JP2000141189A - 板状体の端面研磨装置 - Google Patents

板状体の端面研磨装置

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JP2000141189A
JP2000141189A JP32013698A JP32013698A JP2000141189A JP 2000141189 A JP2000141189 A JP 2000141189A JP 32013698 A JP32013698 A JP 32013698A JP 32013698 A JP32013698 A JP 32013698A JP 2000141189 A JP2000141189 A JP 2000141189A
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄厚で小物のガラスなどの板状体wであって
も、これの端面研磨や面取り加工を機械により、均一性
を保持して確実且つ効率的に行えるようになす。また作
業者の安全性を向上させる。 【解決手段】 前後向きのガイドレール4に案内されて
一定距離を摺動作動するものとしたスライドユニット6
を形成し、このスライドユニット6は前後個所に板状体
を把持するものとしたチャッキング具10、11を装着
されており、各チャッキング具10、11の前後向き移
動軌跡の左右両側或いは何れかの側には研削ユニット1
2を配設し、また前記スライドユニット6の摺動範囲の
前部には前側のチャッキング具10に対応した板状体の
搬入搬出を行うものとした前側搬入搬出手段19を、そ
して後部には後側のチャッキング具11に対応した板状
体の搬入搬出を行うものとした後側搬入搬出手段20を
形成した構成となす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラスや合成樹脂
などからなる板状体の端面研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は比較的薄厚(0.3mm〜5m
m)で小物(50mm〜250mm)のガラス板などの
板状体を示すが、この板状体wの端面aの研磨やエッジ
bの面取り加工やコーナcの研磨は、殆どの場合、熟練
者の手作業により行われているのが実情である。しか
し、手作業では仕上がりの均一性を確保し難く、加工に
時間がかかり、また安全確保に細心の注意が必要となる
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は比較的薄厚で
小物であるガラス板などの板状体であっても、これの端
面研磨や面取り加工などの処理を機械的にしかも確実且
つ効率的に行えるものとした端面研磨装置を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、前後向きのガイドレールに案内されて
一定距離を摺動作動するものとしたスライドユニットを
形成し、このスライドユニットは前後二個所に板状体を
把持するものとしたチャッキング具を装着されており、
各チャッキング具の前後向き移動軌跡の左右両側或いは
何れかの側に研削ユニットを配設し、また前記スライド
ユニットの摺動変位範囲の前部には前側のチャッキング
具に対応した板状体の搬入搬出を行うものとした前側搬
入搬出手段を、そして後部には後側のチャッキング具に
対応した板状体の搬入搬出を行うものとした後側搬入搬
出手段を形成した構成となす。
【0005】研削ユニットはスライドユニットの摺動変
位中や一時停止中にチャッキング具の把持した板状体の
端面を研磨し或いは端面のエッジを面取りする。このさ
い、チャッキング具に把持された板状体は単一のスライ
ドユニットの往復摺動動作の往行過程と複行過程の双方
でその端面を加工されるものとなる。
【0006】そして、スライドユニットがこれの摺動範
囲の前端に達して一時停止した状態の下で、前側搬入搬
出手段が前側のチャッキング具から受け取った加工済み
の板状体を搬出する一方で、未加工の板状体をそのチャ
ッキング具による板状体把持場所へ向け搬入する。逆
に、スライドユニットがこれの摺動範囲の後端に達して
一時停止した状態の下で、後側搬入搬出手段が後側のチ
ャッキング具から受け取った加工済みの板状体を搬出す
る一方で、未加工の板状体をそのチャッキング具による
把持場所へ向け搬入する。このようなスライドユニット
の一時停止中で板状体の搬入搬出中に於いても、板状体
の搬入搬出が行われない側のチャッキング具の把持した
