JP2009229216A - 回転体のアンバランス修正方法及び装置 - Google Patents

回転体のアンバランス修正方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009229216A
JP2009229216A JP2008074375A JP2008074375A JP2009229216A JP 2009229216 A JP2009229216 A JP 2009229216A JP 2008074375 A JP2008074375 A JP 2008074375A JP 2008074375 A JP2008074375 A JP 2008074375A JP 2009229216 A JP2009229216 A JP 2009229216A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
center
gravity
rotating body
orientation
unbalance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008074375A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5212789B2 (ja
Inventor
Yoshihisa Yamauchi
淑久 山内
Yuichi Miura
雄一 三浦
Atsushi Tezuka
厚 手塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP2008074375A priority Critical patent/JP5212789B2/ja
Publication of JP2009229216A publication Critical patent/JP2009229216A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5212789B2 publication Critical patent/JP5212789B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Testing Of Balance (AREA)

Abstract

【課題】除去部分の重心方位とアンバランス重心方位とを一致させることでアンバランス修正を高精度に行う。
【解決手段】重心ズレ角度φ1(アンバランス重心方位D1の、除去対象部品の多角形の一つの頂点Vからの角度)に基づいて、除去加工部分の重心Gの方位がアンバランス重心方位D1と一致するような、回転体上の除去加工方位φ2を算出し、算出した除去加工方位φ2において除去加工を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転体のアンバランス修正方法及び装置に関する。
例えば過給機などの高速回転機械の製造においては、製品の高速回転時のバランス性能を検査・修正するために、高速回転バランス試験を実施してアンバランス量を測定し、アンバランス修正を行う。従来のアンバランス修正方法と装置を開示するものとして、下記特許文献1がある。
図4は、下記特許文献1に開示されたアンバランス修正装置40の構成を示す図である。このアンバランス修正装置40は、過給機41用の修正装置として構成されており、振動台42の上にタービン車室取付板43を介して固定されたタービン車室44と、タービン車室取付板43に取り付けられた加速度センサ45と、過給機41のコンプレッサインペラ46の先端近傍に配置される回転検出器47と、加速度センサ45と回転検出器47からの検出信号に基づいてアンバランス質量と方位を演算する演算器48とを備える。
上記のアンバランス修正装置40によりアンバランス修正を行う場合、タービン車室44に空気を導入して過給機41のタービンインペラ49を回転させることで、タービンインペラ49、シャフト50及びコンプレッサインペラ46からなる過給機ロータを回転させ、アンバランス計測のための所定の回転速度に達したら、加速度センサ45で加速度(振動)を検出するとともに回転検出器47で回転角度を検出し、その検出信号に基づいて演算器48により、アンバランス質量と方位を演算する。そして、この演算結果に基づいて、コンプレッサインペラ46の先端部に設けられたナット51の一部を除去加工することで、アンバランスを修正する。この場合の除去加工は、エンドミル加工によるのが一般的である。
特開2002−39904号公報
図5は、アンバランス修正の際のエンドミル加工による除去部分53の形状を示す模式図である。図5に示すように、除去部分53の形状は、ナット51の形状とエンドミル切刃の外接円54との重なり部分の形状となる。上述した従来のアンバランス修正方法において、ナット51に対して除去加工する方位(除去加工方位)はアンバランス質量の重心が位置する方位(アンバランス重心方位)D1に設定されていた。
