JP3812427B2 - 橋梁点検用吊り足場 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、橋梁点検用吊り足場に関するもので、更に詳細には、橋梁の高欄の任意の位置に取り付けられて橋梁側部ないし側部近傍の桁下部の点検確認ないし簡単な保守を可能にする橋梁点検用吊り足場に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の橋梁点検用足場として、特開平9−41323号公報に記載の点検用足場が知られている。この特開平9−41323号公報に記載の点検用足場は、上下に長くかつ下端部に足場板を有する足場本体と、足場本体の上部に、前方に突出するように設けられたアームと、アームの前端部に、着脱自在に取り付けられて高架道路、橋等の上にのるカウンタウェイトとを備えている。また、足場本体に昇降用梯子が設けられ、足場板の前部構成部材が、足場本体よりも前方に突出されると共に、前部構成部材を後方に折畳めるように形成されている。また、アームの前後の中間部に、高架道路、橋等の上面に当接する支持部材が設けられている。
【0003】
このように構成される従来の点検用足場は、高架道路、橋等の上からクレーン等を利用して吊り下げられ、アームが高架道路、橋等の上に来て支持部材の下端部がその上面に当接させられた状態で、高架道路、橋等の側縁部に取り付けられる。この状態で、作業者が、高架道路、橋上から足場枠に設けられた昇降用具を利用して足場板上に下り立ち、その前部を前方に広げることにより、作業準備が整う。そして、足場板上において、高架道路、橋等における側面および下面の補修、点検作業を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の点検用足場は、高架道路、橋等の上からクレーン等を利用して吊り下げられる構造であるため、点検作業が大掛かりとなるという問題があった。また、従来の点検用足場は、足場本体に昇降用梯子が設けられ、また、架道路、橋等の上にのるカウンタウェイトを備える構造であるため、構造が複雑かつ大型となり、不使用時の保管や現場への運搬等の取扱いが面倒であるという問題があった。
【0005】
この発明は、上記事情に鑑みなされたもので、構造を簡単にし、かつ小型にして、現場への運搬や保管を容易にし、また、高欄への取付及び取り外しを容易に行えるようにした橋梁点検用吊り足場を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この発明の橋梁点検用吊り足場は、固定手段と、上記固定手段と分離可能であって、固定手段によって高欄に取り付けられると共に、橋梁の側方に吊持される梯子体と、 上記梯子体の下端部から橋梁側と橋梁の反対側に向けて水平に延在する足場板と、これら足場板の上方を包囲すべく上記梯子体の支柱から外方へ突出する手摺とを具備する作業足場本体とを具備し、 上記作業足場本体のうちの少なくとも上記橋梁側の作業足場本体を、上記梯子体に対して折畳み可能に形成し、 上記作業足場本体が位置する部位における上記梯子体の横桟を、上記支柱に係脱可能に形成してなることを特徴とする(請求項1)。この場合、上記梯子体に対する橋梁側と橋梁の反対側の両方の作業足場本体を、それぞれ梯子体に対して折畳み可能に形成する方が好ましい(請求項2)。
【0007】
この発明において、少なくとも上記作業足場本体が位置する部位における梯子体の横桟は、一端を一方の支柱に回動可能に枢着し、他端を他方の支柱に対して係脱可能に係合するように形成する方が好ましい(請求項3)。
【0008】
また、上記作業足場本体は、基端が梯子体の支柱に対して回動可能に枢着される橋梁側と橋梁の反対側の両方の足場板と、これら足場板の先端側と上記支柱にそれぞれ枢着される折畳み可能な連接部材と、略コ字状に形成され、その両端部がそれぞれ上記支柱に回動可能に枢着される1又は複数の手摺部材と、を具備する方が好ましい(請求項4)。この場合、上記足場板の先端部と手摺部材の先端部とを、それぞれヒンジピンを介して枢着される補助連接部材にて連結する方が好ましい(請求項5)。
【0009】
また、この発明において、上記固定手段は、梯子体の横桟を吊持する上端が開口する係止溝を有する一対の保持部材と、上記保持部材の係止溝内に上記梯子体の横桟が係止された状態において、横桟の上方への移動を阻止するラッチと、を具備する方が好ましい(請求項6)。
【0010】
また、上記固定手段は、梯子体を吊持する保持部材を高欄の上方に略水平に保持する複数の支持脚を具備すると共に、これら支持脚の下端に、それぞれ橋梁の路面及び高欄の取付基礎面に対して調節可能な高さ調整機構を具備する方が好ましい(請求項7)。
【0011】