板状体は必要に応じ研削ユニットにより所要の加工を施
されるものとなる。
【0007】上記発明は、次のように具体化する。即
ち、前側搬入搬出手段及び後側搬入搬出手段のそれぞれ
をターンテーブルとなし、これらターンテーブルの左右
外方の何れか一方の側に供給用ベルトコンベアを、そし
て他方の側に受出し用ベルトコンベアをこれらの搬送方
向が互いに逆の関係となるように配設すると共に、供給
用ベルトコンベアと各ターンテーブルとの間に供給用ベ
ルトコンベアから各ターンテーブルへ板状体を搬送する
ものとした供給用移載装置を設け、また受出し用ベルト
コンベアと各ターンテーブルとの間に各ターンテーブル
から受出し用ベルトコンベアへ板状体を搬送するものと
した受出し用移載装置を設ける。このようにすると、各
チャッキング具の板状体が確実且つ効率的に搬入搬出さ
れるようになる。
【0008】そして、スライドユニットはこれの下面か
ら各チャッキング具を下向きへ突出させると共にこれの
下端に板状体把持部を形成したものとなし、また研削ユ
ニットはこれの本体部から回転出力軸を下向きに突出さ
せると共にこの出力軸下端に研削ホイールを固定したも
のとなし、また供給用移載装置及び受出し用移載装置は
これらの各移載動作部からチャッキング具を下向きに突
出させると共にこれの下端に板状体把持部を形成したも
のとなす。このようにすると、板状体の研磨個所へ研磨
中に供給される研削液や、板状体の研磨により生じる研
削粉などがスライドユニット、研削ユニット及び移載装
置の作動部に侵入しないものとなる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明装置に係る端面研磨
装置の一実施例を示す平面図、図2は前記研磨装置の側
面図、図3は前記研磨装置の正面図、図4は前記研磨装
置の研削ホイールの一部と板状体の端面を示す断面図で
ある。図1に於いて、1は箱形の基台であり、これの内
方には図2及び図3に示すように研削液タンク2と、こ
のタンク2内の研削液を必要個所へ向けて送り出すため
の研削液送出ポンプ3とが設けてある。
【0010】基台1の左右方向中央の上方には断面が方
形で前後向きとなされたガイドレール4が水平状に配置
してあり、このガイドレール4の前後端は基台1上面に
起立させた縦支持板5、5などを介して一定高さに支持
されている。
【0011】6はガイドレール4に案内されて図示しな
い駆動装置により前後向きへ摺動変位されるスライドユ
ニットであって、ガイドレール4を挟むように配置され
た左右の側面部7、7とこれら側面部7、7を結合した
図2に示す下面部8とからなる本体フレーム9を備え、
このフレーム9の下面の前後二個所から図2に示すよう
に下向きにチャッキング具10、11を突出させたもの
となしてある。
【0012】このさい、各側面部7は図3に示すように
上端に鈎状部dを形成され、この鈎状部dでガイドレー
ル4の上面を抱くものとなす。また各チャッキング具1
0、11は伸縮作動部eと回転作動部fを具備し、下端
に板状体把持部としての真空吸着部gを形成したものと
なす。
【0013】各チャッキング具10、11の前後向き移
動軌跡の左右両側で基台1上には研削ユニット12、1
2が配設してある。各側の研削ユニット12、12は3
つの研削装置13、14、15を有し、前後端の研削装
置13、15は端面研磨及び面取り加工をするためのも
のであり、これら研削装置13、15の中間に設けられ
た研削装置14はコーナー研磨をするためのものであ
る。これら3つの研削装置13、14、15のうち、前
端の研削装置15と中間の研削装置14が前側のチャッ
キング具10の前後向き移動軌跡に対応させてあり、後
端の研削装置13と中間の研削装置14が後側のチャッ
キング具11の前後向き移動軌跡に対応させてある。
【0014】各研削装置13、14、15はガイドレー
ル4に固定された前後向き支持体16に装設された本体
部hとこの本体部hから下向きに突出された回転出力軸
iを備えると共に回転出力軸iの下端に研削ホイールj
を固定したものとなしてある。このさい、本体部hは縦
向き電動モータ17と回転出力軸iに動力を伝達するた
めのベルト伝動部18とからなり、また研削装置15、
14、13の研削ホイールjは図4a)〜c)に示すよ
うな断面の面取り用ホイールが使用される。
【0015】上記スライドユニット6の摺動範囲の前部
には前側のチャッキング具10に対応した板状体wの搬
入搬出を行うものとした前側搬入搬出手段19が形成し
てあり、またスライドユニット6の摺動範囲の後部には
