JPS6140331B2 - - Google Patents

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JPS6140331B2
JPS6140331B2 JP14036781A JP14036781A JPS6140331B2 JP S6140331 B2 JPS6140331 B2 JP S6140331B2 JP 14036781 A JP14036781 A JP 14036781A JP 14036781 A JP14036781 A JP 14036781A JP S6140331 B2 JPS6140331 B2 JP S6140331B2
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JP
Japan
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balancing
shaft
vibration
bearing
rotating machine
Prior art date
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Application number
JP14036781A
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English (en)
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JPS5842944A (ja
Inventor
Kazuo Sato
Masakazu Takazumi
Kyoyasu Mimori
Rikuro Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP14036781A priority Critical patent/JPS5842944A/ja
Publication of JPS5842944A publication Critical patent/JPS5842944A/ja
Publication of JPS6140331B2 publication Critical patent/JPS6140331B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M1/00Testing static or dynamic balance of machines or structures
    • G01M1/14Determining imbalance
    • G01M1/16Determining imbalance by oscillating or rotating the body to be tested

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Testing Of Balance (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は回転機のつりあわせ方法及びその装置
に関する。 この種の技術は、タービンや発電機ロータ等の
回転機のつりあわせに用いられている。 即ちタービンロータ等の回転機においては、ロ
ータの回転中心がその幾何学的中心と厳密に一致
しない場合、軸方向の任意の位置について不つり
あい質量が存在することになり、これによつてロ
ータに回転数と一致した振動数の振動が発生す
る。これがいわゆるロータの不つりあい振動と呼
ばれるものである。この不つりあい振動はロータ
の支持軸受を介してロータを含む回転機全体に有
害な力を及ぼすと共に、定格速度内にロータの固
有振動数に対応した速度が存在すると、この速度
でロータは危険速度と呼ばれる共振現象(詳しく
は後述)を呈し、振動振幅が非常に大きい危険な
状態となる。従つて回転機の静粛かつ安全な運転
を達成するためには、上記の如き不つりあい振動
低減のためのつりあわせ技術が必要不可欠であ
る。 特にタービン等の大形回転機においては、大容
量化に伴うロータの大形化により、不つりあい振
動が発生し易い状況となつている。一方では信頼
性向上のため、不つりあい振動の許容値は益々小
さくなる傾向にある。このためつりあわせ技術の
重要性は一層増しつつある。 このようなつりあわせ技術として、タービンロ
ータ等では従来より影響係数法が用いられてい
る。しかしながらこの影響係数法は、精密なつり
あわせが可能であるという長所を有する反面、後
記する如く計算による影響係数の精度が悪いとつ
りあわせ効果が十分でなくその長所を発輝しきれ
ないという間題点を有している。 この従来技術について更に詳しく述べると、以
下のとおりである。タービンロータ等のつりあわ
せは従前より、単体ロータの完成時に工場にて行
われ、かつ現地に何本かのタービンロータと発電
機ロータとを直結していわゆる多スパンロータ系
としての据付を完了した時に、必要に応じて該現
