JP2006307506A - 足場 - Google Patents

足場

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JP2006307506A
JP2006307506A JP2005130387A JP2005130387A JP2006307506A JP 2006307506 A JP2006307506 A JP 2006307506A JP 2005130387 A JP2005130387 A JP 2005130387A JP 2005130387 A JP2005130387 A JP 2005130387A JP 2006307506 A JP2006307506 A JP 2006307506A
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Masayuki Hatsukawa
雅之 初川
Koji Iwata
光司 岩田
Kazuhisa Kurimoto
一寿 栗本
Hideaki Nishiuchi
英顕 西内
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HATSUKAWA KK
Gifu Industry Co Ltd
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HATSUKAWA KK
Gifu Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】 上短時間に積層組立てすることができるとともに、その組立て状態で、縦穴の内周面に対する鉄骨の組み込み作業を能率よく行うことができる足場を提供する。
【解決手段】 平面円形状の足場ユニット32を上下に積層する際に、隣接する足場ユニット32の床板38と天枠40とを連結するための複数の連結ピン57及び連結孔58よりなる連結構造56を設ける。その連結構造56により連結される位置へ、隣接する足場ユニット32の床板38及び天枠40を案内するための複数のラッパ状の第1案内部材51及びロッド状の第2案内部材53よりなる案内構造50を設ける。
【選択図】 図9

Description

この発明は、例えば道路橋、鉄道橋、建築構造物の基礎等の深礎坑を施工する場合、施工現場の地面に掘削した縦穴内へコンクリートを打設するのに先立って、鉄骨を組み込む際に使用する足場に関するものである。
従来、この種の足場としては、例えば次のような構成のものが知られている。すなわち、この従来構成においては、四角枠状の床板と、その床板の外周部に立設された複数の支柱と、その支柱の上端間に支持された四角枠状の天枠とよりなる複数の足場ユニットが用意されている。そして、この足場ユニットをクレーン等で吊下支持した状態で、施工現場の縦穴内に搬入して上下に積層組立てすることにより、縦穴の深さに相当する所定高さの足場を建造していた。
ところが、この従来の足場においては、前記のように足場ユニットの底板及び天枠が平面長方形等の四角枠状に形成されている。このため、足場ユニットをクレーン等で吊下支持して、施工現場の縦穴内に搬入しながら積層組立てする際に、上下の足場ユニットの床板と天枠とを四隅において所定の連結位置に位置決めしながら組み付けるのが困難で、時間がかかるという問題があった。
また、従来の足場においては、施工現場の縦穴が横断面円形状に形成されているのに対して、足場ユニットの底板及び天枠が四角枠状に形成されているので、足場の組立て状態で、各足場ユニットの床板の外側縁と縦穴の内周面との間に広い空間が生じた。このため、作業者が各足場ユニットの床板上に乗って、縦穴の内周面に鉄骨を組み込む際に、縦穴の内周面まで手を大きく延ばして作業を行う必要があって、その作業が困難で時間がかかるという問題もあった。