JP5519320B2 - 手摺付作業台 - Google Patents

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Description

本発明は、手摺付作業台に関するものである。
従来、矩形形状の足場板と、この足場板の対向する短手側辺部の下部に、それぞれ折畳・伸長自在に取付けられた梯子状脚体と、前記足場板の対向する長手側辺部の上部にそれぞれ設けられた手摺とからなる手摺と、を具備する手摺付作業台があり、室内外における各種施工現場などで用いられている。
また、手摺の構造として、手摺を構成する手摺支柱の上端部に、天板の短手側方向に延在する端部用手摺体の一端を回動自在に軸着し、当該端部用手摺体の他端に形成した係止突部を前記手摺支柱の上面に形成した係止孔に係脱自在に嵌入したものがあった(例えば、特許文献1を参照。)。
このように、端部用手摺体を備える構成とすることにより、天板の短手側辺部からの脱落事故を防止することが可能になるとされている。
特開2008−255586号公報
しかしながら、手摺支柱や手摺体を組立てる際には、一端に設けられた枢軸を中心に回動させなければならないため、作業台の周りに広い空間が必要で、なおかつ最後は足場板上に乗らなければ組み立てができないなど、組立作業が面倒であった。しかも、手摺支柱や手摺体は、不要時でも取り外すことができないものであった。
また、端部用手摺体を備えた構成とすれば、確かに安全性は高まるかもしれないが、作業中は端部用手摺体から手を離していることが多い。したがって、端部用手摺体の位置も安全上は大事になる。
上記従来の構造では、手摺支柱は足場板の四隅から略直上方に伸延しているため、端部用手摺体の位置も足場板の短手側辺部の直上方位置となる。そのため、作業中に端部用手摺体に身体が接触したときには、すでに足を足場板から踏み外しているということも考えられる。
本発明は上記問題を解決するために、安全性をより向上させるとともに、手摺の組立作業性を向上させた手摺付作業台を提供することを目的としている。
(1)本発明は、矩形形状の足場板と、この足場板の対向する短手側辺部の下部に、それぞれ折畳・開脚自在に取付けられた梯子状脚体と、前記足場板の対向する長手側辺部の上部にそれぞれ設けられた手摺と、を具備する手摺付作業台において、前記手摺は、前記足場板の長手側辺部を挟んで対向するとともに、前記足場板の対向する長手側辺部に沿って設けられた第1手摺と第2手摺とからなり、前記梯子状脚体の支柱脚に沿って引き出し自在に取付けられた一対の手摺支柱と、この一対の手摺支柱の上端間に架設された手摺体とから構成され、前記手摺体は、スライド自在に嵌装される内装部材と外装部材とを備え、前記内装部材と前記外装部材とを、それぞれ断面視略コ字状に形成するとともに、各手摺体の内部に、当該手摺体の一側端部に一端を枢支連結し、他端を他方の手摺体の他側端部に連結可能とした連結部を設けた端部用手摺体を収納自在とすることで、前記手摺支柱の上下伸長動作に応じて伸縮可能に構成されていることとした。
(2)本発明は、上記(1)において、前記梯子状脚体は、開脚状態では前記足場板に対して略ハ字状の姿勢となり、前記手摺支柱を当該梯子状脚体の支柱脚に沿って引き出したときに上端を前記足場板の長手側辺部の中途部の直上方に位置させることにより、前記端部用手摺体の位置を前記足場板の長手側辺部の中途部の直上方になるようにしたことを特徴とする。
(3)本発明は、上記(1)、(2)において、前記手摺を、前記梯子状脚体に着脱自在に取り付けたことを特徴とする。
本発明によれば、足場板の長手側辺部を挟んで対向するとともに、前記梯子状脚体の支柱脚に沿って引き出し自在に取付けられた一対の手摺支柱と、この一対の手摺支柱の上端間に架設された手摺体とから構成され、前記手摺体は、スライド自在に嵌装される内装部材と外装部材とを備え、前記手摺支柱の上下伸長動作に応じて伸縮可能に構成されているため、手摺支柱を上方へスライドさせるだけで手摺を簡便に組み立てることができ、手摺の組立作業性が著しく向上する。また、梯子状脚体を折り畳んだ状態では、手摺についても梯子状脚体に沿って収納できる。
