JP4183843B2 - 作業台 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、屋内外における各種作業現場等において使用される作業台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の作業台としては、上部側に向かって互いに近づく方向に傾斜した幅方向一対の脚柱を上下複数段の踏桟で連結してなる支持脚を備え、この支持脚を、平面視長方形状の天板の長手方向両端部に折り畳み自在に枢着したものが一般的であり、これは、支持脚を天板に対して下方に回動することで作業台を立ち状態に保持し、踏桟を介して天板上に上っての作業を可能とするものであった。
また、踏桟を介して天板上に上る際、又は天板上で作業等を行う際の作業者の安定性を図るため、支持脚の各脚柱の上端部にそれぞれ手摺り棒を立設したものも従来から利用されていた。
【0003】
この従来の手摺り棒は、例えば図12及び図13に示すように、幅方向一対の各脚柱101の上端部に対して取付ブラケット102をボルトやリベット等109で取付け、この取付ブラケット102に対して手摺り棒103の下端部を連結ピン104を介して上下反転(回動)自在に連結したものとなっており、手摺り棒103を使用する際には上向き姿勢として天板105から上方に突出し(図12の実線状態)、不使用時には下方に回動して各脚柱101の幅方向外側面に沿わせた状態で折り畳むようにしたものである(図12の1点鎖線)。
【0004】
ここで、前記一対の脚柱101は、上部側に向かって幅方向内方に傾斜した配置となっているため、そのままこの傾斜に沿った状態で手摺り棒103を取り付けたのでは、手摺り棒103を折り畳んだときには脚柱101に沿うようになるものの、手摺り棒103を上向きに反転した際には、図12の2点鎖線で示すように、一対の手摺り棒103の間隔が狭くなって、踏桟106を介して天板105上に上る作業者の通過スペースSを充分に確保できなくなるという問題が生じる。
【0005】
このようなことから、従来では、脚柱101の幅方向外側面に対して、取付ブラケット102を上部側が下部側よりも離れるように角度θ’をもって傾斜して取付け、さらに手摺り棒103の上部側をP点において幅方向外側に屈曲させるようにすることで、上向き反転時には各手摺り棒103が垂直となり、下向き反転時には脚柱101の側面に沿った状態で折り畳めるようにしていたのであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来では、取付ブラケット102における脚柱101への取付部の形状を、下部側102Bよりも上部側102Aを大きく側方に突出させることによって、取付ブラケット102の上部側102Aが脚柱101から離れた状態で取り付けられるように構成しており、そのため、一対の各取付ブラケット102の形状がそれぞれ幅方向に勝手違いとなり、同一部品を用いることができなかった。
【0007】
また、取付ブラケット102は、上記のように上部側102Aが下部側102Bより突出する上下非対称の形状であることから構造が複雑となり、鋼板等のプレス加工によって製作しなければならないため大量生産には不向きであった。
一方、従来の作業台には、手摺り棒103を上向き反転した姿勢と下向き反転した姿勢とに位置決め可能な位置決め手段が設けられており、これは、図13に示すように、取付ブラケット102に対して手摺り棒103を長孔106を介して上下方向に移動自在に連結するとともに、手摺り棒103を連結ピン104側へ移動するように引っ張りバネにより付勢し、取付ブラケット102の上下端に切欠凹部107を設けるとともに、この切欠凹部107に嵌合する突起108を手摺り棒103の側面に形成したものとなっていた。
【0008】
したがって、上下いずれかの切欠凹部107に突起108を嵌合させることにより手摺り棒103を各姿勢に位置決めし、手摺り棒103を上方又は下方に移動することにより突起108を切欠凹部107から離脱して反転可能とするのである。
しかし、上記位置決め手段の構造では、比較的重量のある手摺り棒103を支えながら、さらに引張りバネに抗して上下方向に移動させなければならないため、ある程度の力を必要として作業に手間のかかるものとなっていた。また、手摺り棒103には長孔106を形成する必要があることから強度低下は避けられないものとなっていた。
【0009】
そこで本発明は、上記の問題に鑑み、手摺り棒を取り付けるための取付ブラケットの形状を簡素化しながら幅方向各脚柱に対して同一形状のものを使用できるようにし、これによって製造コストの低減等を可能にすることを第1の目的とする。
