JP5689280B2 - 作業台 - Google Patents

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Description

本発明は、建築現場などにおいて天井や壁面上部の内装仕上げ、天井内の配線、配管などの作業を行う際に使用される作業台、特に天板の長手方向両端に支脚を折畳み可能に取り付けた可搬式の作業台に関する。
従来、作業台を利用した各種作業中の転落事故を未然に防ぐ手段として、作業床となる天板の桁側端部近傍及び又は妻側端部近傍に足底で感知できる幅をもつ帯状突出部を設ける方式(特許文献1)、天板長手方向に沿ってコ字枠状の手摺りを設ける方式(特許文献2)、天板の四隅部の各手掛かり棒を利用して手摺り支柱を立設し、その天板長手方向に対向する両手摺り支柱の頂部に各々手摺り桟を基端側で取り付け、両側の手摺り桟の先端部同士を連結して天板長手方向に沿う手摺りを形成する方式(特許文献3)等が知られている。
特開2004−293290号公報 特開2001−152659号公報 特開2008−8135号公報
しかしながら、特許文献1の作業台では、帯状突出部を踏んだときの足底の感触で天板端部を認識させることから、靴底の状態や体重のかけ方によっては充分な感触が得られなかったり、帯状突出部を跨ぎ超えてしまう場合もあり、作業者に天板端部を確実に知らしめることが困難である。一方、特許文献2,3のように天板長手方向に沿う手摺りを設ける方式では、作業者に過剰な安心感を与えることで却って危険性が増す懸念がある。即ち、特に床等に固定せずに用いる可搬式の作業台では、殆どの場合、作業台本体の持つ耐横転性能だけで使用状態の安定性が担われており、その作業台本体に手摺りを強固に取り付けても作業台全体の安定確保が不充分な状態であるため、作業者が手摺りによる視覚的な安心感から動作の慎重さを欠いたり手摺りに寄り掛かったりすることで作業台の横転を招く危険がある。更に、これらの手摺りは、両側の支柱と横桟からなる単純なコ字形で強度的に弱く、作業者が寄り掛かったり手で押さえたりした際に簡単に変形して転落事故や横転事故に繋がる恐れもあり、また作業の準備段階として天板上で組み立て、且つ作業終了後に収納形態に戻すのに多くの手間及び労力を要するという難点もあった。
本発明は、上記の事情に鑑み、作業者に対し過剰な安心感を与えることなく、天板の桁側端部を作業者に確実に感知させることができ、もって転落事故や横転事故の防止機能に優れると共に、その感知構造部をワンタッチ操作で極めて簡単に構築し、また作業後に容易に収納形態に転換できる作業台を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段を図面の参照符号を付して示せば、請求項1の発明は、天板1の長手方向両端に支脚2,2を取り付けた作業台において、該天板1の四隅部に立設される支柱3,4と、天板長手方向に対向する両支柱3,4間に橋架して天板1の桁側端部1aであることを知らせるための桁側端部感知ロッド5とを備え、該感知ロッド5は、テレスコープ式に複数段に伸縮する構造であり、基端5a側が両支柱3,4の一方の支柱3上部に垂直面内回動可能に枢着すると共に、先端側に他方の支柱4上部の掛合部(掛合孔41)に対して離脱可能に掛着する掛止部6を備え、該感知ロッド5が不使用時の収縮状態において枢着した基端5a側を上にした垂下姿勢に転換し得るように構成され
桁側端部感知ロッド5の基端5a側を枢着した支柱3の下部側に、垂下姿勢の該感知ロッド5における掛止部6が離脱可能に掛着する掛合部(掛合孔31)を有してなるものとしている。
請求項の発明は、上記請求項の作業台において、桁側端部感知ロッド5の基端5a側が、一方の支柱3上部に垂直面内及び水平面内回動可能に枢支されてなるものとしている。
請求項の発明は、上記請求項1又は2の作業台において、両支脚2,2及び四隅の支柱3,4が天板1に対して重なるように折畳み可能であるものとしている。
