JP2009214970A - 車輌整備用リフト - Google Patents

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Michitaka Tamura
通孝 田村
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Toyota Motor East Japan Inc
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Abstract

【課題】車体受部をエアロパーツの下側を潜らせる前は車体受部の高さを低くでき、潜らせた後はアームの上面から車体受部の上面までの高さギャップを大きくすることができる、車輌整備用リフトを提供する。
【解決手段】車輌整備用リフト1は、昇降及び水平移動するアーム本体14と、車体受部11を備えた受金部13と、受金部から延設された外筒16と、外筒に内嵌するアーム本体の先端部に形成された円筒体15とからなり、円筒体15と外筒16は、車体受部11が上向き及び横向きの2位置に位置決めする嵌合状態とする第1嵌合部18と第2嵌合部19とを備え、円筒体15は、ロック用孔27と、ガイド突起22とを備える。また、外筒は、ガイド突起22を掛合して外筒の動きを制御する外筒移動ガイド手段を構成するガイド溝23と、ロック用突起25aを有するロックレバー25とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車輌を支持するための車体受部を備え、昇降及び任意の高さで水平移動を可能とする車輌整備用リフトに関するものである。
車輌整備用リフトにより車輌をリフトアップする際、車体の下側からリフトアーム先端に備えられた車体受部を潜らせて、車体下面のジャッキアップポイントの真下へ位置させてアームを上昇させる。このため、アームを車体の下端より下に降下させ、車体受部の上面が車体の下端よりも低い位置になるようにしてから、車体受部を車体下に潜らせている。車体の外側や下方にエアロパーツ或いはサイドステップが設置されている場合には、アーム高を最低にまで降下させ、車体受部の上面がエアロパーツ或いはサイドステップの下端よりも低い位置になるようにしてから、車体受部をエアロパーツ或いはサイドステップの下側から潜らせる必要がある。
つまり、アーム上面から車体受部の上面までの高さ、すなわちアーム高さをエアロパーツ等の下端よりも低く設定しておかなければならない。アーム高さがエアロパーツ等の下端よりも高いと、車体受部がエアロパーツ等の下端にぶつかってしまい、車体受部をエアロパーツ等の下側を潜らせることができないからである。
しかしながら、アーム高さをエアロパーツ等の下端よりも低く設定しても、アームの上面から車体受部の上面までの高さ(これを車体受部高さという)が、エアロパーツ等の下端から車体のジャッキアップポイントまでの高さよりも低いと、車体受部がジャッキアップポイントに達する前に、アームの上面がエアロパーツ等の下端に衝突してしまう。
ちなみに、接地面から車体のジャッキアップポイントまでの高さ寸法、及び、エアロパーツ或いはサイドステップの下端からジャッキアップポイントまでの高さ寸法は、車種によって様々に相違している。
そこで、接地面から車体のジャッキアップポイントまでの高さ寸法、及び、エアロパーツ或いはサイドステップ等を設定した様々なタイプの車種に対応するため、以下に示すように、車体受部の高さを調節する方法が採られている。
第1の方法は、車体受部を高さ調節ボルトの上端に備えた構造としたものである。この高さ調節ボルトをアームの先端部に設けられたねじ孔に螺合し、車体受部の高さを調節する。この場合、車体受部をエアロパーツ等の下側を潜らせる前に車体受部の高さを最低にしておいて、アームを潜らせた後、高さ調節ボルトを回して、ジャッキアップポイントまでの高さを再設定するねじ調整方式である。
第2の方法は、挿し込み用支持部の上端に車体受部を備え、この挿し込み用支持部をアームの先端部に設けられた孔に挿し込んでなる構造である。アームの上面から車体受部の上面までの高さギャップが、エアロパーツ或いはサイドステップの下端から車体のジャッキアップポイントまでの高さギャップよりも若干大きくなるような長さを有する挿し込み用支持部を選んでアームに取り付けるアタッチメント方式(交換方式)である。
