JP2009231655A - 熱電変換モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】 耐久性を向上できるとともに、消費電力を小さくできる熱電変換モジュールを提供すること。
【解決手段】 間隔を保って配置された複数の熱電素子13の隣接する一対の熱電素子13の下端面間を基板側電極12で接続するとともに、他の一対の熱電素子13の上端面間を自由端側電極14a,14bで接続することにより、直列に接続された熱電変換モジュール10を構成した。そして、基板側電極12が接続する一対の熱電素子13の下端面間の長さよりも自由端側電極14a,14bが接続する一対の熱電素子13の上端面間の長さが短くなるようにした。また、基板側電極12側が放熱側で、自由端側電極14a,14b側が冷却側になるようにした。さらに、基板側電極12を絶縁基板11の上面に形成した。
【選択図】 図3

Description

本発明は、熱電変換を行うための熱電変換モジュールに関する。
従来から、ペルチェ効果を利用して熱電変換を行う熱電変換モジュールが加熱・冷却装置等に用いられている。この熱電変換モジュールは、通常、窒化アルミや酸化アルミ等からなる一対の絶縁基板における相対向する内側の面の所定箇所に複数の銅パターンからなる電極を形成し、この相対向する電極にそれぞれ熱電素子の上下の端面をハンダ付けすることにより構成されている。そして、この場合の電極は、長方形に形成され、電極の一方の端部にN型熱電素子が取り付けられると、他方の端部にはP型熱電素子が取り付けられて各電極にそれぞれN型熱電素子とP型熱電素子とからなる一対の熱電素子が取り付けられる。
このような熱電変換モジュールでは、一対の絶縁基板のうちの一方の絶縁基板は加熱によって膨張し、他方の絶縁基板は冷却によって収縮する。このため、熱電変換モジュールの各絶縁基板、電極および熱電素子に、膨張や収縮による応力が生じて、熱電変換モジュールが破壊し易くなる。この破壊が生じることを防止して熱電変換モジュールの耐久性を向上させるために、一対の絶縁基板のうちの一方の絶縁基板を省略して、熱電素子の一方側を自由端にしたスケルトンタイプの熱電変換モジュールも開発されている(例えば、特許文献1参照)。
この熱電変換モジュール(熱電モジュール)は、基板上に形成された基板側電極の上面に1個または2個の熱電素子を設置し、異なる基板側電極に設置され隣り合った熱電素子の上端間をそれぞれ自由端側電極で接続して構成されている。また、自由端電極には、蛇行部分が形成されて、膨張や収縮による応力を吸収できるようになっている。
特開平11−68175号公報
しかしながら、前述した従来のスケルトンタイプの熱電変換モジュール、特に大型のスケルトンタイプの熱電変換モジュールでは隣り合う熱電素子の端面間の長さや自由端側電極の長さが長くなるため、抵抗が大きくなりそれにともなってジュール発熱量が大きくなる。また、前述した自由端電極に蛇行部分が形成されている従来の熱電変換モジュールでは、隣り合う熱電素子の端面間の長さが長くない場合であっても自由端側電極の長さが長くなるため、抵抗が大きくなりそれにともなってジュール発熱量が大きくなる。このため、自由端側電極を冷却側として熱電変換モジュールを作動させた場合、通常の吸熱に加えて自由端側電極が発生するジュール熱も熱電変換モジュールの冷却側から吸熱しなければならなくなる。この結果、熱電変換モジュールの冷却側からの吸熱量が多くなり熱電変換モジュールの消費電力が大きくなる。
本発明は、上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、耐久性を向上できるとともに、消費電力を小さくできる熱電変換モジュールを提供することにある。
前述した目的を達成するため、本発明に係る熱電変換モジュールの構成上の特徴は、間隔を保って配置された複数の熱電素子の隣り合った一対の熱電素子の一方の端面間をそれぞれ接続する複数の一方の電極と、複数の熱電素子の一対の熱電素子とは異なる隣り合った他の一対の熱電素子の他方の端面間をそれぞれ接続することにより、複数の熱電素子と、複数の一方の電極とを直列に接続する複数の他方の電極とを備えた熱電変換モジュールであって、一方の電極が接続する一対の熱電素子の一方の端面間の長さよりも他方の電極が接続する他の一対の熱電素子の他方の端面間の長さが短くなるようにしたことにある。
この場合、一方の電極側が放熱側で、他方の電極側が冷却側になるようにして熱電変換モジュールを使用することが好ましい。これによると、冷却側に位置する他方の電極が接続する他の一対の熱電素子の他方の端面間の長さが短くなるため、その部分の抵抗が小さくなり、それにともなって、ジュール発熱量が小さくなる。この結果、熱電変換モジュールの冷却側からの吸熱量が少なくなり熱電変換モジュールの消費電力が小さくなる。また、冷却側に位置する他方の電極が接続する他の一対の熱電素子の他方の端面間の長さが短くなるため、他方の電極の熱膨張、熱収縮に起因する熱応力が小さくなる。
このため、各電極を基板等に取り付けて熱電変換モジュールを使用する際に、熱電変換モジュールの耐久性が向上する。なお、本発明では、他方の電極が接続する他の一対の熱電素子の他方の端面間の長さが短くなればよく、他方の電極自体は長いものであってもよい。また、各電極の幅方向の長さは熱電素子を設置できる長さであれば短くても長くてもよいが、幅を大きくすることで電気抵抗を小さくすることができる。また、各電極の厚みを大きくすることでも電気抵抗を小さくすることができる。
また、本発明に係る熱電変換モジュールの他の構成上の特徴は、一方の電極が、基板の表面にフィンが形成された冷却フィンの裏面に、直接または絶縁基板を介して取り付けられていることにある。これによると、熱電変換モジュールの放熱側を冷却フィンにより効果的に冷却できるようになるため、熱電変換モジュールの作動効率を向上させることができる。
また、本発明に係る熱電変換モジュールのさらに他の構成上の特徴は、一方の電極と他方の電極との少なくとも一方が絶縁基板に取り付けられていることにある。これによると、強度の大きな熱電変換モジュールが得られる。また、一方にのみ絶縁基板を取り付ける場合には、放熱側に位置する一方の電極を絶縁基板に取り付けることが好ましい。これによると、放熱側に位置する一方の電極は絶縁基板によって強固に支持され、冷却側に位置する他方の電極はジュール発熱量が小さくなるため、熱電変換モジュールの耐久性がより向上する。
また、本発明に係る熱電変換モジュールのさらに他の構成上の特徴は、複数の熱電素子が、略円形の領域内に分散して配置されていることにある。このような熱電変換モジュールを、例えば、四角板状の絶縁基板に設けた場合、絶縁基板の四隅部分に大きな熱応力がかかり、熱電変換モジュールの四隅部分に破壊が生じ易くなるが、この四隅に熱電素子を設けないことで、熱電変換モジュールの耐久性を向上させることができる。また、この熱電変換モジュールを、円形板状の絶縁基板に設ける場合には、熱電素子の配置を絶縁基板の形状に応じたものにすることができる。この熱電素子の配置は、大型の熱電変換モジュールで用いた場合に、より大きな効果を奏する。