請求項の発明は、上記請求項1〜の何れかの作業台において、桁側端部感知ロッド5の掛止部6と他方の支柱4上部の掛合部の一方に、該掛止部6と掛合部とを掛着状態で固定するロック部材(フックピン61)が取り付けられてなるものとしている。
請求項の発明は、上記請求項の作業台において、桁側端部感知ロッド5の掛止部6は、他方の支柱4頂部に対して上方から嵌合する嵌合枠60をなすと共に、該嵌合枠60にばね部材(コイルスプリング62)を介して他方の支柱4の掛合部(掛合孔41)に対する掛合方向に付勢されたロック部材が取り付けられてなるものとしている。
請求項の発明は、上記請求項1〜の何れかの作業台において、天板長手方向に対向する二対の支柱3,4間に各々橋架させる2本の桁側端部感知ロッド5が、互いに伸縮方向を逆にするように配置してなるものとしている。
以下に、本発明の効果について、図面の参照符号を付して説明する。まず、請求項1の発明に係る作業台では、天板1上の作業者は、作業開始前に天板長手方向に対向する両支柱3,4の一方の支柱3上部に枢着している収縮状態の桁側端部感知ロッド5を引き伸ばし、その先端側の掛止部6を他方の支柱4上部の掛合部(掛合孔41)に掛着し、もって両支柱3,4間に伸長させた該感知ロッド5を橋架した上で、所要の作業を行うことになる。そして、この作業中に、身体が感知ロッド5に接触した場合、その感触によって天板1の桁側端部1aに位置することが判るから、その接触位置から離れることで転落事故を未然に防止できる。しかも、作業者にとって、天板長手方向に橋架する感知ロッド5がテレスコープ式に引き伸ばした形で身体の支えにならないことは、予め認識している上にその橋架操作時ならびに視覚的にも充分に確認できるから、手摺りの横桟のような過剰な安心感を抱くことがなく、不用意に該感知ロッド5に寄り掛かって転落したり作業台の横転を招いたりする危険性が排除される。
また、この作業台にあっては、桁側端部感知ロッド5がテレスコープ式に伸縮する構造であるから、支柱3,4間に橋架するのに、収縮状態の該感知ロッド5を引き伸ばして先端側の掛止部6を他方の支柱4の掛合部に掛着するだけのワンタッチ操作で済み、また作業終了後に収納形態に戻す際も、該感知ロッド5は掛止部6を支柱4の掛合部から外して収縮させるだけでよく、操作的に極めて簡単である。
更にまた、本発明によれば、不使用時の収縮状態で垂下姿勢とした桁側端部感知ロッド5が、これに沿う支柱3に対して先端側の掛止部6を利用して固定できるから、作業台の使用形態と折畳み形態との転換操作において、該感知ロッド5が揺れ動いて支障をきたす懸念がない。
この場合、桁側端部感知ロッド5が2段に伸縮するものであることによって、その構造が簡単で製作容易であり、且つロッドとしての剛性が向上する。
この場合、桁側端部感知ロッド5が3段に伸縮するものであることによって、その伸長状態に対して収縮状態の長さが短く、不使用時の垂下姿勢の上下高さが低くなるから、天板1の長手方向寸法が大きい場合でも両側支柱3,4を過度に高くする必要がなく、余裕をもって支柱3側に折り畳むことができる。
この場合、桁側端部感知ロッド5が4段に伸縮するものであることによって、その伸長状態に対して収縮状態の長さが更に短くなり、不使用時の垂下姿勢の上下高さがより低くなるから、より余裕をもって支柱3側に折り畳むことができる。
請求項の発明によれば、桁側端部感知ロッド5は、基端5a側で一方の支柱3上部に垂直面内及び水平面内回動可能に枢支されているから、伸長して両支柱3,4間にへ水平に橋架する使用形態と収縮して一方の支柱3に沿って垂下する不使用形態とに転換できることに加え、その不使用形態の垂下位置を該支柱3の周方向に移動でき、この移動によって該感知ロッド5を、作業台の各取扱い段階で好都合な位置、特に可搬式の作業台として不使用時に折畳み形態にする際には折畳みに支障をきたさず且つ嵩高にならない位置に、簡単に設定できる。
