JP2009227362A - ワークの搬送・加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高速で安定したレンズなどのワークの搬送動作を行うことのできる搬送機構を備えたレンズの搬送・加工装置を提案すること。
【解決手段】レンズの搬送・加工装置1では、第1旋回アーム11によって円弧状の移動軌跡に沿って第1レンズ搬送容器21を第1位置から第2位置に搬送し、第2旋回アーム12によって円弧状の移動軌跡に沿って第2レンズ搬送容器22を第2位置から第3位置に搬送している。剛体である旋回アーム11、12によってレンズ搬送容器22、23を搬送しているので、搬送中にレンズ搬送容器21、22が振動してそこに搭載されているレンズWa、Wbにズレが生ずることが無い。旋回アーム11、12によってレンズ搬送容器21、22を高速で移動させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、レンズなどのワークを順次に加工位置に搬送して加工を施す搬送・加工装置に関し、特に、ワークの搬送機構の改良に関する。
レンズなどのワークには、研削、研磨などの複数の工程を経て加工が施される。例えば、レンズ加工装置においては各加工位置を経由して順次にレンズを搬送するために、レンズをカップ状のレンズ搬送容器に載せ、レンズ搬送容器をベルトコンベヤによって加工位置に搬送するようにしている。
図4は従来のベルトコンベヤ式の搬送機構を示す説明図である。図4(a)に示すように、レンズ研磨機100のレンズホルダ101およびレンズ研磨皿102が上下に対向配置されており、これらによって規定されるレンズ加工位置103を挟み、両側に、水平ベルトコンベヤ104および105が一定の間隔で直線状に配列されている。供給側の水平ベルトコンベヤ104にはレンズ106を乗せたカップ状のレンズ搬送容器107が一定の間隔で供給され、水平ベルトコンベヤ104によってレンズ搬送容器107がレンズ加工位置103に向けて搬送される。
この後は、図4(b)に示すように、水平ベルトコンベヤ104は、それ自身が水平移動して、先端のレンズ搬送容器107をレンズホルダ101の真下に位置決めする。レンズホルダ101が降下してレンズ搬送容器107のレンズ106を吸着保持する。
次に、図4(c)に示すように、水平ベルトコンベヤ104が再び水平移動して元の位置に戻り、レンズホルダ101が降下して、そこに保持されているレンズ106をレンズ研磨皿102に押し当てた状態が形成され、この状態でレンズ106の研磨などが行われる。研磨後は、レンズホルダ101が上昇し、排出側の水平ベルトコンベヤ105がレンズ加工位置103の側に水平移動して、その上に載っているカップ状のレンズ搬送容器に加工後のレンズ106を受け取り、排出側に搬送する。このようなベルトコンベヤ式のレンズ搬送機構は特許文献1に開示されている。
特許第2566658号公報
ベルトコンベヤ式のレンズ搬送機構では、レンズ搬送容器の搬送中にレンズ搬送容器が振動しやすい。レンズ搬送容器には上側からレンズが乗っているだけなので、振動するとレンズが移動し、レンズホルダ101に引き渡されたときにレンズが芯ズレ状態でレンズホルダ101に吸着されてしまう。したがって、レンズ搬送容器が振動しないように低速で搬送する必要があり、高速でレンズを安定搬送することが困難である。
また、ベルトコンベヤによりレンズ搬送容器を搬送すると共に、ベルトコンベヤ自体を水平移動させてレンズ搬送容器をレンズホルダ101の真下に位置決めしている。ベルトコンベヤ自体を水平移動させるための駆動機構が必要であるので、装置寸法の小型化、製造コストの低減化には不利である。また、レンズ搬送時間の短縮化にも不利である。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、高速で安定したレンズなどのワークの搬送動作を行うことのできる搬送機構を備えたワークの搬送・加工装置を提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明のワークの搬送・加工装置は、