また、本発明に係る熱電変換モジュールのさらに他の構成上の特徴は、複数の熱電素子が、略四角形の領域内に分散して配置されているとともに、領域の四隅に熱電素子が密集した部分が形成されていることにある。このように、略四角形の領域の四隅に熱電素子が密集した部分を形成することによっても、熱電変換モジュールの耐久性を向上させることができる。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態を図面を用いて説明する。図1は、同実施形態に係るスケルトンタイプの熱電変換モジュール10を示している。熱電変換モジュール10は、アルミナからなる四角板状の絶縁基板11を備えている。そして、絶縁基板11の上面に一定間隔を保って長方形の銅パターンからなる複数の基板側電極12が取り付けられ、各基板側電極12の上面に、縦長の直方体に形成された熱電素子13が固定されている。熱電素子13はビスマス・テルル系の合金からなっており、それぞれ下端面を基板側電極12の長手方向の端部にハンダ付けにより固定されている。
各熱電素子13のうちの隣り合った所定の一対の熱電素子の上端面には、それぞれ長方形の銅パターンからなる複数の自由端側電極14a,14bの端部がハンダにより固定されている。基板側電極12および自由端側電極14a,14bの表面には、ニッケルメッキまたはニッケルメッキと金メッキとを施しておくことが好ましい。また、自由端側電極14a,14bの外側の面に絶縁処理を施しておくことも好ましい。さらに、熱電素子13の両端面には、それぞれニッケルメッキ等のメッキが施されており、熱電素子13と基板側電極12とを接合するハンダおよび熱電素子13と自由端側電極14a,14bとを接合するハンダとしては、Sn−Sb系ハンダ、Au−Sn系ハンダ、Sn−Ag−Cu系ハンダ等のPbフリーハンダを用いることが好ましい。
図2は、熱電変換モジュール10から自由端側電極14a,14bを取り除いた状態を上方から見た平面図を示しており、図3は、熱電変換モジュール10から基板側電極12およびリード線15a,15bを取り除いた状態を上方から見た平面図を示している。図2に示したように、各基板側電極12は同形の細長い長方形に形成されており、それぞれ長手方向を前後に向けて前後方向に4個、左右方向に8個の全部で32個が格子状に配置されている。なお、ここでいう前後方向は、図2および図3における上下方向で、図1では左右(右が前で左が後)になる。以下、図2のように、リード線15a,15bを下方に位置させた状態で図示の上下方向を前後方向として説明する。また、図1では、説明の便宜上(奥に位置する熱電素子13を図示したため)、リード線15aを省略している。
また、絶縁基板11の前端の2箇所の角部近傍に設けられた基板側電極12の前端部には、それぞれリード線15a,15bがハンダ付けにより取り付けられ、このリード線15a,15bを介して外部から熱電変換モジュール10に通電可能になっている。このリード線15a,15bは、表面に錫メッキが施された直径が0.5mmの銅線で構成されている。そして、リード線15a,15bが取り付けられた2個の基板側電極12の後端部には、それぞれ1個の熱電素子13の下端面が接合され、その他の基板側電極12には、それぞれ2個の熱電素子13の下端面が接合されている。
また、熱電素子13は、全部で62個設けられており、この62個の熱電素子13の全てが、各基板側電極12の端部側に配置されている。この62個の熱電素子13は、前後方向に延びる各列が左右一定間隔になり、左右方向に延びる列が、前後に長い間隔と短い間隔とが交互に位置するように配置され全体として縦横の列が全て直線状になる格子状に配置されている。すなわち、前後に隣接する2個の熱電素子13は、同じ基板側電極12に設置されたもの同士は離れた位置になり、異なる基板側電極12に設置されたもの同士は接近した位置になる。
また、図3に示したように、自由端側電極14aは、基板側電極12よりも長手方向の長さが短い長方形に形成され、自由端側電極14bは、基板側電極12と長手方向の長さが同じ程度で、自由端側電極14aよりも長手方向の長さが長い長方形に形成されている。自由端側電極14aは、熱電素子13における最前列と最後列に配置されたものを除く接近した位置にある所定の一対の熱電素子13をそれぞれ接続するもので、それぞれ長手方向を前後に向けて前後方向に3個、左右方向に8個の全部で24個が格子状に配置されている。
自由端側電極14bは、熱電素子13における最前列と最後列に配置された所定の一対の熱電素子13をそれぞれ接続するもので、それぞれ長手方向を左右に向けて最前列の熱電素子13に対応する部分に3個、最後列の熱電素子13に対応する部分に4個の全部で7個がそれぞれ直線状に配置されている。この自由端側電極14bが接続する一対の熱電素子13間の距離は、自由端側電極14aが接続する一対の熱電素子13間の距離よりも少し長くなっている。熱電素子13の上端面は、各熱電素子13、基板側電極12および自由端側電極14a,14bが直列に接続されるようにして、各自由端側電極14a,14bに2個ずつ接合されている。
すなわち、前列左端に配置された基板側電極12に下端面が接合された熱電素子13の上端面が、自由端側電極14aの中の最前列左端の自由端側電極14aの前端部に接合され、その自由端側電極14aの後端部に前述した熱電素子13の後方に位置する熱電素子13の上端面が接合され、さらに、その熱電素子13の下端面が、前後方向の2列目の左端に配置された基板側電極12の前端部に接合されるといったようにして順次、各熱電素子13が基板側電極12と自由端側電極14a,14bとに接合されている。これによって、熱電変換モジュール10に流れる電流の方向は、前後方向に延びながら一列ずつ左右に移動するジグザグ状になる。また、熱電素子13は、P型熱電素子とN型熱電素子とで構成されており、P型熱電素子とN型熱電素子とが交互に配置されている。
P型熱電素子とN型熱電素子とは、ともにビスマス、テルルを含む合金で構成されているが、若干異なる組成からなっている。また、熱電変換モジュール10を構成する各部分の寸法は、以下のように設定されている。絶縁基板11は、縦横(前後左右)がともに58mmで、厚みが0.635mmに設定されている。熱電素子13は、縦横の長さがともに、1.8mmで、高さが1mmに設定されている。基板側電極12は、長手方向の長さが12mm、幅が2mm、厚みが100μmに設定されている。そして、自由端側電極14aは、長手方向の長さが6mm、幅が2mm、厚みが100μmに設定され、自由端側電極14bは、長手方向の長さが8mm、幅が2mm、厚みが100μmに設定されている。
また、絶縁基板11の上面に、基板側電極12を形成する方法としては、種々の方法を用いることができ、例えば、DBC(ダイレクトボンディングカッパー)法、ロウ付け法、メッキ法を用いることができる。また、絶縁基板11の上面に、Mo−Mn(モリブデン−マンガン)法やW(タングステン)法によりメタライズ層を形成して、そのメタライズ層の上面にニッケルメッキを形成し、さらにその上面に基板側電極12を構成する銅板をハンダで接合する方法を用いてもよい。この熱電変換モジュール10は、リード線15a,15bを介して外部から通電することにより、基板側電極12が放熱側になり、自由端側電極14a,14b側が冷却側になるようにして使用される。
