JPH09321355A - 熱電ユニット - Google Patents

熱電ユニット

Info

Publication number
JPH09321355A
JPH09321355A JP8157676A JP15767696A JPH09321355A JP H09321355 A JPH09321355 A JP H09321355A JP 8157676 A JP8157676 A JP 8157676A JP 15767696 A JP15767696 A JP 15767696A JP H09321355 A JPH09321355 A JP H09321355A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermoelectric
thermoelectric element
electrode
type thermoelectric
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8157676A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3598660B2 (ja
Inventor
Nobuteru Maekawa
展輝 前川
Hiroaki Okada
浩明 岡田
Michimasa Tsuzaki
通正 津崎
Yuri Sakai
優里 坂井
Katsuyoshi Shimoda
勝義 下田
Teruaki Komatsu
照明 小松
Shinya Murase
慎也 村瀬
Hiroyuki Inoue
宏之 井上
Masayuki Sagawa
昌幸 佐川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP15767696A priority Critical patent/JP3598660B2/ja
Publication of JPH09321355A publication Critical patent/JPH09321355A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3598660B2 publication Critical patent/JP3598660B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造に際しての手間を削減する。 【解決手段】 パターンで配列されている接合電極30
が隣接する接合電極30に電気的接続用ブリッジ31に
よって接続された2枚の金属パターンプレート3,3間
に熱電素子1を介在させた熱電モジュールMを、放熱部
材6と吸熱部材5との間に挟んだ熱電ユニットである。
熱電モジュールMでは2枚の金属パターンプレート3,
3間にP型熱電素子1とN型熱電素子1とが接合電極3
0に接合されて交互に配設されている。またP型熱電素
子1及びN型熱電素子1が相互の金属パターンプレート
3の接合電極30による電気的接続方向と交叉する方向
に夫々列をなしているとともに、これらP型熱電素子1
の列とN型熱電素子1の列とが交互に並んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱電モジュールを用
いた熱電ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱電モジュールを用いた熱電ユニット
は、一対の電極プレート間に複数個の熱電素子(ペルチ
ェ素子)を並置配設するとともに各電極プレートに設け
た接合電極に熱電素子を接合することで各熱電素子を電
気的に直列に且つP型の熱電素子とN型の熱電素子とを
交互に接続するとともに、これら熱電素子が熱的には並
列になるように接続配置したものとして構成された熱電
モジュールと、通電時に一方の電極プレートを吸熱側、
他方の電極プレートを放熱側として作用する該熱電モジ
ュールの吸熱側に吸熱部材を、放熱側に放熱部材を取り
付けたものとなっている。
【0003】この時、電極プレート間に配する熱電素子
は上述のようにP型のものとN型のものとがあり、これ
らを電気的に交互に直列接続すると同時に熱的に並列に
しなくてはならないわけであるが、熱電ユニットの効率
を高めるために実装密度の点から従来はP型の熱電素子
とN型の熱電素子とを順に並べることのみに留意してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このために、配置の折
り返し部分の関係でP型の熱電素子とN型の熱電素子と
はm行×n列の並びのなかで行において交互に並ぶとと
もに列においても交互に並ぶものとなっており、これ故
に製造に際して両種熱電素子の配置に非常に手間取るも
のとなっていた。
【0005】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところは製造に際しての手間を
削減することができる熱電ユニットを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして本発明に係る熱
電ユニットは、熱電素子が接合される接合電極を多数備
えた導電性金属板からなるとともに所要のパターンで配
列されている接合電極が隣接する接合電極に電気的接続
用ブリッジによって接続された2枚の金属パターンプレ
ート間に熱電素子を介在させた熱電モジュールを、放熱
部材と吸熱部材との間に挟んだ熱電ユニットであり、2
枚の金属パターンプレート間にP型熱電素子とN型熱電
素子とが接合電極に接合されて交互に配設されている上
記熱電モジュールは、P型熱電素子及びN型熱電素子が
相互の金属パターンプレートの接合電極による電気的接