請求項の発明によれば、両支脚2,2及び四隅の支柱3,4が天板1に対して重なるように折畳み可能であるから、不使用時の作業台を折畳み形態とすることで、その運搬が容易であると共に、搬送及び保管時に嵩張らず省スペースになるという利点がある。
請求項の発明によれば、桁側端部感知ロッド5の掛止部6と他方の支柱4上部の掛合部とが、掛着状態でロック部材(フックピン61)によって固定されるから、その掛着部分が該感知ロッド5に加わる外力や振動等によって解離する懸念がない。
請求項の発明によれば、桁側端部感知ロッド5の掛止部6は、他方の支柱4頂部に対し上方から嵌合する嵌合枠60に、ばね部材(コイルスプリング62)によって該支柱4の掛合部(掛合孔41)に対する掛合方向に付勢されたロック部材(フックピン61)を備えるから、ロック部材をばね力に抗して非ロック位置にした状態で嵌合枠60を他方の支柱4頂部に嵌合させるだけで、該支柱4の掛合部に対して確実に掛合固定できる。
請求項の発明によれば、天板長手方向に対向する二対の支柱3,4間に各々橋架させる2本の桁側端部感知ロッド5が、互いに伸縮方向を逆にするように配置しているから、天板1上の作業者にとって該天板1の両側の各桁面に臨んで該感知ロッド5の伸縮方向が同じになり、もって両感知ロッド5,5の橋架及び橋架解除の操作を左右で戸惑わずに行え、それだけ操作能率が向上する。
本発明の一実施形態に係る作業台の使用状態における上部側を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 支柱間に橋架した桁側端部感知ロッドの先端側を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 支柱間に橋架した桁側端部感知ロッドの基端側を示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。 同作業台における桁側端部感知ロッドの使用状態から不使用状態への転換操作を順次示し、(a)〜(c)は正面図、(d)は側面図である。 同作業台の折畳み形態を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 桁側端部感知ロッドの他の構成例を示し、(a)は2段伸縮型の正面図、(b)は4段伸縮型の正面図である。 本発明に係る作業台における桁側端部感知ロッド基端側の取付構造の変形例を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 本発明に係る作業台における桁側端部感知ロッド基端側の取付構造の他の変形例を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。
以下に、本発明の実施形態に係る作業台について、図面を参照して具体的に説明する。図1(a)〜(c)に示すように、この作業台は、使用状態において、矩形の天板1を長手方向両端に取り付けた支脚2,2によって支持する一般的な可搬式の形態であるが、該天板1の四隅部に各々角筒状の支柱3,3,4,4が立設されており、その天板長手方向に対向する両支柱3,4間に、桁側端部感知ロッド5を橋架するようになっている。
各支脚2は、図1では上部のみを図示しているが、末広がり状に配置する両側一対の脚柱2a,2a間に踏桟2bが複数段に横架された梯子状をなし、天板1側に固着した枢支金具11を介して、両支脚2,2が互いに末広がり状に傾斜して起立した使用状態と、該天板1の下面側に重なるように折り畳んだ不使用状態とに転換可能である。そして、天板1と支脚2との間には、不使用時に途中で屈曲して折畳み可能なステイ12が介装されている。また、各支柱3,4は、下端部が枢支ピン13を介して脚体2の外側面上端部に枢着されており、不使用時には支脚2の脚柱2aに沿う折畳み姿勢となるように構成されている。なお、各支脚2及び各支柱3,4は、その使用状態において、図示省略したロック機構によって立設姿勢で強固に固定できるようになっている。
