JP2007327369A - 回転機器の低速バランス法及び低速バランス実施装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】回転機器を低速で回転させた状態で第1のアンバランスを測定し、この第1のアンバランスから逆算される第1の両端部バランスウェイトを回転機器の軸方向両端部の適当な位置に付加した状態で再度低速にて回転させて第2のアンバランスを測定し、この第2のアンバランスから逆算される第1の中央部バランスウェイトを回転機器の中央部に付加するとともに、軸方向両端部に付加した第1の両端部バランスウェイトを取除いた状態で再度低速にて回転させて第3のアンバランスを測定し、この第3のアンバランスから逆算される第2の両端部バランスウェイトを回転機器の軸方向両端部の適当な位置に付加して、回転機器の中央部に残留するアンバランスによる振動のリスクを低減する。
【選択図】 図1
Description
実際のバランスウェイトとの取付けは、上記中央部修正面用ウェイトベクトル(Mmid)方向とは180°反対の方向に中央部修正面用バランスウェイト(Wmid)を取付けることになる。
Claims (8)
- 回転機器を運転する際にその回転軸に発生するアンバランスを更正するために行う回転試験であって、前記回転機器を低速で回転させつつアンバランスを修正するバランスウェイトを前記回転機器の適当な位置に付加する回転機器の低速バランス法において、
前記回転機器を低速で回転させるステップ1と、
前記低速回転状態のアンバランスである第1のアンバランスを測定するステップ2と、
前記第1のアンバランスから逆算される第1の両端部バランスウェイトを前記回転機器の軸方向両端部の適当な位置に付加するステップ3と、
前記第1の両端部バランスウェイトを付加した状態で再度低速にて回転させるステップ4と、
前記第1の両端部バランスウェイトを付加した状態でのアンバランスである第2のアンバランスを測定するステップ5と、
前記第2のアンバランスから逆算される第1の中央部バランスウェイトを前記回転機器の中央部に付加するとともに、前記軸方向両端部に付加した第1の両端部バランスウェイトを取除くステップ6と、
前記第1の中央部バランスウェイトを付加した状態で再度低速にて回転させるステップ7と、
前記第1の中央部バランスウェイトを付加した状態でのアンバランスである第3のアンバランスを測定するステップ8と、
前記第3のアンバランスから逆算される第2の両端部バランスウェイトを前記回転機器の軸方向両端部の適当な位置に付加するステップ9と、
を含む回転機器の低速バランス法。 - 回転機器を運転する際にその回転軸に発生するアンバランスを更正するために行う回転試験であって、前記回転機器を低速で回転させつつアンバランスを修正するバランスウェイトを前記回転機器の適当な位置に付加する回転機器の低速バランス法において、
前記回転機器を低速で回転させるステップ1と、
前記低速回転状態のアンバランスである第1のアンバランスを測定するステップ2と、
前記第1のアンバランスから逆算される第1の両端部バランスウェイトを前記回転機器の軸方向両端部の適当な位置に付加するステップ3と、
前記第1の両端部バランスウェイトを付加した状態で再度低速にて回転させるステップ4と、
前記第1の両端部バランスウェイトを付加した状態でのアンバランスである第2のアンバランスを測定するステップ5と、
前記第2のアンバランスから逆算される第1の中央部バランスウェイトと、予め実験および解析に基づいて決められた中央部バランスウェイトしきい値とを比較するステップ5Aと、
このステップ5Aで、第1の中央部バランスウエイトが中央部バランスウェイトしきい値より小さい場合にはここで終了する一方、
このステップ5Aで、第1の中央部バランスウエイトが中央部バランスウェイトしきい値より大きい場合には、この第1の中央部バランスウェイトを前記回転機器の中央部に付加するとともに、前記軸方向両端部に付加した第1の両端部バランスウェイトを取除くステップ6に進む
ことを特徴とする請求項1記載の回転機器の低速バランス法。 - 前記ステップ6で第1の中央部バランスウェイトを算出するに際し、
前記第1の両端部バランスウェイトのそれぞれの重量、付加した径方向半径位置および回転方向角度位置から、この両端部バランスウェイトが回転時に生じさせるモーメントを算出し両者のモーメントを合成しこれを打ち消すモーメントとするとともに、予め回転機器の応答特性から決められた分配比率を乗算して中央部バランスウェイトを決定することを特徴とする
請求項1または2に記載の回転機器の低速バランス法。 - 前記分配比率は、両端部バランスウェイトが回転時に生じさせるモーメントの合成値の30%〜65%とすることを特徴とする