後側のチャッキング具11に対応した板状体wの搬入搬
出を行うものとした後側搬入搬出手段20が形成してあ
る。
【0016】前側と後側の搬入搬出手段19、20は線
対称に形成してあり、その一方のものについて説明する
と、120度毎に間歇的に回転されるターンテーブルと
なされてあって、具体的には、スライドユニット6の摺
動変位に関連して間歇的に回転駆動される縦駆動軸21
をガイドレール4の中心線上に設けると共に、この駆動
軸21の上端に周方向の3個所を切除された略円形のテ
ーブル22が固定され、このテーブル22の上面に縦駆
動軸21回りの等角配置に板状体載置部22aを形成し
たものとなされている。
【0017】このさい、各板状体載置部22aは例えば
板状体wの周囲に合致した形状の凹みとなすか、板状体
wの周囲を取り囲むように接する複数の突起を設けるな
どするのであり、何れの場合も板状体wが上方から入り
込み易いように内側面が上方へ向かって漸次拡がった形
状となす。
【0018】前後のターンテーブル19、20の左右外
方の一方の側には供給用ベルトコンベア23が前後向き
且つ水平状に配設してあり、またその他方の側には受出
し用ベルトコンベア24が前後向き且つ水平状に設けて
ある。これら左右のベルトコンベア23、24の搬送面
kの移動方向は互いに逆の関係となるようになしてあ
り、また各ベルトコンベア23、24の搬送面k上には
一定間隔毎に板状体載置部23a、24aがターンテー
ブル19、20のそれと同様な態様となして形成してあ
る。
【0019】しかして、供給用ベルトコンベア23と各
ターンテーブル19、20との間には供給用ベルトコン
ベア23から各ターンテーブル19、20へ板状体wを
搬送するものとした供給用移載装置25が設けてあり、
また受出し用ベルトコンベア24と各ターンテーブル1
9、20との間には各ターンテーブル19、20から受
出し用ベルトコンベア24へ板状体wを搬送するものと
した受出し用移載装置26が先の供給用移載装置25に
対し線対称となるように設けてある。
【0020】各移載装置25、26は基台1から起立さ
せた縦支持部材27の上端に左右向きのガイドレール2
8を固着し、このガイドレール28に移載作動体29を
左右向きの摺動駆動可能に案内させ、図2に示すよう
に、この移載作動体29の下面から下向きに伸縮作動部
mを突出させると共にこれの下端に図示しない回転作動
部で縦軸回りへ回転される板状体把持部をなす真空吸着
部pを形成し、ターンテーブル19、20と関連して移
載作動体29が一定タイミングで左右移動されるものと
なしてある。
【0021】次に上記のように構成した本発明装置の使
用例及び作動について説明する。図示しない制御装置を
作動状態にすると、制御装置が各部を必要に応じて自動
的に作動させるのであって、これにより、各研削装置1
3、14、15の研削ホイールjが一定方向の回転を開
始されると共に供給用ベルトコンベア23の搬送面kが
矢印方向f1へ作動を開始される。
【0022】供給用ベルトコンベア23の搬送方向の上
手側では作業者或いはロボットが搬送面k上の各板状体
載置部23aに上方から薄厚で小物の研磨対象物である
正方形板状体wを供給する。このさい、板状体載置部2
3aはこれの内方に供給された板状体wの周囲を自身の
内側面部で案内し、許容誤差が例えば0.2mm以下程
度の正確さとなるようにその最下位置に導くものとな
る。
【0023】供給用ベルトコンベア23の搬送面kが前
方へ移動し、板状体載置部23a内の板状体wが矢印方
向f1上の特定位置p1に達すると、これを図示しない
センサが検出し、これに関連して供給用ベルトコンベア
23を一時停止させると共に、後側の供給用移載装置2
5の作動が開始される。
【0024】後側の供給用移載装置25では先ず移載作
動体29が板状体wの真上に位置し、次に伸縮作動部m
が下方へ一時的に伸張して、真空吸着部pが板状体wを
真空吸着し、その後、移載作動体29がその対応するタ
ーンテーブル20側へ向け移動され、この移動中に真空
吸着部を少し回転させて、これに吸着された板状体wを
一定角度だけ回転させる。この移載作動体29は停止状
態のターンテーブル20の特定位置p1の板状体載置部
22aの真上で停止され、ここで伸縮作動部mが下方へ
一時的に伸張し、真空吸着部pに吸着された板状体wを
特定位置p1の板状体載置部22a内に位置させ解放す
る。この板状体載置部22aも供給用ベルトコンベア2
3の板状体載置部23aと同様にこれの内方に供給され
た板状体wを正確にその最下位置に導くものとなる。
