JP2009234343A - 車両用マルチ入力スイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両の乗員が誤操作をしにくいマルチ入力スイッチを提供することである。
【解決手段】 車両のエアコンの操作スイッチ100にタイマを取り付け、操作スイッチ100のダイアルスイッチ15(マルチ入力スイッチ)が操作されてからの時間を計測する。ダイアルスイッチ15のダイアルノブ21を回転する操作(第1操作)を開始してから、タイマで設定された時間内にシーソーノブ22が押される操作(第2操作)が行われた場合、これを誤操作とみなして、第2操作の結果を実行しないようにする。
【選択図】 図7

Description

本発明は、車両用のマルチ入力スイッチに関するものであり、詳細には、誤操作が防止されるマルチ入力スイッチに関するものである。
近時の車両(例えば、自動車)において、車両に搭載された装置の入力スイッチは、省スペースの観点から1つのスイッチで複数の操作ができるようにしたマルチ入力スイッチとなっているものが多い。マルチ入力スイッチとして、特許文献1に開示される技術が存している。
例えば、特許文献1に開示されるマルチ入力スイッチは、車両の空調装置(エアコン)を操作するためのものであり、押す操作と回転する操作の双方が可能なダイアルスイッチである。即ち、円形のダイアルスイッチの周縁部にエアコンの動作態様(設定温度、風量、吹出しモードの3態様)が表示されていて、ダイアルスイッチを軸方向に押すことにより、いずれかの動作態様が選択される。選択された動作態様は光輝表示されるため、車両の乗員がその動作態様を視認可能である。この状態で、ダイアルスイッチをその軸線周りに所定方向に回転させることにより、その動作態様のレベル(設定温度の数値、風量の強弱、いずれかの吹出し口)を決定する。
上記したように、このダイアルスイッチを軸方向に押し込むことにより、エアコンの動作態様が選択される。このため、乗員がダイアルスイッチを回転させようとしたときに無意識にダイアルスイッチを押してしまい、乗員の意図しない動作態様が選択されてしまうことがある。すると、乗員の的確な運転操作を阻害してしまう。上記した誤操作は、特に運転中の運転者がダイアルスイッチに視線を向けずに(換言すれば、ブラインドタッチの状態で)、ダイアルスイッチを操作しようとする場合に頻繁に生ずるものと考えられる。
特開2006−264553号公報
本発明は、上記した事情に鑑み、車両の乗員が誤操作をしにくいマルチ入力スイッチを提供することを課題としている。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記した課題を解決するための本発明は、
車両に取り付けられ、前記車両に搭載された装置に対して複数の操作が行われる車両用マルチ入力スイッチであって、
乗員の手によって操作される操作部と、前記操作部が操作されてからの時間を計測するタイマと、を備え、
前記操作部に特定の操作が行われ、前記タイマによって設定された時間内に前記操作部に前記特定の操作とは異なる別の操作が行われたとき、前記別の操作の操作結果を実行しないようにしたことを特徴としている。
本発明は上記したように構成されていて、操作部に特定の操作が行われ、タイマによって設定された時間内に別の操作が行われたとき、当該別の操作の結果を実行しないようにしている。即ち、操作部に特定の操作が行われているときに、該操作部に別の操作が行われても、該別の操作がタイマによって設定された時間内に行われたものであれば、当該別の操作を誤操作とみなしてキャンセルする。そして、別の操作が、タイマによって設定された時間を超えて行われたときにのみ、この別の操作を実行する。これにより、特定の操作の操作中に誤って別の操作が行われてしまった場合であっても、別の操作の結果が実行されないため、車両の乗員は特定の操作にのみ意識を集中することができる。換言すれば、車両の乗員(特に、運転者)は誤操作を気にすることなく操作部を操作でき、運転にのみ集中することができる。
例えば、前記特定の操作は前記操作部をその軸線周りに回転する操作であり、前記別の操作は前記操作部をその軸方向に押す操作である。また、前記特定の操作が前記操作部をその軸方向に押す操作であり、前記別の操作が前記操作部をその軸線周りに回転する操作であってもよい。
そして、前記車両に搭載された装置はエアコンであり、前記特定の操作は、前記操作部を回転させて選択されたエアコンの動作態様のレベルを決定する操作であり、前記別の操作は、前記操作部を押してエアコンの複数の動作態様の1つを選択する操作とすることができる。