つぎに、以上のように構成した熱電変換モジュール10を実施例1として、この熱電変換モジュール10と、図4および図5に示した比較例1による従来の熱電変換モジュールとに対して消費電力の比較テストを行った結果について説明する。図4は、比較例1の熱電変換モジュールから自由端側電極19(図5参照)を取り除いた状態を上方から見た平面図を示しており、図5は、比較例1の熱電変換モジュールから基板側電極17およびリード線15c,15dを取り除いた状態を上方から見た平面図を示している。
図4に示したように、絶縁基板16上に配置される各基板側電極17は同形の細長い長方形に形成されており、それぞれ長手方向を前後に向けて前後方向に4個、左右方向に8個の全部で32個が格子状に配置されている。この基板側電極17は、熱電変換モジュール10の基板側電極12よりも長手方向の長さがやや短くなっている。また、基板側電極17の上面に接合される熱電素子18は、熱電変換モジュール10と同様、全部で62個設けられており、この62個の熱電素子18の全てが、左右前後に等間隔で格子状に配置されている。
そして、図5に示したように、自由端側電極19は、すべて基板側電極17と同形同大に形成され、全部で31個設けられている。31個の自由端側電極19うちの24個は、絶縁基板16の中央側に位置しており、長手方向を前後に向けて前後方向に3個、左右方向に8個配置されている。また、残りの7個の自由端側電極19は、それぞれ長手方向を左右に向けて配置されており、最前列の熱電素子18に対応する部分に3個、最後列の熱電素子18に対応する部分に4個設けられている。
すなわち、比較例1の熱電変換モジュールは、すべての熱電素子18を等間隔で配置するとともに、基板側電極17と自由端側電極19とを同じもので構成し、基板側電極17、熱電素子18および自由端側電極19の接続状態が、熱電変換モジュール10の基板側電極12、熱電素子13および自由端側電極14a,14bの接続状態と同じになるようにして構成されている。また、比較例1の熱電変換モジュールのそれ以外の部分の構成や寸法等については、すべて熱電変換モジュール10を構成する各部分と同一にした。
消費電力の比較テストは、実施例1および比較例1の熱電変換モジュール10等における自由端側電極14a,14bおよび自由端側電極19の温度を10℃、基板側電極12および基板側電極17の温度を50℃に設定し、吸熱量を25Wとしたときの消費電力を比較した。その結果、比較例1の熱電変換モジュールの消費電力を100とした場合に、実施例1の熱電変換モジュール10の消費電力は、95であった。この結果から、熱電変換モジュール10のように、各基板側電極12が接続する一対の熱電素子13の下端面間の長さよりも、各自由端側電極14a,14bが接続する一対の熱電素子13の上端面間の長さを短くすることにより、消費電力を少なくできることが分かる。
このように、本実施形態に係る熱電変換モジュール10では、自由端側電極14a,14bの長手方向の長さを基板側電極12の長手方向の長さよりも短くして、基板側電極12側が放熱側になり、自由端側電極14a,14b側が冷却側になるようにして使用される。このため、冷却側に位置する自由端側電極14a,14bが接続する一対の熱電素子13の上端面間の長さが短くなって電気抵抗が小さくなり、ジュール発熱量が少なくなる。この結果、熱電変換モジュール10の冷却側からの吸熱量が少なくなり熱電変換モジュール10の消費電力が小さくなる。また、自由端側電極14a,14bの熱膨張、熱収縮に起因する熱応力が小さくなり、熱電変換モジュール10の耐久性も向上する。
(第1実施形態の変形例1)
図6および図7は、本発明の第1実施形態の変形例1に係る熱電変換モジュールの各部分を示している。変形例1に係る熱電変換モジュールは、絶縁基板21、基板側電極22a,22b、熱電素子23、自由端側電極24a,24bおよびリード線25a,25bで構成されている。そして、図6は、変形例1に係る熱電変換モジュールから自由端側電極24a,24b(図7参照)を取り除いた状態を上方から見た平面図を示しており、図7は、変形例1に係る熱電変換モジュールから基板側電極22a,22bおよびリード線25a,25bを取り除いた状態を上方から見た平面図を示している。
図6に示したように、基板側電極22aは、細長い長方形に形成され、基板側電極22bは、細長い長方形の一方の端部から側方に短い四角形の突出部が突出したL形に形成されている。基板側電極22a,22bは合計で32個設けられており、それぞれ長手方向を前後に向けて、前後方向に4個、左右方向に8個が格子状に配置されている。そのうち、基板側電極22bは、最前列の左から2番目、4番目、6番目および最後列の左から2番目、4番目、6番目、8番目の位置に配置されている。また、最前列の基板側電極22bは、突出部を前端右側に位置させ、最後列の基板側電極22bは、突出部を後端左側に位置させた状態で形成されている。そして、基板側電極22bが配置された位置以外の基板側電極形成位置には、基板側電極22aがそれぞれ形成されている。
また、絶縁基板21の前端側の2箇所の角部近傍に設けられた基板側電極22aの前端部には、それぞれリード線25a,25bの端部がハンダによって固定されている。そして、リード線25a,25bが取り付けられた2個の基板側電極22aの後端部には、それぞれ1個の熱電素子23の下端面が接合され、その他の基板側電極22aの両端部には、それぞれ1個の熱電素子23の下端面が接合されている。また、各基板側電極22bには、突出部と長手方向の突出部と反対側に位置する端部とにそれぞれ熱電素子23の下端面が接合されている。これによって、熱電素子23における前後に隣接し異なる基板側電極22a,22bに設置されたもの同士だけでなく、左右に隣接し基板側電極22aと基板側電極22bとに設置されたもの同士も接近した位置になる。
また、図7に示したように、自由端側電極24a,24bは、基板側電極22aよりも長手方向の長さが短い長方形に形成され、自由端側電極24bは、自由端側電極24aと、長手方向の長さがほぼ等しい長方形に形成されている。自由端側電極24aは、熱電素子23における最前列と最後列に配置されたものを除く接近して隣接する所定の一対の熱電素子23の上端面をそれぞれ接続しており、それぞれ長手方向を前後に向けて前後方向に3個、左右方向に8個の全部で24個が格子状に配置されている。
自由端側電極24bは、熱電素子23における最前列と最後列に配置された接近して隣接する所定の一対の熱電素子23をそれぞれ接続しており、それぞれ長手方向を左右に向けて最前列の熱電素子23に対応する部分に3個、最後列の熱電素子23に対応する部分に4個の全部で7個がそれぞれ直線状に配置されている。熱電素子23の上端面は、各熱電素子23、基板側電極22a,22bおよび自由端側電極24a,24bが直列に接続されるようにして、各自由端側電極24a,24bに2個ずつ接合されている。