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、上下の足場ユニットの床板と天枠とを所定の連結位置に容易に位置決めしながら、短時間に積層組立てすることができるとともに、その組立て状態で、縦穴の内周面に対する鉄骨の組み込み作業を能率よく行うことができる足場を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、平面円形状の床板と、その床板の外周部に立設された複数の支柱と、その支柱の上端間に支持された平面円形状の天枠とよりなる足場ユニットと、その足場ユニットを上下に積層する際に、隣接する足場ユニットの床板と天枠とを連結するための連結手段と、その連結手段により連結される位置へ隣接する足場ユニットの床板及び天枠を案内するための案内手段とを備えたことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記連結手段が、床板及び天枠の一方に設けられた連結ピンと、床板及び天枠の他方に設けられ、前記連結ピンに係合可能な連結孔とにより構成されたことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記案内手段が、床板及び天枠の一方に設けられたラッパ状の第1案内部材と、床板及び天枠の他方に設けられ、前記第1案内部材の内周面によって案内されるロッド状の第2案内部材とにより構成されたことを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうちのいずれか一項に記載の発明において、前記足場ユニットの床板の外周には、必要に応じて増設床板を着脱可能に取り付け得るように構成したことを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記足場ユニットの床板と天枠との間における支柱間、または増設床板の外周上面に立設した複数の支持部間に、開閉可能な手摺りを設けたことを特徴とするものである。
(作用)
請求項1に記載の発明においては、足場ユニットの床板及び天枠が平面円形状に形成されているため、足場ユニットを施工現場の縦穴内に搬入しながら積層組立てする際に、従来構成とは異なって、上下の足場ユニットの床板と天枠とを四隅において所定の連結位置に位置決めする必要がない。また、この足場ユニットの積層組立て時には、案内手段の案内作用により、隣接する上下の足場ユニットの床板と天枠とが所定の連結位置に積極的に位置決めされて、それらを連結位置において連結手段により簡単に連結することができる。よって、足場ユニットの積層組立て作業を容易かつ短時間に行うことができる。
さらに、この発明においては、足場ユニットの底板及び天枠が、施工現場の縦穴の横断面と相似形の平面円形状に形成されているため、足場の組立て状態では、各足場ユニットの床板の外周縁と縦穴の内周面との間に、広い空間が生じることなく均一な隙間が形成される。よって、作業者が各足場ユニットの床板上に乗って、縦穴の内周面に鉄骨を組み込む際に、縦穴の内周面まで手を大きく延ばして作業を行う必要がなく、その鉄骨の組み込み作業を安全かつ能率よく行うことができる。
請求項2に記載の発明においては、連結手段の構成が簡単であるとともに、連結ピンと連結孔との係合により、隣接する上下の足場ユニットの床板と天枠とを、着脱可能な状態で容易かつ堅固に連結固定することができる。
請求項3に記載の発明においては、案内手段の構成が簡単であるとともに、ラッパ状の第1案内部材とロッド状の第2案内部材との係合により、隣接する上下の足場ユニットの床板と天枠とを、所定の連結位置に容易かつ正確に位置決めすることができる。
請求項4に記載の発明においては、施工現場の縦穴の内径が大きい場合でも、足場ユニットの床板の外周に増設床板を取り付けることにより、足場ユニットの床板の外周縁と縦穴の内周面との間に、広い空間が生じるのを抑制することができる。よって、作業者が各足場ユニットの床板及び増設床板上に乗って、大径な縦穴の内周面まで手を大きく延ばすことなく、縦穴の内周面に対する鉄骨の組み込み作業を安全かつ能率よく行うことができる。
請求項5に記載の発明においては、作業者が各足場ユニットの床板や増設床板上に乗って、縦穴の内周面に対する鉄骨の組み込み作業を行う際に、作業方向の手摺りのみを開放した状態で、その組み込み作業を一層安全に行うことができる。
以上のように、この発明によれば、上下の足場ユニットの床板と天枠とを所定の連結位置に容易に位置決めしながら、短時間に積層組立てすることができるとともに、その組立て状態で、縦穴の内周面に対する鉄骨の組み込み作業を能率よく行うことができる。
(第1実施形態)