地において実施される。このような場合のロータ
のつりあわせには、前記した如くおもりと振動と
の関係を表わす影響係数によりつりあわせおもり
を決定する方法、つまり影響係数法が用いられ
る。この方法は、多くのつりあわせ面と多くのつ
りあわせ速度とを採用することができるので、精
密なつりあわせを達成できるという長所をもつ。 ところで影響係数は、前述のとおり或るロータ
についてのおもりと振動との関係を示すものであ
るが、これには試加おもりを該ロータに付加して
振動を実際に測定した結果に基づく実測値を用い
る場合と、不つりあい振動応答計算結果に基づく
計算値を用いる場合とがある。 計算値を使用する場合としては、新しいロータ
のつりあわせを行う時や、新しいつりあわせ面を
用いる時などがある。これは過去に影響係数の実
測がないため、実測値を用いようとすると試加お
もりを付しての運転(テストラン)を実際に要す
ることになり、よつてこのようなテストランを省
略または極く簡単に済ませてつりあわせの効率を
上げるため、影響係数としては計算値を使用する
ようになつて来たのである。 しかしこの計算値を用いる技術は、計算による
影響係数の精度が悪いと、当然つりあわせの効果
も十分でないという欠点がある。従つて従来の技
術では、つりあわせ作業の効率を上げるべく計算
値の影響計数を用いるとつりあわせ効果が十分に
得られず、結局影響係数法の長所を十分に生かし
きれないということになる。逆に常に実測値を用
いるためには、テストランにおいて何度もロータ
を回転させることを要し、ロータの運転回転(シ
ヨツト数)を多くせざるを得ず、相当の手間や時
間を必要とし、コストもかかつて効率が悪くなつ
てしまうものである。 本発明の目的は、上記した従来のつりあわせ技
術の欠点を解消し、つりあわせの精度が良好であ
つて、しかもつりあわせのためのロータの運転回
数(シヨツト数)も低減できて作業効率が良い、
有利な回転機のつりあわせ方法及びつりあわせ装
置を提供するにある。 この目的を達成するため、本発明においては、
つりあわせを要する場合、回転体のつりあわせ状
態を変化させた場合での軸の状態量(及び必要な
ら原状態での軸の状態量)から軸受動特性を求
め、この軸受動特性から正確な影響係数を得て適
正なつりあわせおもりを決定するように構成す
る。軸受動特性から正しい影響係数を求める手段
は具体的には後述するが、基本的には軸受動特性
と、ロータ仕様で決まるロータ特性とから、不つ
りあい応答計算によりこの影響係数を得ることが
できる。また、回転体のつりあわせ状態を変化さ
せるには、何らかの不つりあい(おもりなど)を
回転体に付して、それを達成できる。 上記のような構成とすることにより、多くのつ
りあわせ面とつりあわせ速度を考慮した多面多速
度のつりあわせを、迅速簡単に(原則として、試
加おもりを付加しての測定所要回数2回で)達成
でき、よつて回転機の精密なつりあせが効率良く
達成されるものである。 以下本発明の実施例の内のいくつかを詳述する
ことにより、本発明について更に詳しく説明す
る。 第1図は本発明のつりあわせ方法の第1の実施
例を示すもので、図はその手順を表わしている。 本例のつりあわせ方法は、第1図図に示すよう
に、つりあわせ前の回転同期の軸振動(いわゆる
不つりあい振動)を測定する工程と、この結果
つりあわせ作業を要する場合(具体的には設定し
た許容値を越える振動があつた場合など)に既知
の不つりあいをロータに付加して同様に回転同期
の軸振動を測定する工程と、この軸振動を基に
軸受動特性を求める工程と、得られた軸受動特
性から影響係数を求める工程と、この影響係数
により適正なつりあわせおもりを決定する工程V
との、少なくともこの5工程を有して成るもので
ある。 本発明において上記の影響係数とは振動応答
値、即ち、単位不つりあいに対する、測定点の振
動変化をいう。 更に詳しくは、本実施例は、不つりあい振動の
測定工程の結果、それが許容値の範囲内であれ
ば当然つりあわせ不要ということになり、許容値
を越えたものがある場合つりあわせが必要とな
る。この時には続いて既知の不つりあいをロータ
に付加して、回転同期の軸振動の測定工程に入
る。本例では既知の不つりあいとして、通常の試
加おもりを用い、これをロータに付加して測定を
行う。この結果は、次の軸受動特性を計算する工
程に必要なものである。軸受動特性として、本
例では軸受インピーダンスを求める。軸受インピ
ーダンスとは、軸受の力学的インピーダンスのこ
とであり、具体的には軸受の弾性定数(ばね定
数),減衰定数,等価質量などの軸受特性を示す
もので、軸受荷重,質量,油膜の状態などで異な
つてくる数値である。この軸受インピーダンスの
計算のための必要から、工程では既知不つりあ
いの種類を変えるか、又は取付位置を変えて数回
同様の測定を繰返す。ロータの軸剛性や質量分布
等が既知であれば、この工程における軸振動測
定値から、軸受インピーダンスを決定することが
できる。これを工程で行う。この軸受インピー
