JP2008109725A - リング型焼結磁石及びその製造方法並びに永久磁石型モータ - Google Patents

リング型焼結磁石及びその製造方法並びに永久磁石型モータ Download PDF

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Abstract

【課題】リング型予備成形体を積み重ねた際にリング型予備成形体の中心位置がずれたり、中心軸が傾いたりすることがなく、磁気特性に偏りのない着磁波形の歪が小さいリング型焼結磁石を得る。
【解決手段】軸方向の一方の端面に凸形状部4が形成され、他方の端面に凹形状部3が形成され、ラジアル配向されたリング状予備成形体を、凹形状部3および凸形状部4を嵌め合わせて軸方向に3段に積み重ねて、焼結することで一体化され、スキュー着磁されたリング型焼結磁石1において、凸形状部4及び凹形状部3が円弧形状であり、凸形状部4の径が凹形状部3の径より小さく、リング型焼結体1の各段の端面間に隙間25が存在するものとする。
【選択図】図1

Description

この発明は、永久磁石電動機に用いられるリング型の焼結磁石およびその製造方法に関するものである。
従来、リング状の焼結磁石は、金型のキャビティ内に磁石材料成形用の微粉末を充填し、金型の周辺に配設された一対のコイルにより磁場をかけて微粉末を配向させながら、軸方向に圧縮して得られたリング状成形体を焼結することで製造されている。
この成形方法で、小型モータに多用されているラジアル異方性リング型磁石を磁場成形するにあたって、磁石の軸長が長い場合には、配向磁場強度が十分に得られず、微粉末の配向率が低下し、高い磁気特性が得られないという問題点がある。
この問題に対して、例えば、特許文献1では十分に磁場配向できる軸長のリング磁石成形体を磁場成形した後、必要数だけ軸方向に積み重ね、焼結により一体化する方法が提案されている。また、リング状予備成形体の端面に凹凸を形成し、凹凸形状を嵌め合わせてリング状予備成形体を積み重ねることでリング状予備成形体同士の中心位置がずれることを防止する方法が提案されている。
また、特許文献1には、リング状予備成形体をスキューしながら積み重ねることで、磁気特性の偏りが小さいリング型焼結磁石が得られることや、外周に周期的な凹凸形状を有するリング状予備成形体をスキューしながら積み重ねる方法が提案されている。
WO2004−77647(第14−18頁、第19−40図)
上記特許文献1に提案されている方法により、軸長が長いラジアル異方性のリング型焼結磁石を製造することができるが、リング状予備成形体を軸方向に積み重ねるときの位置決めに用いられる凹凸形状には高い寸法精度が要求される。例えば、凸形状部の大きさが凹形状部の大きさよりも小さい場合には、両者の間に隙間が発生し、そのためにリング状予備成形体の中心位置がずれてしまい、最終的にリング型焼結磁石の形状精度が悪化するといった問題があった。
また、場所によって凹凸形状の大きさにバラツキがある場合には、各々のリング状予備成形体の軸方向が一致しない(軸が傾いた)状態で積み重ねられるので、この場合にも最終的にリング型焼結磁石の形状精度が悪化するといった問題があった。
また、磁気特性に偏りのないリング型焼結磁石や着磁波形の歪が小さいリング型焼結磁石が提案されているが、効果が十分でなく、モータに搭載した場合には要求仕様を満たすコギングトルクを得られない場合があった。
この発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、リング型予備成形体を積み重ねた際にリング型予備成形体の中心位置がずれたり、中心軸が傾いたりすることのないリング型の焼結磁石およびその製造方法を提供することを目的とする。
また、磁気特性に偏りのないリング型焼結磁石や着磁波形の歪が小さいリング型焼結磁石の磁気特性をさらに改良することを目的とする。
この発明に係るリング型焼結磁石は、軸方向の一方の端面に凸形状部が形成され、他方の端面に凹形状部が形成され、ラジアル配向されたリング状予備成形体を、上記凹形状部および凸形状部を嵌め合わせて上記軸方向に複数段に積み重ねて、焼結することで一体化されたリング型焼結磁石において、
