JP2009233974A - 熱転写受像シート及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高速印画時においてもマット化やコゲなどの不具合が発生しない印画物を得ることが出来る熱転写受像シートを提供すること。
【解決手段】パルプ紙基材の少なくとも一方の面に、ポリオレフィン樹脂を押し出しコートしたレジンコート紙基材(以下、RC紙基材と称す)のポリオレフィン樹脂を押し出しコートした面(以下、RC面と称す)に、少なくとも中空粒子層、高耐熱中空粒子層、熱転写受容層をこの順に設けた熱転写受像シートであるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、サーマルヘッドを記録手段として用いた昇華型熱転写記録方式において使用される熱転写受像シートに関する。
熱転写を利用した画像の形成方法として、昇華型熱転写記録方式が知られている。この方式では、昇華性染料を高分子樹脂化合物とともに溶解させた染料インキをプラスチックフィルム等の基材シートに塗布することによって作成した熱転写シートと、紙やプラスチックフィルムの一方の面に主として高分子樹脂化合物からなる昇華性染料の受容層を設けた熱転写性シートを、互いに重ね合わせて画像データに応じた加熱を行うことにより、フルカラーの画像を形成することができる。またこの方法は、付与する熱量に応じて昇華性染料のみが受容層に移行する原理を利用している為、ドット単位で濃度階調を自由に調節できるという特徴を有している。染料によって形成された画像は非常に鮮明でかつ透明性に優れているため、中間調や階調の再現性に優れ、銀塩写真に匹敵する高画質の画像を形成できる。
しかし昇華型熱転写方式においては、非常に小さなサーマルヘッドの発熱素子から熱を与えるという機構を利用しているので、印画時に付与できる熱量は非常に小さなものである。この小さな熱量が染料をインクリボンから受像紙に移行させる原動力である。すなわちエネルギー効率良く印画を行う為には、染料の移行にて消費される以外の熱量消失を可能な限り少なく抑えることが望ましい。しかしながら受像シートの基材にコート紙やアート紙などの紙基材を用いた場合には、これらの素材自体の熱伝導度が比較的高い為に基材への熱拡散による熱損失が大きくなり、染料の拡散に使用できる熱量が少なくなる。その結果として受容層への染料移行量が少なくなり。高濃度の画像が得られなくなる。
そこで、受像シートの基材としてポリオレフィン等の熱可塑性樹脂を主成分とし、内部に空隙を有している二軸延伸の発泡フィルムを用いることがある。この様なフィルムを基材に用いた受像シートは厚さが一定であり、柔軟性があり、セルロースの繊維からなる紙などに比べて熱伝導度が低い為に、均一で濃度の高い画像が得られるという利点がある。しかし、二軸延伸フィルムを受像シートの基材に用いた場合、延伸時の残留応力が印画時の熱で緩和され、延伸方向にフィルムが収縮する。その結果、受像シート上にカールやシワが発生し、プリンタ内を受像シートが走行する際に紙詰まり等のトラブルが生じる事がある。
こうした欠点を改善する為に、例えば、比較的熱収縮率が小さい芯材や弾性率の大きい芯材に、空隙を有する二軸延伸の発泡フィルムを貼り合わせて積層したラミネートシートを受像シートの基材として用いる例もある。芯材に発泡剤が含まれた発泡層を介して非発泡プラスチックフィルムを重ね合わせ、その状態で発泡剤を発泡させて接着剤層を多孔質構造とした熱転写受像シートも存在する(特許文献1参照)。また、中空粒子をバインダ樹脂に混ぜた多孔質塗工液を基材シートに塗布することにより、断熱性とクッション性を兼ね備えた多孔層を形成する技術も知られている(特許文献2参照)。
特開平6−239040 特開2002−212890 しかしながら、空隙を有する二軸延伸フィルムは伸縮性が大きく、ラミネート時のテンションの制御が困難である。このために生産効率を向上させることが困難であり、結果として製造コストが大幅に上昇する。
その他の例として、パルプ紙基材に多孔質塗工液を塗布して多孔層を形成する方法が知られている。しかしながらこの方法では、パルプ紙基材の材質やバインダ樹脂の種類によっては、塗工液の水分がパルプ紙基材に浸透して乾燥後の多孔層表面に凹凸が生じ、その影響で多孔層上に積層されている受容層の表面にも凹凸が現れて、画像形成時に濃度ムラやドット抜けといった欠陥を生じさせることがある。