ダンスは、つりあわせを影響係数の計算のために
重要なものである。次に、このようにして得た軸
受インピーダンスを用いて、つりあわせに必要な
影響係数を計算により求める。これを工程で行
う。 影響係数の計算は、任意のつりあわせ面に単位
の不つりあいを付加した場合の、軸振動測定点に
おける振動応答を計算することに等しい。よつて
本例では、この軸受動特性から影響係数を求める
工程(工程)においては、該軸受動特性と回転
軸仕様から定まる特性とから、全つりあわせ面の
単位不つりあいに対する不つりあい振動応答を全
つりあわせ速度及び軸振動測定位置について求め
る。 上記工程,における軸の状態量の測定(つ
まりこの例の場合軸の振動量の測定)は、互いに
直角な2方向より測定するものとする。具体的に
は水平方向及び垂直方向つまり第3図のx方向及
びy方向について、各々測定する。 このような振動応答の計算(従つて結局影響係
数の計算)は、伝達マトリクス法又は有限要素法
によつて行うことができる。最後に、この工程
で求めた影響係数を用いて、工程Vにおいて初期
振動(つりあわせ前の不つりあい振動)に対する
つりあわせおもりを決定する。 影響係数を用いたつりあわせおもりの具体的な
計算法としては最小自乗法が有効である。本例で
も工程Vにおいて、この方法を用いて計算を行つ
ている。この場合、影響係数,つりあわせおもり
及び残留振動等の関係は、次式のようになる。 ここでε はつりあわせ後の残留振動,V はつ
りあわせ前の振動,αnoは影響係数,Woはつり
あわせおもりを示し、これらの量は振幅と位相又
は大きさと角度を有するベクトル量である。ま
た、添字m,n,rはそれぞれ測定点,つりあわ
せ面,ロータ速度を示し、n=1,2,…,N、
m=1,2,…,M,r=1,2,…,Rであ
る。 上記(1)式において、つりあわせおもりWoが求
めるべき未知量である。最小自乗法を適用してこ
のWoを求めるため、評価関数Jとして、次式の
ような残留振動の自乗和を選ぶ。 (2)式をWoで偏微分して、これを0とおいて解
くことにより、最適なつりあわせおもりWoを得
ることができる。つまり ∂J/∂W=0 ……(3) という式が最適つりあわせおもりWoを決定する
条件式となる。 影響係数は上記のように、つりあわせ面,つり
あわせ速度及び測定位置に関係する。従つて、多
面多速度の精度良いつりあわせを行おうとする場
合、多くの影響係数を必要とする。 この時、影響係数を実測により求める従来例に
あつては、つりあわせ面の数だけ実際の運転を要
し、かつこのほかつりあわせ前の運転も当然要す
るので、精度を上げるために多くの影響係数を得
ようとすると、つりあわせがきわめて効率の悪い
ものとなつていた。ところが本発明のつりあわせ
法によれば、数回の既知不つりあいに対する軸振
動測定のみで、多面多速度のつりあわせに必要な
影響係数を精度良く得ることができる。しかも従
来よりの計算による影響係数の算出技術とも違
い、本発明では不確定要素、つまり実測により知
られるものとしての軸受の動特性を、回転体の振
動測定データから逆算し、これにより影響係数を
求めるので、実測のための運転回数を少なくでき
るとともに、きわめて精密で効果的な影響係数の
算出が可能となつているのである。 即ち従来技術においては、ロータに既知の不つ
りあいを付加して軸振動を測定するということ自
体は知られているが、この軸振動をもとに軸受動
特性を求め(工程)、この軸受動特性から影響
係数を求めること(工程)は、全く知られてい
ない技術である。よつて以下に、本発明を具体的
に裏づけるものとして、軸振動測定値から軸受動
特性を求める方法について述べる。 本例では軸受動特性として、前述の如く軸受イ
ンピーダンスを用いる。この第1図における工程
つまり軸振動測定値から軸受インピーダンスを
求める工程について、その手順を第2図に示す。
以下この手順に従つて説明する。 今、第3図のように、2個の軸受で支持された
ロータ系について考えるものとする。各軸受の軸
受インピーダンスはそれぞれI1及びI2とする。こ
の時、ロータのインピーダンスマトリクス〔K〕
は次式で与えられる。 〔K〕=−Ω〔m〕+jΩ〔Cg〕+〔k〕
……(4) ここでΩはロータの回転速度,〔m〕,〔Cg〕,
〔k〕はそれぞれロータの質量マトリクス,ジヤ
イロマトリクス及び剛性マトリクス,j=√−1
は虚数単位であり、〔K〕は複素数である。
〔m〕,〔Cg〕及び〔k〕の各マトリクスはロータ
をいくつかのはり要素に分割して有限要素法化す
ることにより得られる。すなわち、ロータのはり
要素としての寸法,質量,材料特性等のロータ仕
様が与えられれば、ロータのインピーダンスマト
リクス〔K〕は(4)式より決定できる。よつてこれ
を用いて、第2図の工程aにおいて、ロータの
インピーダンスを計算する。 次に、付加不つりあいによるロータの不つりあ
い力を計算する工程bに入る。まず、第3図に
示すロータ系の剛性方程式は、次式のように表わ
せる。 であり、〔K〕は前記ロータのインピーダンス,
