JP3056439B2 - ベランダ用ステップ足場 - Google Patents

ベランダ用ステップ足場

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JP3056439B2
JP3056439B2 JP9156867A JP15686797A JP3056439B2 JP 3056439 B2 JP3056439 B2 JP 3056439B2 JP 9156867 A JP9156867 A JP 9156867A JP 15686797 A JP15686797 A JP 15686797A JP 3056439 B2 JP3056439 B2 JP 3056439B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マンション等のベ
ランダを備えた建物において、当該建物の外壁部に架設
された枠組足場とベランダ部分との間の出入りができる
ようにするためのベランダ用ステップ足場に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】このようなベランダ用ステップ足場とし
ては、従来より種々のものが提案されており、例えば登
録実用新案第2515524号公報に記載されたような
ものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のベランダ用ステ
ップ足場では、足場本体の踏み板に連結された梯子は、
上位側枠部と下位側枠部とで長さ調整自在にはなってい
るが、左右両梯子枠が一体に伸縮するため、例えばベラ
ンダ床面が水平にあっても、踏み板側が水平に取付られ
ていない場合、あるいはベランダの床面に砂等の資材が
置かれているような場合には、左右の脚部をベランダの
床面に確実に接地させることができず、梯子が不安定と
なっていた。また、踏み板の左右各側部に立設される足
場本体側の手摺り部と、この手摺り部の前方左右部分に
立設される枠組足場側の手摺り部とが同じレベルで連結
されるようになっているため、枠組足場の足場板の高さ
位置によっては、足場板の安全柵としての枠組足場側手
摺り部の高さが低くなって、手摺りとして機能し得ない
ことがあった。
【0004】本発明は、上記のような問題点に鑑み、ベ
ランダの床面に対する梯子の接地を安定にすることがで
き、また枠組足場の足場板の高さ位置が変わっても、枠
組足場側の手摺り部が足場板の安全柵として有効に機能
し得、更にはコンパクトに折り畳みできて、持ち運び及
び収納保管に便利なベランダ用ステップ足場を提供する
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のベ
ランダ用ステップ足場は、ベランダRの手摺りT上に跨
がるように配置される踏み板2の後端部にベランダRの
床Fに接地される梯子3を連結してなる足場本体4と、
枠組足場Kの縦枠P,P間に横架され、前記踏み板2の
前端部を取り付けるための水平材とからなり、前記梯子
3は、それぞれ独立して伸縮可能な左右一対の伸縮脚1
2,12を有し、更に前記水平材は根搦み枠5からな
り、該根搦み枠5は、上下一対の横杆5a,5bと、両
横杆5a,5bをつなぐ複数の縦杆5cと、上下各横杆
5a,5bの両端部に伸縮可能に設けられ且つ各部材の
端部が枠組足場Kの縦枠Pに取り付けられる長さ調整用
の伸縮部材45と、からなることを特徴とする。
【0006】請求項2は、請求項1に記載のベランダ用
ステップ足場において、ベランダRの手摺りT上に跨が
るように配置される踏み板2の後端部にベランダRの床
Fに接地される梯子3を連結してなる足場本体4と、枠
組足場Kの縦枠P,P間に横架され、前記踏み板2の前
端部を取り付けるための水平材と、前記踏み板2の左右
側部と前記水平材の左右部分とに亘ってそれぞれ平面視
略L字状に立設される左右一対の手摺り6,6とからな
り、各手摺り6は、それぞれ矩形枠状の足場本体側手摺
り部6aと水平材側手摺り部6bとからなり、両手摺り
部6a,6bは、相対的に上下スライド可能に連結され
ていることを特徴とする。
【0007】請求項3は、請求項1または2に記載のベ
ランダ用ステップ足場において、足場本体4の梯子3
は、踏み板2に連結された左右一対の側枠9に複数のス
テップ杆10を設けてなる梯子本体11と、前記両側枠
9,9にそれぞれ独立して伸縮可能に支持された左右一
対の伸縮脚12,12とからなることを特徴とする。
【0008】請求項4は、請求項3に記載のベランダ用
ステップ足場において、梯子本体11の各側枠9と各伸
縮脚12との間に介設されて伸縮脚12を所要位置で固
定するためのロック手段14は、伸縮脚12にその長手
方向一定ピッチで設けられた多数のロック孔17と、側
枠9に取り付けられ、ボルト先端部がロック孔17に係
合可能で、ボルト基端部のねじ部19aが側枠のねじ孔
18に螺合可能なノブボルト19と、ノブボルト19を
ロック孔17と対向方向に付勢する圧縮コイルばね20
と、ねじ部19aが前記ねじ孔18から外れたノブボル
ト19の先端部を前記ばね20の付勢力に抗してロック
孔17から離脱させるようにノブボルト19を保持する
ストッパー21とからなり、前記ノブボルト19は、そ
の先端部を所要のロック孔17に係合させて伸縮脚12
を側枠9に対し固定するロック位置と、ボルト先端部を
ロック孔17から離脱させて伸縮脚12を側枠9に対し
自由にスライドさせる開放位置と、前記ばね20の付勢
力によりボルト先端部をロック孔17の入口部に半係合
状態で弾接させて伸縮脚12を側枠9に対しスライド可
能とする半開放位置との3位置に設定されるようになっ
ていることを特徴とする。
【0009】請求項5は、請求項1〜3のいずれかに記
載のベランダ用ステップ足場において、左右一対の伸縮
脚12,12には補助ステップ13をスライド可能に設
けてなることを特徴とする。
【0010】請求項6は、請求項5に記載のベランダ用
ステップ足場において、各伸縮脚12と補助ステップ1
