JP5234498B2 - 車両用マルチ入力スイッチ - Google Patents

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Description

本発明は、車両用のマルチ入力スイッチに関するものであり、詳細には、操作したときの戻り音が低減されるマルチ入力スイッチに関するものである。
近時の車両(例えば、自動車)において、車両に搭載された装置の入力スイッチは、省スペースの観点から1つのスイッチで複数の操作ができるようにしたマルチ入力スイッチとなっているものが多い。マルチ入力スイッチとして、特許文献1に開示される技術が存している。
例えば、特許文献1に開示されるマルチ入力スイッチは、車両の空調装置(エアコン)を操作するためのものであり、押す操作(特定の操作)と回転する操作(別の操作)の双方が可能なダイアルスイッチである。即ち、円形のダイアルスイッチの周縁部にエアコンの動作態様(設定温度、風量、吹出しモードの3態様)が表示されていて、ダイアルスイッチを軸方向に押すことにより、いずれかの動作態様が選択される。即ち、このダイアルスイッチは、3方向のシーソースイッチである。選択された動作態様は光輝表示されるため、車両の乗員がその動作態様を視認可能である。この状態で、ダイアルスイッチをその軸線周りに所定方向に回転させることにより、その動作態様のレベル(設定温度の数値、風量の強弱、いずれかの吹出し口)を決定する。
上記したように、ダイアルスイッチを軸方向に押し込むことにより、エアコンの動作態様が選択される。ここで、ダイアルスイッチを押し込んだ後、戻すときに戻り音が発生する場合がある。すると、操作したときの感性品質が低下してしまう。
上記した不具合を解消するため、例えば特許文献2に開示される技術が存している。この技術では、スイッチノブの当り面に弾性部材を取り付け、スイッチノブが戻るときの衝撃を和らげる構成となっているため、しかし、この技術では、スイッチノブの押圧時に、操作者の指に弾性部材の影響が直接及ぶため、操作フィーリングが悪化するおそれがある(例えば、操作初期に腰がない様に感じられる)。
特開2006−264553号公報 特開2006−40562号公報
本発明は、上記した不具合に鑑み、操作フィーリングを悪化させることなく、戻り音が低減される車両用マルチ入力スイッチを提供することを課題としている。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記した課題を解決するための本発明は、
車両に取り付けられたケース体に支持される操作部が第1操作部材及び第2操作部材を含み、前記第1操作部材を前記ケース体の軸方向に押すことによって第1スイッチを操作するとともに、前記第2操作部材を軸線周りに回動することによって第2スイッチを操作する車両用マルチ入力スイッチであって、
前記第1操作部材は、押圧操作に対応した押圧方向へ移動可能とされたシーソーノブを有し、前記第1スイッチは、前記シーソーノブの外周部位に対応して複数設けられ、
前記シーソーノブと前記各第1スイッチとの間には、それらと接触又は近接して配置される中間部材が介装され、
前記各中間部材は、本体部と、該本体部から延設され、先端部を前記ケース体に係止させて保持される付勢部とを備え、
前記シーソーノブ押圧操作され、一中間部材の本体部が、その付勢部の弾性復元力に抗して前記シーソーノブの押圧方向と同方向に移動したとき、他の中間部材の本体部は、その付勢部の弾性復元力により前記シーソーノブとの接触が維持されるように、該シーソーノブの移動に追従することを特徴としている。
本発明に係る車両用マルチ入力スイッチは、上記したように構成されていて、操作部が中間部材の付勢部の弾性復元力により戻されるとき、中間部材と一体となって移動する。換言すれば、中間部材が操作部の移動に追従して移動するため、操作部が戻ったときに戻り音(衝撃音)が発生しにくい。また、操作部が押されたときの押圧力は、中間部材を介して第1スイッチに直接伝達されるため、操作時のフィーリングも良好である。
前記操作部と前記中間部材とは、一方の側に設けられた凸円弧状の突起部が他方の側に設けられた凹円弧状の窪み部に嵌り込んで、非接合状態で配置されるようにすることができる。
これにより、操作部と中間部材との接触状態が確実になるとともに、それらの軸直角方向のずれが吸収され、よりスムーズな移動が実現される。
そして、前記凸円弧状の突起部と前記窪み部は、少なくとも2箇所に設けられていることが望ましい。