【0025】ターンテーブル20に板状体wが供給され
たことに関連して、ターンテーブル20は矢印方向f2
へ回転され、120度回転した位置で一時停止する。こ
の停止に関連して、図1に示す状態で待機しているスラ
イドユニット6の後側のチャッキング具11の伸縮作動
部eが一時的に伸張し、特定位置p2に達した板状体載
置部22a内の未加工の板状体wを真空吸着する。
【0026】この後、スライドユニット6は図示しない
駆動手段により前方へ摺動変位されるのであり、この変
位中に左右の研削装置13、13の研削ホイールjが板
状体wの左右一対の前後向き辺部の端面研磨と面取り加
工を行う。このスライドユニット6はその摺動範囲の前
端に達したとき、一時停止される。この停止中に、前側
のチャッキング具10の回転作動部fが縦軸回りへ回転
されるのであり、この回転により、チャッキング具10
に真空吸着された板状体wが回転され、左右の研削装置
14、14の研削ホイールjでその四隅のコーナー研磨
が行われる。この研磨に於いては板状体wは270度回
転される。
【0027】回転作動部fが270度回転した後、スラ
イドユニット6は後方へ摺動変位されるのであり、この
移動中に研削装置13、13の研削ホイールjは左右の
前後向きとなった未加工の一対の辺部の端面研磨と面取
り加工を行う。そしてスライドユニット6がその摺動範
囲の後端に達したとき一時停止され、この停止中に後側
のチャッキング具11は前とは逆に動作して、その吸着
している加工済み板状体wを停止状態のターンテーブル
20上の特定位置p2の板状体載置部22a内に解放す
る。
【0028】この後、供給側ベルトコンベア23及びタ
ーンテーブル20が作動を再び開始され、供給側ベルト
コンベア23の搬送面kが一定距離sだけ前方へ移動し
たとき、前述同様に図示しないセンサが特定位置p1に
達した次々位の板状体載置部23a内の板状体wを検出
し、これに関連して、このベルトコンベア23は停止さ
れるのであり、またこれと同時にターンテーブル20は
120度回転されて一時停止されるのであり、この停止
中に後側の供給用移載装置25が先と同様に作動して特
定位置p1に達した板状体載置部23a内の板状体wを
ターンテーブル20上の特定位置p1に達した板状体載
置部22a内に供給すると共に、後側のチャッキング1
1は次にターンテーブル20の特定位置p2に達した板
状体載置部22a内の未加工の板状体wを前述同様に吸
着する。
【0029】一方では供給側ベルトコンベア23と同時
に受出し側ベルトコンベア24が矢印方向f3の作動を
開始され、その板状体載置部24aが特定位置p3に達
したとき一時停止されるのであり、この停止中に後側の
受出し用移載装置26が供給用移載装置25の逆に作動
してターンテーブル20上の特定位置p3に達した板状
体載置部22a内の加工済み板状体wを受出し側ベルト
コンベア24の特定位置p3の板状体載置部24a内に
搬送し解放する。
【0030】後側のチャッキング具11が未加工の板状
体wを吸着した後、スライドユニット6が前述同様に作
動されると共に供給側ベルトコンベア23及びターンテ
ーブル20も前述同様に関連作動されるものとなり、ま
た受出し側ベルトコンベア24も供給側ベルトコンベア
23と同時に作動され、次々位の板状体載置部24aが
特定位置p3に達したとき一時停止される。
【0031】この後、供給側ベルトコンベア23の板状
体載置部23aのうち未だ後側の供給用移載装置25に
より板状体wが搬送されていないものである板状体載置
部23a、即ち前側のチャッキング具10に対応した板
状体載置部23aが前側の供給用移載装置25の移載作
動体29の真下となる特定位置p4に達するまでは、上
記した一連の作動が繰り返されて後側のチャッキング具
11及びその対応した研削装置13、14によって板状
体wの研磨が行われるのである。
【0032】そして、前側のチャッキング具10に対応
した板状体載置部23aが特定位置p4に達した後は、
前側の供給移載装置25、前側のターンテーブル19、
前側のチャッキング具10などが後側のこれらに対応す
る部位と同期して対称的に作動するものとなる。このさ
い、前端の左右の研削装置15、15が板状体wの各辺
部の端面研磨と面取り加工を行い、中間の研削装置1
4、14がコーナー研磨を行うものとなる。
【0033】こうして前側のチャッキング具10などに
より研磨された加工済みの板状体wは、前側の受出し用
移載装置26により、受出し側ベルトコンベア24の板
状体載置部24aのうち後側の受出し用移載装置26に