本発明の実施例について説明する。図1は本発明の実施例の操作スイッチ100において、「設定温度」が選択されたダイアルスイッチ15の正面図、図2の(a)は「風量」が選択されたダイアルスイッチ15の正面図、同じく(b)は「モード」が選択されたダイアルスイッチ15の正面図、図3は操作スイッチ100のブロック図、図4はダイアルスイッチ15の分解斜視図、図5は同じく側面断面図である。
本明細書では、車両に搭載された装置の一例であるエアコンの操作スイッチについて説明する。図1に示されるように、本実施例のエアコンの操作スイッチ100は、正面視において略長方形状で、左側端部には上から、フロントデフスイッチ1、リアデフスイッチ2、内外気切替えスイッチ3の各押ボタンスイッチが設けられていて、右側端部には上から、オートエアコンスイッチ4、風量オフスイッチ5、エアコンスイッチ6の各押ボタンスイッチが設けられている。これらのうち、フロントデフスイッチ1、リアデフスイッチ2、内外気切替えスイッチ3、オートエアコンスイッチ4及びエアコンスイッチ6には、それらの作動状態を示すLED1a〜4a,6aが設けられていて、それらのスイッチ1〜5,6が押されたときに対応するLED1a〜4a,6aが点灯する。図1において、点灯状態のLED3a,4a,6aを黒丸で表示し、消灯状態のLED1a,2aを白丸で表示する。これにより、車両の乗員は、それらの作動状態を視認できる。
操作スイッチ100において、上記した左右のスイッチ1〜6によって挟まれた部分には、エアコンの動作態様(設定温度、風量、モード)を表示する各表示部101〜103が設けられている。即ち、左右のスイッチ1〜6によって挟まれた部分の上半部には、エアコンの設定温度を表示する温度表示部101が設けられ、同じく下半部の左側には、エアコンの風量を表示する風量表示部102が設けられ、同じく下半部の右側には、エアコンのモード(吹出し口の位置)を表示するモード表示部103が設けられている。温度表示部101には、設定温度の目安を示す数字7(本実施例の場合、「18」、「25」、「32」の3つ)とそれらの間に設けられた6つの白丸部8とが同一円周上に配置されていて、それらの外周に多数個の四角窓より成る温度レベル表示部9が半リング状に表示されている。また、風量表示部102には、エアコンの風量を示すイラスト11と、複数個の四角窓より成る風量レベル表示部12が円弧状に表示されている。そして、モード表示部103には、エアコンのモードを示す3つのイラスト13と、4つの白丸部14が表示されている。温度表示部101の温度レベル表示部9、風量表示部102の風量レベル表示部12及びモード表示部103の各イラスト13の奥側部分には各LED(図示せず)が配置されていて、現在の設定温度、風量及びモードが光輝表示される。図1において、光輝状態の四角窓を塗りつぶして表示し、非光輝状態の四角窓を白抜きで表示する。例えば、温度レベル表示部9のレベル(設定温度)は約25℃である。これにより、車両の乗員は、現在の動作レベルを視認できる。
各表示部101〜103のほぼ中央部には、ダイアルスイッチ15(マルチ入力スイッチ)が取り付けられている。このダイアルスイッチ15は円板形状で、その周縁部に設定温度を示す「TEMP」の文字16と、風量及びモードを示す各イラスト17,18が表示されている。文字16及び各イラスト17,18の奥側部分には、それぞれLED19(図5参照)が配置されている。後述するように、このダイアルスイッチ15は、その中心部に配置されたシーソーノブ22を軸方向に押し込むことによってエアコンの動作態様を順に切り替える(選択する)シーソースイッチであるとともに、その外周縁部に設けられたダイアルノブ21を回転させることによって、エアコンの動作態様のレベルを決定するという2つの機能を有するマルチ入力スイッチである。図1はエアコンの動作態様が「設定温度」の場合を示し、図2の(a)は同じく「風量」の場合を示し、(b)は同じく「モード」の場合を示している。ダイアルスイッチ15がいずれの動作態様となっているかは、文字16又はイラスト17,18の部分に配置されたLED19を点灯させて、それらを光輝状態とすることによって表示される。
ダイアルスイッチ15の外周縁部(ダイアルノブ21、図3参照)は、ダイアルスイッチ15の中心部(シーソーノブ22、図3参照)から独立しており、ダイアルスイッチ15の軸線周りに回転自在となっている。このダイアルノブ21は、シーソーノブ22によって選択されたエアコンの動作態様と連動して、そのレベルを決定するものである。例えば、図1に示されるように、シーソーノブ22によってエアコンの「設定温度」が選択されているときにダイアルノブ21を回転させると、エアコンの設定温度を変化させることができる。しかも、このとき、「風量」のレベル(強弱)と「モード」のレベル(位置)は不変である。
