JP2009219767A - 引出しのラッチ操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作レバー、支持軸及びレバー支持部材を別体として、それらの組立・分解及び引出し前面板への取付けを容易に行いうるようにしたラッチ操作装置を提供する。
【解決手段】ラッチ操作装置3の操作レバー4が、左右方向を向く筒状部8と、この下方に延出し、下端部が前面板の開口内に位置する引手部9とを備え、筒状部8に貫設された左右方向を向く軸孔に、右方の端部にラッチ駆動アーム26を取付けた支持軸5を、相対回転不能に嵌合するとともに、筒状部8の両側端部に、レバー支持部材6、7を、外側方より相対回転可能に嵌合し、かつ両レバー支持部材を6、7を、係合手段をもって前面板2の裏板2bの前面に取付ける。
【選択図】 図2

Description

本発明は、キャビネット等の引出しに設けられたラッチ操作装置に関する。
キャビネット等の引出しには、引出しをキャビネット本体に係留するラッチと、引出しの前面板に設けた操作レバーと、これらラッチと操作レバーとを連係する連動機構とを備え、操作レバーを前方に操作することにより、引出しを引き出し可能とするラッチ操作装置が設けられているのが一般的である(例えば特許文献1〜5参照)。
特開平9−256712号公報 特開平10−14686号公報 特開2007−120148号公報 特開2004ー270312号公報
上記特許文献1〜3に記載されているラッチ操作装置においては、いずれも、操作レバーとその支持軸、及び連動機構の一部であるラッチ駆動アームが、合成樹脂により一体成形されているため、金型が大型で複雑化し、製造コストが増大する。
特に、特許文献1に記載のもののように、操作レバー等を取付ける引出しの前面板(鏡板)を、合成樹脂により成形し、この前面板に、操作レバーの支持軸等を支持する支持部材などを一体的に形成すると、前面板の製造コストも嵩む。
また、特許文献3に記載のものでは、操作レバー(引手片)及び支持軸を支持する合成樹脂製のレバー支持部材(ホルダ)の左右寸法が長く、かつ形状も複雑であるので、その製造コストが大となる。
一方、特許文献4に記載のラッチ操作装置は、合成樹脂製の操作レバー(引手部)に、それとは別体の金属製の支持軸(回動軸)を嵌合しているので、操作レバー成形用の金型も小さくて済み、製造コストが低減される。
しかし、支持軸の側端部に、連動機構のアーム部が一体的に折曲して形成され、しかも、支持軸を、引出しの前面板に嵌着した引手枠に挿通するとともに、操作レバーも引手枠内に収容しているので、ラッチ操作装置の組立・分解が面倒である。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、操作レバー、支持軸及びレバー支持部材を別体として、それらの組立・分解及び引出し前面板への取付けを容易に行いうるようにし、かつ各部材を小型化して製造コストを低減しうるようにした引出しのラッチ操作装置を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)引出しの前面板の内部に設けられ、前面板の前面に設けた開口を通して下端部を前方に回動操作することにより、連動機構を介してラッチを回動させる操作レバーを備える引出しのラッチ操作装置において、
前記操作レバーが、左右方向を向く筒状部と、この筒状部より下向きに延出し、下端部が前記前面板の開口内に位置する引手部とを備え、前記筒状部に貫設された左右方向を向く軸孔に、少なくとも左右いずれか一方の端部に前記連動機構の一部を取付けた支持軸を、相対回転不能に嵌合するとともに、前記支持軸における前記筒状部の両側端より突出する両端部または筒状部の両側端部に、レバー支持部材を、外側方より相対回転可能に嵌合し、かつ両レバー支持部材を、係合手段をもって前記前面板の後面側に取付ける。
