JP3236305U - 作業台および作業台車 - Google Patents

作業台および作業台車 Download PDF

Info

Publication number
JP3236305U
JP3236305U JP2021004674U JP2021004674U JP3236305U JP 3236305 U JP3236305 U JP 3236305U JP 2021004674 U JP2021004674 U JP 2021004674U JP 2021004674 U JP2021004674 U JP 2021004674U JP 3236305 U JP3236305 U JP 3236305U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handrail
workbench
work floor
handrail frame
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021004674U
Other languages
English (en)
Inventor
進 藤倉
秀典 若林
Original Assignee
エヌ・ケー・エンジニアリング株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エヌ・ケー・エンジニアリング株式会社 filed Critical エヌ・ケー・エンジニアリング株式会社
Priority to JP2021004674U priority Critical patent/JP3236305U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3236305U publication Critical patent/JP3236305U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】作業員の安全性を確保しつつも作業台を小型かつ軽量な作業台と、作業員の安全性を確保しつつも小型および軽量な作業台車を提供する。【解決手段】作業台車は、作業台1と、台車と、支柱と、梯子とを備えており、作業台1は、作業床11と、作業床11の上方の前方および左右を取り囲む手摺枠12と、手摺枠12の周方向の両端の上方に架け渡される手摺桟と、手摺枠12の周方向の一端であって手摺桟よりも下方に上下方向および水平方向に回転可能に取り付けられた回転手摺14と、手摺枠12の周方向の他端であって手摺桟よりも下方に設けられて回転手摺14の他端を着脱可能に取り付ける連結金具21とを備えている。【選択図】図5

Description

本考案は、作業台および作業台車に関する。
屋内、屋外を問わず、高所作業を行う際には作業足場が利用されるが、高所作業でも凡そ6m以下の高所にて短時間或いは短期間に行われる作業には、固定的に設置される枠組み足場を用いたのでは足場の設置と撤収に多くの時間と労力がかかるため、台車上に設置された伸縮する支柱の上端に作業台を備えた作業台車が用いられることが多い。
作業台車としては、従来から種々の提案があるが、たとえば、台車と、台車に立設して上下方向に自在に伸縮する支柱と、この支柱の上端に設けられる作業台と、この作業台と台車とを繋いで支柱の伸縮に連れて伸縮する梯子とを備えている(たとえば、特許文献1参照)。
この作業台車にあっては、運搬中は、支柱および梯子を縮めて背丈を小さくすることでコンパクトにでき、設置場所には基台に設けた車輪を利用して簡単に移動できるとともに台車に設置されたアウトリガーを利用して設置場所に固定でき、高所作業時には支柱および梯子を伸ばして作業台を高所の作業箇所の至近に配置できる。
また、作業台車における作業台は、後方側に梯子が連結される作業床と、作業床の前方および左右に設置された手摺枠と、作業床の前方側において手摺枠同士を連結する上下一対の桟とを備えており、作業員の作業台への乗降の為に手摺枠の後方側同士を固定的に連結する桟が設けられておらずに開放されている。
なお、手摺枠の後方側が開放された状態では、作業台上で高所作業を行う作業員の作業台からの落下の危険があるため、作業台は、手摺枠の後方の中央付近に架け渡されるチェーンと、一端が手摺枠の周方向の一端水平方向へ回転可能に取り付けられるとともに他端が手摺枠の周方向の他端に連結可能な可動手摺とを備えている。
このように構成された作業台では、作業員が作業台に乗降した後、チェーンと可動手摺とを手摺枠の後方側に架け渡すことで、作業床の上方の四方を手摺枠、チェーンおよび可動手摺によって取り囲むことができ、作業員の作業台からの落下を防止できる。
実用新案登録第3188140号公報
前述した通り、作業台は、作業床の上方の四方を取り囲むことで作業員の落下を防止できるのであるが、可動手摺を手摺枠の後方に展開させる場合、手摺枠の周方向の一端に沿って格納された可動手摺を作業床側へ水平回転させて、可動手摺の他端を手摺枠の周方向の他端に連結する手順を踏むことになる。
作業員が前記手順を行う場合、可動手摺の水平回転を邪魔しないように作業床の前方に退避する必要があり、作業員の可動手摺の可動範囲から退避するスペースを確保する必要性から作業床の前後方向の長さを短くすることはできない。
よって、従来の作業台では、作業員の安全性を図りつつも作業台の小型化と軽量化を図ることが困難であった。
そこで、本考案の目的は、作業員の安全性を確保しつつも小型および軽量な作業台の提供であり、他の目的は、作業員の安全性を確保しつつも小型および軽量な作業台車の提供である。
