JP2011140776A - 作業台における作業位置感知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】天板に対し梯子状脚体を上り下りする際の不測の落下を防止するために天板の四隅部に立設されている手掛かり棒を利用し、この手掛かり棒間に感知バーを架け渡し、作業者がこの感知バーに触った時にそこが天板の桁側端部であることを感知させ、それにより天板からの落下を未然に防止できる作業台Tにおける作業位置感知装置を提供する。
【解決手段】天板1の両端に梯子状の脚体2が設けられ、天板1の四隅部に手掛かり棒5が立設される作業台において、天板桁側方向に対向する手掛かり棒5,5間には、バー7に触った時にそこが天板1の桁側端部であることを感知させるための桁側感知バー7を、また天板妻側方向に対向する手掛かり棒5,5間には、バー8に触った時にそこが天板1の妻側端部であることを感知させるための妻側感知バー8を、夫々各手掛かり棒5の所要高さ位置に固定可能な取付金具9を介して架け渡すようにしてなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物の建築工事現場などにおいて天井の内装仕上げや天井内の配線、配管作業などの比較的高い場所で作業を行う作業台に関し、特に、天板の両端に梯子状の脚体が設けられ、天板の四隅に手掛かり棒が立設される作業台における作業位置感知装置に関する。
作業者が天板の上に乗って上記のような作業を行う場合、作業者は、天板から足を踏み外さないよう足元の作業位置を確認しながら作業をしなくてはいけないと思いつつも、実際の作業では、天板の端部、つまり天板の桁側端部及び妻側端部の確認が難しく、その端部から足の踏み外し現象が発生し易い状況にある。
本発明は、梯子状脚体を上り下りする際の不測の落下を防止するために天板の四隅部に立設されている手掛かり棒を利用し、この手掛かり棒間に感知バーを架け渡し、作業者がこの感知バーに触った時にそこが天板の桁側端部や妻側端部であることを作業者に感知させ、それによって天板上での作業中に天板端部からの不測の落下を未然に防ぐようにした作業台における作業位置感知装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明は、天板1の両端に梯子状の脚体2,2が設けられ、天板1の四隅部に手掛かり棒5が立設される作業台Tにおいて、天板1の四隅部に立設された手掛かり棒5の天板桁側方向に対向する手掛かり棒5,5間には、バー7に触った時にそこが天板1の桁側端部であることを感知させるための桁側感知バー7を、また天板妻側方向に対向する手掛かり棒5,5間には、バー8に触った時にそこが天板1の妻側端部であることを感知させるための妻側感知バー8を、夫々各手掛かり棒5の所要高さ位置に固定可能な取付金具9を介して架け渡すようにしたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、天板1の両端に梯子状の脚体2,2が設けられ、天板1の四隅部に手掛かり棒5が立設される複数の作業台Tの天板妻側端部間に延長天板29(図5)を架け渡してなるものにおいて、天板1の四隅部に立設された手掛かり棒5の天板桁側方向に対向する手掛かり棒5,5間に、バー7に触った時にそこが天板1及び延長天板29の桁側端部であることを感知させるための桁側感知バー7を、また天板妻側方向に対向する手掛かり棒5,5間に、バー8に触った時にそこが天板1の妻側端部であることを感知させるための妻側感知バー8を、夫々各手掛かり棒5の所要高さ位置に固定可能な取付金具9を介して架け渡すようにしたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、天板1の両端に梯子状の脚体2,2が設けられ、天板1の四隅部に手掛かり棒5が立設される複数の作業台Tの天板妻側端部間に延長天板29(図8、図9)を架け渡し且つ天板桁側端部間には複数の延長天板29を並列状に架け渡してなるものにおいて、天板1の四隅部に立設された手掛かり棒5には、天板1及び延長天板29の桁側方向に対向する手掛かり棒5,5間、また天板1の妻側方向に対向する手掛かり棒5,5間に、桁側感知バー7及び妻側感知バー8を夫々各手掛かり棒5の所要高さ位置に固定可能な取付金具9を介して架け渡すようにしたことを特徴とする。