次に、本実施例の操作スイッチ100のブロック図について説明する。図3に示されるように、操作スイッチ100の各スイッチ1〜6,15は、スイッチ入力インターフェース23を介してマイコン24に接続されている。そして、マイコン24は、Linドライバ25を介してエアコンECU26に接続されている。各スイッチ1〜6,15を操作すると、その信号がスイッチインターフェース23を介してマイコン24に送られ、マイコン24からLinドライバ25を介してその指令がエアコンECU26に送られる。これにより、エアコンが所定の機能で作動する。また、マイコン24からLEDドライバ27を介して操作スイッチ100に指令が送られ、各LED1a〜4a,6aが点灯する。
次に、本実施例のダイアルスイッチ15の構成について説明する。図4及び図5に示されるように、ダイアルスイッチ15を構成するシーソーノブ22やダイアルノブ21等の各部材は、リフレクタ28に保持される。リフレクタ28は、同軸に配置された外側円筒部29とその内側に配置される内側円筒部31とを備えている。内側円筒部31は周方向に等角度間隔で3等分されていて、それらに形成された空間部にプリズム32が収容される。これらのプリズム32は、リフレクタ28の底部に取り付けられたLED19(図5参照)の光を案内し、エアコンの各動作態様を表示する文字16又はイラスト17,18を光輝表示させるという機能を有している。
各プリズム32の前方(図3の図面視における左方)には、シーソーノブ22が配置される。このシーソーノブ22には、各プリズム32の横断面形状とほぼ同一の扇面形状を成す拡散レンズ33とシーソーベース34が挿入される。シーソーベース34の外周面には、複数本の突起部34aが突出されている。これらの突起部34aは、シーソーノブ22の後端縁部(右端縁部)に、その外径よりも大径で設けられたリング部35の切欠部35aに嵌合される。これにより、シーソーノブ22に収容された拡散レンズ33の抜止めが図られる。
拡散レンズ33とシーソーベース34が収容されたシーソーノブ22は、円筒形状のダイアルノブ21に嵌合配置される。ダイアルノブ21の孔径は、シーソーノブ22の外径よりも少し大きく、かつリング部35の外径よりも少し小さい。このため、ダイアルノブ21に嵌合されたシーソーノブ22は、ダイアルノブ21の前端面から突出する(図5参照)。
ダイアルノブ21は、ダイアルノブベース36に連結された状態でリフレクタ28に支持される。即ち、ダイアルノブベース36の前端部(ダイアルノブ嵌合部37)には、軸方向に沿って多数本の切れ目37aが設けられているとともに、軸直角方向に沿って複数個の貫通孔37bが設けられている。ダイアルノブ21に、ダイアルノブベース36のダイアルノブ嵌合部37を嵌合させる。ダイアルノブ嵌合部37に多数本の切れ目37aが設けられていて、ダイアルノブ嵌合部37を切れ目37aの部分で互いに密着させる形でダイアルノブ嵌合部37をすぼませることができるため、ダイアルノブ21とダイアルノブベース36との連結が容易である。そして、図5に示されるように、両者が連結された状態で、ダイアルノブ21の内周面に設けられた突起部21aが、ダイアルノブベース36の貫通孔37bに係合される。これにより、ダイアルノブ21とダイアルノブベース36との分離及び空回りが防止される。
図5に示されるように、ダイアルノブベース36は、リフレクタ28の外側円筒部29から軸方向に沿って突設された引掛け部29aに引っ掛けられて保持される。そして、リフレクタ28の後側の開口部には、プリント基板38が配置されている。
ダイアルノブベース36の後端面には、軸方向に沿って突出する多数個の爪部36aが、周方向に等角度間隔で設けられている。ダイアルノブベース36がリフレクタ28に保持されたとき、ダイアルノブベース36は、それらの爪部36aを、プリント基板38に取り付けられた2ウェイスイッチ39に掛かるように配置される。ダイアルノブ21をその軸線周りに回転させると、爪部36aが2ウェイスイッチ39を弾く。2ウェイスイッチ39は、ダイアルノブベース36の爪部36aに弾かれる毎にオン状態となる。