3との間に介設されて補助ステップ13を所要位置で固
定するためのロック手段15は、伸縮脚12にその長手
方向一定ピッチで設けられた多数のロック孔17と、補
助ステップ13側に取り付けられ、ボルト先端部がロッ
ク孔17に係合可能で、ボルト基端部のねじ部19aが
補助ステップ13側のねじ孔18に螺合可能なノブボル
ト19と、ノブボルト19をロック孔17と対向方向に
付勢する圧縮コイルばね20と、ねじ部19aが前記ね
じ孔18から外れたノブボルト19の先端部を前記ばね
20の付勢力に抗してロック孔17から離脱させるよう
にノブボルト19を保持するストッパー21とからな
り、前記ノブボルト19は、その先端部を所要のロック
孔17に係合させて補助ステップ13を伸縮脚12に対
し固定するロック位置と、ボルト先端部をロック孔17
から離脱させて補助ステップ13を伸縮脚12に対し自
由にスライドさせる開放位置と、前記ばね20の付勢力
によりボルト先端部をロック孔17の入口部に半係合状
態で弾接させて補助ステップ13を伸縮脚12に対しス
ライド可能とする半開放位置との3位置に設定されるよ
うになっていることを特徴とする。
【0011】請求項7は、請求項1〜6のいずれかに記
載のベランダ用ステップ足場において、足場本体4の踏
み板2と梯子3とは折り畳み可能となっていることを特
徴とする。
【0012】請求項8は、請求項1〜7のいずれかに記
載のベランダ用ステップ足場において、足場本体4の踏
み板2前端部には、水平材に上方より嵌合可能な断面下
向きコ字状の合溝7が設けられ、この嵌合溝7の側壁
部7aには固定用蝶ボルト8が取り付けられていること
を特徴とする。
【0015】請求項9は、請求項2〜のいずれかに記
載のベランダ用ステップ足場において、前記足場本体側
手摺り部6aと水平材側手摺り部6bとは、両手摺り部
6a,6bの対向する両内側縦枠部31a,33a間に
介装された回転金具35によって、2つの枢軸を形成す
る両内側縦枠部31a,33aの互いの一方が他方の周
りを回動できるように連結されていることを特徴とす
る。
【0016】請求項10は、請求項2〜のいずれかに
記載のベランダ用ステップ足場において、前記足場本体
側手摺り部6aと水平材側手摺り部6bとは、両手摺り
部6a,6bの対向する内側縦枠部31a,33a間に
介装された回転金具35によって相対的に上下スライド
可能に連結されている。
【0017】請求項11は、請求項2〜10のいずれか
に記載のベランダ用ステップ足場において、前記足場本
体側手摺り部6aと水平材側手摺り部6bとは、両手摺
り部6a,6bの対向する内側縦枠部31a,33a間
に介装された回転金具35によって、一方の手摺り部が
他方の手摺り部に対して360度回転可能に連結されて
いることを特徴とする。
【0018】請求項12は、請求項11に記載のベラン
ダ用ステップ足場において、前記足場本体側手摺り部6
a及び水平材側手摺り部6bにそれぞれ中縦枠部32,
34が設けられ、一方の手摺り部の中縦枠部32には係
止用フック42が設けられ、このフック42は、その基
軸部が軸方向移動可能で回転可能に中縦枠部32に軸支
されていると共にばね43によりフック先端部を中縦枠
部32側に引き寄せる方向に付勢されていて、両方の手
摺り部6a,6bが互いに折り畳まれたとき、フック先
端部を他方の手摺り部の中縦枠部34の係止孔44に係
入させるようになっている。
【0019】請求項13は、請求項2〜12のいずれか
に記載のベランダ用ステップ足場において、前記足場本
体側手摺り部6aは、これの下横枠部31bから踏み板
2に設けられたナット39にねじ込まれるノブボルト4
0によって踏み板2に固定され、水平材側手摺り部6b
は、これの外側縦枠部33cに取り付けられた足場クラ
ンプ41によって枠組足場Kの縦枠Pに固定されること
を特徴とする。
【0020】請求項14は、請求項1〜13のいずれか
に記載のベランダ用ステップ足場において、前記根搦み
枠5を形成する上下各横杆5a,5bの両端部にはそれ
ぞれ長さ調整用の伸縮部材45が設けられ、上横杆5a
の両端部は、前記伸縮部材45に取り付けられた足場ク
ランプ41によって枠組足場Kの縦枠Pに固定され、下
横杆5bの両端部は、前記伸縮部材45に取り付けられ
て枠組足場Kの縦枠Pに嵌合するコ字枠片46と、この
コ字枠片46の開口端部に取り付けられた固定用蝶ボル
ト48とによって前記縦枠Pに固定されることを特徴と
する。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、建物の外壁部に架設され
た枠組足場KとベランダRとの間に架け渡して設けた本
発明に係るベランダ用ステップ足場1の一実施形態を示
し、図2はその側面図、図3はベランダの外側から見た
正面図、図4は平面図である。これらの図面から分かる
ように、このステップ足場1は、ベランダRの手摺りT
上に跨がるように配置される踏み板2の後端部にベラン
ダRの床Fに接地される梯子3を連結してなる足場本体
4と、枠組足場Kにおける建物の外壁部近くで対向する
縦枠P,P間に横架されていて、前記踏み板2の前端部
を取り付ける水平材としての根搦み枠5の下横杆5b
と、前記踏み板2の左右側部と前記下横杆5bの左右部
分とに亘ってそれぞれ平面視略L字状に立設される左右
一対の手摺り6,6とを備えている。図1〜図4におい
てSは、枠組足場Kの対向する横枠Q,Q間に架け渡さ
れた足場板、Gは交差筋違である。
【0023】図6〜図11は、足場本体4の詳細な構造
を示したものである。先ず、図6及び図7に示すよう
に、梯子3と共に足場本体4を形成する踏み板2の前端
部には、根搦み枠5の下横杆5b(水平材)に対し上方
より嵌合可能な断面下向きコ字状の嵌合溝7が左右幅方
向全域に設けられ、この嵌合溝7の外側壁部7aには左
右2箇所に固定用蝶ボルト8が取り付けられている。
尚、嵌合溝7は、断面下向きコ字状の形材からなるもの
である。踏み板2と梯子3とは、折り畳み可能に枢支連