このような構成とすると、操作レバー、支持軸及びレバー支持部材を別体とし、それらを組立てることにより、容易にラッチ操作装置を形成することができるので、各部材を小型化することが可能となり、製造コストの低減がはかれる。
また、ラッチ操作装置を予め組み立ててユニット化し、左右のレバー支持部材を係合手段により前面板に取付けるだけで、ラッチ操作装置を引出しの前面板に容易に取付けることができる。
(2)上記(1)項において、筒状部の両端部を、レバー支持部材が外側方より嵌合可能な小径筒部とし、この小径筒部の外周部の一部に、径方向に弾性変形しうるとともに、外側縁に軸心と反対方向を向き、かつレバー支持部材の外側縁に係合する係止突部を有する弾性片を設け、前記筒状部の軸孔に支持軸を嵌合することにより、前記弾性片が軸心方向へ撓むのを防止しうるようにする。
このような構成とすると、左右のレバー支持部材を、筒状部の左右の小径筒部に嵌合したのち、その軸孔に支持軸を嵌合するだけで、レバー支持部材が小径筒部から抜け外れるのが防止される。従って、ユニット化したラッチ操作装置の引出し前面板への取付作業を、より容易に行いうる。
(3)上記(1)または(2)項において、前面板が、互いに前後に離間させて結合された表板と裏板とからなり、これらの間に、互いに組み付けた操作レバーと支持軸と左右のレバー支持部材を収容し、両レバー支持部材の前後いずれか一方の端部に設けた係合手段としての係合部を、前記表板の後面または裏板の前面に設けた係合手段としての被係合部に係合させることにより、レバー支持部材を表板の後面または裏板の前面に取付ける。
このような構成とすると、引出しの前面板への加工を最小限として、その表板の後面または裏板の前面に、左右のレバー支持部材を、係合部と被係合部により容易に取付けることができる。
(4)上記(3)項において、係合部が、上下方向を向き、かつ上方と左右両側方に開口する左右1対の係合溝と、この係合溝の下方に設けた、下端部がレバー支持部材の前後いずれか一方の端面より突出する弾性係合片とからなり、被係合部が、前記両係合溝が下方より嵌合される左右1対の係合片と、この係合片に沿ってレバー支持部材を上方にスライドさせたとき、前記弾性係合片の下端が弾性係合する係合段部とからなるものとする。
このような構成とすると、ねじ等の固定手段を使用することなく、単に、左右のレバー支持部材を上方にスライドさせるだけで、それらを、表板の後面または裏板の前面に、簡単に取付けることができる。
(5)上記(4)項において、表板と裏板間の上面を閉塞する上片の下面に下向きの係止片を設け、この係止片に、レバー支持部材の上面に設けた下向きに凹入する係合部を係合させる。
このような構成とすると、左右のレバー支持部材の上端部が、表板の後方または裏板の前方に動くのが防止されるので、ラッチ操作装置が安定よく取付けられる。
(6)上記(1)〜(5)項のいずれかにおいて、レバー支持部材と筒状部とに、非操作時の操作レバーが後向きに回動するのを規制することにより、その引手部を前面板の開口内の定位置に保持するストッパ手段を設ける。
このような構成とすると、引手部を後方に押動しても、操作レバーが後向きに回動することがなく、引手部は、常に前面板の開口内の定位置に保持されているので、操作性がよい。
(7)上記(1)〜(6)項のいずれかにおいて、筒状部の軸孔と支持軸との断面形状を、互いに補形をなす非円形をなすものとする。
このような構成とすると、支持軸を、筒状部に軸孔に、がたなく安定よく嵌合しうるとともに、互いに相対回転するのが確実に防止される。
本発明によれば、操作レバー、支持軸及びレバー支持部材を別体としているので、ラッチ操作装置の組立・分解が容易であり、かつレバー支持部材のみを引出しの前面板に取付けるだけでよいので、ラッチ操作装置の前面板への取付けを容易に行うことができる。