実施形態に係る手摺付作業台の正面図である。 同手摺付作業台の側面図である。 同手摺付作業台の梯子状脚体を省略した平面図である。 同手摺付作業台の左右の手摺体の各断面図である。 同手摺体の伸長状態を示す説明図である。 同手摺体の収縮状態を示す説明図である。 実施形態に係る手摺付作業台の端部用手摺体の回動動作を示す平面視による説明図である。 同端部用手摺体の手摺体との連結状態を示す説明図である。 同端部用手摺体の連結部の説明図である。 実施形態に係る手摺付作業台における手摺の組立手順を示す説明図である。 同手摺付作業台の使用状態の変形例を示す説明図である。 他の実施形態に係る手摺付作業台を示す正面図である。 同手摺付作業台の要部を正面視で示す説明図である。 同手摺付作業台の要部を側面視で示す説明図である。
以下、本発明に係る手摺付作業台の一実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。先ず、図1〜図3を参照しながら、手摺付作業台の全体構成について説明する。
本実施形態に係る手摺付作業台(以下、「作業台」という場合がある)は、矩形形状の足場板1と、この足場板1の対向する短手側辺部10,10の下部に、それぞれ折畳・開脚自在に取付けられた梯子状脚体2,2とを具備している。
すなわち、足場板1の短手側辺部10が昇降口となるもので、使用者は、梯子状脚体2,2を開脚した状態で梯子状脚体2を上り、地上から足場板1に移動して所望する作業を行うことができる。
足場板1は、図3に示すように、短手側辺部10と長手側辺部11とからなる矩形形状であり、短手側辺部10と長手側辺部11との各長さの比を略1:3としている。また、足場板1の表面には多数の滑り止め孔12がバーリング加工により形成されている。
梯子状脚体2は、図1に示すように、足場板1から下り傾斜となるように開脚するように構成されている。また、梯子状脚体2は、図2に示すように、一対の支柱脚21,21により略ハ字状となるように裾広がりの形状に構成されるとともに、支柱脚21,21間には複数の踏桟22が所定間隔をあけて取付けられている。
梯子状脚体2の折畳みと開脚とは連結金具23を介して行われる。すなわち、梯子状脚体2は、連結金具23を介して足場板1と開脚自在及び折畳自在に連結されている。連結金具23は、足場板1の側面に取付けられた固定板24と、支柱脚21の上端部に固着されている可動板25と、両者を回転自在に連結する枢軸26と、固定板24及び可動板25に形成された連結孔256,259に挿通される連結ピン25c(図13参照)とから構成されている。この連結金具23により、梯子状脚体2は開脚姿勢若しくは折畳姿勢に維持される。
支柱脚21は、下端部分が入れ子構造となっており、図1及び図2に示すように、所定長さLだけ伸長自在に構成されている。また、支柱脚21の下端にはキャスタ輪29が取付けられており(図1)、このキャスタ輪29が接地面GLに接地するように作業台を斜めに持ち上げれば、その状態で所望する場所へ楽に移動することができる。
なお、図中、符号40で示すのは、足場板1の両端側と支柱脚21,21の最上段の踏桟22との間に並設した開き止め金具であり、この開き止め金具40,40により、足場板1を安定した状態で保持することができる。
上述の基本構造を有する本実施形態に係る作業台において、特徴となるのは、足場板1の対向する長手側辺部11,11の上部にそれぞれ設けた手摺3の構成にある。
すなわち、足場板1への昇降時や足場板1上での作業時に手掛かりとなる手摺3は、図1及び図2に示すように、足場板1の長手側辺部11を挟んで対向するとともに、梯子状脚体2の支柱脚21,21に沿って引き出し自在に取付けられた一対の手摺支柱4,4と、この一対の手摺支柱4,4の上端間に架設された手摺体5とから構成されている。