また、本発明は、手摺り棒の姿勢変更及び位置決めを簡単且つ迅速に行えるようにすることを第2の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を講じている。
すなわち、本発明は、上部側に向かって互いに近づく方向に傾斜した幅方向一対の脚柱間を踏桟で互いに連結してなる支持脚と、この支持脚の上部側が両端部に折り畳み自在に枢着された天板と、前記脚柱の上端部における幅方向外面に固定された取付ブラケットと、この取付ブラケットに基端部が上下反転自在に枢着された手摺り棒と、を備えている作業台において、
前記取付ブラケットを、その上部側が下部側よりも前記脚柱の上端部に対して幅方向外側に離れるような傾斜姿勢で取り付けるように、前記脚柱の上端部に、前記傾斜に沿った配置で取付ブラケットを取り付けるための取付部が設けられていることを特徴とするものである。
【0011】
また、前記脚柱の上端には、前記取付ブラケットの上部側が下部側よりも前記脚柱から幅方向外側へ離れるように傾斜して前記取付ブラケットを前記脚柱に取り付ける取付部が設けられていることが好ましい。
また、前記取付ブラケットは、押出加工により成形された長尺型材を所定寸法に切断することによって上下対称形状に形成されたものであることが好ましい。
これによれば、脚柱の上端部に対して、取付ブラケットの傾斜に沿った配置で同取付ブラケットの取付部を設けているため、上下対称形状の取付ブラケットであっても脚柱に対して傾斜した状態で取り付けることが可能となる。
【0012】
すなわち、従来においては、取付ブラケットをその上部側が下部側よりも側方に突出した上下非対称形状とすることによって、脚柱に対して傾斜姿勢で取付けることができるようにしていたため、幅方向一対の各脚柱に対して同一形状の取付ブラケットを取り付けることができなかったが、本発明では、上下対称形状の取付ブラケットが利用可能であることから、各脚柱に対して、同一形状の取付ブラケットを上下反転することで取り付けることができるようになる。したがって、取付ブラケットの部品点数(部品種)を少なくして製造コストを低減できるし、部品管理も容易も行えるようになる。
【0013】
また、取付ブラケットを上下対称形状とすることが可能であることから、押出加工により成形した長尺型材を所定長さに切断することによって、同一形状の複数の取付ブラケットを簡単に製作することができ、また、このような製造方法を採用することによって取付ブラケットの大量生産が可能となるのである。
また、前記手摺り棒は、前記天板の上方に突出させた上向き反転姿勢とした際には前記手摺り棒の先端側が側面視で垂直となり、且つ下側に折り畳んで下向き反転姿勢とした際には前記手摺り棒の先端側が脚柱に沿うように、前記手摺り棒の中途部で先端側を基端側に対し幅方向外側に屈曲して形成されたものであることが好ましい。
【0014】
また、本発明に係る作業台は、手摺り棒又は取付ブラケットのいずれか一方に、同取付ブラケットに対する前記手摺り棒の上向き反転姿勢と下向き反転姿勢とを位置決めする位置決めピンを備え、この位置決めピンを、前記手摺り棒又は取付ブラケットの他方に対して、挿入する方向へ付勢した状態で軸心方向挿脱自在に備えたものとなっている。
この場合、手摺り棒又は取付ブラケットの一方に設けた位置決めピンを、他方に対して挿入することにより手摺り棒の姿勢が位置決め可能であり、この位置決めピンを付勢力に抗して軸心方向に移動することで、他方側から位置決めピンを離脱して容易に位置決め解除ができるものとなっている。
【0015】
一方、前記のような位置決めピンを、ピン本体と、該ピン本体を軸心方向移動自在に支持する取付座と、ピン本体を軸心方向に付勢する弾性部材とで構成し、これらを一体的に組み立てたユニットとすることによって、手摺り棒又は取付ブラケットに対して簡単且つ迅速に装着できるものとなる。
また、前記手摺り棒又は取付ブラケットのうち前記位置決めピンを備えていない他方側に対しては、手摺り棒の反転操作時における同他方側と位置決めピンとの干渉を防止するように、該ピンを付勢力に抗して後退させる案内面を設けることが好ましい。
【0016】
このように構成することにより、手摺り棒又は取付ブラケットの他方側から位置決めピンを離脱したあとに手摺り棒を反転操作したとき、案内面の作用で位置決めピンを後退させることにより、同他方側と位置決めピンとの干渉を避けることが可能となり、円滑な反転操作ができるようになる。また、案内面の作用を利用して自動的に位置決めピンを後退させることにより、手摺り棒を所定の上向き又は下向き姿勢としたときに、即座に位置決めピンをその付勢力によって手摺り棒又は取付ブラケットに挿入することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基いて説明する。