請求項4は、請求項1〜3の何れかに記載の作業台における作業位置感知装置において、前記取付金具9は、図3に示すように、角筒状の手掛かり棒5にスライド自在に外嵌される主ポケット10と、主ポケット10を挟んでその左右両側に連設された桁側感知バー取付用ポケット11,12と、主ポケット10の前後何れか片側に連設された妻側感知バー取付用ポケット13とからなる金具本体14、及び金具本体14を手掛かり棒5の所要高さ位置に固定する固定具15を具備し、桁側感知バー7の端部には金具本体14の桁側感知バー取付用ポケット11,12に差し込まれる差込片16を取り付け、妻側感知バー8の端部には妻側感知バー取付用ポケット13に差し込まれる差込片17を取り付けてなることを特徴とする。
請求項5は、請求項4に記載の作業台における作業位置感知装置において、前記桁側感知バー7の端部には、その差込片16を桁側感知バー取付用ポケット11,12に差し込んだ状態にロックするためのロック手段18を、また前記妻側感知バー8の端部には、その差込片17を妻側感知バー取付用ポケット13に差し込んだ状態にロックするためのロック手段19を設けてなることを特徴とする。
請求項6は、請求項1〜3の何れかに記載の作業台における作業位置感知装置において、前記取付金具9は、図6に示すように、角筒状の手掛かり棒にスライド自在に外嵌支持される主ポケット10と、主ポケット10を挟んでその左右何れか片側に連設された桁側感知バー取付用ポケット12と、主ポケット10の前後何れか片側に連設された妻側感知バー取付用ポケット13とからなる金具本体14を有し、この金具本体14には主ポケット10を挟んで桁側感知バー取付用ポケット12と反対側に、桁側感知バー7の端部を一体的に連結してなることを特徴とする。
請求項7は、請求項6に記載の作業台における作業位置感知装置において、前記妻側感知バー8の端部には、その差込片17を妻側感知バー取付用ポケット13に差し込んだ状態にロックするためのロック手段19を設けてなることを特徴とする。
請求項8は、請求項1〜7の何れかに記載の作業台における作業位置感知装置において、前記桁側感知バー7及び妻側感知バー8を夫々伸縮可能に構成してなることを特徴とする。
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明によれば、作業台Tの四隅部に立設した天板桁側方向に対向する手掛かり棒5,5間に桁側感知バー7を架け渡し、天板妻側方向に対向する手掛かり棒5,5間に妻側感知バー8を架け渡すことによって、天板1上で作業する作業者は、桁側感知バー7に触った時にはその位置が天板1の桁側端部であることを感知し、また妻側感知バー8に触った時にはその位置が天板1の妻側端部であることを感知するから、天板1からの不測の落下を未然に防ぐことができる。
請求項2に係る発明によれば、複数の作業台Tの天板妻側端部間に延長天板29を架け渡してなるものにおいても、天板1の四隅部に立設された手掛かり棒5の天板桁側方向に対向する手掛かり棒5,5間に桁側感知バー7を架け渡し、天板妻側方向に対向する手掛かり棒5,5間に妻側感知バー8を架け渡すことによって、天板1や延長天板29上で作業する作業者は、桁側感知バー7に触った時にはその位置が天板1や延長天板29の桁側端部であることを感知し、また妻側感知バー8に触った時にはその位置が天板1の妻側端部であることを感知するから、天板1からの不測の落下を未然に防ぐことができる。
請求項3に係る発明によれば、複数の作業台Tの天板妻側端部間に延長天板29を架け渡し且つ天板桁側端部間に複数の延長天板29を並列状に架け渡してなるものにおいても、天板1の四隅部に立設された手掛かり棒5には、天板1及び延長天板29の桁側方向に対向する手掛かり棒5,5間、また天板1の妻側方向に対向する手掛かり棒5,5間に、桁側感知バー7及び妻側感知バー8を夫々各手掛かり棒5の所要高さ位置に固定可能な取付金具9を介して架け渡すことによって、天板1や延長天板29上で作業する作業者は、桁側感知バー7に触った時にはその位置が天板1や延長天板29の桁側端部であることを感知し、また妻側感知バー8に触った時にはその位置が天板1の妻側端部であることを感知するから、天板1や延長天板29からの不測の落下を未然に防ぐことができる。