上方に開口したカップ状の第1ワーク搬送容器と、
上方に開口したカップ状の第2ワーク搬送容器と、
前記第1ワーク搬送容器が先端に搭載されている第1旋回アームと、
前記第2ワーク搬送容器が先端に搭載されている第2旋回アームと、
前記第1旋回アームを水平方向に旋回させて前記第1ワーク搬送容器を第1位置および第2位置に移動させる第1旋回機構と、
前記第2旋回アームを水平方向に旋回させて前記第2ワーク搬送容器を前記第2位置および第3位置に移動させる第2旋回機構と、
前記第1位置にある前記第1ワーク搬送容器に上方からワークを供給するワーク供給機構と、
前記第2位置にある前記第1ワーク搬送容器から上方にワークを取り出し、当該ワークに加工を施し、加工済みのワークを前記第2位置にある前記第2ワーク搬送容器に上方から引き渡す第1ワーク加工機構と、
前記第3位置にある前記第2ワーク搬送容器から上方に前記ワークを取り出す第1ワーク取り出し機構とを有していることを特徴としている。
本発明では、各旋回アームの先端部にワーク搬送容器を取り付け、一方の第1旋回アームによって円弧状の移動軌跡に沿って第1ワーク搬送容器を第1位置から第2位置に搬送し、他方の第2旋回アームによって円弧状の移動軌跡に沿って第2ワーク搬送容器を第2位置から第3位置に搬送している。剛体である旋回アームによってワーク搬送容器を搬送しているので、搬送中にワーク搬送容器が振動してそこに搭載されているレンズなどのワークにズレが生ずることが無い。したがって、旋回アームによってワーク搬送容器を高速で移動させることができる。
さらに、各旋回アームを旋回させるだけで、ワーク搬送容器を各位置に移動させることができるので、ワーク搬送容器の搬送を高速化できる。また、旋回アームを旋回させるための旋回機構のみを配置すればよいので、装置の小型化、低コスト化に有利である。これに加えて、ベルトコンベヤの駆動機構に比べて騒音の発生も少ないという利点がある。
ここで、本発明では、前記第1旋回機構は、前記第1旋回アームを旋回させて前記第1ワーク搬送容器を前記第1位置および前記第2位置の間の第1待機位置に位置決め可能であり、前記第2旋回機構は、前記第2旋回アームを旋回させて前記第2ワーク搬送容器を前記第2位置および前記第3位置の間の第2待機位置に位置決め可能であることを特徴としている。
このように各旋回アームによって搬送されるワーク搬送容器に待機位置を設けておくことにより、ワーク供給側の第1旋回アームの旋回によるワーク搬送動作と、ワーク排出側の第2旋回アームの旋回によるワーク搬送動作とを、相互に干渉することなく、独立して最適なタイミングで効率良く行うことができる。
また、本発明において、前記第1ワーク加工機構による第1ワーク加工位置は、前記第2位置の真下の位置とすればよい。
次に、本発明を複数の加工位置を経由してワークを搬送して加工を行うワークの搬送・加工装置に適用する場合には、上記の第1、第2旋回アームと同様な一対の旋回アームを各ワーク加工位置に配置すればよい。
本発明による、2ヶ所の加工位置を経由してワークを搬送するワークの搬送・加工装置は、上記構成に加えて、
上方に開口したカップ状の第3ワーク搬送容器と、
上方に開口したカップ状の第4ワーク搬送容器と、
前記第3ワーク搬送容器が先端に搭載されている第3旋回アームと、
前記第4ワーク搬送容器が先端に搭載されている第4旋回アームと、
前記第3旋回アームを水平方向に旋回させて前記第3ワーク搬送容器を前記第3位置および第4位置に移動させる第3旋回機構と、
前記第4旋回アームを水平方向に旋回させて前記第4ワーク搬送容器を前記第4位置および第5位置に移動させる第4旋回機構と、
前記第4位置にある前記第3ワーク搬送容器からワークを上方に取り出し、当該ワークに加工を施し、加工済みのワークを前記第4位置にある前記第4ワーク搬送容器に上方から引き渡す第2ワーク加工機構と、
前記第5位置にある前記第4ワーク搬送容器から前記ワークを上方に取り出す第2ワーク取り出し機構とを有しており、