第3の方法は、特許文献1又は2に示すように、車体受部を起き上がり平行リンク又はXリンクを介してアームの先端部に備えた構造であり、車体受部をエアロパーツ或いはサイドステップの下側を潜らせた後に、平行リンク又はXリンクを起き上がらせ、アームの上面から車体受部の上面までの高さギャップが、エアロパーツ或いはサイドステップの下端から車体のジャッキアップポイントまでの高さギャップよりも大きくなるようにするリンク方式である。
特開2000−238995号公報 特開2003−081581号公報
近年、車両デザインのローダウン嗜好により車体及びエアロパーツ、サイドステップを設定した車輌も多くなり、またエアロパーツ、サイドステップの高さも多様化している状況にある。
このような状況の中、上記第1のねじ調整方式では、高さ調節ボルトの高さを低くしてエアロパーツ或いはサイドステップの下側を潜らせた後に、屈み込んで車体下側に手を伸ばし無理な体勢で高さ調節ボルトを回して高さを再設定しなければならない。また、上記第2のアタッチメント方式では、様々な高さのアタッチメントを準備しておかなければならない。上記第3リンク方式の場合、リンクの立ち上がり寸法が小さいので、車体は低くせず、エアロパーツ下面位置、サイドステップが低くした車種にあっては対応できないという問題がある。
上記問題点に鑑み、本発明は、リフトを潜らせた後の車体受部高さ調整が容易な車輌整備用リフトを提供することを目的としている。
本発明は、昇降及び水平移動するアーム本体と、車体受部を備えた受金部と、受金部から延設された外筒と、外筒に内嵌するアーム本体の先端部に形成された円筒体とからなる車輌整備用リフトであって、外筒と円筒体は互いに連結する嵌合手段を有し、外筒は、嵌合手段が離脱するまで外筒をスライド可能に、かつ受金部が上向きから横向きとなるまで外筒を回転可能とする外筒移動ガイド手段と、車体受部が横向きで嵌合手段が嵌合状態のときに外筒を円筒体に対し回転不能・スライド不能にロックするロック手段と、を備えて成ることを特徴とする。
具体的には、本発明の車輌整備用リフトは、昇降及び水平移動するアーム本体と、車体受部を備えた受金部と、受金部から延設された外筒と、外筒に内嵌するアーム本体の先端部に形成された円筒体とからなり、外筒と円筒体は互いに連結する嵌合手段を有し、外筒は、嵌合手段が離脱するまで外筒をスライド可能に、かつ受金部が上向きから横向きとなるまで外筒を回転可能とする外筒移動ガイド手段と、嵌合手段が嵌合状態のときに外筒を円筒体に対し回転不能・スライド不能にロックする第1のロック手段と、嵌合手段が離脱状態のときに外筒を円筒体に対し回転不能・スライド不能にロックする第2のロック手段と、を備えて構成されている。
前記円筒体は、好ましくは、円筒体内に設けられた受金部を付勢する付勢手段を備えている。
上記構成において、嵌合手段は、受金部の端面に突設された第1嵌合部と、アーム本体の端面に突設され上記第1嵌合部に対して軸方向に嵌合・離脱し、嵌合時には相対回転不能である第2嵌合部とからなることが好ましい。なお、嵌合手段の嵌合とは、外筒と円筒体とが連結され固定されて車体受部の上面が上向きになっている状態をいう。すなわち、第1嵌合部と第2嵌合部が嵌合して、外筒と円筒体は相互に回転不能となる。一方、嵌合手段の離脱とは、外筒と円筒体との連結が解除され、車体受部が上向きになっていた状態から90度回転して車体受部の上面が横向きになった状態を意味する。すなわち、第1嵌合部と第2嵌合部の嵌合が解除され、外筒は水平方向及び/又は円筒体に対して回動可能となる。
上記外筒移動ガイド手段は、円筒体に設けられたガイド突起とガイド突起を掛合案内する外筒に設けられたガイド溝とからなることが好ましい。
上記ロック手段は、外筒に設けられたロック用突起を備えるロックレバーと、円筒体の周方向に設けられたロック用孔とを有してなる。第1嵌合部と第2嵌合部の嵌合とともに、ロック用突起がロック用孔に嵌合することで、車体受部の上面が横向きになったときに、外筒と円筒筒が相互に回転することを防止する。