請求項4に係る発明のように、取付金具9は、手掛かり棒5に外嵌される主ポケット10と、主ポケット10を挟んでその両側に連設された桁側感知バー取付用ポケット11,12と、主ポケット10の前後何れか片側に連設された妻側感知バー取付用ポケット13とからなる金具本体14、及び金具本体14を手掛かり棒5の所要高さ位置に固定する固定具15を備え、桁側感知バー7の端部には金具本体14の桁側感知バー取付用ポケット11,12に差し込まれる差込片16を、また妻側感知バー8の端部には妻側感知バー取付用ポケット13に差し込まれる差込片17を取り付けているので、感知バー7,8を手掛かり棒5,5間に架け渡すのに、桁側感知バー7は、差込片16を取付金具9の桁側感知バー取付用ポケット11,12に差し込み、妻側感知バー8は、差込片17を妻側感知バー取付用ポケット13に差し込むだけで、感知バー7,8の架け渡し作業を容易に行うことができる。
請求項5に係る発明のように、桁側感知バー7の端部に設けてあるロック手段18によって、差込片16を取付金具9の桁側感知バー取付用ポケット11,12に差し込んだ状態にロックし、また妻側感知バー8の端部のロック手段19によって、差込片17を妻側感知バー取付用ポケット13に差し込んだ状態にロックしておけば、感知バー7,8が取付金具9から容易に外れることがない。
請求項6に係る発明のように、桁側感知バー7の端部に取付金具9を一体的に連結した構造とすることにより、手掛かり棒5への桁側感知バー7の取付作業が簡単となる。
請求項7に係る発明のように、妻側感知バー8の端部に、差込片17を妻側感知バー取付用ポケット13に差し込んだ状態にロックするためのロック手段19を設けることにより、妻側感知バー8が取付金具9から容易に外れることがない。
請求項8に係る発明のように、桁側感知バー7及び妻側感知バー8を夫々伸縮可能に構成することにより、天板1の四隅部に立設される手掛かり棒5,5間の寸法が多少変わったり、その寸法に狂いがあっても、感知バー7,8の長さを適宜に調整できて、手掛かり棒5,5間に的確に架け渡すことができる。
本発明に係る作業台の全体を示す斜視図である。 図1に示す作業台の要部拡大正面図である。 手掛かり棒に取り付けられる取付金具とこれに取り付けられる桁側感知バー及び妻側感知バーの夫々一端部側を示す斜視図である。 (a) は図2の(a) の矢印Aで示す部分の拡大図、(b) は(a) のB−B線断面図、(c) は(a) のC−C線断面図で、感知バーのみを示し、(d) は(a) に示す取付金具の左側面図、(e) は感知バーの端部が取付金具にロックされている状態の正面図、(e) はロック解除されている状態の側面図、(f) は(e) のD−D線断面図で、感知バーのみを示している。 作業台と作業台との間の天板間に延長天板を架け渡した状態の正面図である。 桁側感知バーと一体的に取り付けられた取付金具の実施形態を示すもので、(a) は正面図、(b) は平面図、(c) は(a) のE−E線断面図である。 感知バーを示す一部省略正面図である。 (a) は本発明に係る他の作業台の全体を示す平面図、(b) は正面図であり、(c) は(a) の矢印Fで示す部分の拡大図である。 (a) は本発明に係る更に他の作業台の全体を示す平面図、(b) はその正面図である。
以下に本発明の作業台における作業位置感知装置の好適な実施形態を図面に基づき説明すると、図1に示す作業台Tにおいて、天板1の左右両端には、夫々梯子状の一対の脚体2,2が、回転金具3によって、天板1の下面に平行に沿うように折り畳んだ閉脚状態と、末広がり状に傾斜して起立した開脚状態との間で開閉可能に設けられ、天板1と各脚体2との間には途中で屈曲自在なステイ4が介装されている。各脚体2は、若干末広がり状に配置された両側一対の脚柱2a,2aと、両脚柱2a,2a間に複数段に横架された踏桟2bとからなり、各の下端には伸縮脚2oが伸縮可能につながれている。
そして天板1の四隅部には脚体2と天板1との昇降口に位置するように手掛かり棒5が設けられ、各手掛かり棒5は、その下端部が、脚体2の外側面側上端部に装着されたブラケット6により着脱自在に取り付けられて、図1及び図2に示すような直立姿勢に立設されるようになっている。また各手掛かり棒5は、図3に仮想線で示すようにアルミ押出形材によって形成される角筒状体からなるもので、その上端部には図4の(a) ,(d) ,(e) に示すようにキャップ5oが取り付けてある。