上記凸形状部及び凹形状部が円弧形状であり、上記凸形状部の径が上記凹形状部の径より小さく、
上記リング型焼結体の各段の上記端面間に隙間が存在するものである。
また、軸方向の一方の端面に凸形状部が形成され、他方の端面に凹形状部が形成され、ラジアル配向されたリング状予備成形体を、上記凹形状部および凸形状部を嵌め合わせて上記軸方向に複数段に積み重ねて、焼結することで一体化されたリング型焼結磁石において、
上記凸形状部と上記凹形状部の底面との間に隙間が形成されるとともに、上記リング型焼結体の各段の上記端面間に隙間が存在するものである。
この発明に係る永久磁石型モータは、ステータと、上記ステータの内側に上記この発明のいずれかに記載のリング型焼結磁石をロータシャフトに装着したロータとを備えた永久磁石型モータにおいて、
上記ステータと上記ロータとのエアギャップに対して、上記リング型焼結磁石の上記端面間の隙間が1/10以上であるものである。
この発明に係るリング型焼結磁石の製造方法は、軸方向の一方の端面に凸形状部が形成され、他方の端面に凹形状部が形成され、ラジアル配向されたリング状予備成形体を、上記凹形状部および凸形状部を嵌め合わせて上記軸方向に複数段に積み重ねて、焼結することで一体化されたリング型焼結磁石において、
上記凸形状部及び凹形状部が円弧形状であり、上記凸形状部の径が上記凹形状部の径より小さく、上記凸形状部の突出量が上記凹形状部の深さよりも大きく、ラジアル配向されたリング状予備成形体を成形する工程、
上記凸形状部と上記凹形状部とを嵌合して上記リング状予備成形体を複数段に積み重ねる工程、
上記複数段に積み重ねられたリング状予備成形体を焼結することで一体化する工程、
上記焼結されたリング状予備成形体をスキュー着磁する工程を備えたものである。
また、軸方向の一方の端面に凸形状部が形成され、他方の端面に凹形状部が形成され、ラジアル配向されたリング状予備成形体を、上記凹形状部および凸形状部を嵌め合わせて上記軸方向に複数段に積み重ねて、焼結することで一体化されたリング型焼結磁石において、
上記凸形状部と上記凹形状部とを嵌合したときに上記凸形状部と上記凹形状部の底面との間に隙間が形成され、上記各段の端面間に隙間が形成されるとともに、ラジアル配向されたリング状予備成形体を成形する工程、
上記凸形状部と上記凹形状部とを嵌合して上記リング状予備成形体を複数段に積み重ねる工程、
上記複数段に積み重ねられたリング状予備成形体を焼結することで一体化する工程、
上記焼結されたリング状予備成形体をスキュー着磁する工程を備えたものである。
この発明によれば、リング状予備成形体の中心位置がずれる、または中心軸が傾くといった不良が発生することがなく、形状精度が良く、磁気特性が優れたリング型焼結磁石が得られる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明に係るリング型焼結磁石の実施の形態1を示す正面図(a)及び平面図(b)である。この実施の形態1では、リング状予備成形体2を軸方向に3段積み重ねた構成であるが、3段に限られるものではなく、2段以上であれば適用可能である。
図1に示したように、下段のリング型焼結磁石1aの軸方向の上端面に形成された凹形状部に中段のリング型焼結磁石1bの軸方向の下端面に形成された凸形状部が嵌め合わされ、さらに、中段のリング型焼結磁石の軸方向の上端面に形成された凹形状部に上段のリング型終結磁石1cの軸方向の下端面に形成された凸形状部が嵌め合わされ、各々積み重ねられて実施の形態1のリング型焼結磁石が形成されている。
図2は、図1のリング型焼結磁石を形成するためのリング状予備成形体を積層した状態のリング状成形形態を示す正面図(a)及び平面図(b)、図3は、リング状予備成形体のうち、下段を構成するリング状予備成形体2aの平面図および正面図(a)、リング状予備成形体のうち、中段を構成するリング状予備成形体2bの平面図および正面図(b)、及びリング状予備成形体のうち、上段を構成するリング状予備成形体2cの平面図および正面図(c)である。