結されている。
【0024】足場本体4の梯子3は、図8及び図9から
分かるように、左右一対の中空状側枠9,9に複数のス
テップ杆10を連結固定してなる梯子本体11と、両側
枠9,9にそれぞれ独立して伸縮可能に嵌合支持された
左右一対の伸縮脚12,12と、両伸縮脚12,12に
スライド可能に取り付けられた補助ステップ13とから
なり、補助ステップ13は、両伸縮脚12,12に外嵌
された左右一対の中空状スライド枠13a,13aと、
両スライド枠13a,13a間に一体的に連結されたス
テップ杆1bとによって形成される。そして、梯子本
体11の各側枠9とこれに内嵌された伸縮脚12との間
に、各伸縮脚12を各側枠9の所要位置で固定するため
のロック手段14が介設され、また各伸縮脚12とこれ
に外嵌された補助ステップ13の各スライド枠13aと
の間に、補助ステップ13を各伸縮脚12の所要位置で
固定するためのロック手段15が介設されている。
【0025】各伸縮脚12を各側枠9の所要位置で固定
するためのロック手段14について図10を参照して説
明すると、このロック手段14は、伸縮脚12の内面に
沿って配設固定された帯状台板16にその長手方向に一
定ピッチで設けられた多数のロック孔17と、梯子本体
11の側枠9にこれと直交するように取り付けられてい
て、ボルト先端部がロック孔17に係合可能で、ボルト
基端部のねじ部19aが側枠9に固定されたナット18
に螺合可能なノブボルト19と、ノブボルト19をロッ
ク孔17と対向方向に付勢する圧縮コイルばね20と、
ねじ部19aが前記ナット18から外れたノブボルト1
9の先端部を前記コイルばね20の付勢力に抗してロッ
ク孔17から離脱させるようにノブボルト19を保持す
るストッパー21とからなるもので、ノブボルト19
は、側枠9内に対向突設された対向突条部9a,9a間
の溝22を通り且つその前方の隔壁9bに開口されたボ
ルト挿通孔23を通って、ロック孔17に臨むように取
り付けられている。ストッパー21は、ノブボルト19
と直交するようにこれに固定されたロールピンからな
る。また、このノブボルト19の基端にはノブ19bが
取り付けてある。
【0026】従って、各伸縮脚12を梯子本体11の側
枠9に対し固定するときは、ノブ19bを掴んでノブボ
ルト19を押し回しながら、ねじ部19aを側枠9のナ
ット18に螺合してねじ込むことにより、ボルト先端部
を所要のロック孔17に係合させればよい。即ち、ノブ
ボルト19を図10の(A)に示すようなロック位置に
セットする。このとき、ストッパー21は、同図のよう
に、側枠9内に突設された突条部9a,9aの先方側に
位置している。
【0027】上記のようなロック位置から、各伸縮脚1
2を梯子本体11の側枠9に対し開放(ロック解除)す
るには、ノブボルト19を逆方向に回してねじ部19a
を側枠9のナット18から離脱させると共に、コイルば
ね20の付勢力に抗してノブボルト19を引き回しなが
らストッパー21を突条部9a,9a間の溝22から抜
き出して突条部9a,9aの手前側側面に当接させるこ
とにより、ノブボルト19は、図10の(C)に示すよ
うな開放位置に保持され、それにより伸縮脚12を側枠
9に対し自由にスライドさせることができる。
【0028】また、各伸縮脚12の長さを伸縮調整する
ときには、ノブボルト19が図10の(C)に示すよう
な開放位置に保持されたままの状態で伸縮脚12をスラ
イドさせると、ロック孔17の位置を確認しにくく、特
に微調整が困難となる。従って、その場合には、同図の
(B)に示すように、ストッパー21を突条部9a,9
aの先方側に位置させると共に、ねじ部19aをナット
18から離脱させて、コイルばね20の付勢力によりノ
ブボルト19の先端部をロック孔17の入口部に半係合
状態で弾接させるようにしておけば、伸縮脚12をスラ
イドさせるとき、ノブボルト19の先端部が各ロック孔
17ごとにその入口部にコツンコツンと当たるから、ロ
ック孔17の位置を容易に確認できて、必要とする任意
の位置で伸縮脚12を停止させることができ、特に微調
整が容易となる。
【0029】以上、各伸縮脚12を各側枠9の所要位置
で固定するロック手段14の構成及び作用について説明
したが、補助ステップ13を各伸縮脚12の所要位置で
固定するためのロック手段15については、上述したロ
ック手段14の説明及び図10の図示において梯子本体
11の側枠9が補助ステップ13のスライド枠13aに
代わるだけで、そのロック手段14の構成及び作用と全
く同じであるから、その説明を省略する。
【0030】上述したように、足場本体4の梯子3に、
それぞれ独立して伸縮可能な左右一対の伸縮脚12,1
2を設けているから、根搦み枠5及びベランダRの床F
面の高さ、更に床F面の水平度を考慮して両方の伸縮脚
12,12を伸縮調整することによって、ベランダRの
床F面への梯子3の接地を確実にして安定なものにする
ことができる。また、両伸縮脚12,12には補助ステ
ップ13をスライド可能に設けているから、ベランダR
の床F面から踏み板2までの高さが比較的高いときは、
この補助ステップ13を適当な高さ位置に固定しておけ
ば、この補助ステップ13の使用により、梯子3の昇降
を容易且つ安全に行うことができる。
【0031】図11及び図12は、踏み板2と梯子3と
の折り畳み構造を示したもので、踏み板2の後端部両側
に取り付けた左右一対のブラケット24,24と、梯子
本体11の上端部両側に取り付けた左右一対のブラケッ
ト25,25とを枢軸26により枢着することによっ
て、梯子3を踏み板2に対し図11(A)〜(C)のよ
うに折り畳みできるようにしている。また、踏み板2と
梯子本体11との間には、踏み板2と梯子3とを同図
(A)に示すような使用位置と同図(C)に示すような
折り畳み位置とにそれぞれ固定するためのロック機構が
介装されている。
【0032】上記ロック機構は、図11に示すように、
梯子本体11側のブラケット25に、使用位置用ロック
孔26と折り畳み位置用ロック孔27とを枢軸26を中