上記した目的を達成するために、本考案による作業台は、作業床と、作業床の上方の前方および左右を取り囲む手摺枠と、手摺枠の周方向の両端の上方に架け渡される手摺桟と、手摺枠の周方向の一端であって手摺桟よりも下方に上下方向および水平方向に回転可能に取り付けられた回転手摺と、手摺枠の周方向の他端であって手摺桟よりも下方に設けられて回転手摺の他端を着脱可能に取り付ける連結金具とを備えている。このように構成された作業台によれば、回転手摺が手摺枠に対して上下方向および水平方向へ回転可能に取り付けられており、回転手摺を操作して手摺枠の開口部を閉鎖する際に、回転手摺が作業床上に殆ど張り出すことがないので、作業台に乗っている作業員が回転手摺で開口部を閉鎖する操作を行う際に、作業床の端に身を寄せて回転手摺を回避する必要が無くなる。また、手摺枠の後側には、手摺桟が設けてあり、手摺桟、回転手摺および手摺枠で作業床の四方を取り囲むことができ、作業員の落下を効果的に防止し得る。
さらに、作業台における回転手摺は、テレスコピック機構を備えて伸縮可能となっていてもよい。このように構成された作業台によれば、回転手摺が作業台上の作業員に干渉するのを効果的に防止でき、作業員の回転手摺の操作をより一層容易にできるとともに、テレスコピック機構を備えているので手摺として十分な曲げ剛性を確保できる。
また、作業台は、作業床の前後左右を取り囲む巾木を備え、巾木のうち作業床の後方に配置された巾木は、作業床に対して一端が回転可能に連結されて起伏可能となっていてもよい。このように構成された作業台によれば、巾木の倒伏によって、作業床への作業員の乗降の際に巾木が障害にならなくなる一方で、作業台上で作業員が作業する場合に巾木を起立させることで作業床からの工具等の落下を防止できる。
さらに、作業台における手摺枠は、前方の下端が作業床の前方に上下方向に回転可能に連結されており、作業床と手摺枠との間に設けられて手摺枠が作業床に対して下方に配置される格納姿勢から手摺枠を作業床に対して上方に配置する展開姿勢へ回転する方向へ付勢する付勢部材を備えていてもよい。このように構成された作業台によれば、支柱および梯子を縮めて背丈を小さくしてコンパクトにする際に、作業台における手摺枠を作業床に対して倒伏状態にすることとで、作業台車における背丈を一層低くして、一層コンパクトな態勢にし得ることになる。また、この作業台1にあっては、手摺枠と作業床との間に設けた付勢部材によって手摺枠の起伏動作に要する外力、つまり、作業員が出す力を大きくしなくて済み、手摺枠の重量が大きくなるとしても、作業員は、手摺枠の回転操作を容易になし得る。
さらに、作業台における付勢部材は、作業床の下端から垂下される一対のブラケットと、作業床の中央部を避けてブラケットの下端同士を連結する補強片と、一方のブラケットの一方と手摺枠との間に介装された一方のガススプリングと、他方のブラケットと手摺枠との間に介装された他方のガススプリングとを備えていてもよい。このように構成された作業台によれば、作業台を作業台車における支柱への取り付けに際して補強片が邪魔にならず、無理なく支柱の作業台を設置できる。それゆえ、作業台を台車、支柱および梯子を備えた既存の作業台車にも簡単に設置できる。また、付勢部材が2本のガススプリングとなっているので、各ガススプリングのうち一本が故障して所定の反力の発揮を期待できなくなる場合にも、一本が残っていれば、その一本による反力を利用できることになり、作業台における手摺枠の回転操作における安全性を向上できる。
そして、本実施の形態の作業台車は、台車と、台車から立ち上がり上下方向に伸縮可能な支柱と、支柱の上端に下端の中央が取り付けられる作業台と、台車と作業台とに架け渡されて支柱の伸縮に連れて伸縮する梯子とを備えている。このように構成された作業台車によれば、小型かつ軽量な作業台を用いることで全体としても小型および軽量となる。また、作業台車にあっては、支柱および梯子を縮めて背丈を小さくしてコンパクトにできるので、格納時や搬送時のスペースを小さくでき、使い勝手を良くして利便性を向上できる。
以上より、本考案の作業台によれば、作業員の安全性を確保しつつも作業台を小型かつ軽量なものとすることができる。また、本考案の作業台車によれば、小型かつ軽量な作業台を用いることで全体としても小型および軽量となる。
本実施の形態における作業台および作業台車を示す概略正面図である。 本実施の形態における作業台および作業台車を示す概略側面図である。 本実施の形態における作業台車の背丈を低くした状態を示す概略側面図である。 本実施の形態における作業台車の台車の概略平面図である。 本実施の形態における作業台の概略拡大側面図である。 本実施の形態における作業台を一部断面にして示す概略拡大平面図である。 本実施の形態における作業台の後端における一部拡大図である。 本実施の形態における作業台の概略正面図である。
以下に、図示した実施形態に基づいて本考案を説明する。本考案による作業台1は、図1に示すように、作業台車に利用されており、作業台車Bは、作業台1と、台車2と、支柱3と、梯子4(図1,図2および図3参照)とを備えている。なお、本書では、図6中で右側を作業台1および作業台車Bの前方とし、図6中で左側を作業台1および作業台車Bの後方とし、図6中で上方を作業台1および作業台車Bの左方とし、図6中で下方を作業台1および作業台車Bの右方としている。作業台1および作業台車Bの前後左右は、図6以外の他の図面においても同様である。
本考案による作業台車Bは、多くの構成部材をアルミ合金などの金属製としており、したがって、以下の説明において、要する場合を除き、構成部材の素材についての説明を省略する。
また、各図は、本考案による作業台1或いは作業台車Bの概略を示すが、各図における煩雑化を避けるために、各図において構成部材の一部の図示を省略することがある。
作業台1は、図1、図5および図6に示すように、作業台車Bにおける支柱3の上端に取り付けられており、支柱3の上端に取り付けらえる作業床11と、作業床11の上方の前方および左右に取り囲む手摺枠12と、手摺枠12の周方向の両端の上方に架け渡される手摺桟13と、手摺枠12の周方向の一端であって手摺桟13よりも下方に上下方向および水平方向に回転可能に取り付けられた回転手摺14と、手摺枠12の周方向の他端であって手摺桟13よりも下方に設けられて回転手摺14の他端を着脱可能に取り付ける連結金具としてのスナッチロック21とを備えている。