前記第1ワーク取り出し機構は、前記第3位置にある前記第2ワーク搬送容器から前記ワークを上方に取り出し、当該ワークを前記第3位置にある前記第3ワーク搬送容器に上方から引き渡すワーク受け渡し機構であることを特徴としている。
本発明によれば、同一構造の一対の旋回アームを各加工位置を挟み配置することにより、複数の加工位置を経由してワークを搬送する搬送機構を簡単に実現できる。
ここで、第1ワーク加工機構によってレンズなどのワークの一方の面に加工を施し、第2ワーク加工機構によってワークの他方の面に加工を施す場合には、前記ワーク受け渡し機構は、前記第3位置の真下に配置されたワーク反転機構を備え、前記ワーク反転機構によって反転した後のワークを前記第3位置にある前記第3ワーク搬送容器に引き渡すようにすればよい。
また、前記第3旋回機構は、前記第3旋回アームを旋回させて前記第3ワーク搬送容器を前記第3位置および前記第4位置の間の第3待機位置に位置決め可能であることが望ましい。また、前記第2ワーク加工機構による第2ワーク加工位置を、前記第4位置の真下の位置とすることができる。
本発明のワークの搬送・加工装置によれば、レンズなどのワークを、位置ズレを起こすことなくワーク搬送容器に載せて高速で搬送することができる。また、ベルトコンベヤを用いる場合に比べて各旋回アームの待機位置を各加工位置に近い位置に設定できるので搬送時間のロスが極めて少ないという利点がある。
したがって、本発明によれば、レンズなどのワークを位置ズレ無く搬送できるので、長時間に亘ってワークの搬送ミスが発生することが無い。よって、高速で、長時間の無人運転が可能になる。また、旋回アームを旋回させるための回転機構のみが備わっているので、装置の騒音も少なく、職場環境の向上にも有利である。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したワークの搬送・加工装置の実施の形態を説明する。
(構成の説明)
図1は本実施の形態に係るレンズの搬送・加工装置を示す斜視図であり、図2は1台の旋回アーム機構を示す斜視図である。レンズの搬送・加工装置1は2台のレンズ研磨機が並列配置された構成のものであり、その装置筐体2の前面からは、レンズ搬送テーブル3が前方に水平に突出している。レンズ搬送テーブル3の右端には想像線で示すレンズ供給・回収機構4が配置されており、ここには、加工前のレンズWaがストックされている供給部および加工後のレンズWcがストックされる回収部が配置されている。
レンズ搬送テーブル3には、レンズ供給・回収機構4の側から、第1旋回アーム11、第2旋回アーム12、第3旋回アーム13および第4旋回アーム14が所定の間隔でこの順序に配置されている。これら第1〜第4旋回アーム11〜14はレンズ搬送テーブル3の表面から僅かに浮きあった位置において水平方向に旋回可能である。
第1旋回アーム11を備えたワーク搬送用の第1旋回アーム機構10は、図2に示すように、第1旋回アーム11を備えており、この先端部11aには、円形のカップ状の第1レンズ搬送容器21が上向き状態で搭載されている。第1旋回アーム11の後端部11bは第1旋回機構31に連結されており、後端部11bを中心として垂直軸線11c回りに旋回可能である。第1旋回機構31は減速機31aおよびサーボモータ31bを備えており、図1に示すように、減速機31aのケースが装置筐体2の前板部分2aに固定され、前板部分2aに形成した横長の開口部2bから第1旋回アーム11が前方に水平に突出している。
第2〜第4旋回アーム12〜14を備えた第2〜第4旋回アーム機構も同様に構成されており、第2〜第4旋回アーム12〜14の先端部にはそれぞれ第2〜第4レンズ搬送容器22〜24が上向きに搭載されている。また、それらの後端部は第2〜第4旋回機構32〜34に連結されており、垂直軸線12c〜14cを中心として旋回可能である。
