JP2009206501A - 熱電モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】 熱電モジュールを小型化した場合、隣り合う熱電素子の間隔が小さくなるため、隣り合う熱電素子の間で電気的な短絡が起きる可能性が高かった。
【解決手段】 熱電モジュール1は、第1の表面111aを有する第1の基板11aと、第1の表面111aと対向する第2の表面111bを備える第2の基板11bと、第1の表面111a及び第2の表面111bのそれぞれに当接して配列された複数の熱電素子3と、第1の表面111a及び第2の表面111bに配設されかつ複数の熱電素子3の一つ以上に接続される複数の電極5,7と、第1の表面111a及び第2の表面111bの少なくとも一方に配設されたグランド電極9とを備え、複数の電極5,7は、第1の表面111a及び第2の表面111bの少なくとも一方において、2以上が長さ方向に並んでなる複数の列30を備え、グランド電極9は複数の列30のうち隣り合う2つの列の間に位置する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、熱電モジュールに関する。より詳しくは、例えば、空調機、冷温庫、半導体製造装置、光検出装置、レーザダイオード等の温度調節等に使用される熱電モジュールに関する。
従来の熱電モジュールとしては、例えば、特許文献1に開示されている。近年、熱電モジュールには、高い熱電特性を有するとともに、小型化することが求められている。
特開2001−119076号公報
しかしながら、熱電モジュールを小型化した場合、隣り合う熱電素子の間隔が小さくなると、直接接続されていない熱電素子間の電位差に起因して、この隣り合う熱電素子の間で電気的な短絡が起きる可能性があった。
本発明の熱電モジュールは、第1の基板と、前記第1の基板の第1の表面と所定の距離を隔てて対向する第2の表面を備える、第2の基板と、前記第1の表面および前記第2の表面のそれぞれに当接して配列された、複数の熱電素子と、前記第1の表面および前記第2の表面に配設されかつ前記複数の熱電素子の一つ以上に接続される、複数の電極と、前記第1の表面および前記第2の表面の少なくとも一方に配設されたグランド電極とを備える熱電モジュールであって、前記複数の電極は、前記第1の表面および前記第2の表面の少なくとも一方において、2以上が長さ方向に並んでなる、複数の列を備え、前記グランド電極は、前記複数の列のうち隣り合う2つの列の間に位置することを特徴とするものである。
また、本発明の熱電モジュールは、上記の構成において、前記グランド電極は、前記隣り合う2つの列が対向している長さ領域に渡って延在することを特徴とするものである。
また、本発明の熱電モジュールは、上記の各構成において、前記グランド電極を被覆する被覆部材をさらに備えることを特徴とするものである。
また、本発明の熱電モジュールは、上記の構成において、前記被覆部材は、前記隣り合う2つの列の間を充填するように延在することを特徴とするものである。
また、本発明の熱電モジュールは、上記の各構成において、前記複数の熱電素子は、複数のP型熱電素子と複数のN型熱電素子とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の熱電モジュールは、上記の構成において、前記複数の電極は、それぞれが前記複数のP型熱電素子の一つおよび前記複数のN型熱電素子の一つに接続され、前記複数のP型熱電素子および前記複数のN型熱電素子を電気的に直列に接続することを特徴とするものである。
また、本発明の熱電モジュールは、上記の構成において、前記複数の電極はそれぞれ、その長さ方向の第1の端部で前記複数のP型熱電素子の一つと接続され、第2の端部で前記複数のN型熱電素子の一つに接続されることを特徴とするものである。
また、本発明の熱電モジュールは、上記の各構成において、前記グランド電極は、隣り合う前記複数のP型熱電素子の一つと前記複数のN型熱電素子の一つとの間に位置することを特徴とするものである。
また、本発明の熱電モジュールは、上記の各構成において、前記グランド電極における通電方向は、前記複数の電極のうち前記グランド電極と隣り合う電極における通電方向と平行であることを特徴とするものである。
また、本発明の熱電モジュールは、上記の各構成において、前記グランド電極に接続されたサーミスタをさらに備えることを特徴とするものである。
また、本発明の熱電モジュールは、上記の構成において、前記サーミスタは、前記第1の表面および前記第2の表面の少なくとも一方に配設されることを特徴とするものである。