作業床11は、図示するところでは、矩形に組まれたパイプ材で構成されたフレーム11aと、当該フレーム11aに取り付けられた床板11bとを備えており、ブラケット24(図1参照)の利用で支柱3の上端に水平に設けられている。
また、作業床11が作業員の立ち入りを許容し、また、工具などの物が置かれることから、床板11bの上面は、摩擦を大きくする粗面となっていて、作業員の靴底および物の滑りを抑制している。また、床板11bの前側の左右には切欠11b1が設けられている。
手摺枠12は、図5および図6に示すように、作業床11の上方の前方(図5中で右方)と、左右(図6中で上下)を取り囲んで、作業員の作業床11からの落下を防止する柵として機能する。
手摺枠12は、図6に示すように、平面視で作業床11の三方を囲むコ字状とされており、平面視で内法が作業床11の外径寸法より若干大きく、また、図8に示すように、前方の下端に設けられたブラケット124を介して作業床11の前方にヒンジ結合されている。よって、手摺枠12は、作業床11に干渉せずしてヒンジ結合点を中心にして作業床11に対して上下方向に回転可能となっている。
手摺枠12は、具体的には、作業床11の左右を挟んで対向する一対の柵体12a,12bと、柵体12a,12bの前方の上端同士を連結する上桟12cと、柵体12a,12bの前方の上方同士、中間部同士および下方同士を互いに平行して連結する上桟12c、中桟12dおよび下桟12eと、柵体12a,12bの後方の上端同士を連結する手摺桟13と、一端が一方の柵体12aの後方であって手摺桟13よりも下方に対して上下方向および水平方向に回転可能に取り付けられる回転手摺14と、他方の柵体12bの後方であって手摺桟13よりも下方に設けられて回転手摺14の他端を着脱可能に連結する連結金具としてのスナッチロック21とを備えている。
柵体12a,12bは、それぞれ、矩形の枠121と、枠121の前後の各辺の中央に架け渡された梁122と、梁122の中央と枠121の下辺の中央に架け渡された補強柱123とを備えている。
また、柵体12a,12bの前側の辺の上方同士が上桟12cによって互いに連結されており、柵体12a,12bの前側の辺の中間部同士が中桟12dによって互いに連結されており、さらに、柵体12a,12bの前側の辺の下端同士が下桟12eによって互いに連結されている。
さらに、柵体12a,12bの上側の辺の後端同士が手摺桟13によって互いに連結されている。手摺桟13は、手摺枠12の柵体12a,12bに対して固定的に設けられており、後述する手摺枠12の作業床11に対する回転に際して作業床11に干渉しない位置に設けられている。
手摺枠12は、後端側において、固定的に設けられた手摺桟13と作業床11との間に開口部を形成しており、作業員は、当該開口部を利用して作業台1に乗降することができる。
柵体12aの梁122の後端には、図5および図6に示したように、梁122のもうけたブラケット122aを介して回転手摺14が設けられている。回転手摺14は、一端が梁122に対して上下方向および水平方向へ回転可能に取り付けられた外筒14aと、外筒14a内にスライド自在に挿入されて外筒14aに出入り可能なロッド14bと、ロッド14bの先端に取り付けられたプレート14cと、プレート14cに取り付けられたU字状の受金具14dとを備えている。
なお、外筒14aには軸方向に沿って長孔14a1が設けられており、長孔14a1内には、ロッド14bの設けられたピン14b1が挿入されている。よって、ロッド14bは、長孔14a1内でピン14b1の移動範囲で外筒14aに対して軸方向に相対移動可能であり、ピン14b1によって外筒14aからの脱落が防止されている。このように回転手摺14は、外筒14aとロッド14bとでなるテレスコピック機構を備えており、外筒14aに対してロッド14bが相対移動することで軸方向に伸縮できる。なお、回転手摺14は、外筒14a内にロッド14bが摺動自在に挿入されたテレスコピック機構を備えているので、伸長時においても手摺として十分な曲げ剛性が確保されており、曲げモーメントが作用しても外筒14aに対してロッド14bが過度にぐらつくことが無い。
梁122の後端の上方から柵体12aの後側の辺には、L字状のブラケット122aが取り付けられており、ブラケット122aに対して円筒状のカラー19がカラー19の軸線に直交する軸を中心として水平方向へ回転可能に取り付けられている。また、外筒14aの一端には、カラー19の両端に対向するU字状の金具14eが取り付けられており、金具14eを貫きカラー19内に挿入されるピン14fによって外筒14aがカラー19に連結されている。
回転手摺14は、ピン14fを中心として上下方向に回転可能とされ、カラー19は、梁122に対して水平方向へ回転可能に取り付けられている。よって、回転手摺14は、金具14e、ピン14fおよびカラー19によって、手摺枠12に対して上下方向および水平方向へ回転可能となっている。
また、梁122の前側と、柵体12bの後側の辺の中央部には、受金具14dを保持可能なスナッチロック20,21が取り付けられている。回転手摺14を縮められた状態で梁122に対して平行に配置すると、受金具14dをスナッチロック20の受部に挿入してスナッチロック20に保持させて回転手摺14を柵体12aに固定できる。また、スナッチロック20を操作してロックを解除し、回転手摺14を少し手摺枠12の内側へ水平回転させてから図5中の矢印で示すように上方へ回転させると、回転手摺14は、柵体12aに邪魔されずに上方へ回転する。