心とする一定半径の円周上に設ける一方、踏み板2の後
端部に左右方向に条設された溝条28に、図12に示す
ようにそれぞれ上辺側が長く下辺側が短い左右一対の略
コ字状ロックピン29,29の下辺側軸部29a,29
aをスライド可能に嵌合し、上辺側ピン本体29b,2
9bの外端部を踏み板2側ブラケット24の透孔(図示
省略)に係入すると共に、各上辺側ピン本体29bと踏
み板2側との間に介装したコイルばね30によって各ロ
ックピン29を外方へ付勢させてなるものである。
【0033】しかして、踏み板2と梯子3とを図11
(A)のような使用位置に固定するときは、各ロックピ
ン29を上辺側ピン本体29b外端部を梯子本体11側
ブラケット25の使用位置用ロック孔26に係合して図
12(A)のようにすればよい。また、上記使用位置に
ある踏み板2と梯子3とを折り畳むときは、両方のロッ
クピン29,29をコイルばね30に抗して図12の
(B)に示すように内方側へ引き寄せて、上辺側ピン本
体29b,29bの外端部を使用位置用ロック孔26,
26から引抜いた後、梯子3を図11(B)のように折
り畳み方向に回転させると、同図(C)に示すような折
り畳み位置で上辺側ピン本体29b,29bの外端部が
折り畳み位置用ロック孔27,27に係合し、踏み板2
と梯子3とはその折り畳み位置に固定される。
【0034】図13は、前記踏み板2の左右側部と下横
杆5b(水平材)の左右部分とに亘ってそれぞれ平面視
略L字状に立設される左右一対の手摺り6,6の各手摺
り6を示す。足場本体側手摺り部6aは、縦長矩形状周
枠31と中縦枠部32とからなり、水平材側手摺り部6
bは、足場本体側手摺り部6aよりも縦幅及び横幅の大
きい縦長矩形状周枠33と中縦枠部34とからなる。そ
して、足場本体側手摺り部6aと水平材側手摺り部6b
とは、両手摺り部6a,6bの対向する両内側縦枠部3
1a,33a間に介装された回転金具35によって、2
つの枢軸を形成する両内側縦枠部31a,33aの互い
の一方が他方の周りを360度回動できるように連結さ
れている。
【0035】上記回転金具35は、図14の(A)に示
すように、足場本体側手摺り部6aの内側縦枠部31a
に回転可能に嵌合される円筒状スリーブ36aに一対の
連結片36bを突設した第1部材36と、水平材側手摺
り部6bの内側縦枠部33a回転可能に嵌合される円筒
状スリーブ37aに一対の連結片37bを突設した第2
部材37とからなるもので、第1部材36の円筒状スリ
ーブ36aを内側縦枠部31aに嵌合すると共に、第2
部材37の円筒状スリーブ37aを内側縦枠部33aに
嵌合して、双方の連結片36b,37bを固定具38で
固定することによって同図のように取り付けられる。そ
して、第1部材36は、足場本体側手摺り部6aの内側
縦枠部31aの定位置、例えば上端部側にスライド不能
に保持され、第2部材37は、水平材側手摺り部6bの
内側縦枠部33aに沿って上下スライド可能となってい
る。
【0036】また図13に示すように、足場本体側手摺
り部6aは、周枠31の下横枠部31bから踏み板2側
に内装されたナット39(図6に示す)にねじ込まれる
周知のノブボルト40(後述する)によって踏み板2に
固定されるようになっており、水平材側手摺り部6b
は、周枠33の外側縦枠部33cの上下2箇所に取り付
けられた周知の足場クランプ41によって枠組足場Kの
縦枠Pに固定されるようになっている。図14の(B)
及び(C)は、水平材側手摺り部6bの外側縦枠部33
cに取り付けられた足場クランプ41を示す拡大平面図
及び拡大正面図である。
【0037】図15は、手摺り6の足場本体側手摺り部
6aと水平材側手摺り部6bとを折り畳んだ状態を示
す。この場合、足場本体側手摺り部6aの中縦枠部32
に取り付けられた係止用フック42により、この中縦枠
部32と水平材側手摺り部6bの中縦枠部34とを結合
して、両手摺り部6a,6bを折り畳み状態に固定でき
るようにしている。この係止用フック42は、図16の
(A)及び(B)に示すように、フック基軸部42aを
軸方向移動可能で回転可能に足場本体側手摺り部6aの
中縦枠部32に軸支すると共に、コイルばね43により
フック先端部42bを中縦枠部32側に引き寄せる方向
に付勢させるようにし、両方の手摺り部6a,6bを互
いに折り畳んだ状態で、フック先端部42bを水平材側
手摺り部6bの中縦枠部34に設けた係止孔44に係入
させ、それによって両中縦枠部32,34を結合するよ
うにしたものである。
【0038】図17は根搦み枠5を示したもので、この
根搦み枠5は、上横杆5aと下横杆5bと上下横杆5
a,5bをつなぐ複数の縦杆5cとによって横長矩形枠
状に形成されている。上下各横杆5a,5bの両端部に
はそれぞれ、長さ調整用の伸縮部材45が設けられ、そ
して上横杆5a側の各伸縮部材45には、枠組足場Kの
縦枠Pに固定する周知の足場クランプ41が取り付けら
れ、また下横杆5b側の各伸縮部材45には、枠組足場
Kの縦枠Pに嵌合するコ字枠片46が固定されている。
尚、根搦み枠5の『根搦み』(ねがらみ)とは、建築の
分野において、束(つか)等の下方を動かないように連
結するために取り付けた横材を言う。
【0039】上記伸縮部材45は、図18及び図19に
示すように、上下各横杆5a,5bの各端部に嵌合され
るコ字形材からなるもので、両板材45a,45aを貫
通する長孔45b,45bを有し、各横杆5a,5bの
各端部から両長孔45b,45bに挿通されるボルト4
6とナット47によって所要伸縮位置で各横杆5a,5
bの端部に固定される。また図19に示すように、下横
杆5b側の各伸縮部材45に固定されたコ字枠片46の
開口端部には、固定用蝶ボルト48が取り付けられてい
る。
【0040】しかして、上記根搦み枠5の両端部を枠組
足場Kの対向する縦枠P,Pに取り付けるには、上下横
杆5a,5bの長さを両縦枠P,P間ピッチに合わせて
各伸縮部材45により予め伸縮調整した上で、この根搦