図3に示したリング状予備成形体2の軸方向の端面に形成されている凹形状部3は、断面形状が一定の溝状の形状であり、リング状予備成形体2a,2bの中心軸を中心としたラジアル方向に延在して形成されている。リング状予備成形体2b,2cの軸方向の端面に形成されている凸形状部4は、断面形状が一定のレール状の形状であり、リング状予備成形体2b,2cの中心軸を中心としたラジアル方向に延在して形成されている。
図1に示したリング型焼結磁石の外径はφ40mm、内径はφ34mm、高さは30mm(1段の高さは10mm)、層間の隙間25は0.35mmである。リング状予備成形体の外径はφ50mm、内径はφ43mm、高さは12mmである。図3に示した凸形状部4の断面形状は半径1mmの円弧であり、凹形状部3の断面形状は半径1.1mmの円弧形状で凸形状部4の径より大きい。積み重ねたときの層間の隙間26が0.42mmになるように凸形状部4の突出量が1mm、凹形状部3の深さが0.58mmになるよう調整されている。
次に、この実施の形態1のリング型焼結磁石の製造方法について説明する。
この実施の形態1のリング型焼結磁石は、Nd、Fe、B等を組成に含むネオジム系焼結磁石である。まず、それぞれの原料を所定の割合で配合し、真空中で鋳造することで原料となる磁石合金が形成される。次いで、粉砕工程を経て磁石合金は、平均粒径が約4μmの微粉末に粉砕される。この微粉末を用いて、磁場中で圧縮成形を施すことで図3に示したラジアル配向のリング状予備成形体2a,2b,2cが得られる。
ここで、ラジアル配向のリング磁石の磁場成形工程について詳しく説明する。図4、図5、図6は、リング状予備成形体の成形装置を示す正面図である。
図4に示したように、一対の電磁石5a、5bの間にダイス6、上コア7、上パンチ8、下コア9、下パンチ10から成る成形金型を配置し、ダイス6、下コア9、下パンチ10で形成されるキャビティ11に上記微粉末を充填する。ダイス9、上コア7、下コア9は強磁性体であり、上パンチ8、下パンチ10は非磁性体である。
まず、図5に示したように、上コア7、上パンチ8が下降し、上コア7の下端が下コア9の上端に接触した後に上パンチがキャビティ11に挿入される。上パンチ8はキャビティ11に充填された微粉末を圧縮しない位置で一旦停止し、一対の電磁石5a,5bに電流が流され、一対の電磁石5a,5b間に対向する磁場が形成される。発生した磁場は強磁性体の上コア7、下コア9を通り、キャビティ11内にラジアル方向の磁場12を形成しながら、強磁性体のダイス6に達する。このようにキャビティ11に形成されたラジアル方向の磁場12により、微粉末はラジアル方向に配向される。
次いで、上パンチ8が下降することで、ラジアル方向に配向された状態で微粉末が軸方向に圧縮されて、リング状予備成形体2が形成される。圧縮成形されたリング状予備成形体2を金型から抜き出すことで、図3に示したリング状予備成形体2a,2b,2cが得られる。なお、図3のリング状予備成形体2aを成形する場合は、リング状予備成形体2aの上端面の凹形状部3を形成するため、上パンチの下端面に凸形状部が形成されている。図3のリング状予備成形体2bを成形する場合は、リング状予備成形体2bの上端面の凹形状部3を形成するため、上パンチの下端面に凸形状部が形成されており、リング状予備成形体2bの下端面の凸形状部4を形成するため、下パンチの上端面に凹形状部が形成されている。図3のリング状予備成形体3cを成形する場合は、リング状予備成形体3cの下端面の凸形状部4を形成するため、下パンチの上端面に凹形状部が形成されている。
このようにして成形された図3のリング状予備成形体2a,2b,2cを、図2に示したように、凹形状部3に凸形状部4を嵌め合わせて積み重ねることによって3段に積層されたリング状成形体が得られる。
上記説明では、リング状予備成形体2の下側の端面に凸形状部4が形成され、上側の端面に凹形状部3が形成された例を示したが、リング状予備成形体の下側の端面に凹形状部3が形成され、上側の端面に凸形状部4が形成されている構成としてもよい。
リング状予備成形体2a,2b,2cの端面に形成されている凹形状部3および凸形状部4の断面は円弧形状であり、凸形状部4の高さは凹形状部3の深さより大きくなるように構成されている。また、凸形状部4の円弧半径は凹形状部3の円弧半径よりも小さくなるように構成されているので、積み重ねられたリング状予備成形体2a,2b,2cの凹形状部3と凸形状部4が嵌め合わされた箇所は図7のようになり、各々のリング状予備成形体2a,2b,2cの端面間には隙間26が形成される。