〔I〕は軸受のインピーダンスである。また、
【式】及び
【式】はそれぞれロータ系の 変位ベクトル及び力ベクトルである。添字B及び
Iはそれぞれ軸受支持点及びそれ以外の点を表わ
す。 この工程bでは、付加不つりあいを与えた時
のロータの不つりあい力を計算するものであるか
ら、ロータの剛性方程式である(5)式を不つりあい
力に対して変形した式を使用する。つまり、(5)式
の右辺の力ベクトルは、不つりあい力に対して次
の様に表わすことができる。 ここでaB,aIは軸の不つりあい力係数であ
る。ロータへの付加不つりあいが既知、すなわち
不つりあい質量の取付位置,取付半径及び大きさ
が既知であれば、(8)式は既知となる。従つてこれ
により、既知の付加不つりあいをロータに付した
場合の、該ロータの不つりあい力が計算できる。
これを工程bで行うのである。 次に、軸振動測定点以外における変位の計算に
入る(工程c)。軸受点の変位uBは(8)式が既知
になつた段階で、軸振動を測定すれば既知となつ
ている。以下既知量には頭部にバーを付して表わ
すことにすると、(5)式及び(8)式より次式が得られ
る。 〔BB〕{B}+〔BI〕{uI} +〔I〕{B=ΩB=ΩB ……(9) 〔IB〕{B}+〔II〕{uI}=ΩI……(10
) (9)式,(10)式より軸振動測定点以外の変囲uI
次のように既知となる。 {I}=〔II-1(ΩI
−〔IB〕{B}) ……(11) よつてこれにより、工程cの、軸振動測定点
以外の変位も、計算により求められる。 又、(9)式より次の(12)式を得ることができる。 〔I〕{B}={FB} ……(12) この時(12)式の右辺の{FB}は、次式で表わさ
れるものである。 {FB}=ΩB}−〔BBB
−〔BI〕{I} ……(13) (13)式は軸受力を表わすが、これは既知量とな
ることがわかる。従つて(12)式を〔I〕について解
けば目的とする軸受インピーダンスを求めること
ができる。よつて軸受インピーダンスの計算に先
立ち、もととなる軸受力{FB}を、不つりあい
力及びばね力に基づいて(13)式により求めるの
が、工程dである。この工程dで軸受力を求め
た後、これをもとに工程eで最終的に軸受イン
ピーダンスを求めるのである。 工程eつまり今工程dで求めた軸受力と、
軸振動値とより、軸受インピーダンスを計算する
工程について、以下更に具体的に示す。まず、(12)
式を次のように表わす。 これより第3図のI1,I2を付した両軸受につい
て次式を得る。なおこれら軸受を示す記号を(b)と
する。 〔I〕(b){B}{}(b)(b=1,2)
……(15) ここで軸受のインピーダンス〔I〕(b)は第4図
に示すよにx,y方向とそれぞれの連成項を考慮
すると次式のように表わされる。 (16)式より軸受インピーダンスの未知数は2個
の軸受で計8個となる。前述の如くx,yの2方
向の振動を測定するものとすると、1つの既知不
つりあいに対して(15)式より4個の方程式が特ら
れるが、未知数に対して4個不足する。しかし、
(14)式は任意の不つりあいに対して成立つので、
もう一つ別の不つりあいに対する同様の測定を行
えば未知数の数に対する方程式の数が満たされる
ことになる。従つて、2種類の不つりあいについ
て軸の状態を測定すれば、それで式を解き得るこ
とになる。換言すれば、2回の運転によるのみ
で、未知数を得ることができる。このとき各軸受
のインピーダンスIijに関して次式が成立つ。 ここで及びの右上の添字(1),(2)はそれぞれ
第1,第2の既知不つりあい(つまり2種の不つ
りあい)を付した状態で得られた値を示す。(17)
式をIijについて解ば任意のロータ回転速度Ωに
対する軸受インピーダンスが求まることになる。
よつて工程eでは、この計算を用いて、軸受の
動特性たる軸受インピーダンスを得るのである。 このような軸受インピーダンスを求める方法
は、軸受が3個以上の多軸受ロータ系にも同様に
適用することができる。 上記のようにして求めた軸受インピーダンスか
ら、つりあわせに必要な影響係数を計算する。本
例では、このようにして求めた軸受インピーダン
スと、ロータの回転軸の仕様により定まる特性と
から、全つりあわせ面の単位不つりあいに対する
不つりあい振動応答を前述の如く伝達マトリクス
法あるいは有限要素法を用いて、全つりあわせ速
度及び軸振動測定位置について求め、これによつ
て影響係数を算出する。 上述の如く、本方法を用いれば、影響係数を求
めるのに、2種の不つりあいを付した状態での測
定つまり2回の実測運転のみで済む。2回の運転
によるデータで軸受の動特性(軸受インピーダン
ス)が求まり、これを用いて各つりあわせ面にお
ける影響係数を算出できるからである。よつて、
不つりあい状態での実測を含めて、全部で3回の
運転で済むことになる。従来の実測法では、つり
あわせ面の数に応じて、各々の面に不つりあいを
付した状態での運転を要していたのに対し、きわ
めて効率が高いものということができる。かつこ
のようにして得られる影響係数の精度が高いこと