また、各部材を小型化して製造コストを低減することができる。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態を備えるキャビネットの正面図、図2は、キャビネットにおける引出し1の上端部の、表板を一部切り欠いた拡大正面図である。各段の引出し1の前面板2は、互いの対向面間に所要の空間が形成されるようにして、外周部同士が結合されたスチール製の表板2aと裏板2bとからなっている。
裏板2bの前面には、本発明のラッチ操作装置3が取付けられている。
図4の拡大正面図及び図5の拡大平面図にも示すように、ラッチ操作装置3は、左右方向を向く合成樹脂製の操作レバー4と、この操作レバー4に挿通された左右方向を向く金属製の支持軸5と、支持軸5の左右の突出端部を支持する合成樹脂製のレバー支持部材6、7とを備えている。
操作レバー4は、図6〜図8の断面図にも示すように、左右両端部に小径筒部8a、8aを有する左右方向を向く筒状部8と、その両側端部を除く下端に連設された斜め前下方を向く板状の引手部9とからなり、筒状部8と引手部9との連設隅部は、上下方向を向く左右複数の補強リブ10により連結されている。
引手部9の下端部は、図1に示すように、表板2aの上端部に嵌め込まれた左右方向を向く把手枠11の開口部12内に位置し、引手部9を引出し1の前方から手前に操作しうるようになっている。
上述した支持軸5は、正六角形断面をなし、筒状部8に形成された、支持軸5と補形をなす側面視正六角形の軸孔13に、挿脱自在、かつ相対回転不能に嵌合されている。なお、左右の小径筒部8aを除く筒状部8の軸孔13は、次のようにして形成されている。
すなわち、図6〜図8に示すように、筒状部8の前後両面に、前方及び後方に開口するとともに、奥面が逆く字状及びく字状をなす所定長さの凹入部14を交互に、かつ前後に隣接する凹入部14の開口端同士が互いに連通するようにして形成することにより、筒状部8には、側面視六角形の軸孔13が形成される。
上記凹入部14は、例えば操作レバー4を成形する際において、筒状部8成形用の型孔内に、先端がく字状をなす櫛形の金型を、前後両方向より着脱可能に挿し込むことにより形成することができる。このような凹入部14により軸孔13を形成すると、左右方向に長い筒状部8に、連続する軸孔を形成する際に比して、金型や成形工程等が簡略化し、コスト低減が図れる。
図4及び図8に示すように、筒状部8の左右両側部には、その前面に、両側端部の凹入部14に連通する上下1対の横向スリット15、15を形成することにより、径方向(前後方向)に弾性変形しうる弾性舌片16、16が連設され、両弾性舌片16は、支持軸5の外周面の一部の山形面に圧接させてある。このような弾性舌片16を設けると、軸孔13内において、支持軸5のがたつきが防止されるので、軸孔13を支持軸5よりも僅かに大として、支持軸5の軸孔13への挿入作業を容易とすることができる。
図4及び図5に示すように、左側のレバー支持部材6は、前方と下方に開口する、正面形が概ね下向きコ字形のブロック状をなすとともに、水平をなす上面がほぼ方形面とされている。右側のレバー支持部材7の正面形は、左側のレバー支持部材6のそれと同形で、かつ平面形は、前半部の右側が切り欠かれたほぼ倒立L字状とされている。
図5及び図10に示すように、左右のレバー支持部材6、7の後面(左右同一構造につき、左側のみ図示する)には、レバー支持部材6の左右寸法より若干小寸の挟持片17が、レバー支持部材6の後面との間の左右両側に、上下両方向と外側方に開口する上下方向を向く係合溝18、18が形成されるようにして、一体的に連設されている。
挟持片17の下端部の左右方向の中央部には、斜め後ろ下方に垂下する弾性係合片19が、挟持片17の後面より突出する下端部が前方に弾性変形しうるようにして連設されている。レバー支持部材6の上面の中間部には、左右方向を向くスリット状の係合溝20が設けられている。なお、上記挟持片17、係合溝18、弾性係合片19、及び係合溝20は、レバー支持部材6を、裏板2bに取り付けるために用いられる(詳細は後述する)。
右側のレバー支持部材7は、筒状部8の左方の小径筒部8aに、次のようにして、相対回転可能に嵌合されている。