これにより、操作部が斜めに操作された場合であっても、操作部と中間部材との接触配置状態が維持される。
本発明の実施例について説明する。図1は本発明の実施例の操作スイッチ100において、「設定温度」が選択されたダイアルスイッチ15の正面図、図2の(a)は「風量」が選択されたダイアルスイッチ15の正面図、同じく(b)は「モード」が選択されたダイアルスイッチ15の正面図、図3は操作スイッチ100のブロック図、図4はダイアルスイッチ15の分解斜視図、図5は同じく側面断面図である。
本明細書では、車両に取り付けられたエアコンの操作スイッチ100について説明する。図1に示されるように、本実施例のエアコンの操作スイッチ100は、正面視において略長方形状で、左側端部には上から、フロントデフスイッチ1、リアデフスイッチ2、内外気切替えスイッチ3の各押ボタンスイッチが設けられていて、右側端部には上から、オートエアコンスイッチ4、風量オフスイッチ5、エアコンスイッチ6の各押ボタンスイッチが設けられている。これらのうち、フロントデフスイッチ1、リアデフスイッチ2、内外気切替えスイッチ3、オートエアコンスイッチ4及びエアコンスイッチ6には、それらの作動状態を示すLED1a〜4a,6aが設けられていて、それらのスイッチ1〜4,6が押されたときに対応するLED1a〜4a,6aが点灯する。図1において、点灯状態のLED3a,4a,6aを黒丸で表示し、消灯状態のLED1a,2aを白丸で表示する。これにより、車両の乗員は、それらの作動状態を視認できる。
操作スイッチ100において、上記した左右のスイッチ1〜6によって挟まれた部分には、エアコンの動作態様(設定温度、風量、モード)を表示する各表示部101〜103が設けられている。即ち、左右のスイッチ1〜6によって挟まれた部分の上半部には、エアコンの設定温度を表示する温度表示部101が設けられ、同じく下半部の左側には、エアコンの風量を表示する風量表示部102が設けられ、同じく下半部の右側には、エアコンのモード(吹出し口の位置)を表示するモード表示部103が設けられている。温度表示部101には、設定温度の目安を示す数字7(本実施例の場合、「18」、「25」、「32」の3つ)とそれらの間に設けられた6つの白丸部8とが同一円周上に配置されていて、それらの外周に多数個の四角窓より成る温度レベル表示部9が半リング状に表示されている。また、風量表示部102には、エアコンの風量を示すイラスト11と、複数個の四角窓より成る風量レベル表示部12が円弧状に表示されている。そして、モード表示部103には、エアコンのモードを示す3つのイラスト13と、4つの白丸部14が表示されている。温度表示部101の温度レベル表示部9、風量表示部102の風量レベル表示部12及びモード表示部103の各イラスト13の奥側部分には各LED(図示せず)が配置されていて、現在の設定温度、風量及びモードが光輝表示される。図1において、光輝状態の四角窓を塗りつぶして表示し、非光輝状態の四角窓を白抜きで表示する。例えば、温度レベル表示部9のレベル(設定温度)は約25℃である。これにより、車両の乗員は、現在の動作レベルを視認できる。
各表示部101〜103のほぼ中央部には、ダイアルスイッチ15(マルチ入力スイッチ)が取り付けられている。このダイアルスイッチ15は円板形状で、その周縁部に設定温度を示す「TEMP」の文字16と、風量及びモードを示す各イラスト17,18が表示されている。文字16及び各イラスト17,18の奥側部分には、それぞれLED19(図5参照)が配置されている。後述するように、このダイアルスイッチ15は、その中心部に配置されたシーソーノブ22を軸方向に押し込むことによってエアコンの動作態様を順に切り替える(選択する)である(即ち、シーソースイッチである。)とともに、その外周縁部に設けられたダイアルノブ21を回転させることによって、エアコンの動作態様のレベルを決定するという2つの機能を有するマルチ入力スイッチである。図1はエアコンの動作態様が「設定温度」の場合を示し、図2の(a)は同じく「風量」の場合を示し、(b)は同じく「モード」の場合を示している。ダイアルスイッチ15がいずれの動作態様となっているかは、文字16又はイラスト17,18の部分に配置されたLED19を点灯させて、それらを光輝状態とすることによって表示される。