また、上記固定手段は、梯子体を吊持する保持部材から高欄の笠木の両側に垂下される取付ねじと、両取付ねじに係合する係合溝を有する固定板と、上記取付ねじに螺合され、上記固定板を上記取付ねじに係合した状態で固定板を上記笠木の下面に押圧すると共に、固定板と上記保持部材との間に上記笠木を挟持する固定ナットとを具備する方が好ましい(請求項8)。
【0012】
加えて、上記固定手段は、高欄の取付基礎面に跨設されるねじ棒と、このねじ棒の先端に設けられ、梯子体の支柱を把持する把持体と、上記ねじ棒に固定され、上記取付基礎面の外側角部に係合する固定係合部材と、上記ねじ棒に螺合され、上記取付基礎面の内側角部に係合する可動係合部材とを更に具備する方が好ましい(請求項9)。この場合、上記固定係合部材及び可動係合部材を、それぞれ取付基礎面と隣接する側面とに係合するアングル状部材にて形成すると共に、各係合部材における上記取付基礎面との係合面に合成ゴム製のシートを貼着する方が好ましい(請求項10)。
【0013】
請求項1,2,3記載の発明によれば、固定手段と、固定手段と分離可能であって、固定手段によって梯子体を高欄に取り付けて橋梁の側方に吊持し、梯子体の下端部に設けられる作業足場本体を、梯子体から展開して、橋梁側部の保守・点検作業を行うことができる。この際、作業足場本体が位置する部位における梯子体の横桟が、支柱に係脱可能に形成されるので、作業者は梯子体の外側及び内側の作業足場本体への移動を容易に行うことができる。また、固定手段と梯子体は互いに分離可能のため、設置に際して、固定手段のみを確実に固定し、その後、設置作業を行えるので、設置が容易となり、保管に際しても運搬が容易になる。
【0014】
請求項2記載の発明によれば、梯子体に対する橋梁側と橋梁の反対側の両方の作業足場本体を、それぞれ梯子体に対して折畳み可能に形成することにより、吊り足場をコンパクトに折り畳んで、保管することができると共に、現場への運搬を容易にすることができる。
【0015】
請求項4記載の発明によれば、作業足場本体が、基端が梯子体の支柱に対して回動可能に枢着される足場板と、この足場板の先端側と支柱にそれぞれ枢着される折畳み可能な連接部材と、略コ字状に形成され、その両端部がそれぞれ支柱に枢着される1又は複数の手摺部材とを具備することにより、連接部材によって足場板の展開状態が保持されるので、作業足場本体を強固にすることができると共に、作業者の安全性の確保が図れる。この場合、足場板の先端部と手摺部材の先端部とを、それぞれヒンジピンを介して枢着される補助連接部材にて連結することにより、更に、作業足場本体を強固にすることができると共に、作業者の安全性の確保が図れる(請求項5)。
【0016】
請求項6記載の発明によれば、固定手段が、梯子体の横桟を吊持する上端が開口する係止溝を有する一対の保持部材と、保持部材の係止溝内に梯子体の横桟が係止された状態において、横桟の上方への移動を阻止するラッチと、を具備することにより、梯子体の任意の横桟を、固定手段の保持部材の係止溝内に上方から係止させ、その状態でラッチにより上方への移動を阻止させた状態で吊り足場を吊持することができる。また、ラッチの係合を解除した後、梯子体の横桟を保持部材の係止溝から取り外して吊り足場を引き上げることができる。また、足場の位置の上下調整も保持部材に係止する横桟を上下の横桟に変更することにより、吊り足場の吊り下げ長さを、横桟の間隔に合わせて容易に調節することができると共に、吊り足場の着脱を容易にすることができる。
【0017】
請求項7記載の発明によれば、固定手段は、梯子体を吊持する保持部材を高欄の上方に略水平に保持する複数の支持脚を具備すると共に、これら支持脚の下端に、それぞれ橋梁の路面及び高欄の取付基礎面に対して調節可能な高さ調整機構を具備することにより、大きさや種類の異なる橋梁の高欄に対応して固定手段を高欄に取り付けることができる。したがって、大きさや種類の異なる橋梁に対応して吊り足場を吊持することができ、多くの種類の橋梁の保守・点検作業を可能にすることができる。
【0018】
請求項8記載の発明によれば、固定手段は、梯子体を吊持する保持部材から高欄の笠木の両側に垂下される取付ねじと、両取付ねじに係合する係合溝を有する固定板と、取付ねじに螺合され、固定板を取付ねじに係合した状態で固定板を笠木の下面に押圧すると共に、固定板と保持部材との間に笠木を挟持する固定ナットとを具備することにより、固定手段を簡単かつ強固に高欄に固定することができる。したがって、吊り足場を橋梁の側部に簡単かつ強固に吊持することができる。
【0019】