続方向と交叉する方向に夫々列をなしているとともに、
これらP型熱電素子の列とN型熱電素子の列とが交互に
並んでいることに特徴を有している。
【0007】上記放熱部材と吸熱部材とは相互に接近す
る方向にばね付勢されて熱電モジュールはこのばね圧を
受けたものとしておくことが好ましく、この時のばね加
圧には皿ばね型ワッシャを好適に用いることができる。
放熱部材側に取り付けられた金属パターンプレートはそ
の接合電極間に樹脂が充填されて放熱部材の受熱側表面
に貼り付けられたものであることが好ましい。
【0008】また熱電モジュールの放熱部材乃至吸熱部
材の取付面の大きさよりも、放熱部材乃至吸熱部材の熱
電モジュールへの取付面を小としておくことが好まし
い。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例につい
て説明すると、図1〜図4に本発明において用いる熱電
モジュールMの一例を示す。ペルチェ素子である熱電素
子1を一対の電極プレート2,2間に多数配置するとと
もに、P型の熱電素子1とN型の熱電素子1とを電極プ
レート2,2の対向面に夫々設けた接合電極30によっ
て交互に接続することで、全熱電素子1を電気的に直列
に且つ熱的に並列に接続したもので、電極プレート2に
おける接合電極30と熱電素子1とで構成される上記直
列回路の両端は、各電極プレート2の対向面に形成され
ているとともに外部接続用の端子部36,36を介して
リード線38,38に接続されている。また上記両電極
プレート2,2間には筒状のシール枠4も配されてお
り、両端が電極プレート2,2に接合されるとともに上
記の全熱電素子1の配置部を囲んでいるシール枠4と電
極プレート2,2とによって、熱電素子1の配置空間が
密閉されている。
【0010】ここにおいて、上記熱電素子1は、図1か
ら明らかなように、格子状に整列配置されているのであ
るが、図1における列(縦方向)においては、図2に示
すようにP型の熱電素子1とN型の熱電素子1とが交互
に並び、図1における行(横方向)においては図3に示
すように、N型の熱電素子1のみが、あるいはP型の熱
電素子1のみが並ぶようにその配置が定められている。
【0011】P型熱電素子1及びN型熱電素子1の配置
をこのようにしているのは、次に述べるように、各熱電
素子1の接合電極30への接合を個々に行うのではな
く、棒状のP型熱電素子材及びN型熱電素子材を夫々複
数の接合電極30に跨がるものとして取り付けた後、棒
状の熱電素子材を切断して各接合電極30上の熱電素子
1に切り離しているからである。
【0012】上記熱電モジュールMをその製造手順に従
って説明する。まず電極プレート2から説明すると、こ
こで用いている電極プレート2には、接合電極30を有
する金属プレート3をセラミック系の基板20の表面に
接合したものを用いている。図4〜図7にセラミック系
基板20への接合前の金属プレート3を示す。接合電極
30は各行(横方向)において機械的接続専用ブリッジ
32によって相互に接続されており、各列(縦方向)に
おいて一つおきに電気的接続用ブリッジ31によって接
続されるとともに隣接する行においては電気的接続用ブ
リッジ31の位置がずらされて略格子状のパターンを有
するものとなっており、これらブリッジ31,32によ
って全接合電極30は一体につながったものとなってい
る。なお、熱電素子1の電気的な接続パターンの関係
で、図中上下両端の行では接合電極30が間引かれてい
る上に、電気的接続用ブリッジ31が横方向にも延びる
ものとなっている。
【0013】ここで上記両ブリッジ31,32は、図8
に示すようにその厚みが接合電極30部分の厚みの半分
以下とされており、しかも機械的接続専用ブリッジ32
は接合電極30における熱電素子1が接合される表面側
に、電気的接続用ブリッジ31は背面側に設けられてお
り、また接合電極30表面と機械的接続専用ブリッジ3
2表面とが面一に、接合電極30裏面と電気的接続用ブ
リッジ31裏面とが面一に形成されている。さらに機械
的接続専用ブリッジ32は上述のように厚みが薄くなっ
ていることに加えて、孔33または溝が設けられること
でその断面積が小さくされている。
【0014】上記電気的接続用ブリッジ31は、P型の
熱電素子1とN型の熱電素子1とを交互に接続するため
のものであるのに対して、機械的接続専用ブリッジ32
は、基板20への接合前の状態での各接合電極30の位
置を保つためのものであって熱電素子1間の電気的接続
には関与しておらず、基板20に接合されることで各接
合電極30の位置が基板20によって保たれるようにな
った後は不要な存在であり、従って機械的接続専用ブリ
ッジ32は金属プレート3の基板20への接合後には切
除してしまうものである。
【0015】さらに金属プレート3は、電気的接続用ブ
リッジ31及び機械的接続専用ブリッジ32によって一
体につながっている全接合電極30を囲む外周電極35
を一体に備えるとともに、この外周電極35の外側に前
記外部接続用の端子部36と、センサー接続用端子部3
7とを一体に備えたものとなっている。そして一つおき
の行の左右両端に位置する接合電極30,30と外周電
極35との間が細幅の機械的接続専用ブリッジ32によ
って接続され、また一角にある接合電極30が電気的接
続用ブリッジ31と外周電極35とを介して端子部36
に接続されている。
【0016】なお、機械的接続専用ブリッジ32で接合
電極30同士が前述のように横方向に連結されているの
であるが、上下両端の行を除く他の行においては、左右
方向中央部において機械的接続専用ブリッジ32による
接続は行わず、複数のブロックに区画している。これは
機械的接続専用ブリッジ32に孔33を設けて断面積を
小さくしているのと同様に、基板20への接合時におけ