み枠5を両縦枠P,Pに挿入して上横杆5a側の足場ク
ランプ41,41と下横杆5b側のコ字枠片46,46
とによって両縦枠P,Pに固定すればよいわけである
が、その際、上下横杆5a,5bの長さを微調整するこ
とが必要な場合もあるため、上横杆5a側の足場クラン
プ41は予め開放状態にしておいて、下横杆5b側のコ
字枠片46を固定用蝶ボルト48で縦枠Pに仮止めし、
伸縮部材45による微調整を終えた後で、各固定用蝶ボ
ルト48及び各足場クランプ41を最終的に締め付ける
ようにすれば、根搦み枠5の取り付け作業を能率良く行
うことができる。
【0041】図20は、前記のようにして枠組足場Kの
縦枠P,P間に取り付けた根搦み枠5の下横杆5b(水
平材)に足場本体4の踏み板2を取り付けた状態、及び
この踏み板2に手摺り6の足場本体側手摺り部6aを取
り付けている状態を示す。根搦み枠5の下横杆5bに踏
み板2を取り付けるには、踏み板2前端部のコ字状嵌合
溝7を根搦み枠5の下横杆5bに対し上方より嵌合させ
て、各固定用蝶ボルト8を締め付けることにより、簡単
容易に取り付けできる。この場合、図17にも示すよう
に、根搦み枠5の下横杆5bの前側面所定箇所に係合孔
49が設けてあるため、各固定用蝶ボルト8の先端をこ
の係合孔49に係合させることによって、踏み板2を取
り付け際の位置決めが容易となる。
【0042】そして、手摺り6の足場本体側手摺り部6
aを踏み板2に取り付けるには、図20の(A)に示す
ように、各足場本体側手摺り部6aの下横枠部31bを
踏み板2の左右各側端部上に載置して、ノブボルト40
を踏み板2側のナット39(図6参照)にねじ込めばよ
い。また、図20の(A)及び(B)に示すように、下
横枠部31bの下側面中央部に係合突起50aを突設し
て、これを踏み板2側に設けた係合凹部50bに係合さ
せるようにすれば、足場本体側手摺り部6aの位置決め
が容易となる。手摺り6の水平材側手摺り部6bを枠組
足場Kの縦枠Pに取り付けるには、図13に示すよう
に、この水平材側手摺り部6bの外側縦枠部33cに取
り付けてある足場クランプ41を縦枠Pに固定すればよ
い。尚、ノブボルト40は、図20の(C)に示すよう
に、足場本体側手摺り部6aの下横枠部31b内に設け
られたナット40aに螺合されて当該下横枠部31bを
上下に貫通可能であって、そのノブ40bと下横枠部3
1b上面との間に圧縮コイルばね40cが介装されてい
る。
【0043】上記のように手摺り6の足場本体側手摺り
部6aと水平材側手摺り部6bとを、踏み板2側から根
搦み枠5及び枠組足場Kの縦枠P側に取り付ける場合
に、両手摺り部6a,6bが相対的に上下スライドでき
るようになっているため、水平材側手摺り部6bに隣接
する足場板Sが比較的高い位置にあるときは、水平材側
手摺り部6bを足場本体側手摺り部6aに対し上方にス
ライドさせて枠組足場Kの縦枠Pに固定すればよく、ま
た足場板Sが比較的低い位置にあるときは、水平材側手
摺り部6bを足場本体側手摺り部6aに対し下方にスラ
イドさせて縦枠Pに固定すればよい。このように、足場
板Sの高さ位置に応じて水平材側手摺り部6bの高さを
調整できるから、水平材側手摺り部6bを足場板Sの安
全柵として有効に機能させることができる。
【0044】また、この手摺り6の取り付けにあたっ
て、枠組足場Kの縦枠P,P間のピッチは一般に180
0mmの場合と1829mmの場合の2種類あるが、足
場本体側手摺り部6aと水平材側手摺り部6bとが普通
のジョイントによって枢着されているものとすれば、上
記ピッチが1800mmの場合と1829mmの場合と
では、水平材側手摺り部6bの取り付け幅に差異が生じ
て取り付けできない場合がある。然るに、この発明で
は、足場本体側手摺り部6aと水平材側手摺り部6bと
が、両手摺り部6a,6bの内側縦枠部31a,33a
間に介装された回転金具35によって、2つの枢軸を形
成する両内側縦枠部31a,33aの互いの一方が他方
の周りを360度回動できるように連結されているか
ら、例えば上記1800mmピッチの場合に対応する長
さの足場本体側手摺り部6aを用意しておくことによ
り、上記ピッチが1800mmの場合には、図5の
(A)に示すように、枠組足場Kの縦枠Pに固定される
水平材側手摺り部6bをそのまま定位置に配置して取り
付ければよいし、上記ピッチが1829mmである場合
には、図5の(B)に示すように、枠組足場Kの縦枠P
に固定される水平材側手摺り部6bを、前記回転金具3
5を介して同図に矢印で示す縦枠P側の方へ若干移動さ
せるようにすれば、この水平材側手摺り部6bの外側縦
枠部33cを縦枠Pに取付ることができる。従って、い
ずれの場合も両手摺り部6a,6bを平面視略L字状に
適正に取り付けることができる。
【0045】以上図1〜図20により説明したステップ
足場1においては、根搦み枠5を使用しているので、こ
の根搦み枠5の下横杆5bは、足場本体4の踏み板2を
取り付ける水平材となり、また根搦み枠5の上横杆5a
は、図3に示すように作業員Mがステップ足場1を上り
下りするときのステップ杆として活用できる。図2に示
す太線の矢印は、図3のように作業員Mが足場板Sから
上記上横杆5aを利用して踏み板2へ下りる過程を示し
たものである。
【0046】図21及び図22は、根搦み枠5を使用し
たステップ足場1であるが、この場合には、ステップ足
場1に近い方の足場板SがベランダRの手摺りTより低
い位置にあるため、根搦み枠5の上横杆5aを踏み板取
付用の水平材としたものである。この根搦み枠5の下横
杆5bは、図22に示すように作業員Mがステップ足場
1を上り下りするときのステップ杆として活用できる。
図21に示す太線の矢印は、作業員Mが図22のように
足場板Sから上記下横杆5bを利用してステップ足場1
の踏み板2へ上る過程を示したものである。
【0049】
【発明の効果】請求項1に係る発明のステップ足場は、
踏み板の後端部にベランダの床に接地される梯子を連結
した足場本体と、踏み板の前端部を取り付けるための水