天板1の四隅部に立設された4本の手掛かり棒5には天板桁側方向(即ち、天板1の長手方向)に対向する手掛かり棒5,5間に、天板1から、例えば60cm〜80cmの高さ位置にバー7に触った時にそこが天板1の桁側端部であることを感知させるための桁側感知バー7が、また天板妻側方向(天板1の幅方向)に対向する手掛かり棒5,5間には、バー8に触った時にそこが天板1の妻側端部であることを感知させるための妻側感知バー8が、夫々各手掛かり棒5の所要高さ位置に固定可能な取付金具9を介して架け渡されている。
桁側感知バー7及び妻側感知バー8は、天板1上で作業している作業者がこれらに触れた時に、その触れた地点が天板1の桁側端部であり、また妻側端部であることを感知させるためのもので、作業者が体重をかけたり、少し強く触ったら潰れるような構造的強度の弱いものであって、手掛かり棒の上端部間に連結される安全手摺りである上横桟とは全く異なるものである。したがって、感知バー7,8は、手摺構成部材のように肉厚部材で形成する必要がないから、安価に製作できる。また、この感知バー7,8の特徴は、各手掛かり棒5の所要高さ位置に固定可能な取付金具9を介して手掛かり棒5,5間に架け渡されるようになっていることである。尤も従来から採用されている強度のある安全手摺部材を安全手摺として使用すると共に、感知バー7,8として使用するようにしてもよい。
取付金具9は、図3及び図4から分かるように、角筒状の手掛かり棒5にスライド自在に外嵌される断面正方形の主ポケット10と、この主ポケット10を挟んでその左右両側に連設された断面長方形の桁側感知バー取付用ポケット11,12と、主ポケットの前部側に連設された断面長方形の妻側感知バー取付用ポケット13とからなる金具本体14、及びこの金具本体14を手掛かり棒5の所要高さ位置に固定するための蝶ボルトからなる固定ボルト15(固定具)を具備している。また、図3に示すように、桁側感知バー7の両端部には金具本体14の各桁側感知バー取付用ポケット11,12に上方より差し込まれる差込片16が取り付けられ、妻側感知バー8の両端部には妻側感知バー取付用ポケット13に上方より差し込まれる差込片17が取り付けられている。
この取付金具9を固定ボルト15(固定具)で手掛かり棒5の所要高さ位置に固定するには、主ポケット10を手掛かり棒5に嵌挿させ、そして金具本体14から手掛かり棒5に設けられている所要のボルト挿通孔(図示省略)にわたって固定ボルト15を挿通し、その挿通端部にナット20を螺合すればよい。
そして、手掛かり棒5には、そのボルト挿通孔15aが、例えば下端部と中間部と上端部との3箇所に設けてあり、固定ボルト15を手掛かり棒5の下端部のボルト挿通孔に挿通すれば、桁側感知バー7を図2の仮想線で示すような低位置で手掛かり棒5,5間に架け渡すことができるから、作業者が天板1上でかがんで作業するような場合に有効であり、また上端部のボルト挿通孔に挿通すれば、図2の実線で示すような高位置に架け渡すことができるから、天板1上で立ったまま作業する場合に有効であり、また中間部のボルト挿通孔に挿通すれば、図示しない中間位置に架け渡すことができるから、中腰で作業するような場合に有効となる。妻側感知バー8についても同様である。
また、図2〜図4に示すように、桁側感知バー7の両端部には、その差込片16を桁側感知バー取付用ポケット11,12に差し込んだ状態にロックするためのロック手段18が設けられ、妻側感知バー8の両端部にも、その差込片17を妻側感知バー取付用ポケット13に差し込んだ状態にロックするためのロック手段19が設けられている。
桁側感知バー用のロック手段18は、図4に示すように、桁側感知バー7の端部に設けてある差込片16の手前側に、前板aと後板bと下板cとからなる略U字状の取付枠21を取り付け、前板aと後板bとにわたって設けた貫通孔dにロックピン22を挿通して、このロックピン22の後端にコ字枠片23を取り付けると共に、取付枠21の前後板a,b間においてロックピン22に設けたストッパーeと後板bとの間にコイルバネ24を介装する一方、取付金具9の金具本体14にはロックピン22と対向する桁側感知バー取付用ポケット11の所定位置にピン孔25を設けたものでものである。