ダイアルスイッチ15の外周縁部(ダイアルノブ21、図3参照)は、ダイアルスイッチ15の中心部(シーソーノブ22、図3参照)から独立しており、ダイアルスイッチ15の軸線周りに回転自在となっている。このダイアルノブ21は、シーソーノブ22によって選択されたエアコンの動作態様と連動して、そのレベルを決定するものである。例えば、図1に示されるように、シーソーノブ22によってエアコンの「設定温度」が選択されているときにダイアルノブ21を回転させると、エアコンの設定温度を変化させることができる。しかも、このとき、「風量」のレベル(強弱)と「モード」のレベル(位置)は不変である。
次に、本実施例の操作スイッチ100のブロック図について説明する。図3に示されるように、操作スイッチ100の各スイッチ1〜6,15は、スイッチ入力インターフェース23を介してマイコン24に接続されている。そして、マイコン24は、Linドライバ25を介してエアコンECU26に接続されている。各スイッチ1〜6,15を操作すると、その信号がスイッチインターフェース23を介してマイコン24に送られ、マイコン24からLinドライバ25を介してその指令がエアコンECU26に送られる。これにより、エアコンが所定の機能で作動する。また、マイコン24からLEDドライバ27を介して操作スイッチ100に指令が送られ、各LED1a〜4a,6aが点灯する。
次に、本実施例のダイアルスイッチ15の構成について説明する。図4及び図5に示されるように、ダイアルスイッチ15を構成するシーソーノブ22やダイアルノブ21等の各部材は、リフレクタ28に保持される。リフレクタ28は、同軸に配置された外側円筒部29とその内側に配置される内側円筒部31とを備えている。内側円筒部31は周方向に等角度間隔で3等分されていて、それらに形成された空間部にプリズム32が収容される。これらのプリズム32は、リフレクタ28の底部に取り付けられたLED19(図5参照)の光を案内し、エアコンの各動作態様を表示する文字16又はイラスト17,18を光輝表示させるという機能を有している。
各プリズム32の前方(図3の図面視における左方)には、シーソーノブ22が配置される。このシーソーノブ22には、各プリズム32の横断面形状とほぼ同一の扇面形状を成す拡散レンズ33とシーソーベース34が挿入される。シーソーベース34の外周面には、複数箇所(本実施例の場合、3箇所)に突起爪部34aが突出されている。これらの突起爪部34aは、シーソーノブ22の後端縁部(右端縁部)に、その外径よりも大径で設けられたリング部35の切欠部35aに嵌合される。これにより、シーソーノブ22に収容された拡散レンズ33の抜止めが図られる。
拡散レンズ33とシーソーベース34が収容されたシーソーノブ22は、円筒形状のダイアルノブ21に嵌合配置される。ダイアルノブ21の孔径は、シーソーノブ22の外径よりも少し大きく、かつリング部35の外径よりも少し小さい。このため、ダイアルノブ21に嵌合されたシーソーノブ22は、ダイアルノブ21の前端面から突出する(図5参照)。
ダイアルノブ21は、ダイアルノブベース36に連結された状態でリフレクタ28に支持される。即ち、ダイアルノブベース36の前端部(ダイアルノブ嵌合部37)には、軸方向に沿って多数本の切れ目37aが設けられているとともに、軸直角方向に沿って複数個の貫通孔37bが設けられている。ダイアルノブ21に、ダイアルノブベース36のダイアルノブ嵌合部37を嵌合させる。ダイアルノブ嵌合部37に多数本の切れ目37aが設けられていて、これらを互いに密着させる形でダイアルノブ嵌合部37をすぼませることができるため、ダイアルノブ21とダイアルノブベース36との連結が容易である。そして、図5に示されるように、両者が連結された状態で、ダイアルノブ21の内周面に設けられた突起部21aが、ダイアルノブベース36の貫通孔37bに係合される。これにより、ダイアルノブ21とダイアルノブベース36との分離及び空回りが防止される。
図5に示されるように、ダイアルノブベース36は、リフレクタ28の外側円筒部29から軸方向に沿って突設された引掛け部29aに引っ掛けられて保持される。そして、リフレクタ28の後側の開口は、プリント基板38によって覆われている。
ダイアルノブベース36の後端面には、軸方向に沿って突出する多数個の爪部36aが、周方向に等角度間隔で設けられている。ダイアルノブベース36がリフレクタ28に保持されたとき、ダイアルノブベース36は、それらの爪部36aを、プリント基板38に取り付けられた2ウェイスイッチ39に掛かるように配置される。ダイアルノブ21をその軸線周りに回転させると、爪部36aが2ウェイスイッチ39を弾く。2ウェイスイッチ39は、ダイアルノブベース36の爪部36aに弾かれる毎にオン状態となる。