図1に示すように、本発明に係る作業台1は、左右一対の支持脚2,2と、この支持脚2,2の上端を左右方向両端部に前後方向の軸心回りに回動自在に枢結した天板3とを備えて主構成され、一対の支持脚22は、天板3から下方側に回動した立設姿勢(図1の状態)と、天板3の下面側に沿わせた折り畳み姿勢(図3の状態)とに開閉自在であり、作業台1は支持脚2,2を開いた状態で正面視台形状を呈するものとなっている。
【0018】
なお、本明細書において、左右方向とは作業台1(天板3)の長手方向(図1の左右方向)を示すものとし、前後方向とは、作業台1の幅方向(図2の左右方向)を示すものとして説明する。
図2に示すように、前記支持脚2は、アルミ合金等による押出型材等によって形成された幅方向一対の脚柱4,4を備えるとともに、両脚柱4,4を上下複数段の踏桟5によって互いに連結することで構成されている。また、各脚柱4,4は、上部側に向かって互いに近づくような傾斜状に配設され、したがって、支持脚2は全体として下側が広く、上側が狭くなるような側面視台形状を呈している。
【0019】
前記天板3は、平面視において長方形状に形成されたものであり、図4に示すように、天板3の長手方向両端部における幅方向外側面には第1連結片7が固定され、支持脚2の幅方向外側面には第2連結片8が固定されている。そして、第1、第2連結片7,8は、ボルトやリベット等よりなる枢支軸9によって互いに連結され、これによって支持脚2が天板3に対して回動自在に取り付けられるようになっている。
第2連結片8には、両端部に位置決め孔10,11を有する扇形状の位置決め部材12が一体に形成され、一方、天板3の幅方向両端部の裏面側には、図4及び図5に示すように、前後方向摺動自在に位置決めピン13が設けられている。そして、この位置決めピン13を取っ手13aを介して前後に摺動させることで、当該ピン13をいずれかの位置決め孔10,11に挿脱可能であり、挿入することによって、支持脚2を立設姿勢(開脚状態)と折り畳み状態とに位置決めできるようになっている。
【0020】
図1に示すように、各支持脚2,2の上下中途部と天板3との間には、屈曲リンクよりなるストッパー14が傾斜状に設けられており、該ストッパー14は、一対の支持脚2,2を開いたときの開脚限界位置を設定し、各支持脚2,2を折り畳んだときには屈曲部を介して折り畳み可能となっている。
なお、図2に示すように、前記脚柱4,4は、その下端部に入れ子状に設けた延長脚4a、4aを介して伸縮自在となっており、伸縮することによって作業台1を高低調整可能としている。
【0021】
図1及び図2に示すように、左右一方(図1の右側)の支持脚2には、前後一対(幅方向一対)の手摺り棒16が設けられており、この手摺り棒16は、アルミ合金等による押出型材によって角筒状又は円筒状に形成され、一対の脚柱4,4の幅方向外側面に対してそれぞれ取付ブラケット17を介して取り付けられている。
この取付ブラケット17は、幅方向一対のものが互いに同一形状に形成され、且つ上下方向の向きを互いに反転した状態で各脚柱4に取り付けられるようになっており、図4〜図10に示すように、前記脚柱4,4に対して幅方向外側から嵌合する第1嵌合部18と、前記手摺り棒16の基端部が左右方向外側から嵌合される第2嵌合部19とを一体に形成したものとなっており、第1嵌合部18は、一対の対向壁18a、18bと、両対向壁18a、18bの幅方向外側端部を互いに連結する連結壁18cとを有した断面コ字状を呈し、その幅方向内方側が解放した形状となっている。
【0022】
一方、第2嵌合部19は、一対の対向壁19a、19bと、両対向壁19a、19bの左右方向内端部を連結する連結壁19cとを有した断面コ字状を呈しており、その左右方向外方側が解放した形状となっている。そして、幅方向内側に配置される一方の対向壁19bは、第1嵌合部18における連結壁18cと共用されるようになっており、ここに第1嵌合部18と第2嵌合部19とを一部において共用することで構造の簡素化を図っている。
図6及び図7にも示すように、前記第2嵌合部19の対向壁19a、19bには、前後方向に貫通する軸孔21がその上下中央部に形成されている。一方、手摺り棒16の基端部にも前後方向に貫通する軸孔22が形成されており、両軸孔21,22に対してボルト等よりなる枢軸23を挿通することで、第2嵌合部19に対して手摺り棒16が回動自在に連結され、ここに、手摺り棒16は、天板3の上方に突出する上向き反転姿勢と、下側に折り畳んで脚柱4に沿わせた下向き反転姿勢とに姿勢変更可能となっている。