その状態から、カラー19を中心として回転手摺14を水平方向へ回転させた後、回転手摺14を作業床11と平行となるように下方へ倒してから伸長させると、受金具14dをスナッチロック21の受部に挿入してスナッチロック21に保持させて回転手摺14を柵体12a,12b間に架け渡した状態で固定できる。このように回転手摺14を柵体12a,12b間に架け渡した状態にすると、手摺枠12の後方側の手摺桟13より下方の開口部を回転手摺14によって閉鎖できる。他方、回転手摺14を柵体12aの梁122に固定した状態では、手摺枠12の後方側の開口部が開放される。
よって、作業員が作業台1へ乗降する場合には、回転手摺14を一方の柵体12aにおける梁122に保持させておき、作業員が作業台1に乗り込んだ後は、回転手摺14で開口部を閉鎖して作業員の落下を防止する。
そして、回転手摺14が一方の柵体12aに対して上下方向および水平方向へ回転可能となっているので、回転手摺14を梁122に平行配置されて手摺枠12の開口部を開放する位置から柵体12a,12b間に架け渡されて開口部を閉鎖する位置まで姿勢を変化する際に、作業床11上に殆ど張り出すことがない。それゆえ、作業台1に乗っている作業員が回転手摺14で開口部を閉鎖する操作を行う際に、作業床11の端に身を寄せて回転手摺14を回避する必要が無くなる。また、回転手摺14が伸縮可能となっているので、回転手摺14を上下方向および水平方向へ回転させる操作を行う際に、回転手摺14を短くしておけるので、回転手摺14が作業台1上の作業員や手摺枠12に干渉するのを効果的に防止でき、作業員の回転手摺14の操作をより一層容易にできる。なお、連結金具は、スナッチロック21以外にも回転手摺14の保持と開放とを可能とする金具の利用が可能であり、スナッチロック20についても同様である。
つづいて、手摺枠12は、図8に示すように、柵体12a,12bの前方の辺の下端同士を連結する下桟12eを回転自在に把持して、作業床11のフレーム11aの前方に取り付けられるブラケット124を介して作業床11に取り付けられている。よって、手摺枠12は、開口部が回転手摺14によって閉鎖されていない状態において、下桟12eをヒンジ結合点として、下桟12e中心にして作業床11に対して図5にしたように上下方向に回転できる。なお、作業床11の左右に対向して配置される柵体12a,12bは、上桟12c、中桟12dおよび下桟12eによって連結されているので、手摺枠12を回転させる際に、同期して作業床11に対して下桟12eを中心にして回転する。なお、詳しくは図示しないが、下桟12eは、ブラケット124に対して軸方向への移動が規制されており、手摺枠12の作業床11に対する左右方向への移動が規制されている。よって、手摺枠12は、作業床11に干渉することなく回転できる。
そして、図5に示したように、手摺枠12は、作業床11の上方に配置された展開姿勢時には作業床11の上方を囲って作業員の作業床11からの落下を防止し、図3に示したように、展開位置から90度後方側へ倒れ込むように回転して作業床11の下方に配置されると格納姿勢を採る。作業員は、手摺枠12を回転操作することによって、手摺枠12を展開姿勢と格納姿勢とに切り換え可能となっている。
また、手摺枠12が作業床11の上方に配置されて柵体12a,12bの下辺が作業床11と平行となる展開姿勢を採った状態で手摺枠12の回転を規制して展開姿勢を維持するため、作業台1は、ロック装置8を備えている。ロック装置8は、図7に示すように、手摺枠12における柵体12aの下辺の後方側に垂下された孔開きプレート81と、手摺枠12が展開姿勢を採った状態で孔開きプレーと81の孔に挿入可能であって作業床11に水平方向へスライド可能に取り付けられたロックピン82とを備えている。ロックピン82は、作業床11のフレーム11aの後端に水平方向へスライド可能であって、先端がフレーム11aの右端から水平方向右側に突出するロックポジションとフレーム11a側に引き込まれフレーム11aの右端から突出しない収納ポジションとに手動操作で切換できる。
ロック装置8は、手摺枠12が展開姿勢を採る状態では、孔開きプレート81の孔にロックピン82を差し込むことで手摺枠12を作業床11に対して展開姿勢で固定でき、孔開きプレート81の孔からロックピン82を引き抜くことで手摺枠12の展開姿勢を解除して作業床11に対する回転を可能とする。また、手摺枠12の柵体12aの前側の辺の中央近傍にも孔開きプレート83が設置されており、手摺枠12が格納姿勢を採る状態ととなると孔開きプレート83がロックピン82の差し込みが可能な位置に配置され、ロックピン82の孔開きプレート83への差し込みによって手摺枠12を格納姿勢で固定できる。手摺枠12の格納姿勢の解除は、孔開きプレート83の孔からロックピン82を引き抜くことで可能となり、手摺枠12の作業床11に対する回転が許容される。
なお、手摺枠12における柵体12a,12bの構成および柵体12a,12b同士を連結する構造は、要求される強度が確保されていれば、作業床11に配置された状態において、作業床11の前方および左右を取り囲むことが可能であって、作業員の作業床11からの落下を防止できる限りにおいて任意に変更することができる。よって、たとえば、柵体12a,12bの梁122や補強柱123の設置の有無および設置数の変更、上桟12c、中桟12dおよび下桟12eの設置位置の変更や一部の省略或いは中桟の設置数の増加といった種々の設計変更が可能である。また、手摺枠12を作業床11に対してヒンジ結合する構造は、前述した構造に限定されないが、下桟12eをヒンジ結合のための軸として利用する本実施の形態の作業台1では、別途にヒンジ結合のための軸となる部品を使用する場合に比較して部品点数の削減と作業台1の軽量化を図ることができる点で有利となる。
さらに、作業台1は、作業床11の前後左右を囲む巾木を備えている。巾木は、手摺枠12に固定的に設置される3つの固定巾木15,16,17と、作業床11に起伏可能に取り付けられた可動巾木18とを備えている。
作業床11の周辺部を巾木で囲むことで、作業員の足が作業床11から外に飛び出すことを阻止し、作業床11に置かれた工具などの物の作業床11からの落下を阻止している。