このような構成の凸形状部5と凹形状部3を嵌め合わせたので、凹形状部3および凸形状部4に多少の形状誤差があっても、凹形状部3と凸形状部4が確実に嵌め合わされるので、リング状予備成形体2を積み重ねたときに各々のリング状予備成形体2の中心位置がずれるといった不良が発生することがない。このように、凹形状部3と凸形状部4が嵌め合わされた状態で保持されると、リング状予備成形体2a,2b,2cを積み重ね、リング状成形体(3段積層)を形成した後に、搬送時の振動等により、各々のリング状予備成形体2a、2b、2cの中心位置がずれるといった不具合が発生することがない。
このようにして得られたリング状成形体を、焼結炉に投入し、1000〜1100℃で焼結後、500〜600℃で熱処理することでリング型焼結磁石1が得られる。リング状予備成形体2a,2b,2cの凸形状部4と凹形状部3は焼結過程で接合されるので、3段に積み重ねられたリング状予備成形体は、焼結過程で結合し一体化される。このようにして3段積み重ねられ、各層間に隙間25が設けられたリング型焼結磁石1が得られる。
図8は、積み重ねられ、焼結されたリング型焼結磁石1をロータシャフト13に挿入した後、スキュー着磁した状態を示す平面図である。スキュー着磁することでリング型焼結磁石1の各段における磁極の境界線が周方向にずれた永久磁石回転子14が得られる。
この実施の形態1によれば、上記のようにリング状予備成形体2a,2b,2cの中心位置が精度よく位置決めされた状態で焼結工程によって一体化されるので、その結果、形状精度の良好なリング型焼結磁石1が得られる。
凸形状部4および凹形状部3の断面形状は上記のような円弧形状に限られるものではなく、例えば、図9のように台形形状であってもよい。この場合、凸形状部4の台形の高さは、凹形状部3の台形の深さよりも大きくなるよう構成し、リング状予備成形体2間に隙間26ができるようにする。図9(a)に示したように、台形のテーパ部の角度は凸形状部4と凹形状部3で同一に設定されるようにしてもよく、図9(b)に示したように、凸形状部4のテーパ角度が凹形状部3のテーパ角度よりも小さい場合でも、図9(c)に示したように、凸形状部4のテーパ角度が凹形状部3のテーパ角度よりも大きい場合でも、凸形状部4を凹形状部3に嵌め合わせることで、各々のリング状予備成形体2の中心位置がずれることなく積み重ねてリング状成形体を成形し、焼結一体化することで形状精度の優れたリング型焼結磁石を得ることができる。
また、図9に示したように、凸形状部4と凹形状部3の底面との間に隙間27が形成されるようにすることで、確実に予備成形体の中心位置がずれたり、中心軸が傾いたりすることがないようにすることができる。図10の断面図に示したように、円弧状の凸形状部4と凹形状部3の底面との間に隙間27が形成されるようにした場合も同様の効果が得られる。
また、上記図2ないし10の例では、レール状の凸形状部4と溝状の凹形状部3を嵌め合わせる構成としたが、図11の平面図及び正面図に示したように、円錐台形状の凸形状部4および凹形状部3が端面に形成されたリング状予備成形体2a、2b、2cの凸形状部4と凹形状部3を嵌め合わせることで、各々のリング状予備成形体2a,2b,2cの中心位置がずれることなく、積み重ねてリング状成形体を形成し、焼結一体化することで形状精度の優れたリング型焼結磁石を得ることができる。この場合も上記と同様に凸形状部の円錐台の高さは、凹形状部の円錐台の深さよりも大きくなるよう構成されているので、各々のリング状予備成形体の中心位置を精度よく合わせることができ、リング状予備成形体2間に隙間を形成することができる。凸形状部4、凹形状部3は円錐台形状に限られるのではなく、例えば、球形状でもよい。
図12は、永久磁石型モータを示す断面図である。図12に示したように、永久磁石型モータ23は、コイル21を有する固定子コア22と、固定子コア22の内周側にエアギャップ24を介して配設されたリング磁石24を備えた回転子を有する。