る熱応力吸収をして反りを防ぐためである。また銅ある
いは銅合金のような導電性金属板からなる金属プレート
3は、全接合電極30の高さを揃えて熱電素子1の接合
を隙間なく行うことができるようにするために一枚の金
属板に対するエッチング処理で図に示す形態のものにさ
れており、両ブリッジ31,32も金属板に対する表裏
からのハーフエッチングで形成しているが、他の加工
法、たとえばプレスや打ち抜きなどによって形成された
ものであってもよい。いずれにしても酸化防止のための
Niめっきや、半田ぬれ性向上のためのSn,Auめっ
きを設けておくとよい。
【0017】そして上記金属プレート3は図9に示すよ
うにアルミナやベリリアなどの絶縁性を有するとともに
熱伝導性能の良いセラミック系の基板20の表面に接合
固定されて電極プレート2が構成される。この時、各接
合電極30の裏面や電気的接続用ブリッジ31の裏面、
外周電極35の裏面、端子部36,37の裏面が基板2
0に接触接合され、機械的接続専用ブリッジ32は基板
20の表面から浮いた状態となる。
【0018】上記接合には基板20がアルミナであり且
つ金属プレート3が銅板である場合、DBC法と称され
ている共晶を形成することによる接合方法を好適に用い
ることができる。接合時に金属プレート3が1000℃
以上の高温になることから硬度が低下し、熱電素子1を
柔らかく支持することになるために熱電素子1への応力
緩和の効果を期待することができるからである。ちなみ
に通常1%程度の歪みで使用されるので、この時の銅の
応力は焼純前の1/2近くに低減しており、これは実用
上ヤング率が1/2の材料で指示することにほぼ等し
い。なお、上記のような温度となるために金属プレート
3と基板20との熱膨張率の差が接合後に基板20に反
りを生じさせてしまうことになるが、前述の応力緩和部
の存在がこの反りを低減させている。金属プレート3と
基板20との接合はDBC法に限定するものではなく、
ろう付けなどによって接合してもよい。
【0019】次いで一方の電極プレート2の接合電極3
0に棒状のP型熱電素子材1aと棒状のN型熱電素子材
1bとを接合する。この時、接合電極30の各行に図1
0に示すように両熱電素子材1a,1bを交互に接合す
る。接合には半田付けが好適であり、このために熱電素
子材1a,1bにおける接合面にはめっきや蒸着によっ
て電極を形成しておくことが好ましい。
【0020】また熱電素子材1a,1bには、図11に
も示すように、その幅Xが接合電極30の幅Yと同じか
やや小さいものを用いる。熱電素子1で発生する熱量を
接合電極30を通じて基板20側に確実に逃がすことが
できるようにすることで性能低下を避けるためであり、
もし熱電素子1の幅Xの方が接合電極Yの幅よりも大き
い場合には、熱電素子1における接合電極30に接して
いない部分で熱疲労が生じて素子破壊が生じてしまうか
らである。
【0021】なお、熱電素子材1aと熱電素子材1bと
は同じ幅でなくともよい。P型の熱電素子1とN型の熱
電素子1の材料特性を完全に合わせることはできないの
で、両熱電素子材1a,1bの幅を変えることが最も効
率のよい状態を得ることについての有効な方策となるか
らである。両熱電素子材1a,1bの高さが異なってい
てもよい。この場合は接合電極30の高さを行によって
変えることで応じることができる。
【0022】一方の基板20への熱電素子材1a,1b
の接合装着が完了すれば、次いで棒状の熱電素子材1
a,1bの切断を行う。この切断はたとえば図12及び
図13に示すように、砥石(ダイシング・ソウ)15を
用いて行う。ここで示した実施の形態のものにおいて
は、熱電素子材1a,1bの各切断部が直線状に並ぶよ
うに接合電極30の配置パターンを決めており、全熱電
素子材1a,1bをまとめて直線状に切断すれば、各接
合電極30上に熱電素子1を個々に分離された状態で残
るようにしていることから、切断も容易であり、また図
示例のように、複数の砥石15で必要箇所をまとめて切
断することで切断作業に要する時間の短縮も図ることが
できる。棒状の熱電素子材1a,1bを接合した後に切
断することは、各熱電素子1の劈開面を揃えることがで
きることにもなり、耐久性のばらつきを少なくすること
ができる。
【0023】また、ここでは熱電素子材1a,1bの切
断にあたり、図13からも明らかなように、機械的接続
専用ブリッジ32の切断も同時に行うようにしている。
つまり熱電素子材1a,1bの切断をその切断箇所の下
方に位置している機械的接続専用ブリッジ32ごと切断
することで行うのである。機械的接続専用ブリッジ32
は基板20から浮いた状態にあるために、また外周電極
35や電気的接続用ブリッジ31はその厚みが薄くて基
板20側に寄っているために、砥石15が基板20に接
してしまう状態を招いたり外周電極35や両端の行の電
気的接続用ブリッジ31まで切断したりしてしまう状態
を招くことなく上記の切断を行うことができる。
【0024】なお、両端の行では、前述のように接合電
極30が間引かれている上に、他の行では接合電極30
が位置する部分が厚みの薄い電気的接続用ブリッジ31
の存在部分となっているために、上記切断によって接合
電極30上にのみ熱電素子1が残り、熱電素子材1aの
電気的接続用ブリッジ31の上方にあった部分は取り除
かれることになる。
【0025】図14にこうして切断作業を行った後の状
態を、図15に切除部分をハッチングで示したものを示
す。接合電極30の図中左右方向は、一端の行の中央部
の接合電極30,30間が電気的接続用ブリッジ31で
つながっているだけで、完全に分離されており、また外
周電極35との接続も端子部36との接続のための電気
的接続用ブリッジ31でつながっただけとなる。なお上