次に、装置筐体2には第1レンズ研磨機構41(第1ワーク加工機構)および第2レンズ研磨機構42(第2ワーク加工機構)が搭載されている。第1レンズ研磨機構41は、レンズ搬送テーブル3を挟み、上方位置に垂直に配置された第1研磨ホルダ41aと、下方位置に配置された第1研磨槽41bとを備えている。第1研磨槽41bの内部には第1研磨ホルダ41aに対峙する位置において、上向き状態でレンズ研磨用の研削工具(図示せず)が配置されている。この研削工具による研磨位置が第1加工位置である。上側の第1研磨ホルダ41aは、サーボモータ41cを備えた昇降機構によってレンズ搬送テーブル3の上方の待機位置から、レンズ搬送テーブル3に形成した円形開口3aを通って下側の研削工具にレンズWaを押し当てた加工位置まで昇降可能である。本例では、第1旋回アーム11および第2旋回アーム12の間に第1加工位置が位置している。
第2レンズ研磨機構42も同様な構成であり、上側の第2研磨ホルダ42aと、下側の第2研磨槽42bと、第2研磨ホルダ42aを昇降させるためのサーボモータ42cを備えた昇降機構とを備えている。第2研磨槽42bの内部にはレンズ研磨用の研削工具が配置されており、この研削工具による研磨位置が第2加工位置である。この第2加工位置は、第3旋回アーム13および第4旋回アーム14の間に位置している。
次に、第2旋回アーム12および第3旋回アーム13の間には、ワーク受け渡し機構51が配置されている。ワーク受け渡し機構51は、下向きのレンズ吸着面51aを備えた昇降部材51bが垂直に配置されており、このレンズ吸着面51aはレンズ搬送テーブル3に形成した円形開口3bを介して降下して、下側に配置されているレンズ反転機構52との間でレンズWbを受け渡し可能である。レンズ反転機構52は、例えば、左右の開閉爪を備え、これらの開閉爪を反転させることが可能となっている。ワーク受け渡し機構51は、第2旋回アーム12から片面に研磨加工が施された後のレンズWbを受け取り、これを反転機構によって反転させた後に、第3旋回アーム13の側に引き渡す。
一方、レンズ搬送テーブル3における第4旋回アーム14の左側の端には、レンズ前後移送機構53が配置されている。レンズ前後移送機構53は第4旋回アーム14から受け取った研磨済みのレンズWcをレンズ搬送テーブル3の前端に向けて前方に水平に送り出す。レンズ搬送テーブル3の前端縁に沿って、その左端から右端にレンズを水平に搬送するためのレンズ戻し機構54が配置されている。レンズ戻し機構54は、第1〜第4レンズ搬送容器21〜24と同一形状のレンズ搬送容器25がベルトコンベヤなどの往復直線移動機構によって左右に往復移動し、レンズ前後移送機構53から受け取ったレンズWcをレンズ供給・回収機構4まで搬送し、当該レンズ供給・回収機構4のレンズ回収機構に引き渡す。レンズ回収機構に引き渡されたレンズWcはレンズ回収部に回収される。このように、本例では、研磨加工後のレンズWbの取り出し機構として、レンズ前後移送機構53およびレンズ戻し機構54が備わっている。
(搬送動作の説明)
図3−1〜図3−5は、第1および第2旋回アーム11、12によるレンズ搬送動作を中心に示す動作説明図である。まず、第1旋回アーム11に搭載されている第1レンズ搬送容器21は前方に水平に突出している第1待機位置P12を中心として左右に同一角度旋回可能であり、右側の旋回位置がレンズWaを受け取るための第1位置P1であり、左側の旋回位置が第1加工位置にレンズWaを供給するための第2位置P2である。同様に、第2旋回アーム12に搭載されている第2レンズ搬送容器22も前方に水平に突出している第2待機位置P23を中心として左右に同一角度旋回可能であり、右側の旋回位置は上記の第2位置P2と同一位置であり、ここにおいて、加工済みのレンズWbを受け取る。左側の旋回位置は加工済みのレンズWbをレンズ受け渡し機構51に引き渡すための第3位置P3である。
図3−1に示す状態は、第1、2旋回アーム11、12によって第1レンズ搬送容器21、22がそれぞれ第1、第2待機位置P12、P23に位置しており、第1レンズ搬送容器21には加工前のレンズWaが入っており、第2レンズ搬送容器22には第1レンズ研磨機構41によって片面に研磨加工が施された後のレンズWbが入っている状態である。
