JP2009213285A - ブラシレスモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】セグメントマグネットの段積みスキュー角を容易に設定でき、しかも、スキュー角のバラツキを抑えることが可能なブラシレスモータを提供する。
【解決手段】軸方向に沿って複数個に分割形成されたロータコア15a〜15cと、各ロータコアの外周に取り付けられるセグメントマグネット16a〜16cと、ロータコアに取り付けられセグメントマグネットを保持するマグネットホルダ17a〜17cとを有する。ロータコア15a〜15cは、ホルダアーム19が装着されるホルダ位置決め溝20と、ホルダ位置決め溝20と対応して形成されたブリッジ部32とを有する。マグネットホルダ17b,17bは、ブリッジ部32と嵌合しホルダアーム19とステップ角分ずれた配置された嵌合溝34を有し、ブリッジ部32と嵌合溝34を嵌合させてロータ3を形成する。
【選択図】図6

Description

本発明は、スキュー構造を有するブラシレスモータに関し、特に、スキュー角を容易かつ正確に設定し得る構造を備えたブラシレスモータに関する。
従来より、ブラシレスモータでは、コギングやトルクリップルを低減させる手段として、ロータ磁極等を軸方向に傾斜させるスキュー構造が広く知られている。このようなスキュー構造のブラシレスモータでは、磁極用のマグネットとして、一般にリングマグネットが使用されており、マグネット自体にスキュー着磁を行うことによりコギング等の低減を図っている。
一方、例えば、電動パワーステアリング装置用のブラシレスモータなどでは、小型化・高出力化の要請から、ロータマグネットとして、高磁束密度に着磁可能なセグメントマグネットの使用が増加している。ところが、セグメントマグネット(直角磁場タイプ)は、製法上スキュー着磁を行うことができない。このため、セグメントマグネットを使用したモータでは、スキュー構造を実現するため、マグネットの段積みによるいわゆるステップスキューが行われている。
このステップスキュー構造のモータでは、セグメントマグネットが軸方向に複数列配されると共に、各列のマグネットは、周方向に所定角度ずつずらして配置される。これにより、磁極が軸方向に沿って段階的にずれた形となり、ステップスキュー構造が形成される。この場合、各マグネットは、ロータコアの外周面に接着剤にて固定され、その際、接着剤としては、通常、熱硬化性のものが使用される。各マグネットは、接着剤が塗布された状態でロータコア上に貼着され、専用の治具にて位置決めされて加熱固定される。
特開2001-218403号公報 特開2001-346346号公報 特開2003-284276号公報 特開2003-339129号公報 特開2004-159492号公報 特開2004-180491号公報 特開2004-208341号公報 国際公開WO2006/008964 A1号公報
このようなステップスキュー構造では、マグネットの段積み数が増えるほどステップが小刻みとなるため、コギングやトルクリップルを小さくできる。しかしながら、段積み数が増加すると、それに伴ってマグネット固定位置の誤差が累積し、スキュー角度のバラツキが大きくなる。このため、ステップスキュー構造のモータでは、当初、設計上見込んでいた程の性能が得られないという問題が生じていた。特に、接着剤による固定の場合、製造工程上でマグネットの位置がずれやすく、マグネット位置にバラツキが生じ易いという問題があった。また、接着固定の場合、はみ出した接着剤が冶具に付着するなど、作業性の点でも改善が求められていた。
本発明の目的は、セグメントマグネットの段積みスキュー角を容易に設定でき、しかも、スキュー角のバラツキを抑えることが可能なブラシレスモータを提供することにある。