請求項9記載の発明によれば、固定手段は、高欄の取付基礎面に跨設されるねじ棒と、このねじ棒の先端に設けられ、梯子体の支柱を把持する把持体と、ねじ棒に挿通され、取付基礎面の外側角部に係合する固定係合部材と、ねじ棒に挿通され、取付基礎面の内側角部に係合する可動係合部材とを更に具備することにより、異なる寸法の高欄の取付基礎面に対応させてねじ棒を固定することができると共に、ねじ棒の先端に設けられた把持体によって梯子体の支柱を把持することができる。したがって、吊り足場の横方向の揺れを抑制することができると共に、吊り足場の吊持を更に強固にすることができる。この場合、固定係合部材及び可動係合部材を、それぞれ取付基礎面と隣接する側面とに係合するアングル状部材にて形成すると共に、各係合部材における取付基礎面との係合面に合成ゴム製のシートを貼着することにより、高欄の取付基礎面の表面に多少の凹凸が存在してもねじ棒を確実に固定することができるので、更に吊り足場の吊持を強固かつ安全にすることができる(請求項10)。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の橋梁点検用吊り足場の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0021】
図1は、この発明の橋梁点検用吊り足場の一例の使用状態を示す斜視図、図2は、この発明の橋梁点検用吊り足場の取付状態を示す側面図である。
【0022】
上記橋梁点検用吊り足場1(以下に吊り足場1という)は、橋梁2の側縁部に起立して設けられた取付基礎面4に立設された高欄3に固定手段30によって取り付けられると共に、橋梁2の側方に吊持される梯子体10と、この梯子体10の下端部から橋梁側と橋梁の反対側に向けて水平に延在する足場板21,21と、これらの足場板21の上方を包囲すべく梯子体10の支柱11から外方へ突出し安全柵を形成する手摺22とを具備する2つの作業足場本体20A,20Bとで主要部が構成されている。また、梯子体10の両側すなわち橋梁側(内側)と反対側(外側)に設けられる作業足場本体20A,20Bは、梯子体10に対して折畳み可能に形成されている。
【0023】
上記梯子体10は、図3に示すように、一対の支柱11と、両支柱11間に適宜間隔をおいて架設される複数(図面においては9本)の横桟12a〜12iとで構成されている。また、作業足場本体20A,20Bが位置する部位における2本の横桟12a,12bは、支柱11に係脱可能に形成されている。この場合、横桟12a,12bは、一端が一方の支柱11にヒンジピン13をもって回動可能に枢着され、他端部に設けられたフック部14が他方の支柱11に突設された係止ピン15に係脱可能に構成されている(図3参照)。なお、上記支柱11は、チャンネル状のアルミニウム製押出形材にて形成されている。また、横桟12は、断面中空楕円状のアルミニウム製押出形材にて形成されており、支柱11の内側側壁片11aに穿設された縦長楕円形状の取付孔11b内に貫挿され、図示しないリベットにて支柱11に固定されている(図12参照)。
【0024】
上記作業足場本体20A,20Bは、図1、図2、図5及び図6に示すように、基端が梯子体10の支柱11に対して回動可能に枢着される足場板21と、この足場板21の先端側と支柱11にそれぞれ枢着される折畳み可能な連接部材25と、略コ字状に形成され、その両端部がそれぞれ支柱11に枢着される手摺を構成する上部手摺部材23及び下部手摺部材24とで主に構成されている。ここでは、上部手摺部材23と下部手摺部材24の2本を設ける場合について説明したが、上部手摺部材23のみを設けて手摺を構成してもよい。
【0025】
上記足場板21は、図1及び図7に示すように、周辺に起立壁21aを有する略方形状に形成されており、その基端部に固定されたブラケット16が、支柱11の下端部にヒンジピン26aをもって回動可能に枢着されている。なお、符号26Sは足場板21が水平位置より回転しないように固定するストッパで、ブラケット16に固定されている。
【0026】
また、上部手摺部材23及び下部手摺部材24は、それぞれ両端部がヒンジピン26bをもって支柱11の内側側壁片11aに回動可能に枢着されている。また、連接部材25は、上端が傾斜状に屈曲する長尺の上部連接部材25aと直状の短尺の下部連接部材25bとで構成されている。
【0027】