は、上記の説明から理論的に理解されよう。か
つ、実際にもその効果はきわめて良好である。
(そのデータは後に明記する。) 以上で、第1図乃至第4図を参照しての、本発
明のつりあわせ方法の第1の実施例についての説
明を終わる。 次に、第5図を参照する。これは本発明のつり
あわせ方法の第2の実施例であつて、第1図の例
の変形例である。第5図にはその手順を示す。 第1の実施例においては、既知不つりあいに対
する軸振動を測定する時(工程)に、単なる通
常の試加おもりを用いたのであるが、本実施例に
おいては、既知の不つりあいとして推定影響係数
より定めた仮のつりあわせおもりを用いる。従つ
て本実施例の工程は、推定影響係数に基づいて
仮のつりあわせおもりを決定する工程aと、こ
の仮のつりあわせおもりを付加した時の軸振動の
測定の工程bとから成る。このように本例で
は、推定影響係数により定めた仮のつりあわせお
もりを既知不つりあいとして用い、これをつけて
ロータを運転し、この時得られた軸振動値から第
2図を用いて前記説明した方法で軸受インピーダ
ンスを求め(工程)、これより推定影響係数に
代る真の影響係数を求め(工程)、最後にこれ
を用いて正しいつりあわせおもりを決定するので
ある(工程)。 推定影響係数としては、過去の類似のロータに
おける実測値をもとに推定した推定値を用いるこ
とができる。それがない場合には、推定軸受イン
ピーダンスに基づく計算値から決定することがで
き、いずれを用いてもよい。 本実施例では、推定影響係数がある程度正しけ
れば、仮のつりあわせおもりによるつりあわせ効
果がそれなりに得られるので、つりあわせ前の初
期振動より大きな振動にならないことを確認しな
がらつりあわせ作業を進め得るという利点があ
る。 第6図は本発明のつりあわせ方法の第3の実施
例の手順を示すものである。 この実施例は、工程Iにおいて、つりあわせ前
の軸の状態量を測定するに当たり、その状態量と
して軸振動のみならず、その時の軸受力も測定す
る。次に、ロータに適宜の不つりあいを付して別
の不つりあい状態にした工程でも、その状態で
の軸振動と軸受力とを測定する。この,両工
程で得た軸振動値及び軸受力より、軸受インピー
ダンスを計算する(工程)。こうして得られた
軸受インピーダンンスをもとに、影響係数を計算
し(工程)、これによりつりあわせおもりを決
定する(工程)。 即ち、つりあわせ前とその後の別の不つりあい
状態での軸振動の測定時に、同時に軸受部の動的
軸受力を測定することが第1図の例の場合と異な
つており、かつ軸受特性としての軸受インピーダ
ンスはこれら軸受力をも基にして求める点が、第
1図の例と異なつている。軸受力を測定すること
は、前出の(17)式において、軸受力F 及びF
直接求めることである。これと2種の不つりあい
状態における軸振動の測定値u 及びu とから、
(14)式を用い軸受インピーダンスIxx,Ixy,
Iyx,Iyyを決定するのである。この場合、工程
での別の不つりあい状態の不つりあいは、必ずし
も既知である必要はない。前の例では、不つりあ
いが既知であることにより(8)式を解き、不つりあ
い力{Fu}を得、これから(13)式の軸受力{F
B}を求め、つまりx,y方向での軸受力F ,F
を得て、これと軸振動の測定値u ,u とか

軸受インピーダンスを求めたのであるが、本例で
は軸受力F ,F は実測で直接求めているので、
直ちに(17)式にこれを代入すればよく、不つりあ
いが既知であることを要しないのである。 本実施例では、測定項目は増加するが、軸受イ
ンピーダンスは(17)式のみから簡単に求めること
ができるという利点がある。 次に、本発明のつりあわせ装置について説明す
る。 第7図に示すのは、このつりあわせ装置の実施
の一例である。図において、つりあわせるべき回
転機は発電機ロータ10であり、このロータ10
は軸受21,22で支持されている。 ロータ10の回転軸について、その状態量が検
出手段により測定され、該検出手段は少なくとも
軸振動を測定するものであるが、本例ではこの検
出手段はつりあわせの対象となる軸振動を検出す
る振動検出器41〜44から成る。本例のこの振
動検出器41〜44は、水平及び垂直の2方向の
測定が可能なように、各軸受21,22について
それぞれ2個ずつ設置され、これにより得られた
軸振動は振動計51で増幅される。検出手段(振
動検出器41〜44)からの振動信号は、振動分
析器53に入力される。振動分析器53では、振
動信号(軸振動)の中から回転同期成分のみが抽
出される。この回転同期成分抽出のための基準信
号として、位相基準用回転信号を振動分析器53
に与えることが必要であるが、これを行う手段と
して、本例では回転パルス検出器45と、波形変
換器52とを用いる。即ち、ロータ10の1回転
の1回の回転パルスはこのパルス検出器45によ
り検出され、波形変換器52によつて正弦波に変
換され、もつて振動分析器53へ回転同期成分抽
出用基準信号として入力される。次に述べる軸受
特性演算装置61にも、回転数のデータが必要で