記切断に際しては、端子部36と端子部37との間の切
り離しや外周電極35と端子部37との切り離しもなさ
れる。また、端子部36,37に設けた電気的接続用ブ
リッジ31、つまり金属プレート3の裏面側に寄った厚
みの薄い部分は、接合電極30部分とほぼ同じ厚みに形
成された端子部36,37に砥石15の通過部を形成す
るために設けたものであり、このために接合電極30を
接続している機械的接続専用ブリッジ32と同じ並びで
設けてある。したがって切断線の目安ともなっている。
【0026】熱電素子材1a,1bの接合の後、まず熱
電素子材1a,1bのみを切断し、次いで機械的接続専
用ブリッジ32の切断を行うようにしてもよい。この場
合、熱電素子材1a,1bの切断と機械的接続専用ブリ
ッジ32の切断に夫々適した切断部材を用いることがで
き、また幅の異なる切断部材を用いることで熱電素子1
の幅と接合電極1の幅とを夫々好ましい値に設定するこ
とができる。
【0027】電極プレート2の金属プレート3における
機械的接続専用ブリッジ32の切断を予め行っておき、
その後に熱電素子材1a,1bの接合とその切断を行っ
てもよい。この場合も熱電素子材1a,1bの切断を機
械的接続専用ブリッジ32の切断負荷が加わらない状態
で行うことができて、熱電素子材1a,1bの切断を的
確に行うことができる。もちろん切断作業の手間の点に
おいては、熱電素子材1a,1bの切断時に機械的接続
専用ブリッジ32も同時に切断することが最も好まし
い。
【0028】切断線が直線となるように接合電極30の
配置と電気的接続用ブリッジ31による電気的接続のパ
ターンを決定しているものを示したが、回路パターンは
後述のように各種設定が可能である上に切断線が直線と
なるようにしなくてはならないものではない。しかし切
断線が直線となるようにしておくことが切断作業性の点
で最も優れたものとなる上に、複数の切断線を同時に切
断して切断に要する時間の削減を図ることにも容易に応
ずることができることになる。砥石15に代えてレーザ
ーや高圧水ジェット等を用いて切断を行ってもよい。
【0029】他方の電極プレート2については、上記電
極プレート2の金属プレート3と同一のものを基板20
に接合して、その機械的接続専用ブリッジ32の切断を
行っておく。図16にこの切断を行った後の電極プレー
ト2を示す。切断箇所は上記一方の電極プレート3で切
断したところと同じである。切断が完了すれば、図17
に示すように、矩形筒状のシール枠4の接合取付を一方
の電極プレート2に対して行った後、上記他方の電極プ
レート2を被せて他方の電極プレート2側の接合電極3
0と熱電素子1との接合及びシール枠4と他方の電極プ
レート2との接合を行う。シール枠4は前述のように熱
電素子1の配置部分を密封するためのもので、両端開口
縁が各電極プレート2,2の金属プレート3,3におけ
る閉ループとなった外周電極35部分に機械的及び電気
的に接合されることで、電極プレート2,2と併せて全
熱電素子1の配置空間を密閉する。閉ループとなった外
周電極35部分に接合することと、端子部36を外周電
極35を介して引き出していることから、熱電素子1ま
での電源路を上記密封状態を維持しつつ確保することが
できるものである。外周電極35の内側に配する場合、
外周電極35から内側に伸びた機械的接続専用ブリッジ
32の切断残りの部分についてはシール枠4の該等部分
に溝を設けてこれを避ける。
【0030】ここでシール枠4と外周電極35との接合
は、図19に示すように非金属製シール枠4における外
周電極35との接合に供する両端開口縁の部分に予め
銅、ニッケル、錫等の金属膜44をメッキや溶射などに
より形成しておき、そして外周電極35に半田付け48
やろう付けで接合している。これは長期的に見れば水分
の侵入を許しやすい接着剤の使用を避けて防湿性を高め
るためである。なお、各外周電極35が端子部36に接
続されている関係上、上記金属膜44は両端開口縁に個
々に設けて電気的に接続されないようにしておく。また
シール枠4は外周電極35の内側で電極プレート2に直
接接する部分を有する図18及び図19に示すような断
面形状のものとしておくことで、電極プレート2,2間
の間隔を規制することができるものとしておくことが好
ましい。この場合、半田付けやろう付け部分を見ること
ができるためにその良否の判別が容易である。金属膜4
4を設けていない部分や半田疲労時のクラックからの湿
気侵入防止については接着剤49の塗布の併用が好まし
い。なお、ここにおけるシール枠4は電極プレート2,
2の対向方向における荷重を担うものともなっている。
【0031】他方の電極プレート2側の接合電極30と
熱電素子1との接合は、シール枠4と他方の電極プレー
ト2との接合と同時に行うことになるが、これは次の点
においても好ましいものとなる。すなわちシール枠4に
よって両電極プレート2,2間の間隔を規制すると熱電
素子1の高さのばらつきは半田付けの半田の厚さで調節
されることになるとともに、電極プレート2にかかる荷
重はシール枠4の剛性と熱電素子1の剛性とにより分担
されることになり、熱電素子1にかかる荷重を低減する
ことができるからである。
【0032】このように構成された熱電モジュールM
は、全熱電素子1が両電極プレート2,2の金属プレー
ト3における接合電極30と電気的接続用ブリッジ31
とによって電気的に直列に接続されるものであり、また
P型熱電素子1とN型熱電素子1との組が熱的に並列に
接続され、一方の電極プレート2側の端子部36と他方
の電極プレート2側の端子部36とを通じて電源に接続
される。
【0033】ここで上端の行と下端の行とで熱電素子1
を間引いた状態としているのは、両電極プレート2,2
で同一の金属プレート3を用いることができるようにす