また、本発明の熱電モジュールは、上記の構成において、前記サーミスタは、前記複数の列のうち隣り合う2つの列の間に位置することを特徴とするものである。
また、本発明の熱電モジュールは、上記の各構成において、前記複数の電極のそれぞれは長方形であることを特徴とするものである。
本発明の熱電モジュールによれば、第1の基板と、第1の基板の第1の表面と所定の距離を隔てて対向する第2の表面を備える、第2の基板と、第1の表面および第2の表面のそれぞれに当接して配列された、複数の熱電素子と、第1の表面および第2の表面に配設されかつ複数の熱電素子の一つ以上に接続される、複数の電極と、第1の表面および第2の表面の少なくとも一方に配設されたグランド電極とを備える熱電モジュールであって、複数の電極は、第1の表面および第2の表面の少なくとも一方において、2以上が長さ方向に並んでなる、複数の列を備え、グランド電極は、複数の列のうち隣り合う2つの列の間に位置することから、隣り合う熱電素子の間での電流が短絡する可能性を低減することができる。
これは、たとえ、隣り合う熱電素子間でリーク電流が生じたとしても、上記のグランド電極がアースとして作用するからである。
また、本発明の熱電モジュールは、上記の構成において、グランド電極は、隣り合う2つの列が対向している長さ領域に渡って延在するときには、隣り合う熱電素子の間での電流が短絡する可能性をより低減することができる。
また、本発明の熱電モジュールは、上記の各構成において、グランド電極を被覆する被覆部材をさらに備えるときには、グランド電極の劣化を抑制することができるので、熱電モジュールの長時間の使用に対しても、グランド電極を安定したアースとして用いることができる。
また、本発明の熱電モジュールは、上記の構成において、被覆部材は、隣り合う2つの列の間を充填するように延在するときには、グランド電極と電極との間にリーク電流が生じること自体を抑制することができるので、長期間にわたる熱電モジュールの使用においても、熱電特性が低下することをより確実に抑制できる。
また、本発明の熱電モジュールは、上記の各構成において、複数の熱電素子は、複数のP型熱電素子と複数のN型熱電素子とを備えるときには、複数の熱電素子における一方の端部が発熱部となり、他方の端部が冷却部となる、発熱・冷却の併用が可能な熱電モジュールとすることができる。
また、本発明の熱電モジュールは、上記の構成において、複数の電極は、それぞれが複数のP型熱電素子の一つおよび複数のN型熱電素子の一つに接続され、複数のP型熱電素子および複数のN型熱電素子を電気的に直列に接続するときには、複数の熱電素子における一方の端部が発熱部となり、他方の端部が冷却部となる、発熱・冷却の併用が可能な小型の熱電モジュールを容易に構成することができる。
また、本発明の熱電モジュールは、上記の構成において、複数の電極はそれぞれ、その長さ方向の第1の端部で複数のP型熱電素子の一つと接続され、第2の端部で複数のN型熱電素子の一つに接続されるときには、複数のP型熱電素子および複数のN型熱電素子を電気的に直列に接続することが容易なものとなる。
また、本発明の熱電モジュールは、上記の各構成において、グランド電極は、隣り合う複数のP型熱電素子の一つと複数のN型熱電素子の一つとの間に位置するときには、もともと互いに電気的に独立したP型熱電素子の一つとN型熱電素子の一つとの間の絶縁を保つことができる。
また、本発明の熱電モジュールは、上記の各構成において、グランド電極における通電方向は、複数の電極のうちグランド電極と隣り合う電極における通電方向と平行であるときには、隣り合う電極間での電気的な短絡を抑制することができる。また、熱電モジュールを、高周波回路、特に変調器の冷却用として用いる場合、高周波回路、特に変調器において発生する高周波成分が、ノイズ信号として熱電モジュールの回路に加わることを抑制することができる。その結果、熱電モジュールの熱電性能を向上させることができる。
また、本発明の熱電モジュールは、上記の各構成において、グランド電極に接続されたサーミスタをさらに備えるときには、グランド電極をサーミスタの回路の一部として用いることができるとともに、リーク電流が生じた場合であってもサーミスタの測定精度の低下を抑制できる。
また、本発明の熱電モジュールは、上記の構成において、サーミスタは、第1の表面および第2の表面の少なくとも一方に配設されるときには、サーミスタによって熱電モジュールの温度を精度良く制御することができる。
また、本発明の熱電モジュールは、上記の構成において、サーミスタは、複数の列のうち隣り合う2つの列の間に位置するときには、例えば、サーミスタをグランド電極と接続させて設置することができ、これによって、グランド電極をサーミスタの回路の一部として用いることができるとともに、リーク電流が生じた場合であってもサーミスタの測定精度の低下を抑制できる。