このような永久磁石型モータにおけるコギングトルクは、スキュー角の調整で最小にできるが、通常は着磁の誤差などで必ずしも最小にならない。コギングトルクを最小にするために、5次高調波を打ち消すようにスキュー角を定めるが、スキュー角がずれた場合は5次高調波が生じる。
図13は、リング状予備成形体2間の隙間の大きさ(層間ギャップ)/エアギャップと5次高調波/基本波及び7次高調波/基本波との関係を示す図である。
図13(a)に示したように、スキュー角が理想より−4゜ずれた場合、5次高調波/基本波が大きくなる。一方、スキュー角が理想より+1゜ずれた場合及び理想より−1゜ずれた場合には、図13(b)及び図13(c)に示したように、7次高調波/基本波がスキュー角が大きくずれた場合(図13(a)の場合)の5次高調波/基本波と同等または大きくなるが、層間ギャップ/エアギャップの値を0.2以上とすることによって漸次低減され、7次高調波/基本波をスキュー角が大きくずれた場合の5次高調波/基本波より小さくすることができる。
また、リング状予備成形体2を積み重ねるときに90度ずつ回転させながら、積み重ねてリング状成形体を形成し、焼結工程を経てリング型焼結磁石を得るようにすることで、リング状予備成形体を磁場成形するときに偏り(周方向に磁気的なバラツキ(配向度の違い)等)があった場合にも、偏りを分散することができるので、磁気特性の優れたリング型焼結磁石を得ることができる。
実施の形態2.
図14は、この発明に係るリング型焼結磁石の実施の形態2を示す正面図(a)及び平面図(b)である。この実施の形態2は、リング状予備成形体を軸方向に3段積み重ねた構成を示しているが、3段に限られるものではなく、2段以上であれば適用可能である。
図14に示したように、下段のリング型焼結磁石15aの上端面に形成された凹形状部3に中段のリング型焼結磁石15bの下端面に形成された凸形状部4が嵌め合わされ、さらに中段のリング型焼結磁石15bの上端面に形成された凹形状部3に上段のリング型焼結磁石15cの下端面に形成された凸形状部4が嵌め合わされ、各々隙間25を有するように積み重ねられて実施の形態2のリング型焼結磁石15が形成される。
各段のリング型焼結磁石の外周には8個の周期的な凹凸形状16が形成され、積層されたリング型焼結磁石1の各段の凹凸形状16が軸中心に、周方向に6度ずつ回転した位置に形成されている。
図15は、図14のリング型焼結磁石15を形成するためのリング状予備成形体2a,2b,2cを示す平面図および正面図である。
図14(a)及び(b)に示したリング状予備成形体15a,15bの端面に形成されている凹形状部3は、実施の形態1と同様に断面形状が一定の溝状の形状であり、リング状予備成形体2a,2bの中心軸を中心としたラジアル方向に延在して形成されている。図14(b)及び(c)に示したリング状予備成形体2b,2cの端面に形成されている凸形状部4は、実施の形態1と同様に断面形状が一定のレール状の形状であり、リング状予備成形体2b,2cの中心軸を中心としたラジアル方向に延在して形成されている。
ただし、凹形状部3が形成されている位相(例えば、リング型焼結磁石の外周に形成されている周期的な凹凸の凸形状部4の頂点を基準としたときの角度)は凸形状部4が形成されている位相と一定角度ずれている。ずれ量はリング型焼結磁石の外周に形成された周期的な凹凸形状16が、積層されたリング型焼結体の凹凸形状16が軸方向に沿って、周方向に回転している角度(6度)と等しくなるように、6度で構成されている。周期的な凹凸形状16の凹部頂点(谷部)の肉厚t1は凸部頂点の肉厚t2の2/3になるように調整され、凸形状頂点と凹形状頂点は滑らかな曲線で結ばれている。
その他の構成は実施の形態1と同様であり、外周に周期的な凹凸形状16が形成されたリング状予備成形体17を、実施の形態1のように、端面に形成された凸形状部19と凹形状部4を嵌め合わせて積み重ねてリング状成形体とし、それを焼結工程で一体化することで、図14に示したように、リング型焼結磁石1の外周に8個の周期的な凹凸形状16が形成され、積層されたリング型焼結磁石1の各段の凹凸形状16が軸中心に、周方向に6度回転した位置に形成されているリング型焼結磁石1が得られる。