これを回避する方法として、パルプ紙基材上にポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン樹脂を押し出しつつパルプ紙基材と貼り合わせた紙、いわゆるレジンコート紙(以下、RC紙と記する)を用いる方法がある。このRC紙を基材として用いることにより、上述した多孔層塗工液を塗布する際に発生する水分の紙基材への浸透を抑制することができ、乾燥後の多孔層表面に凹凸が発生しない平滑な表面を持った熱転写受像シートを得ることができる。
ところで昇華型熱転写方式の分野では、印画時間の短縮に対しての要望が強く、印画の高速化において目覚しい進歩を遂げている。昇華型熱転写記録方式では、「得られる印画物の印画濃度は、受容層中に存在する染料の存在量に比例する」ので、高速で従来と同程度の濃度を持った印画物を得ようとした場合には、より短時間で従来と同量の染料を、インクリボンから受像紙に移行させる必要がある。この染料の移行量はサーマルヘッドにて付与する印画時の熱量に比例し、また「印画時の熱量は、サーマルヘッドの温度を時間で積分したもの」に比例するので、サーマルヘッドをより高温となるように制御して印画を行わなければならない。すなわち染料の拡散に使用できる時間が小さくなった分を、熱転写時に熱転写シートに付与される温度を高くして染料の拡散を速める事で補っている。このようなプリンタ側の技術改良によって、印画速度の改善が図られている。
このような印画の高速化への要望が増すにつれて、熱転写受像シートにはこれまで以上の耐熱性が必要となる。印画が高速化するにつれて高温化する傾向がある印画時のサーマルヘッド温度に対して、問題なく高品質な印画物を得るためである。しかし熱転写受像シートを構成している材料は主として有機高分子であるため、今まで以上に耐熱性を向上することは難しい。
特に塗布型多孔層を用いた受像紙においては、多孔層中の構成材料の一つである中空粒子が有機樹脂からなる粒子内に空気が含有された構造であるため、印画時の温度と圧力によって中の空気が抜けてしまい、印画後にはその体積が収縮してしまう場合がある。特に高濃度の画像を印画する際には、サーマルヘッドを非常に高温にする必要がある為に、この現象が顕著に現れる可能性がある。このような現象が発生した場合には、印画物に高温で印画した部分(高濃度部分)と未印画部分(低濃度部分)の境界がある場合には、その境界部分で物理的な凹凸ができ、印画物を目視確認して分かる程度の好ましくない段差や凹凸(いわゆるエンボスという不具合)が発生する。
さらには特に高濃度の印画物を作成する際において、受容層が熱負けして熱転写シートに融着し、その一部が凝集破壊することがある。これは前色の印画時に多孔層の熱負けによって発生した熱転写受像シートの凹凸の凸部分が、特に高温で印画されることになり。すなわち熱転写受像紙表面に局所的に過剰な温度が付与されるために、受容層が熱負けして熱転写シートに融着し、その一部が凝集破壊することがある。この場合は印画後の表面が本来印画した色相を再現できず、例えば黒を印画した場合でも局所的に茶色い色味を帯びる。この現象はコゲと呼ばれる不具合であり、特に印画速度が速い場合に顕著に発生する。多孔層塗布型の熱転写受像シートは発泡フィルムを用いる場合と比較してコスト面での優位性があるものの、上記の課題解決が必須となっている現状では、ますます実用化が困難となっていた。
そこで、本発明は、多孔層を塗工して形成することにより、発泡フィルムの貼り合わせに伴う生産性の諸問題を回避でき、しかも、多孔層塗工液に含まれる水分が紙基材に浸透する恐れが無く、濃度ムラやドット抜けの無い高品質な画像を得ることができる熱転写受像シート及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の熱転写受像シートは、RC基材紙の一方の面側から少なくとも中空粒子層、高耐熱中空粒子層、染料受容層がこの順に設けることによって、前述した課題を解決する。中空粒子層は高い断熱効果を発現させ、特に高速印画における染料の転写感度を高度に維持する事ができ、高耐熱中空粒子層は、印画時に発生する凹凸を軽減し、エンボスやコゲの発生を軽減することが出来る為である。