作業床11に対して前方に配置される固定巾木15は、手摺枠12の柵体12a,12bの前方側の辺の下端に架け渡されて設置され、作業床11に対して右方に配置される固定巾木16は、手摺枠12の柵体12aの前後の辺の下端に架け渡されて設置され、作業床11に対して左方に配置される固定巾木17は、手摺枠12の柵体12bの前後の辺の下端に架け渡されて設置されている。なお、固定巾木15,16,17は、手摺枠12における開口部を除いて手摺枠12の内法に沿って設置されており、手摺枠12を展開姿勢にすると、作業床11との間に大きな隙間が生じさせずに作業床11の前方および左右を取り囲む。
固定巾木15,16,17が作業床11の後端を除く外側端部に近隣するように設けられることで、たとえば、作業床11に置かれた工具が移動するとしても、固定巾木15,16,17に当接した時点でそれ以上の移動が阻止され、その工具の作業床11からの落下を阻止できる。
一方、手摺枠12は、前記したように、後側に作業員の作業台1への乗降を可能とする開口部を形成しており、柵体12a,12bの後側の辺に固定巾木を設けると作業員の乗降の妨げとなるとともに、展開姿勢から格納姿勢への回転の妨げになることから、固定巾木に相当する巾木を備えることができない。そこで、作業床11の後側からの工具等の落下を防止するために、本実施の形態の作業台1では、作業床11に後側に可動巾木18を設けている。
可動巾木18は、図示するところでは、作業床11の後端部にヒンジ結合されて作業床11に対して起伏自在に設けられるもので、起立したときに手摺枠12の前方の下端部に設けられる固定巾木15に対向する。また、可動巾木18は、手動操作で起立させられると、ヒンジ結合点における摩擦力で起立状態を維持し、また、手動操作によって倒伏させられると作業床11に伏して対面する倒伏状態を維持する。
可動巾木18が起立した状態となると、可動巾木18は、固定巾木15,16,17とともに作業床11の前後左右全ての周囲を取り囲み、作業床11に置かれた工具が作業床11から落下するのを防止する。
また、本実施の形態の作業台1では、作業床11と手摺枠12との間に設けられて、手摺枠12が作業床11に対して下方に配置される格納姿勢から、手摺枠12を作業床11に対して上方に配置する展開姿勢へ回転する方向へ付勢する付勢部材Sを備えている。
付勢部材Sは、図1および図5に示すように、作業床11の下端から垂下される一対のブラケット161,162と、作業床11の中央部を避けてブラケット161,162の下端同士を連結するコ字状の補強片163と、一方のブラケット161と手摺枠12との間に介装された一方のガススプリング164と、他方のブラケット162と手摺枠12との間に介装された他方のガススプリング165とを備えて構成されている。
ブラケット161,162は、作業床11のフレーム11aの左右の辺から垂下されており、補強片163は、平面視で作業床11の中央部を避けてブラケット161,162同士に連結可能なようにコ字状とされている。
補強片163が作業床11の中央部を避けた形状となっているので、作業床11の中央部の下端を作業台車Bにおける支柱3の上端に取り付けて作業台1を作業台車Bに適用する際に、補強片163が支柱3に干渉することがない。よって、補強片163が作業床11の中央部を避けてブラケット161,162同士を連結するので、作業台1と既存の作業台車Bの支柱3に無理なく取り付けできるとともに、手摺枠12を支持するブラケット161,162を補強できる。
また、ガススプリング164,165は、詳細には図示しないが、ガスが封入されるシリンダ(符示せず)と、シリンダ内に移動自在に挿入されるピストンと、シリンダ内に挿入されてピストンに連結されるロッド(符示せず)とを備えており、シリンダ内のガス圧によって常時シリンダからロッドが突出する方向(伸長方向)の付勢力を発揮している。
このように構成されたガススプリング164は、一端がブラケット161に対して上下方向に回転自在に連結され、他端が床板11bの前側の右側に設けた切欠11b1を通して手摺枠12における柵体12a,12bとに架け渡した固定巾木15に対して上下方向に回転可能に連結されている。また、ガススプリング165は、一端がブラケット162に対して上下方向に回転自在に連結され、他端が床板11bの前側の左側に設けた切欠11b1を通して手摺枠12における柵体12a,12bとに架け渡した固定巾木15に対して上下方向に回転自在に連結されている。よって、ガススプリング164,165は、一端がブラケット161,162を介して上下方向に回転可能に作業床11に連結され、他端が手摺枠12に上下方向に回転可能に連結されている。
そして、ガススプリング164,165は、手摺枠12が作業床11に対して手摺枠12が展開姿勢と格納姿勢の何れの姿勢を採っても圧縮された状態であり、手摺枠12が格納姿勢なる状態では最圧縮された状態となる。よって、ガススプリング164,165は、常時、展開姿勢を採る方向へ手摺枠12を回転させるように付勢する。なお、ガススプリング164、165が発生する付勢力では、手摺枠12を押し上げて回転させて手摺枠12を格納姿勢から展開姿勢へ切り換えることはできないが、作業者が手摺枠12を格納姿勢から展開姿勢へ押し上げる際の作業者の負担を軽減する。
逆に、作業者が手摺枠12を下方へ回転させて展開姿勢から格納姿勢へ切り換える際には、ガススプリング164,165が付勢力を発揮して手摺枠12を下支えする格好となるので、手摺枠12が高速で展開姿勢から格納姿勢に切り換わるのを防止できる。
ちなみに、シリンダが手摺枠12に連結される場合、シリンダが作業床11の切欠11b1を通して作業床11の上方に露出するが、作業員の足元などがシリンダに接触する事態になるとしても、作業員の足元などにロッドが接触することによる油汚れ招来させないで済むと共に、ロッドの外表面が傷付くなどしてガススプリング164,165が作動不良を起こすのを未然に防げる点で有利になる。ただし、ガススプリング164,165のロッドを手摺枠12に連結することも可能であり、この場合も手摺枠12の格納姿勢から展開姿勢への切り換え作業における作業員の負担を軽減できる。