変形例1に係る熱電変換モジュールが備える絶縁基板21、基板側電極22a、熱電素子23、自由端側電極24aおよびリード線25a,25bの材質や成形方法等は、それぞれ熱電変換モジュール10が備える絶縁基板11、基板側電極12、熱電素子13、自由端側電極14aおよびリード線15a,15bの材質や成形方法等と同様である。そして、基板側電極22bに突出部を形成し、この突出部に熱電素子23を接合することにより、自由端側電極24aだけでなく、自由端側電極24bの長手方向の長さも短くすることができる。
変形例1に係る熱電変換モジュールを熱電変換モジュール10と比較すると、自由端側電極24bの長手方向の長さが、自由端側電極14bの長手方向の長さよりも短くなる。このため、冷却側に位置する自由端側電極24bが接続する一対の熱電素子23の上端面間の長さも短くなってこの部分に生じる電気抵抗が小さくなり、それにともなってジュール発熱量も少なくなる。この結果、消費電力がさらに減少する。この変形例1に係る熱電変換モジュールのそれ以外の作用効果は、前述した熱電変換モジュール10と同様である。
(第1実施形態の変形例2)
図8および図9は、本発明の第1実施形態の変形例2に係る熱電変換モジュールの各部分を示している。変形例2に係る熱電変換モジュールは、絶縁基板31、基板側電極32a,32b,32c、熱電素子33、自由端側電極34およびリード線35a,35bで構成されている。そして、図8は、変形例2に係る熱電変換モジュールから自由端側電極34を取り除いた状態を上方から見た平面図を示しており、図9は、変形例2に係る熱電変換モジュールから基板側電極32a,32b,32cおよびリード線35a,35bを取り除いた状態を上方から見た平面図を示している。
図8に示したように、基板側電極32aは、細長い長方形に形成され、基板側電極32bは、細長い長方形を中央部で直角に屈曲させた略L形に形成されている。また、基板側電極32cは長さの短い長方形に形成されている。基板側電極32aは、それぞれ長手方向を前後に向けて、前後方向にそれぞれ3個、3個、2個、3個、2個、3個、2個、3個並んだ列が左から右に向って配置されている。各列に配置された基板側電極32aは、左右に隣り合った基板側電極32aと、基板側電極32aの長さの半分の長さ分位置を前後方向にずらして配置されている。
そして、絶縁基板31の前部に3個の基板側電極32bを配置させ、絶縁基板31の後部に4個の基板側電極32bを配置させることにより、前後に延びるように配置された基板側電極32aと基板側電極32bとで、ジグザグ状に曲がりながら左右に延びていく略線状の配置構造が形成されている。また、基板側電極32cは、絶縁基板31の前部右端に形成されており、前部左端に形成された基板側電極32aの前端部と、基板側電極32cの前端部とには、それぞれリード線35a,35bの端部がハンダによって固定されている。
そして、リード線35a,35bが取り付けられた基板側電極32a,32cの後端部には、それぞれ1個の熱電素子33の下端面が接合され、その他の基板側電極32a,32bの両端部には、それぞれ1個の熱電素子33の下端面が接合されている。このため、接近した一対の熱電素子33が互いに等間隔を保って配置されるようになる。自由端側電極34は、隣接して前後に配置された各一対の熱電素子33の上端面をそれぞれ接続しており、それぞれ長手方向を前後に向けて前後方向に3個並んだ列と4個並んだ列とが交互に左から右に向って配置されている。自由端側電極34は、左右に隣り合った自由端側電極34と前後方向に位置をずらし千鳥状に配置されている。
変形例2に係る熱電変換モジュールによると、すべての自由端側電極34の長手方向の長さを短くすることができる。このため、冷却側に位置する自由端側電極34が接続する一対の熱電素子33の上端面間の長さが短くなって電気抵抗がさらに小さくなり、それにともなってジュール発熱量も少なくなる。また、変形例2に係る熱電変換モジュールによると、すべての自由端側電極34の向きを同じにすることができるとともに、その配置を交互に前後方向にずらした千鳥状にすることができる。このため、自由端側電極34の配列を均一にすることができ、自由端側電極34側の吸熱特性を均一化することができる。また、変形例2に係る熱電変換モジュールには熱による歪も生じ難くなり、変形例2に係る熱電変換モジュールの耐久性も向上する。変形例2に係る熱電変換モジュールのそれ以外の作用効果は、前述した熱電変換モジュール10と同様である。
(第1実施形態の変形例3)
図10は、本発明の第1実施形態の変形例3に係る熱電変換モジュール10aを示している。この熱電変換モジュール10aでは、基板側電極12aの厚みが200μmと、前述した熱電変換モジュール10の基板側電極12の厚みよりも大きくなっている。この熱電変換モジュール10aのそれ以外の部分の構成については、前述した熱電変換モジュール10と同一である。したがって、同一部分に同一符号を記して説明は省略する。この熱電変換モジュール10aにおける自由端側電極14a,14bを取り除いた状態を上方から見た平面図は図2と同一になり、基板側電極12aを取り除いた状態を上方から見た平面図は図3と同一になる。
この熱電変換モジュール10aでは、基板側電極12aの厚みを大きくしたため、基板側電極12aの長さが長くても、基板側電極12aに生じる電気抵抗が小さくなり、それにともなってジュール発熱量も少なくなる。このように、熱電変換モジュール10aによると、基板側電極12aにおけるジュール熱の損失が減少するため消費電力が小さくなる。この熱電変換モジュール10aのそれ以外の作用効果は、前述した熱電変換モジュール10と同様である。
(第2実施形態)
図11は、上下一対の絶縁基板を備えた熱電変換モジュール40を示している。この熱電変換モジュール40では、アルミナからなる四角板状の下側絶縁基板41の上面に間隔を保って長方形の下側電極42a,42b(図12参照)が取り付けられ、各下側電極42a,42bの上面に、熱電素子43が固定されている。各熱電素子43の隣り合った所定の一対の熱電素子43の上端面には、それぞれ長方形の上側電極44a,44b,44c,44d,44e(図13参照)の所定部分がハンダにより固定されている。そして、各上側電極44a,44b,44c,44d,44eの上面は、アルミナからなる四角板状の上側絶縁基板46に接合されている。また、所定の下側電極42aには、リード線45a,45bが接続されている。
図12は、熱電変換モジュール40から上側絶縁基板46および上側電極44a,44b,44c,44d,44eを取り除いた状態を上方から見た平面図を示しており、図13は、熱電変換モジュール40から上側絶縁基板46、下側電極42a,42bおよびリード線45a,45bを取り除いた状態を上方から見た平面図を示している。図12に示したように、各下側電極42a,42bは長手方向の長さが同じ細長い長方形に形成されており、下側電極42aの幅は、下側電極42bの幅よりもやや小さくなっている。
下側電極42a,42bは合計で32個設けられており、それぞれ長手方向を前後に向けて、前後方向に4個、左右方向に8個が格子状に配置されている。そのうち、下側電極42bは、最前列の左から2番目、4番目、6番目および最後列の左から2番目、4番目、6番目、8番目の位置に配置されている。また、下側絶縁基板41の前端側2箇所の角部に設けられた下側電極42aの前端部には、それぞれリード線45a,45bが取り付けられ、外部から通電可能になっている。
