢とにわたって、各手摺り支柱の基端部を脚柱の上端部に設けた回転手段よって回動可能に枢着し、両手摺り支柱の先端部に内向きコ字状の枠部材の両端部を枢着すると共に、コ字状枠部材と両手摺り支柱との間にはコ字状枠部材を手摺り支柱に沿うように折り畳まれる折畳姿勢と手摺り使用時の水平姿勢とに姿勢変更するためのスライダリンク機構を介設してなるもので、各手摺り支柱を立上姿勢にした状態で、対向する両コ字状枠部材を水平姿勢で互いに突き合わせることによって、天板の上方に矩形状の手摺り枠を形成するようにした作業台。
  2. 手摺り支柱を立上姿勢にロックする立上ロック手段を設けてなる請求項1に記載の作業台。
  3. 手摺り支柱を折畳姿勢にロックする折畳ロック手段を設けてなる請求項1又は2に記載の作業台。
  4. スライダリンク機構には、コ字状枠部材を折畳姿勢及び水平姿勢にロックするコ字状枠部材ロック手段を設けてなる請求項1〜3の何れかに記載の作業台。
  5. 矩形状手摺り枠を形成する両コ字状枠部材の対向端部どうしを、連結金具によって連結するようにした請求項1〜4の何れかに記載の作業台。
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