JP2000037247A - ラッチ装置付き引出し - Google Patents

ラッチ装置付き引出し

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JP2000037247A
JP2000037247A JP10205984A JP20598498A JP2000037247A JP 2000037247 A JP2000037247 A JP 2000037247A JP 10205984 A JP10205984 A JP 10205984A JP 20598498 A JP20598498 A JP 20598498A JP 2000037247 A JP2000037247 A JP 2000037247A
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JP
Japan
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plate
drawer
handle frame
handle
latch device
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Withdrawn
Application number
JP10205984A
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English (en)
Inventor
Akinori Yasumoto
昭則 安本
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Okamura Corp
Original Assignee
Okamura Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 引出しの正面板に装着した把手枠を通して前
方から見える裏板の前面に塗装等を施すことなく、美麗
な外観を呈することができるとともに、構造が簡単でか
つ組付け作業が容易な引出しを提供する。 【解決手段】 正面板3の開口7に装着した前後面が開
口する把手枠8の後端縁部に、係合孔17aを穿設した
下向きの突片17を設け、把手枠8の後端開口部の少な
くとも一部を閉塞しうる後面板18の下端に突設したフ
ック片19を係合孔17aに嵌合することにより、後面
板18を把手枠8に枢支し、裏板4に枢支した把手12
を把手枠8へ後方より嵌合しつつ、裏板4の前面で後面
板18の上端を把手枠8の後端に押しつけるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、机やキャビネット
等に装着されたラッチ装置付き引出しに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のラッチ装置付き引出しに
は、正面板に設けた開口に、前後面が開口する方形筒状
の把手枠を装着し、その把手枠内に、ラッチ装置のラッ
チ操作用の把手を配設し、かつ正面板の後方を裏板によ
り覆ったものがある。把手枠の後端を開口させているの
は、予め裏板側にラッチ操作用の把手を装着しておき、
裏板を正面板の後面に取付けたとき、把手が把手枠内に
嵌合して、前方から操作できるようにするためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の引
出しにおいては、把手枠の前後端がともに開口している
ため、引出しの前方より把手枠を通して裏板の前面が見
える。そのため、裏板の前面、特に把手枠を通して前方
から見える部分に化粧用の塗装を施さなければならず、
塗装工程が増えるとともに、通常、把手枠は合成樹脂材
料により、また裏板は鋼板によりそれぞれ形成されるの
で、その色合せが難しく、どうしても色彩と質感とを完
全に一致させることができないという問題がある。
【0004】また、把手枠内に露呈する裏板の前面に
は、把手を操作するときに手の爪等が当るので、その爪
によって塗装が剥がされ、爪を汚す等のおそれがある。
【0005】本発明は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、裏板に塗装等を施すことなく、美麗な
外観を呈することができるとともに、構造が簡単で、か
つ組付け作業を容易としたラッチ装置付き引出しを提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は次のようにして解決される。 (1)正面板に設けた開口に、前後面が開口する把手枠
を装着し、把手枠内に、引出しが装着された筐体に係合
することにより、引出しの筐体からの引出しを不能とす
るラッチ装置におけるラッチ操作用の把手を配設し、か
つ正面板の後方を裏板により覆ったラッチ装置付き引出
しにおいて、前記把手枠の後端部に、把手枠の後端の開
口の少なくとも前方から見える部分を閉塞しうる後面板
の一端部を枢支し、かつ後面板の他端部が、正面板への
裏板の取付けにより、裏板の前面により前方に押され
て、把手枠の後端面に当接させられるようにする。
【0007】(2)上記(1)項において、把手枠の後端
下縁と、後面板の下縁とのいずれか一方に、係合孔が穿
設された下向きの突片を設け、かつ他方に、前記突片の