なお、手摺3は、足場板1の対向する長手側辺部11,11に沿って設けられた第1手摺31と第2手摺32とからなるが、同一構成であるため、以下ではその具体的構成を、手摺3の構成として説明する。
手摺支柱4は、不使用状態にあっては、支柱脚21に沿って重合させた状態で収納しておくことができる。すなわち、図1及び図2に示すように、支柱脚21の上部に筒状のガイド体27を取付けており、このガイド体27内に手摺支柱4を挿通している。したがって、不使用時には、支柱脚21に沿って重合させたまま支柱脚21と一緒に折り畳むことができる。一方、使用する際には、このガイド体27の上方へ手摺支柱4を引き出して使用することになる。
ガイド体27は、手摺支柱4を遊嵌する断面コ字状の挿通部を有しており、支柱脚21の上端近傍に連結固定されている。また、挿通部内の支柱脚21寄りには、図示しない当接ピンを挿通部を横断するように取付け、挿通部を形成する正面壁28と当接ピンの周面との間に手摺支柱4を挿通している。なお、正面壁28と当接ピンの周面との間の距離は、手摺支柱4の厚みよりも長く形成しておくことは当然である。
このような構成とすることにより、手摺支柱4のスライド方向が規制される一方、手摺支柱4は支柱脚21の側面から離隔する方向(足場板1の短手方向)へはわずかながら移動可能となる。
また、図示しない周知構造のロック装置がガイド体27に設けられているため、手摺支柱4は収納状態においては抜けたりすることがないようにロックされている。
他方、ロックを解除すれば、図10に示すように、手摺支柱4を上方へスライドさせて足場板1の上方へ突出させることができる。このとき、手摺支柱4のスライド方向は挿通部により規制されているので、手摺支柱4は支柱脚21に沿って移動する。
支柱脚21は、図2に示すように、垂直方向に伸延しているのではなく、対向する支柱脚21とともに略ハ字状の梯子状脚体2を構成するように傾斜している。そのため、支柱脚21に沿って手摺支柱4をガイド体27内でスライドさせていくと、手摺支柱4も足場板1の中央に向かって傾斜しながら上昇することになる。
そして、手摺支柱4を引き出した状態で、手摺支柱4をガイド体27内で当該手摺支柱4の側面が前述した当接ピンの周面に当接するまで傾斜させ、ロック装置を作動させれば、図2に示すように、手摺支柱4を略垂直に起立させることができる。
図4は作業台の左右の手摺体5,5の各断面図、図5は手摺体5の伸長状態を示す説明図、図6は手摺体5の収縮状態を示す説明図である。
図4に示すように、手摺体5は二重構造を有し、それぞれ断面視略コ字に形成された外装部材51と、その内側にスライド自在に配設された内装部材52とから構成されている。すなわち、手摺体5は、スライド自在に嵌装される内装部材52と外装部材51とを備え、手摺支柱4の上下伸長動作に応じて伸縮可能に構成されている(図4、図5及び図10参照)。
図4に示すように、外装部材51の先端部には第1スライド片53が、内装部材52の先端部には第2スライド片54がそれぞれ設けられており、外装部材51と内装部材52との相対的なスライド動作が円滑に行われるようにしている。そして、図5に示すように、手摺体5が最も伸びた状態では、第1スライド片53と第2スライド片54とが当接して抜け止めとしても機能している。
また、手摺体5は、手摺支柱4,4に対して、上下首振り自在に連結されている。すなわち、図6に示すように、手摺体5の端部に第1連結金具50を設けるとともに、手摺支柱4の上端には第2連結金具41を着脱自在に設け、両者を枢支ピン33を介して連結している。また、手摺支柱4の上端には連結ピン34がバネ付勢されて突出自在に配設されており、手摺体5と手摺支柱4との連結状態では、連結ピン34が第2連結金具41の連結孔(図示せず)に嵌入した状態となっている。換言すれば、連結ピン34による第2連結金具41と手摺支柱4との係止を解くことにより、手摺体5を手摺支柱4から取り外すことができる。また、手摺体5の内装部材52の基端側は、図6に示すように、外装部材51と略同サイズのキャップ55で覆われている。