この場合、上部連接部材25bは、上端部がヒンジピン26cをもって支柱11の外側側壁片11cに回動可能に枢着され、下部連接部材25bの下端部は、ヒンジピン26dをもって足場板21の先端部側面に回動可能に枢着され、そして、上部連接部材25aの下端部と、下部連接部材25bの上端部とがヒンジピン26eをもって互いに回動可能に枢着されている。なお、この場合、上部連接部材25a及び下部連接部材25bは、図8に示すように、それぞれ両側縁が互いに相反する方向に起立する起立縁27を有する断面略クランク状に形成されて、背中合わせに連結されると共に、連結側の端部にそれぞれ相手側に起立縁27が当接する切欠き部28が設けられている。このように、上部連接部材25aと下部連接部材25bとを回動可能に連結することにより、作業足場本体20A,20Bが支柱11から展開されて張り出された際に、両連接部材25a,25bの切欠き部28に起立縁27が当接係合し、上部連接部材25Aと下部連接部材25bとが直状となって足場板21の展開状態を保持することができ、また、足場板21を支柱11側に折り畳む際には、両連接部材25a,25bの起立縁27は干渉することなく両連接部材25a,25bが折り畳まれる(図5参照)。
【0028】
なお、支柱11と足場板21とを枢着するヒンジピン26a、支柱11と上部手摺部材23及び下部手摺部材24とを枢着するヒンジピン26b及び支柱11と上部連接部材25とを枢着するヒンジピン26cには、それぞれ合成樹脂製のワッシャ(図示せず)が介在されて、自重によって作業足場本体20A,20Bが展開せず、力を加えることで、作業足場本体20A,20Bが展開できるように構成されている。
【0029】
また、足場板21の先端部と上部及び下部手摺部材23,24の先端部とは、それぞれヒンジピン26f,26g,26hを介して回動可能に枢着されを補助連接部材29にて連結されている(図1及び図7参照)。このように、足場板21の先端部と上部及び下部手摺部材23,24の先端部とを補助連接部材29にて連結することにより、作業足場本体20A,20Bの強度を向上させることができると共に柵を形成するので、作業者の安全性の確保を図ることができる。
【0030】
なお、上記足場板21、上部手摺部材23、下部手摺部材24、上部連接部材25a、下部連接部材25b及び補助連接部材29は、それぞれアルミニウム製部材例えばアルミニウム製押出形材等にて形成されている。
【0031】
一方、上記固定手段30は、高欄3に取り付けられて、梯子体10の横桟12を吊持する固定具50と、高欄3の取付基礎面4に固定されて、梯子体10の両支柱11を把持する複数例えば2個の補助固定具70とで主に構成されている。
【0032】
上記固定具50は、図2、図9及び図10に示すように、下部水平片51と上端が開口する係止溝52を有する垂直片53とからなるアングル状に形成された一対の保持部材54と、保持部材54の係止溝52内に梯子体10の横桟12が係止された状態において、横桟12の上方への移動を阻止するラッチ40と、保持部材54を高欄3の上方に略水平に保持する複数例えば4本の支持脚55a,55b,55c,55dとを有するパイプ状の一対の支持体55と、各支持脚55a,55b,55c,55dの下端に装着される高さ調整機構80と、両保持部材54の先端部を残した部分に架設される天板56と、両保持部材54を高欄3の笠木3aに固定する取付具60とを具備している。
【0033】
上記支持体55は、短尺の前方支持脚55a又は55cと、長尺の後方支持脚55b又は55dと、前方支持脚55a,55cと、後方支持脚55b,55dの上端同士を連結する連結部57とを折曲してなり、両支持体55の後方支持脚55b,55d間には、適宜間隔をおいて2本の横パイプ部材58が溶接等によって連結されている。このように構成される支持体55の前方支持脚55a,55cの上端部は、保持部材54の下部水平片51の対向する部位に設けられた円弧状の切欠き部54a内に係合された状態で保持部材54に取り付けられ、この状態で、上方に位置する天板56を例えばリベット59によって保持部材54に固定することで、保持部材54と支持体55及び天板56とが一体固定されている(図10及び図13参照)。
【0034】
上記ラッチ40は、図11及び図12に示すように、保持部材54の垂直片53における係止溝52の側方に突設される筒状ガイド41と、この筒状ガイド41の中空部内に摺動及び回転自在に貫挿される係止ロッド42とを具備し、係止ロッド42から略直角に屈曲されたハンドル43を、筒状ガイド41の軸方向に設けられたガイドスリット44内と、ガイドスリット44の両端部に交差状に連なるロック解除用スリット45a及びロック用スリット45b内に選択的に移動させて、保持部材54の係止溝52に対して梯子体10の横桟例えば横桟12iを係止すなわちロックするか、あるいは、係止溝52から横桟12iを取り外し(ロック解除)可能にしている。すなわち、図11に示すロック解除状態におかれた係止ロッド42のハンドル43を、ロック解除用スリット45aから矢印▲1▼の方向に回動した後、ガイドスリット44内を矢印▲2▼方向に移動して、係止ロッド42を保持部材54の係止溝52の上方へ移動し、次に、図12に矢印▲3▼に示すように、ハンドル43を回動して、ロック用スリット45b内に係止することで、梯子体の横桟12iを係合(ロック)している。なお、ロックを解除する場合は、上記操作と逆の操作を行えばよい。