従って、図4の(a) に示すように、取付金具9を手掛かり棒5の所要高さ位置に固定した状態でコ字枠片23を水平にして取付枠21の後板bに嵌合させると、ロックピン22が前方へ押されて取付金具9の金具本体14のピン孔24に突入してロック状態となる。このロック状態を解除する時は、図4の(e) ,(f) に示すように、コ字枠片23を後方へ引いて90°向きを変えた状態で後板bの後側面に当接させればよい。
妻側感知バー用のロック手段19(図3)は、ロックピン22が突入するピン孔25を金具本体14の妻側感知バー取付用ポケット13の所定位置に設けた点がロック手段18と相違するだけで、上記桁側感知バー用ロック手段18と同じ構造である。
上記のように構成される作業位置感知装置の設置にあたっては、先ず、図1に示すように作業台Tにおける天板1の四隅部に起立した4本の手掛かり棒5に夫々取付金具9を所要高さ位置、例えば各手掛かり棒5の上端部に取り付ける。この取付金具9の取付けは、図3及び図4によって説明したように、金具本体14の妻側感知バー取付用ポケット13を内側に向けた状態で主ポケット10を手掛かり棒5に嵌め込み、固定ボルト15(固定具)を締め付ければよい。
こうして各手掛かり棒5の上端部に取付金具9を取付け固定した状態で、天板桁側方向に対向する手掛かり棒5,5間に桁側感知バー7を架け渡し、天板妻側方向に対向する手掛かり棒5,5間に妻側感知バー8を架け渡す。なお、天板1の桁側及び妻側に天板1を囲むように感知バー7,8が取り付けられているため、作業者が脚体2の踏桟2aを登って天板1上に乗り移る際には、妻側感知バー8の下をくぐって天板1上に乗り移るか、一時的に妻側感知バー8を手掛かり棒5から外して天板1上に移った後に、再度該感知バー8を手掛かり棒5に取り付けるようにすればよい。
感知バー7,8の架け渡しにあたっては、図3によって説明したように、桁側感知バー7は、その差込片16を取付金具9の桁側感知バー取付用ポケット11,12に差し込み、妻側感知バー8は、差込片17を妻側感知バー取付用ポケット13に差し込めばよい。そしてこの場合、桁側感知バー7の端部に設けてあるロック手段18によって、差込片16を取付金具9の桁側感知バー取付用ポケット11,12に差し込んだ状態にロックし、また妻側感知バー8の端部のロック手段19によって、差込片17を妻側感知バー取付用ポケット13に差し込んだ状態にロックしておけば、感知バー7,8が取付金具9から容易に外れることがない。
上記のように、作業台Tの四隅部に立設した天板桁側方向に対向する手掛かり棒5,5間に桁側感知バー7を架け渡し、天板妻側方向に対向する手掛かり棒5,5間に妻側感知バー8を架け渡すことによって、天板1上で作業する作業者は、桁側感知バー7に触った時にはその位置が天板1の桁側端部であることを感知することができ、また妻側感知バー8に触った時にはその位置が天板1の妻側端部であることを感知することができるから、天板1の桁側端部及び妻側端部からの不測の落下を未然に防ぐことができる。
桁側感知バー7及び妻側感知バー8は、夫々伸縮可能に構成されている。即ち、図7に示すように、桁側感知バー7は、夫々アルミ押出型材製の角筒状の一対のバー本体7a,7aと、両バー本体7a,7aにわたって嵌挿されるアルミ押出型材製の角筒状の連結バー7oとからなるもので、連結バー7oの一端部は一方のバー本体7aに止め具26で固定され、連結バー7oの他端部には、略くの字状の板バネ27によって他方のバー本体7aの係合孔28aから突出する係合ピン28が内装されていて、係合ピン28の頭を押さえて係合孔の中に没入させると、他方のバー本体7aをスライドさせて伸縮させることができる。この他方のバー本体7aには係合孔28aが一定ピッチで多数設けられている。妻側感知バー8も同じ構成で、夫々角筒状の一対のバー本体8a,8aと、両バー本体8a,8aにわたって嵌挿される連結バー8oとからなる。このように桁側感知バー7及び妻側感知バー8を夫々伸縮可能に構成することにより、天板1の四隅部に立設される手掛かり棒5,5間の寸法が多少変わったり、その寸法に狂いがあっても、感知バー7,8の長さを適宜に調整できて、手掛かり棒5,5間に的確に架け渡すことができる。