平材とからなる簡単な構造のステップ足場であって、そ
の梯子はそれぞれ独立して伸縮可能な左右一対の伸縮脚
を有するから、水平材及びベランダ床面の高さ、その水
平度を考慮して左右の伸縮脚を適宜に伸縮調整すること
によって、ベランダの床面への梯子の接地を確実にして
安定なものにすることができる。更に前記水平材とし
て、それぞれの両端部が枠組足場の縦枠に取り付けられ
る上下一対の横杆と両横杆をつなぐ複数の縦杆とによっ
て形成される根搦み枠を用いるため、該根搦み枠の前記
上下両横杆のうちのいずれかを使用すれば、水平材に使
用しない方の横杆をステップ杆として利用できて、ステ
ップ足場への上り下りに有効となる。 更にまた根搦み枠
の上下各横杆の両端部には伸縮可能で且つ各部材の端部
が枠組足場の縦枠に取り付けられる長さ調整用の伸縮部
材が設けられているため、これらの伸縮部材を調整する
ことによって、根搦み枠を枠組足場の縦枠ピッチに応じ
て適正に取り付けることができる。
【0050】請求項2に係る発明のステップ足場は、前
記足場本体と、前記水平材と、足場本体の踏み板の左右
側部と前記水平材の左右部分とに亘ってそれぞれ平面視
略L字状に立設される左右一対の手摺りとからなり、各
手摺りはそれぞれ矩形枠状の足場本体側手摺り部と水平
材側手摺り部とからなるもので、両手摺り部は相対的に
上下スライド可能に連結されているから、水平材側手摺
り部に近い足場板が比較的高い位置にあるときは、その
足場板の高さに応じて水平材側手摺り部を足場本体側手
摺り部に対し上方にスライドさせて枠組足場の縦枠に固
定すればよく、また足場板が比較的低い位置にあるとき
は、水平材側手摺り部を足場本体側手摺り部に対し下方
にスライドさせて縦枠に固定すればよい。このように、
水平材側手摺り部を足場板の位置によって高さ調整でき
るから、水平材側手摺り部を足場板の安全柵として有効
に機能させることができる。
【0051】請求項3のように、足場本体の梯子を、踏
み板に連結された左右一対の側枠に複数のステップ杆を
設けてなる梯子本体と、両側枠にそれぞれ独立して伸縮
可能に支持された左右一対の伸縮脚とによって形成すれ
ば、伸縮脚を有する簡単な構造の梯子を提供することが
できる。
【0052】請求項4のように、梯子本体の各側枠と各
伸縮脚との間に介設されて伸縮脚を所要位置で固定する
ためのロック手段が、伸縮脚に一定ピッチで設けられた
多数のロック孔と、ボルト基端部のねじ部が側枠のねじ
孔に螺合可能なノブボルトと、ノブボルトをロック孔と
対向方向に付勢する圧縮コイルばねと、ノブボルトの先
端部を前記ばねの付勢力に抗してロック孔から離脱させ
るようにノブボルトを保持するストッパーとからなり、
前記ノブボルトが、ロック位置と、開放位置と、半開放
位置との3位置に設定されるようになっているから、各
伸縮脚の長さを伸縮調整するときには、ノブボルトを半
開放位置に設定することにより、伸縮脚をスライドさせ
るときに、ノブボルトの先端部が各ロック孔ごとにその
入口部にコツンコツンと当たって、ロック孔の位置を容
易に確認でき、必要とする任意の位置で伸縮脚を停止さ
せることができ、特に伸縮脚の微調整を容易に行うこと
ができる。
【0053】請求項5のように、両伸縮脚に補助ステッ
プをスライド可能に設けることによって、伸縮脚を伸長
させたときに、この補助ステップを使用することによっ
て、梯子の昇降を容易且つ安全に行うことができる。
【0054】請求項6によれば、請求項4と同様に、補
助ステップの伸縮調整、特にその微調整を容易に行うこ
とができる。
【0055】請求項7のように、足場本体の踏み板と伸
縮梯子とを折り畳み可能にすれば、足場本体の持ち運
び、保管等に便利となる。
【0056】請求項8のように、足場本体の踏み板前端
部に、水平材に対し上方より嵌合可能な断面下向きコ字
状の嵌合溝を設け、この嵌合溝の側壁部に固定用蝶ボル
トを取り付けることによって、水平材に対する踏み板の
取り付けを簡単容易に行うことができる。
【0059】請求項のように、手摺りの足場本体側手
摺り部と水平材側手摺り部とを、両手摺り部の内側縦枠
部間に介装された回転金具によって、2つの枢軸を形成
する両内側縦枠部の互いの一方が他方の周りを回動でき
るように連結した場合には、水平材側手摺り部の取り付
けにあたって、枠組足場の縦枠ピッチが多少変更された
り、両手摺り部の内側縦枠部の位置が多少変動しても、
上記回転金具によって水平材側手摺り部を適宜に移動さ
せることができ、それによって両手摺り部を適正に取り
付けることができる。
【0060】請求項10のように、足場本体側手摺り部
と水平材側手摺り部とを、両手摺り部の内側縦枠部間に
介装された回転金具によって、相対的に上下スライド可
能に連結すれば、水平材側手摺り部を足場板の位置によ
って高さ調整ができると共に、水平材側手摺り部を適宜
に移動させることができて、両手摺り部を適正に取り付
けることができる。
【0061】請求項11のように、足場本体側手摺り部
と水平材側手摺り部とを、両手摺り部の内側縦枠部間に
介装された回転金具によって、一方の手摺り部が他方の
手摺り部に対して360度回転可能に連結するようにす
れば、両手摺り部を互いに折り畳むことができて、持ち
運び、保管等に便利となる。
【0062】請求項12によれば、両方の手摺り部を互
いに折り畳んだ状態で、両手摺り部を固定することがで
きから、持ち運び、保管等に一層便利となる。
【0063】請求項13によれば、足場本体側手摺り部
が、これの下横枠部から踏み板側に設けられたナットに
ねじ込まれるノブボルトによって踏み板に固定され、水
平材側手摺り部が、これの外側縦枠部に取り付けられた
足場クランプによって枠組足場の縦枠に固定されるよう
になっているから、両手摺り部の取付作業を迅速容易に
行うことができる。
【0064】請求項14によれば、根搦み枠を形成する
上下各横杆の両端部にはそれぞれ長さ調整用の伸縮部材
が設けられ、上横杆の両端部が、前記伸縮部材に取り付
けられた足場クランプによって枠組足場の縦枠に固定さ