【0035】
高さ調整機構80は、各支持脚55a,55b,55c,55dの下端に溶接等によって固着されるナット81と、このナット81に螺合する調節ねじ軸82とで構成されている。なお、調節ねじ軸82の下端には、橋梁2の路面2a及び高欄3の取付基礎面4等の設置面への安定を図るための椀形の支持脚片83が装着されている。
【0036】
上記取付具60は、図13に示すように、天板56、支持体55の連結部57及び保持部材54の下部水平片51に穿設された貫通孔61を貫通して保持部材54から高欄の笠木の両側に垂下される取付ボルト62と、両取付ボルト62に係合する係合溝63を有する固定板64と、取付ボルト62に螺合され、固定板64を取付ボルト62に係合した状態で固定板64を笠木3aの下面に押圧すると共に、固定板64と保持部材54との間に笠木3aを挟持する固定ナット65とを具備している。これら4本の取付ボルト62は、取付ボルト固定用ナット62aと、緩み止めナット62bのダブルナットにて天板56、支持体55の連結部57に固定されている。
【0037】
なお、上記保持部材54、支持体55、天板56び横パイプ部材58は、それぞれアルミニウム製部材例えばアルミニウム製押出形材にて形成されている。
【0038】
一方、補助固定具70は、図14に示すように、高欄3の取付基礎面4に跨設されるねじ棒71と、このねじ棒71の先端に例えば溶接によって固着され、梯子体10の支柱11を把持する略コ字状の把持体72と、ねじ棒71に固定され、取付基礎面4の外側角部4aに係合する固定係合部材73と、ねじ棒71に螺合され、取付基礎面4の内側角部4bに係合する可動係合部材74とで構成されている。この場合、固定係合部材73及び可動係合部材74は、それぞれ取付基礎面4と隣接する側面とに係合するアングル材73a,74aを具備すると共に、各係合部材73,74の係合面に合成ゴム製のシート75が貼着されている。なお、固定係合部材73は、アングル材73aに溶接等によって固着された丸パイプ73bをねじ棒71に貫通させている。また、可動係合部材74は、アングル材74aに溶接等によって固着された丸パイプ74bをねじ棒71に貫通させている。また、ナット73cは、アングル材73aの位置決め用ナットで、蝶ナット74cは締付け用ナットである。後述する手順に従いナット73cで取付基礎面4の外側角部4aにアングル材73aが当接するように調整し、蝶ナット74cを締めることにより、取付基礎面4の内側角部4bにアングル材74aを当接させ、更に取付基礎面4をアングル材73a,74aで挟み込むことで、補助固定具70を取付基礎面4に固定する。
【0039】
次に、上記のように構成される吊り足場1の取付手順について説明する。まず、固定具50の前方支持脚55a,55cと後方支持脚55b,55dとを高欄3の両側に位置させるようにして、固定具50を高欄3の上方から配置する。このとき、取付具60の両取付ボルト62を高欄3の両側に配設する。次に、取付ボルト62に固定板64を係合させ、取付ボルト62の下部に螺合された固定ナット65を締め付けて固定板64を笠木3aの下面に押圧すると共に、固定板64と保持部材54との間に笠木3aを挟持して、固定具50を高欄3に固定する。その後、各支持脚55a,55b,55c,55dの下端部に装着された高さ調整機構80を調節して、支持脚55a,55b,55c,55dを橋梁2の路面2a及び取付基礎面4に圧接させる。すなわち、前方支持脚55a,55cの高さ調整機構80を調節して前方支持脚55a,55cを取付基礎面4に圧接すると共に、後方支持脚55b,55dを橋梁2の路面2aに圧接して、固定具50の高欄3への固定を強固にする。これにより、保持部材54は略水平に配設される。
【0040】
一方、予め、梯子体10から外側の作業足場本体20Aを展開しておく。そして、この状態で、梯子体10を橋梁2の側方に移動させた後、梯子体10を橋梁2側に移動させて、吊り足場1の吊り下げ長さに応じて、梯子体10の上部側における任意の横桟例えば横桟12iを、保持部材54に設けられた係止溝52内に落とし込むようにして係合させる。横桟12iを保持部材54の係止溝52に係合させた後、ラッチ40のハンドル43を持って係止ロッド42を前方に移動させ、前方のロック用スリット45bにハンドル43を係止させた状態にして、横桟12iの係止溝52からの浮き上がりを阻止して固定(ロック)する。次に、補助固定具70の固定係合部材73と可動係合部材74を高欄3の取付基礎面4の外側角部4aの外側及び内側角部4bの内側に位置させるようにして、ねじ棒71を取付基礎面4に跨設すると共に、ねじ棒71の先端部に設けられた(固着された)把持体72で梯子体10の支柱11の両側部を把持する。次にナット73cを回転させることにより固定係合部材73のアングル73aを取付基礎面4の外側角部4aの外面に接触するまで移動させ、次に、蝶ナット74cを締め付けることにより可動係合部材74のアングル74aにて取付基礎面4の外側角部4aの外側角部を締め付ける。これにより補助固定具70を取付基礎面4に固定させる。