ところが、図5に示すように、ナット7は多角形であるため、除去部分53の形状がアンバランス重心方位D1に一致する直線に対して線対称とならない。このため、除去部分53の重心Gの方位D2と、本来除去すべき部分の重心方位であるアンバランス重心方位D1とが一致しないという問題があった。また、このような不一致の問題に対処するため、目標除去質量に対してプラスマイナスα分を除去した後、アンバランス量を再計測し、最終加工を実施する必要があった。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、除去部分の重心方位とアンバランス重心方位とを一致させることでアンバランス修正を高精度に行うことができるアンバランス修正方法及び装置を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明のアンバランス修正方法及び装置は、以下の技術的手段を採用する。
(1)本発明の方法は、回転体に固定された断面多角形の除去対象部品の一部を除去することで回転アンバランスを修正する回転体のアンバランス修正方法であって、前記回転体のアンバランス質量と方位を計測し、回転体上のアンバランス重心が位置する方位であるアンバランス重心方位の、前記除去対象部品の多角形の一つの頂点からの角度を重心ズレ角度として計測し、前記重心ズレ角度に基づいて、除去加工する部分の重心方位がアンバランス重心方位と一致するような、回転体上の除去加工方位を算出し、算出した除去加工方位において前記除去対象部品の一部を除去加工する、ことを特徴とする。
(2)また上記(1)のアンバランス修正方法において、回転体のアンバランス質量と方位を計測した後、回転体中心と加工工具の中心とを通る直線をゼロ度とする原点位置に回転体を復帰させ、次に、アンバランス重心方位が前記ゼロ度の方向を向くように回転体を回転させ、次に、そのときの除去対象部品の前記頂点の位置を計測し、その頂点位置の前記ゼロ度からのズレ角度を前記重心ズレ角度として算出する、ことを特徴とする。
(3)また本発明の装置は、回転体に固定された断面多角形の除去対象部品の一部を除去することで回転アンバランスを修正する回転体のアンバランス修正装置であって、前記回転体のアンバランス質量と方位の算出に必要なデータを検出するセンサと、前記除去対象部品の多角形の頂点の位置を検出する頂点検出装置と、前記除去対象部品の一部を除去加工する加工装置と、前記回転体の回転位置を調節する回転位置調節装置と、前記回転位置調節装置及び前記加工装置を制御する演算制御装置と、を備え、前記演算制御装置は、前記センサ及び前記頂点検出装置からの検出情報に基づいて、回転体上のアンバランス重心が位置する方位であるアンバランス重心方位の、前記除去対象部品の多角形の一つの頂点からの角度を重心ズレ角度として算出し、該重心ズレ角度に基づいて、除去加工する部分の重心方位がアンバランス重心方位と一致するような、回転体上の除去加工方位を算出し、算出した除去加工方位において前記除去対象部品の一部を除去加工するように前記回転位置調節装置及び前記加工装置を制御する、ことを特徴とする。
上記(1)のアンバランス修正方法及び上記(3)のアンバランス修正装置によれば、重心ズレ角度(アンバランス重心方位の、除去対象部品の多角形の一つの頂点からの角度)に基づいて、除去加工部分の重心方位がアンバランス重心方位と一致するような、回転体上の除去加工方位を算出する。重心ズレ角度と除去加工方位との間には、2次関数または3次関数で表現される相関関係があるので、この相関関係をあらかじめ求めておくことで、重心ズレ角度に基づいて除去加工方位を算出することができる。そして、算出した除去加工方位において除去加工を行うので、除去した部分の重心方位とアンバランス重心方位とが一致する。これにより、アンバランス修正を高精度に行うことができる。また、上記(2)の手順により、重心ズレ角度を容易に算出することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
また、以下では回転体の一例として過給機ロータを対象としたアンバランス修正方法及び装置について説明するが、本発明はこれに限定されず、他の回転機械における回転体(回転軸など)に対しても同様に適用可能である。
図1は、本発明の実施形態にかかるアンバランス修正装置10の概略構成図(平面図)である。図1では、計測対象となる回転体である過給機ロータ2を備えた過給機1が、アンバランス修正装置10に取り付けられた状態が示されている。
過給機1において、過給機ロータ2は、回転軸3の両端にタービンインペラ4とコンプレッサインペラ5が連結された構成を有する。回転軸3はベアリングハウジング6に内蔵された図示しないラジアル軸受によってベアリングハウジング6の内部で回転自在に支持されている。アンバランス修正を行うため、過給機1からはタービンハウジングとコンプレッサハウジングが取り外されている。
コンプレッサインペラ5は、ナット7によって回転軸3に固定されている。本実施形態ではこのナット7が、アンバランス修正の際に一部が除去加工される「断面多角形の除去対象部品」に該当する。ここで、「断面多角形」とは、軸方向に垂直な断面における輪郭形状が多角形のことをいう。本実施形態においてナット7は、6角形であるが、5角形以下または7角形以上の多角形であってもよい。