また、ロック手段は、外筒に設けられたロック用突起を備えるロックレバーと、円筒体の周方向の異なる2箇所に設けられた第1及び第2のロック用孔とを備える構造としてもよい。このような構造にすることで、車体受部の上面が横向きになった状態で、外筒と円筒筒が相互に回転することを防止することができ、安全である。
また、付勢手段は、円筒体の端面より設けられたばね収容孔に収容したばねと、ばねをばね収容孔に圧縮状態に収容する蓋板と、ばねによりアーム本体方向に凹圧されるフランジ部と、フランジ部よりばねの中心と蓋板の中心孔を通り受金部に連結されたロッドとを有してなることが好ましい。
本発明によれば、車体受部を車体の下側を潜らせる前に、外筒を回転してリフトの高さを下限にするだけでよく、車体下で再度外筒を回転して、高さ調節ボルトの高さを変えることができるので操作が容易になるだけでなく、車体及びエアロパーツ或いはサイドステップ設定車や車高の低い車種等にも簡単に適用できる。
以下、図面を参照して本発明に係る車輌整備用リフトの好ましい実施の形態について説明する。
(実施形態1)
図1〜図6は、本発明に係る車輌整備用リフトの一形態を示すものである。車輌整備用リフト1は、昇降及び水平移動するアーム本体14と、車体受部11を備えた受金部13と、受金部から延設された外筒16と、外筒に内嵌するアーム本体の先端部に形成された円筒体15とからなる(図1(a)及び図1(b)参照)。
円筒体15と外筒16には、第1嵌合部18と第2嵌合部19とからなる嵌合手段が設けられている。嵌合手段が嵌合した状態は、車体受部11の上面が車両のジャッキアップポイントに接してリフトアップできるように上向きになっている状態(図1(a)及び図1(b)の状態。以下「上向き」ということもある)である。嵌合が離脱された状態は、車体受部11の上面が、上向きから90度回転した状態(図5(a)及び図5(b)の状態。以下「横向き」ということもある)を意味する。
円筒体15には、さらに、第1嵌合部18と第2嵌合部19とを嵌合させる方向に付勢する付勢手段21と、第1のロック用孔26及び第2のロック用孔27とを有してなるロック手段と、ガイド突起22が備えられている。また、外筒には、ガイド突起22を掛合して外筒の動きを制御する外筒移動ガイド手段を構成するガイド溝23と、ロック用突起25aを有するロックレバー25とが備えられている(図3参照)。
車体受部11は、金属性の座板11aと、座板11aの上に固着されたゴムパッド11bとを有してなり、ゴムパッド11bの上面中央には車体Bのジャッキアップポイント(ピンチパネル)を受ける凹部が形成されている。車体受部11は、この実施形態では、高さ調節ボルト12の上端部に固設され、受金部13に縦方向に貫通して設けられたねじ孔13aに螺合されている高さ調節ボルト12を回すことで、高さ調整が可能である(図1(a)及び図1(b)参照)。なお、アタッチメント方式の車体受部11を採用しても良い。
アーム本体14は、車輌整備用リフト1の本体装置の機能により、昇降及び任意の高さで水平移動が可能である。アーム本体14の先端部は円筒に形成され、円筒体15となっている(図1(b)参照)。
受金部13は、外筒16と連接されて固定されている(図2参照)。なお、受金部13と外筒16とは一体に形成されても良い。
嵌合手段は、外筒16内の受金部13の端面両側部分に突設された第1嵌合部18と、アーム本体14の端面中央に突設され外筒16内で第1嵌合部18に対して軸方向に嵌合・離脱し嵌合時に相対回転不能である第2嵌合部19とからなる(図1(b),図2,図3参照)。この実施形態では、第1嵌合部18と第2嵌合部19とは、キーとキー溝との嵌合形式として形成されている。