この状態において、図3−2に示すように、第1、第2旋回アーム11、12を旋回して、第1、第2レンズ搬送容器21、22をそれぞれ第2位置P2および第3位置P3に旋回させる。この結果、第1旋回アーム11の第1レンズ搬送容器21は第1レンズ研磨機構41の第1研磨ホルダ41aの真下に位置決めされ、第2旋回アーム12の第2レンズ搬送容器22はレンズ受け渡し機構51のレンズ吸着面51aの真下に位置決めされる。この後は、第1研磨ホルダ41aに、第1レンズ搬送容器21に入っているレンズWaが吸着保持され、レンズ受け渡し機構51のレンズ吸着面51aに、第2レンズ搬送容器22に入っているレンズWbが吸着保持される。
次に、図3−3に示すように、第1旋回アーム11および第2旋回アーム12が旋回して第1、第2レンズ搬送容器21、22は各待機位置P12、P23に戻る。この後は、第1レンズ研磨機構41において、第1研磨ホルダ41aが降下して第1研磨槽41b内の研削工具にレンズWaを押し当て、この状態でレンズWaの片方のレンズ面に研磨加工が施される。これと並行して、レンズ受け渡し機構51においては、レンズ吸着面51aに吸着保持したレンズWbが下側のレンズ反転機構52に引き渡されて反転され、しかる後に再びレンズ吸着面51aに吸着して上昇させる反転動作が行われる。
反転動作後には、図3−3に示すように、待機位置P34に待機していた第3旋回アーム13が旋回して第3レンズ搬送容器23が第3位置P3に旋回して、その第3レンズ搬送容器23をレンズ吸着面51aの真下に位置決めする。この後は、レンズ吸着面51aからレンズWbを開放して第3レンズ搬送容器23に入れる。しかる後に、第3旋回アーム13が旋回して第3位置P3から待機位置P34を経由して反対側の位置P4(第2レンズ研磨機構42による加工位置の真上の位置)まで旋回する。この結果、第3レンズ搬送容器23が第2レンズ研磨機構42の第2研磨ホルダ42aの真下に位置決めされ、この第3レンズ搬送容器23に入っている片面が研磨加工済みのレンズWbが第2研磨ホルダ42aに吸着保持される。すなわち、レンズWbが第2レンズ研磨機構42に供給される。
一方、第1レンズ研磨機構41におけるレンズWaの研磨が終了した後は、第1レンズ研磨ホルダ41aが研磨済みのレンズWbと共に上昇して、第2位置P2の真上に至る。この後は、図3−4に示すように、第1、第2旋回アーム11、12が旋回して第1、第2レンズ搬送容器21、22を各待機位置P23、P12から右側の第1位置P1および第2位置P2に旋回し、第2レンズ搬送容器22を研磨済みのレンズWbの真下に位置決めし、第1レンズ搬送容器21をレンズ供給・回収機構4のレンズ供給位置の真下に位置決めする。
この後は、第2レンズ搬送容器22に研磨済みのレンズWbを入れ、第1レンズ搬送容器21に新たなレンズWaを入れる。しかる後に、第1、第2旋回アーム11、12を旋回して、図3−5に示すように、第1、第2レンズ搬送容器21、22を各待機位置P23、P12を経由して反対側の位置P3、P2に向けて旋回させ、第2レンズ搬送容器22をレンズ受け渡し機構51のレンズ吸着面51aの真下に位置決めし、第1レンズ搬送容器21を第1レンズ研磨機構41の研磨ホルダ41aの真下に位置決めする。
第2レンズ研磨機構42の側の第3および第4旋回アーム13、14の側も同様に旋回動作を行って、第1レンズ研磨機構41によって片面に研磨加工が施された後のレンズWbを受け取る動作、レンズWbを第2レンズ研磨機構42の第2研磨ホルダ42aに受け渡す動作、第2レンズ研磨機構42によって研磨加工が終了した後のレンズWcを第2研磨ホルダ42aから受け取り、レンズ前後移送機構53に引き渡す動作を行う。
両面に研磨加工が施された後のレンズWcは、第4旋回アーム14の第4レンズ搬送容器24が位置P5において、当該第4レンズ搬送容器24からレンズ前後移送機構53に引き渡される。さらに、レンズ前後移送機構53からレンズ戻し機構54に引き渡され、レンズ戻し機構54によってレンズ供給・回収機構4のレンズ回収部による回収位置に戻され、レンズ回収部に回収される。