ると同時に、P型熱電素子1同士あるいはN型熱電素子
1同士が連続して接続されることを避けるためである。
もっとも一端の行の中央部においては、2つのP型熱電
素子1,1を連続して接続している。このような同型熱
電素子1の連続は若干の効率低下を招くのであるが、敢
えてこのようにしているのは接合電極30及び熱電素子
1の行数を奇数としたものにおいて、上記のように同一
の金属プレート3を両電極プレート2,2で用いること
ができるようにするためと、前述の熱応力緩和のために
金属プレート3を左右二つのブロックに分けることをで
きるようにするためである。衝撃荷重の点からは全く間
引かないようにしてもよい。
【0034】接合電極30及び熱電素子1の行数を奇数
としているのは、両端の行にP型の熱電素子1を配置す
るためである。P型の熱電素子1とN型の熱電素子1と
を比較した場合、P型のものの方が特性が良くて管理し
やすく、コストも安い。従ってN型熱電素子材1bをP
型熱電素子材1aよりも1本少なくできることと、上述
のように両端の行においては棒状の熱電素子材1aを使
用するにもかかわらず、熱電素子1を間引いて配置する
ために切除部分が多くなることに鑑み、両端の行にP型
のものを配置している。
【0035】電極プレート2としては、セラミック系の
基板20を有するもののほか、接合電極30間の空隙を
熱特性が良好である絶縁性樹脂25で埋めた図20及び
図21に示すものを電極プレート2として用いることが
できる。射出成形あるいは注型によって得ることができ
るこのタイプの電極プレート2は、その裏面を接合電極
30の裏面と面一とするか凹面としておくことで、接合
電極30の裏面を直接放熱部材や吸熱部材に接触させる
ことができるためにセラミック系のものに比して放熱特
性が良好であり、このために放熱側に用いると好適な結
果を得ることができる。金属パターンプレート3の表側
については、接合電極30の表面より絶縁性樹脂25が
少し高くなるようにしてもよい。半田付け時の異電極と
のショートを防ぐことができる。なお、図20及び図2
1に示した電極プレート2を用いる場合、棒状熱電素子
材1a,1b及び金属プレート3の機械的接続専用ブリ
ッジ32の切断は、絶縁性樹脂25も同時に切削するこ
とで行う。
【0036】また上記タイプの金属プレート3では、そ
の表裏において絶縁性樹脂25の金属プレート3に対す
る比率がほぼ同じとなるようにしておくことが反りの防
止の点で好ましく、また金属プレート3との化学結合性
を有するとともに熱膨張係数が金属プレート3に近似し
た材質のものが好ましい。水蒸気の透過を防ぐことがで
きるとともに隙間が生じにくくなるからである。さらに
は金属プレート3よりも十分に低いヤング率の材質であ
ることが好ましい。これらの条件を満足するものとして
は、金属プレート3が銅または銅合金であるならば、エ
ポキシ樹脂、特にSiO2を添加したものが好適であ
る。そして、図20及び図21に示す電極プレート2を
2枚用いた熱電モジュールMとしてもよいのはもちろん
である。
【0037】2枚の電極プレート2,2の接合電極3
0,30による熱電素子1,1の接続の回路パターン
は、P型の熱電素子1とN型の熱電素子1との列が交互
に並ぶという条件を保つ状態で、図22及び図23に示
すような各種のパターンを構成することができる。図2
2(a)は上記の金属プレート3を用いた場合の回路パタ
ーンを示している。図24に示すようなパターンも可能
である。なお図24中の2本線による接続は一方の電極
プレート2による接続を、1本線による接続は他方の電
極プレート2による接続を示している。
【0038】Bi−Te−Sb−Seを主成分とする熱
電素子1の接合電極30への接合は前述のように半田付
けで行っているが、熱電素子1側の接合面に図25に示
すようにMo層17及びNi層18をバリア層として設
けて電極11とすることが拡散防止の点で好ましい。ま
た図25に示すものでは、Ni層18の上に更にSn,
Bi,Ag,Auの中から選択した材料からなる層、た
とえばSn+Bi層19を設けている。この層19はN
i層18の酸化防止と半田付け性を良くするためであ
る。なおNi層18は1μ以上の厚みとし、Mo層17
はこれより薄くしておくことが望ましい。たとえばMo
層17を0.2μm、Ni層18を2μm、Sn+Bi
層19を2μmとする。
【0039】熱電素子材1a,1bとして接合電極30
の行の並びの全長にわたるものを用いていたが、図26
に示すように、1行について複数本の熱電素子材1a,
1bを用いるようにしてもよい。熱電素子材1a,1b
として長さの短いものを用いることができるために熱電
素子材1a,1bの材料利用効率が高くなる上に、接合
電極30への接合後の電極プレート2の反りによる熱電
素子材1a,1bへのストレスを低減させることができ
る。
【0040】金属プレート3における接合電極30と外
周電極35とを接続する電気的接続用ブリッジ31は、
複数設けておいてもよい。異なる接合電極30が外周電
極35に電気的接続用ブリッジ31によって接続されて
いるようにしておくのである。もちろん最終的にはいず
れかの電気的接続用ブリッジ31によっていずれかの接
合電極31のみが外周電極35に接続されるように、他
の電気的接続用ブリッジ31は切除してしまうのである
が、どの電気的接続用ブリッジ31を残すかによって、
同じ金属プレート3を用いても、熱電素子1の実装数の
異なるもの、つまり熱電モジュールの性能の異なるもの
を選択して得ることができる。
【0041】もっとも、電気的接続用ブリッジ35によ
る接合電極30と外周電極35との接続箇所が増える
と、基板20への接合の際に反りを生じさせやすくなる
ことから、図4〜図7に示した金属プレート3において