付勢手段21は、円筒体15の端面中央より穿たれたばね収容孔21aに収容したばね21bと、このばね21bをばね収容孔21aに圧縮状態に収容する蓋板21cと、フランジ部21d’を有するロッド21dとからなる(図1(b),図2,図3参照)。フランジ部21d’は、ばね21bによりアーム本体14の方向に押圧されている。また、ロッド21dは、蓋板21cの中心孔を通り、受金部13に穿たれた小孔に通されていて、ロッド先端がピン21eで受金部13と連結されている(図1(b),図5(b))。したがって、付勢手段21は、直接には受金部13を付勢することにより、第1嵌合部18と第2嵌合部19とが嵌合する方向に付勢している。付勢手段21は、アーム本体14内に設けられ受金部13に対して付勢して第1嵌合部18と第2嵌合部19とを嵌合させる(図1(b),図5(b))。なお、蓋板21cは円錐台形状に設けられ、中心孔にロッド21dの中途をスライド可能に貫挿支持している。
外筒移動ガイド手段は、円筒体15の側面に設けられたガイド突起22と、該ガイド突起22を相対的に掛合案内する外筒16にスリット状に設けられたガイド溝23とからなる(図1(a)、図2〜図4参照)。ガイド溝23は、「L」字形に形成されている(図1(a)、図4、図5(a)参照)。
ガイド溝23の「L」字形のアーム方向の直線部分(軸方向)をガイド突起22が相対的に移動するときは、第1嵌合部18と第2嵌合部19とが嵌合又は離脱する(図1(a)〜図4参照))。また、ガイド溝23の「L」字形の周方向の部分をガイド突起22が回動するときは、車体受部11が横向き位置と上向き位置との二位置間を回動する(図4〜図5(a)参照))。なお、ガイド溝23は、「L」字形に限定されない。また、外筒移動ガイド手段24は、ガイド突起22が外筒16に設けられ、ガイド溝23が円筒体15に設けられた逆の構成であっても良い。この実施形態では、ガイド突起22は、円筒体15に孔を穿ち、ピースを埋め込み、溶接してなる(図3参照)。
ロック手段は、外筒16の外面に設けられたヒンジ28aとピン28bとで枢支されたロックレバー25と、円筒体15のロックレバー25に対応する位置に設けられたロック用突起25aと、円筒体15の周方向の異なる2箇所に設けられた第1のロック用孔26及び第2のロック用孔27とを有してなる。第2のロック用孔27は、円筒体15の上面に穿たれ、第1のロック用孔26は円筒体15の円周方向の側面に穿たれている(図1(a)、図3、図4、図5(a)参照)。
ロック用突起25aと、第1のロック用孔26とは、第1嵌合部18と第2嵌合部19とが離脱状態で、かつ、車体受部11が横向きのときに嵌合可能であり、嵌合すると、外筒16を円筒体15に対し回転不能・スライド不能にロックできる(図5(a)及び図5(b))。
また、ロック用突起25aと、第2のロック用孔27とは、第1嵌合部18と第2嵌合部19とが嵌合状態で、かつ、車体受部11が上向きのときに嵌合可能であり、嵌合すると、外筒16を円筒体15に対し回転不能・スライド不能にロックできる(図1(a)及び図1(b))。
上記のように構成された車輌整備用リフト1は、以下の動作機能を有する。
まず、外筒16内の第1嵌合部18と第2嵌合部19との嵌合を離脱させると(図4)、車体受部11を横向きとすることができる(図5(a))。このとき、「L」字形の周方向の端にガイド突起22が位置すると共に、横向きに位置するロックレバー25のロック用突起25aを第1のロック用孔26に嵌合させると、外筒16を円筒体15に対し回転不能・スライド不能にロックできる。この状態で、車輌整備用リフト1により車輌をリフトアップする際には、車体受部11を、車体Bの外側下方に位置するエアロパーツA(或いはサイドステップ)の下側を潜らせる(図6(a))。
すなわち、車体受部11をエアロパーツAの下側を潜らせる前に、車体受部11を横向きにした状態で、アーム本体の上面から車体受部11の上面までの高さギャップを、エアロパーツAの下端から車体Bのジャッキアップポイントまでの高さギャップよりも大きくなるようにセットする。このようにすることで、車体受部11の高さを従来よりも低くできる。したがって、車体B及びエアロパーツA又はサイドステップを設定して車体の下端を低くした車にも容易に適用することができる。
次に、ロックレバー25のロック用突起25aを第1のロック用孔26との嵌合から解くと、外筒16を90°回動することができる(図4及び図1(a)参照)。外筒16を90°回動すると、ガイド突起22が「L」字形の曲がり部分に位置し、車体受部11及びロックレバー25が横向き位置から上向きとなる(図1(a)参照)。そして、「L」字形のコーナ部にガイド突起22が位置することになり、このときから、付勢手段21の付勢作用が機能して第1嵌合部18と第2嵌合部19とを嵌合させることになる。今度は、上位置となったロックレバー25のロック用突起25aを第2のロック用孔27に嵌合させることにより、外筒16を円筒体15に対し回転不能・スライド不能にロックした状態になる(図1(a))。