シーソーノブ22とリフレクタ28との間には、複数本(本実施例の場合、3本)のシーソーピン41が、周方向に等角度間隔で配置されている。本実施例のシーソーピン41は可撓性を有する樹脂材より成り、本体部42の一端部に受圧部43を設けた略「T」字形状である。受圧部43の幅方向の両端部から、一対のばね部44(付勢部)が湾曲状に延設されている。図6に示されるように、シーソーピン41は、一対のばね部44の先端部44aをリフレクタ28の内側円筒部31の前端面に設けられた切欠部31aに引っ掛けて取り付けられる。この状態で、受圧部43の前端面に、シーソーノブ22に収容されたシーソーベース34の突起爪部34aの先端部(凸円弧状部34b)のみが当接する。換言すれば、シーソーベース34は、突起爪部34aの凸円弧状部34bのみを受圧部43に接触させた非接合状態に配置される。受圧部43におけるシーソーノブ34の突起爪部34aの凸円弧状部34bとの当接面には、該凸円弧状部34bがずれないようにするための窪み部43aが設けられている。そして、一対のばね部44の戻り力(弾性復元力)でシーソーノブ22を軸方向の前方に向かって押圧している。これにより、シーソーノブ22は、常にダイアルノブ21から突出する方向に押圧される。また、シーソーピン41の本体部42の後端部(図6の図面視における右端部)は、プリント基板38に取り付けられたタクトスイッチ45に接触している。乗員が、シーソーピン41の一対のばね部44の弾性復元力に抗してシーソーノブ22を軸方向に押し込むと、シーソーピン41を介してタクトスイッチ45が押されてオン状態となる。これにより、エアコンの動作態様が切り替わる。例えば、図1に示されるように、エアコンの動作態様が「設定温度」の状態(「TEMP」の文字16が光輝表示されている状態)で乗員がシーソーノブ22を軸方向に押し込むと、シーソーピン41を介してタクトスイッチ45がオン状態となり、エアコンの動作態様が「温度」から「風量」に切り替わる。そして、風量を示すイラスト17が光輝表示される。更に、乗員がもう一度シーソーノブ22を軸方向に押し込むと、エアコンの動作態様が「風量」から「モード」に切り替わり、モードを示すイラスト18が光輝表示される。以降、上記した作用が反復される。なお、図4において46は、シーソーノブ22を押したときに乗員にクリック感を与えるためのクリックピンであり、47は押し込まれたシーソーノブ22を逆方向に押し戻すためのコイルスプリングである。
本実施例の操作スイッチ100の作用を説明する。図7の(a)に示されるように、車両の乗員がシーソーノブ22を軸方向の後方に向かって、ストロークSだけ押し込むと、シーソーノブ22と一体にシーソーベース34が移動する。そして、シーソーベース34の突起爪部34aが、シーソーピン41の受圧部43を押圧する。すると、シーソーピン41がタクトスイッチ45を押し、タクトスイッチ45が起動する。ここで、シーソーピン41に設けられた一対のばね部44の先端部44aは、リフレクタ28の内側円筒部31の切欠部31aに係止されている。このため、シーソーピン41の受圧部43が軸方向の後方に向かって押圧されると、一対のばね部44は、図7の(b)に示されるように、それらの先端部44aを支点として湾曲部分を拡開させるようにねじれながら弾性変形する。一対のばね部44が弾性変形する状態を、矢印48で示す。シーソーピン41の受圧部43は、一対のばね部44の弾性復元力により、常にシーソーベース34の突起爪部34aを逆方向(軸方向の前方)に押圧している。このため、シーソーベース34の突起爪部34aとシーソーピン41の受圧部43との接触状態が維持され、離れることはない。
そして、乗員がシーソーノブ22を押圧する力を緩めると、シーソーピン41は、一対のばね部44のねじれが解放されるときの弾性復元力により、軸方向の前方に押し戻される。ばね部44に蓄えられた弾性エネルギーは、ばね部44のねじれを元に戻しながら徐々に解放される。換言すれば、ばね部44が急激に戻ることがないため、シーソーベース34の突起爪部34aとシーソーピン41の受圧部43とが離れることはない。
本実施例のシーソーベース34には、周方向の2箇所に突起爪部34aが設けられ、かつ各突起爪部34aに2個の凸円弧状部34bが形成されている。また、シーソーピン41の受圧部43には、シーソーベース34の突起爪部34aの各凸円弧状部34bに対応する窪み部43aが2箇所に設けられている。このため、図8に示されるように、シーソーノブ22が斜めに押された場合であっても、シーソーベース34のいずれかの凸円弧状部34bが、シーソーピン41の窪み部43aに嵌り込んだ状態が維持される。これにより、シーソーノブ22が斜めに押された場合であっても、シーソーベース34の突起爪部34aのいずれかの凸円弧状部34bとシーソーピン41の受圧部43の窪み部43aとが離れることはない。