なお、レンズの搬送・加工装置1には手動パルサ設定器5が配置されており、各旋回アーム11〜14を手動操作によって旋回させることが可能となっており、各位置P1〜P5を設定入力可能となっている。また、レンズ搬送テーブル3の上方は一般には透明なテーブルカバー板によって覆われ、操作者が誤ってアームなどに接触することの無いように保護される。
また、上記のレンズの搬送・加工装置1は第1および第2レンズ研磨機構41、42を備えた構成であるが、単一のレンズ研磨機構などのレンズ加工機構を備えている場合には、第1、第2旋回アーム11、12のみを配置すればよい。また、3台以上のレンズ研磨機構などのレンズ加工機構を備えている場合には、各レンズ加工機構に2本ずつ旋回アームを配置すればよい。
さらに、上記の例はレンズ加工装置の例であるが、本発明はレンズ以外のワークの搬送・加工装置として用いることも可能である。
本発明を適用したレンズの搬送・加工装置を示す斜視図である。 図1の旋回アーム機構を取り出して示す斜視図である。 旋回アームによるレンズ搬送動作を示す説明図であり、第1、第2旋回アームが待機位置にある状態を示す。 旋回アームによるレンズ搬送動作を示す説明図であり、第1、第2旋回アームが第2位置、第3位置まで旋回した状態を示す。 旋回アームによるレンズ搬送動作を示す説明図であり、第1、第2旋回アームが第2位置、第3位置から待機位置まで戻った状態を示す。 旋回アームによるレンズ搬送動作を示す説明図であり、第1、第2旋回アームが待機位置から第1位置、第2位置に旋回した状態を示す。 旋回アームによるレンズ搬送動作を示す説明図であり、第1、第2旋回アームが第1位置、第2位置から待機位置を経由して第2位置、第3位置に旋回する途中の状態を示す。 従来のベルトコンベヤ式のレンズ搬送機構を示す説明図である。
符号の説明
1 レンズの搬送・加工装置
2 装置筐体
3 レンズ搬送テーブル
3a、3b 円形開口
4 レンズ供給・回収機構
10 第1旋回アーム機構
11 第1旋回アーム
11a 先端部
11b 後端部
11c〜14c 垂直軸線
12 第2旋回アーム
13 第3旋回アーム
14 第4旋回アーム
21 第1レンズ搬送容器
22 第2レンズ搬送容器
23 第3レンズ搬送容器
24 第4レンズ搬送容器
25 レンズ搬送容器
31 第1旋回機構
31a 減速機
31b サーボモータ
32 第2旋回機構
33 第3旋回機構
34 第4旋回機構
41 第1レンズ研磨機構
41a 第1研磨ホルダ
41b 第1研磨槽
41c サーボモータ
42 第2レンズ研磨機構
42a 第2研磨ホルダ
42b 第2研磨槽
42c サーボモータ
51 レンズ受け渡し機構
51a レンズ吸着面
51b 昇降部材
52 レンズ反転機構
53 レンズ前後移送機構
54 レンズ戻し機構
P1 第1位置
P12 第1待機位置
P2 第2位置
P23 第2待機位置
P3 第3位置
P4 第4位置

Claims (7)

  1. 上方に開口したカップ状の第1ワーク搬送容器(21)と、
    上方に開口したカップ状の第2ワーク搬送容器(22)と、
    前記第1ワーク搬送容器が先端に搭載されている第1旋回アーム(11)と、
    前記第2ワーク搬送容器が先端に搭載されている第2旋回アーム(12)と、
    前記第1旋回アーム(11)を水平方向に旋回させて前記第1ワーク搬送容器(21)を第1位置(P1)および第2位置(P2)に移動させる第1旋回機構(31)と、
    前記第2旋回アーム(12)を水平方向に旋回させて前記第2ワーク搬送容器(22)を前記第2位置(P2)および第3位置(P3)に移動させる第2旋回機構(32)と、
    前記第1位置(P1)にある前記第1ワーク搬送容器(21)に上方からワーク(Wa)を供給するワーク供給機構(4)と、