アンバランス修正装置10は、過給機1を取り付けて固定できるように構成されたマウント12と、マウント12に取り付けられた振動センサ14と、回転体である過給機ロータ2の回転を検出する回転検出器7と、アンバランス質量及び方位を演算する演算制御装置16と、過給機ロータ2の回転位置を調整する回転位置調節装置20と、過給機ロータ2の一部を除去加工する加工装置26と、除去対象部品であるナット7の頂点の位置を検出する頂点検出装置30とを備える。
マウント12は、タービンインペラ4を内部に収容する状態で過給機1を取り付けて固定できるように構成されおり、床面などに図示しないバネ要素を介して固定されている。マウント12には、図示しない空気導入口と空気排出口が設けられており、内部に空気が圧送されることでタービンインペラ4を回転させるようになっている。
上記の振動センサ14と回転検出器7は、ともに回転体である過給機ロータ2のアンバランス質量と方位の算出に必要なデータを検出するセンサである。
振動センサ14は、従来のアンバランス計測において用いられていたものと同様に、振動を検出できる各種センサであればよく、例えば、加速度センサ、速度センサ、変位センサを単独で、あるいは組み合わせて用いてよい。振動センサ14による検出データは演算制御装置16に送信される。なお振動センサ14は、マウント12ではなくて、ベアリングハウジング6に取り付けられてもよい。
回転検出器7は、アンバランス計測を行う際に、回転軸3の先端近傍に配置され、回転軸3の基準位置からの回転角を検出する。回転検出器7には光学式や磁気式のものを適用できる。回転検出器7による検出データは演算制御装置16に送信される。
演算制御装置16は、振動センサ14及び回転検出器7からの検出信号に基づいてアンバランス質量及び方位を演算する。この点は、従来と同様であるが、演算制御装置16はさらに、適正な除去加工方位を算出して回転位置調節装置20と加工装置26を制御する。なお、この点の詳細については後述する。
回転位置調節装置20は、軸回りの相対回転を拘束するようにタービンインペラ4の先端に連結可能な連結部21と、連結部21に回転力を伝えるシャフト22と、シャフト22を回転させる駆動モータ23と、シャフト22の軸方向に移動する移動ステージ24とを有する。
移動ステージ24は駆動モータ23、シャフト22及び連結部21を一体的に軸方向(図1で左右方向)に移動させる。上記の演算制御装置16は、連結部21がタービンインペラ4と連結する位置と、連結しない位置との間を移動するように、移動ステージ24を制御する。
駆動モータ23は位置決め制御可能なサーボモータである。上記の演算制御装置16は、連結部21とタービンインペラ4が連結した状態において、過給機ロータ2が所望の回転位置となるように、駆動モータ23を制御する。
加工装置26は、除去対象部品であるナット7を切削加工する加工工具27と、加工工具27を回転駆動する駆動装置28と、加工工具27及び駆動装置28を一体的に水平面内で2次元的に移動させる移動ステージ29とを有する。
加工工具27としては、エンドミルまたはドリルを適用できる。移動ステージ29は、軸方向(図1では左右方向)及び軸方向に対して水平直角方向(図1では上下方向)の2軸の駆動軸を有し、上記の演算制御装置16による制御の下、各軸が数値制御されることで、加工工具27の先端部が位置決め制御される。
頂点検出装置30の構成は、画像処理方式、レーザ計測方式、タッチセンサ計測方式など、いずれの方式でもよい。本実施形態では頂点検出装置30として撮像装置(カメラ)31を採用している。図1の構成例において、撮像装置31は移動ステージ29上に固定されており、移動ステージ29によってナット7の正面位置に移動して、ナット7を正面から撮像できるようになっている。撮像した画像は、演算処理装置16によって画像処理され、ナット7の頂点の位置が検出される。なお、頂点検出装置30は、加工装置26の移動ステージ29とは別のステージ上に固定されてもよい。
次に、図1〜図3を参照し、上述したアンバランス修正装置10を用いたアンバランス修正方法について説明する。
まず、マウント12に空気を導入して過給機1のタービンインペラ4を回転駆動させることで、過給機ロータ2を回転させ、回転速度がアンバランス計測のための所定の速度に達したら、振動センサ14で振動を検出するとともに回転検出器7で回転角度を検出し、その検出信号に基づいて演算制御装置16により、アンバランス質量と方位を演算する。
次に、演算制御装置16により回転位置調節装置20を制御して、連結部21をタービンインペラ4に連結して過給機ロータ2を回転させることで、図2(A)に示すように、過給機ロータ2上の基準点Pを、過給機ロータ2の中心a1と加工工具27の中心a2とを通る直線をゼロ度とする原点位置に復帰させる。ここで、このときのアンバランス重心方位は符号D1で示す矢印方向にあるものとする。
次に、図2(B)に示すように、アンバランス重心方位D1が上記ゼロ度の方向を向くように過給機ロータ2を回転させる。
