JP2007064383A - 車両用ケーブル保持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 操作部を車体に簡単に取り付けることが可能であり、かつケーブルを引く際の力にも充分に耐えることができる車両用ケーブル保持装置を提供する。
【解決手段】 リアシートバックのロック機構に一端が連結され、他端が解除機構に連結されたケーブルを車体に保持するための車両用ケーブル保持装置において、前記ケーブルの他端を保持するブラケット21と、車体におけるブラケット21が挿入される挿入口24とを備え、前記ブラケット21に、挿入口24の内周面に当接する各当接面32,33,34,46,47,49と、挿入口24よりも車体の内側で各当接面よりも外側に延出する係合部28と、車体の内側にて係合部28の反対側に配置されるクリップ部29とを設けた。
【選択図】 図6

Description

この発明は、車両のケーブルを車体に保持するための車両用ケーブル保持装置、特にリアシートバックのロック機構と該ロック機構のロックを解除操作するための操作部との間に設けられたケーブルを保持するための車両用ケーブル保持装置に関する。
従来、上記ケーブル保持装置において、ケーブル端部に備えた操作部をビス等にて車体に取り付けたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−86716号公報
しかしながら、上記ケーブル保持装置においては、操作部をビス等によって取り付ける際の車体に対する位置決めが必要であり、かつ操作部を例えばリアパーセルシェルフの下面側に取り付けるような場合にはビス等の締結作業が困難であった。また、ケーブルを引く際の力に対抗するべく操作部を強固に取り付ける必要もあり、取り付け工数を増加させ易いものであった。
そこでこの発明は、操作部を車体に簡単に取り付けることが可能であり、かつケーブルを引く際の力にも充分に耐えることができる車両用ケーブル保持装置を提供する。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、車両に備えた装置(例えば実施例のロック機構14)に一端が連結され、他端が前記車両に備えた装置を操作するための操作部(例えば実施例の解除機構16)に連結されたケーブル(例えば実施例のケーブル17)を車体に保持するための車両用ケーブル保持装置において、前記ケーブルを保持するブラケット(例えば実施例のブラケット21)と、前記車体における前記ブラケットが挿入される挿入口(例えば実施例の挿入口24)とを備え、前記ブラケットに、前記挿入口の内周面に当接する当接面(例えば実施例の各当接面32,33,34,46,47,49)と、前記挿入口よりも車体の内側で前記当接面よりも外側に延出する係合部(例えば実施例の係合部28)と、前記車体の内側にて前記係合部の反対側に配置されるクリップ部(例えば実施例のクリップ部29)とを設けたことを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記車両に備えた装置は、リアシートバック(例えば実施例のリアシートバック5)のロック機構であることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記ブラケットにおける前記係合部及びクリップ部が位置する方向と略直交するように、前記ケーブルを配置したことを特徴とする。
請求項1,2に記載した発明によれば、挿入口にブラケットを挿入するだけでこれを車体に簡単に取り付けることが可能となり、ケーブルを車体に容易に保持することができる。また、ケーブルを引く際の力には、車体の挿入口の内周面とブラケットの当接面とが当接することによって耐えることができ、ケーブルを引く際の力がクリップ部に入力されて該クリップ部の車体への係合が解除されるようなことがなく、ブラケットが車体から外れることを効果的に防止できる。
請求項3に記載した発明によれば、ケーブルの配置方向をブラケットにおける係合部及びクリップ部が位置する方向と略直交させることで、ケーブルを引く際に該ケーブルに沿って発生する力が、係合部及びクリップにおける車体との係合に影響し難くなり、ブラケットが車体から外れることをさらに効果的に防止できる。