また、本発明の熱電モジュールは、上記の各構成において、複数の電極のそれぞれの電極は長方形であるときには、複数のP型熱電素子および複数のN型熱電素子を電気的に直列に接続することが容易な電極となる。特に、第1の基板および第2の基板に複数の電極を形成して立体回路状に複数のP型熱電素子および複数のN型熱電素子を電気的に直列に接続することが容易なものとなる。
本発明の第1の実施形態にかかる熱電モジュールを示す部分切欠斜視図である。 図1に示す第1の実施形態にかかる熱電モジュールにおける基体の表面に対して平行な断面図である。 本発明の第2の実施形態にかかる熱電モジュールにおける基体の表面に対して平行な断面図である。 図3に示す第2の実施形態の変形例であって、基体の表面に対して平行な断面図である。 本発明の第3の実施形態にかかる熱電モジュールにおける基体の表面に対して平行な断面図である。 (a)は、図5に示す第3の実施形態にかかる熱電モジュールにおける基体の表面に対して垂直な断面図である。(b)は、図6(a)に示す断面の、グランド電極が配置されている部分を拡大した拡大断面図である。 本発明の第4の実施形態にかかる熱電モジュールにおける基体の表面に対して垂直な断面であって、グランド電極が配置されている部分を拡大した拡大断面図である。 図1に示す第1の実施形態にかかる熱電モジュールの変形例における基体の表面に対して平行な断面図である。
以下、本発明の熱電モジュールについて図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1および図2に本発明の第1の実施形態にかかる熱電モジュールを示す。
本実施形態の熱電モジュール1は、一対の基体11a,11b(第1の基板11a,第2の基板11b)に挟持されている複数の熱電素子3と、一対の基体11a,11bの熱電素子3側の表面(第1の表面,第2の表面)のそれぞれに形成された、複数の熱電素子3を電気的に直列に接続する複数の長方形の電極5,7(第1の電極5,第2の電極7)とを具備しており、複数の電極5,7は、長さ方向に並んだ列30を複数含んでおり、隣り合う列30の間の基体11a,11bの表面に、複数の列30のうち隣り合う2つの列の間に位置するグランド電極9が設けられている。
すなわち、熱電モジュール1は、第1の基板11aと、第1の基板11aの第1の表面111aと所定の距離を隔てて対向する第2の表面111bを備える、第2の基板11bと、第1の表面111aおよび第2の表面111bのそれぞれに当接して配列された、複数の熱電素子3と、第1の表面111aおよび第2の表面111bに配設されかつ複数の熱電素子3の一つ以上に接続される、複数の電極5,7と、第1の表面111aおよび第2の表面111bの少なくとも一方に配設されたグランド電極9とを備える熱電モジュール1であって、複数の電極5,7は、第1の表面111aおよび第2の表面111bの少なくとも一方において、2以上が長さ方向に並んでなる、複数の列30を備え、グランド電極9は、複数の列30のうち隣り合う2つの列の間に位置する。
上記の構成により、隣り合う熱電素子3の間での電流が短絡する可能性を低減することができる。これは、たとえ、隣り合う熱電素子3間でリーク電流が生じたとしても、グランド電極9がアースとして作用するからである。
また、熱電モジュール1は、グランド電極9は、隣り合う2つの列30が対向している長さ領域に渡って延在することが好ましい。この場合、隣り合う熱電素子3の間での電流が短絡する可能性をより低減することができる。
また、第1の電極5は熱電素子3の一方の端部と電気的に接続され、第2の電極7は熱電素子3の他方の端部と電気的に接続されている。
(熱電素子)
本実施形態では、熱電素子3として、起電力がプラスを示すP型熱電素子3aとマイナスを示すN型熱電素子3bの両方が用いられる。これらのP型熱電素子3aおよびN型熱電素子3bは、間隔をあけて交互に配列され、隣り合うP型熱電素子3aとN型熱電素子3bが第1の電極5および第2の電極7で接続されて、電気的に直列に接続される。
熱電素子3としては、熱電特性が高いものが好ましく、具体的には、Bi、Sb、TeおよびSeの群から選択される2種以上の元素を含む合金が好適に用いられる。
熱電モジュール1に配設された複数の熱電素子3は、取出電極19を介して外部電源と電気的に接続される。
複数の熱電素子3が、複数のP型熱電素子3aと複数のN型熱電素子3bとを備えるときには、複数の熱電素子3における一方の端部が発熱部となり、他方の端部が冷却部となる、発熱・冷却の併用が可能な熱電モジュール1とすることができる。