このように、結果的に手摺3が梯子状脚体2に着脱自在に取り付いているために、必要なときにのみ手摺3を使用することができ、不要のときには予め取り外しておくことができる。したがって、手摺3を設けておくときは作業安全性を向上させる一方、手摺3を取り外しておいたときは作業台が無用に重くなることがなく、取り扱いや移動が楽になる。
以下、図7〜図9を参照して、手摺3について、さらに説明を加える。図7は作業台の端部用手摺体6の回動動作を示す平面視による説明図、図8は同端部用手摺体6の手摺体5との連結状態を示す説明図、図9は同端部用手摺体6の連結状態を示す説明図である。
図7に示すように、手摺体5の内部には、当該手摺体5の一側端部5aに一端6aを回動ピン57により枢支連結し、他端6bを他方の手摺体5の他側端部5bに連結可能とした端部用手摺体6を収納している。そして、図示するように、端部用手摺体6を略水平方向に回動させて一側の手摺体5から引き出し、対向する他側の手摺体5に連結可能としている。すなわち、必要に応じて、端部用手摺体6を簡単に組立可能としててる。
端部用手摺体6は、図8に示すように、その回動基端となる一端6aが手摺体5に対して回動ピン57により枢支連結されている。一方、他端6bには連結部7を設けており、この連結部7を介して手摺体5に連結させるようにしている。
この連結部7は、図9に示すように、底板71の左右から立ち上げた側板72,72の一方に切欠部73と係止孔74が設けられた略樋状のフック部70と、このフック部70内に摺動自在に配設されるとともに、コイルばね75によってフック部70の先端側(図9において右側)へ付勢されたロック板76とから構成されている。
すなわち、ロック板76の後端には、フック部70の側板72に形成された切欠部73から突出するレバー77が形成されており、このレバー77とフック部70の底板71から立設したバネ受けピン78との間にコイルばね75が懸架されている。図9(a)中、符号79はロック板76に形成されたバネ受けピン78を挿通する長孔である。
他方、ロック板76の先端には、手摺体5の他側端部5bに突設した固定ピン56と係止可能な半円弧状凹部80が形成されている。
かかる構成により、端部用手摺体6を一側の手摺体5から引き出し、対向する他側の手摺体5に連結する場合、レバー77を引いてロック板76を後方へずらし、その状態で略水平回動させて、手摺体5の他側端部5bに突設した固定ピン56を係止孔74から挿通する。その後、レバー77から手を離すとコイルばね75の作用により固定ピン56側へ付勢され、ロック板76の先端の半円弧状凹部80が固定ピン56に係止されてロックされる。
端部用手摺体6を収納する場合は、レバー77を引いてロック板76を後方へずらし、ロックを解除した状態で端部用手摺体6を略水平回動させて係止孔74を介して固定ピン56から離脱する。そして、端部用手摺体6を手摺体5の内側へ収納する。
図10に作業台の手摺3の組立手順を示す。図10(a)は、手摺支柱4,4を含め、手摺3全体が足場板1よりも下方位置に収納されている状態である。手摺3は、前述したように、足場板の長手側辺部11,11にそれぞれ設けられる第1手摺31と第2手摺32とがあり、かかる状態から、使用者は、図10(b)に示すように、先ず、第1手摺31(あるいは第2手摺32)の一方の手摺支柱4を支柱脚21に沿って上昇させる。このとき、一対の手摺支柱4,4間に架設されている手摺体5も追従し、伸長しながら上昇している手摺支柱4側が斜めに上昇していく。
一方の手摺支柱4をさらに上昇させていき、最大高さまで上昇させてガイド体27にロックする(図10(c))。このとき、手摺体5は最大傾斜角度となり、かつ最大長さとなる。
続いて、使用者は、図10(d)に示すように、他方の手摺支柱4を支柱脚21に沿って上昇させる。このとき、手摺体5は収縮しながら追従して上昇する。
手摺支柱4をさらに上昇させて、最大高さまで上昇させてガイド体27にロックすると、図10(e)に示すように、手摺体5が略水平になる。同様にして、第2手摺32(あるいは第1手摺31)を上昇させる。