本発明のブラシレスモータは、軸方向に沿って複数個に分割形成されたロータコアと、前記各ロータコアの外周に取り付けられる複数個のセグメントマグネットと、前記ロータコアに取り付けられ前記セグメントマグネットを前記ロータコア外周上に保持するホルダアームを備えてなるマグネットホルダとを有し、前記各ロータコアが所定のステップ角ずつ周方向にずれて配置されるステップスキュー構造のブラシレスモータであって、前記ロータコアは、該ロータコアの外周に形成され前記ホルダアームが装着されるホルダ位置決め部と、前記ホルダ位置決め部と所定の位置関係にて形成されたコア側嵌合部とを有し、前記マグネットホルダは、前記コア側嵌合部と嵌合し前記ホルダアームと所定の位置関係にて配置されるホルダ側嵌合部を有することを特徴とする。
本発明にあっては、ステップスキュー構造のブラシレスモータにて、ロータコアにコア側嵌合部、マグネットホルダにホルダ側嵌合部をそれぞれ設け、両者を嵌合させてロータを形成する。この際、コア側嵌合部とマグネットホルダのホルダアームは所定の位置関係にて接続される。また、ホルダアームとホルダ側嵌合部も所定の位置関係にて配置される。従って、コア側嵌合部とホルダ側嵌合部を嵌合させると、ロータコアとマグネットホルダは所定の位置関係にて組み付けられる。このため、ステップスキュー構造のステップ角を機械的に設定し、組み付けることができ、マグネットを接着剤にて固定する方式のモータに比して、スキュー角のバラツキが抑えられる。
前記ブラシレスモータにおいて、前記ロータコアに、周方向に沿って等分に形成された複数個の肉抜部を設け、前記コア側嵌合部として、隣接する前記肉抜部の間にブリッジ部を形成しても良い。また、前記マグネットホルダに、前記肉抜部に対向する形で該肉抜部に挿入可能な嵌合突起を設け、前記ホルダ側嵌合部として、隣接する前記嵌合突起の間に嵌合溝を形成しても良い。さらに、前記嵌合溝と前記ホルダアームを、周方向に前記ステップ角だけずれた位置関係にて配置しても良い。
本発明のブラシレスモータは、いわゆるステップスキュー構造のブラシレスモータにて、ロータコアに、ホルダアームが装着されるホルダ位置決め部と、このホルダ位置決め部と所定の位置関係にて形成されたコア側嵌合部とを設けると共に、マグネットホルダに、コア側嵌合部と嵌合しホルダアームと所定の位置関係にて配置されるホルダ側嵌合部を設けたので、両嵌合部を嵌合させることにより、ロータコアとマグネットホルダを所定の位置関係にて組み付けることが可能となる。このため、ステップスキュー構造のステップ角を機械的に設定し、組み付けることができ、マグネットを接着剤にて固定する方式のモータに比して、スキュー角のバラツキが抑えることが可能となる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施例であるブラシレスモータの断面図である。図1に示すように、ブラシレスモータ1(以下、モータ1と略記する)は、外側にステータ(固定子)2、内側にロータ(回転子)3を配したインナーロータ型のブラシレスモータとなっている。モータ1は、例えば、コラムアシスト式の電動パワーステアリング装置(EPS)の動力源として使用され、自動車のステアリングシャフトに対し動作補助力を付与する。モータ1は、ステアリングシャフトに設けられた減速機構部に取り付けられ、モータ1の回転は、この減速機構部によってステアリングシャフトに減速されて伝達される。
ステータ2は、有底円筒形状のケース4と、ステータコア5、ステータコア5に巻装されたステータコイル6(以下、コイル6と略記する)及びステータコア5に取り付けられるバスバーユニット(端子ユニット)7とから構成されている。ケース4は、鉄等にて有底円筒状に形成されており、その開口部には、図示しない固定ネジによってアルミダイキャスト製のブラケット8が取り付けられる。
ステータコア5は、図2に示すように、複数個(ここでは9個)の分割コア9を周方向に集成した構成となっている。ステータコア5には、9個のティース5aが径方向内側に向かって突設されている。ステータコア5の先端には、2n個の溝5bが(ここでは2個)が形成されており、擬似スロット効果によるコギング低減が図られている。分割コア9は、電磁鋼板からなるコアピースを積層して形成され、その周囲には合成樹脂製のインシュレータ11が取り付けられている。