は、いくつかの接合電極30から外周電極35に向けて
延長片を延出しており、どの延長片を外周電極35に接
続するかによって外周電極35を通じて端子部36に接
続する接合電極30(回路パターンの一端となる接合電
極30)を選択することができるようにしてある。
【0042】上記のような熱電モジュールMは、図27
あるいは図28に示すように、片側の電極プレート2の
外面に吸熱部材5、他側の電極プレート2の外面に放熱
部材6が取り付けられて実用のための熱電ユニットが構
成される。この時、電極プレート2と吸熱部材5または
放熱部材6との間の熱的結合のために、吸熱部材5と放
熱部材6とで熱電モジュールMを挟持して熱的結合面に
所要の荷重を加えるのであるが、図に示すようなコイル
ばねや皿ばねのようなばね7によって上記荷重を加える
ことが好ましい。図中70は吸熱部材5と放熱部材6と
を連結するビスであり、ばね7はビス70の頭部とこの
ビス70が挿通される部材5との間に配されている。ビ
ス70,71には熱伝導率の低い材質のものが用いられ
る。
【0043】図29、図30及び図31により具体的な
吸熱部材5及び放熱部材6を示す。放熱部材6は多数の
放熱フィン60を有している。図中71は両部材5,6
間の連結用であり且つこのブロックの取付用を兼ねたビ
スである。吸熱部材5及び放熱部材6の熱電モジュール
Mとの接触面の面積を熱電モジュールMの表面積より小
さくしているが、これは熱漏れを低減するためである。
【0044】吸熱部材5及び放熱部材6には熱伝導率が
高くて加工が容易であるアルミニウムやその合金を用い
ており、その表面には腐食防止や絶縁のためにアルマイ
ト層が設けられている。アルミニウムに炭素繊維を入れ
たものや銅合金などで形成してもよい。吸熱部材5の表
面は冷却対象となる部材への取付面とするためにビス7
0,71の頭部はこの面より突出しないようにしてあ
る。
【0045】ここにおいて、熱電モジュールMと吸熱部
材5との接触面及び熱電モジュールMと放熱部材6との
接触面には通常数μmの厚みとなるシリコングリースを
介在させることで熱抵抗を低減させるのであるが、この
熱抵抗は荷重が大きくなるにつれて低下し、図32に示
すように1000〜1500Nの荷重でほぼ安定する。
図中ΔTは電極間温度差である。一方、熱電素子1その
ものは図33に示すように荷重が増大すれば耐久性が低
下するものであり、また電極間温度差ΔTを高くするに
つれてこの温度差によって生じるところの剪断力が作用
するために耐久性が低下する。接触熱抵抗を低減して性
能を上げるには取付荷重を大きくすればよいのである
が、民生用として使用されている熱電素子1では、取付
荷重を上げると信頼性が低下してしまうわけである。
【0046】上記特性から、一般に取付荷重はほぼ10
00Nを最適荷重としてこの最適荷重となるように取り
付けを行っているのであるが、ビス70の締付力によっ
てこの値に取付荷重を設定することは困難である。しか
し、上述のようにばね7によって取付荷重を設定してい
ることから、最適荷重への設定が容易となっている。し
かも、ここで用いている熱電モジュールMは、シール枠
4が取付荷重を分担することによって熱電素子1にかか
る荷重を低減していることから、シール枠4の荷重分担
比を1/2としているならば、熱抵抗を軽減して性能を
向上させるために取付荷重を1000〜1700Nにセ
ットしても、熱電素子1にかかる荷重は500〜850
Nとなり、高い耐久性を得ることができる。図34にシ
ール枠4がある場合Aと無い場合Bとにおける熱電素子
1の変形量と取付荷重との関係(シール枠4の荷重分担
比は1/2)を示す。
【0047】接合電極30を備えた金属パターンプレー
ト3を基板20に接合したものと、金属パターンプレー
ト3の隙間に絶縁性樹脂25を充填したものとのいずれ
を電極プレート2とする場合にも、基板20または絶縁
性樹脂25と吸熱・放熱部材5,6とを一体として電極
プレート2が吸熱・放熱部材5,6を兼ねるようにして
もよい。つまりは吸熱部材5や放熱部材6に金属パター
ンプレート3が接合されたものとするのである。部品点
数の削減を図ることができる。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明における熱電ユニッ
トは、放熱部材と吸熱部材との間に挟んだ熱電モジュー
ルにおけるP型熱電素子及びN型熱電素子を相互の金属
パターンプレートの接合電極による電気的接続方向と交
叉する方向に夫々列をなすものとするとともに、これら
P型熱電素子の列とN型熱電素子の列とを交互に並べて
いることから、その製造に際してのP型熱電素子とN型
熱電素子との配置が容易なものであり、棒状の熱電素子
材を複数の接合電極に跨がるように取り付けてから切断
するという製造法に応ずることもできるものであって、
製造に際しての手間を削減することができ、コストの低
減にも寄与するものである。
【0049】そして上記放熱部材と吸熱部材とは相互に
接近する方向にばね付勢されて熱電モジュールはこのば
ね圧を受けたものとしておくと、適切な荷重の設定を容
易に行うことができて、歩留まりの向上を図ることがで
きる。この時のばね加圧には皿ばね型ワッシャを好適に
用いることができる。放熱部材側に取り付けられた金属
パターンプレートはその接合電極間に樹脂が充填された
ものとしておくと、放熱特性の向上を図ることができ
る。
【0050】さらに熱電モジュールの放熱部材乃至吸熱
部材の取付面の大きさよりも、放熱部材乃至吸熱部材の
熱電モジュールへの取付面を小としておくことが好まし
い。熱漏洩を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す破断平面図で
ある。
【図2】同上の縦断面図である。