そして、リード線45a,45bが取り付けられた2個の下側電極42aの後端部には、それぞれ1個の熱電素子43の下端面が接合され、その他の下側電極42aおよび下側電極42bには、それぞれ2個の熱電素子43の下端面が接合されている。下側電極42aに接合された熱電素子43は、それぞれ下側電極42aの幅方向に中央部に配置されている。また、下側電極42bに接合された熱電素子43は、それぞれ上側電極44a等によって上端面を接続される熱電素子43に対して接近するように幅方向の位置を中央からずらした状態で配置されている。
また、図13に示したように、上側電極44aは、下側電極42aと同形同大の長方形に形成され、上側電極44bは、上側電極44aよりも長手方向の長さが僅かに短い長方形に形成されている。そして、上側電極44c,44d,44eは、上側電極44a,44bよりも幅が大きな長方形に形成されており、長手方向の長さは、上側電極44cと上側電極44eとは同じで、上側電極44dは、上側電極44cと上側電極44eよりも短くなっている。なお、上側電極44dの長手方向の長さは、上側電極44bの長手方向の長さと略同じになっている。
上側電極44aは、熱電素子43における最前列と最後列に配置されたものを除く接近して隣接した所定の一対の熱電素子43をそれぞれ接続しており、それぞれ長手方向を前後に向けて前後方向に3個、左右方向に8個の全部で24個が格子状に配置されている。上側電極44bは、熱電素子43における最後列に配置された所定の隣接する一対の熱電素子43をそれぞれ接続しており、それぞれ長手方向を左右に向けて4個が直線状に配置されている。上側電極44c,44d,44eは、熱電素子43における最後列に配置された所定の隣接する一対の熱電素子43をそれぞれ接続しており、それぞれ1個が長手方向を左右に向けて上側電極44c,44d,44eの順に直線状に配置されている。
このように配置された、下側電極42a,42bは、下側絶縁基板41の上面の大部分を塞ぐようにして密集して形成され、上側電極44a,44b,44c,44d,44eは、熱電素子53の位置に関係なく、上側絶縁基板46の下面の大部分を塞ぐようにして密集して形成されている。熱電素子43の上端面は、各熱電素子43、下側電極42a,42bおよび上側電極44a,44b,44c,44d,44eが直列に接続されるようにして、各上側電極44a,44b,44c,44d,44eに2個ずつが接近して接合されている。また、上側絶縁基板の大きさは、縦横がともに58mmで、厚みが0.635mmに設定されている。それ以外の熱電変換モジュール40を構成する各部分の材質や組付け方法および使用方法等については、前述した熱電変換モジュール10等と同じである。
このように、本実施形態に係る熱電変換モジュール40では、下側電極42a,42bおよび上側電極44a,44b,44c,44d,44eを大きく形成しているため、熱電素子43の吸熱または放熱の効率を向上させることができる。これによると、下側絶縁基板41を放熱側、上側絶縁基板46を冷却側とした場合に、熱電素子43の下部から下側電極42a,42bに伝わる熱は、下側電極42a,42b内を水平方向に広がって分散したのちに、下側絶縁基板41に素早く伝わっていく。
このため、下側電極42a,42bや下側絶縁基板41に生じる熱抵抗を小さくすることができる。また、冷却側では、上側絶縁基板46に吸収される外部の熱が、上側電極44a,44b,44c,44d,44eによって効率よく熱電素子43の上部に伝わるようになり、この場合も冷却側に生じる熱抵抗を小さくすることができる。この結果、熱電変換モジュール40の消費電力が少なくなるとともに、耐久性が向上する。この熱電変換モジュール40のそれ以外の作用効果については、前述した熱電変換モジュール10等と同じである。
(第2実施形態の変形例1)
図14および図15は、本発明の第2実施形態の変形例1に係る熱電変換モジュールの各部分を示している。変形例1に係る熱電変換モジュールは、下側絶縁基板51、下側電極52、熱電素子53、上側電極54a,54b,54c,54d、リード線55a,55bおよび上側絶縁基板(図示せず)で構成されている。そして、図14は、変形例1に係る熱電変換モジュールから上側絶縁基板および上側電極54a,54b,54c,54dを取り除いた状態を上方から見た平面図を示しており、図15は、変形例1に係る熱電変換モジュールから上側絶縁基板、下側電極52およびリード線55a,55bを取り除いた状態を上方から見た平面図を示している。
図14に示したように、下側電極52は、長方形に形成された部分の長手方向の両端部における幅方向の中央に熱電素子53またはリード線55a,55bを取り付けるための略正方形の接合部52a,52bを突出させた形状に形成されている。下側電極52は合計で32個設けられており、それぞれ長手方向を前後に向けて、前後方向に4個、左右方向に8個が格子状に配置されている。下側電極52のうちの前列の左右両端に配置された下側電極52の前端部に位置する接合部52aには、それぞれリード線55a,55bの端部がハンダによって固定されている。
そして、リード線55a,55bが取り付けられた2個の下側電極52の接合部52a以外のすべての接合部52a,52bに、熱電素子53の下端面が接合されている。各熱電素子53は、左右方向の間隔が一定で、前後方向の間隔が大きな部分と小さな部分とが交互になるように配置されている。また、図15に示したように、上側電極54aは、「王」の文字を縦方向に細長く伸ばした形状をしており、上側電極54bは、上側電極54aの形状を変形して「王」の字の上下の横片を細くし、中央の横片を太くして略正方形にするとともに、縦片の位置を左右の一方にずらした形状に形成されている。
上側電極54cは、上側電極54bの形状をさらに変形して、「王」の字の上または下の横片を太くして上下に延びる長方形にした形状に形成され、上側電極54dは、上側電極54cを左右対称にした形状に形成されている。上側電極54aは、熱電素子53における最前列と最後列に配置されたものを除く接近して隣接する所定の一対の熱電素子53の上端面をそれぞれ接続しており、それぞれ長手方向を前後に向けて前後方向に3個、左右方向に8個の全部で24個が格子状に配置されている。
上側電極54bは、熱電素子53における最前列中央の2個と最後列に配置された隣接する所定の一対の熱電素子53をそれぞれ接続しており、それぞれ長手方向を左右に向けて最前列の熱電素子53に対応する部分に1個、最後列の熱電素子53に対応する部分に4個が直線状に配置されている。各上側電極54bは、それぞれ「王」の字の縦片に相当する部分を外部側に位置させて配置されている。上側電極54cは、熱電素子53における最前列左側に配置された一対の熱電素子53を接続しており、上側電極54dは、熱電素子53における最前列右側に配置された一対の熱電素子53を接続している。