また、図示するところにあって、ガススプリング164,165は、左右で一対となる二本使用とされて、各ガススプリング164,165の負担反力を小さくする共に、仮に一本が故障して所定の反力の発揮を期待できなくなる場合にも、一本が残っていれば、その一本による反力を利用できることになり、全くガススプリングの反力を期待できなくなる一本使用の場合に比較して、有利になるとしている。
また、付勢部材は、手摺枠12の展開姿勢側への回転を助成する付勢力を発揮できればよいので、ガススプリング164,165以外にもコイルスプリング等の弾性体であってもよい。
台車2は、パイプ材或いは形材を矩形に組んで形成したフレームで構成される基台2aと、基台2aの前後左右の四箇所の下方にそれぞれ設けられた4つの車輪2bと、基台2aの前後左右の側部に水平方向へ回転可能に取り付けられた4つのアウトリガー2cとを備えている。
基台2aは、図2中で左右方向となる軸線方向を図1中で左右方向となる直交方向に比較して長くする、つまり、軸線方向を長くする長方形とされている(図4参照)。
なお、本考案では、基台2aは、任意に構成されてよく、基台2aの平面視形状が上記の長方形以外の形状とされることを妨げるものではなく、たとえば、四隅部に丸みを帯びさせた矩形とされたり、長円形や円形とされたり、さらには、楕円形とされたりしても良い。
また、基台2aは、いたずらに重量を大きくしない限りにおいて、フレームのみで構成されることに代えて、たとえば、フレームの上方に板材を取り付けた構造とされてもよい。
そして、台車2が基台2aの下方に車輪2bを備えているので、作業員は、作業台車Bを押して路面上を走行させて作業台車Bを設置箇所までスムーズに移動させ得る。また、作業員が望む設置箇所まで作業台車Bを移動させた後、基台2aの四隅のアウトリガー2cを図4に示すように展開した状態に固定しつつ、アウトリガー2cにおける脚を路面に設置させることで、作業台車Bは、設置箇所にて静止状態に維持される。
支柱3は、台車2における基台2aに立設して上下方向に伸縮自在とされるもので、その限りには、任意に構成されて良いが、図示するところでは、縦方向に長尺となる軸線を横切る横方向の断面において、寸法が大小する角パイプ3a,3b,3c(図1および図2参照)を上下方向にテレスコピック型に連結してなる。つまり、支柱3は、角パイプ3aと、角パイプ3a内に上下方向移動可能に挿入された角パイプ3bと、角パイプ3b内に上下方向移動可能に挿入された角パイプ3cとを備えており、上下方向に伸縮可能となっている。
また、支柱3を基台2aに立設するのについては、任意の構成が採用されて良いが、図示するところでは、基台2aの上端に取り付けたベースプレート3d(図2,図3および図4参照)に同じく取り付けたブラケット3e(図1,図2および図3参照)の利用で立設されている。
なお、支柱3は、図示するところでは、ベースプレート3dおよびブラケット3eを利用して基台2aに立設されるが、これに代えて、ベースプレート3dやブラケット3eを利用せずして基台2aに一体に立設されるとしても良く、また、支柱3は、角パイプ3a,3b,3cからなることに代えて、丸パイプからなるとしても良い。
そして、支柱3は、図示するところでは、最も太い角パイプ3aが下段とされて最も細い角パイプ3cが上段とされる正立に設けられるが、これに代えて、最も太い角パイプが上段とされて最も細い角パイプが下段とされる倒立に設けられても良く、さらに、支柱3は、図示するところでは、一本とされるが、これに代えて、複数本とされても良い。
戻って、本考案にあって、支柱3は、作業員による手動操作で上下方向に伸縮する設定とされており、下段の角パイプ3aに設けた手動ウィンチ31(図2参照)を作業員が操作することで、支柱3の上下方向への伸縮が実現される。
ちなみに、支柱3にあっては、手動ウィンチ31の作動で、下段の角パイプ3aに対して中段の角パイプ3bが昇降し、中段の角パイプ3bに対して上段の角パイプ3cが昇降するように設定されている。
さらに、梯子4は、図1,図2および図3に示すように、基台2aと作業台1の作業床11との間に架け渡されており、支柱3の伸縮に連れて伸縮し、伸長時に長くなって作業員の昇降を可能にし、収縮時に背丈を低くして搬送時や格納時の障害にならないようにしている。
そして、梯子4は、図示するところでは、前記した支柱3における下段の角パイプ3aに相応する下段梯子4aと、同じく支柱3における中段の角パイプ3bに相応する中段梯子4bと、同じく支柱3における上段の角パイプ3cに相応する上段梯子4cとを備えてなる。
ちなみに、梯子4は、凡そ梯子として機能する限りには、また、梯子4が特異な形状に形成されることで、作業台車としての機能を変更するものでない限りにおいて、任意の構造に形成されて良く、また、梯子4にあっては、収縮時はともかく、伸長時の態勢を恒久的に維持できるように、図示しないが、ストッパ機構を備えるとするのが良い。
そして、この梯子4にあっては、詳しい図示を省略するが、図2に示すように、下段梯子4aの下端部が枠体などを利用して基台2aに連結されると共に、下段梯子4aの上端部が枠体などを利用して下段の角パイプ3aに連結され、中段梯子4bの上端部が枠体などを利用して中段の角パイプ3bに連結され、上段梯子4cの上端部が作業台1の作業床11に連結されるとして、作業員が昇降し易い傾斜状態を具現化するとしている。
