JP2009209273A - 熱可塑性エラストマー組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、極性樹脂成形品等の表面を被覆して柔軟な感触を与える熱可塑性エラストマーを提供することを課題とする。
【解決手段】表面べたつきを生じないために1,2−ビニル結合量が50質量%以下の水添熱可塑性スチレン系エラストマーを使用し、該エラストマーの極性樹脂に対する融着力を改善するためにゴム用軟化剤、ポリプロピレン、熱可塑性ポリウレタン系エラストマー、特にポリエーテル系熱可塑性ポリウレタン系エラストマー、および相溶化剤としての酸変性水添スチレン系エラストマーを添加する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、例えばポリアミドのような極性が高い熱可塑性樹脂と良好な熱融溶着性を有するスチレン系熱可塑性エラストマー組成物に関するものである。
ポリアミドを材料とした樹脂成形物は多く提供されているが、該成形物の表面を保護して感触をソフトにするために、該成形物の表面にエラストマー組成物の皮膜が形成される場合がある。
上記エラストマー組成物としては、従来例えば1,2−もしくは3,4−ビニル結合量が40質量%以上の水添スチレン系エラストマーにポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱可塑性エラストマー、またはポリウレタン系熱可塑性エラストマーとを配合した熱可塑性エラストマー組成物(I)(特許文献1参照)、水添スチレン系エラストマーと、酸変性水添スチレン系エラストマーと、熱可塑性ポリウレタンエラストマーとを配合した熱可塑性エラストマー組成物(II)(特許文献2参照)等が提供されている。
特許第3381488号 特許第2541039号
上記熱可塑性エラストマー組成物(I)にあっては、極性樹脂との熱融着性を改良するために、1,2−もしくは3,4−ビニル結合量が40質量%以上の水添スチレン系エラストマーを使用し、これにポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱可塑性エラストマーあるいはポリウレタン系熱可塑性エラストマーが添加されているが、この配合では水添スチレン系エラストマーの1,2−もしくは3,4−ビニル結合量が40質量%以上のものを使用するために組成物にべたつきが生じ、例えばグリップ等の用途に使用出来ない。
上記熱可塑性エラストマー組成物(II)にあっては、水添スチレン系エラストマー100質量部に対して熱可塑性ポリウレタンエラストマーが10〜250質量部配合されているが、この程度の配合量では組成物の溶融物の流動性が悪く、そして極性樹脂との融着力も乏しいものとなる。
本発明は、上記従来の問題点を解決し、極性樹脂と良好な熱融着性を有し、かつべたつきのない熱可塑性エラストマー組成物を提供することを課題とするものであり、本発明にあっては、スチレン系重合体ブロック(S)と、共役ジエン化合物重合体ブロック(B)とからなり水素添加されているブロック共重合体であり、1,2−ビニル結合量50質量%以下である水添熱可塑性スチレン系エラストマー100質量部と、ゴム用軟化剤20〜300質量部と、ポリプロピレン3〜200質量部と、熱可塑性ポリウレタン系エラストマー300〜1000質量部と、酸変性水添スチレン系エラストマー10質量部以上とからなる熱可塑性エラストマー組成物、およびスチレン系重合体ブロック(S)と、共役ジエン化合物重合体ブロック(B)とからなり水素添加されているブロック共重合体であり、1,2−ビニル結合量50質量%以下である水添熱可塑性スチレン系エラストマー100質量部と、ゴム用軟化剤20〜300質量部と、ポリプロピレン3〜200質量部と、ポリエーテル系の熱可塑性ポリウレタン系エラストマー300〜1000質量部と、酸変性水添スチレン系エラストマー10質量部以上とからなる熱可塑性エラストマー組成物が提供される。