【0041】
上記のようにして、梯子体10を橋梁2の側部に吊持した状態で、作業者が梯子体10の上端側から下端部側の横桟12i,12h,12g,…に足、手を掛けながら梯子体10の下部の外側作業足場本体20Aに到達することができる。外側作業足場本体20Aに到達した作業者は、外側作業足場本体20Aに位置した状態で、内側作業足場本体20Bを展開して使用可能にする。この状態で、作業者は、梯子体10の下端部側の横桟12の支柱11との係合を解くようにして開放して、内側作業足場本体20に移動して、橋梁2の側部の点検位置により近い場所に移動した状態で点検作業を行うことができる。
【0042】
点検作業を終了した後、作業者は、外側作業足場本体20A側に移動して、内側作業足場本体20Bを上述の操作と逆の操作によって梯子体10側に折畳み、梯子体10の下部の横桟12a,12bを支柱11に係合させる。そして、作業者は、梯子体10を上って橋梁2に移動した後、点検足場の解体を行う。その手順は、始めに補助固定具70を取り外し、次に、ラッチ40の係止ロッド42を、ロック位置すなわち保持部材54に設けられて係止溝52の上方位置から後退させてロック状態を解除して、梯子体10を上方に持ち上げた後、橋梁側に移動して高欄3から吊り足場1を取り外すことができる。高欄3から取り外された吊り足場1は、外側作業足場本体20Aが梯子体10側に折り畳まれて運搬される。
【0043】
最後に、固定手段30を構成する固定具50を、上記と逆の操作によって高欄3から取り外すことができる。
【0044】
なお、上記実施形態では、両側の作業足場本体20A,20Bが梯子体10に対してそれぞれ折畳み可能に形成される場合について説明したが、少なくとも内側作業足場本体20Bのみを梯子体10に対して折畳み可能に形成してもよい。
【0045】
また、上記実施形態では、一つの吊り足場1のみを用いて橋梁2の保守・点検作業を行う場合について説明したが、複数例えば二つの吊り足場1を適宜間隔をおいて高欄3に吊持して状態で、両吊り足場1の足場板21間に補助足場板を架設して、保守・点検作業領域の拡張を図れるようにすることも可能である。この場合、手摺を構成する上部手摺部材23及び下部手摺部材24間に補助手摺を架設する方が好ましい。
【0046】
【発明の効果】
以上に説明したように、この発明は上記のように構成されているので、以下のような優れた効果が得られる。
【0047】
(1)請求項1,2,3記載の発明によれば、固定手段と、固定手段と分離可能であって、固定手段によって梯子体を高欄に取り付けて橋梁の側方に吊持し、梯子体の下端部に設けられる作業足場本体を、梯子体から展開することができるので、クレーン等によって吊り下げずに吊り足場の高欄に吊持することができる。したがって、構造を簡単にし、かつ小型にして、現場への運搬や保管を容易にし、また、高欄への取付及び取り外しを容易にすることができる。また、作業足場本体が位置する部位における梯子体の横桟が、支柱に係脱可能に形成されるので、作業者は梯子体の外側及び内側の作業足場本体への移動を容易に行うことができ、橋梁側部の保守・点検作業を容易に行うことができる。また、固定手段と梯子体は互いに分離可能のため、設置に際して、固定手段のみを確実に固定し、その後、設置作業を行えるので、設置が容易となり、保管に際しても、運搬が容易になる。
【0048】
(2)請求項2記載の発明によれば、吊り足場をコンパクトに折り畳んで、保管することができると共に、現場へ運搬することができるので、上記(1)に加えて更に保管時のスペースを少なくできると共に、現場への運搬を容易にすることができる。
【0049】
(3)請求項4記載の発明によれば、作業足場本体が、基端が梯子体の支柱に対して回動可能に枢着される足場板と、足場板の先端側と支柱にそれぞれ枢着される折畳み可能な連接部材と、略コ字状に形成され、その両端部がそれぞれ支柱に回動可能に枢着される手摺部材とを具備することにより、連接部材によって足場板の展開状態が保持されるので、上記(1)、(2)に加えて更に作業足場本体を強固にすることができると共に、作業者の安全性の確保を図ることができる。この場合、足場板の先端部と手摺部材の先端部とを補助連接部材にて連結することにより、更に、作業足場本体を強固にすることができると共に、作業者の安全性の確保を図ることができる(請求項5)。
【0050】