桁側端部感知ロッド5は、各々角筒状で基端5a側から順次に細径となる第1ロッド51,第2ロッド52、第3ロッド53の3本が太径側に細径側を挿嵌して連結し、テレスコープ式に3段に伸縮する構造であり、先端側つまり第3ロッド53の先端部に掛止部6を備えている。そして、該感知ロッド5は、基端5a側において天板長手方向に対向する一方の支柱3の頂部にブラケット7を介して垂直面内及び水平面内回動自在に枢着され、使用時には図1(a)(b)の如く、水平姿勢の伸長状態として掛止部6を他方の支柱4の頂部に掛着すると共に、不使用時には収縮状態で基端5a側を上にして支柱3に沿う垂下姿勢になるように構成されている。なお、伸長姿勢での第1〜第3ロッド51〜53は、一般的にテレスコープ式伸縮部に採用されているVピン(図示省略)によるロック方式で相互に固定できるようになっている。
また、天板長手方向に対向する二対の支柱3,4間に各々橋架させる2本の桁側端部感知ロッド5,5は、図1(a)に示すように、互いに伸縮方向を逆にするように配置している。これにより、天板1上の作業者からは各感知ロッド5の伸縮方向が同じ(図示では右側へ伸長、左側へ収縮)になる。
該感知ロッド5の先端側の掛止部6は、図2(a)(b)に示すように、第3ロッド53の下面にされた下向き開放コ字形の嵌合枠60に、ロック部材としてのフックピン61がロッド幅方向に移動自在に貫通した状態に保持されている。そして、該フックピン61は、そのボルト状基端部に螺着したナット63と嵌合枠60の外面との間に嵌装されたコイルスプリング62により、掛合方向つまり先端フック部62aが嵌合枠60内へ入り込むロック方向に付勢されており、突出した基端側を該コイルスプリング62の付勢に抗して押し込むことで、先端フック部62aが外側へ離脱して非ロック状態になる。一方、支柱4の頂部4aの側面には掛合部としての掛合孔41が穿設されている。この支柱4に対して感知ロッド5の掛止部6を掛着するには、フックピン61を非ロック状態に保持した状態で、嵌合枠60を支柱4の頂部4aに上方から嵌合するだけでよく、押し込んでいる該フックピン61を手放すことで、その先端フック部62aがコイルスプリング62の蓄力によって支柱4側の掛合孔41に突入し、もって掛止部6が支柱4に対して掛着状態で固定される。
一方、該感知ロッド5の基部5aを枢着するブラケット7は、図3(a)〜(c)に示すように、上向き開放コ字枠状の基部7aから側方へ張出した一対の張出片7b,7bを備えており、両張出片7b,7bとその間に配置する感知ロッド5の基部5aとにボルト状の水平ピン71を貫通してナット71aを螺着することにより、該感知ロッド5を垂直面内回動自在に保持すると共に、基部7aと支柱3の頂部3aに嵌着した下向き開放コ字枠状の取付金具32とにボルト状の垂直ピン72を貫通してナット72aを螺着することにより、支柱3に対して水平面内回動自在に連結されている。また、支柱3の下部側の側面には掛合部としての掛合孔31が設けてある。
上記構成の作業台を用いて所要の作業を行う際、作業位置に運び込んだ該作業台の支脚2,2を立てて図1の如く立設し、その天板1上に上った作業者は、まず各桁側端部感知ロッド5を伸長させて先端側の掛止部6を支柱4の頂部に掛着固定し、もって天板長手方向に対向する両支柱3,4間に該感知ロッド5が橋架した状態で所要の作業を行うことになる。そして、作業中に身体が感知ロッド5に接触した場合は、その感触によって天板1の桁側端部1aに位置することが判るから、その接触位置から離れることで転落事故を未然に防止できる。しかも、作業者にとって、天板長手方向に橋架する感知ロッド5がテレスコープ式に引き伸ばした形で身体の支えにならないことは、予め認識している上にその橋架操作時ならびに視覚的にも充分に確認できるから、手摺りの横桟のような過剰な安心感を抱くことがなく、不用意に該感知ロッド5に寄り掛かって転落したり作業台の横転を招いたりする危険性が排除される。