次に、図2(C)に示すように、頂点検出装置30(本実施形態では撮像装置31)によって、そのときの除去対象部品(ナット7)の頂点の位置を検出する。このとき検出する頂点は、ゼロ度(アンバランス重心方位D1)から直近の位置にある頂点Vである。そして、演算制御装置16により、頂点位置の上記ゼロ度からのズレ角度を「重心ズレ角度φ1」として算出する。
次に、演算制御装置16により、重心ズレ角度φ1に基づいて、除去加工する部分の重心方位がアンバランス重心方位D1と一致するような、回転体(過給機ロータ2)上の除去加工方位φ2を算出する。ここで、「除去加工方位」は、頂点Vを基準として、頂点Vからアンバランス重心方位D1へ向かう方向にとった角度である。
重心ズレ角度φ1と除去加工方位φ2との間には、2次関数または3次関数で表現される相関関係があるので、この相関関係をあらかじめ求めておくことで、重心ズレ角度φ1に基づいて除去加工方位φ2を算出することができる。図3に、重心ズレ角度と除去加工方位との相関関係を示す曲線の一例を示す。図3に示した相関関係によれば、例えば重心ズレ角度φ1が15°であるとき、除去加工する部分の重心方位をアンバランス重心方位D1と一致させるための除去加工方位φ2は、19°付近にあることが分かる。
除去加工する部分の重心は、ナット7と加工工具27の中心間距離、ナット7の形状を表す直線式、および、加工工具27の切刃の外接円を表す式から求めることができる。これにより、除去加工する部分の重心方位がアンバランス重心方位D1と一致するような、回転体(過給機ロータ2)上の除去加工方位φ2を算出できる。
なお、ナット7が6角形の場合、アンバランス重心方位D1と、その直近位置にある頂点Vとの角度は必ず30°以内であるので、図3では、重心ズレ角度φ1、除去加工方位φ2ともに最大値が30°となっている。
次に、演算制御装置16により回転位置調節装置20を制御して、図2(D)に示すように、除去加工方位φ2がゼロ度を向くように回転させる。そして、演算制御装置16により加工装置26を制御して、図2(E)に示すように、算出した除去加工方位φ2において除去対象部品(ナット7)の一部を除去加工する。図2(E)において、符号32で指示されたハッチング部分が、除去した部分である。
なお、除去加工の切り込み深さ(軸方向の加工寸法)は、目標除去質量M/(除去加工面積A×密度ρ)であるので、除去加工部分53の重心Gの方位とアンバランス重心方位D1が一致するように除去加工するときの加工面積(図2(E)の除去部分32の面積)に応じて切り込み深さを設定すればよい。
上述した本発明のアンバランス修正装置10及び方法によれば、重心ズレ角度φ1に基づいて算出した適正な除去加工方位φ2において除去加工を行うので、図2(E)に示すように、除去した部分32の重心Gの方位とアンバランス重心方位D1とが一致する。したがって、アンバランス修正を高精度に行うことができる。
なお、上記において、本発明の実施形態について説明を行ったが、上記に開示された本発明の実施の形態は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれら発明の実施の形態に限定されない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
本発明の実施形態にかかるアンバランス修正装置の概略構成図である。 本発明のアンバランス修正方法を説明する図である。 重心ズレ角度と除去加工方位との相関関係を示す曲線の一例を示す図である。 特許文献1に開示されたアンバランス修正装置の構成を示す図である。 従来のアンバランス修正における問題点を説明する図である。
符号の説明
1 過給機
2 過給機ロータ
3 回転軸
4 タービンインペラ
5 コンプレッサインペラ
6 ベアリングハウジング
7 ナット
10 アンバランス修正装置
12 マウント
14 振動センサ
15 回転検出器
16 演算制御装置
20 回転位置調節装置
21 連結部
22 シャフト
23 駆動モータ
24 移動ステージ
26 加工装置
27 加工工具
28 駆動装置
29 移動ステージ
30 頂点検出装置
31 撮像装置
32 除去部分

Claims (3)

  1. 回転体に固定された断面多角形の除去対象部品の一部を除去することで回転アンバランスを修正する回転体のアンバランス修正方法であって、
    前記回転体のアンバランス質量と方位を計測し、
    回転体上のアンバランス重心が位置する方位であるアンバランス重心方位の、前記除去対象部品の多角形の一つの頂点からの角度を重心ズレ角度として計測し、
    前記重心ズレ角度に基づいて、除去加工する部分の重心方位がアンバランス重心方位と一致するような、回転体上の除去加工方位を算出し、
    算出した除去加工方位において前記除去対象部品の一部を除去加工する、ことを特徴とする回転体のアンバランス修正方法。
  2. 回転体のアンバランス質量と方位を計測した後、
    回転体中心と加工工具の中心とを通る直線をゼロ度とする原点位置に回転体を復帰させ、
    次に、アンバランス重心方位が前記ゼロ度の方向を向くように回転体を回転させ、