上記熱可塑性エラストマー組成物において、上記酸変性水添スチレン系エラストマーは、重量平均分子量15万〜50万、スチレン系単量体含有量20質量%以上であり、上記ゴム用軟化剤は、動粘度(40℃)が40センチストークス(cSt)以上であり、上記ポリプロピレンは、メルトフローレート(MFR)(230℃×21.2N)が5g/10min以上であり、上記熱可塑性ポリウレタン系エラストマーは、メルトフローレート(MFR)(230℃×21.2N)が30g/10min以上であり、該組成物は、メルトフローレート(MFR)(230℃×21.2N)が30g/10min以上であることが望ましい。
本発明の熱可塑性エラストマー組成物にあっては、水添熱可塑性スチレン系エラストマー100質量部に対して熱可塑性ポリウレタン系エラストマー(TPU)、特にポリエーテル系TPUを300質量部以上添加し、更に酸変性水添スチレン系エラストマーを10質量部以上添加するから、組成物表面にべとつきが出来ないようにするために1,2−ビニル結合量が50質量%以下の水添熱可塑性スチレン系エラストマーを使用しても、極性樹脂との融着力を良好に維持することが出来、震動工具のグリップに使用することが出来る。
本発明を以下に詳細に説明する。
〔水添熱可塑性スチレン系エラストマー〕
本発明に使用する水添熱可塑性スチレン系エラストマーとは、スチレン系重合体ブロック(S)、共役ジエン化合物重合体ブロック(B)とからなるものであって、上記共役ジエン化合物重合体ブロック(B)は、一部または全部が水素添加されている。
上記スチレン系重合体ブロック(S)とは、例えばスチレン、o−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−t(ターシャリー)−ブチルスチレン、1,3−ジメチルスチレン、α−メチルスチレン、ビニルナフタレン、ビニルアントラセン等のスチレン系単量体の重合体ブロックである。
上記共役ジエン化合物重合体ブロック(B)とは、ブタジエン、イソプレン、1,3−ペンタジエン等の共役ジエン系化合物の重合体ブロックである。
本発明が使用する上記水添熱可塑性スチレン系エラストマーとしては、例えばスチレン−エチレンーブチレン−スチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレン−エチレン−プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEPS)、スチレン−エチレン−エチレン−プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEEPS)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、ピリジン−ブタジエンゴム、スチレン−イソプレンゴム(SIR)、スチレン−エチレン共重合体、ポリスチレン−ポリブタジエン−ポリスチレン(SBS)、ポリスチレン−ポリイソプレン−ポリスチレン(SIS)、ポリ(α−メチルスチレン)−ポリブタジエン−ポリ(α−メチルスチレン)(α−MeSBα−MeS)、ポリ(α−メチルスチレン)−ポリイソプレン−ポリ(α−メチルスチレン)、エチレン−プロピレン共重合体(EP)、スチレン−クロロプレンゴム(SCR)、スチレン−ブタジエン−スチレン(SBS)共重合体、スチレン−イソプレン−スチレン(SIS)共重合体等が例示される。
本発明においては、上記水添熱可塑性スチレン系エラストマーとして1,2−ビニル結合量が50質量%以下のものを選択し、組成物にべたつきが発生しないようにしている。更に望ましい1,2−ビニル結合量は、10〜40質量%の範囲である。
本発明の組成物に耐熱性を付与するためには、上記水添熱可塑性スチレン系エラストマーの重量平均分子量(Mw)は15万以上であることが望ましいが、50万以上では組成物の成形性が悪くなる。更に望ましい重量平均分子量(Mw)の範囲は24万〜45万である。重量平均分子量(Mw)が15万未満のものを使用すると、組成物のペレットが乾燥時にブロッキングしてしまったり、70℃における圧縮永久歪が大きくなる。
本発明の組成物の耐熱性をより向上させるためには、更に上記水添熱可塑性スチレン系エラストマーのスチレン系単量体含有量が20質量%以上のものを選択する。上記スチレン系単量体含有量の更に望ましい範囲は20〜40質量%である。