また、橋架した各桁側端部感知ロッド5は、天板長手方向に対向する一方の支柱3に基端5a側で枢着すると共に、先端側の掛止部6が他方の支柱4に掛着固定しているから、該感知ロッド5に加わる外力や振動等によって橋架状態から外れる懸念がない。
しかして、作業終了後には、該感知ロッド5の掛止部6を支柱4の頂部から外し、図4(a)の如く収縮させたのち、この収縮状態の感知ロッド5を同図(b)の如く基部5a側を上にした垂下姿勢とし、更に該感知ロッド5を同図(c)の如く水平回動させて支柱3の外側位置へ移動させた上で、該垂下姿勢の感知ロッド5の下端側を同図(d)の如く掛止部6を利用して支柱3に掛着固定する。この掛着固定操作は、橋架状態における支柱4の頂部4aに対する掛着固定と全く同様であり、掛止部6の嵌合枠60を支柱3に嵌合させ、該支柱3側の掛合部とする掛合孔31にフックピン61の先端フック部62aを突入させてロックすればよい。
上記のように収縮状態で垂下姿勢とした感知ロッド5を水平回動させて支柱3の外側位置へ移動させるのは、作業台の各取扱い段階で好都合な位置、特に可搬式の作業台として不使用時に折畳み形態にする際に折畳みに支障をきたさず且つ嵩高にならないようにするためである。すなわち、図5(a)(b)で示す作業台の折畳み形態では、両側の感知ロッド5,5が支柱3の外側に位置することにより、全体の嵩が低くコンパクトな状態になっている。また、収縮状態で垂下姿勢とした感知ロッド5が掛止部6を利用して支柱3に掛着固定されていることにより、作業台の使用形態と折畳み形態との転換操作において、該感知ロッド5が揺れ動いて支障をきたすのを回避できる。なお、このような作業台の折畳み形態では、その運搬が容易であると共に、搬送及び保管時に嵩張らず省スペースになるという利点がある。
しかして、本発明の作業台にあっては、桁側端部感知ロッド5がテレスコープ式に伸縮する構造であるから、支柱3,4間に橋架するのに、収縮状態の該感知ロッド5を引き伸ばして先端側の掛止部6を他方の支柱4の掛合部に掛着するだけのワンタッチ操作で済み、また作業終了後に収納形態に戻す際も、該感知ロッド5は掛止部6を支柱4の掛合部から外して収縮させるだけでよく、操作的に極めて簡単である。
このような桁側端部感知ロッド5としては、上記実施形態では3段伸縮型のものを例示したが、例えば図6(a)に示すように第1ロッド51と第2ロッド52からなる2段伸縮型や、同図(b)に示すように第1〜第4ロッド51〜54からなる4段伸縮型のものも好適に採用できる。ただし、5段以上の多段伸縮型では製作コストが高くつく上に重量も増すことから、2〜4段伸縮が推奨される。
該感知ロッド5が2段伸縮型である場合、その構造が簡単で製作容易であり、且つロッドとしての剛性が向上するという利点がある。また、3段伸縮型の場合は、その伸長状態に対して収縮状態の長さが短く、不使用時の垂下姿勢の上下高さが低くなるから、天板1の長手方向寸法が大きい場合でも両側支柱3,4を過度に高くする必要がなく、余裕をもって支柱3側に折り畳むことができるという利点がある。更に、4段伸縮型の場合は、収縮状態の長さがより短くなり、不使用時の垂下姿勢の上下高さがより低くなるから、より余裕をもって支柱3側に折り畳むことができるという利点がある。
また、天板長手方向に対向する二対の支柱3,4間に各々橋架させる2本の桁側端部感知ロッド5,5の伸縮方向は、特に制約されないが、実施形態のように互いに逆方向に設計すれば、天板1上の作業者にとって該天板1の両側の各桁面に臨んで該感知ロッド5の伸縮方向が同じになり、もって両感知ロッド5,5の橋架及び橋架解除の操作を左右で戸惑わずに行え、それだけ操作能率が向上するという利点がある。