以下に、この発明の第1実施形態を、図1〜図20に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、この実施形態においては、深礎坑用足場31を組立てるための複数の足場ユニット32が装備されている。そして、道路橋、鉄道橋、建築構造物の基礎等の深礎坑を施工する場合には、施工現場の地面に掘削した縦穴33内に、この足場ユニット32を1つずつクレーン等で吊下支持して搬入するとともに、上下に積層組立てすることにより、縦穴33の深さに相当する所定高さの深礎坑用足場31を建造するようになっている。また、縦穴33に近接して施工現場の地上部には渡り足場34を設置し、作業者がこの渡り足場34から深礎坑用足場31の所定高さ位置の足場ユニット32まで降りて、縦穴33の内周面に対する鉄筋35の組み込み作業を行うようになっている。
図1〜図5に示すように、前記足場ユニット32は、平面円形枠状の床板38と、その床板38の外周部の孔に所定間隔おきで立設された複数の支柱39と、その支柱39の上端間に支持された平面円形枠状の天枠40とから構成されている。床板38の上面には金網41が張設され、最下端に配置された足場ユニット32を除いて、それよりも上部に配置された足場ユニット32の金網41の一部には、昇降用の開口42が上下に隣接する足場ユニット32において互い違いに位置をずらした状態で形成されている。各足場ユニット32の開口42には、蓋板43がヒンジ44を介して開閉可能に取り付けられている。開口42に対応するように、各足場ユニット32の床板38と天枠40との間には梯子45が取り付けられている。
図2及び図3に示すように、任意の高さ位置に配置された足場ユニット32の天枠40の外周には、複数の振れ止めジャッキ46が所定間隔おきに取り付けられている。そして、足場ユニット32の積層組立て状態において、これらの振れ止めジャッキ46の外端部が縦穴33の内周面にネジの作用を利用して当接されることにより、足場ユニット32の横振れが規制されて、足場ユニット32が縦穴33の中心位置に保持されるようになっている。
図4及び図6〜図8に示すように、前記各足場ユニット32の床板38の外周には、必要に応じて複数の扇形の増設床板47が着脱可能に取り付けられるようになっている。すなわち、各足場ユニット32の床板38の外周には、複数の取付金具48が所定間隔おきに固定配置されている。増設床板47の下面内周縁には、取付金具48に係合可能な複数の係止金具49が固定されている。そして、施工現場の縦穴33の内径が大きい場合には、図4及び図6に示すように、取付金具48と係止金具49との係合にて、各足場ユニット32の床板38の外周に増設床板47を取り付けることにより、床板38上の作業面積を拡張できるようになっている。ちなみに、縦穴33の内径が小さい場合には、図5に示すように、各足場ユニット32の床板38の外周に増設床板47を取り付けることなく、鉄筋35の組み込み作業を行うようになっている。
図9〜図13に示すように、上下に積層組立てされる隣接した足場ユニット32の床板38と天枠40との間には、案内手段としての案内構造50が設けられている。すなわち、各足場ユニット32の床板38の外周には、複数のラッパ状の第1案内部材51が下向き状態でブラケット52を介して所定間隔おきに取り付けられている。各足場ユニット32の天枠40の外周には、複数のロッド状の第2案内部材53が上向き状態でブラケット54を介して所定間隔おきに取り付けられている。各案内部材51,53と足場ユニット32の一対の支柱39との間には一対のクランプ部材55が着脱可能に取り付けられ、これらのクランプ部材55により、両案内部材51,53が垂直軸線に沿って延びる状態に保持されている。そして、足場ユニット32の積層組立て時に、ロッド状の第2案内部材53がラッパ状の第1案内部材51の内周面に沿って案内されることにより、隣接する上下の足場ユニット32の床板38と天枠40とが所定の連結位置に位置決めされるようになっている。
図9、図10、図14及び図15に示すように、上下に積層組立てされる隣接した足場ユニット32の床板38と天枠40との間には、連結手段としての連結構造56が設けられている。すなわち、各足場ユニット32の天枠40の外周上面には、複数の連結ピン57が所定間隔おきに突設されている。連結ピン57と係脱可能に対応するように、各足場ユニット32の床板38の外周縁には複数の連結孔58が所定間隔おきに形成されている。そして、足場ユニット32の積層組立て時に、隣接する上下の足場ユニット32の床板38と天枠40とが、前記案内構造50によって所定の連結位置に位置決めされた状態で、この連結ピン57と連結孔58との係合により、着脱可能な状態にて連結されるようになっている。