熱電素子53の上端面は、各熱電素子53、下側電極52および上側電極54a,54b,54c,54dが直列に接続されるようにして、各上側電極54a,54b,54c,54dに2個ずつ接合されている。また、熱電素子53の上端面は、各上側電極54a,54b,54c,54dの「王」の字の縦片における各横片間に位置する小さな略正方形に形成された部分に接合されている。この変形例1に係る熱電変換モジュールを構成する材質や組付け方法および使用方法等については、前述した熱電変換モジュール40と同じである。
このように、この変形例1に係る熱電変換モジュールでも、熱伝導率の大きな銅からなる下側電極52および上側電極54a,54b,54c,54dを大きく形成しているため、熱が広がり易くなり、熱電素子53の吸熱または放熱の効率を向上させることができる。また、変形例1に係る熱電変換モジュールでは、下側電極52および上側電極54a等の全体を大きくするのではなく、熱電素子53が接合される部分は、小さな正方形に形成しているため、熱電素子53の接合位置に位置ずれが生じることを防止できる。変形例1に係る熱電変換モジュールのそれ以外の作用効果は、前述した熱電変換モジュール40作用効果と同様である。
(第2実施形態の変形例2)
図16および図17は、本発明の第2実施形態の変形例2に係る熱電変換モジュールの各部分を示している。この変形例2に係る熱電変換モジュールは、下側絶縁基板61、下側電極62a,62b、熱電素子63、上側電極64a,64b,64c,64d,64e、リード線65a,65bおよび上側絶縁基板(図示せず)で構成されている。そして、図16は、変形例2に係る熱電変換モジュールから上側絶縁基板および上側電極64a,64b,64c,64d,64eを取り除いた状態を上方から見た平面図を示しており、図17は、変形例2に係る熱電変換モジュールから上側絶縁基板、下側電極62a,62bおよびリード線65a,65bを取り除いた状態を上方から見た平面図を示している。
図16に示したように、各下側電極62a,62bは長手方向の長さが同じ細長い長方形に形成されており、下側電極62aの幅は、下側電極62bの幅よりもやや小さくなっている。下側電極62a,62bは合計で32個設けられており、それぞれ長手方向を前後に向けて、前後方向に4個、左右方向に8個が格子状に配置されている。そのうち、下側電極62bは、最前列の左から2番目、4番目、6番目および最後列の左から2番目、4番目、6番目、8番目の位置に配置されている。また、最前列の左右両側に配置された下側電極62aの前端部を除く、下側電極62a,62bの長手方向の端部には、それぞれ、熱電素子63を位置ずれを防止した状態で接合するための接合部が形成されている。
この接合部は、正方形に形成された部分の角部を含む周囲に略L形の電極層が形成されていない部分を間隔を保って形成することにより熱電素子63に位置ずれが生じることを防止する構造になっている。また、下側電極62aに形成された接合部は、それぞれ下側電極62aの幅方向に中央部に配置されているが、下側電極62bに形成された接合部は、そこに設置される熱電素子63がそれぞれ上側電極64a等によって上端面を接続される熱電素子63に対して接近するように幅方向の位置を中央からずらした状態で配置されている。また、最前列の左右両側に設けられた下側電極62aの前端部には、それぞれリード線65a,65bが取り付けられ、外部から通電可能になっている。そして、下側電極62a,62bの各接合部に、それぞれ熱電素子63の下端面が接合されている。
また、図17に示したように、上側電極64aは、下側電極62aと同形同大の長方形に形成され、上側電極64bは、上側電極64aよりも長手方向の長さが僅かに短い長方形に形成されている。そして、上側電極64c,64d,64eは、上側電極64a,64bよりも幅が大きな長方形に形成されており、長手方向の長さは、上側電極64c、上側電極64e、上側電極64dの順に長くなっている。なお、上側電極64dの長手方向の長さは、上側電極64bの長手方向の長さと略同じになっている。
また、各上側電極64aの中央部分には、それぞれ下側電極62a,62bの接合部と同じ形状の接合部が互いに接近した状態で2個形成されている。各上側電極64b,64dの長手方向の中央部分で下側絶縁基板61の外部側に位置する部分には、それぞれ接合部が互いに接近した状態で2個形成されている。また、上側電極64c,64eにおける上側電極64d寄り部分で下側絶縁基板61の外部側に位置する部分にもそれぞれ接合部が互いに接近した状態で2個形成されている。
上側電極64aは、熱電素子63における最前列と最後列に配置されたものを除く所定の接近した一対の熱電素子63をそれぞれ接続しており、それぞれ長手方向を前後に向けて前後方向に3個、左右方向に8個の全部で24個が格子状に配置されている。上側電極64bは、熱電素子63における最後列に配置された所定の接近した一対の熱電素子63をそれぞれ接続しており、それぞれ長手方向を左右に向けて4個が直線状に配置されている。上側電極64c,64d,64eは、熱電素子63における最後列に配置された所定の接近した一対の熱電素子43をそれぞれ接続しており、それぞれ1個が長手方向を左右に向けて左から上側電極64c,64d,64eの順に直線状に配置されている。
このように、変形例2に係る熱電変換モジュールでは、下側電極62a,62bおよび各上側電極64a,64b,64c,64d,64eにそれぞれ接合部を形成したため、熱電素子63が位置ずれすることを確実に防止できる。変形例2に係る熱電変換モジュールのそれ以外の作用効果は、前述した熱電変換モジュール40作用効果と同様である。
(第3実施形態)
図18および図19は、本発明の第3実施形態に係る熱電変換モジュールの各部分を示している。第3実施形態は、スケルトンタイプの熱電変換モジュールに関するものであり、この熱電変換モジュールは、絶縁基板71、基板側電極72a,72b、熱電素子73、自由端側電極74a,74b,74c,74dおよびリード線75a,75bで構成されている。そして、図18は、熱電変換モジュールから自由端側電極74a,74b,74c,74dを取り除いた状態を上方から見た平面図を示しており、図19は、熱電変換モジュールから基板側電極72a,72bおよびリード線75a,75bを取り除いた状態を上方から見た平面図を示している。
図18に示したように、基板側電極72aは細長い長方形に形成され、基板側電極72bは、基板側電極72aよりも長手方向の長さが短い長方形に形成されている。基板側電極72a,72bは合計で32個設けられており、それぞれ長手方向を前後に向けて、前後方向に4個、左右方向に8個が格子状に配置されている。そのうち、基板側電極72bは、最前列の左から2番目、7番目および最後列の左から1番目、2番目、7番目、8番目の位置に配置されている。すなわち、基板側電極72a,72bは、絶縁基板71の上面の四隅における最前列両側の基板側電極72aが形成された部分以外の部分にスペースが形成されるように配置されている。
そして、基板側電極72bが配置された位置以外の基板側電極形成位置には、基板側電極72aがそれぞれ形成されている。また、最前列両側の基板側電極72aの前端部には、それぞれリード線75a,75bの端部がハンダによって固定されている。そして、リード線75a,75bが取り付けられた2個の基板側電極72aの後端部には、それぞれ1個の熱電素子73の下端面が接合され、その他の基板側電極72a,72bの両端部には、それぞれ1個の熱電素子23の下端面が接合されている。このため熱電素子73は、絶縁基板71の四隅を除いたやや中央寄りの部分に配置されている。