シーソーノブ22とリフレクタ28との間には、複数本(本実施例の場合、3本)のシーソーピン41が、周方向に等角度間隔で配置されている。本実施例のシーソーピン41は可撓性を有する樹脂材より成り、本体部42の一端部に受圧部43を設けた略「T」字形状である。受圧部43の幅方向の両端部から、一対のばね部44が渦巻き形状に延設されている。図6に示されるように、シーソーピン41は、一対のばね部44の先端部44aをリフレクタ28の内側円筒部31の前端面に設けられた切欠部31aに引っ掛けて取り付けられる。この状態で、受圧部43の前端面に、シーソーノブ22に収容されたシーソーベース34の突起部34aが当接する。受圧部43におけるシーソーノブ34の突起部34aとの当接面には、突起部34aがずれないようにするための窪み部43aが設けられている。そして、一対のばね部44の戻り力(弾性復元力)でシーソーノブ22を軸方向の前方に向かって押圧している。これにより、シーソーノブ22は、常にダイアルノブ21から突出する方向に押圧される。また、シーソーピン41の本体部42の後端部(図6の図面視における右端部)は、プリント基板38に取り付けられたタクトスイッチ45に接触している。乗員が、シーソーピン41の一対のばね部44の弾性復元力に抗してシーソーノブ22を軸方向に押し込むと、シーソーピン41を介してタクトスイッチ45が押されてオン状態となる。これにより、エアコンの動作態様が切り替わる。例えば、図1に示されるように、エアコンの動作態様が「設定温度」の状態(「TEMP」の文字16が光輝表示されている状態)で乗員がシーソーノブ22を軸方向に押し込むと、シーソーピン41を介してタクトスイッチ45がオン状態となり、エアコンの動作態様が「温度」から「風量」に切り替わる。そして、風量を示すイラスト17が光輝表示される。更に、乗員がもう一度シーソーノブ22を軸方向に押し込むと、エアコンの動作態様が「風量」から「モード」に切り替わり、モードを示すイラスト18が光輝表示される。以降、上記した作用が反復される。なお、図4において46は、シーソーノブ22を押したときに乗員にクリック感を与えるためのクリックピンであり、47は押し込まれたシーソーノブ22を逆方向に押し戻すためのコイルスプリングである。
本実施例の操作スイッチ100のマイコン24には、タイマ(図示せず)が取り付けられていて、乗員によるダイアルスイッチ15の誤操作防止が図られている。そのときの作用を、図7のフローチャートを参照しながら説明する。最初に、ダイアルスイッチ15のイニシャル機能がセットされ(ステップS1)、ダイアルスイッチ15の入力処理が行われる(ステップS2)。本実施例の場合の「イニシャル機能のセット」とは、図1に示されるように、シーソーノブ22が軸方向に押されて、エアコンの「設定温度」の動作態様が選択された状態である。この状態で、車両の乗員がエアコンの設定温度を調整しようとする場合、ダイアルノブ21を軸線周りに所定方向(設定温度を高くしようとする場合は右回り方向、設定温度を低くしようとする場合は左回り方向)に回転する。
このとき、乗員がダイアルノブ21を回転しながら意図せずにシーソーノブ22を押してしまうおそれがある(これにより、エアコンの動作態様が「設定温度」から「風量」に切り替わる)。乗員(特に、運転中の運転者)は、ブラインドタッチでダイアルスイッチ15を操作する場合が多いため、誤ってシーソーノブ22を押してしまい、しかもそれに気付かないままダイアルノブ21を回転させると、自身は設定温度の調整をしているつもりなのに、風量が調整されてしまう。これにより、運転者が的確な運転操作をできなくなるおそれも生じる。
そこで、本実施例の操作スイッチ100では、ダイアルノブ21の入力があったか否か(換言すれば、ダイアルノブ21がいずれかの方向に回転されたか否か)を判断し(ステップS3)、入力があった場合(ステップS3の「Yes」)にはタイマをリセットしてスタートする(ステップS4)。もし、ダイアルノブ21の入力があってから所定時間以内にシーソーノブ22が押し込まれた場合(ステップS5の「Yes」)には、これを誤操作とみなして、シーソーノブ22が押し込まれた操作結果を実行しない。ただし、ダイアルノブ21の入力があってから所定時間を超えてシーソーノブ22が押し込まれた場合(ステップS5の「No」)には、これを正常操作とみなして、シーソーノブ22が押し込まれた操作結果を実行する。即ち、シーソーノブ22の入力処理が行われ(ステップS6)、エアコンの動作態様を切り替える(ステップS7)。なお、ダイアルノブ21の入力がなかった場合(ステップS3の「No」)には、そのままシーソーノブ22の入力処理を行う(ステップS6)。