インシュレータ11の外側にはコイル6が巻装され、ステータコア5の一端側には、コイル6の端部6aが引き出されている。ステータコア5の一端側には、合成樹脂製の本体部内に銅製のバスバーがインサート成形されたバスバーユニット7が取り付けられる。バスバーユニット7の周囲には複数個の給電用端子12が径方向に突設されており、バスバーユニット7の取り付けに際し、コイル端部6aは、この給電用端子12と溶接される。バスバーユニット7では、バスバーはモータ1の相数に対応した個数(ここでは、U相,V相,W相分の3個)設けられており、各コイル6はその相に対応した給電用端子12と電気的に接続される。ステータコア5は、バスバーユニット7を取り付けた後、ケース4内に圧入固定される。
ステータ2の内側にはロータ3が挿入されている。図3はロータ3の構成を示す説明図、図4は図3の矢示X方向の側面図(一部破断)である。ロータ3はロータシャフト13を有しており、ロータシャフト13はベアリング14a,14bによって回転自在に支持されている。ベアリング14aはケース4の底部中央に、ベアリング14bはブラケット8の中央部にそれぞれ固定されている。ロータシャフト13には、円筒形状のロータコア15a〜15cが固定されており、その外周には、セグメントタイプのマグネット(永久磁石)16a〜16cが取り付けられている。モータ1では、マグネット16a〜16cは、周方向に沿って6個×3列配置されており、モータ1は、6極9スロット構成となっている。マグネット16a〜16cの外側には、有底円筒形状のマグネットカバー18が取り付けられている。なお、図3は、マグネットカバー18を外した状態のロータ3の構成を示している。
マグネット16a〜16cの外側には、合成樹脂製のマグネットホルダ17a〜17cが取り付けられている。図4に示すように、マグネット16a〜16cは、マグネットホルダ17a〜17cに保持される形でロータコア15a〜15cの外周に配される。マグネットホルダ17a〜17cにはそれぞれ、ホルダアーム19が軸方向に向かって突設されており、マグネット16a〜16cは、隣接するホルダアーム19間に挟持される形で、ロータコア15a〜15cの外周面上に保持される。ホルダアーム19は、ロータコア15a〜15cの外周に形成された位置決め溝(ホルダ位置決め部)20に嵌合し、これにより、ロータコア15a〜15cとマグネット16a〜16cの位置関係が決定される。
モータ1では、マグネット16a〜16cは、各マグネットホルダ17a〜17cによって軸方向に3列配置されている。図3に示すように、各列のマグネット16a〜16cは、隣接列の同極性マグネットが、周方向に所定のステップ角θstep(隣接列のマグネット中心間角度)ずつずれた位置関係で取り付けられている。すなわち、モータ1のロータ3は、マグネット16a〜16cが3段積となったステップスキュー構造となっている。
図5は、ロータ3側のスキュー角についての説明図である。図5に示すように、ステップスキュー構造においては、マグネット16a〜16cの中心点C1〜C3(周方向・軸方向共)を結び、このC1〜C3を結ぶ線Lとマグネット16a,15cの端部との交点をP1,P2としたとき、P1,P2間の回転中心Oに対する中心角がマグネットスキュー角θmとなる。従って、マグネット16a,16b間、マグネット16b,16c間のステップ角θstepは、それぞれ、C1,C2、C2,C3間の回転中心Oに対する中心角となる。また、C1,P1間、C3,P2間の中心角は、それぞれ、ステップ角θstepの半分(θstep/2)となる。このため、スキュー角θmは、θstep×(段積み数−1)+(θstep/2)×2=θstep×段積み数となる。