図9の拡大図に示すように、右側の小径筒部8aにおける外周面の一部には、外側縁部に係止突部21を有する弾性片22が、径方向に弾性変形しうるようにして形成されている。
筒状部8に支持軸5を嵌合する前において、レバー支持部材7の側片7aの前端部に形成された左右方向を向く軸孔23を、小径筒部8aに、弾性片22を縮径方向に撓ませつつ、係止突部21を乗り越えるまで嵌合する。そののち、筒状部8に支持軸5を嵌合すれば、弾性片22が縮径方向に弾性変形するのが阻止されるので、小径筒部8aからレバー支持部材7が抜け外れるのが防止される。
なお、左側の小径筒部8aにも、上記と同様の弾性片22(図示略)が設けてあり、レバー支持部材6の内方の側片6aに形成した軸孔(図示略)を、上記の要領で小径筒部8aに嵌合することにより、抜け外れるのを防止して相対回転可能に嵌合されている(図4参照)。
左右のレバー支持部材6、7の前端部の内側面には、内向きのストッパ片24、24が突設され、両ストッパ片24の上面に、筒状部8における両側端部の前部外周面に突設された突部25、25の下面が当接することにより、操作レバー4の後方への回動が規制され、その引手部9が把手枠11の開口部12内において定位置に保持されるようにしてある(図4、図5参照)。
筒状部8に嵌合された支持軸5の左方の突出端は、レバー支持部材6の外方の側片6bの右側面に近接または当接することにより、左側方へ移動するのが防止されている(図4参照)。
支持軸5における右方のレバー支持部材7より突出する右端部には、連動機構の一部である正面視倒立L字状をなすラッチ駆動アーム26における左右方向を向く筒状部26aが、相対回転不能に嵌合されている。
図2及び図3に示すように、ラッチ操作装置3を後述する要領で裏板2bに取付けた際、ラッチ駆動アーム26における下向片26bの下端部の前面は、裏板2bの右側端部前面において上下方向を向く、連動機構の一部である上下方向を向くラッチ回動ロッド27における上端の内向き折曲部27aの後面に当接または近接するようになっている。ラッチ回動ロッドの中間部は、裏板2bの前面に固着された支持部材28により、回動自在に支持されている。
これにより、操作レバー4の引手部9を前方に操作すると、ラッチ回動ロッド27の下端部に固嵌したラッチ29が、図3の矢印のように、捩りばね30(図3においては図示略)に抗して内向きに回動させられることにより、ラッチ29に設けた係合孔29aと、キャビネットの側面板31の内側面に設けた係合部32との係合が外れ、引出し1を引き出すことができる。
上述のようにして組み付けられ、ユニット化されたラッチ操作装置3は、次のようにして、裏板2bの前面に取付けられている。
図10〜図12に示すように、裏板2bの左右両側部の上端部には、その部分を前方に向かって平面視L字状をなすように左右対称に切り起こすことにより、上下方向を向く左右1対の係合片31、31が設けられている。
また、左右の係合片33、33の間の直下には、方形の係合孔34が穿設されている。
さらに、裏板2bの上端に連設された、表板2aと裏板2b間の上面を閉塞する上片2cにおける両側端部の下面には、側面視倒立L字状をなす係止片35が固着されている。
左側のレバー支持部材6を裏板2bに取付けるには、図10及び図11に示すように、裏板2bの左側に設けた左右の係合片33、33の内向片33a、33aに、レバー支持部材6の後部の係合溝18、18を下方よりを嵌合して上方にスライドさせる。すると、挟持片17の弾性係合片19が前方に弾性変形し、下端が係合孔34の下端に到達したときに、係合孔34に向かって後向きに弾性復元することにより、弾性係合片19の下端が、係合段部である係合孔34の下端に係合する。これと同時に、上片2cの左側の係止片35の下向片35aに、レバー支持部材6の上面に設けた係合溝20が下方より嵌合し、この係合溝20内の後面を係合部として、その部分に、下向片35aの後面を係合する。これにより、レバー支持部材6は、前方及び下方に移動するのが阻止されて、裏板2bの前面に取付けられる。なお、係合溝18を係合片33に係合させるのみでも、レバー支持部材6が前方に移動するのを防止しうるので、係止溝20及び係止片35は省略することもある。