本願発明によれば、いわゆるエンボスやコゲなどの不具合を発生することなく、昇華転写型のプリンタにて高速で印画を行うことができる昇華型熱転写受像シートを提供することが出来る。
次に実施の態様を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。図1は、本発明の昇華型熱転写受像シートの基本形態を示す模式図である。すなわち、RC基材紙1のRC層2を設けた面に、中空粒子層3、高耐熱中空粒子層4、受容層5が設けられている。
図2は、図1において高耐熱中空粒子層と受容層の間に機能層8を設けた形態を示す模式図である。これは高耐熱中空粒子層と受容層の接着強度を改善するだけでなく、例えば高耐熱中空粒子層や中空粒子層に使用する高耐熱中空粒子や中空粒子の様に耐有機溶剤性がよくない場合には、受容層塗工時の有機溶剤で高耐熱中空粒子や中空粒子が壊れないような溶剤バリア層を塗布することができる。
あるいは機能層8として、印画物の高温高湿保存時に発生する画像のにじみ防止層を用いることができる。高耐熱中空粒子層のバインダーとして水溶性樹脂を用いることから、これが高温高湿で軟化することによって促進される印画後染料の再拡散が発生するので、これを防止する必要がある場合がある為である。
図2にはさらに、図1におけるRC紙面とは反対の面に、裏面層7を設けた実施形態を示す模式図となっている。裏面層7は1層に限定されず、必要な機能に応じて2層以上の複数の層とすることしても良い。
以下に本発明の昇華型熱転写受像シートを構成する各層の説明を行う。
RC紙基材
RC紙基材は、天然パルプ、合成パルプ、それらの混合物から抄紙したパルプ紙を基材紙とし、その両面にポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂などのポリオレフィン系樹脂をドライラミネーション法、ウェットラミネーション法、エクストリュージョン法などの方法で積層することによって、RC層を設けて形成することができる。パルプ紙基材の坪量は、用途に応じて後に記載する適宜調整することが好ましいが、例えば本願に発明においてはRC層とのトータルで、厚みが50〜300μmのものを用いることができる。50μm未満の場合は、受像紙の剛度が低い為に印画物としての質感が失われれる為に好ましくない。300μm以上の場合は、逆に剛度が高すぎて、写真としての質感が失われるので好ましくない。
中空粒子層
中空粒子層は、少なくとも中空粒子をバインダ樹脂に結着させて形成されたものである。具体的には、バインダ樹脂と冷却ゲル化剤、中空粒子を溶媒に溶解、分散させた塗工液をRC紙基材上に塗工し、これを乾燥させることによって中空粒子層が形成されている。冷却ゲル化剤が中空粒子を結着できる性能を持つものであれば、バインダ樹脂兼冷却ゲル化剤として冷却ゲル化剤を用いても良い。中空粒子としては発泡粒子、非発泡粒子のいずれでもよく、例えば架橋スチレンーアクリルなどの有機中空粒子を用いることができる。発泡粒子を用いる場合は、独立発泡又は連続発泡のいずれでも良い。
中空粒子
中空粒子の体積空隙率は30%から70%であることが望ましい。30%に満たない場合は、多孔層に十分な断熱性及びクッション性を発現させる事ができない恐れがある。逆に70%以上の場合は、中空粒子の壁の厚みが薄くなり、特に印画時において内部の空隙を保持できずに潰れてしまうので、好ましくない。また、多孔層における中空粒子の含有率は、バインダ樹脂との体積比で70〜90%であることが好ましい。70%に満たない場合は、多孔層に十分な断熱性及びクッション性を発現させる事ができない恐れがあり、90%を超えた場合は、多孔層内、あるいは他の層との結着力が不足し、熱転写印画時などに多孔層がRC紙基材から剥離してしまうために好ましくない。
中空粒子の樹脂バインダに対する体積比の上限値には、以下の様な理論的な根拠がある。中空粒子層は中空粒子同士の隙間をバインダ樹脂が埋めるような状態で層を形成しているが、単一の粒径の粒子を用いた場合には粒子が最密充填された場合でも粒子間に層の体積の約9.3%に相当する粒子間の隙間が層内に存在することになる。この隙間が樹脂で満たされていない場合には樹脂間に空隙が存在することになる。このために中空粒子の体積比が上限値を超えた場合には中空粒子層内の結着力が不足し、凝集破壊が発生しやすくなる。実際には添加する中空粒子には粒度分布が存在するので、中空粒子の最密充填時にできる空隙はもう少し少なくなることが予想できる。しかし、通常の塗工時による中空粒子の充填率と最密充填とはならないので、両効果が相殺されて、上述した限界値を持つものと考えられる。