以下、この発明の実施例について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。また、図中矢印FRは車両前方を、矢印LHは車両左方を、矢印UPは車両上方をそれぞれ示す。
図1は、3ボックスタイプの自動車(車両)1の車体後部を示す説明図であり、本図に示すように、車室2とその後方のトランクルーム(荷室)3とは、車室2内におけるリアシート4のリアシートバック5と、該リアシートバック5の上縁部とリアガラス6の下縁部との間に渡る略水平なリアパーセルシェルフ7とにより区画される。
図2を併せて参照して説明すると、リアパーセルシェルフ7は、薄鋼板を所望形状に形成してなるもので、その後縁部には上方に凸のハット形断面が形成され、かつこの後縁部に下方に凸の同じくハット形断面を有するレインフォース8が下方(トランクルーム3側)から接合されることで、中空の閉断面構造をなすクロスメンバ部9が形成される。このクロスメンバ部9は、トランクリッド11により開閉する開口11aの上縁部を形成しており、その上壁部でリアガラス6の下縁部を支持すると共に、後縁部にはトランクリッド11の前縁部下側に密接するウエザーストリップ12用のシールフランジ13が形成される。
リアシート4のリアシートバック5は、乗員が着席可能な状態(上部が後方に位置するよう傾斜した状態、図1参照)から、その下端部を中心に上部を前方に移動させるように(すなわち前方に倒れるように)回動可能である。このリアシートバック5を前記乗員が着席可能な状態に保持するべく、リアパーセルシェルフ7の前縁部下側(トランクルーム3内における奥側)にはロック機構(車両に備えた装置)14が配置される。
ロック機構14は、リアシートバック5の上部後側に突設されたストライカー15とラッチ係合することで、リアシートバック5を前記乗員が着席可能な状態に保持する。前記ラッチ係合の解除は、リアパーセルシェルフ7の後縁部下側(トランクルーム3内における開口11a側)に配置された解除機構(操作部)16の解除操作により行われる。ロック機構14の操作と解除機構16の動作とは、リアパーセルシェルフ7の下面側に配されたケーブル17を介して連係される。
ケーブル17は、アウタケーブル18内にインナケーブル19を摺動可能に挿通してなるもので、柔軟性を有することから比較的自由に湾曲させて配置可能であり、かつこの状態でアウタケーブル18を保持しつつインナケーブル19を摺動させることで、該インナケーブル19の一端に入力された引き方向の力を他端に伝達可能である。
アウタケーブル18の一端はロック機構14のケーシング(不図示)に保持されると共に、インナケーブル19の一端は同じくロック機構14の解除レバー(不図示)に係合する。一方、アウタケーブル18の他端は解除機構16のブラケット21に保持されると共に、インナケーブル19の他端は同じく解除機構16の操作ノブ22に係合する。
ロック機構14の前記ケーシングは、リアパーセルシェルフ7の前縁部下側に固定されると共に、解除機構16のブラケット21は、同じくリアパーセルシェルフ7の後縁部下側に固定される。また、ケーブル17は、その両端部がロック機構14及び解除機構16を介して車体に保持されると共に、中間部が保持クリップ23を介して適宜リアパーセルシェルフ7に保持される。
そして、解除機構16の解除操作として、ブラケット21に対して操作ノブ22を引く動作を行うことで、ケーブル17を介してロック機構14が動作してリアシートバック5のロックが解除される。
図3,4に示すように、ブラケット21は、レインフォース8における略水平な下壁部8a(図2参照)に形成された挿入口24に差し込まれて固定されるもので、該下壁部8aに沿う板状のベース部25と、該ベース部25上面から上方に突出する車体挿入部26と、ベース部25下面から下方に突出するケーブル保持部27とを有してなる。ベース部25及びケーブル保持部27はクロスメンバ部9の閉断面の外側かつトランクルーム3内に配置され、車体挿入部26はクロスメンバ部9の閉断面の内側又は挿入口24の内側に配置される。
ベース部25は、各辺を前後左右方向に沿わせた方形状をなすもので、例えばその左側部上方に前記車体挿入部26の一部としての係合部28が配置されると共に、右側部上方には同じく車体挿入部26の一部としてのクリップ部29が配置される。
一方、挿入口24は、その左側部が各辺を前後方向に沿わせた方形状とされると共に、右側部は左側部よりも前後幅を広げた方形状とされる。