図12に示すように、右側のレバー支持部材7についても、上記と同様の要領で、裏板2bの前面に取付けることができる。ただし、上片2cの下面に設けた右側の係止片35の下向片35a(図10参照)は、レバー支持部材7の切欠段部36を下向きに凹入する係合部として、その前面に係合する。この右側のレバー支持部材7においても、係合溝18を係合片33に係合させるのみで、レバー支持部材7の前方への移動が防止されるので、係止片35は省略することもある。
上記のようにして、左右のレバー支持部材6、7を裏板2bに取付けると、切り起こして形成した係合片33の開口部が、両レバー支持部材6、7の後面により閉塞されるので、体裁がよくなる。
図1及び図2に示すように、裏板2bの左上部の前面には、引出し1の施錠装置37が、キー差込み部が表板2aの前面に突出するようにして取付けられ、これを施錠操作すると、デッドボルト(図示略)が外側方に突出して、キャビネットにおける側面板31の内側面に設けた係合部(図示略)と係合し、各段の引出し1が施錠される。
以上説明したように、上記実施形態のラッチ操作装置3においては、操作レバー4、支持軸5、レバー支持部材6、7及び連動機構の一部であるラッチ駆動アーム26を別体とし、かつそれらを容易に組付けうるようにしているので、ラッチ操作装置3の小型化が図れるとともに、従来のような大きな金型を製作する必要がないので、コストが低減される。
また、ラッチ操作装置3の各構成部材の組立・分解が容易であり、かつラッチ操作装置3を予め組み付けてユニット化し、左右のレバー支持部材6、7を、引出し1の前面板2における裏板2bの前面に設けた係合片33と係合孔34と係止片35に係合させるだけでよいので、ねじ等の固定手段を用いる必要がなく、極めて簡単な作業で、ラッチ操作装置3を裏板2bに取付けることができる。
さらに、スチールよりなる裏板2bには、係合片33と、係合孔34と、係止片35を設けるのみでよいので、それへの加工工数は最小限で済み、コスト低減が図れる。
本発明は、上記実施形態に限定されるもではない。
上記実施形態では、左右のレバー支持部材6、7を前面板2における裏板2bの前面に取付けているが、それらを、表板2aの後面に取付けることもできる。この際には、レバー支持部材6、7の前側に、係合溝18と弾性係合片19を設け、表板2aの後面には、上記と同様の係合片33を固着するとともに、上記係合孔34に替えて、弾性係合片19の下端が弾性係合する後方に突出する係合段部を設ければよい。
また、上記実施形態では、レバー支持部材6、7を、筒状部8の側端部の小径筒部8aに相対回転可能に嵌合しているが、支持軸5の左右の突出端部に相対回転可能に嵌合することもある。
本発明は、左側にもラッチ29を有するものにも適用することができる。この際には、左側のレバー支持部材6を、右側のレバー支持部材7と左右対称形をなす形状とし、その外側方に突出させた支持軸5の突出端部に、上記ラッチ駆動アーム26と左右対称をなすラッチ駆動アームを取付ければよい。
本発明の一実施形態を備えるキャビネットの正面図である。 同じく、引出しの上端部の一部切欠き拡大正面図である。 同じく、引出しの右側部の拡大横断平面図である。 ラッチ操作装置の拡大正面図である。 同じく、拡大平面図である。 図3のVI-VI線拡大縦断側面図である。 同じく、VII-VII線拡大縦断側面図である。 同じく、VIII-VIII線拡大縦断側面図である。 操作レバーの筒状部への右方のレバー支持部材の取付要領を示す拡大分解斜視図である。 左方のレバー支持部材の裏板への取付要領を示す拡大斜視図である。 同じく、左方のレバー支持部材の裏板への取付後の横断平面図である。 右方のレバー支持部材の裏板への取付後の横断平面図である。