このリング型焼結磁石1とロータシャフト13を組み付け後に、外周に形成された周期的な凹凸形状16の各段の凹形状部の頂点が磁極間の境界線となるようにスキュー着磁することによって、永久磁石回転子が得られる。さらに、図12に示したように、この永久磁石回転子を外径φ100mm、内径φ41.4mm、12スロットにコイル21を有する固定子コア22を備えたステータと組み合わせることで、永久磁石型モータ23が得られる。
このとき、リング型焼結磁石1の各段の軸方向端面の間には隙間25が形成されているが、焼結後にこの隙間の寸法が、0.35mmになるようにリング状予備成形体2a,2b,2cに形成される凸形状部4および凹形状部3の高さ寸法が調整されている。また、この隙間25は、このリング型焼結磁石1をモータに搭載したときのエアギャップ24(図12参照)の1/10以上であれば、上記実施の形態1と同様の効果が得られ、7次高調波/基本波をスキュー角が大きくずれた場合の5次高調波/基本波より小さくすることができる。
図17は、リング型焼結磁石1の各段の軸方向端面の間の隙間とエアギャプを変化させ、起磁力の高調波成分がどのように変化するかを調べた結果を示す図である。横軸はギャップ比率(層間の隙間をエアギャップで除した値)、縦軸は起磁力の高調波成分の基本波に対する比率である。この比率が大きいほど、起磁力の歪みが大きく、コギングトルクが大きくなることを示す。図16からわかる通り、ギャップ比率が大きくなるほど、高調波成分(7次)は小さくなっている。
実施の形態2の場合、エアギャップ24が0.7mm、層間の隙間25が0.35mmであるで、層間の隙間が0mmの場合と比べ、高調波成分が約30%低減しており、これにより7次高調波に起因するコギングトルクを約1/2に低減することができる。
また、実施の形態1と同様に、形状精度の優れたリング型焼結磁石が得られるので、磁石の形状精度に起因する永久磁石回転子の形状精度悪化(例えば、永久磁石の外周の芯ブレなど)によって、コギングトルクが増大するといった問題も起こらず、特性の優れたモータを得ることができる。
なお、上記実施の形態1及び2においては、凹形状部3及び凸形状部4を周方向に約90度の間隔で4個設けた例を示したが、凹形状部3及び凸形状部4は3個でもよく、また5個以上でもよい。この場合、周方向に隣り合うそれぞれの凹形状部3及び凸形状部4のなす中心角を180度より小さくすればよい。
この発明に係るリング型の焼結磁石およびその製造方法は、永久磁石電動機等に有効に用いられる。
この発明に係るリング型焼結磁石の実施の形態1を示す正面図(a)及び平面図(b)である。 図1のリング型焼結磁石を形成するためのリング状予備成形体を積層した状態のリング状成形形態を示す正面図(a)及び平面図(b)である。 リング状予備成形体を示す平面図および正面図(a)である。 リング状予備成形体の成形装置を示す正面図である。 リング状予備成形体の成形装置を示す正面図である。 リング状予備成形体の成形装置を示す正面図である。 積み重ねられたリング状予備成形体の凹形状部と凸形状部が嵌め合わされた箇所を示す断面図である。 積み重ねられ、焼結されたリング型焼結磁石をロータシャフトに挿入した後、スキュー着磁した状態を示す平面図である。 積み重ねられたリング状予備成形体の凹形状部と凸形状部が嵌め合わされた箇所を示す断面図である。 積み重ねられたリング状予備成形体の凹形状部と凸形状部4が嵌め合わされた箇所の状態を示す断面図である。 リング状予備成形体を示す平面図および正面図(a)である。 永久磁石型モータを示す正面図である。 リング状予備成形体2間の隙間の大きさ(層間ギャップ)/エアギャップと5次高調波/基本波及び7次高調波/基本波との関係を示す図である。 この発明に係るリング型焼結磁石の実施の形態2を示す正面図(a)予備平面図(b)である。 図14のリング型焼結磁石を形成するためのリング状予備成形体示す平面図および正面図である。 積み重ねられ、焼結されたリング型焼結磁石をロータシャフトに挿入した後、スキュー着磁した状態を示す平面図である。 リング型焼結磁石1の各段の軸方向端面の間の隙間とエアギャプを変化させ、起磁力の高調波成分がどのように変化するかを調べた結果を示す図である。