そして、ブラケット21の係合部28を挿入口24の左側部に挿入し、該係合部28をレインフォース8の下壁部8aにおける挿入口24の左側内周縁(面)24aよりも外側の部位に係合させると共に、クリップ部29を挿入口24の右側部に挿入し、該クリップ部29を下壁部8aにおける挿入口24の右側内周縁(面)24bよりも外側の部位に係合させることで、ブラケット21が車体に取り付けられる。
ベース部25は挿入口24よりも大きく、ブラケット21が車体に取り付けられた状態において、ベース部25の上面は、レインフォース8の下壁部8aにおける挿入口24周辺の下面にほぼ当接する。このとき、ベース部25の左側縁(面)は挿入口24の左側内周縁24aとほぼ同一面上に位置している。
ベース部25の左側部上面側において、その前後中間部における方形状をなす領域には、その厚さを増加させるように上面を上方に変化させてなる左上方変化部31が形成される。
左上方変化部31の左側縁(面)はベース部25の左側縁と面一をなし、この左上方変化部31の左側縁の下部が、挿入口24の左側内周縁24aに当接する左当接面32とされる。すなわち、左上方変化部31は、車体挿入部26の一部として挿入口24内に配置される。
また、左上方変化部31の左側縁の上部からは、左当接面32よりも外側(この場合は左側)に向けて前記係合部28が延出する。
係合部28は、左上方変化部31と同様の方形状をなす板状のもので、その上面は左上方変化部31の上面と面一をなし、その下面は、前記ブラケット21の取り付け状態において、レインフォース8の下壁部8aの上面に当接する。なお、係合部28の先端部は、挿入口24への挿入を容易にするべく、先端が上方(車体内側)に位置するよう傾斜している。
図5,6を併せて参照して説明すると、左上方変化部31は、その左側部の前後幅が係合部28と同一とされるが、これよりも内側(この場合は右側)においては、その前後幅が広がるように前後縁部が三段階に変化するように形成される。この左上方変化部31の最も内側の部位(前後幅が最大となる部位)の前後縁(面)が、前記ブラケット21の取り付け状態において、挿入口24の左側部における前後内周縁(面)24c,24dに当接する左前後当接面33,34とされる。なお、左上方変化部31の前後には、上方に微小量突出する左突部35が、前後方向に沿って延びるように設けられ、ベース部25とレインフォース8の下壁部8aとのがたつきを防止している。
クリップ部29は、所定の前後幅を有する帯状体を適宜屈曲させるようにして形成されるもので、ベース部25の右側部上面から上方へ立ち上がる支持壁部36と、該支持壁部36の上縁で屈曲して下部が外側(この場合は右側)に位置するように傾斜して下方へ延びる傾斜壁部37と、該傾斜壁部37の下縁で屈曲して内側(この場合は左側)へ延びる係合壁部38と、該係合壁部38の内側縁で屈曲して下方へ延びる垂下壁部38とを有してなる。なお、支持壁部36の背面側には、補強用の三角リブ36aが設けられている。
係合壁部38の下面は、前記ブラケット21の取り付け状態において、レインフォース8の下壁部8aの上面と同一面上に位置してこれに当接する。これにより、クリップ部29がレインフォース8の下壁部8aにおける挿入口24の右側内周縁24bよりも外側の部位と係合する。
ベース部25の右側部には、クリップ部29よりもやや幅広となる範囲を切り欠いてなる切り欠き部41が設けられる。この切り欠き部41を通過するようにして、垂下壁部38がベース部25の下面から下方に突出している。
ベース部25の右側部は、切り欠き部41を設けたことで前後に分岐しており、この右側部がさらに右側に延出した上で連結板42を介して連結される。連結板42はベース部25と略平行をなし、その上面がベース部25の上面から所定量離間するように下方に偏倚して設けられる。なお、ベース部25の右側部の前後には、前記左突部35と同様の右突部43が、左右方向に沿って延びるように設けられている。
クリップ部29は、その係合壁部38を内側に移動可能とするべく、傾斜壁部37を主に弾性変形可能とされており、このようなクリップ部29の弾性変形により、係合壁部38を内側に移動させてレインフォース8の下壁部8aとの係合を解除することが可能とされる。