あるので、本例ではこの回転パルス検出器45の
もう一方の信号を回転計54を経由させて、回転
数信号として該軸受特性演算装置に入力させてい
る。 振動分析器53からの軸振動値は、軸受特性演
算装置61に入力され、ここで軸受特性が求めら
れる。得られた軸受特性は影響係数演算装置63
に入力され、ここで影響係数が求められる。この
影響係数は次いでおもり演算装置64に入力され
て、これにより回転機(ロータ10)のつりあわ
せおもりが求められる。各演算装置61,63,
64における計算に必要なデータは、記憶装置6
2にストアしておくようになつている。つまりこ
の記憶装置62には、回転機(ロータ10)の特
性値,軸振動の回転同期成分(振動分析器53で
得られたもの),影響係数(演算装置63で得ら
れたもの)が記憶され、各演算器61,63,6
4に、必要に応じてそれらのデータが与えられ
る。 本例では、おもり演算装置64の演算結果であ
るつりあわせおもりの値は、表示装置65に表示
されるようになつている。 次に、本例つりあわせ装置の作用について、一
層詳細に述べる。第8に示すaは、本例のロータ
10におけるつりあわせ前の軸振動の測定例を示
すものである。この図は、横軸に回転数をとり、
縦軸に振動振幅とり、静止の状態からつりあわせ
前のロータ10を回転して、しだいにその回転速
度を大きくして行つた時の、振動振幅の大きさの
変化を表わしたグラフである。図から明らかなよ
うに、ある速度で振動振幅が極大となる点があ
り、この点の速度を危険速度という。図に各々
n1,n2で示すのが1次及び2次の危険速度であ
る。nRは定格速度である。このようなつりあわ
せ前の軸振動は振動検出器41〜44で検出さ
れ、その回転同期成分が振動分析器53で抽出さ
れる。これが前に説明したつりあわせ方法におけ
る第1工程つまりつりあわせ前の軸の状態量を得
る工程である。(本例の場合、回転同期の軸振動
量の測定。第1図のI参照)。抽出された回転同
期成分は、振動検出器41〜44のすべての分に
ついて、軸受特性演算装置を介して、記憶装置6
2に一定回転毎に記憶される。 続いてロータ10のつりあわせ状態を変えた時
の軸の状態量を測定する第2工程に入るのである
が、この場合仮のつりあわせおもり(第5図の工
程b参照)を付加して、軸振動を測定する。具
体的には、第9図aに符号1〜7で示すロータ1
0のつりあわせ面(つりあわせおもりを付加する
べき面)の内適切な位置、例えば第9図b,cに
示す如く各々位置4,5に仮のつりあわせおもり
s,Wcを付加し、その時の軸振動を前記つりあ
わせ前と同様にして検出手段(振動検出器41〜
45,振動分析器53)により測定する。仮のつ
りあわせおもりWs,Wcは、危検速度n1,n2にお
ける振幅減少を狙いとしたものである。 この時の軸振動の測定結果は、第8図のグラフ
に各々符号b,cで示したようになつた。この2
回の測定で、軸受インピーダンスの計算に必要な
軸振動データが揃つたことになる。この時の測定
結果も、記憶装置に記憶される。 次が軸受動特性の計算工程であり、本例装置に
あつては、予め記憶装置に記憶されていたロータ
特性値(ロータ10を長手方向にいくつかの要素
に分割した時の要素の寸法,重量,材料特性値な
ど)と、前記軸振動の測定値とから、軸受特性演
算装置61によつて、軸受21,22の軸受イン
ピーダンスが求められる。これらの結果は次の影
響係数演算装置63に送られ、これを基に、第9
図に示したつりあわせ面1〜7に各々対応する影
響係数が計算される(方法における第4工程)。
この結果はさらにつりあわせおもり演算装置64
に送られ、つりあわせおもりが計算される(同、
第5工程)。その結果は表示装置65に表示され
る。 本実施例によれば、第8図aの振動に対しては
結局6速度(第8図に示した以外の危険速度を含
む5つの危険速度と、定格速度)をつりあわせ速
度として、第9図dに示したような7つのつりあ
わせ面のつりあわせおもりW1〜W7が決定され
た。これらのつりあわせおもりをロータ10に付
加して運転した時の軸振動の測定結果は、第8図
dに示す。この図から明らかなように、つりあわ
せ後はつりあわせ前の振幅aに比べ大幅に低下し
ており、全速度範囲にわたつて良好なつりあわせ
効果が得られた。 このようなつりあわせ効果を得るために、本例
では上記の如くつりあわせ前,位置4におもり
W,を付加した時,位置5におもりWcを付加し
た時の、計3回の運転で済んでいる。従来のよう
に影響係数を実測により求める技術では、つりあ
わせ前と、つりあわせ面の位置1〜7のそれぞれ
すべてについて、計8回の運転を要したのに対
し、効率が格段に向上している。 しかも、影響係数を計算によつて求めるについ
ても、軸受動特性(上記では軸受インピーダン
ス)を、回転体(ロータ)の振動測定データから
逆算するという従来技術には見られない手法を用
いているので、精密な値を得ることができ、つり
あわせ効果がきわめて高いものである。この精密
さ及び効果の良好性については、前記詳述した計