(基体(第1の基板))
基体(第1の基板)11aは、その表面(第1の表面111a)に、第1の電極5およびグランド電極9を固定できる。これにより、第1の電極5およびグランド電極9の間隔が安定するので、リーク電流や放電が生じる可能性を小さくすることができる。
基体11aには、例えば、アルミナセラミックス、窒化アルミニウムセラミックス、ガラスセラミックス、耐熱プラスチックのような絶縁性を有するものを用いることができる。特に、安価で熱電素子3と熱膨張率が近いもの、例えばアルミナを主成分とするアルミナセラミックスから成る基体11aを用いることが好ましい。
基体11aには、第1の電極5およびグランド電極9が固定された第1の表面111aとは反対側の表面に、熱伝導部材21が配設されていてもよい。これによって、効率良く発熱または吸熱をすることができるので、熱電効率を高めることができる。熱伝導部材21としては、基体11aよりも熱伝導性の高いものを用いることが好ましく、例えば、Cu、Alなどの低抵抗金属を用いることができる。特に、熱伝導部材21が第1の電極5と同じ材質であることが好ましい。この場合、両者の熱膨張率が同じであるので、第1の電極5と基体11aとの接合面および熱伝導部材21と基体11aとの接合面に応力が集中することを抑制できる。
(グランド電極)
上述したように、グランド電極9は、第1の基板11aの表面(第1の表面111a)に配設されている。
また、グランド電極9は接地されているので、隣り合う第1の電極5の間の電位差よりも、グランド電極9と第1の電極5との間の電位差が大きい。そのため、隣り合う第1の電極5の間で短絡が生じる可能性を低減することができる。結果として、隣り合う第1の電極5のそれぞれに接続されている熱電素子3同士の間隔を小さくする事ができるため、熱電変換効率を低下させる事なく、熱電モジュール1を小型化する事が可能となる。それ故、例えば、熱電素子3間に冷却による結露が生じるような使用環境下であっても、リーク電流がグランド電極9を流れるため、結露に起因して熱電素子3間で電気的な短絡が発生することを抑制できる。
グランド電極9としては、例えば、Cu、Alなどのような導電性の高いものを用いることができる。また、基体11a,11bよりも熱伝導性の高いものを用いることが好ましい。これにより、グランド電極9を媒体として熱を伝導することができるので、基体11a,11bの熱分布のばらつきを小さくすることができるからである。
特に、グランド電極9は、第1の電極5と同じ組成からなることが好ましい。熱電モジュール1の熱電素子3に通電することで、熱電素子3の一方の端部および他方の端部のどちらか一方が発熱し他方が吸熱する。そのため、第1の電極5が固定された基体11aが発熱部または吸熱部となって、グランド電極9および第1の電極5が膨張または収縮する。このとき、グランド電極9と第1の電極5とが同じ組成で同じ熱膨張率であると、両者に生じる応力のばらつきを抑制することができる。
また、グランド電極9における通電方向がこのグランド電極9と隣り合う第1の電極5における通電方向と平行であることが好ましい。熱電モジュール1の回路形態が直流回路なので、熱電モジュール1の回路と平行にグランド電極9が位置していることにより、隣り合う第1の電極5間での電気的な短絡を抑制することができるからである。このような、熱電モジュール1の回路と平行にグランド電極9を位置させる構成は、熱電モジュール1を、高周波回路、特に変調器の冷却用として用いる場合に適用することができる。そうすることで、高周波回路、特に変調器において発生する高周波成分が、ノイズ信号として熱電モジュール1の回路に加わることを抑制することができる。結果として、熱電モジュール1の熱電性能を向上させることができる。
なお、隣り合う第1の電極5間の距離よりも隣り合う熱電素子3間の距離が小さくなるように配置しても良い。この場合であっても、熱電素子3間にグランド電極9が位置することで、上述のような熱電素子3間における電気的な短絡の発生を抑制する事ができる。例として、熱電素子3の形状が、紡錘形や球形である場合のように、後述する基体11a,11bの表面に垂直な方向に対する熱電素子3の端部における幅が熱電素子3の中央部における幅よりも小さい場合が挙げられる。
グランド電極9は、隣り合う複数のP型熱電素子3aの一つと複数のN型熱電素子3bの一つとの間に位置することがよい。この場合、もともと互いに電気的に独立したP型熱電素子3aの一つとN型熱電素子3bの一つとの間の絶縁を保つことができる。
(基体(第2の基板))