れ、下横杆の両端部が、前記伸縮部材に取り付けられて
枠組足場の縦枠に嵌合するコ字枠片と、このコ字枠片の
開口端部に取り付けられた固定用蝶ボルトとによって前
記縦枠に固定されるようになっているから、伸縮部材を
調整することによって、根搦み枠を枠組足場の縦枠ピッ
チに応じて適正に取り付けることができる。また、根搦
み枠の両端部を枠組足場の縦枠間に取り付けるには、上
下横杆の長さを両縦枠ピッチに合わせて各伸縮部材によ
り予め伸縮調整した上で、この根搦み枠を両縦枠に挿入
して上横杆側の足場クランプと下横杆側のコ字枠片とに
よって両縦枠に固定すればよいが、その際、上下横杆の
長さを微調整することが必要な場合もあるため、上横杆
側の足場クランプは予め開放状態にしておいて、下横杆
側のコ字枠片を固定用蝶ボルトで縦枠に仮止めし、伸縮
部材による微調整を終えた後で、各固定用蝶ボルト及び
各足場クランプを最終的に締め付けるようにすれば、根
搦み枠の取り付け作業を能率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ベランダ用ステップ足場の一例を示す概略斜
視図である。
【図2】 同ステップ足場の側面図である。
【図3】 ベランダの外側から見た同ステップ足場の正
面図である。
【図4】 同ステップ足場の平面図である。
【図5】 (A)及び(B)は足場本体側手摺り部と水
平材側手摺り部とのコーナー部の拡大平面図である。
【図6】 足場本体の踏み板を示す平面図である。
【図7】 同踏み板の側面図である。
【図8】 (A)は足場本体の側面図、(B)は同足場
本体の後ろから見た正面図であって、一方の伸縮脚のみ
伸長している状態を示す。
【図9】 (A)は足場本体の側面図、(B)は同足場
本体の後ろから見た正面図であって、両方の伸縮脚が最
大限伸長している状態を示す。
【図10】 (A)〜(C)は梯子におけるロック手段
の作動状態を示す断面図である。
【図11】 (A)〜(C)は踏み板と梯子との折り畳
み構造及びその作用を示す説明図である。
【図12】 (A)及び(B)は、踏み板と梯子との
折り畳み構造におけるロック機構を示す説明図である。
【図13】 手摺りの足場本体側手摺り部と水平材側手
摺り部とを平面状に開いた状態で示す正面図である。
【図14】 (A)は図13のX−X線拡大断面図、
(B)は水平材側手摺り部側に取り付けられた足場クラ
ンプの平面図、(C)は同足場クランプの正面図であ
る。
【図15】 (A)は手摺りの足場本体側手摺り部と水
平材側手摺り部とを折り畳んだ状態での平面図、(B)
はその正面図である。
【図16】 (A)は、図15(B)のY−Y線拡大断
面図、(B)は(A)の側面図である。
【図17】 根搦み枠を示す正面図である。
【図18】 (A)は根搦み枠の上横杆の端部の拡大正
面図、(B)はその平面図である。
【図19】 (A)は根搦み枠の下横杆の端部の拡大正
面図、(B)はその平面図である。
【図20】 (A)及び(B)は、根搦み枠の下横杆に
足場本体の踏み板2を取り付けた状態、及びこの踏み板
に手摺りの足場本体側手摺り部を取り付けている状態を
示す側面図、(C)は、足場本体側手摺り部に取り付け
られたノブボルトの拡大図である。
【図21】 ベランダ用ステップ足場の他の例を示す側
面図である。
【図22】 ベランダの外側から見た同ステップ足場の
正面図である。
【符号の説明】
K 枠組足場 P 枠組足場の縦枠 1 ベランダ用ステップ足場 2 踏み板 3 梯子 4 足場本体 5 根搦み枠 5a 根搦み枠の上横杆 5b 根搦み枠の下横杆 6 手摺り 6a 足場本体側手摺り部 6b 水平材側手摺り部 7 嵌合溝 8 固定用蝶ボルト 9 梯子本体の側枠 10 梯子本体のステップ杆 12 伸縮脚 13 補助ステップ 14 ロック手段 15 ロック手段 19 ノブボルト 35 回転金具 40 ノブボルト 41 足場クランプ 45 伸縮部材

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベランダの手摺り上に跨がるように配置
    される踏み板の後端部にベランダの床に接地される梯子
    を連結してなる足場本体と、枠組足場の縦枠間に横架さ
    れ、前記踏み板の前端部を取り付けるための水平材とか
    らなり、前記梯子は、それぞれ独立して伸縮可能な左右
    一対の伸縮脚を有し、更に前記水平材は根搦み枠からな
    り、該根搦み枠は、上下一対の横杆と、両横杆をつなぐ
    複数の縦杆と、上下各横杆の両端部に伸縮可能に設けら
    れ且つ各部材の端部が枠組足場の縦枠に取り付けられる
    長さ調整用の伸縮部材と、からなることを特徴とするベ
    ランダ用ステップ足場。
  2. 【請求項2】 ベランダの手摺り上に跨がるように配置
    される踏み板の後端部にベランダの床に接地される梯子
    を連結してなる足場本体と、枠組足場の縦枠間に横架さ
    れ、前記踏み板の前端部を取り付けるための水平材と、
    前記踏み板の左右側部と前記水平材の左右部分とに亘っ
    てそれぞれ平面視略L字状に立設される左右一対の手摺
    りとからなり、各手摺りは、それぞれ矩形枠状の足場本
    体側手摺り部と水平材側手摺り部とからなり、両手摺り
    部は、相対的に上下スライド可能に連結されていること
    を特徴とする請求項1に記載のベランダ用ステップ足
    場。
  3. 【請求項3】 足場本体の梯子は、踏み板に連結された
    左右一対の側枠に複数のステップ杆を設けてなる梯子本
    体と、前記両側枠にそれぞれ独立して伸縮可能に支持さ
    れた左右一対の伸縮脚とからなることを特徴とする請求
    項1または2に記載のベランダ用ステップ足場。
  4. 【請求項4】 梯子本体の各側枠と各伸縮脚との間に介
    設されて伸縮脚を所要位置で固定するためのロック手段
    は、伸縮脚にその長手方向一定ピッチで設けられた多数