感知ロッド5の掛止部6と支柱4側の掛着部については、例示した以外の様々な掛着構造及びロック機構を採用できる。ただし、実施形態の掛止部6のように、支柱4頂部に対し上方から嵌合する嵌合枠60にばね部材によって該支柱4の掛合部に対する掛合方向に付勢されたロック部材を備えた構成では、ロック部材をばね力に抗して非ロック位置にした状態で嵌合枠60を他方の支柱4頂部に嵌合させるだけで、該支柱4の掛合部に対して確実に掛合固定できるから、操作的に極めて簡単であると共に、該掛止部6及び支柱4側の掛着部共に構造的に簡素になるという利点がある。
なお、作業台の仕様によっては、収縮状態で垂下姿勢とした感知ロッド5を水平回動させなくても、作業台の各取扱い段階や折畳み形態で支障を生じない場合がある。このような場合では、例えば図7(a)(b)に示すように支柱3の頂部3a側面に固着したL字状のブラケット8に水平ピン7を介して該感知ロッド5の基部5aを枢着した構造や、図7(a)(b)に示すように逆に該感知ロッド5の基部5a下面側に固着したL字状のブラケット9を支柱3の頂部3aに水平ピン7を介して枢着した構造を採用できる。これらの感知ロッド5が水平回動しない構造においても、収縮状態で垂下姿勢とした感知ロッド5を掛止部6を利用して支柱3に掛着固定可能とすることが推奨される。なお、図8(a)及び図8(a)で支柱3の頂面に設けている複数個(図示は4個)の孔33は、作業の種類によって必要となる各種の付属設備を取り付けたり、道具類を差し込んで仮置きするのに利用される。
両支脚2,2については、例示したように両方を梯子状とする以外に、一方のみを昇降用の梯子状としてもよい。なお、天板1の四隅に立設される支柱3,4は、天板1の長手方向の両端つまり妻側端部1bにおいて、梯子状の支脚2に臨む昇降口の左右両側に配置するから、昇降時の手掛かりとしても利用できる。その他、本発明の作業台としては、天板1、支脚2、支柱3,4等の細部構造、各部材相互の取付構造等、細部構成については実施形態以外に種々設計変更可能である。
1 天板
1a 桁側端部
2 支脚
3,4 支柱
31,41 掛合孔(掛合部)
5 桁側端部感知ロッド
5a 基部
6 掛止部
60 嵌合枠
61 フックピン(ロック部材)
62 コイルスプリング(ばね部材)

Claims (6)

  1. 天板の長手方向両端に支脚を取り付けた作業台において、
    該天板の四隅部に立設される支柱と、天板長手方向に対向する両支柱間に橋架して天板の桁側端部であることを知らせるための桁側端部感知ロッドとを備え、
    該感知ロッドは、テレスコープ式に複数段に伸縮する構造であり、基端側が前記両支柱の一方の支柱上部に垂直面内回動可能に枢着すると共に、先端側に他方の支柱上部の掛合部に対して離脱可能に掛着する掛止部を備え、
    該感知ロッドが不使用時の収縮状態において枢着した基端側を上にした垂下姿勢に転換し得るように構成され
    桁側端部感知ロッドの基端側を枢着した支柱の下部側に、前記垂下姿勢の該感知ロッドにおける前記掛止部が離脱可能に掛着する掛合部を有してなる作業台。
  2. 桁側端部感知ロッドの基端側が、前記一方の支柱上部に垂直面内及び水平面内回動可能に枢支されてなる請求項に記載の作業台。
  3. 前記の両支脚及び四隅の支柱が天板に対して重なるように折畳み可能である請求項1又は2に記載の作業台。
  4. 桁側端部感知ロッドの前記掛止部と前記他方の支柱上部の掛合部の一方に、該掛止部と掛合部とを掛着状態で固定するロック部材が取り付けられてなる請求項1〜の何れかに記載の作業台。
  5. 桁側端部感知ロッドの前記掛止部は、前記他方の支柱頂部に対して上方から嵌合する嵌合枠をなすと共に、該嵌合枠にばね部材を介して前記他方の支柱の掛合部に対する掛合方向に付勢された前記ロック部材が取り付けられてなる請求項に記載の作業台。
  6. 天板長手方向に対向する二対の支柱間に各々橋架させる2本の桁側端部感知ロッドが、互いに伸縮方向を逆にするように配置してなる請求項1〜の何れかに記載の作業台。
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