より加工済みの板状体wが移載されるものの間の板状体
載置部24a、即ち前側のチャッキング具10に対応し
た板状体載置部24aに移載される。前後の受出し用移
載装置26、26により加工済みの板状体wを移載され
た受出し側ベルトコンベア24の搬送面kは順次に後側
へ移動され、その搬送終端に達した加工済みの板状体w
は作業者又はロボットにより取り除かれる。
【0034】なお、研磨中には研削液送出ポンプ3から
送り出された研削液が研削ホイールj個所に供給される
が、この研削液は研削装置13、14、15の本体部
h、移載作動部29及びスライドユニット26の作動部
に侵入することなく基台1の上面に流下した後、研削液
タンク2に環流するものとなる。
【0035】上記の実施例では研削装置の研削ホイール
jが一定位置で回転されるものとなしたが、これをNC
制御などにより左右方向の任意位置に移動させるように
することも差し支えないのであり、このようにすると任
意な長方形の板状体の研磨が行えるようになる。
【0036】図5は本発明装置の他の実施例を示す平面
図である。この例では研削ユニット12として単一の研
削装置30が設けてあり、この研削装置30は先の例と
同様に支持体16に装設された本体部hとこの本体部h
から下向きに突出された回転出力軸iを備えると共に回
転出力軸iの下端に図4に示すと同様な総型となされた
研削ホイールjを固定したものとなしてある。
【0037】このさい、本体部hは縦向き電動モータ1
7と回転出力軸iに動力を伝達するためのベルト伝動部
18とからなり、またベルト伝動部18は電動モータ1
7の縦回転軸回りへ揺動される第一伝動部18aと、こ
の伝動部18aの先端に設けた縦軸の回りへ揺動され先
端に前記回転出力軸iが設けられてなる第二伝動部18
bからなるほか、回転出力軸iがスプリングなどの適宜
な変位力付与機構により付与された力により伝動モータ
17から離れる側へ一定力で移動されるものとなされて
いる。その他は先の例と変わりないものである。
【0038】この例の本発明装置の使用に於いては、例
えば楕円形の板状体wを供給用ベルトコンベア23に先
の例と同様に供給するのであり、これにより各板状体w
は前後の移載装置25、26、前後のターンテーブル1
9、20、スライドユニット6、前後の供給用及び受出
し用ベルトコンベア23、24により先と同様に処理さ
れる。
【0039】研削装置30による板状体wの研磨に於い
ては、各チャッキング具がこれに吸着された板状体wを
その回転作動部により360度或いはそれ以上に回転さ
せるものとなり、この回転中に研削装置30の研削ホイ
ールjが一定圧で板状体wの外周に当接されるものとな
り、その端面研磨と面取り加工が行われるのである。
【0040】
【発明の効果】上記した本発明によれば、ガラス、ミラ
ー及び各種パネルなどの薄厚で小物の板状体であって
も、これの端面研磨や面取り加工のほかコーナ研磨など
も、機械により、均一性を保持して確実且つ効率的に行
うことを可能となすものであり、また手作業に較べて安
全性が向上するものとなる。
【0041】請求項2によれば、供給用ベルトコンベア
で未加工の板状体を供給し、受出し用ベルトコンベアで
加工済みの板状体を受出して供給用ベルトコンベアの供
給場所へ帰還させるようになしたため、作業性が向上す
るものとなる。
【0042】請求項3によれば、板状体の研磨個所に供
給された研削液や、研磨により生じた研削粉が研削ホイ
ールや板状体把持部の作動個所に侵入し難くなり、機械
寿命の向上が図れるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る端面研磨装置を示す平
面図である。
【図2】前記研磨装置の側面図である。
【図3】前記研磨装置の正面図である。
【図4】前記研磨装置の研削ホイールの一部と板状体の
端面を示す断面図である。
【図5】本発明装置の他の実施例を示す平面図である。
【図6】板状体の研磨状態を示す図である。
【符号の説明】
4 ガイドレール 6 スライドユニット 10、11 チャッキング具 12 研削ユニット 19 前側搬入搬出手段(ターンテーブル) 20 後側搬入搬出手段(ターンテーブル) 23 供給用ベルトコンベア 24 受出し用ベルトコンベア 25 供給用移載装置 26 受出し用ベルトコンベア 29 移載作動部 g、p 板状体把持部(真空吸着部) h 本体部 i 回転出力軸 j 研削ホイール w 板状体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月25日(1999.10.