図1および図2に示すように、熱電モジュール1は基体(第2の基板)11bを備えており、基体11bは、その第2の表面111bに第2の電極7を固定できる。その結果、基体11aおよび基体11bにより、熱電素子3、第1の電極5および第2の電極7が挟持されていることで、熱電モジュール1の形状を安定して保つことができる。
基体11aと同様に、基体11bの第2の電極7が固定された第2の表面111bにも、グランド電極9を配設してもよい。基体11aおよび基体11bのそれぞれの表面111a,111bにグランド電極9を配設することで、熱電モジュール1の回路形態が立体回路である場合においても、電気的な短絡の発生を抑制する事ができる。
基体11bの表面に配設されたグランド電極9と基体11aの表面に配設されたグランド電極9とを、導体を用いて電気的に接続するようにしてもよい。これによって、一方のグランド電極9にリーク電流が流れた場合であっても、リーク電流を他方のグランド電極9に分散させることができ、グランド電極9の耐久性を向上させることができる。特に、上記の導体により基体11aおよび基体11bのそれぞれの表面111a,111bに配設されたグランド電極9が保持されていることが好ましい。これにより、グランド電極9をより安定して固定することができるので、立体回路において電気的な短絡の発生をより抑制できるからである。
基体11aと同様に、基体11bには、第2の電極7が固定された表面111bとは反対側の表面に、熱伝導部材21が配設されていることが好ましい。
(第1の電極および第2の電極)
上述したように、第1の電極5は基体11aの表面111aに配設され、第2の電極7は基体11bの表面111bに配設されている。
第1の電極5および第2の電極7としては、例えば、Cu、Alなどのような低抵抗金属を用いることができる。腐食を避けるとともに、接合部材による熱電素子3との接合時の濡れ性を高めるため、第1の電極5および第2の電極7に、例えば、Niメッキ、Auメッキなどによるメッキ処理を施すことが好ましい。
なお、第1の電極5および第2の電極7の形状は、上述した長方形に限定されるものではなく、例えば、帯状、楕円形、または幅方向の一部が窪んだ形状など、本実施形態の要旨の範囲内で適宜変更してもよい。
複数の電極5,7のそれぞれの電極は長方形であることが好ましく、複数のP型熱電素子3aおよび複数のN型熱電素子3bを電気的に直列に接続することが容易な電極となる。特に、第1の基板11aおよび第2の基板11bに複数の電極5,7を形成して立体回路状に複数のP型熱電素子3aおよび複数のN型熱電素子3bを電気的に直列に接続することが容易なものとなる。
また、複数の熱電素子3は、複数のP型熱電素子3aと複数のN型熱電素子3bとを備えることがよい。この場合、複数の熱電素子3における一方の端部が発熱部となり、他方の端部が冷却部となる、発熱・冷却の併用が可能な熱電モジュール1とすることができる。
また、複数の電極5,7は、それぞれが複数のP型熱電素子3aの一つおよび複数のN型熱電素子3bの一つに接続され、複数のP型熱電素子3aおよび複数のN型熱電素子3bを電気的に直列に接続することがよい。この場合、複数の熱電素子3における一方の端部が発熱部となり、他方の端部が冷却部となる、発熱・冷却の併用が可能な小型の熱電モジュール1を容易に構成することができる。
また、複数の電極5,7はそれぞれ、その長さ方向の第1の端部で複数のP型熱電素子3aの一つと接続され、第2の端部で複数のN型熱電素子3bの一つに接続されることがよい。この場合、複数のP型熱電素子3aおよび複数のN型熱電素子3bを電気的に直列に接続することが容易なものとなる。
(接合部材)
熱電素子3と第1の電極5および第2の電極7とを接合する接合部材を備えてもよい。接合部材としては、例えば、Au、Sn、Ag、Cu、Zn、Sb、Pb、InまたはBiを含む半田、Ag、Cu、Zn、TiまたはAlを含むロウ材、Agペーストを含む導電性接着剤があげられる。特に、比較的変形しやすい半田が好ましい。熱電モジュール1の両面に生じる大きな温度差に起因した熱応力を緩和する事によって、冷熱の繰り返しに対する耐久性を向上させる事ができるためである。
本実施形態にかかる熱電モジュール1に、以下に例示するような種々の変更を施す事ができる。
第1に、グランド電極9は、図8に示すように基体11a,11bの縁部に引き出されている場合、その縁部における幅がそれ以外の部位における幅より大きくなっていることが好ましい。この場合、グランド電極9にリーク電流が流れた場合であっても、グランド電極9における基体11a,11bの縁部の幅広部に接続された外部端子等を介して、リーク電流を基体11a,11bの外部へ効果的に電導させることができる。