中空粒子層の塗布量は、5〜40g/mであることが好ましい。5g/mに満たない場合は断熱性やクッション性を十分に発揮できなくなるので好ましくない。また40g/mを超えた場合には、効果が飽和している一方でコストは高くなっていくので好ましくない。
バインダ樹脂
中空粒子層に用いるバインダー樹脂としては、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、酢酸ビニル樹脂、アクリル樹脂およびその共重合体、あるいはそれらをブレンドした樹脂を水に溶解するか分散させるかまたはエマルジョン化したものや、ポリビニルアルコール樹脂、カルボキシメチルセルロース樹脂、でんぷん、ポリアクリル酸ナトリウム樹脂などの水溶液を用いることができる。ポリエステル樹脂を用いる事は、RC基材紙との接着性の観点から好ましい。
冷却ゲル化剤
本発明においてRC基材紙上に設ける中空粒子層と高耐熱中空粒子層の希釈溶媒は水系である為、これらをスライドコート法等の同時多層塗布方法により、複数の層を同時に形成することで効率よく昇華型熱転写受像シートを得ることができる。この塗布方法では、同時に塗布する各層の界面が塗工時に混ざらないようにする目的で、冷却ゲル化剤を添加することが好ましい。
このような冷却ゲル化剤としては、冷却ゲル化特性を有していれば特に限定されるものではない。中でも本発明に使用する冷却ゲル化剤は、水に溶解した状態での15℃における粘度が80℃における粘度に対して3倍以上、好ましくは5倍以上、さらには10倍以上であることが望ましい。
なお水に溶解する際の濃度によって粘度特性が異なる場合には、特定の濃度において上記の粘度特性を示すものであれば良い。
本発明に用いられる冷却ゲル化剤としては、例えば、ゼラチン、ポリビニルアルコール、寒天、κ―カラギーナン、γ―カラギーナン、ι―カラギーナン、ペクチン等をあげることができる。
ここで上記ゼラチンは、上述した様に3重へリックス構造を有するコラーゲンを変性させる事によって得られるペプチド鎖からなるものであり、冷却されることにより部分的に3重へリックス構造を回復し、回復された3重へリックス構造を基点として3次元ネットワークを形成することによって、冷却ゲル特性を示すものである。
上記、κ―カラギーナン、γ―カラギーナン、ι―カラギーナンは、紅藻海藻類から抽出される分子量100000〜500000程度のガラクトース、3、6−アンヒドロガラクトースを主成分とする天然高分子である。分子内に半エステル型の硫酸基などを毛有することを特徴とするものであり、通常、ローカストビーンガムや、金属塩化合物等の増粘剤が併用されることにより、冷却ゲル特性を示すのもである。
上記ペクチンは、植物の細胞壁を構成する天然多糖類であり、イオン性の化合物と併用されることにより、冷却ゲル化特性を示すものである。本発明においては、上記冷却ゲル化剤のいずれを用いても良い。また、上記冷却ゲル化剤は1種類だけでなく、2種類以上をブレンドして使用しても良い。
本発明の中空粒子層に用いられる冷却ゲル化剤の含有量としては、本発明の中空粒子層をその塗工に適した粘度に維持できる範囲内であれば、特に制限されるものではないが、例えば、中空粒子層の固形分中で、0.5〜50.0重量%、好ましくは0.5〜40.0重量部の範囲内であることが望ましい。0.5重量部よりも少ない場合は、中空粒子層の塗工時に十分な冷却ゲル化特性を発現できず、乾燥の際にムラが発生する等の不具合が発生するので好ましくない。50.0重量%以上の場合は、他の組成成分、特に中空粒子の割合が低下することによって中空粒子層の本来の機能である断熱性が低下するので好ましくない。
体積比率