更に本発明の水添熱可塑性スチレン系エラストマーの重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比率Mw/Mnが2を超える場合には、組成物の耐熱性が悪くなりべたつきが発生する。更に望ましいMw/Mn比は1.05〜2の範囲である。
上記水添熱可塑性スチレン系エラストマーの重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)には、下記するゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)法による測定値を用いる。
〔GPC(ゲル浸透クロマトグラフ)法によるポリスチレン換算分子量測定〕
・測定条件
a)測定機器:SIC Autosampler Model 09
Sugai U−620 COLUMN HEATER
Uniflows UF−3005S2B2
b)検出器 :MILLIPORE Waters 410
Differential Refractometer
c)カラム :Shodex KF806M×2本
d)オーブン温度:40℃
e)溶離液 :THF 1.0ml/min
f)標準試料:ポリスチレン
g)注入量 :100μl
h)濃度 :0.020g/10ml
i)試料調整:2,6−ジ−t−ブチル−p−フェノール(BHT)が0.2重量%添加されたTHFを溶媒として、室温で攪拌して溶解させた。
j)補正 :検量線測定時と試料測定時とのBHTのピークのずれを補正して、分子量計算を行った。
〔ゴム用軟化剤〕
本発明において使用されるゴム用軟化剤としては、非芳香族系のオイルが使用され、例えばパラフィン系オイル、ナフテン系オイルが使用されるが、本発明の水添熱可塑性スチレン系エラストマーと良好な相溶性を示すパラフィン系オイルは望ましいゴム用軟化剤である。
上記ゴム用軟化剤の動粘度は(40℃)40センチストークス(cSt)以上であることが望ましく、更に望ましくは60〜400cStの範囲である。動粘度が40cStに満たない場合には、組成物を成形する際にガスの発生が著しくなり、またガスが表面に出易くなるためにポリアミドとの融着力が低下する。
〔ポリプロピレン〕
本発明に使用するポリプロピレン(PP)としては、プロピレン単独重合体、プロピレン−エチレン共重合体、ポリプロピレンにポリエチレンやエチレン−プロピレン共重合体を添加した変性ポリプロピレン等が含有される。
上記PPのメルトフローレート(MFR)(230℃×21,2N)が5g/10minに満たないものを使用した場合には、結果として得られる配合物のMFR(230℃×21.2N)が30g/minに満たないものとなり、極性樹脂との融着力が低下する。更に望ましいMFR(230℃×21.2N)は5〜30g/10minの範囲である。
〔熱可塑性ポリウレタン系エラストマー〕
本発明において使用する熱可塑性ポリウレタン系エラストマー(TPU)としては、ジイソシアネートと短鎖グリコール(エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ビスフェノールA等)とからなるハードセグメントと、ジイソシアネートと長鎖ポリオールとからなるソフトセグメントとを有するものである。
上記長鎖ポリオールとしては、分子量が400〜6,000のポリ(アルキレンオキシド)グリコール(例えば、ポリエチレングリコール、ポリ(1,2−および1,3−プロピレンオキシド)グリコール、ポリ(テトラメチレンオキシド)グリコール、ポリ(ヘキサメチレンオキシド)グリコール等)のようなポリエーテル系のもの、あるいはポリアルキレンアジペート、ポリカプロラクトン、ポリカーボネート等のようなポリエステル系のものが使用されるが、極性樹脂と良好な融着力を示すポリエーテル系TPUの使用が望ましい。ポリエステル系TPUやポリカーボネートは、極性樹脂との融着力がポリエーテル系TPUに比べると劣っている。
このTPUは下記一般式[I]で表される構造の化合物である。