第2に、グランド電極9は、基体11a,11bの表面に形成された溝に設けられていることが好ましい。この場合、冷却による結露が熱電素子3間に生じても、結露により生じる水分は、溝に形成されたグランド電極9に留まり、隣り合う熱電素子3の間にわたって存在することを抑制することができる。その結果、熱電素子3間での電気的な短絡の発生をより抑制できる。
第3に、グランド電極9は、基体11a,11bの表面に形成された縦断面形状が凸状の堤状部に設けられていることが好ましい。この場合、冷却による結露が熱電素子3間に生じても、結露により生じる水分は、堤状部に形成されたグランド電極9によって阻止され、隣り合う熱電素子3の間にわたって存在することを抑制することができる。その結果、熱電素子3間での電気的な短絡の発生をより抑制できる。
第4に、グランド電極9は、表面が撥水性の樹脂等によって覆われていることが好ましい。この場合、冷却による結露が熱電素子3間に生じても、結露により生じる水分は、グランド電極9の表面の撥水性の樹脂等によって阻止され、隣り合う熱電素子3の間にわたって存在することを抑制することができる。その結果、熱電素子3間での電気的な短絡の発生をより抑制できる。
<第2の実施形態>
図3および図4に本発明の第2の実施形態にかかる熱電モジュールを示す。なお、本実施形態においては前述した第1の実施形態と異なる点のみについて説明し、同様の構成要素については同一の参照符号を用いて重複する説明を省略する。
本実施形態にかかる熱電モジュール1では、グランド電極9は、熱電モジュール1の回路と平行となる複数の箇所に設けられている。これにより、第1の実施形態と比較して電気的な短絡の発生をさらに抑制できる。
特に、図4に示すように、全ての隣り合う第1の電極5の間にグランド電極9を設けることがより好ましい。これにより、図3に示す実施形態と比較して電気的な短絡の発生をさらに抑制できる。
<第3の実施形態>
図5および図6に本発明の第3の実施形態にかかる熱電モジュールを示す。なお、本実施形態においては前述した第1の実施形態と異なる点のみについて説明し、同様の構成要素については同一の参照符号を用いて重複する説明を省略する。
本実施形態にかかる熱電モジュールでは、第1の実施形態に加えて、グランド電極9と接続されたサーミスタ13を備える。これによって、グランド電極9をサーミスタ13の回路23の一部として用いることができるとともに、リーク電流が生じた場合であってもサーミスタ13の測定精度の低下を抑制できる。
サーミスタ13は、第1の表面111aおよび第2の表面111bの少なくとも一方に配設されることがよい。この場合、サーミスタ13によって熱電モジュール1の温度を精度良く制御することができる。
また、サーミスタ13は、複数の列30のうち隣り合う2つの列の間に位置することがよい。この場合、例えば、サーミスタ13をグランド電極9と接続させて設置することができ、これによって、グランド電極9をサーミスタ13の回路の一部として用いることができるとともに、リーク電流が生じた場合であってもサーミスタ13の測定精度の低下を抑制できる。
また、図6(b)に示すように、グランド電極9を被覆する被覆部材17を備えてもよい。それによって、グランド電極9の劣化を抑制することができるので、熱電モジュールの長時間の使用に対しても、グランド電極9を安定したアースとして用いることができる。
被覆部材17としては、絶縁性を有しているものを用いることができる。具体的には、アルミナセラミックス、窒化アルミニウムセラミックス、ガラスセラミックスまたは樹脂を用いることができる。特に、比較的弾性率が高い樹脂を用いる事で、基体11aの膨張または収縮に対して相対的に追従して、被覆部材17に応力が集中することを抑制することができる。さらに、エポキシ樹脂のような耐熱プラスチックを用いることがより有効である。エポキシ樹脂は耐湿性に優れているため、外気によりグランド電極9が変性する可能性をより小さくすることができるからである。
また、被覆部材17が基体11aと同じ材質であることも有効である。この場合には、被覆部材17と基体11aの接合性が高められるからである。これにより、被覆部材17が基体11aから剥離して、グランド電極9が露出する可能性を小さくすることができる。また、両者の熱膨張率が同じであるので、熱電モジュール1の通電時に、被覆部材17と基体11aとの接合面に応力が集中することを抑制できる。
<第4の実施形態>
図7に本発明の第4の実施形態にかかる熱電モジュールを示す。なお、本実施形態においては前述した第3の実施形態と異なる点のみについて説明し、同様の構成要素については同一の参照符号を用いて重複する説明を省略する。