そして、作業台1は、前述した通り、作業床11の下端に設けられたブラケット24を介して支柱3の上端に取り付けられる。このように構成された作業台車Bは、図3に示すように、支柱3を縮めて手摺枠12を格納位置に固定すると、背丈を小さくしてコンパクトになる。また、コンパクトになった状態から、手摺枠12を格納姿勢から展開姿勢に切り換えて、支柱3を伸長させると、図1および図2に示したように、作業台1を高所の作業箇所に接近させ得る。作業者は、支柱3の伸長作業が済んだ後、梯子4を利用して手摺枠12の開口部から作業床11上に乗り込める。作業台1に乗り込んだ作業員は、回転手摺14を操作して手摺枠12の開口部を閉鎖するとともに、可動巾木18を起立させる。すると、作業台1における作業床11の前後左右が手摺枠12、手摺桟13および回転手摺14と巾木15,16,17,18によって取り囲まれるので、作業員は、作業台1上で安全に高所作業を行うことができる。
以上、本実施の形態の作業台1は、作業床11と、作業床11の上方の前方および左右を取り囲む手摺枠12と、手摺枠12の周方向の両端の上方に架け渡される手摺桟13と、手摺枠12の周方向の一端であって手摺桟13よりも下方に上下方向および水平方向に回転可能に取り付けられた回転手摺14と、手摺枠12の周方向の他端であって手摺桟13よりも下方に設けられて回転手摺14の他端を着脱可能に取り付けるスナッチロック(連結金具)21とを備えている。
このように構成された作業台1によれば、回転手摺14が手摺枠12に対して上下方向および水平方向へ回転可能に取り付けられており、回転手摺14を操作して手摺枠12の開口部を閉鎖する際に、回転手摺14が作業床11上に殆ど張り出すことがないので、作業台1に乗っている作業員が回転手摺14で開口部を閉鎖する操作を行う際に、作業床11の端に身を寄せて回転手摺14を回避する必要が無くなる。よって、本実施の形態の作業台1によれば、作業床11を小型にしても回転手摺14で手摺枠12の開口部を閉鎖できるので、作業員の安全性を確保しつつも、作業台1を小型化および軽量化できる。
また、手摺枠12の後側には、手摺桟13が設けてあり、手摺桟13、回転手摺14および手摺枠12で作業床11の四方を取り囲むことができ、作業員の落下を効果的に防止し得る。
さらに、本実施の形態の作業台1における回転手摺14は、テレスコピック機構を備えて伸縮可能となっているので、回転手摺14が作業台1上の作業員に干渉するのを効果的に防止でき、作業員の回転手摺14の操作をより一層容易にできるとともに、テレスコピック機構を備えているので手摺として十分な曲げ剛性を確保できる。
また、本実施の形態の作業台1は、作業床11の前後左右を取り囲む巾木15,16,17,18を備え、巾木15,16,17,18のうち作業床11の後方に配置された巾木18は、作業床11に対して一端が回転可能に連結されて起伏可能な可動巾木18となっている。このように構成された作業台1によれば、可動巾木18の倒伏によって、作業床11への作業員の乗降の際に可動巾木18が障害にならなくなる一方で、作業台1上で作業員が作業する場合に可動巾木18を起立させることで作業床11からの工具等の落下を防止できる。
そして、本実施の形態の作業台1における手摺枠12は、前方の下端が作業床11の前方に上下方向に回転可能に連結されており、作業床11と手摺枠12との間に設けられて手摺枠12が作業床11に対して下方に配置される格納姿勢から手摺枠12を作業床11に対して上方に配置する展開姿勢へ回転する方向へ付勢するガススプリング(付勢部材)164,165を備えている。このように構成された作業台1によれば、支柱3および梯子4を縮めて背丈を小さくしてコンパクトにする際に、作業台1における手摺枠12を作業床11に対して倒伏状態にすることとで、作業台車Bにおける背丈を一層低くして、一層コンパクトな態勢にし得ることになる。また、この作業台1にあっては、手摺枠12と作業床11との間に設けたガススプリング(付勢部材)164,165によって手摺枠12の起伏動作に要する外力、つまり、作業員が出す力を大きくしなくて済み、手摺枠12の重量が大きくなるとしても、作業員は、手摺枠12の回転操作を容易になし得る。
また、本実施の形態における作業台1における付勢部材は、作業床11の下端から垂下される一対のブラケット161,162と、作業床11の中央部を避けてブラケット161,162の下端同士を連結する補強片163と、一方のブラケット161,162の一方と手摺枠12との間に介装された一方のガススプリング164と、他方のブラケット162と手摺枠12との間に介装された他方のガススプリング165とを備えている。このように構成された作業台1によれば、作業台1を作業台車Bにおける支柱3への取り付けに際して補強片163が邪魔にならず、無理なく支柱3の作業台1を設置できる。それゆえ、作業台1を台車2、支柱3および梯子4を備えた既存の作業台車Bにも簡単に設置できる。また、付勢部材が2本のガススプリング164,165となっているので、各ガススプリング164,165のうち一本が故障して所定の反力の発揮を期待できなくなる場合にも、一本が残っていれば、その一本による反力を利用できることになり、作業台1における手摺枠12の回転操作における安全性を向上できる。
そして、本実施の形態の作業台車Bは、台車2と、台車2から立ち上がり上下方向に伸縮可能な支柱3と、支柱3の上端に下端の中央が取り付けられる作業台1と、台車2と作業台1とに架け渡されて支柱3の伸縮に連れて伸縮する梯子4とを備えている。このように構成された作業台車Bによれば、小型かつ軽量な作業台1を用いることで全体としても小型および軽量となる。また、作業台車Bにあっては、支柱3および梯子4を縮めて背丈を小さくしてコンパクトにできるので、格納時や搬送時のスペースを小さくでき、使い勝手を良くして利便性を向上できる。
また、作業台1の手摺枠12が作業床11に対して上下方向に回転可能とされる場合には、手摺枠12を格納姿勢にすることとで、支柱3および梯子4を縮めた際に、作業台車Bにおける背丈をより一層低くして、一層コンパクトな態勢にし得る。
以上、本発明の好ましい実施の形態を詳細に説明したが、特許請求の範囲から逸脱しない限り、改造、変形、および変更が可能である。