マグネットホルダ17aの端部には、回転角度検出手段であるレゾルバ21のロータ(レゾルバロータ)22が取り付けられている。これに対し、レゾルバ21のステータ(レゾルバステータ)23は、金属製のレゾルバホルダ24内に圧入され、合成樹脂製のレゾルバブラケット25に収容されている。レゾルバホルダ24は有底円筒形状に形成されており、ブラケット8の中央部に設けられたリブ26の端部外周に軽圧入される。レゾルバブラケット25とブラケット8には、金属製の雌ネジ部27がインサートされており、雌ネジ部27には、ブラケット8の外側から取付ネジ28がねじ込まれる。これにより、レゾルバホルダ24がブラケット8の内側に固定される。
ここで、本発明によるモータ1では、ロータコアとマグネットホルダを組み付ける際に、各数のステップ角θstepが機械的に設定され、スキュー角θskew=ステップ角θstep×段数(段積数−1)がバラツキ無く設定されるようになっている。図6は、ロータコア15a〜15cとマグネットホルダ17a〜17cの組付状態を示す説明図、図7は、マグネットホルダ17b(17cと同一構造)の構成を示す説明図である。
図6に示すように、ロータコア15a〜15cには、重量やイナーシャ低減を兼ねて、肉抜部31がそれぞれ設けられている。肉抜部31は、軸方向に沿って貫通形成されており、隣接する肉抜部31の間にはブリッジ部(コア側嵌合部)32が形成されている。これに対し、マグネットホルダ17b,17cには、ロータコアの肉抜部31に挿入可能な嵌合突起33が軸方向に向かって突設されている。そして、隣接する嵌合突起33の間には、嵌合溝(ホルダ側嵌合部)34が形成されている。ロータコア15a〜15cとマグネットホルダ17a〜17cは、図6に示すように、ブリッジ部32と嵌合溝34を嵌合させる形で軸方向に組み付けられる。
一方、図7に示すように、マグネットホルダ17b,17cでは、嵌合溝34とホルダアーム19は、周方向にθstep(例えば、6.7°)ずれた位置関係で形成されている。前述のように、マグネット16a〜16cとロータコア15a〜15cとの間の位置関係は、マグネットホルダ17a〜17cによって決まる。このため、マグネットホルダ17b,17cを使用した段では、前段(図6において左側の列)に対して、θstep分だけ周方向にずれた位置にマグネット16b,16cが配置される。
そこで、これを図6に基づいて説明すると、まず、マグネットホルダ17aとロータコア15aによって、1段目のマグネット16aが位置決めされる。次に、ロータコア15aのブリッジ部32と、マグネットホルダ17bの嵌合溝34を嵌合させ、2段目を組み付ける。このとき、マグネットホルダ17bでは、嵌合溝34とホルダアーム19がθstepずれているため、ロータコア15b上に固定されたマグネット16bは、マグネット16aに対してθstepだけずれた位置に配置される。
同様に、ロータコア15bのブリッジ部32と、マグネットホルダ17cの嵌合溝34を嵌合させ、3段目を組み付ける。この場合も、マグネットホルダ17cでは、嵌合溝34とホルダアーム19がθstepずれているため、ロータコア15c上に固定されたマグネット16cは、マグネット16bに対してθstepだけずれた位置に配置される。従って、マグネット16cは、マグネット16aに対してスキュー角θskew=θstep×2だけ周方向にシフトされて固定される。
このように、本発明によるモータ1では、セグメントマグネットの段積みスキュー角が機械的に設定されるため、接着剤固定の場合に比して、組付作業が容易であると共に、スキュー角度のバラツキを小さく抑えることができる。このため、作業工数の削減が図られると共に、スキュー構造によって設計上見込んでいた本来の性能を発揮させることができ、ブラシレスモータのコギングやトルクリップルの低減を図ることが可能となる。また、嵌合溝34とホルダアーム19の位置関係によってスキュー角度が決まるため、その設定も容易であり、仕様に応じて適宜変更することも容易である。さらに、マグネットを機械的に固定するため、接着剤が不要となり、作業性の改善も図られる。