【0023】
なお、第2嵌合部19の連結壁19cの上下中央部には、プレス加工等により外面側に凹ませた回避凹部19dが形成されており、手摺り棒16を反転した際にその基端部が連結壁19cに干渉するのを防止している。
前記手摺り棒16の長手方向中途部には、手摺り棒16の上下の反転姿勢を位置決めする位置決めピン25が設けられており、第2嵌合部19の幅方向内側の対向壁19bには、位置決めピン25が挿入可能な位置決め孔26が、前記軸孔21を中央に挟んで上下一対形成されている。
【0024】
前記位置決めピン25は、図11にも示すように、ピン本体28と、取付座29と、弾性部材30とを一体的に組み立てたユニットとして構成されており、前記ピン本体28は、断面円形状の棒材により形成され、取付座29は長方形の板材によって形成されている。そして、取付座29の中央にはピン本体28を挿通可能な孔29aが形成されており、当該孔29aにピン本体28を挿入することで該ピン本体28が取付座29に対して軸心方向移動自在に支持されるようになっている。
【0025】
ピン本体28の一端には球形に丸められた頭部28aが形成され、該頭部28aよりも軸心方向内側には、若干大径とされたバネ掛け部28bが形成されており、このバネ掛け部28bと取付座29との間のピン本体28の外周には、圧縮コイルバネよりなる前記弾性部材30が套嵌されている。また、ピン本体28の他端部には、取付座29からのピン本体28の抜けを防止するとともに、弾性部材30に抗したピン本体28の軸心方向の移動を操作可能とする操作リング31が装着されている。
【0026】
前記手摺り棒16の外側面には、図6及び図7に示すように、位置決めピン25を装着するための取付孔33が上下一対形成され、この上下取付孔33の間には、ピン本体28を挿入可能な挿通孔34が前後方向に貫通して形成されている。
一方、取付座29には、その両端部に取付孔29bが形成されており、ピン本体28を挿通孔34を介して手摺り棒16内に挿入するとともに、各取付孔29b、33に対してボルトやピン等35を挿入して締結することによって、位置決めピン25が手摺り棒16に装着されるようになっている。
【0027】
すなわち、前記位置決めピン25は、ピン本体28、取付座29、弾性部材30とを一体的に組み立てたユニットとして構成され、このユニットを手摺り棒16に対して取り付けることによって位置決めピン25の装着が迅速且つ簡単に行えるようになっている。
また、ピン本体28の頭部28aは、挿通孔34を介して手摺り棒16の幅方向内側から突出するようになっている。
前記位置決め孔26には、手摺り棒16から突出したピン本体28の頭部28aが挿入するようになっており、上下いずれかの位置決め孔26にピン本体28を挿入することによって手摺り棒16の上向き又は下向き姿勢を位置決め可能としている。また、操作リング31を引っ張ってピン本体28を軸心方向に移動することで位置決め孔26から容易に離脱可能であり、離脱することによって手摺り棒16を即座に上下反転可能となっている。
【0028】
なお、図7に示すように、第2嵌合部19における幅方向外側の対向壁19aには、その上端部及び下端部に、前記ピン本体28の他端側(操作リング31側)との干渉を防止可能な切欠部36が形成されている。
図7及び図10に示すように、前記第2嵌合部19における幅方向内側の対向壁19bの先端部には、幅方向内方側へ傾斜した案内面37が形成されている。そして、手摺り棒16を回動して上向き又は下向き姿勢とする直前で、ピン本体28の頭部28aが案内面37に当接するように構成されており、当接した状態から更に手摺り棒16を回動することで、案内面37の傾斜によりピン本体28が付勢力に抗して後退するようになっている。
【0029】
これによって、前記対向壁19bとピン本体28との干渉が防止され、手摺り棒16の円滑な回動操作が可能となっている。
また、ピン本体28の後退状態で、手摺り棒16を所望の上向き又は下向き姿勢へと回動すると、ピン本体28の頭部28aと位置決め孔26とが合致して弾性部材30によりピン本体28が突出し、自動的に位置決め孔26に挿入するようになっている。したがって、前記案内面37により手摺り棒16の回動操作を介して自動的にピン本体28を後退し、弾性部材30により自動的に突出するように構成することで、位置決め孔26に対するピン本体28の挿入動作が迅速且つ簡単に行えるのである。