図5は作業台Tと作業台Tとの間の天板1,1間に接続用の延長天板29を架け渡した場合を示す。この場合は、両作業台T,T間において延長天板29の桁側方向に対向する手掛かり棒5,5に取り付けてある取付金具9,9の桁側感知バー取付用ポケット11,12(図3参照)に、桁側感知バー7の両端部の差込片16、16を差し込み、ロック手段18,18によって固定すればよい。また、図5には図示を省略しているが、各作業台Tにおいて天板妻側方向に対向する手掛かり棒5,5間には妻側感知バー8を架け渡す。このようにすることによって、天板1や延長天板29上で作業する作業者は、桁側感知バー7に触った時にはその位置が天板1や延長天板29の桁側端部であることを感知し、また妻側感知バー8に触った時にはその位置が天板1の妻側端部であることを感知するから、天板1や延長天板29からの不測の落下を未然に防ぐことができる。この図5では、桁側感知バー7を手掛かり棒5,5の上端部で架け渡しているが、取付金具9を手掛かり棒5の所要高さ位置に固定することにより、桁側感知バー7を任意の高さ位置に架け渡すことができる。
図6は桁側感知バー7と一体的に取り付けられた取付金具9の実施形態を示すもので、(a) は正面図、(b) は平面図、(c) は(a) のE−E線断面図である。この取付金具9は、角筒状の手掛かり棒5にスライド自在に外嵌支持される主ポケット10と、この主ポケット10を挟んでその左右何れか片側に連設された桁側感知バー取付用ポケット12と、主ポケット10の前部側に連設された妻側感知バー取付用ポケット13とからなる金具本体14を有し、この金具本体14には主ポケット10を挟んで桁側感知バー取付用ポケット12と反対側に、桁側感知バー7の端部が両側一対の連結部片30,30を介して一体的に連結されている。各連結部片30は、桁側感知バー7及び金具本体14に対して夫々リベット結合されている。
上記のように桁側感知バー7の端部に取付金具9を一体的に連結した構造とすることにより、桁側感知バー7の端部に設けられる差込片16が不要になると共に、桁側感知バー7の端部の差込片16を桁側感知バー取付用ポケット11,12に差し込んだ状態にロックするためのロック手段18が不要となり、手掛かり棒5への桁側感知バー7の取付作業が簡単となる。
図8の(a) は本発明に係る他の作業位置感知装置を示す平面図、(b) は正面図、(c) は(a) の矢印Fで示す部分の拡大図であって、この作業位置感知装置は、前後の各左右間の作業台Tの天板妻側端部間に延長天板29,29を架け渡し且つ前後の各天板桁側端部間及び前後の延長天板桁側端部間には妻側端部が対接して複数の延長天板29を並列状に架け渡すことにより作業ステージを形成したものにおいて、天板1の四隅部に立設された手掛かり棒5には、作業ステージの外周縁に沿うように、天板1及び延長天板29の桁側方向に対向する手掛かり棒5,5間、及び天板1の妻側方向に対向する手掛かり棒5,5間に、桁側感知バー7及び妻側感知バー8を夫々各手掛かり棒5の所要高さ位置に固定可能な取付金具9を介して架け渡すようにしている。尚、手掛かり棒5への桁側感知バー7及び妻側感知バー8の架け渡し方法については、図3及び図4によって説明した前述の作業位置感知装置の場合と同様である。
図9の(a) は本発明に係る更に他の作業位置感知装置を示す平面図、(b) は正面図である。この作業位置感知装置は、複数の作業台Tの天板妻側端部間に延長天板29を架け渡し且つ天板桁側端部間には複数の延長天板29を並列状に架け渡すことによって、大型の鉄骨製角柱Pを取り囲むように作業ステージを形成したものにおいて、天板1の四隅部に立設された手掛かり棒5には、作業ステージの内周縁及び外周縁に沿うように、天板1及び延長天板29の桁側方向に対向する手掛かり棒5,5間、及び天板1の妻側方向に対向する手掛かり棒5,5間に、桁側感知バー7及び妻側感知バー8を夫々各手掛かり棒5の所要高さ位置に固定可能な取付金具9を介して架け渡すようにしている。
上記のように作業ステージを形成した複数の作業台Tにおいて、天板1及び延長天板29の桁側方向に対向する手掛かり棒5,5間、また天板1の妻側方向に対向する手掛かり棒5,5間に、桁側感知バー7及び妻側感知バー8を夫々各手掛かり棒5の所要高さ位置に固定可能な取付金具9を介して架け渡すことによって、天板1や延長天板29上で作業する作業者は、桁側感知バー7に触った時にはその位置が天板1や延長天板29の桁側端部であることを感知し、また妻側感知バー8に触った時にはその位置が天板1の妻側端部であることを感知するから、天板1や延長天板29からの不測の落下を未然に防ぐことができる。