図14及び図15に示すように、前記連結ピン57及び連結孔58に対応して、各足場ユニット32の床板38及び天枠40の外周面には各一対の連結金具59,60が突設され、床板38側の連結金具59には係合孔59aが形成されている。天枠40側の連結金具60には連結レバー61が支軸62を介して回動可能に取り付けられ、その連結レバー61の先端には床板38側の連結金具59の係合孔59aに合致可能な係合孔61aが形成されている。連結レバー61に対応して足場ユニット32の支柱39の外周面には、固定ピン63が鎖64を介して取り付けられている。そして、隣接する上下の足場ユニット32の床板38と天枠40とが、前記連結ピン57と連結孔58との係合により連結された状態で、連結レバー61を図14の鎖線位置から実線位置に回動させて、連結金具59及び連結レバー61の係合孔59a,61aに固定ピン63を挿通係合させることにより、上下の足場ユニット32の床板38と天枠40とが連結状態に固定されるようになっている。
図16及び図17に示すように、前記各足場ユニット32の床板38の外周に複数の増設床板47が取り付けられた場合、それらの増設床板47の外周上面の孔には、複数の支持部としての支持ロッド65が足場ユニット32の支柱39に対応して立設される。また、各支持ロッド65間に位置するように、増設床板47の外周上面には、支持ロッド65よりも短い複数の係止ロッド66が立設される。各支持ロッド65の上端部間には上部手摺り67が支軸68を介して開閉回動可能に取り付けられ、その上部手摺り67の先端には対向する支持ロッド65上の係止金具69に係合可能なフック部67aが設けられている。各支持ロッド65の中間部間には各一対の下部手摺り70が支軸71を介して開閉回動可能に取り付けられ、それらの下部手摺り70の先端には係止ロッド66上の係止金具72に係合可能なフック部70aが設けられている。
そして、通常時にはフック部67a,70aが係止金具69,72に係合されることにより、各上部手摺り67及び下部手摺り70が閉鎖位置に係止保持されるようになっている。また、作業者が床板38及び増設床板47上から鉄筋35の組み込み作業を行う場合には、その作業方向に位置する上部手摺り67及び下部手摺り70のみを、フック部67a,70aと係止金具69,72との係合解除により開放させるようになっている。
これに対して、図18及び図19に示すように、前記各足場ユニット32の床板38の外周に増設床板47が取り付けられない場合には、各支柱39間におい床板38の外周上面に前記と同様の係止ロッド66が立設される。各支柱39の中間部間には前記と同様の上部手摺り67が支軸68を介して開閉回動可能に取り付けられ、フック部67aと支柱39上の係止金具69との係合により、閉鎖位置に係止保持されるようになっている。また、各支柱39の下部間には前記と同様の各一対の下部手摺り70が支軸71を介して開閉回動可能に取り付けられ、フック部70aと係止ロッド66上の係止金具72との係合により、閉鎖位置に係止保持されるようになっている。そして、作業者が床板38上から鉄筋35の組み込み作業を行う場合には、その作業方向に位置する上部手摺り67及び下部手摺り70のみを開放させるようになっている。
次に、前記のように構成された深礎坑用足場31の組立て方法について説明する。
さて、道路橋、鉄道橋、建築構造物の基礎等の深礎坑を施工する際には、施工現場の地面に縦穴33を掘削し、その縦穴33内に足場ユニット32を1つずつクレーン等で吊下支持して搬入する。この場合、図1及び図2に示すように、縦穴33の底部33aと最下部の足場ユニット32との間には複数のジャッキベース75を介装し、これらのジャッキベース75により、足場ユニット32の床板38の水平レベルを調整する。そして、足場ユニット32を上下に積層して組立てる場合には、図9に示すように、上下の足場ユニット32における案内構造50の第1及び第2案内部材51,53を対応させた状態で、上部の足場ユニット32を下部の足場ユニット32上に下降させる。すると、ロッド状の第2案内部材53がラッパ状の第1案内部材51の内周面に沿って案内誘導されて、上下の足場ユニット32の床板38と天枠40とが所定の連結位置に位置決めされる。
このように、上下の足場ユニット32が所定の連結位置に位置決めされると、図10及び図14に示すように、連結構造56の連結ピン57が連結孔58に係合して、上下の足場ユニット32の床板38と天枠40とが着脱可能に連結される。その後、連結レバー61を図14の鎖線位置から実線位置に回動させるとともに、連結金具59及び連結レバー61の係合孔59a,61aに固定ピン63を挿通係合させると、上下の足場ユニット32の床板38と天枠40とが連結状態に固定される。そして、複数の足場ユニット32を順に積層組立てすることにより、図1に示すように、縦穴33の深さに相当する所定高さの深礎坑用足場31を建造する。