中空粒子層の樹脂バインダと中空粒子の体積比率は、以下の様にして配合の際の重量比率から求めた。すなわち、まずは樹脂バインダと中空粒子の重量比から体積比を算出するに当たって、中空粒子に対しての寄与係数を求める。例えば中空粒子の体積中空率が例えば50%の場合、体積中空率が0%(中空部分なし)の場合と比較して、1/0.5=2.0倍の体積である。この結果から、樹脂バインダと同一重量の中空粒子を配合した場合には、その体積比は、樹脂バインダ:中空粒子=1:1×2=1:2」であると推定できる。
この例における中空粒子の体積比率は、2/(1+2)=66.7%と算出できる。ここで、樹脂バインダと中空粒子はともに有機高分子によって構成されているものであることから、粒子の「空」ではない「実」部分は、同程度の密度であるとして計算した。
高耐熱中空粒子層
高耐熱中空粒子層は、高耐熱中空粒子をバインダ樹脂、冷却ゲル化剤に結着させて形成されたものである。具体的には、バインダ樹脂と高耐熱中空粒子を溶剤に溶解及び分散させた塗工液をRC基材紙上に先に述べた中空粒子層を塗布したものの上に塗布し、これを乾燥させることによって高耐熱中空粒子層が形成されている。高耐熱中空粒子層はスライドコート法にいよって中空粒子層、染料受容層と同時に塗布して設けても良い。このように高耐熱中空粒子層を形成することにより、中空粒子層のみを使用した場合に生じる問題、すなわち。3色混色の濃度が単色に比較して低くなるという問題、そして3色混色印画部分に凹みが生じ。画像にエンボスが生じる問題を回避できる。
また高耐熱中空粒子層に用いるバインダ樹脂、冷却ゲル化剤としては、前述した中空粒子層で使用したバインダ樹脂、冷却ゲル化剤をそのまま用いることができる。
高耐熱中空粒子層の厚さは、5〜40μmの範囲が好ましい。5μm未満であると十分なクッション性が得られない可能性があり、他方40μm以上であると断熱性が飽和し、コスト的に好ましくないという問題が発生する。
高耐熱中空粒子
高耐熱性中空粒子層に使用する高耐熱中空粒子としては、耐熱温度が200℃以上、好ましくは300℃以上を有し、体積平均粒径が中空粒子以下で、断熱性を有するものが望ましい。粒子の耐熱温度は、粒子の構成物質、製造条件あるいは入手可能性等に依存するが、高いほど望ましく、かかる観点から上限は特に制限されない。粒子の耐熱温度とは、粒子が熱によって破壊あるいは潰れることなく耐える最大の温度であり、本発明においては熱応力歪み測定装置(TMA)(セイコー電子社製)によって測定した値を示している。ただし、同様の原理、方法で測定された値であれば、前記装置に限定されることなく、測定可能である。
高耐熱中空粒子の構成物質は無機系、有機系等、特にその種類は限定されるものではないが、有機系樹脂であれば、例えばスチレン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、スチレンー(メタ)アクリル系樹脂、フェノール系樹脂、フッ素系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエーテル系樹脂な、その他公知の種々の樹脂であってよい。
高耐熱中空粒子は、例えば上記の中空粒子を構成する樹脂の架橋度をさらに高めて耐熱性を高めた中空粒子であり、上述した耐熱性を有するものである。高耐熱性中空粒子の空隙率は、中空粒子の空隙率よりも小さくても良い。市販品としては、高架橋スチレンーアクリル系樹脂(SX−866;JSR社製)、シリカ系中空粒子(ゴッドボールB−6C;鈴木油脂工業社製)などとして入手可能である。
高耐熱性中空粒子層に用いる高耐熱性中空粒子の含有比率は70〜90重量%の範囲が好ましく、80〜85重量%の範囲がさらに好ましい。下限値以下の場合は。十分な断熱性や耐熱性が得られない恐れがあり、また上限値を超えた場合は、結着力が不足して高耐熱中空粒子層が中空粒子層あるいはRC基材紙からの剥離が発生する可能性がある。
高耐熱中空粒子層は高耐熱中空粒子同士の隙間をバインダ樹脂が埋めるような構造で層を形成しているが、単一の粒径の粒子を用いた場合には粒子が最密充填された場合でも約9.3%に相当する粒子間の隙間が層内に存在することになる。この隙間が樹脂で満たされていない場合には結着力が不足する。ここで高耐熱中空粒子層の体積比率は、先に述べた中空粒子層の体積比率と同じ方法によって、算出した。
染料受容層