また、図19に示したように、自由端側電極74aは、基板側電極72bよりも長手方向の長さが短い長方形に形成され、自由端側電極74bは、長手方向の長さが基板側電極72bと略同じ長方形に形成されている。自由端側電極74cは、自由端側電極74bと同程度の細長い長方形の一端部の側方に正方形の突出部を形成した形状に形成され、自由端側電極74dは、自由端側電極74cと左右対称になったL形状に形成されている。自由端側電極74aは、熱電素子73における最前列と最後列に配置されたものを除く互いに接近した所定の一対の熱電素子73の上端面をそれぞれ接続しており、それぞれ長手方向を前後に向けて前後方向に3個、左右方向に8個の全部で24個が格子状に配置されている。
自由端側電極74bは、熱電素子73における最前列中央の2個と最後列に配置された互いに隣接した所定の一対の熱電素子73をそれぞれ接続しており、それぞれ長手方向を左右に向けて最前列の熱電素子73に対応する部分に1個、最後列の熱電素子23に対応する部分に4個の全部で7個が配置されている。最後列の自由端側電極74bは、中央側が外部に向って突出する円弧を描くように配置されている。また、自由端側電極74cは、最前列左の2個の熱電素子73を接続し、自由端側電極74dは、最前列右の2個の熱電素子73を接続している。
そして、自由端側電極74c,74dは、最前列中央に配置された自由端側電極74bとで、それぞれに接合される熱電素子の中央側が外部に向って突出する円弧状になるようにして配置されている。このため、熱電素子73の上端面は、各熱電素子73、基板側電極72a,72bおよび自由端側電極74a,74b,74c,74dが直列に接続されるようにして、各自由端側電極74a,74b,74c,74dに2個ずつ接合されている。
このように、本実施形態に係る熱電変換モジュールでは、絶縁基板71における四隅に熱電素子73が配置されてない部分を形成して、熱電素子73が絶縁基板71の中央よりの部分に取り付けられるようにしている。このため、絶縁基板71の四隅近傍に配置される熱電素子73にかかる熱応力を小さくすることができ、絶縁基板71や熱電素子73の耐久性を向上させることができる。この熱電変換モジュールは、大型に形成されたときにより一層耐久性を発揮できる。この熱電変換モジュールのそれ以外の作用効果は、前述した熱電変換モジュール10と同様である。
(第3実施形態の変形例1)
図20および図21は、本発明の第3実施形態の変形例1に係る熱電変換モジュールの各部分を示している。この熱電変換モジュールは、絶縁基板81、基板側電極82a,82b,82c、熱電素子83、自由端側電極84a,84bおよびリード線85a,85bで構成されている。そして、図20は、熱電変換モジュールから自由端側電極84a,84bを取り除いた状態を上方から見た平面図を示しており、図21は、熱電変換モジュールから基板側電極82a,82b,82cおよびリード線85a,85bを取り除いた状態を上方から見た平面図を示している。
図20に示したように、各基板側電極82a,82b,82cは、同じ幅の長方形に形成されており、基板側電極82aは、基板側電極82bよりも長手方向の長さが長く、基板側電極82cは、基板側電極82bよりも長手方向の長さが短くなっている。基板側電極82a,82b,82cは、長手方向を前後に向けて左右に8列配置されている。そして、基板側電極82aは、左右方向の中央4列のすべてに前後に4個が並んで配置されているとともに、左側および右側のそれぞれ2列の前後方向の中央に2個が前後に並んで配置されている。そして、基板側電極82aが設けられていない四隅に、基板側電極82b,82cが前後に並んでそれぞれ2列配置されている。
前部側に配置された基板側電極82b,82cは、基板側電極82cが前側で基板側電極82bが後側に配置され、後部側に配置された基板側電極82b,82cは、基板側電極82bが前側で基板側電極82cが後側に配置されている。また、最前列両側の基板側電極82cの前端部には、それぞれリード線85a,85bの端部がハンダによって固定されている。そして、リード線85a,85bが取り付けられた2個の基板側電極82cの後端部には、それぞれ1個の熱電素子83の下端面が接合され、その他の基板側電極82a,82b,82cの両端部には、それぞれ1個の熱電素子83の下端面が接合されている。このため熱電素子83は、絶縁基板81の中央部よりも四隅の部分により密集して配置されている。
また、図21に示したように、自由端側電極84aは、長手方向の長さが基板側電極82bと略同じ長方形に形成され、自由端側電極84bは、長手方向の長さが基板側電極82bよりもやや長く、基板側電極82aよりも短い長方形に形成されている。自由端側電極84aは、熱電素子83における最前列と最後列に配置されたものを除く互いに接近した所定の一対の熱電素子83の上端面をそれぞれ接続しており、それぞれ長手方向を前後に向けて32個が配置されている。自由端側電極84aは、中央側に前後方向に3個、左右方向に8個の全部で24個が格子状に配置され、その外部側の四隅に2個ずつが左右に並んで配置されている。
自由端側電極84bは、熱電素子83における最前列と最後列に配置された互いに隣接した所定の一対の熱電素子83をそれぞれ接続しており、それぞれ長手方向を左右に向けて最前列の熱電素子83に対応する部分に3個、最後列の熱電素子23に対応する部分に4個の全部で7個がそれぞれ直線状に配置されている。熱電素子83の上端面は、各熱電素子83、基板側電極82a,82b,82cおよび自由端側電極84a,84bが直列に接続されるようにして、各自由端側電極84a,84bに2個ずつ接合されている。
このように、本実施形態に係る熱電変換モジュールでは、絶縁基板81における中央部分に熱電素子83を均等に分散させて配置するとともに、絶縁基板81の四隅に熱電素子83が密集している部分を形成している。これによっても、熱電変換モジュールの耐久性を向上させることができる。この熱電変換モジュールのそれ以外の作用効果は、前述した第3実施形態に係る熱電変換モジュールと同様である。
(第4実施形態)
図22は、本発明の第4実施形態に係る熱電変換モジュール90を示している。この熱電変換モジュール90は、フィン側電極92、熱電素子93、自由端側電極94、リード線95a,95b、冷却フィン96およびフィン側電極92を冷却フィン96に接着する接着層97で構成されている。また、この熱電変換モジュール90が備えるフィン側電極92、熱電素子93、自由端側電極94およびリード線95a,95bの配置や組付け方法は、前述した第1実施形態に係る熱電変換モジュール10が備える基板側電極12、熱電素子13、自由端側電極14a,14bおよびリード線15a,15bの配置等と同じである。