このように、足場ユニット32を縦穴33内に搬入しながら積層組立てする場合には、各足場ユニット32の床板38及び天枠40が平面円形状に形成されているため、上下の足場ユニット32の床板38と天枠40とを四隅において所定の連結位置に位置決めする必要がない。また、この足場ユニット32の積層組立て時には、案内構造50の案内作用により、隣接する上下の足場ユニット32の床板38と天枠40とが所定の連結位置に位置決めされるため、それらを連結位置において連結構造56により簡単に連結することができる。従って、足場ユニット32の積層組立て作業を容易かつ短時間に行うことができる。
また、施工現場の縦穴33の内径が大きい場合には、図4及び図6に示すように、取付金具48と係止金具49との係合により、各足場ユニット32の床板38の外周に増設床板47を取り付けて、床板38上の作業面積を外側に拡張する。さらに、図16及び図17に示すように、各増設床板47の外周上面には、複数の支持ロッド65及び係止ロッド66を交互に立設配置する。そして、各支持ロッド65の上端部間には上部手摺り67を開閉回動可能に取り付けるとともに、各支持ロッド65の中間部間には各一対の下部手摺り70を開閉回動可能に取り付ける。
これに対して、施工現場の縦穴33の内径が小さい場合には、図5に示すように、各足場ユニット32の床板38の外周に増設床板47を取り付けることなく、そのままの状態に維持する。この場合には、図18及び図19に示すように、各床板38の外周上面に、複数の係止ロッド66を立設配置する。そして、各足場ユニット32の支柱39の中間部間には上部手摺り67を開閉回動可能に取り付けるとともに、各支柱39の下部間には各一対の下部手摺り70を開閉回動可能に取り付ける。
その後、図1に示すように、縦穴33に近接して施工現場の地上部に渡り足場34を設置する。そして、作業者がこの渡り足場34から深礎坑用足場31の所定高さ位置の足場ユニット32まで降りて、縦穴33の内周面に対する鉄筋35の組み込み作業を行う。この場合、各足場ユニット32の床板38及び天枠40が、施工現場の縦穴33の横断面と相似形の平面円形状に形成されているため、各足場ユニット32の床板38の外周縁と縦穴33の内周面との間に、広い空間が生じることなく均一な隙間が形成される。従って、作業者が各足場ユニット32の床板38上に乗って、縦穴33の内周面に鉄筋35を組み込む際に、縦穴33の内周面まで手を大きく延ばして作業を行う必要がなく、その鉄筋35の組み込み作業を安全かつ能率よく行うことができる。
また、この施工現場の縦穴33の内径が大きい場合には、各足場ユニット32の床板38の外周に増設床板47が取り付けられているため、足場ユニット32の床板38の外周縁と縦穴33の内周面との間に、広い空間が生じることはない。従って、作業者が各足場ユニット32の床板38及び増設床板47上に乗って、大径な縦穴33の内周面まで手を大きく延ばすことなく、縦穴33の内周面に対する鉄筋35の組み込み作業を一層安全かつ能率よく行うことができる。
さらに、縦穴33の内径が大きい場合には増設床板47の外周に、縦穴33の内径が小さい場合には床板38の外周に、複数の上部手摺り67及び下部手摺り70が開閉可能に配設されている。よって、作業者が各足場ユニット32の床板38や増設床板47上に乗って、縦穴33の内周面に対する鉄筋35の組み込み作業を行う際に、作業方向の手摺り67,70のみを開放した状態で、その組み込み作業を一層安全に行うことができる。
(第2実施形態)
次に、この発明の第2実施形態を、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
さて、この第2実施形態においては、図20及び図21に示すように、隣接する上下の足場ユニット32間を連結固定するための連結構造56が前記第1実施形態と相違している。すなわち、各足場ユニット32の天枠40には、締め付けボルト78がブラケット79を介して支軸80を中心に回動可能に支持され、その締め付けボルト78の先端にはナット81が螺合されている。各足場ユニット32の床板38側には、締め付けボルト78に係合可能な一対の係合片82が配設されている。そして、連結構造56の連結ピン57と連結孔58との係合により、上下の足場ユニット32が着脱可能に連結された状態で、締め付けボルト78を図20の鎖線位置から実線位置に回動させて、係合片82に係合させるとともに、ナット81を締め付け方向に回転させる。こりにより、上下の足場ユニット32が連結状態に締め付け固定されるようになっている。