(4)請求項6記載の発明によれば、梯子体の任意の横桟を、固定手段の保持部材の係止溝内に上方から係止させ、その状態でラッチにより上方への移動を阻止させた状態で吊り足場を吊持することができ、また、ラッチの係合を解除した後、梯子体の横桟を保持部材の係止溝から取り外して吊り足場を引き上げることができる。また、足場の位置の上下調整も保持部材に係止する横桟を上側又は下側等他の横桟に変更することにより、上記(1)、(2)に加えて更に吊り足場の吊り下げ長さを、横桟の間隔に合わせて容易に調節することができると共に、吊り足場の高欄への着脱を容易にするすることができる。
【0051】
(5)請求項7記載の発明によれば、固定手段は、梯子体を吊持する保持部材を高欄の上方に略水平に保持する複数の支持脚を具備すると共に、これら支持脚の下端に、それぞれ橋梁の路面及び高欄の取付基礎面に対して調節可能な高さ調整機構を具備することにより、大きさや種類の異なる橋梁の高欄に対応して固定手段を高欄に取り付けることができる。したがって、上記(1)、(2)に加えて更に大きさや種類の異なる橋梁に対応して吊り足場を強固かつ確実に吊持することができ、異なる大きさや種類の橋梁の保守・点検作業を可能にすることができる。
【0052】
(6)請求項8記載の発明によれば、固定手段は、梯子体を吊持する保持部材から高欄の笠木の両側に垂下される取付ねじと、両取付ねじに係合する係合溝を有する固定板と、取付ねじに螺合され、固定板を取付ねじに係合した状態で固定板を笠木の下面に押圧すると共に、固定板と保持部材との間に笠木を挟持する固定ナットとを具備することにより、固定手段を簡単かつ強固に高欄に固定することができる。したがって、上記(1)、(2)に加えて更に吊り足場を橋梁の側部に簡単かつ強固に吊持することができる。
【0053】
(7)請求項9記載の発明によれば、固定手段は、高欄の取付基礎面に跨設されるねじ棒と、このねじ棒の先端に設けられ、梯子体の支柱を把持する把持体と、ねじ棒に挿通され、取付基礎面の外側角部に係合する固定係合部材と、ねじ棒に挿通され、取付基礎面の内側角部に係合する可動係合部材とを具備することにより、異なる寸法の高欄の取付基礎面に対応させてねじ棒を固定することができると共に、ねじ棒の先端に設けられた把持体によって梯子体の支柱を把持することができる。したがって、上記(1)〜(6)に加えて更に吊り足場の横方向の揺れを抑制することができると共に、吊り足場の吊持を更に強固にすることができる。この場合、固定係合部材及び可動係合部材を、それぞれ取付基礎面と隣接する側面とに係合するアングル状部材にて形成すると共に、各係合部材における上記取付基礎面との係合面に合成ゴム製のシートを貼着することにより、高欄の取付基礎面の表面に多少の凹凸が存在してもねじ棒を確実に固定することができるので、更に吊り足場の吊持を強固かつ安全にすることができる(請求項10)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の橋梁点検用吊り足場の一例の使用状態を示す斜視図である。
【図2】 上記吊り足場の高欄への取付状態を示す側面図である。
【図3】 この発明における梯子体の正面図である。
【図4】 この発明における固定手段の取付状態を示す側面図である。
【図5】 この発明の吊り足場の折畳み状態を示す側面図(a)及び外側作業足場本体を展開した状態を示す側面図(b)である。
【図6】上記吊り足場の両側の作業足場本体を展開した状態を示す側面図である。
【図7】この発明における作業足場本体の展開状態を示す要部斜視図である。
【図8】この発明における連接部材の要部を示す分解斜視図である。
【図9】この発明における固定手段を構成する固定具の側面図(a)及び(a)のI部を示す拡大図(b)である。
【図10】上記固定具の平面図(a)、(a)のII−II線に沿う断面図(b)及び(a)のIII−III線に沿う断面図(c)である。
【図11】この発明におけるラッチの取付状態を示す斜視図である。
【図12】上記ラッチの係合(ロック)状態を示す斜視図である。
【図13】この発明における固定手段を構成する取付具を示す分解斜視図である。
【図14】この発明における固定手段を構成する補助固定具の側面図(a)及び底面図(b)である。
【符号の説明】
1 吊り足場
2 橋梁
2a 路面
3 高欄
3a 笠木
4 取付基礎面
4a 外側角部
4b 内側角部
10 梯子体
11 支柱
12a〜12i 横桟
13 ヒンジピン
14 フック部
15 係止ピン
20A,20B 作業足場本体
21 足場板
22 手摺
23 上部手摺部材(手摺)
24 下部手摺部材(手摺)
25 連接部材
25a 上部連接部材
25b 下部連接部材
26a〜26e ヒンジピン
29 補助連接部材