算方法による理論的裏づけと、実際のデータ(第
8図)から明白である。 なお、第7図では軸受特性演算装置61,影響
係数演算装置63,おもり演算装置64の各演算
装置をそれぞれ別のものとして図示したが、これ
らは図に符号6′で示す如く1つの計算装置とし
てまとめ得るものである。例えば、単一の計算機
に各演算装置61,63,64の機能を果たさせ
ることができる。そのような計算機に記憶装置6
2や表示装置65を組込むことも、勿論可能であ
る。 第10図に、この装置を用いてつりあわせを行
う別例を示す。これはタービンと発電機ロータを
模擬した3ロータ11〜13,6軸受23〜28
から成る多スパンモデルロータ系に、本発明を適
用した例である。 第10図においてて、タービンモデルロータ1
1,12及び発電機モデルロータ13は、軸受2
3〜28で支持されている。タービンモデルロー
タ11,12のつりあわせを行うため、つりあわ
せ前,ロータ11に既知不つりあいWRを付加し
た時,ロータ12に既知不つりあいWLを付加し
た時の計3回について、ロータ系の運転が行われ
る。この場合、各軸受23〜28にえける水平及
び垂直方向の軸振動が、第7図に示した実施例と
同様にして、振動検出器,振動分析器により測定
された。この結果から、以下同様にして軸受23
〜28の各々について軸受インピーダンスが求め
られ、これを基に各ロータのつりあわせ面に対す
る影響係数が計算された。次にこの影響係数より
6速度(各ロータの危険速度合計5速度,最高速
度つまり定格速度3600rpm)をつりあわせ速度と
して、結局第10図bに示されたようなタービン
モデルロータ11,12の6面のつりあわせおも
りW1〜W6が決定された。 第11図には、つりわせ前の各軸受23〜28
の軸振動と、最高速度でのこのつりあわせおもり
によるつりあわせ後の振動とを示している。符号
1′〜6″により、軸受23〜28のそれぞれの測
定位置を示している(第10図a参照)。第11
図では白抜きの棒グラフでつりあわせ前の振動振
幅を示し、斜線を施した棒グラフでつりあわせ後
の振動振幅を示す。きわめて良好なつりあめせ効
果が得られていることがわかる。 本例のようなつりあわせを行う場合も、従来の
如く影響係数を実測で求める技術を用いると、つ
りあわせ前と、6カ所の各つりあわせ面の位置に
おもりを付加した時との、計7回の運転を要した
のに対し、本発明の適用により、これが3回で済
んでいる。このようにつりあわせ作業の効率がき
わめて良好であり、かつつりあわせ効果もすぐれ
ていることは前述の例と同様であり、第11図に
よつても証明されるとおりである。 なお第7図に図示の例のつりあわせ装置は、軸
の状態量測定用検出手段として振動検出器41〜
44(及びそれから回転同期成分を抽出する振動
分析器53)を備えているが、これに軸受力を検
出する力検出器を加えて検出手段とすることもで
きる。この構成をとると、第6図を用いて前述し
たつりあわせ方法を実施するための装置として使
用することができる。 以上詳述したように、本発明の技術によれば、
従来の実測による影響係数を求める方法に比して
実際の運転回数をきわせて少なくでき(原則とし
て、つり合わせ前の運転回数1回と、試加おもり
を付加しての運転回数2回との計3回)、つりあ
わせ作業の効率を向上することができ、しかも従
来の計算による影響係数を求める方法に比して精
度がきわめて高く、最終的なつりあわせ効果につ
いてもすぐれた結果を得ることができる。つまり
本発明によれば、多くのつりあわせ面とつりあわ
せ速度とを考慮した精度の良い効果的な回転機の
つりあわせを容易かつ効率良く行えるものという
ことができ、きわめて有利なものである。 なお当然のことであるが、本発明は上述した実
施例にのみ限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のつりあわせ方法の第1の実施
例を示すフロー図であり、第2図はその部分工程
の詳細フロー図である。第3図及び第4図は該実
施例の説明のための図であつて、第3図は軸―軸
受から成るロータ系の説明図、第4図は軸受イン
ピーダダンスの説明図である。第5図及び第6図
は各々本発明のつりあわせ方法の第2の実施例及
び第3の実施例を示すフロー図である。第7図は
本発明のつりあわせ装置の実施の一例を示すダイ
ヤグラム図である。第8図は該例を説明するため
のもので、ロータの回転数―振幅の関係を示すグ
ラフである。第9図は該例装置を適用するロータ
のつりあいおもりの付加状況を示す説明図で、同
図a乃至dは各々異なる付加状況を図示してい
る。第10図は該例装置を適用する回転機の別例
を示し、同図a,bは各々つりあわせおもりの付
加状況を示している。第11図はその場合の効果
(つりあわせ前後の振幅)を示すグラフである I〜V……第1〜第5工程、10〜13……回
転体(ロータ)、21〜28……軸受、41〜4
4……検出手段(振動検出器)、45……回転信
号を与える手段(回転パルス検出器)、52……