したがって、車体受部11をエアロパーツAの下側を潜らせた後は、ロックレバー25のロックを外し、エアロパーツAの外方で外筒16を90°回動することにより、車体受部11を横向きから上向きにすることができる(図6(a)及び図6(b))。車体受部11が上向きになると、付勢手段21の付勢作用が機能して第1嵌合部18と第2嵌合部19とが嵌合するから、ロックレバー25をロックする。上記の高さギャップのセットにより、アームの上面から車体受部11の上面までの高さギャップを、エアロパーツA(或いはサイドステップ)の下端から車体Bのジャッキアップポイントまでの高さギャップよりも大きくしているので、車体受部11を車体Bのジャッキアップポイントに正確に対応させて、車輌整備用リフト1のアームを上昇させれば、車輌を持ち上げることができる(図6(b))。
(実施形態2)
本実施形態は前述の実施形態1の付勢手段がなく、かつロック手段が1個の例である。実施形態1との構造上の相違は円筒体15にある。
すなわち、車輌整備用リフトは、昇降及び水平移動するアーム本体14と、車体受部11を備えた受金部13と、受金部から延設された外筒16と、外筒に内嵌するアーム本体の先端部に形成された円筒体15とからなる。
円筒体15と外筒16には、車体受部11が上向き及び横向きの2位置に位置決めする嵌合状態とする第1嵌合部18と第2嵌合部19とからなる嵌合手段が設けられている。図7に示すように、円筒体15には、ロック用孔27と、ガイド突起22が備えられている。また、外筒には、ガイド突起22を掛合して外筒の動きを制御する外筒移動ガイド手段を構成するガイド溝23と、ロック用突起25aを有するロックレバー25とが備えられている。
ロック手段は、外筒16の外面に設けられたヒンジ28aとピン28bとで枢支されたロックレバー25と、ロックレバー25の円筒体15に対応する位置に設けられたロック用突起25aと、円筒体15の周方向に設けられたロック用孔27'とを有してなる。ロック用孔27は、円筒体15の上面に穿たれている。ロック用突起25aと、ロック用孔27'とは、第1嵌合部18と第2嵌合部19とが嵌合状態で、かつ、車体受部11が上向きのときに嵌合可能であり、嵌合すると、外筒16を円筒体15に対し回転不能・スライド不能にロックできる。
外筒16と円筒体15の嵌合手段及び外筒移動ガイド手段は、実施形態1に述べたとおりである。
(実施形態3)
本実施形態は、前述の実施形態1の付勢手段がない一例である。実施形態1との構造上の相違は円筒体15にある。
すなわち、車輌整備用リフトは、昇降及び水平移動するアーム本体14と、車体受部11を備えた受金部13と、受金部から延設された外筒16と、外筒に内嵌するアーム本体の先端部に形成された円筒体15とからなる。
円筒体15と外筒16には、車体受部11が上向き及び横向きの2位置に位置決めする嵌合状態とする第1嵌合部18と第2嵌合部19とからなる嵌合手段が設けられている。
図8に示すように、円筒体15には、第1のロック用孔26及び第2のロック用孔27を有してなるロック手段と、ガイド突起22が備えられている。また、外筒には、ガイド突起22を掛合して外筒の動きを制御する外筒移動ガイド手段を構成するガイド溝23と、ロック用突起25aを有するロックレバー25とが備えられている。
外筒16と円筒体15の嵌合手段、ロック手段及び外筒移動ガイド手段は、実施形態1に述べたとおりである。
以上述べたように、本発明に係る車輌整備用リフトは、従来の各種車種に適用できるのは勿論のこと、車体及びエアロパーツ或いはサイドステップを設定した車輌の下端を低くした車輌や様々な車高の車種に適用できる。
本発明は、上記実施形態の構成に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲において様々な形態で実施することができる。