【0030】
なお、本発明においては、取付ブラケット17側に位置決めピン25を設け、手摺り棒16側に位置決め孔26を設けた構成とすることも可能であり、この場合、例えば、取付ブラケット17の上下2箇所に位置決めピン25を設けるとともに、手摺り棒16の中途部に位置決めピン25が挿入される位置決め孔26を設けるようにすればよく、また、手摺り棒16の側面に位置決めピン25を後退させる案内面37を形成すればよい。
図6及び図10に示すように、前記第1嵌合部18における各対向壁18a、18bには、前記脚柱4に対する取付孔40がそれぞれ上下一対形成されており、脚柱4の上部側には、取付ブラケット17に対する取付孔(本発明にかかる取付部)41が左右方向に貫通して上下一対設けられている。そして、第1嵌合部18及び脚柱4は、それぞれの取付孔40,41を介してボルトやリベット等の結合具42(図4,図5参照)により互いに連結されるようになっている。
【0031】
この際、取付ブラケット17は、傾斜角度θ1をもってその上部側が下部側よりも脚柱4に対して幅方向外側に離れるような傾斜姿勢で取り付けられるようになっており、これによって手摺り棒16の基端側も脚柱4に対して同角度θ1だけ傾斜した状態となっている。一方、枢軸23よりも手摺り棒16の先端側は、図5に示すように、P点において角度θ2をもって幅方向外側に屈曲形成されている。
ここで角度θ1とθ2とは、その和が鉛直線Xに対する脚柱4の傾斜角度θ3と略一致するように設定されており、このような関係から、手摺り棒16を上向き反転姿勢とした際には、該手摺り棒16の先端側が側面視で垂直姿勢となり、図2のように、幅方向一対の手摺り棒16の間隔Sが広く形成されるようになっている。すなわち、踏桟5を介して天板3上に上る際の作業者の通過スペースSを充分に確保できるのである。
【0032】
また、上記角度θ1,θ2,θ3の関係から、手摺り棒16を下向き反転姿勢とした際には、該手摺り棒16の先端側が各脚柱4の幅方向外側面に対して沿うようになっている。
ここで、取付ブラケット17は、押出加工により、その上下に亘って第1,第2嵌合部18,19を有した断面形状に形成されるようになっており、更に、前記位置決め孔26、切欠部36、取付孔40はそれぞれ上下対称位置に、前記軸孔21及び回避凹部19dは取付ブラケット17の上下中央にそれぞれ形成されていることから、取付ブラケット17は全体として上下対称形状に形成されたものとなっている。
【0033】
これに対して、脚柱4側に設けた上下取付孔41は、該脚柱4に対して角度θ1だけ幅方向外側に傾斜した基線Y上に配置されており、この取付孔41を介して前記取付ブラケット17を取り付けることによって、当該取付ブラケット17も脚柱4に対して傾斜角度θ1をもって取り付けられることとなっている。
すなわち、脚柱4の取付孔41を取付ブラケット17の傾斜に沿った配置で設けることによって、上下対称形状の取付ブラケット17であっても所定の傾斜状態で取付可能となるのである。
【0034】
また、取付ブラケット17を上下対称形状とすることによって、構造の簡素化が可能であるとともに、図6及び図10に示すように、前後各脚柱4に対して同一形状のものを上下反転して利用することができることから、取付ブラケット17の部品点数(部品種類)を少なくして製造コストの低減が可能となり、部品管理も容易になるのである。
そして、第1、第2嵌合部18,19を有した断面形状の長尺型材を押出加工により形成し、これを長手方向に所望寸法に切断することにより、同一形状の複数の取付ブラケット17を容易に形成することができ、また、このような製造方法を採用することで取付ブラケット17の大量生産が可能となるのである。
【0035】
なお、本発明は、上記実施形態に限ることなく適宜設計変更可能であり、例えば、前記脚柱4に形成した取付部41としては、前記のような取付孔とするに限らず、取付ブラケット17側が係合する突起又は切欠等に形成することが可能であり、同じく取付ブラケット17側の取付孔40に代えて脚柱4の取付部41に係合する突起又は切欠等を形成するようにしてもよい。
また支持脚2や天板3、ストッパー14等の詳細形状は上記に限定されるものではなく、適宜設計変更可能である。
【0036】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、取付ブラケットを取付けるための取付部を、脚柱に対する取付ブラケットの傾斜に沿った配置で形成しているので、上下対称形状の取付ブラケットであっても所望の傾斜姿勢で脚柱に取り付けることが可能となる。したがって、取付ブラケットの構造が簡素化できるし、上下対称形状の取付ブラケットを幅方向各脚柱に対して上下反転して取り付けることができ、部品点数減による製造コストの低減や部品の管理が容易に行えるようになる。