従って、この第2実施形態においても、前記第1実施形態と同様の作用効果を発揮することができる。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記実施形態の案内構造50において、ラッパ状の第1案内部材51を足場ユニット32の天枠40側に設けるとともに、ロッド状の第2案内部材53を足場ユニット32の床板38側に設けること。
・ 前記実施形態の連結構造56において、連結ピン57を足場ユニット32の床板38側に設けるとともに、連結孔58を足場ユニット32の天枠40側に設けること。
・ 前記実施形態において、案内手段としての案内構造50や、連結手段としての連結構造56を任意に変更すること。
・ 前記実施形態において、幅の異なる複数種の増設床板47を用意し、施工現場の縦穴33の内径に応じて、適正な増設床板47を選択して、各足場ユニット32の床板38の外周に取り付けて使用するように構成すること。
第1実施形態の足場の組立て状態を示す断面図。 図1の一部を拡大して示す断面図。 図2の3−3線における断面図。 図2の4−4線における断面図。 図4に対応して小径の穴における足場の組立て状態を示す断面図。 足場ユニットの床板に対する増設床板の取付構成を示す横断面図。 増設床板の取付構成を拡大して示す部分側断面図。 図7の取付構成の部分底面図。 足場ユニットの積層組立て時の案内構造を示す要部分解側面図。 図9の案内構造の結合状態を示す要部側面図。 図10の11−11線における断面図。 図10の12−12線における断面図。 図11の一部を拡大して示す部分断面図。 足場ユニットの連結構造を示す要部縦断面図。 図14の15−15線における部分断面図。 足場ユニットの増設床板に対する手摺りの取付構成を示す断面図。 図16の手摺りの取付構成の要部拡大正面図。 小径の穴における足場の組立て状態において足場ユニットの床板に対する手摺りの取付構成を示す断面図。 図18の手摺りの取付構成の要部拡大正面図。 第2実施形態の足場ユニットの連結構造を示す要部断面図。 図20の21−21線における断面図。
符号の説明
31…深礎坑用足場、32…足場ユニット、33…縦穴、35…鉄筋、38…床板、39…支柱、40…天枠、47…増設床板、48…取付金具、49…係止金具、50…案内手段としての案内構造、51…第1案内部材、53…第2案内部材、56…連結手段としての連結構造、57…連結ピン、58…連結孔、59,60…連結金具、61…連結レバー、63…固定ピン、65…支持部としての支持ロッド、67…上部手摺り、70…下部手摺り、78…締め付けボルト、81…ナット、82…係合片。

Claims (5)

  1. 平面円形状の床板と、その床板の外周部に立設された複数の支柱と、その支柱の上端間に支持された平面円形状の天枠とよりなる足場ユニットと、その足場ユニットを上下に積層する際に、隣接する足場ユニットの床板と天枠とを連結するための連結手段と、その連結手段により連結される位置へ隣接する足場ユニットの床板及び天枠を案内するための案内手段とを備えたことを特徴とする足場。
  2. 前記連結手段が、床板及び天枠の一方に設けられた連結ピンと、床板及び天枠の他方に設けられ、前記連結ピンに係合可能な連結孔とにより構成されたことを特徴とする請求項1に記載の足場。
  3. 前記案内手段が、床板及び天枠の一方に設けられたラッパ状の第1案内部材と、床板及び天枠の他方に設けられ、前記第1案内部材の内周面によって案内されるロッド状の第2案内部材とにより構成されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の足場。
  4. 前記足場ユニットの床板の外周には、必要に応じて増設床板を着脱可能に取り付け得るように構成したことを特徴とする請求項1〜請求項3のうちのいずれか一項に記載の足場。
  5. 前記足場ユニットの床板と天枠との間における支柱間、または増設床板の外周上面に立設した複数の支持部間に、開閉可能な手摺りを設けたことを特徴とする請求項4に記載の足場。
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