本発明の車輌整備用リフトの一実施形態を示す図で、(a)はリフトアップ時の正面図、(b)は拡大縦断面図である。 図1の車輌整備用リフト要部の分解斜視図である。 図1の車輌整備用リフトの、他の要部の分解斜視図である。 図1の車輌整備用リフトの車体受部を横向きにするときの動作説明図である。 図1の車輌整備用リフトの、他の動作状態を示す説明図で、(a)は車体受部が横向き時の正面図、(b)は拡大縦断面図である。 (a)は車体受部を横向きにした図1の車輌整備用リフトを車体の下方に潜らせる状態を示す概略正面図、(b)は図1の車輌整備用リフトを車体の下方に潜らせた後に車体受部を上向きにしてリフトアップを開始する状態を示す概略正面図である。 本発明の第2の実施形態の円筒体の構造を示す図である。 本発明の第3の実施形態の円筒体の構造を示す図である。
符号の説明
1 車輌整備用リフト
11 車体受部
11a 座板
11b ゴムパッド
12 調節ボルト
13 受金部
13a 孔
13b 端部
14 アーム本体
15 円筒体
16 外筒
18 第1嵌合部
19 第2嵌合部
21 付勢手段
21a 収容孔
21c 蓋板
21d ロッド
21d’ フランジ部
21e ピン
22 ガイド突起
23 ガイド溝
24 外筒移動ガイド手段
25 ロックレバー
25a ロック用突起
26 第1のロック用孔
27 第2のロック用孔
27' ロック用孔
28a ヒンジ
28b ピン

Claims (8)

  1. 昇降及び水平移動するアーム本体と、
    車体受部を備えた受金部と、
    上記受金部から延設された外筒と、
    上記外筒に内嵌する上記アーム本体の先端部に形成された円筒体とからなる車輌整備用リフトであって、
    上記外筒と上記円筒体は、互いに連結する嵌合手段を有し、
    上記外筒は、
    上記嵌合手段が離脱するまで上記外筒をスライド可能に、かつ上記受金部が上向きから横向きとなるまで上記外筒を回転可能とする外筒移動ガイド手段と、
    上記嵌合手段が嵌合状態のときに上記外筒を上記円筒体に対し回転不能・スライド不能にロックするロック手段と、
    を備えたことを特徴とする車輌整備用リフト。
  2. 前記ロック手段は、
    前記嵌合手段が嵌合状態のときに前記外筒を前記円筒体に対し回転不能・スライド不能にロックする第1のロック手段と、
    前記嵌合手段が離脱状態のときに前記外筒を前記円筒体に対し回転不能・スライド不能にロックする第2のロック手段と、を備えたことを特徴とする、請求項1に記載の車輌整備用リフト。
  3. 前記円筒体は、円筒体内に設けられた前記受金部を付勢する付勢手段を備えることを特徴とする、請求項2に記載の車輌整備用リフト。
  4. 前記嵌合手段は、前記受金部の端面に突設された第1嵌合部と、前記アーム本体の端面に突設され前記第1嵌合部に対して軸方向に嵌合・離脱し嵌合時相対回転不能である第2嵌合部とからなる、請求項1〜3のいずれかに記載の車輌整備用リフト。
  5. 前記外筒移動ガイド手段は、前記円筒体に設けられたガイド突起と該ガイド突起を掛合案内する前記外筒に設けられたガイド溝とからなる、請求項1〜4のいずれかに記載の車輌整備用リフト。
  6. 前記ロック手段は、前記外筒に設けられたロックレバーと、前記円筒体の周方向に設けられたロック用孔とを有してなる、請求項1、4又は5に記載の車輌整備用リフト。
  7. 前記付勢手段は、前記円筒体の端面より設けられたばね収容孔に収容したばねと、該ばねを前記ばね収容孔に圧縮状態に収容する蓋板と、前記ばねによりアーム本体方向に凹圧されるフランジ部と、該フランジ部より前記ばねの中心と前記蓋板の中心孔を通り前記受金部に連結されたロッドとを有してなる、請求項3〜5のいずれかに記載の車輌整備用リフト。
  8. 前記第1及び第2のロック手段は、前記外筒に設けられたロックレバーと、前記円筒体の周方向の異なる2箇所に設けられた第1及び第2のロック用孔とを有してなる、請求項3〜5及び7のいずれかに記載の車輌整備用リフト。
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