【0037】
また、本発明は、手摺り棒又は取付ブラケットのいずれか一方に位置決めピンを設け、この位置決めピンを手摺り棒又は取付ブラケットの他方に対して挿脱自在に設けたので、手摺り棒の位置決め及びその解除が簡単且つ迅速に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す全体正面図である。
【図2】 図1の右側面図である。
【図3】 作業台折畳み状態を示す正面図である。
【図4】 図1のA部拡大図である。
【図5】 図2のB部拡大図である。
【図6】 取付ブラケットに手摺り棒を取付けた状態を示す拡大側面図である。
【図7】 同正面図である。
【図8】 図10のD矢示図である。
【図9】 図10のE矢示図である。
【図10】 取付ブラケットを示す平面図である。
【図11】 位置決めピンを示す側面図である。
【図12】 従来例に係る作業台の上部側面図である。
【図13】 同要部の斜視図である。
【符号の説明】
1 作業台
2 支持脚
3 天板
4 脚柱
16 手摺り棒
17 取付ブラケット
25 位置決めピン
28 ピン本体
29 取付座
30 弾性部材
37 案内面
41 取付孔(取付部)

Claims (6)

  1. 上部側に向かって互いに近づく方向に傾斜した幅方向一対の脚柱(4)間を踏桟(5)で互いに連結してなる支持脚(2)と、この支持脚(2)の上部側が両端部に折り畳み自在に枢着された天板(3)と、前記脚柱(4)の上端部における幅方向外面に取り付けられた取付ブラケット(17)と、この取付ブラケット(17)に基端部が上下反転自在に枢着された手摺り棒(16)と、を備えている作業台において、
    前記脚柱(4)の上端には、前記取付ブラケット(17)の上部側が下部側よりも前記脚柱(4)から幅方向外側へ離れるように傾斜して前記取付ブラケット(17)を前記脚柱(4)に取り付ける取付部(41)が設けられ、
    前記取付ブラケット(17)は、押出加工により成形された長尺型材を所定寸法に切断することによって上下対称形状に形成されたものであることを特徴とする作業台。
  2. 前記取付ブラケット(17)は、幅方向一対の各脚柱(4)に対して同一形状のものが上下反転して取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の作業台。
  3. 前記手摺り棒(16)は、前記天板(3)の上方に突出させた上向き反転姿勢とした際には前記手摺り棒(16)の先端側が側面視で垂直となり、且つ下側に折り畳んで下向き反転姿勢とした際には前記手摺り棒(16)の先端側が脚柱(4)に沿うように、前記手摺り棒(16)の中途部で先端側を基端側に対し幅方向外側に屈曲して形成されたものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の作業台。
  4. 前記手摺り棒(16)又は前記取付ブラケット(17)のいずれか一方に、同取付ブラケット(17)に対する前記手摺り棒(16)の上向き反転姿勢と下向き反転姿勢とを位置決めする位置決めピン(25)が備えられ、この位置決めピン(25)は、前記手摺り棒(16)又は取付ブラケット(17)の他方に対して挿通する方向へ付勢された状態で軸心方向挿脱自在に備えられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の作業台。
  5. 前記位置決めピン(25)は、ピン本体(28)と、該ピン本体(28)を軸心方向移動自在に支持する取付座(29)と、ピン本体(28)を軸心方向に付勢する弾性部材(30)とを一体的に組み立てたユニットとして構成され、この位置決めピンユニットを前記手摺り棒(16)又は前記取付ブラケット(17)に対して取り付けていることを特徴とする請求項4に記載の作業台。
  6. 前記手摺り棒(16)又は取付ブラケット(17)のうち前記位置決めピン(25)を備えていない他方側に対し、手摺り棒(16)の反転操作時における同他方側と位置決めピン(25)との干渉を防止するように該ピン(25)を付勢力に抗して後退させる案内面(37)が設けられていることを特徴とする請求項4又は5に記載の作業台。
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