係合孔に嵌合され、先端部に係合孔からの外れ止め用の
外向きの爪を有するフック片を設けることにより、後面
板を、把手枠の後端面に当接する装着位置と、後上方に
向かって傾斜する仮保持位置とに回動可能として枢支す
る。
【0008】(3)上記(1)または(2)項において、把
手枠及び後面板を、同材質の合成樹脂材料により形成す
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図面は、本発明の一実施形態を示
す。(1)は、キャビネットまたは机等の筐体、(2)は、
筐体(1)に、ガイドレール(図示略)をもって前後方向
に摺動可能として装着された引出しである。
【0010】引出し(2)は、垂直板状の正面板(3)と、
その後面を覆う裏板(4)と、正面板(3)の後面下部よ
り、後方に向って水平に延出する底板(5)と、正面板
(3)の後方において底板(5)の両側縁より起立する左右
1対の側板(6)と、底板(5)と両側板(6)との後端に固
着されたほぼ垂直の後板(図示略)とからなっている。
【0011】正面板(3)のほぼ中央には、横長の方形の
開口(7)が形成されており、この開口(7)には、前後面
が開口する方形筒状の把手枠(8)が、その前端に形成さ
れた拡大フランジ(8a)が正面板(3)の前面に当接し、か
つ把手枠(7)の外周の適所に設けた爪(8b)が開口(7)の
縁の正面板(3)の裏面に係合するようにして装着されて
いる。
【0012】把手枠(8)の両側片(8c)(8c)の後縁には、
裏板(4)の前面に軸受(9)をもって回動自在に枢支され
た左右方向を向く操作軸(10)が遊嵌しうる切欠き(11)が
形成されている。
【0013】両側片(8c)(8c)間の操作軸(10)には、ラッ
チ装置におけるラッチ操作用の把手(12)が固着されてい
る。
【0014】把手枠(8)内において、この把手(12)の下
端を前方に引くことにより、把手(12)と一体の操作軸(1
0)を水平軸まわりに回動し、操作軸(10)の両端より下方
にクランク状に折曲された操作部(10a)により、正面板
(3)の後面に装着されたラッチ(13)と一体のラッチ軸(1
4)における上部のクランク部(14a)を、図3における矢
印方向に押動し、ラッチ(13)を、その後方に延出する端
部に穿設された係合孔(13a)が筐体(1)の内部に固着さ
れた爪(15)と係合する係合位置から、後端が引出し(2)
の内方に寄り、係合孔(13a)が爪(15)から離脱する解除
位置に回動させることができる。
【0015】(16)は、ラッチ(13)を係合位置に向かって
付勢する復帰用のばねである。上記の操作軸(10)、把手
(12)、ラッチ(13)、ラッチ軸(14)、爪(15)等により、引
出し(2)を筐体(1)から引出し不能に係止するラッチ装
置が形成されている。
【0016】把手枠(8)の底片(8d)の後端両側部には、
横長の係合孔(17a)が穿設された左右1対の下向きの突
片(17)が連設されている。
【0017】(18)は、把手枠(8)と同材質の合成樹脂材
料により形成され、かつ把手枠(8)の後端開口部のほぼ
の下半部を閉塞する後面板で、図6に示すように、その
下端両側部には、前下方に向かって延出し、上記突片(1
7)の係合孔(17a)に嵌合され、先端部に係合孔(17a)から
の外れ止め用の外向きの爪(19a)を有する左右1枚ずつ
のフック片(19)が連設されている。
【0018】このフック片(19)を係合孔(17a)に嵌合す
ることにより、後面板(18)は、図5に示すように、フッ
ク片(19)の先端が把手枠(8)の底片(8d)に当接して、後
上方に傾斜する仮保持位置と、図4に示すように、正面
板(3)への裏板(4)の取付けにより、上端部が裏板(4)
の前面により前方に押されて、把手枠(8)の後端面に当
接させられた装着位置とに回動可能として把手枠(8)に
枢支される。
【0019】したがって、図5に示すように、正面板
(3)の前方より開口(7)に装着した把手枠(8)の後端
に、後面板(18)を仮保持位置として装着しておき、その
状態で、把手(12)及び操作軸(10)を予め装着しておいた
裏板(4)を、把手(12)が後面板(18)の上方に位置するよ
うにして、若干前方に傾けて、上端部を、正面板(3)の
上端の後方への折り返し部(3a)の内方へ嵌合し、次いで
上端部を支点として、下端部を前方に押し込むことによ
り、把手(12)を把手枠(8)内に嵌合しつつ、裏板(4)の
前面で、後面板(18)の上端を前方へ押動して、後面板(1
8)を装着位置とすることができる。
【0020】すなわち、把手(12)の把手枠(8)への嵌合
が後面板(18)により妨げられることなく、裏板(4)及び
それに装着された把手(12)等を、簡単に正面板(3)に組
付けることができ、しかも、そのとき、後面板(18)を、
特別な作業をすることなく、正規の装着位置に装着する
ことができる。
【0021】その後、止めねじ(20)により、裏板(4)を
把手枠(8)にねじ止めし、その際に、後面板(18)を共締
めすることにより、後面板(18)は、裏板(4)等ととも
に、正規の装着位置に確実に固定される。
【0022】上記の実施形態においては、後面板(18)に
より、把手枠(8)の後端開口部のほぼ下半部を閉塞する
ようにしているが、その閉塞範囲は、把手枠(8)の前方
から見える部分を含んでいれば十分である。