染料受容層は、染料染着性の高い樹脂を主成分とするワニスに、必要に応じて離型剤等の添加剤を加えて構成する。染料染着性の高い樹脂としては、ポリプロピレン樹脂などのポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂などのハロゲン系樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、ポリスチレン樹脂などのビニル系樹脂、およびその共重合体、ポリエチレンテレフタラート樹脂などのポリエステル樹脂等、あるいはこれらの混合物が使用できる。これらの中でも、ポリエステル系樹脂、あるいはビニル系樹脂が好ましい。
染料受容層には、画像形成時に熱転写シートとの熱融着を防止する観点から、離型剤を添加することができる。離型剤には、シリコーンオイル、燐酸エステル、フッ素化合物などを用いることが出来るが、特にシリコーンオイルが好ましい。シリコーンオイルとしては、エポキシ変性、アルキル変性、ポリエーテル変性、アミノ変性、などの種々の変性シリコーンオイルを用いることができる。離型剤の添加量は染料受容層の樹脂100重量部に対して、0.2〜3.0重量部の範囲で用いることが好ましい。0.2重量部未満の場合には、熱転写シートとの離型性が不十分となって印画の際に熱融着が発生し、また3.0重量%以上添加した場合には、画像を形成した後に転写する保護層が十分に接着性しなくなるので好ましくない。
染料受容層は、前述の高耐熱多孔層の上に塗布して乾燥することによって形成することができる。塗布量は0.5〜10.0g/mであることが望ましい。0.5g/m未満の場合には、特に高濃度部分においては染料の受容に不十分な樹脂層が不十分であり、高い濃度を達成できなくなるので好ましくない。また10.0g/m以上の場合には、高耐熱中空粒子層や中空粒子層との物理的な距離が遠ざかる為に断熱性が不十分となり、高濃度の画像が得られなくなるので好ましくない。
裏面層
本願発明の熱転写受像シートには、必要に応じて裏面層を設けることができる。例えば本願発明の熱転写受像シートがはがきとして用いられる場合には、裏面層には水性油性のペン、ボールペン、鉛筆での筆記適正や、インクジェット印刷適正、切手接着適正を持たせることが好ましい。
機能層
本願発明においては、中空粒子層と高耐熱中空粒子層との間に、必要に応じて機能層を設けることができる。この機能層は、受容層としてその希釈溶媒が有機溶剤であるものを用いる場合に、有機溶剤バリア効果を持つ層として特に必要となる。高耐熱中空粒子や中空粒子が一般に有機溶剤に弱い物質であることから、これらの層の上に直接有機溶剤系インキを塗布した場合には中空粒子が破壊されてしまう為である。機能層に用いられる材料としては、耐溶剤性を持った水溶性あるいは水分散性の樹脂であれば特に制限無く用いることができる。また厚みとしては0.5〜5.0μm程度であることが好ましい。下限を下回った場合には有効な溶剤バリア効果を発現できず、逆に上限を超えた場合には、高耐熱中空粒子層等の断熱効果を持った層から受容層の距離が遠くなって、染料の転写感度が低くなるためである。
以下に本願発明を、実施例を挙げて説明する。
実施例1
基材シートとしてRC紙(STF−150、三菱製紙社製)を用い、下記組成の中空粒子層塗工液1、高耐熱中空粒子層塗工液1、染料受容層塗工液1を50℃に加熱し、スライドコーティング法を用いて、乾燥時の厚みが20μm、20μm、5μmとなる様に塗布し、5℃にて1分間冷却ゲル化させ、50℃にて5分間乾燥し、熱転写受像シートを得た。
中空粒子層塗工液1
中空粒子(ローぺイクHP−1055、ロームアンハース社製 体積中空率50%)
70重量部
ゼラチン(RR、新田ゼラチン社製) 30重量部
界面活性剤(サーフィノール440、日信化学社製) 3重量部
水 400重量部
高耐熱中空粒子層塗工液1
高耐熱中空粒子(体積平均粒径0.3μm、中空率30%、耐熱温度300〜330℃、SX−866:JSR社製)
30重量部
ゼラチン(RR、新田ゼラチン社製) 70重量部
界面活性剤(サーフィノール440、日信化学社製) 3重量部
水 400重量部
染料受容層
塩化ビニル系樹脂(ビニフラン900、日信化学社製) 80重量部
ゼラチン(RR、新田ゼラチン社製) 20重量部
シリコーンオイル系離型剤(KF−615A、信越化学社製) 10重量部
界面活性剤(サーフィノール440、日信化学社製) 3重量部
水 400重量部