その後、図7に示すように、必要に応じて、一方の手摺体5内に収容されている端部用手摺体6を引き出して他方の手摺体5に連結すれば、足場板1の長手側のみならず、短手側である昇降口についても手掛かりが出現することになる。この端部用手摺体6のセット作業は、使用者が足場板1上に上った状態で行うことになる。
このように、足場板1上の作業空間を、手摺体5及び端部用手摺体6で囲うことができるため、作業に夢中になって足場板1から転落したりすることを未然に防止することができる。
しかも、手摺支柱4,4の上端は、足場板1の長手側辺部11,11の中途部の直上方に位置しているため、必然的に、端部用手摺体6,6の位置についても足場板1の長手側辺部11,11の中途部の直上方となっている。
すなわち、梯子状脚体2,2は、開脚状態では足場板1に対して略ハ字状の姿勢となり、手摺支柱4,4を当該梯子状脚体2の支柱脚21に沿って引き出したときにはその上端が足場板1の長手側辺部11,11の中途部の直上方に位置し、端部用手摺体6,6の位置も足場板1の長手側辺部11,11の中途部の直上方となるのである。
したがって、従来のように、端部用手摺体6の位置が足場板1の短手側辺部10,10の直上方位置となっている場合に比べ、作業中に端部用手摺体6に身体が接触したときには、作業者(使用者)の足元には足場板1の端縁に対してまだ余裕があり、足場板1から足を踏み外したりするおそれもない。
このように、本実施形態に係る作業台は、手摺3を着脱自在に設けており、不要な場合は、予め取り外しておき、必要な時には、極めて簡単な組立作業で、足場板1の短手側辺部10,10についても、長手側辺部11,11についても手掛かりができる。
図11に手摺付作業台の使用状態の変形例を示す。図示するように、上述してきた構成の作業台を、直列に複数台(ここでは2台)並べて使用することができる。このとき、隣り合う作業台同士は、別途用意した連結足場板100を用いて連結することができる。さらに、隣り合う作業台の手摺3,3の間の空間には、補助手摺体500を配設して、連結足場板100の上方にも手掛かりを設けることができる。
連結足場板100は、長手側両端部にフック状に形成された所定の連結具110,110が設けられており、作業台の足場板1の端部に連結できるようになっている。また、連結足場板100は足場板1と凡そ同質の材料からなり、連結具110を含め、その強度は複数の作業者が載っても耐えうるようにしている。
また、補助手摺体500は、その長手側両端部に所定の手摺連結具510,510が設けられており、例えば、作業台の支柱脚21の上端に設けられた第2連結金具41と連結可能な構成とすることができる。あるいは、手摺連結具510,510の構成を、作業台の手摺体5の端部と連結可能にしてもよい。
次に、図12〜図14を参照して、他の実施形態に係る作業台について説明する。この実施形態に係る作業台は、手摺支柱4を梯子状脚体2の支柱脚21に沿って収納可能としながら、上方へ引き出したときの端部用手摺体6の位置を、側面視において足場板1の短手側辺部10,10の直上方となる位置にすることができるようにしている。
なお、本実施形態において、同じ構成要素についてはこれまでと同一の符号を用いてその説明は省略する。また、手摺体5や、これに出し入れ自在に内蔵されている端部用手摺体6の構成、その取付構造などは先の実施形態と何ら変わりはない。
先の実施形態では、手摺支柱4は支柱脚21に沿って直線的にのみ昇降するものであったが、ここでは、手摺支柱4を上昇させながら最後近くで外方へ回動させるようにして、足場板1の短手側辺部10,10の端部の直上方位置に端部用手摺体6を位置させることができるようになっている。
すなわち、図示するように、本実施形態における手摺支柱4は、全体が直線的ではなく、その下端部を略へ字状に折曲形成している。符号43は折曲部を示している。