回転信号を与える手段(波形変換器)、53……
振動分析器、54……回転数信号を与える手段
(回転計)、61……軸受特性演算装置、62……
記憶装置、63……影響係数演算装置、64……
おもり演算装置、65……表示装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 回転体を有する回転機をつりあわせるつりあ
    わせ方法であつて、該回転機の回転軸についてそ
    のつりあわせ前の軸の状態量を測定する第1工程
    と、該回転体のつりあわせ状態を変化させた場合
    での軸の状態量を測定する第2工程と、該状態量
    測定値から軸受動特性を求める第3工程と、該軸
    受動特性からつりあわせに必要な影響係数を求め
    る第4工程と、該影響係数により正しいつりあわ
    せおもりを決定する第5工程との5工程を少なく
    とも有して成る回転機のつりあわせ方法。 2 第2工程における回転体のつりあわせ状態の
    変化は、該回転体に既知の不つりあいを付すこと
    によつて状態を変化させるものであり、第1工程
    及び第2工程で測定する軸の状態量は、回転同期
    の軸振動量であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載の回転機のつりあわせ方法。 3 既知の不つりあいとして、試加おもりを用い
    ることを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載
    の回転機のつりあわせ方法。 4 既知の不つりあいとして、推定影響係数より
    定めた仮のつりあわせおもりを用いることを特徴
    とする特許請求の範囲第2項に記載の回転機のつ
    りあわせ方法。 5 第2工程における回転体のつりあわせ状態の
    変化は、該回転体に不つりあいを付すことによつ
    て該状態を変化させるものであり、第1工程及び
    第2工程において測定する軸の状態量は、回転同
    期の軸振動量と軸受部の動的軸受力とであること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の回転機
    のつりあわせ方法。 6 軸受動特性からつりあわせに必要な影響係数
    を求める第4工程は、該軸受動特性と、回転軸の
    仕様から定まる特性とから、全つりあわせ面の単
    位不つりあいに対する不つりあい振動応答を全つ
    りあわせ速度及び軸振動測定位置について求める
    ことにより影響係数を得るものであることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項乃至第5項のいずれ
    かに記載の回転機のつりあわせ方法。 7 第1工程及び第2工程における軸の状態量の
    測定は、該状態量を互いに直角な2方向より測定
    するものであることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項乃至第6項のいずれかに記載の回転電機の
    つりあわせ方法。 8 回転体を有する回転機をつりあわせるつりあ
    わせ装置であつて、該回転機の回転軸についてそ
    の軸振動を含む軸の状態量を測定する検出手段
    と、該検出手段により得られた振動信号から回転
    同期成分を抽出する振動分析器と、該振動分析器
    に位相基準用の回転信号を与える手段と、前記軸
    振動値より軸受特性を求める軸受特性演算装置
    と、該軸受特性演算装置に回転数信号を与える手
    段と、前記軸受特性より影響係数を求める影響係
    数演算装置と、これにより求めた影響係数から回
    転機のつりあわせおもりを求めるおもり演算装置
    と、前記軸振動の回転同期成分、前記回転機の特
    性値及び前記影響係数を記憶して前記各演算装置
    に必要なデータを与える記憶装置とを備えて成る
    回転機のつりあわせ装置。 9 軸の状態を測定する検出手段は、軸振動を検
    出する振動検出器を有するものであることを特徴
    とする特許請求の範囲第8項に記載の回転機のつ
    りあわせ装置。 10 軸の状態を測定する検出手段は、軸振動を
    検出する振動検出器と、軸受力を検出する力検出
    器とを有するものであることを特徴とする特許請
    求の範囲第8項に記載の回転機のつりあわせ装
    置。 11 おもり演算装置により得られたつりあわせ
    おもりは、表示装置に表示されるものであること
    を特徴とする特許請求の範囲第8項乃至第10項
    のいずれかに記載の回転機のつりあわせ装置。
JP14036781A 1981-09-08 1981-09-08 回転機のつりあわせ方法及びその装置 Granted JPS5842944A (ja)

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