また、冷却フィン96はアルミ二ウムからなっており、板状の基板96aの一方の面に、複数の板状のフィン96bを基板96aに直交させて一定間隔で形成することにより構成されている。また、接着層97は、絶縁性を備えており、フィン側電極92と冷却フィン96の基板96aとの間を絶縁性を維持しながら接合している。これによると、熱電変換モジュール90の放熱側を冷却フィン96により効果的に冷却できるため、熱電変換モジュール90の作動効率を向上させることができる。
つぎに、以上のように構成した熱電変換モジュール90を実施例2として、この熱電変換モジュール90と、図4および図5に示した比較例1による熱電変換モジュールと同じ配列で各部材の大きさが同じに形成された熱電変換モジュールから絶縁基板11を省略したものを接着層97を用いて冷却フィン96に取り付けた熱電変換モジュール(比較例2)とに対して、消費電力の比較テストを行った。なお、熱電変換モジュール90では、熱電素子93等が配置された領域を54mm×54mmとしたのに対し、比較例2の熱電変換モジュールでは、熱電素子等が配置された領域を30mm×30mmとして、熱電素子等を中央に密集させて配置した。また、冷却フィン96等としては、それぞれ基板96a等の大きさが100mm×100mmのものを使用した。
消費電力の比較テストは、実施例2および比較例2の熱電変換モジュール90等における冷却フィン96にファン(図示せず)を用いて温度30℃の空気を吹き付けながら行い、自由端側電極94等の温度を10℃に設定し、吸熱量を25Wとしたときの消費電力を比較した。その結果、比較例2の熱電変換モジュールの消費電力を100とした場合に、実施例2の熱電変換モジュール90の消費電力は、96であった。この結果から、冷却フィン96を用いた場合も、本発明に係る熱電変換モジュールは、従来の熱電変換モジュールよりも消費電力を少なくできることが分かる。
また、本発明に係る熱電変換モジュールは、前述した各実施形態に限定するものでなく、本発明の技術的範囲で適宜変更して実施することが可能である。例えば、前述した各実施形態では、基板側電極12等を放熱側にし、自由端側電極14a,14b等を冷却側にしているが、基板側電極12等を冷却側にし、自由端側電極14a,14b等を放熱側にしてもよい。これによっても良好な熱電変換モジュールを得ることができる。また、前述した第1〜第3実施形態では、熱電変換モジュールの下部側に位置する絶縁基板11等や、上側に位置する上側絶縁基板46等をアルミナで構成しているが、これに代えて、窒化アルミ等のセラミックで構成してもよいし、ポリイミドやエポキシ等の有機系樹脂で構成してもよい。
本発明の第1実施形態に係る熱電変換モジュールを示した側面図である。 図1に示した熱電変換モジュールから自由端側電極を取り除いた状態を示した平面図である。 図1に示した熱電変換モジュールから基板側電極とリード線とを取り除いた状態を示した平面図である。 比較例1の熱電変換モジュールから自由端側電極を取り除いた状態を示した平面図である。 比較例1の熱電変換モジュールから基板側電極とリード線とを取り除いた状態を示した平面図である。 第1実施形態の変形例1に係る熱電変換モジュールから自由端側電極を取り除いた状態を示した平面図である。 第1実施形態の変形例1に係る熱電変換モジュールから基板側電極とリード線とを取り除いた状態を示した平面図である。 第1実施形態の変形例2に係る熱電変換モジュールから自由端側電極を取り除いた状態を示した平面図である。 第1実施形態の変形例2に係る熱電変換モジュールから基板側電極とリード線とを取り除いた状態を示した平面図である。 第1実施形態の変形例3に係る熱電変換モジュールを示した側面図である。 本発明の第2実施形態に係る熱電変換モジュールを示した側面図である。 図11に示した熱電変換モジュールから自由端側電極を取り除いた状態を示した平面図である。 図11に示した熱電変換モジュールから基板側電極とリード線とを取り除いた状態を示した平面図である。 第2実施形態の変形例1に係る熱電変換モジュールから自由端側電極を取り除いた状態を示した平面図である。 第2実施形態の変形例1に係る熱電変換モジュールから基板側電極とリード線とを取り除いた状態を示した平面図である。 第2実施形態の変形例2に係る熱電変換モジュールから自由端側電極を取り除いた状態を示した平面図である。 第2実施形態の変形例2に係る熱電変換モジュールから基板側電極とリード線とを取り除いた状態を示した平面図である。 第3実施形態に係る熱電変換モジュールから自由端側電極を取り除いた状態を示した平面図である。 第3実施形態に係る熱電変換モジュールから基板側電極とリード線とを取り除いた状態を示した平面図である。 第3実施形態の変形例1に係る熱電変換モジュールから自由端側電極を取り除いた状態を示した平面図である。 第3実施形態の変形例1に係る熱電変換モジュールから基板側電極とリード線とを取り除いた状態を示した平面図である。 本発明の第4実施形態に係る熱電変換モジュールを示した正面図である。
符号の説明
10,10a,40,90…熱電変換モジュール、11,21,31,71,81…絶縁基板、12,12a,22a,22b,32a,32b,32c,72a,72b,82a,82b,82c…基板側電極、13,23,33,43,53,63,73,83,93…熱電素子、14a,14b,24a,24b,34,74a,74b,74c,74d,84a,84b,94…自由端側電極、41,51,61…下側絶縁基板、42a,42b,52,62a,62b…下側電極、44a,44b,44c,44d,44e,54a,54b,54c,54d,64a,64b,64c,64d,64e…上側電極、46…上側絶縁基板、92…フィン側電極、96…冷却フィン、96a…基板、96b…フィン。

Claims (6)

  1. 間隔を保って配置された複数の熱電素子の隣り合った一対の熱電素子の一方の端面間をそれぞれ接続する複数の一方の電極と、前記複数の熱電素子の前記一対の熱電素子とは異なる隣り合った他の一対の熱電素子の他方の端面間をそれぞれ接続することにより、前記複数の熱電素子と、前記複数の一方の電極とを直列に接続する複数の他方の電極とを備えた熱電変換モジュールであって、
    前記一方の電極が接続する前記一対の熱電素子の一方の端面間の長さよりも前記他方の電極が接続する前記他の一対の熱電素子の他方の端面間の長さが短くなるようにしたことを特徴とする熱電変換モジュール。
  2. 前記一方の電極側が放熱側で、前記他方の電極側が冷却側になるようにして使用される請求項1に記載の熱電変換モジュール。
  3. 前記一方の電極が、基板の表面にフィンが形成された冷却フィンの裏面に、直接または絶縁基板を介して取り付けられている請求項2に記載の熱電変換モジュール。
  4. 前記一方の電極と前記他方の電極との少なくとも一方が絶縁基板に取り付けられている請求項1または2に記載の熱電変換モジュール。
  5. 前記複数の熱電素子が、略円形の領域内に分散して配置されている請求項1ないし4のうちのいずれか一つに記載の熱電変換モジュール。
  6. 前記複数の熱電素子が、略四角形の領域内に分散して配置されているとともに、前記領域の四隅に前記熱電素子が密集した部分が形成されている請求項1ないし4のうちのいずれか一つに記載の熱電変換モジュール。
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