本実施形態にかかる熱電モジュール1では、絶縁性の部材(被覆部材17)がグランド電極9と第1の電極5との間に充填されている。これにより、グランド電極9と第1の電極5との間にリーク電流が生じること自体を抑制することができる。また、もし仮に被覆部材17による絶縁性が低下した場合であっても、リーク電流がグランド電極9を流れるように導く事ができるという上述の効果を備えるため、長期間にわたる熱電モジュール1の使用においても熱電特性の低下をより効果的に抑制できる。
被覆部材17は、隣り合う2つの列30の間を充填するように延在することが好ましい。この場合には、グランド電極9と電極5との間にリーク電流が生じること自体を抑制することができるので、長期間にわたる熱電モジュール1の使用においても、熱電特性が低下することをより確実に抑制できる。
以上において、本発明について複数の実施形態を用いて説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を行うことは何ら差し支えない。例えば、上記の実施形態においては、四角柱状の熱電素子3を用いているが、多角柱状の熱電素子3および円柱状の熱電素子3を用いてもよい。
熱電モジュールを以下のようにして作製した。
Bi、TeおよびSeからなるN型の熱電材料およびBi、SbおよびTeからなるP型の溶製材料を、それぞれ溶融し、ブリッジマン法により一方向に凝固させて、縦断面の直径がφ0.8mmの棒状のN型材料およびP型材料を準備した。そして、厚さ1.5mmになるように、これらのN型材料およびP型材料をワイヤーソーにて切断して、N型熱電素子およびP型熱電素子を得た。
得られたN型熱電素子およびP型熱電素子に電解メッキで切断面のみにニッケル層を形成し、その上にAu層を配設した。ついで、配線導体として厚み105μmの銅が配線された基体としての基板(サイズ12mm×12mm)を準備した。この配線導体上に、メタルマスクを用いて80Au−20Sn(80質量%Au−20質量%Sn)の半田ペーストを塗布した。この半田ペースト上に、N型熱電素子およびP型熱電素子が電気的に24対の直列になるように配設した。また、他方の配線導体上に、メタルマスクを用いて80Au−20Snの半田ペーストを塗布した。ついで、上記のように配列されたN型熱電素子とP型熱電素子を2枚の基板で挟み込んだ。そして、2枚の基板の上下面に応力(圧力)をかけながらリフロー炉で加熱処理した。最後に、支持基板と熱交換器とを連結部材にて連結して熱電モジュールを得た。
試料番号1はグランド電極9を設けず、試料番号2〜4には、それぞれ図2〜図4に示すグランド電極9を設けた。試料番号5には、図5に示すようにサーミスタを接続した。グランド電極9の線幅は0.3mmとし、エポキシ樹脂によりグランド電極9の表面を被覆した。
以上のようにして作製された熱電モジュールを用いて通電評価を行った。熱電モジュールの通電評価としては、まず、周波数1kHzの電圧を印加した場合における熱電モジュールの抵抗値を測定した。次いで、恒温槽を用いてマイナス20℃の温度条件にて、2Vの直流電圧を通電して熱電モジュールを駆動させた。さらに、25℃に温度条件にて同様に2Vの直流電圧を通電して熱電モジュールを駆動させた。これにより、熱電モジュール内に強制的に結露を発生させた。
そして、内部に結露が生じた熱電モジュールに2Vの直流電圧を通電させて熱電モジュールを駆動させた。その後、周波数1kHzの電圧を印加した場合における熱電モジュールの抵抗値を再度測定した。
結果は表1に示すとおりである。
Figure 2009206501
試料番号1の熱電モジュールは、グランド電極を備えていないため、熱電素子間の一部で電気的な短絡が生じて、熱電モジュールの抵抗値が変化していた。測定後に試料番号1の熱電モジュールを分解して観察すると、隣り合う第1の電極間で電気的な短絡が生じたことを示す変色部が、上記の電極間において確認された。また、そのため、8対分の熱電素子がスキップして接続されたことが分かった。
一方、試料番号2〜5の熱電モジュールでは、グランド電極を備えていたため、熱電素子間での電気的な短絡が防止できていた。そのため、熱電モジュールの抵抗値がほとんど変化していなかった。
また、試料番号5のサーミスタを用いて、熱電モジュールの温度を計測した結果、恒温槽温度と同じ温度を示し、正確に温度が計測されることが確認できた。
さらに、試料番号2〜5の熱電モジュールについて、まず送風乾燥機中で80℃の温度で1時間乾燥して結露した水分を完全に除去した。次に、恒温槽を用いて、再度25℃の温度条件で、それぞれの熱電モジュールに2Vの直流電圧を通電して100時間駆動した。そして、周波数1kHzの交流電圧を印加した後のそれぞれの熱電モジュールの抵抗値を再度測定した。