符号の説明
1 リング型焼結磁石、2,2a,2b,2c リング状予備成形体、3 凹形状部、4 凸形状部、5a,5b 電磁石、6 ダイス、7 上コア、8 上パンチ、
9 下コア、10 下パンチ、11 キャビティ、12 磁場、13 ロータシャフト、15a 下段のリング型焼結磁石、15b 中段のリング型焼結磁石、
15c 上段のリング型焼結磁石、16 凹凸形状、21 コイル、22 固定子コア、23 永久磁石型モータ、24 エアギャップ、25,26 隙間、
27 凸形状部と凹形状部の底面との隙間。

Claims (7)

  1. 軸方向の一方の端面に凸形状部が形成され、他方の端面に凹形状部が形成され、ラジアル配向されたリング状予備成形体を、上記凹形状部および凸形状部を嵌め合わせて上記軸方向に複数段に積み重ねて、焼結することで一体化されたリング型焼結磁石において、
    上記凸形状部及び凹形状部が円弧形状であり、上記凸形状部の径が上記凹形状部の径より小さく、
    上記リング型焼結体の各段の上記端面間に隙間が存在することを特徴とするリング型焼結磁石。
  2. 軸方向の一方の端面に凸形状部が形成され、他方の端面に凹形状部が形成され、ラジアル配向されたリング状予備成形体を、上記凹形状部および凸形状部を嵌め合わせて上記軸方向に複数段に積み重ねて、焼結することで一体化されリング型焼結磁石において、
    上記凸形状部と上記凹形状部の底面との間に隙間が形成されるとともに、上記リング型焼結体の各段の上記端面間に隙間が存在することを特徴とするリング型焼結磁石。
  3. 上記焼結することで一体化された後、スキュー着磁されていることを特徴とする請求項1または2記載のリング型焼結磁石。
  4. 上記各段の外周に2n個(nは整数)の周期的な凹凸形状が形成され、上記各段の間で上記凹凸形状が軸中心に、周方向に一定角度回転していることを特徴とする請求項1または2記載のリング型焼結磁石。
  5. ステータと、上記ステータの内側に上記請求項1ないし3のいずれかに記載のリング型焼結磁石をロータシャフトに装着したロータとを備えた永久磁石型モータにおいて、
    上記ステータと上記ロータとのエアギャップに対して、上記リング型焼結磁石の上記端面間の隙間が1/10以上であることを特徴とする永久磁石型モータ。
  6. 軸方向の一方の端面に凸形状部が形成され、他方の端面に凹形状部が形成され、ラジアル配向されたリング状予備成形体を、上記凹形状部および凸形状部を嵌め合わせて上記軸方向に複数段に積み重ねて、焼結することで一体化されたリング型焼結磁石の製造方法において、
    上記凸形状部及び凹形状部が円弧形状であり、上記凸形状部の径が上記凹形状部の径より小さく、上記凸形状部の突出量が上記凹形状部の深さよりも大きく、ラジアル配向されたリング状予備成形体を成形する工程、
    上記凸形状部と上記凹形状部とを嵌合して上記リング状予備成形体を複数段に積み重ねる工程、
    上記複数段に積み重ねられたリング状予備成形体を焼結することで一体化する工程、
    上記焼結されたリング状予備成形体をスキュー着磁する工程を備えたことを特徴とするリング型焼結磁石の製造方法。
  7. 軸方向の一方の端面に凸形状部が形成され、他方の端面に凹形状部が形成され、ラジアル配向されたリング状予備成形体を、上記凹形状部および凸形状部を嵌め合わせて上記軸方向に複数段に積み重ねて、焼結することで一体化されたリング型焼結磁石の製造方法において、
    上記凸形状部と上記凹形状部とを嵌合したときに上記凸形状部と上記凹形状部の底面との間に隙間が形成され、上記各段の端面間に隙間が形成されるとともに、ラジアル配向されたリング状予備成形体を成形する工程、
    上記凸形状部と上記凹形状部とを嵌合して上記リング状予備成形体を複数段に積み重ねる工程、
    上記複数段に積み重ねられたリング状予備成形体を焼結することで一体化する工程、
    上記焼結されたリング状予備成形体をスキュー着磁する工程を備えたことを特徴とするリング型焼結磁石の製造方法。
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