実施例2〜5、比較例4
中空粒子層塗工液の中空粒子とバインダの比率、高耐熱中空粒子層塗工液の高耐熱中空粒子とバインダの比率を表1に示した様にした以外は、実施例1と同様にして熱転写受像シートを作成した。
比較例1
高耐熱中空粒子層用塗工液1に変えて中空粒子層用塗工液1を塗工し、中空粒子層の乾燥時の厚みが合計40μmとなるように塗布した以外は、実施例1と同様にして熱転写受像シートを作成した。
比較例2
中空粒子層用塗工液1に変えて高耐熱中空粒子層用塗工液1を塗工し、高耐熱中空粒子層の乾燥時の厚みが合計40μmとなるように塗布した以外は、実施例1と同様にして熱転写受像シートを作成した。
比較例3
中空粒子層と高耐熱中空粒子層の順序を入れかえ、基材から高耐熱中空粒子層、中空粒子層、染料受容層の順となる様に塗布した以外は、実施例1と同様にして熱転写受像シートを作成した。
実施例比較例の結果を表1に示す。
Figure 2009233974
印画物外観評価
アルテックADS社製昇華転写型熱転写プリンタ メガピクセルIII(商品名)にて、当プリンタの
純正インクリボンを用いて黒のクロスハッチパターン(幅0.5〜1.0mm程度の黒細線)で、黒のベタパターンを印画し、エンボスとコゲをそれぞれ目視によって評価した。評価基準は以下の通りである。

エンボス
◎:まったく印画面の凹凸感を感じない
○:高濃度の細線部分が、光沢を失っているのが分かる
△:高濃度の細線部分が、若干凹んでいるのが分かる
×:細線部分が凹んでいることがはっきりと分かる

コゲ
◎:光沢のある黒の画像が印画できている
○:ムラは無いが、印画物に◎の場合ほどの光沢が無い
△:印画面に光沢ムラが発生している
×:印画面に茶色いムラが発生している

濃度
印画物外観評価にて使用した黒ベタ印画物のコゲなどの不具合が発生していない箇所の濃度を、光学濃度計(グレタグマクベス社製Gretag-Spectrolino(Ansi-A、D65光源、測定角2°、フィルターなし)にて測定した結果を示した。
以上の通り、本発明は、昇華型熱転写記録方式において、特に高速印画場合にもエンボスやマット化などの不具合が発生しない熱転写受像シートを提供する事ができる。
本発明の熱転写受像シートの層構成を説明する図。 本発明の熱転写受像シートの層構成を説明する図。1、パルプ紙基材2、RC層3、中空粒子層4、高耐熱中空粒子層5、受容層6、RC基材紙7、裏面層8、機能層

Claims (5)

  1. パルプ紙基材の少なくとも一方の面に、ポリオレフィン樹脂を押し出しコートしたレジンコート紙基材(以下、RC紙基材と称す)のポリオレフィン樹脂を押し出しコートした面(以下、RC面と称す)に、少なくとも中空粒子層、高耐熱中空粒子層、熱転写受容層をこの順に設けたことを特徴とする、熱転写受像シート。
  2. 中空粒子層が少なくとも樹脂バインダと中空粒子からなる請求項1に記載の昇華転写型熱転写受像シートにおいて、中空粒子層を構成する中空粒子と樹脂バインダの体積比率が70:30〜90:10の範囲内にあることを特徴とする、請求項1に記載の熱転写受像シート。
  3. 高耐熱中空粒子層が少なくとも樹脂バインダと耐熱温度が200℃以上である高耐熱中空粒子からなる請求項2に記載の昇華転写型熱転写受像シートにおいて、高耐熱中空粒子層を構成する高耐熱中空粒子と樹脂バインダの体積比率が70:30〜90:10の範囲内にあることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の熱転写受像シート。
  4. 中空粒子層、高耐熱中空粒子層の樹脂バインダが、ゼラチンであることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載の熱転写受像シート。
  5. パルプ紙基材の少なくとも一方の面に、ポリオレフィン樹脂を押し出しコートしたレジンコート紙基材(以下、RC紙基材と称す)のRC面に、少なくとも中空粒子層、高耐熱中空粒子層、熱転写受容層をこの順に設けた請求項1乃至4のいずれかに記載の昇華転写型熱転写受像シートを、同時多層塗布法によって形成することを特徴とする熱転写受像シート製造方法。
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