上記した結果、シーソーノブ22が戻されるときに、シーソーピン41がシーソーベース34の動きに追従する。このため、シーソーノブ22が急激に戻ることによる戻り音(衝撃音)が発生しにくくなり、シーソーノブ22をスムーズに操作できる。また、シーソーノブ22を押すときの操作フィーリングを悪化させることもない。
本実施例のシーソーピン41は樹脂材より成る。このため、ダイアルスイッチ15の軽量化が図られるという利点がある。しかし、シーソーピン41を金属より成るものとしてもよい。また、シーソーピン41の本体部42と一対のばね部44が別部材より成るものであってもよい。
本実施例では、シーソーベース34の各突起爪部34aに2個の凸円弧状部34bが設けられ、シーソーピン41の受圧部43に2個の窪み部43aが設けられた形態である。しかし、逆の形態、即ち、シーソーベース34に1ないし複数の窪み部が設けられ、シーソーピン41の受圧部43に窪み部と対応する数の凸円弧状部34bが設けられた形態であってもよい。この場合であっても、上記と同一の作用効果が奏される。
本発明の実施例の操作スイッチ100において、「設定温度」が選択されたダイアルスイッチ15の正面図である。 (a)は「風量」が選択されたダイアルスイッチ15の正面図、(b)は「モード」が選択されたダイアルスイッチ15の正面図である。 操作スイッチ100のブロック図である。 ダイアルスイッチ15の分解斜視図である。 同じく側面断面図である。 ダイアルスイッチ15の作用説明図である。 (a),(b)はシーソーノブ22を押したときの作用説明図である。 シーソーノブ22を斜めに押したときの作用説明図である。
符号の説明
100 操作スイッチ
15 ダイアルスイッチ(マルチ入力スイッチ)
22 シーソーノブ(操作部)
28 リフレクタ(ケース体)
34 シーソーベース(操作部)
34b 凸円弧状部(突起部)
39 2ウェイスイッチ(第2スイッチ)
41 シーソーピン(中間部材)
42 本体部
43a 窪み部
44 ばね部(付勢部)
44a 先端部
45 タクトスイッチ(第1スイッチ)

Claims (4)

  1. 車両に取り付けられたケース体に支持される操作部が第1操作部材及び第2操作部材を含み、前記第1操作部材を前記ケース体の軸方向に押すことによって第1スイッチを操作するとともに、前記第2操作部材を軸線周りに回動することによって第2スイッチを操作する車両用マルチ入力スイッチであって、
    前記第1操作部材は、押圧操作に対応した押圧方向へ移動可能とされたシーソーノブを有し、前記第1スイッチは、前記シーソーノブの外周部位に対応して複数設けられ、
    前記シーソーノブと前記各第1スイッチとの間には、それらと接触又は近接して配置される中間部材が介装され、
    前記各中間部材は、本体部と、該本体部から延設され、先端部を前記ケース体に係止させて保持される付勢部とを備え、
    前記シーソーノブ押圧操作され、一中間部材の本体部が、その付勢部の弾性復元力に抗して前記シーソーノブの押圧方向と同方向に移動したとき、他の中間部材の本体部は、その付勢部の弾性復元力により前記シーソーノブとの接触が維持されるように、該シーソーノブの移動に追従することを特徴とする車両用マルチ入力スイッチ。
  2. 前記中間部材は、平板状の本体部と、該本体部における中間部材の移動方向と直交する方向の両端部から湾曲状に延設される一対の付勢部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の車両用マルチ入力スイッチ。
  3. 前記操作部と前記中間部材とは、一方の側に設けられた凸円弧状の突起部が他方の側に設けられた凹円弧状の窪み部に嵌り込んで、非接合状態で配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用マルチ入力スイッチ。
  4. 前記凸円弧状の突起部と前記窪み部は、少なくとも2箇所に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の車両用マルチ入力スイッチ。
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