以降、その他のスイッチ(フロントデフスイッチ1等)の入力処理(ステップS8)、Lin通信処理(ステップS9)、LED表示処理(ステップS10)が行われる。なお、図7のフローチャートにおいて、破線で囲まれた部分は、本発明の実施例の特徴的部分を示す。
次に、フローチャートのステップS5における「所定時間」について説明する。本実施例では、乗員が、ダイアルノブ21を回転操作中にシーソーノブ22を押してしまうことを「誤操作」と判断している。しかし、乗員が、ダイアルノブ21の回転操作終了後にシーソーノブ22を押す操作をすることは、頻繁に起こり得る操作であり、誤操作ではない。ここで、乗員がダイアルノブ21を握る動作を、ダイアルノブ21を押す動作に変更するのにおよそ200msecの時間が必要である。上記した結果、本実施例では所定時間を「100msec」とし、乗員がダイアルノブ21の回転操作を終了した後、100msec以内にシーソーノブ22を押す操作をしたとき、シーソーノブ22が押されたことを誤操作と想定した。即ち、本実施例のタイマによって設定される時間は、100msecである。
本実施例の操作スイッチ100では、ダイアルスイッチ15が、ダイアルノブ21による回転操作とシーソーノブ22による押す操作とのいずれかを行うマルチ入力スイッチとなっている。そして、ダイアルノブ21の回転操作を行っているときで、タイマによって設定された時間内にシーソーノブ22を押す操作がされたときに、その操作を誤操作とみなしてキャンセルする。これにより、乗員が無造作にダイアルスイッチ15を操作したときであっても、誤操作を起こしにくくなっている。この結果、乗員(特に、運転者)は、エアコンのスイッチ操作への意識を低減させることができ、車両の運転に集中することができる。
本発明の実施例では、ダイアルノブ21を回転しているときに、タイマで設定された時間内にシーソーノブ22を押す操作がなされたときに、シーソーノブ22が押されたことによる操作結果をキャンセルする。しかし、逆の形態、即ち、シーソーノブ22を押しているときに、タイマで設定された時間内に誤ってダイアルノブ21が回転されたときに、ダイアルノブ21が回転されたことによる操作結果をキャンセルしてもよい。
ダイアルノブ21の回転させたときの回転量を、エンコーダ(位相差パルス)や静電容量の変化により検出するものであってもよい。また、シーソーノブ22は、ダイアルノブ21の外周縁にあってもよい。また、ダイアルノブ21と一体となっていてもよい。
本発明の実施例の操作スイッチ100において、「設定温度」が選択されたダイアルスイッチ15の正面図である。 (a)は「風量」が選択されたダイアルスイッチ15の正面図、(b)は「モード」が選択されたダイアルスイッチ15の正面図である。 操作スイッチ100のブロック図である。 ダイアルスイッチ15の分解斜視図である。 同じく側面断面図である。 シーソーノブ22の作用説明図である。 ダイアルスイッチ15の作用を示すフローチャートである。
符号の説明
100 操作スイッチ
15 ダイアルスイッチ(マルチ入力スイッチ)
21 ダイアルノブ(操作部)
22 シーソーノブ(操作部)

Claims (4)

  1. 車両に取り付けられ、前記車両に搭載された装置に対して複数の操作が行われる車両用マルチ入力スイッチであって、
    乗員の手によって操作される操作部と、前記操作部が操作されてからの時間を計測するタイマと、を備え、
    前記操作部に特定の操作が行われ、前記タイマによって設定された時間内に前記操作部に前記特定の操作とは異なる別の操作が行われたとき、前記別の操作の操作結果を実行しないようにしたことを特徴とする車両用マルチ入力スイッチ。
  2. 前記特定の操作は前記操作部をその軸線周りに回転する操作であり、前記別の操作は前記操作部をその軸方向に押す操作であることを特徴とする請求項1に記載の車両用マルチ入力スイッチ。
  3. 前記車両に搭載された装置はエアコンであり、前記特定の操作は、前記操作部を回転させて選択されたエアコンの動作態様のレベルを決定する操作であり、前記別の操作は、前記操作部を押してエアコンの複数の動作態様の1つを選択する操作であることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用マルチ入力スイッチ。
  4. 前記特定の操作は前記操作部をその軸方向に押す操作であり、前記別の操作は前記操作部をその軸線周りに回転する操作であることを特徴とする請求項1に記載の車両用マルチ入力スイッチ。
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