【0023】また、図5に示す要領で裏板(4)を装着す
る場合には、後面板(18)の上下幅を大として、その上端
部を、把手(12)と裏板(4)との間に潜入させることによ
り、後面板(18)により把手枠(8)の後端開口部の全体を
閉塞させるようにすることもできる。
【0024】さらに、把手枠(8)の底片(8d)の後端にフ
ック片(19)を下向きに突設し、かつ後面板(18)の下端
に、係合孔(17a)を有する突片(17)を前下方に向けて延
出するように設け、係合孔(17a)にフック片(19)を嵌合
させても、上記と同様の作用及び効果を奏することがで
きる。
【0025】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、正面板の
後面に裏板を取付たとき、後面板が把手枠の後端開口部
の少なくとも前方から見える部分を閉塞するので、裏板
の前面に塗装を施さなくても、美麗な外観を呈すること
ができる。
【0026】また、後面板は、一端が把手枠に枢着さ
れ、開閉することができるので、把手枠に把手を枢着す
る際にこれを開いておくことにより、後面板が把手の装
着の妨げとなることはなく、しかも、正面板に裏板を取
付けることにより、後面板の他端が裏板の前面により把
手枠の後端に押しつけられるので、特別な閉止作業を行
うことなく、後面板を把手枠の正規の装着位置に簡単に
装着することができる。
【0027】請求項2記載の発明によると、簡単な構造
で後面板を把手枠に枢支させることができるとともに、
後面板を仮保持装置としておいて、裏板に予め装着して
おいた把手を把手枠に嵌合しつつ、裏板を前方に押し込
むことにより、把手の把持枠への嵌合と、後面板の装着
位置への移動と、裏板の正面板への装着とを、1アクシ
ョンで簡単かつ迅速に行うことができる。
【0028】請求項3記載の発明によると、把手枠と後
面板との色彩及び質感を同一として、美麗な外観を呈す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を備えるキャビネットの一
部の正面図である。
【図2】同じく、引出しの拡大側面図である。
【図3】図1のIII−III線に沿う拡大横断平面図であ
る。
【図4】図1のIV−IV線に沿う拡大縦断側面図である。
【図5】裏板取付け時の状態を示す、図4と同様の部分
の縦断側面図である。
【図6】後面板の正面図である。
【符号の説明】
(1)筐体 (2)引出し (3)正面板 (3a)折り返し部 (4)裏板 (5)底板 (6)側板 (7)開口 (8)把手枠 (8a)拡大フランジ (8b)爪 (8c)側片 (8d)底片 (9)軸受 (10)操作軸 (10a)操作部 (11)切欠き (12)把手 (13)ラッチ (13a)係合孔 (14)ラッチ軸 (14a)クランク部 (15)爪 (16)ばね (17)突片 (17a)係合孔 (18)後面板 (19)フック片 (19a)爪 (20)止めねじ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正面板に設けた開口に、前後面が開口す
    る把手枠を装着し、把手枠内に、引出しが装着された筐
    体に係合することにより、引出しの筐体からの引出しを
    不能とするラッチ装置におけるラッチ操作用の把手を配
    設し、かつ正面板の後方を裏板により覆ったラッチ装置
    付き引出しにおいて、 前記把手枠の後端部に、把手枠の後端の開口の少なくと
    も前方から見える部分を閉塞しうる後面板の一端部を枢
    支し、かつ後面板の他端部が、正面板への裏板の取付け
    により、裏板の前面により前方に押されて、把手枠の後
    端面に当接させられるようにしたことを特徴とするラッ
    チ装置付き引出し。
  2. 【請求項2】 把手枠の後端下縁と、後面板の下縁との
    いずれか一方に、係合孔が穿設された下向きの突片を設
    け、かつ他方に、前記突片の係合孔に嵌合され、先端部
    に係合孔からの外れ止め用の外向きの爪を有するフック
    片を設けることにより、後面板を、把手枠の後端面に当
    接する装着位置と、後上方に向かって傾斜する仮保持位
    置とに回動可能として枢支したことを特徴とするラッチ
    装置付き引出し。
  3. 【請求項3】 把手枠及び後面板を、同材質の合成樹脂
    材料により形成した請求項1または2記載のラッチ装置
    付き引出し。
JP10205984A 1998-07-22 1998-07-22 ラッチ装置付き引出し Withdrawn JP2000037247A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005279062A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Okamura Corp 引出しのラッチ操作装置
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Legal Events

Date Code Title Description
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Effective date: 20051004