一方、ブラケット21をレインフォース8に取り付ける際には、まず、ブラケット21の係合部28のみを挿入口24の左側部に挿入するように、ブラケット21を下壁部8aに対して傾けた状態でセットし、かつブラケット21の左当接面32を挿入口24の左側内周縁24aに当接させることで、クリップ部29を挿入口24の右側部の直ぐ下方に位置させる。
次いで、クリップ部29を上方へ移動させるように、ブラケット21をその左当接面32と挿入口24の左側内周縁24aとの接点を中心に傾動させることで、クリップ部29を挿入口24の右側部内に挿入していく。このとき、傾斜壁部37の外面と挿入口24の右側内周縁24bとが摺接しつつ、該傾斜壁部37の外面に案内されながら、クリップ部29が前述の如く弾性変形する。
そして、傾斜壁部37が挿入口24を通過しきると、クロスメンバ部9の内側(車体内側)にてクリップ部29の弾性変形が復元する。このとき、ブラケット21のベース部25がレインフォース8の下壁部8aと平行になり、各突部35,43が下壁部8a下面に当接する。この時点で、下壁部8aにおける挿入口24の左側内周縁24aよりも外側の部位に係合部28が係合すると共に、下壁部8aにおける挿入口24の右側内周縁24bよりも外側の部位にクリップ部29が係合する。
これにより、ブラケット21におけるレインフォース8の下壁部8aに略直交する方向(挿入口24に対する挿入方向及び抜け方向)での移動が規制された状態、すなわちブラケット21が車体に取り付けられた状態となる。
ベース部25の右側部上面側において、クリップ部29前方の方形状をなす領域には、その厚さを増加させるように上面を上方に変化させてなる右上方変化部44が形成される。なお、右上方変化部44の右前角部には、挿入口24の右前角部との隙間を確保するべく切り欠き部45が設けられている。
この右上方変化部44の前縁(面)は、ブラケット21の車体への取り付け状態において、挿入口24の右側部における前内周縁(面)24eに当接する右前当接面46とされ、かつ右上方変化部44の右側縁(面)は、同じくブラケット21の車体への取り付け状態において、挿入口24の右側内周縁24bに当接する右当接面47とされる。すなわち、右上方変化部44は、車体挿入部26の一部として挿入口24内に配置される。
また、クリップ部29における支持壁部36の後縁部には、該後縁部を後方に張り出させるようにしてなる張り出し部48が設けられる。この張り出し部48もクリップ部29と同様に車体挿入部26の一部であり、その後縁(面)下部は、ブラケット21の車体への取り付け状態において、挿入口24の右側部における後内周縁(面)24fに当接する右後当接面49とされる。なお、張り出し部48は、クリップ部29の挿入口24への挿入を容易にするべく、上部の張り出し量を抑えたテーパ状をなしている。
そして、右上方変化部44、張り出し部48、及び左上方変化部31における各当接面32,33,34,46,47,49が挿入口24の各内周縁24a〜24fに当接することで、ブラケット21を車体に取り付けた状態において、該ブラケット21における下壁部8aに沿う各方向での移動が規制される。なお、各当接面と各内周縁との間には、ブラケット21の着脱を容易にするべく微小隙が設定されている。また、挿入口24の右側内周縁24bとクリップ部29の垂下壁部38とは離間しており、ブラケット21が下壁部8aの面沿いに微小量移動した場合でも、挿入口24の内周に押されてクリップ部29が変形するようなことはない。
ところで、ケーブル保持部27は、ベース部25の下面における係合部28とクリップ部29との間に位置する部位から、左右方向に略直交する板状をなす一対のリブ51を下方に延出し、これらの先端部にて前後方向に沿う筒状のケーブル挿通部52を支持してなる。ケーブル挿通部52は前方に延出し、その先端部でアウタケーブル18の端部を保持すると共に、内部にインナケーブル19を挿通させる。
ケーブル保持部27の後端側には、前後方向に略直交する後壁部53が形成される。後壁部53下側のケーブル挿通孔54からはインナケーブル19が後方に導出され、該インナケーブル19の端部が操作ノブ22に係合する。この操作ノブ22をブラケット21に対して後方に引く動作を行うことで、ケーブル17(インナケーブル19)を介してロック機構14が操作される。なお、操作ノブ22には、その操作方向(引き方向)をガイドするロッド55が設けられており、該ロッド55が後壁部53上側のガイド孔56に挿脱可能に保持される。