    のロック孔と、側枠に取り付けられ、ボルト先端部がロ
    ック孔に係合可能で、ボルト基端部のねじ部が側枠のね
    じ孔に螺合可能なノブボルトと、ノブボルトをロック孔
    と対向方向に付勢する圧縮コイルばねと、ねじ部が前記
    ねじ孔から外れたノブボルトの先端部を前記ばねの付勢
    力に抗してロック孔から離脱させるようにノブボルトを
    保持するストッパーとからなり、前記ノブボルトは、そ
    の先端部を所要のロック孔に係合させて伸縮脚を側枠に
    対し固定するロック位置と、ボルト先端部をロック孔か
    ら離脱させて伸縮脚を側枠に対し自由にスライドさせる
    開放位置と、前記ばねの付勢力によりボルト先端部をロ
    ック孔の入口部に半係合状態で弾接させて伸縮脚を側枠
    に対しスライド可能とする半開放位置との3位置に設定
    されるようになっていることを特徴とする請求項3に記
    載のベランダ用ステップ足場。
  5. 【請求項5】 左右一対の伸縮脚には補助ステップをス
    ライド可能に設けてなることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載のベランダ用ステップ足場。
  6. 【請求項6】 各伸縮脚と補助ステップとの間に介設さ
    れて補助ステップを所要位置で固定するためのロック手
    段は、伸縮脚にその長手方向一定ピッチで設けられた多
    数のロック孔と、補助ステップ側に取り付けられ、ボル
    ト先端部がロック孔に係合可能で、ボルト基端部のねじ
    部が補助ステップのねじ孔に螺合可能なノブボルトと、
    ノブボルトをロック孔と対向方向に付勢する圧縮コイル
    ばねと、ねじ部が前記ねじ孔から外れたノブボルトの先
    端部を前記ばねの付勢力に抗してロック孔から離脱させ
    るようにノブボルトを保持するストッパーとからなり、
    前記ノブボルトは、その先端部を所要のロック孔に係合
    させて補助ステップを伸縮脚に対し固定するロック位置
    と、ボルト先端部をロック孔から離脱させて補助ステッ
    プを伸縮脚に対し自由にスライドさせる開放位置と、前
    記ばねの付勢力によりボルト先端部をロック孔の入口部
    に半係合状態で弾接させて補助ステップを伸縮脚に対し
    スライド可能とする半開放位置との3位置に設定される
    ようになっていることを特徴とする請求項5に記載のベ
    ランダ用ステップ足場。
  7. 【請求項7】 足場本体の踏み板と梯子とは折り畳み可
    能となっていることを特徴とする請求項1〜6のいずれ
    かに記載のベランダ用ステップ足場。
  8. 【請求項8】 足場本体の踏み板前端部には、水平材に
    上方より嵌合可能な断面下向きコ字状の嵌合溝が設けら
    れ、この嵌合溝の側壁部には固定用蝶ボルトが取り付け
    られていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに
    記載のベランダ用ステップ足場。
  9. 【請求項9】 前記足場本体側手摺り部と水平材側手摺
    り部とは、両手摺り部の対向する両内側縦枠部間に介装
    された回転金具によって、2つの枢軸を形成する両内側
    縦枠部の互いの一方が他方の周りを回動できるように連
    結されていることを特徴とする請求項2〜のいずれか
    に記載のベランダ用ステップ足場。
  10. 【請求項10】 前記足場本体側手摺り部と水平材側手
    摺り部とは、両手摺り部の対向する内側縦枠部間に介装
    された回転金具によって相対的に上下スライド可能に連
    結されている請求項2〜のいずれかに記載のベランダ
    用ステップ足場。
  11. 【請求項11】 前記足場本体側手摺り部と水平材側手
    摺り部とは、両手摺り部の対向する内側縦枠部間に介装
    された回転金具によって、一方の手摺り部が他方の手摺
    り部に対して360度回転可能に連結されていることを
    特徴とする請求項2〜10のいずれかに記載のベランダ
    用ステップ足場。
  12. 【請求項12】 前記足場本体側手摺り部及び水平材側
    手摺り部にそれぞれ中縦枠部が設けられ、一方の手摺り
    部の中縦枠部には係止用フックが設けられ、このフック
    は、その基軸部が軸方向移動可能で回転可能に中縦枠部
    に軸支されていると共にばねによりフック先端部を中縦
    枠部側に引き寄せる方向に付勢されていて、両方の手摺
    り部が互いに折り畳まれたとき、フック先端部を他方の
    手摺り部の中縦枠部の係止孔に係入させるようになって
    いる請求項11に記載のベランダ用ステップ足場。
  13. 【請求項13】 前記足場本体側手摺り部は、これの下
    横枠部から踏み板側に設けられたナットにねじ込まれる
    ノブボルトによって踏み板に固定され、水平材側手摺り
    部は、これの外側縦枠部に取り付けられた足場クランプ
    によって枠組足場の縦枠に固定されることを特徴とする
    請求項2〜12のいずれかに記載のベランダ用ステップ
    足場。
  14. 【請求項14】 前記根搦み枠を形成する上下各横杆の
    両端部にはそれぞれ長さ調整用の伸縮部材が設けられ、
    上横杆の両端部は、前記伸縮部材に取り付けられた足場
    クランプによって枠組足場の縦枠に固定され、下横杆の
    両端部は、前記伸縮部材に取り付けられて枠組足場の縦
    枠に嵌合するコ字枠片と、このコ字枠片の開口端部に取
    り付けられた固定用蝶ボルトとによって前記縦枠に固定
    されることを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記
    載のベランダ用ステップ足場。
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