請求項1または2記載の回転機器の低速バランス法。 - 回転機器を運転する際にその回転軸に発生するアンバランスを更正するために行う回転試験であって、前記回転機器を低速で回転させつつアンバランスを修正するバランスウェイトを前記回転機器の適当な位置に付加する回転機器の低速バランス法において、
前記回転機器を低速で回転させるステップ1と、
前記低速回転状態のアンバランスである第1のアンバランスを測定するステップ2と、
前記第1のアンバランスから逆算される第1の両端部バランスウェイトを前記回転機器の軸方向両端部の適当な位置に付加するステップ3と、
前記第1の両端部バランスウェイトを付加した状態で再度低速にて回転させるステップ4と、
前記第1の両端部バランスウェイトを付加した状態でのアンバランスである第2のアンバランスを測定するステップ5と、
前記第2のアンバランスから逆算される第1の中央部バランスウェイトを求めるステップ6と、
前記第1の中央部バランスウェイトと、予め実験および解析に基づいて決められた中央部バランスウェイトしきい値とを比較し、
前記第1の中央部バランスウエイトが中央部バランスウェイトしきい値より小さい場合にはここで終了する一方、
前記第1の中央部バランスウエイトが中央部バランスウェイトしきい値より大きい場合には、前記第1の中央部バランスウェイトの50%を前記回転機器の中央部に付加するとともに、前記軸方向両端部に付加した第1の両端部バランスウェイトを取除くステップ7と、
前記第1の中央部バランスウェイトの50%を付加した状態で再度低速にて回転させるステップ8と、
前記第1の中央部バランスウェイトの50%を付加した状態でのアンバランスである第3のアンバランスを測定するステップ9と、
前記第3のアンバランスから逆算される第2の両端部バランスウェイトを前記回転機器の軸方向両端部の適当な位置に付加するステップ10と、
前記第1の中央部バランスウェイトの50%および前記第2の両端部バランスウェイトを付加した状態で再度低速で回転させるステップ11と、
前記第1の中央部バランスウェイトの50%および前記第2の両端部バランスウェイトを付加した状態でのアンバランスである第4のアンバランスを測定するステップ12と、
前記第4のアンバランスから逆算される第2の中央部バランスウェイトを前記第1の中央部バランスウェイトの50%に加えて付加するとともに、前記第2の両端部バランスウェイトを取除くステップ13と、
前記第2の中央部バランスウェイトと第1の中央部バランスウェイトの50%を付加した状態で再度低速で回転させるステップ14と、
前記第2の中央部バランスウェイトと第1の中央部バランスウェイトの50%を付加した状態でのアンバランスである第4のアンバランスを測定するステップ15と、
前記第4のアンバランスから逆算される第3の両端部バランスウェイトを前記回転機器の軸方向両端部の適当な位置に付加するステップ16と、
を含む回転機器の低速バランス法。 - 前記ステップ7は、前記第1の両端部バランスウェイトの取付け回転方向角度位置のなす角度を、予め実験および解析に基づいて決められた角度しきい値と比較し、
その角度が前記角度しきい値より大きい場合にはここで終了する一方、
その角度が前記角度しきい値より小さい場合には、前記第1の中央部バランスウェイトの50%を前記回転機器の中央部に付加するとともに、前記軸方向両端部に付加した第1の両端部バランスウェイトを取除くことを特徴とする
請求項5記載の回転機器の低速バランス法。 - 前記ステップ7は、前記第1の両端部バランスウェイトが回転時に生じさせるモーメントの大きさの互いの比率を、予め実験および解析に基づいて決められたモーメント比率しきい値と比較し、
その比率が前記モーメント比率しきい値より大きい場合にはここで終了する一方、
その比率が前記モーメント比率しきい値より小さい場合には、前記第1の中央部バランスウェイトの50%を前記回転機器の中央部に付加するとともに、前記軸方向両端部に付加した第1の両端部バランスウェイトを取除くことを特徴とする
請求項5記載の回転機器の低速バランス法。 - 少なくとも2基の軸受と、
これらの軸受に設けられた振動センサと、
前記軸受に載置される回転機器の回転軸と結合される低速バランス演算装置とから構成されるとともに、
前記低速バランス演算装置は、
前記振動センサからの出力に基づいて前記回転機器の両端部に付加するバランスウェイトを算出するウェイト算出演算部と、
前記載置された回転機器に関するデータを予め格納した回転機器データベースと、
外部からのデータを入力するための入力装置と、
前記回転機器の両端部に前記バランスウェイトを付加された状態で中央部に付加するバランスウェイトを演算する必要中央部修正面用ウェイト演算部と、
上記のそれぞれの演算結果を表示する出力装置と、
から構成されることを特徴とする回転機器の低速バランス実施装置。
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