ここで、ケーブル17は、少なくともブラケット21の近傍において、ブラケット21における係合部28及びクリップ部29を設置した方向(左右方向)と略直交する方向(前後方向)に沿って延在するように設けられる。換言すれば、ケーブル17は、係合部28の延出方向及びクリップ部29のたわみ方向と略直交する方向に沿って設けられている。
操作ノブ22の解除操作時(引張り操作時)にブラケット21が受ける操作反力は、ケーブル17の延在方向に沿って発生するため、特にケーブル17と直交する方向にたわみ代を有するクリップ部29の車体への係合を解除するよう作用することはない。したがって、例えばブラケット21の下壁部8aに沿う方向での移動の一部をクリップ部29の一部が挿入口24の内周縁に当接することで規制するような構造であっても、前記操作反力によりクリップ部29が変形して車体との係合が解除してしまうようなこともない。
以上説明したように、上記実施例における車両用ケーブル保持装置は、リアシートバック5のロック機構14に一端が連結され、他端がロック機構14を操作するための解除機構16に連結されたケーブル17を車体に保持するためのものであって、前記ケーブル17の他端を保持するブラケット21と、車体におけるブラケット21が挿入される挿入口24とを備え、前記ブラケット21に、挿入口24の内周面に当接する各当接面32,33,34,46,47,49と、挿入口24よりも車体の内側で各当接面よりも外側に延出する係合部28と、車体の内側にて係合部28の反対側に配置されるクリップ部29とを設けたものである。
この構成によれば、挿入口24にブラケット21を挿入するだけでこれを車体に簡単に取り付けることが可能となり、ケーブル17を車体に容易に保持することができる。また、ケーブル17を引く際の力には、車体の挿入口24の内周面とブラケット21の各当接面とが当接することによって耐えることができ、ケーブル17を引く際の力がクリップ部29に入力されて該クリップ部29の車体への係合が解除されるようなことがなく、ブラケット21が車体から外れることを効果的に防止できる。
また、上記ケーブル保持装置においては、前記ブラケット21における係合部28及びクリップ部29が位置する方向と略直交するように、前記ケーブル17を配置したことで、ケーブル17を引く際に該ケーブル17に沿って発生する力が、係合部28及びクリップ29における車体との係合に影響し難くなり、ブラケット21が車体から外れることをさらに効果的に防止できる。
この発明の実施例における車両の後部側面図である。 上記車両のケーブル保持装置の要部を示す側面図である。 上記ケーブル保持装置の要部の分解斜視図である。 図3のA−A断面図である。 上記ケーブル保持装置のブラケットの斜視図である。 上記ブラケットの上面図である。
符号の説明
5 リアシートバック
14 ロック機構(車両に備えた装置)
16 解除機構(操作部)
17 ケーブル
21 ブラケット
24 挿入口
28 係合部
29 クリップ部
32 左当接面(当接面)
33 左前当接面(当接面)
34 左後当接面(当接面)
46 右前当接面(当接面)
47 右当接面(当接面)
49 右後当接面(当接面)

Claims (3)

  1. 車両に備えた装置に一端が連結され、他端が前記車両に備えた装置を操作するための操作部に連結されたケーブルを車体に保持するための車両用ケーブル保持装置において、前記ケーブルを保持するブラケットと、前記車体における前記ブラケットが挿入される挿入口とを備え、前記ブラケットに、前記挿入口の内周面に当接する当接面と、前記挿入口よりも車体の内側で前記当接面よりも外側に延出する係合部と、前記車体の内側にて前記係合部の反対側に配置されるクリップ部とを設けたことを特徴とする車両用ケーブル保持装置。
  2. 前記車両に備えた装置は、リアシートバックのロック機構であることを特徴とする請求項1に記載の車両用ケーブル保持装置。
  3. 前記ブラケットにおける前記係合部及びクリップ部が位置する方向と略直交するように、前記ケーブルを配置したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用ケーブル保持装置。

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