加えて、セグメントマグネットの各段がユニット化され、各段間の角度(ステップ角)が正確に設定、組み付けされるため、軸方向に隣接するマグネット間のオーバーラップを確実に回避することができる。これにより、磁束のショートカットを防止することができ、有効磁束の減少による出力低下を抑えることができると共に、マグネットを着磁する際にフル着磁が可能となり、出力の向上が図られる。
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前述の実施例では、コラムアシスト式のEPSに使用されるブラシレスモータを示したが、他の方式のEPS用モータにも本発明は適用可能である。加えて、EPSや各種車載電動品用のモータのみならず、本発明は、広くブラシレスモータ一般にも適用可能である。また、前述の実施例では、マグネットを6個用いた6極9スロットのブラシレスモータに本発明を適用した例を示したが、モータのマグネットやスロットの構成はこれには限定されない。加えて、本発明は、発電機等のモータ以外の回転電機にも適用可能である。
本発明の一実施例であるブラシレスモータの断面図である。 図1のモータにおけるステータの構成を示す説明図である。 ロータの構成を示す説明図である。 図3の矢示X方向の側面図(一部破断)である。 ロータ側のスキュー角についての説明図である。 ロータコアとマグネットホルダの組付状態を示す説明図ある。 マグネットホルダの構成を示す説明図である。
符号の説明
1 ブラシレスモータ
2 ステータ
3 ロータ
4 ケース
5 ステータコア
5a ティース
5b 溝
6 コイル
6a 端部
7 バスバーユニット
8 ブラケット
9 分割コア
11 インシュレータ
12 給電用端子
13 ロータシャフト
14a,14b ベアリング
15a〜15c ロータコア
16a〜16c マグネット
17a〜17c マグネットホルダ
18 マグネットカバー
19 ホルダアーム
20 位置決め溝(ホルダ位置決め部)
21 レゾルバ
22 ロータ(レゾルバロータ)
23 ステータ(レゾルバステータ)
24 レゾルバホルダ
25 レゾルバブラケット
26 リブ
27 雌ネジ部
28 取付ネジ
31 肉抜部
32 ブリッジ部(コア側嵌合部)
33 嵌合突起
34 嵌合溝(ホルダ側嵌合部)
θskew スキュー角
θstep ステップ角
C1〜C3 マグネット中心点
L マグネット中心点を結ぶ線
O ロータ回転中心
P1,P2 直線Lとロータコア端部との交点

Claims (4)

  1. 軸方向に沿って複数個に分割形成されたロータコアと、前記各ロータコアの外周に取り付けられる複数個のセグメントマグネットと、前記ロータコアに取り付けられ、前記セグメントマグネットを前記ロータコア外周上に保持するホルダアームを備えてなるマグネットホルダとを有し、前記各ロータコアが所定のステップ角ずつ周方向にずれて配置されるステップスキュー構造のブラシレスモータであって、
    前記ロータコアは、該ロータコアの外周に形成され前記ホルダアームが装着されるホルダ位置決め部と、前記ホルダ位置決め部と所定の位置関係にて形成されたコア側嵌合部とを有し、
    前記マグネットホルダは、前記コア側嵌合部と嵌合し、前記ホルダアームと所定の位置関係にて配置されるホルダ側嵌合部を有することを特徴とするブラシレスモータ。
  2. 請求項1記載のブラシレスモータにおいて、前記ロータコアは、周方向に沿って等分に形成された複数個の肉抜部を有し、前記コア側嵌合部は、隣接する前記肉抜部の間に形成されたブリッジ部であることを特徴とするブラシレスモータ。
  3. 請求項2記載のブラシレスモータにおいて、前記マグネットホルダは、前記肉抜部に対向して設けられ該肉抜部に挿入可能な嵌合突起を有し、前記ホルダ側嵌合部は、隣接する前記嵌合突起の間に形成された嵌合溝であることを特徴とするブラシレスモータ。
  4. 請求項3記載のブラシレスモータにおいて、前記嵌合溝と前記ホルダアームは、周方向に前記ステップ角だけずれた位置関係にて配置されることを特徴とするブラシレスモータ。
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