    次に、そのときの除去対象部品の前記頂点の位置を計測し、その頂点位置の前記ゼロ度からのズレ角度を前記重心ズレ角度として算出する、請求項1記載のアンバランス修正方法。
  3. 回転体に固定された断面多角形の除去対象部品の一部を除去することで回転アンバランスを修正する回転体のアンバランス修正装置であって、
    前記回転体のアンバランス質量と方位の算出に必要なデータを検出するセンサと、
    前記除去対象部品の多角形の頂点の位置を検出する頂点検出装置と、
    前記除去対象部品の一部を除去加工する加工装置と、
    前記回転体の回転位置を調節する回転位置調節装置と、
    前記回転位置調節装置及び前記加工装置を制御する演算制御装置と、を備え、
    前記演算制御装置は、前記センサ及び前記頂点検出装置からの検出情報に基づいて、回転体上のアンバランス重心が位置する方位であるアンバランス重心方位の、前記除去対象部品の多角形の一つの頂点からの角度を重心ズレ角度として算出し、該重心ズレ角度に基づいて、除去加工する部分の重心方位がアンバランス重心方位と一致するような、回転体上の除去加工方位を算出し、算出した除去加工方位において前記除去対象部品の一部を除去加工するように前記回転位置調節装置及び前記加工装置を制御する、ことを特徴とする回転体のアンバランス修正装置。
JP2008074375A 2008-03-21 2008-03-21 回転体のアンバランス修正方法及び装置 Active JP5212789B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008074375A JP5212789B2 (ja) 2008-03-21 2008-03-21 回転体のアンバランス修正方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008074375A JP5212789B2 (ja) 2008-03-21 2008-03-21 回転体のアンバランス修正方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009229216A true JP2009229216A (ja) 2009-10-08
JP5212789B2 JP5212789B2 (ja) 2013-06-19

Family

ID=41244794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008074375A Active JP5212789B2 (ja) 2008-03-21 2008-03-21 回転体のアンバランス修正方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5212789B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012021864A (ja) * 2010-07-14 2012-02-02 Ihi Corp バランス修正方法と装置
CN106341012A (zh) * 2015-07-06 2017-01-18 丰田自动车株式会社 用于转子的平衡校正设备
CN112378582A (zh) * 2020-10-28 2021-02-19 中科航星科技有限公司 动平衡去重系统及其控制方法
WO2021258434A1 (zh) * 2020-06-23 2021-12-30 南京磁谷科技股份有限公司 一种一体式转子动平衡去重钻
JP2022504058A (ja) * 2018-10-02 2022-01-13 ダタテクニク シャフト/ホイールアセンブリの不均衡を釣り合わせるための方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104215395B (zh) * 2014-09-09 2016-11-23 中国石油大学(北京) 一种转子不平衡故障的检测方法及装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002039904A (ja) * 2000-07-26 2002-02-06 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 過給機の高速バランス修正装置とその方法
JP2002219629A (ja) * 2001-01-24 2002-08-06 Seiwa Seiki Kk 回転体の回転バランス修正方法
JP2007327369A (ja) * 2006-06-06 2007-12-20 Toshiba Corp 回転機器の低速バランス法及び低速バランス実施装置
JP2008058008A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Ihi Corp 回転体のバランス修正方法及び装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002039904A (ja) * 2000-07-26 2002-02-06 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 過給機の高速バランス修正装置とその方法