25)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】このさい、供給用ベルトコンベアで未加工
の板状体を供給し、受出し用ベルトコンベアで加工済み
の板状体を受出して供給用ベルトコンベアの供給場所へ
帰還させるようになしたため、作業性が向上するものと
なる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】請求項2によれば、板状体の研磨個所に供
給された研削液や、研磨により生じた研削粉が研削ホイ
ールや板状体把持部の作動個所に侵入し難くなり、機械
寿命の向上が図れるものとなる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る端面研磨装置を示す平
面図である。
【図2】前記研磨装置の側面図である。
【図3】前記研磨装置の正面図である。
【図4】前記研磨装置の研削ホイールの一部と板状体の
端面を示す断面図である。
【図5】本発明装置の他の実施例を示す平面図である。
【図6】板状体の研磨状態を示す図である。
【符号の説明】 4 ガイドレール 6 スライドユニット 10、11 チャッキング具 12 研削ユニット 19 前側搬入搬出手段(ターンテーブル) 20 後側搬入搬出手段(ターンテーブル) 23 供給用ベルトコンベア 24 受出し用ベルトコンベア 25 供給用移載装置 26 受出し用移載装置 29 移載作動部 g、p 板状体把持部(真空吸着部) h 本体部 i 回転出力軸 j 研削ホイール w 板状体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後向きのガイドレールに案内されて一
    定距離を摺動作動するものとしたスライドユニットを形
    成し、このスライドユニットは前後二個所に板状体を把
    持するものとしたチャッキング具を装着されており、各
    チャッキング具の前後向き移動軌跡の左右両側或いは何
    れかの側に研削ユニットを配設し、また前記スライドユ
    ニットの摺動変位範囲の前部には前側のチャッキング具
    に対応した板状体の搬入搬出を行うものとした前側搬入
    搬出手段を、そして後部には後側のチャッキング具に対
    応した板状体の搬入搬出を行うものとした後側搬入搬出
    手段を形成した構成を特徴とする板状体の端面研磨装
    置。
  2. 【請求項2】 前側搬入搬出手段及び後側搬入搬出手段
    のそれぞれをターンテーブルとなし、これらターンテー
    ブルの左右外方の何れか一方の側に供給用ベルトコンベ
    アを、そして他方の側に受出し用ベルトコンベアをこれ
    らの搬送方向が互いに逆の関係となるように配設すると
    共に、供給用ベルトコンベアと各ターンテーブルとの間
    に供給用ベルトコンベアから各ターンテーブルへ板状体
    を搬送するものとした供給用移載装置を設け、また受出
    し用ベルトコンベアと各ターンテーブルとの間に各ター
    ンテーブルから受出し用ベルトコンベアへ板状体を搬送
    するものとした受出し用移載装置を設けたことを特徴と
    する請求項1記載の板状体の端面研磨装置。
  3. 【請求項3】 スライドユニットがこれの下面から各チ
    ャッキング具を下向きへ突出させると共にこれの下端に
    板状体把持部を形成したものとなされ、また研削ユニッ
    トがこれの本体部から回転出力軸を下向きに突出させる
    と共にこれの下端に研削ホイールを固定したものとなさ
    れ、また供給用移載装置及び受出し用移載装置がこれら
    の各移載作動部からチャッキング具を下向きに突出させ
    ると共にこれの下端に板状体把持部を形成したものとな
    されていることを特徴とする請求項1又は2記載の板状
    体の端面研磨装置。
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