そして、図示するように、この場合のガイド体27を、手摺支柱4を遊嵌し、かつ手摺支柱4を当該ガイド体27の内部で折曲部43を通過させながら回動できるだけの挿通空間270を有する断面コ字状の鞘状に形成している。なお、図中、符号273は、挿通空間270を横断するように支柱脚21寄りに取り付けた当接ピンを示している。手摺支柱4は、この当接ピン273とガイド体27を構成する前壁274との間の空間をスライドすることになる。
さらに、前壁274とともに、ガイド体27を構成する側壁271,271の下端には、位置決め凹部272,272を形成し、手摺支柱4の下端部に突設した係合ピン44と係合可能としている。
また、ガイド体27は、手摺支柱4を起立状態に保持するロック機構280を備えている。このロック機構280は、中央に貫通孔281が形成された膨出部282と、この膨出部282に外嵌される正面視長円状の操作キャップ部283とを備えている。操作キャップ部283には、その内側に貫通孔281に挿通されるとともに、挿通された状態で所定の位置で貫通孔281に係合する係止片(図示せず)が連接されたロックピン284が突設されている。そして、ロックピン284に、係合方向へ付勢するスプリング285を外装させた状態で当該ロックピン284を膨出部282の貫通孔281に挿通させている。
こうして、支柱脚21を上方へ引き上げ、ガイド体27の内部において折曲部43を通過させながら回動させ、さらに、支柱脚21を足場板1の側面から離隔する方向へわずかに引き起こし、摺支柱4の下端部に突設した係合ピン44をガイド体27の位置決め凹部272に係合させる。そして、膨出部282を操作キャップ部283の内側に装入して、操作キャップ部283がスプリング285の押圧力により押し込まれると、ロックピン284が貫通孔281に挿通され、手摺支柱4に形成された嵌合孔45に嵌入して手摺支柱4がロックされる。
一方、操作キャップ部283を引き上げることによりロックピン284を貫通孔281及び嵌合孔45から離脱させることができ、手摺支柱4のロックを解除することができる。
このように、本実施形態では、手摺支柱4を、支柱脚21に沿って収納可能としながら、端部用手摺体6の位置を足場板1の短手側辺部10,10の直上方に位置させて、作業領域を狭めることなく、かつ安全に作業することができる。なお、足の踏み外しなどを未然に防止するために、例えば、足場板1の短手側辺部10,10に沿って、引き起こし自在に縁壁部を取り付ける構成とすることもできる。
上述してきた実施形態より、以下の手摺付作業台が実現される。
(1)矩形形状の足場板1と、この足場板1の対向する短手側辺部10,10の下部に、それぞれ折畳・開脚自在に取付けられた梯子状脚体2と、前記足場板1の対向する長手側辺部11,11の上部にそれぞれ設けられた手摺3と、を具備し、前記手摺3は、前記足場板1の長手側辺部11を挟んで対向するとともに、前記梯子状脚体2の支柱脚21に沿って引き出し自在に取付けられた一対の手摺支柱4,4と、この一対の手摺支柱4,4の上端間に架設された手摺体5とから構成され、前記手摺体5は、スライド自在に嵌装される内装部材52と外装部材51とを備え、前記手摺支柱4の上下伸長動作に応じて伸縮可能に構成されている手摺付作業台。
かかる手摺付作業台によれば、手摺支柱4と手摺体5とから構成される手摺を梯子状脚体2とともに折り畳んで収納することができるとともに、梯子状脚体2を立てた後、手摺支柱4を上方へスライドさせるだけで手摺3を簡便に組み立てることができる。したがって、手摺3の組立作業性が著しく向上する。
(2)上記(1)において、前記手摺3は、前記足場板1の対向する長手側辺部11,11に沿って設けられた第1手摺31と第2手摺32とからなり、各手摺31,32の前記手摺体5,5の内装部材52と外装部材51とを、それぞれ断面視略コ字状に形成するとともに、各手摺体5の内部に、当該手摺体5の一側端部5aに一端6aを枢支連結連し、他端6bを他方の手摺体5の他側端部5bに連結可能とした連結部61を設けた端部用手摺体6を収納した手摺付作業台。