30 固定手段
40 ラッチ
50 固定具
52 係止溝
54 保持部材
55 支持体
55a〜55d 支持脚
60 取付具
61 貫通孔
62 取付ボルト
63 係合溝
64 固定板
65 固定ナット
70 補助固定具
71 ねじ棒
72 把持体
73 固定係合部材
74 可動係合部材
75 合成樹脂製シート
80 高さ調整機構
81 ナット
82 調節ねじ
83 支持脚片

Claims (10)

  1. 固定手段と、
    上記固定手段と分離可能であって、固定手段によって高欄に取り付けられると共に、橋梁の側方に吊持される梯子体と、
    上記梯子体の下端部から橋梁側と橋梁の反対側に向けて水平に延在する足場板と、これら足場板の上方を包囲すべく上記梯子体の支柱から外方へ突出する手摺とを具備する作業足場本体とを具備し、
    上記作業足場本体のうちの少なくとも上記橋梁側の作業足場本体を、上記梯子体に対して折畳み可能に形成し、
    上記作業足場本体が位置する部位における上記梯子体の横桟を、上記支柱に係脱可能に形成してなることを特徴とする橋梁点検用吊り足場。
  2. 請求項1記載の橋梁点検用吊り足場において、
    上記梯子体に対する橋梁側と橋梁の反対側の両方の作業足場本体を、それぞれ梯子体に対して折畳み可能に形成してなることを特徴とする橋梁点検用吊り足場。
  3. 請求項1又は2記載の橋梁点検用吊り足場において、
    少なくとも上記作業足場本体が位置する部位における梯子体の横桟は、一端が一方の支柱に回動可能に枢着され、他端が他方の支柱に対して係脱可能に係合されることを特徴とする橋梁点検用吊り足場。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の橋梁点検用吊り足場において、
    上記作業足場本体は、基端が梯子体の支柱に対して回動可能に枢着される橋梁側と橋梁の反対側の両方の足場板と、これら足場板の先端側と上記支柱にそれぞれ枢着される折畳み可能な連接部材と、略コ字状に形成され、その両端部がそれぞれ上記支柱に回動可能に枢着される1又は複数の手摺部材と、を具備することを特徴とする橋梁点検用吊り足場。
  5. 請求項4記載の橋梁点検用吊り足場において、
    上記足場板の先端部と手摺部材の先端部とを、それぞれヒンジピンを介して枢着される補助連接部材にて連結してなることを特徴とする橋梁点検用吊り足場。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の橋梁点検用吊り足場において、
    上記固定手段は、梯子体の横桟を吊持する上端が開口する係止溝を有する一対の保持部材と、上記保持部材の係止溝内に上記梯子体の横桟が係止された状態において、横桟の上方への移動を阻止するラッチと、を具備することを特徴とする橋梁点検用吊り足場。
  7. 請求項1、ないし6のいずれかに記載の橋梁点検用吊り足場において、
    上記固定手段は、梯子体を吊持する保持部材を高欄の上方に略水平に保持する複数の支持脚を具備すると共に、これら支持脚の下端に、それぞれ橋梁の路面及び高欄の取付基礎面に対して調節可能な高さ調整機構を具備することを特徴とする橋梁点検用吊り足場。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の橋梁点検用吊り足場において、
    上記固定手段は、梯子体を吊持する保持部材から高欄の笠木の両側に垂下される取付ねじと、両取付ねじに係合する係合溝を有する固定板と、上記取付ねじに螺合され、上記固定板を上記取付ねじに係合した状態で固定板を上記笠木の下面に押圧すると共に、固定板と上記保持部材との間に上記笠木を挟持する固定ナットとを具備することを特徴とする橋梁点検用吊り足場。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の橋梁点検用吊り足場において、
    上記固定手段は、高欄の取付基礎面に跨設されるねじ棒と、このねじ棒の先端に設けられ、梯子体の支柱を把持する把持体と、上記ねじ棒に固定され、上記取付基礎面の外側角部に係合する固定係合部材と、上記ねじ棒に螺合され、上記取付基礎面の内側角部に係合する可動係合部材とを更に具備することを特徴とする橋梁点検用吊り足場。
  10. 請求項9記載の橋梁点検用吊り足場において、
    上記固定係合部材及び可動係合部材を、それぞれ取付基礎面と隣接する側面とに係合するアングル状部材にて形成すると共に、各係合部材における上記取付基礎面との係合面に合成ゴム製のシートを貼着してなることを特徴とする橋梁点検用吊り足場。
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