JP2002219629A (ja) * 2001-01-24 2002-08-06 Seiwa Seiki Kk 回転体の回転バランス修正方法
JP2007327369A (ja) * 2006-06-06 2007-12-20 Toshiba Corp 回転機器の低速バランス法及び低速バランス実施装置
JP2008058008A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Ihi Corp 回転体のバランス修正方法及び装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012021864A (ja) * 2010-07-14 2012-02-02 Ihi Corp バランス修正方法と装置
CN106341012A (zh) * 2015-07-06 2017-01-18 丰田自动车株式会社 用于转子的平衡校正设备
CN106341012B (zh) * 2015-07-06 2018-10-19 丰田自动车株式会社 用于转子的平衡校正设备
JP2022504058A (ja) * 2018-10-02 2022-01-13 ダタテクニク シャフト/ホイールアセンブリの不均衡を釣り合わせるための方法
JP7410938B2 (ja) 2018-10-02 2024-01-10 ダタテクニク シャフト/ホイールアセンブリの不均衡を釣り合わせるための方法
WO2021258434A1 (zh) * 2020-06-23 2021-12-30 南京磁谷科技股份有限公司 一种一体式转子动平衡去重钻
CN112378582A (zh) * 2020-10-28 2021-02-19 中科航星科技有限公司 动平衡去重系统及其控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5212789B2 (ja) 2013-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5212789B2 (ja) 回転体のアンバランス修正方法及び装置
WO2014128927A1 (ja) コンプレッサホイール、及びコンプレッサアセンブリのアンバランス検出装置
US8347713B2 (en) Apparatus and method for measuring dynamic rigidity of a main shaft of a machine tool
US20100241393A1 (en) System for calculating axial deformation of turbine rotor
JP7247363B2 (ja) 回転体のバランス調整方法およびターボチャージャ
JP5660292B2 (ja) バランス修正装置と方法
US20160305843A1 (en) Rotating body balance correcting apparatus and rotating body balance correcting method
JP5428550B2 (ja) 影響係数取得方法
JP6276139B2 (ja) 工作機械
WO2016147849A1 (ja) 回転体
JP5699466B2 (ja) バランス修正方法と装置
JP2005219506A (ja) 単結晶インゴットの位置決め用治具と同治具を用いた位置決め加工方法
JP5729645B2 (ja) 回転体のアンバランス修正加工方法
JP4559912B2 (ja) 磁気軸受装置
JP2012013596A (ja) 回転体とそのバランス修正方法
JP2014218903A (ja) インペラの修正方法、過給機の修正方法及び過給機の修正装置
JP5459533B2 (ja) アンバランス計測方法と装置
JP2823493B2 (ja) スライシング装置のブレード撓み検出方法及び装置並びにブレード撓み制御装置
JP5737015B2 (ja) 回転体のアンバランス修正加工方法
JP2012200844A (ja) びびり安定限界線図作成方法
JP2010014028A (ja) 回転機械保持装置、及びバランス修正装置
JP5831689B2 (ja) 回転角検出装置と方法
JP5812400B2 (ja) 回転体の対象点方向計測方法と装置
JP2012112676A (ja) インペラの位相検出装置
JP5413792B2 (ja) 回転機械支持装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130214

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5212789

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160308

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250