かかる構成とすれば、必要に応じて足場板1の昇降口(短手側辺部10)にも手掛かりとなる端部用手摺体6を極めて簡単に設置することができる。
(3)上記(2)において、前前記梯子状脚体2は、開脚状態では前記足場板1に対して略ハ字状の姿勢となり、前記手摺支柱4を当該梯子状脚体2の支柱脚21に沿って引き出したときに上端を前記足場板1の長手側辺部11の中途部の直上方に位置させることにより、前記端部用手摺体6の位置を前記足場板1の長手側辺部11の中途部の直上方になるようにした手摺付作業台。
かかる構成とすれば、例えば、作業中に端部用手摺体6に身体が接触したときには、作業者の足元には足場板1の端縁に対してまだ余裕があるため、足場板1から足を踏み外したりするおそれがなく、より安全性が向上する。
(4)上記(1)〜(3)のいずれかにおいて、手摺3を梯子状脚体2に着脱自在に取り付けた手摺付作業台。
かかる構成とすれば、手摺3を簡単に着脱できるため、必要なときにのみ手摺3を使用して安全性を向上させることができる一方、不要のときは予め取り外しておくことにより、作業台を無用に重くすることがなく、取り扱いや移動を楽に行えるようになる。
ところで、上述してきた2つの実施形態では、ガイド体27を、支柱脚21に固着した構造として説明したが、例えば、ガイド体27を、支柱脚21に対して所定角度回動自在に取付け、ガイド体27の回動位置によって、手摺支柱4を支柱脚21に沿って斜め方向に上昇させたり、あるいは接地面GLに対して略垂直方向へ上昇させたりすることもできる。
かかる構成とすれば、端部用手摺体6の位置を、足場板1の長手側辺部11の中途部の直上方となる位置と、足場板1の短手側辺部10の直上方になる位置とを選択可能にすることができる。
以上、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。本実施形態では、主要材料をアルミニウムやアルミ合金としているが、適宜材料を変更しても構わない。
1 足場板
2 梯子状脚体
3 手摺
4 摺支柱
5 手摺体
5a 一側端部
5b 他側端部
6 端部用手摺体
6a 一端
6b 他端
7 連結部
10 短手側辺部
11 長手側辺部11
21 支柱脚
27 ガイド体
51 外装部材
52 内装部材
61 連結部

Claims (3)

  1. 矩形形状の足場板と、
    この足場板の対向する短手側辺部の下部に、それぞれ折畳・開脚自在に取付けられた梯子状脚体と、
    前記足場板の対向する長手側辺部の上部にそれぞれ設けられた手摺と、
    を具備する手摺付作業台において、
    前記手摺は、
    前記足場板の長手側辺部を挟んで対向するとともに、前記足場板の対向する長手側辺部に沿って設けられた第1手摺と第2手摺とからなり、前記梯子状脚体の支柱脚に沿って引き出し自在に取付けられた一対の手摺支柱と、この一対の手摺支柱の上端間に架設された手摺体とから構成され、
    前記手摺体は、スライド自在に嵌装される内装部材と外装部材とを備え、前記内装部材と前記外装部材とを、それぞれ断面視略コ字状に形成するとともに、各手摺体の内部に、当該手摺体の一側端部に一端を枢支連結し、他端を他方の手摺体の他側端部に連結可能とした連結部を設けた端部用手摺体を収納自在とすることで、前記手摺支柱の上下伸長動作に応じて伸縮可能に構成されていることを特徴とする手摺付作業台。
  2. 前記梯子状脚体は、開脚状態では前記足場板に対して略ハ字状の姿勢となり、前記手摺支柱を当該梯子状脚体の支柱脚に沿って引き出したときに上端を前記足場板の長手側辺部の中途部の直上方に位置させることにより、前記端部用手摺体の位置を前記足場板の長手側辺部の中途部の直上方になるようにしたことを特徴とする請求項1記載の手摺付作業台。
  3. 前記手摺を、前記梯子状脚体に着脱自在に取り付けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の手摺付作業台。
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