【図3】同上の横断面図である。
【図4】同上に用いる金属プレートの平面図である。
【図5】同上に用いる金属プレートの斜視図である。
【図6】同上に用いる金属プレートの背面図である。
【図7】同上に用いる金属プレートの背面側を示す斜視
図である。
【図8】同上に用いる金属プレートの断面を示してお
り、(a)は横断面図、(b)は縦断面図である。
【図9】同上に用いる電極プレートの加工前状態を示す
斜視図である。
【図10】同上に用いる電極プレートの熱電素子材の接
合後の斜視図である。
【図11】同上の接合電極と熱電素子材との断面図であ
る。
【図12】同上の熱電素子材の切断を示す斜視図であ
る。
【図13】同上の熱電素子材の切断を示す断面図であ
る。
【図14】同上の熱電素子材の切断後の状態を示す斜視
図である。
【図15】同上の熱電素子材の切断部分を示す平面図で
ある。
【図16】他方の電極プレートの斜視図である。
【図17】同上のシール枠の取付状態を示す斜視図であ
る。
【図18】同上のシール枠を示すもので、(a)は斜視
図、(b)は断面図である。
【図19】同上のシール枠の固定部分を示す拡大断面図
である。
【図20】他の電極プレートの斜視図である。
【図21】同上の電極プレートの背面側を示す斜視図で
ある。
【図22】(a)〜(f)は回路パターン例の説明図である。
【図23】(a)〜(f)は回路パターン例の説明図である。
【図24】別の回路パターンの説明図である。
【図25】同上の熱電素子材の断面図である。
【図26】電極プレートへの熱電素子材の接合の他例を
示す斜視図である。
【図27】吸熱部材及び放熱部材の装着例を示す断面図
である。
【図28】吸熱部材及び放熱部材の他の装着例を示す断
面図である。
【図29】吸熱部材及び放熱部材の別の装着例を示す断
面図である。
【図30】同上の放熱部材の平面図である。
【図31】同上の吸熱部材の平面図である。
【図32】熱電素子の特性を示す説明図である。
【図33】熱電素子の他の特性を示す説明図である。
【図34】シール枠の有無による熱電ユニットの特性を
示す説明図である。
【符号の説明】
M 熱電モジュール 1 熱電素子 2 電極プレート 3 金属パターンプレート 30 接合電極
フロントページの続き (72)発明者 坂井 優里 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 下田 勝義 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 小松 照明 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 村瀬 慎也 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 井上 宏之 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 佐川 昌幸 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱電素子が接合される接合電極を多数備
    えた導電性金属板からなるとともに所要のパターンで配
    列されている接合電極が隣接する接合電極に電気的接続
    用ブリッジによって接続された2枚の金属パターンプレ
    ート間に熱電素子を介在させた熱電モジュールを、放熱
    部材と吸熱部材との間に挟んだ熱電ユニットであり、2
    枚の金属パターンプレート間にP型熱電素子とN型熱電
    素子とが接合電極に接合されて交互に配設されている上
    記熱電モジュールは、P型熱電素子及びN型熱電素子が
    相互の金属パターンプレートの接合電極による電気的接
    続方向と交叉する方向に夫々列をなしているとともに、
    これらP型熱電素子の列とN型熱電素子の列とが交互に
    並んでいることを特徴とする熱電ユニット。
  2. 【請求項2】 放熱部材と吸熱部材とが相互に接近する
    方向にばね付勢されて熱電モジュールはこのばね圧を受
    けていることを特徴とする請求項1記載の熱電ユニッ
    ト。
  3. 【請求項3】 ばね加圧は皿ばね型ワッシャによるもの
    であることを特徴とする請求項2記載の熱電ユニット。
  4. 【請求項4】 放熱部材側に取り付けられた金属パター
    ンプレートはその接合電極間に樹脂が充填されて放熱部
    材の受熱側表面に貼り付けられたものであることを特徴
    とする請求項1記載の熱電ユニット
  5. 【請求項5】 熱電モジュールの放熱部材乃至吸熱部材
    の取付面の大きさよりも、放熱部材乃至吸熱部材の熱電
    モジュールへの取付面が小となっていることを特徴とす
    る請求項1または4記載の熱電ユニット。
JP15767696A 1996-05-28 1996-05-28 熱電ユニット Expired - Lifetime JP3598660B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15767696A JP3598660B2 (ja) 1996-05-28 1996-05-28 熱電ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15767696A JP3598660B2 (ja) 1996-05-28 1996-05-28 熱電ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09321355A true JPH09321355A (ja) 1997-12-12
JP3598660B2 JP3598660B2 (ja) 2004-12-08