符号の説明
1 引出し
2 前面板
2a 表板
2b 裏板
2c 上片
3 ラッチ操作装置
4 操作レバー
5 支持軸
6 左側のレバー支持部材
6a 側片
6b 側片
7 右側のレバー支持部材
7a 側片
8 筒状部
8a 小径筒部
9 引手部
10 補強リブ
11 把手枠
12 開口部
13 軸孔
14 凹入部
15 横向スリット
16 弾性舌片
17 挟持片
18 係合溝
19 弾性係合片
20 係合溝
21 係止突部
22 弾性片
23 軸孔
24 ストッパ片(ストッパ手段)
25 突部(ストッパ手段)
26 ラッチ駆動アーム(連動機構)
26a 筒状部
26b 下向片
27 ラッチ回動ロッド
27a 内向き折曲部
28 支持部材
29 ラッチ
29a 係合孔
30 捩りばね
31 側面板
32 係合部
33 係合片
33a 内向片
34 係合孔
35 係止片
35a 下向片
36 切欠段部
37 施錠装置

Claims (7)

  1. 引出しの前面板の内部に設けられ、前面板の前面に設けた開口を通して下端部を前方に回動操作することにより、連動機構を介してラッチを回動させる操作レバーを備える引出しのラッチ操作装置において、
    前記操作レバーが、左右方向を向く筒状部と、この筒状部より下向きに延出し、下端部が前記前面板の開口内に位置する引手部とを備え、前記筒状部に貫設された左右方向を向く軸孔に、少なくとも左右いずれか一方の端部に前記連動機構の一部を取付けた支持軸を、相対回転不能に嵌合するとともに、前記支持軸における前記筒状部の両側端より突出する両端部または筒状部の両側端部に、レバー支持部材を、外側方より相対回転可能に嵌合し、かつ両レバー支持部材を、係合手段をもって前記前面板の後面側に取付けたことを特徴とする引出しのラッチ操作装置。
  2. 筒状部の両端部を、レバー支持部材が外側方より嵌合可能な小径筒部とし、この小径筒部の外周部の一部に、径方向に弾性変形しうるとともに、外側縁に軸心と反対方向を向き、かつレバー支持部材の外側縁に係合する係止突部を有する弾性片を設け、前記筒状部の軸孔に支持軸を嵌合することにより、前記弾性片が軸心方向へ撓むのを防止しうるようにしてなる請求項1記載の引出しのラッチ操作装置。
  3. 前面板が、互いに前後に離間させて結合された表板と裏板とからなり、これらの間に、操作レバーと支持軸と左右のレバー支持部材を収容し、両レバー支持部材の前後いずれか一方の端部に設けた係合手段としての係合部を、表板の後面または裏板の前面に設けた係合手段としての被係合部に係合させることにより、レバー支持部材を表板の後面または裏板の前面に取付けてなる請求項1または2記載の引出しのラッチ操作装置。
  4. 係合部が、上下方向を向き、かつ上方と左右両側方に開口する左右1対の係合溝と、この係合溝の下方に設けた、下端部がレバー支持部材の前後いずれか一方の端面より突出する弾性係合片とからなり、被係合部が、前記両係合溝が下方より嵌合される左右1対の係合片と、この係合片に沿ってレバー支持部材を上方にスライドさせたとき、前記弾性係合片の下端が弾性係合する係合段部とからなるものである請求項3記載の引出しのラッチ操作装置。
  5. 表板と裏板間の上面を閉塞する上片の下面に下向きの係止片を設け、この係止片に、レバー支持部材の上面に設けた下向きに凹入する係合部を係合させてなる請求項4記載の引出しのラッチ操作装置。
  6. レバー支持部材と筒状部とに、非操作時の操作レバーが後向きに回動するのを規制することにより、その引手部を前面板の開口内の定位置に保持するストッパ手段を設けてなる請求項1〜5のいずれかに記載の引出しのラッチ操作装置。
  7. 筒状部の軸孔と支持軸との断面形状を、互いに補形をなす非円形をなすものとしてなる請求項1〜6のいずれかに記載の引出しのラッチ操作装置。
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