1 天板
2 脚体
5 手掛かり棒
7 桁側感知バー
8 妻側感知バー
9 取付金具
10 主ポケット
11、12 桁側感知バー取付用ポケット
13 妻側感知バー取付用ポケット
14 金具本体
15 固定具
16,17 差込片
18,19 ロック手段

Claims (8)

  1. 天板の両端に梯子状の脚体が設けられ、天板の四隅部に手掛かり棒が立設される作業台において、天板の四隅部に立設された手掛かり棒の天板桁側方向に対向する手掛かり棒間に、バーに触った時にそこが天板の桁側端部であることを感知させるための桁側感知バーを、また天板妻側方向に対向する手掛かり棒間に、バーに触った時にそこが天板の妻側端部であることを感知させるための妻側感知バーを、夫々各手掛かり棒の所要高さ位置に固定可能な取付金具を介して架け渡すようにした作業台における作業位置感知装置。
  2. 天板の両端に梯子状の脚体が設けられ、天板の四隅部に手掛かり棒が立設される複数の作業台の天板妻側端部間に延長天板を架け渡してなるものにおいて、天板の四隅部に立設された手掛かり棒の天板桁側方向に対向する手掛かり棒間に、バーに触った時にそこが天板の桁側端部であることを感知させるための桁側感知バーを、また天板妻側方向に対向する手掛かり棒間に、バーに触った時にそこが天板の妻側端部であることを感知させるための妻側感知バーを、夫々各手掛かり棒の所要高さ位置に固定可能な取付金具を介して架け渡すようにした作業台における作業位置感知装置。
  3. 天板の両端に梯子状の脚体が設けられ、天板の四隅部に手掛かり棒が立設される複数の作業台の天板妻側端部間に延長天板を架け渡し且つ天板桁側端部間には複数の延長天板を並列状に架け渡してなるものにおいて、天板の四隅部に立設された手掛かり棒には、天板及び延長天板の桁側方向に対向する手掛かり棒間、また天板の妻側方向に対向する手掛かり棒間に、桁側感知バー及び妻側感知バーを夫々各手掛かり棒の所要高さ位置に固定可能な取付金具を介して架け渡すようにした作業台における作業位置感知装置。
  4. 前記取付金具は、角筒状の手掛かり棒にスライド自在に外嵌される主ポケットと、主ポケットを挟んでその左右両側に連設された桁側感知バー取付用ポケットと、主ポケットの前後何れか片側に連設された妻側感知バー取付用ポケットとからなる金具本体、及び金具本体を手掛かり棒の所要高さ位置に固定する固定具を具備し、桁側感知バーの端部には金具本体の桁側感知バー取付用ポケットに差し込まれる差込片を取り付け、妻側感知バーの端部には妻側感知バー取付用ポケットに差し込まれる差込片を取り付けてなる請求項1〜3の何れかに記載の作業台における作業位置感知装置。
  5. 前記桁側感知バーの端部には、その差込片を桁側感知バー取付用ポケットに差し込んだ状態にロックするためのロック手段を、また前記妻側感知バーの端部には、その差込片を妻側感知バー取付用ポケットに差し込んだ状態にロックするためのロック手段を設けてなる請求項4に記載の作業台における作業位置感知装置。
  6. 前記取付金具は、角筒状の手掛かり棒にスライド自在に外嵌支持される主ポケットと、主ポケットを挟んでその左右何れか片側に連設された桁側感知バー取付用ポケットと、主ポケットの前後何れか片側に連設された妻側感知バー取付用ポケットとからなる金具本体を有し、この金具本体には主ポケットを挟んで桁側感知バー取付用ポケットと反対側に、桁側感知バーの端部を一体的に連結してなる請求項1〜3の何れかに記載の作業台における作業位置感知装置。
  7. 前記妻側感知バーの端部には、その差込片を妻側感知バー取付用ポケットに差し込んだ状態にロックするためのロック手段を設けてなる請求項6に記載の作業台における作業位置感知装置。
  8. 前記桁側感知バー及び妻側感知バーを夫々伸縮可能に構成してなる請求項1〜7の何れかに記載の作業台における作業位置感知装置。
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