1・・・作業台、2・・・台車、3・・・支柱、4・・・梯子、11・・・作業床、12・・・手摺枠、13・・・手摺桟、14・・・回転手摺、21・・・スナッチロック(連結金具)、15,16,17,18・・・巾木、161,162・・・ブラケット、163・・・補強片、164,165・・・ガススプリング(付勢部材)、B・・・作業台車、S・・・付勢部材

Claims (6)

  1. 作業床と、
    前記作業床の上方の前方および左右を取り囲む手摺枠と、
    前記手摺枠の周方向の両端の上方に架け渡される手摺桟と、
    前記手摺枠の周方向の一端であって前記手摺桟よりも下方に上下方向および水平方向に回転可能に取り付けられた回転手摺と、
    前記手摺枠の周方向の他端であって前記手摺桟よりも下方に設けられて前記回転手摺の他端を着脱可能に取り付ける連結金具とを備えた
    ことを特徴とする作業台。
  2. 前記回転手摺は、テレスコピック機構を備えて伸縮可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載の作業台。
  3. 前記作業床の前後左右を取り囲む巾木を備え、
    前記巾木のうち前記作業床の後方に配置された巾木は、前記作業床に対して一端が回転可能に連結されて起伏可能である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の作業台。
  4. 前記手摺枠は、前方の下端が前記作業床の前方に上下方向に回転可能に連結されており、
    前記作業床と前記手摺枠との間に設けられて、前記手摺枠が前記作業床に対して下方に配置される格納姿勢から、前記手摺枠を前記作業床に対して上方に配置する展開姿勢へ回転する方向へ付勢する付勢部材を備えた
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の作業台。
  5. 前記付勢部材は、
    前記作業床の下端から垂下される一対のブラケットと、
    前記作業床の中央部を避けて前記ブラケットの下端同士を連結する補強片と、
    前記ブラケットの一方と前記手摺枠との間に介装された一方のガススプリングと、
    前記ブラケットの他方と前記手摺枠との間に介装された他方のガススプリングとを有する
    ことを特徴とする請求項4に記載の作業台。
  6. 台車と、
    前記台車から立ち上がり上下方向に伸縮可能な支柱と、
    前記支柱の上端に下端の中央が取り付けられる請求項1から5のいずれか一項に記載の作業台と、
    前記台車と前記作業台とに架け渡されて前記支柱の伸縮に連れて伸縮する梯子とを備えた
    ことを特徴とする作業台車。
JP2021004674U 2021-12-07 2021-12-07 作業台および作業台車 Active JP3236305U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021004674U JP3236305U (ja) 2021-12-07 2021-12-07 作業台および作業台車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021004674U JP3236305U (ja) 2021-12-07 2021-12-07 作業台および作業台車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3236305U true JP3236305U (ja) 2022-02-10

Family

ID=80159140

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021004674U Active JP3236305U (ja) 2021-12-07 2021-12-07 作業台および作業台車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3236305U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008527222A (ja) 建築物の建築に使用される装置
JP2003321174A (ja) エレベータ乗り籠の作業用柵
JP3125537U (ja) 可搬式作業台
JP3236305U (ja) 作業台および作業台車
JP6378550B2 (ja) 足場装置
JP2008214983A (ja) 昇降式移動足場
JP5268995B2 (ja) エレベータ機器の点検作業台
JP3180629U (ja) 脚立式作業台
KR102328146B1 (ko) 사다리 장치
JP5895255B2 (ja) 高所作業用足場構造体
JP6255199B2 (ja) 脚立式作業台
JP2000017829A (ja) 移動式作業足場
JPH11107519A (ja) 作業用足場台
JP6254847B2 (ja) 脚立式作業台
JP5519320B2 (ja) 手摺付作業台
JP3188140U (ja) 作業用台車
JP5689280B2 (ja) 作業台
KR102312869B1 (ko) 사다리 장치
JP6462267B2 (ja) 脚立式作業台
JP2019203250A (ja) 作業台
JP5778943B2 (ja) 高所作業車
KR102447971B1 (ko) 롤링 타워
JP6497835B2 (ja) 作業足場台
KR200452778Y1 (ko) 작업용 발판
JP3896291B2 (ja) 手摺付作業台

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3236305

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150