    前記第2位置(P2)にある前記第1ワーク搬送容器(21)から上方にワーク(Wa)を取り出し、当該ワーク(Wa)に加工を施し、加工済みのワーク(Wb)を前記第2位置(P2)にある前記第2ワーク搬送容器(22)に上方から引き渡す第1ワーク加工機構(41)と、
    前記第3位置(P3)にある前記第2ワーク搬送容器(22)から上方に前記の加工済みのワーク(Wb)を取り出す第1ワーク取り出し機構(51)とを有していることを特徴とするワークの搬送・加工装置(1)。
  2. 請求項1に記載のワークの搬送・加工装置(1)において、
    前記第1旋回機構(31)は、前記第1旋回アーム(11)を旋回させて前記第1ワーク搬送容器(21)を前記第1位置(P1)および前記第2位置(P2)の間の第1待機位置(P12)に位置決め可能であり、
    前記第2旋回機構(32)は、前記第2旋回アーム(12)を旋回させて前記第2ワーク搬送容器(22)を前記第2位置(P2)および前記第3位置(P3)の間の第2待機位置(P23)に位置決め可能であることを特徴とするワークの搬送・加工装置(1)。
  3. 請求項2に記載のワークの搬送・加工装置(1)において、
    前記第1ワーク加工機構(41)による第1ワーク加工位置は、前記第2位置(P2)の真下の位置であることを特徴とするワークの搬送・加工装置(1)。
  4. 請求項3に記載のワークの搬送・加工装置(1)において、
    上方に開口したカップ状の第3ワーク搬送容器(23)と、
    上方に開口したカップ状の第4ワーク搬送容器(24)と、
    前記第3ワーク搬送容器(23)が先端に搭載されている第3旋回アーム(13)と、
    前記第4ワーク搬送容器(24)が先端に搭載されている第4旋回アーム(14)と、
    前記第3旋回アーム(13)を水平方向に旋回させて前記第3ワーク搬送容器(23)を前記第3位置(P3)および第4位置(P4)に移動させる第3旋回機構(33)と、
    前記第4旋回アーム(14)を水平方向に旋回させて前記第4ワーク搬送容器(24)を前記第4位置(P4)および第5位置(P5)に移動させる第4旋回機構(34)と、
    前記第4位置(P4)にある前記第3ワーク搬送容器(23)からワーク(Wb)を上方に取り出し、当該ワーク(Wb)に加工を施し、加工済みのワーク(Wc)を前記第4位置(P4)にある前記第4ワーク搬送容器(24)に上方から引き渡す第2ワーク加工機構(42)と、
    前記第5位置(P5)にある前記第4ワーク搬送容器(24)から前記ワーク(Wc)を上方に取り出す第2ワーク取り出し機構(53、54)とを有しており、
    前記第1ワーク取り出し機構(51)は、前記第3位置(P3)にある前記第2ワーク搬送容器(22)から前記ワーク(Wb)を上方に取り出し、当該ワーク(Wb)を前記第3位置(P3)にある前記第3ワーク搬送容器(23)に上方から引き渡すワーク受け渡し機構であることを特徴とするワークの搬送・加工装置(1)。
  5. 請求項4に記載のワークの搬送・加工装置(1)において、
    前記ワーク取り出し機構(51)は、前記第3位置(P3)の真下に配置されたワーク反転機構(52)を備えており、前記ワーク反転機構(52)によって反転した後のワーク(Wb)を前記第3位置(P3)にある前記第3ワーク搬送容器(23)に引き渡すことを特徴とするワークの搬送・加工装置(1)。
  6. 請求項4または5に記載のワークの搬送・加工装置(1)において、
    前記第3旋回機構(33)は、前記第3旋回アーム(13)を旋回させて前記第3ワーク搬送容器(23)を前記第3位置(P3)および前記第4位置(P4)の間の第3待機位置に位置決め可能であることを特徴とするワークの搬送・加工装置(1)。
  7. 請求項4ないし6のうちのいずれかの項に記載のワークの搬送・加工装置(1)において、
    前記第2ワーク加工機構(42)による第2ワーク加工位置は、前記第4位置(P4)の真下の位置であることを特徴とするワークの搬送・加工装置(1)。
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