結果は表2に示すとおりである。
Figure 2009206501
表2より、試料番号2〜5の熱電モジュールは、結露によって表面に発生した水分が完全に除去されたことによって、水分に起因したリーク電流の発生がなくなり、結露前のモジュールの抵抗値となった。
以上より、本発明の熱電モジュールは、グランド電極を備えていることから、結露が発生した環境においても熱電素子間の短絡を防止することができ、また、連続駆動しても抵抗値が変化しない極めて安定した特性の熱電モジュールであることが確認できた。
1・・・熱電モジュール
3・・・熱電素子
3a・・・P型熱電素子
3b・・・N型熱電素子
5・・・第1の電極
7・・・第2の電極
9・・・グランド電極
11・・・基体
11a・・・基体(第1の基板)
11b・・・基体(第2の基板)
13・・・サーミスタ
17・・・被覆部材
19・・・取出電極
21・・・熱伝導部材
23・・・回路
30・・・電極の列
111a・・・第1の基板の第1の表面
111b・・・第2の基板の第2の表面

Claims (13)

  1. 第1の基板と、
    前記第1の基板の第1の表面と所定の距離を隔てて対向する第2の表面を備える、第2の基板と、
    前記第1の表面および前記第2の表面のそれぞれに当接して配列された、複数の熱電素子と、
    前記第1の表面および前記第2の表面に配設されかつ前記複数の熱電素子の一つ以上に接続される、複数の電極と、
    前記第1の表面および前記第2の表面の少なくとも一方に配設されたグランド電極とを備える熱電モジュールであって、
    前記複数の電極は、前記第1の表面および前記第2の表面の少なくとも一方において、2以上が長さ方向に並んでなる、複数の列を備え、
    前記グランド電極は、前記複数の列のうち隣り合う2つの列の間に位置することを特徴とする熱電モジュール。
  2. 前記グランド電極は、前記隣り合う2つの列が対向している長さ領域に渡って延在することを特徴とする請求項1に記載の熱電モジュール。
  3. 前記グランド電極を被覆する被覆部材をさらに備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の熱電モジュール。
  4. 前記被覆部材は、前記隣り合う2つの列の間を充填するように延在することを特徴とする請求項3に記載の熱電モジュール。
  5. 前記複数の熱電素子は、複数のP型熱電素子と複数のN型熱電素子とを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の熱電モジュール。
  6. 前記複数の電極は、それぞれが前記複数のP型熱電素子の一つおよび前記複数のN型熱電素子の一つに接続され、前記複数のP型熱電素子および前記複数のN型熱電素子を電気的に直列に接続することを特徴とする請求項5に記載の熱電モジュール。
  7. 前記複数の電極はそれぞれ、その長さ方向の第1の端部で前記複数のP型熱電素子の一つと接続され、第2の端部で前記複数のN型熱電素子の一つに接続されることを特徴とする請求項6に記載の熱電モジュール。
  8. 前記グランド電極は、隣り合う前記複数のP型熱電素子の一つと前記複数のN型熱電素子の一つとの間に位置することを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の熱電モジュール。
  9. 前記グランド電極における通電方向は、前記複数の電極のうち前記グランド電極と隣り合う電極における通電方向と平行であることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の熱電モジュール。
  10. 前記グランド電極に接続されたサーミスタをさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の熱電モジュール。
  11. 前記サーミスタは、前記第1の表面および前記第2の表面の少なくとも一方に配設されることを特徴とする請求項10に記載の熱電モジュール。
  12. 前記サーミスタは、前記複数の列のうち隣り合う2つの列の間に位置することを特徴とする請求項11に記載の熱電モジュール。
  13. 前記複数の電極のそれぞれは長方形であることを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の熱電モジュール。
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