Family

ID=15654955

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15767696A Expired - Lifetime JP3598660B2 (ja) 1996-05-28 1996-05-28 熱電ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3598660B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009545164A (ja) * 2006-07-28 2009-12-17 ビーエスエスティー エルエルシー セグメント型熱電素子を使用する熱電発電システム
US9006557B2 (en) 2011-06-06 2015-04-14 Gentherm Incorporated Systems and methods for reducing current and increasing voltage in thermoelectric systems
US9293680B2 (en) 2011-06-06 2016-03-22 Gentherm Incorporated Cartridge-based thermoelectric systems
US9306143B2 (en) 2012-08-01 2016-04-05 Gentherm Incorporated High efficiency thermoelectric generation
US9310112B2 (en) 2007-05-25 2016-04-12 Gentherm Incorporated System and method for distributed thermoelectric heating and cooling
US9719701B2 (en) 2008-06-03 2017-08-01 Gentherm Incorporated Thermoelectric heat pump
US10270141B2 (en) 2013-01-30 2019-04-23 Gentherm Incorporated Thermoelectric-based thermal management system
US10991869B2 (en) 2018-07-30 2021-04-27 Gentherm Incorporated Thermoelectric device having a plurality of sealing materials
US11152557B2 (en) 2019-02-20 2021-10-19 Gentherm Incorporated Thermoelectric module with integrated printed circuit board

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009545164A (ja) * 2006-07-28 2009-12-17 ビーエスエスティー エルエルシー セグメント型熱電素子を使用する熱電発電システム
US9310112B2 (en) 2007-05-25 2016-04-12 Gentherm Incorporated System and method for distributed thermoelectric heating and cooling
US10464391B2 (en) 2007-05-25 2019-11-05 Gentherm Incorporated System and method for distributed thermoelectric heating and cooling
US9366461B2 (en) 2007-05-25 2016-06-14 Gentherm Incorporated System and method for climate control within a passenger compartment of a vehicle
US10473365B2 (en) 2008-06-03 2019-11-12 Gentherm Incorporated Thermoelectric heat pump
US9719701B2 (en) 2008-06-03 2017-08-01 Gentherm Incorporated Thermoelectric heat pump
US9293680B2 (en) 2011-06-06 2016-03-22 Gentherm Incorporated Cartridge-based thermoelectric systems
US9006557B2 (en) 2011-06-06 2015-04-14 Gentherm Incorporated Systems and methods for reducing current and increasing voltage in thermoelectric systems
US9306143B2 (en) 2012-08-01 2016-04-05 Gentherm Incorporated High efficiency thermoelectric generation
US10270141B2 (en) 2013-01-30 2019-04-23 Gentherm Incorporated Thermoelectric-based thermal management system
US10784546B2 (en) 2013-01-30 2020-09-22 Gentherm Incorporated Thermoelectric-based thermal management system
US10991869B2 (en) 2018-07-30 2021-04-27 Gentherm Incorporated Thermoelectric device having a plurality of sealing materials
US11075331B2 (en) 2018-07-30 2021-07-27 Gentherm Incorporated Thermoelectric device having circuitry with structural rigidity
US11223004B2 (en) 2018-07-30 2022-01-11 Gentherm Incorporated Thermoelectric device having a polymeric coating
US11152557B2 (en) 2019-02-20 2021-10-19 Gentherm Incorporated Thermoelectric module with integrated printed circuit board

Also Published As

Publication number Publication date
JP3598660B2 (ja) 2004-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5764675A (en) Diode laser array
US8872332B2 (en) Power module with directly attached thermally conductive structures
WO1997045882A1 (fr) Procede de fabrication d'un module thermoelectrique
JPWO2006019059A1 (ja) 熱電冷却装置
JP2009260303A (ja) 熱交換装置
JP4478049B2 (ja) 半導体装置
JP2016054279A (ja) 半導体レーザ
JP2011049501A (ja) 熱電モジュール
JPH09321355A (ja) 熱電ユニット
KR102411122B1 (ko) 방열구조를 구비한 반도체 패키지, 반도체 패키지가 접합된 쿨링시스템, 방열구조를 구비한 기판 및 방열구조를 구비한 기판 제조방법
JP3956405B2 (ja) 熱電モジュールの製造方法
US20070096317A1 (en) Semiconductor device featuring electrode terminals forming superior heat-radiation system
JP4458028B2 (ja) 半導体装置
JPH11265976A (ja) パワー半導体モジュールおよびその製造方法
JP4645276B2 (ja) 半導体装置
JP2000022224A (ja) 熱電素子及びその製造方法
US7026712B2 (en) Peltier module with durable power supply lines and exothermic module with built-in cooler
JP6010942B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2000349353A (ja) ペルチェモジュールおよびそれを備えた光通信用モジュール
JP2006190728A (ja) 電力用半導体装置
US10833237B2 (en) Thermoelectric module
JPH09321352A (ja) 熱電モジュール
JP5800716B2 (ja) 電力用半導体装置
JPH09321354A (ja) 金属パターンプレート
JPH09321351A (ja) 電極プレート

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040525

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040824

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040906

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080924

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080924

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090924

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090924

Year of fee payment: 5

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090924

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090924

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100924

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110924

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110924

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120924

Year of fee payment: 8