(式中において、Aはジイソシアネートと短鎖グリコールからなるハードセグメントを表し、Bはジイソシアネートと長鎖ポリオールとからなるソフトセグメントを表し、YはハードセグメントであるAとソフトセグメントであるBを連結するウレタン結合のジイソシアネート化合物の残基を表す。なお、この種のジイソシアネート化合物としては、フェニレンジイソシアネート、トリレンジイシシアネート、キシレンジイソシアネート、4,4´−ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート等の公知慣用のものが使用される。)
上記TPUのMFR(230℃×21.2N)は、30g/10min以上であることが望ましく、それを下回ると結果として得られる配合物のMFR(230℃×21.2N)も30g/10minを下回ることになり、極性樹脂との融着力が低下する。
また、上記TPUの市販品としては、「エラストラン(商品名、BASF社製)」、「ミラクトラン(商品名、日本ミラクトラン(株)製)」、「レザミンP(商品名、大日精化工業(株)製)」、「ユーファインP(商品名、旭硝子(株)製)」、「PANDEX−T(商品名、DICバイエルポリマー(株)製)」、「ペレセン(商品名、ダウケミカル社製)」、「クラミロン(商品名、(株)クラレ製)」等が挙げられる。
〔酸変性水添スチレン系エラストマー〕
酸変性水添スチレン系エラストマーは、前記水添スチレン系エラストマーを酸変性したものであり、酸変性に使用される化合物としてはカルボン酸基またはカルボン酸誘導体基を有する化合物があり、該化合物としては、例えばマレイン酸、ハロゲン化マレイン酸、イタコン酸、シス−4−シクロへキセン−1,2−ジカルボン酸、エンド−シス−ビシクロ〔2,2,1〕−5−へプテン−2,3−ジカルボン酸等やこれらジカルボン酸の無水物、エステル、アミド、イミド等およびアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸等やこれらモノカルボン酸のエステル、例えばメタクリル酸メチルやアミド等の誘導体が挙げられる。
上記酸変性水添スチレン系エラストマーは、上記水添熱可塑性スチレン系エラストマーと、TPUとの相溶性を改良して組成物の極性樹脂に対する融着力を向上せしめる相溶化剤である。酸変性した水添熱可塑性スチレン系エラストマーを用いない場合には、極性樹脂との融着力が乏しいものになってしまう。また、酸変性したαオレフィンなどを用いた場合であっても、極性樹脂との融着力が乏しいものになってしまう。
上記酸変性スチレン系エラストマーの中でも望ましいものはマレイン酸変性SEBSである。
〔第三成分〕
上記成分以外にも所望により、本発明の特徴を損なわない範囲において、必要に応じて他の配合成分を配合することができる。例えばタルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、亜硫酸カルシウム、燐酸カルシウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛、アルミナ、シリカ、珪藻土、ドロマイト、石膏、焼成クレー、アスベスト、マイカ、ケイ酸カルシウム、ベントナイト、ホワイトカーボン、カーボンブラック、鉄粉、アルミニウム粉、石粉、高炉スラグ、フライアッシュ、セメント、ジルコニア粉等の無機充填材や、リンター、リネン、サイザル、木粉、ヤシ粉、クルミ粉、でん粉、小麦粉、米粉等の有機充填材や、木綿、麻、羊毛等の天然繊維、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、アクリル繊維、ビスコース繊維、アセテート繊維等の有機合成繊維や、アスベスト繊維、ガラス繊維、炭素繊維、セラミック繊維、金属繊維、ウィスカー繊維等の繊維充填材や、色素、顔料、カーボンブラックなどの着色剤や、あるいは、帯電防止剤、導電性付与剤、老化防止剤、難燃剤、防炎剤、撥水剤、撥油剤、防虫剤、防腐剤、ワックス類、界面活性剤、滑剤、紫外線吸収剤、DBP、DOP、熱安定剤、キレート剤、分散剤等の各種添加剤を添加してもよい。
また、本発明の組成物は、本発明の特徴を損なわない範囲であれば、他のポリマーをブレンドして使用することも可能である。
〔配合〕
上記水添熱可塑性スチレン系エラストマー100質量部に対して、上記ゴム用軟化剤は20〜300質量部、PPは3〜200質量部、TPUは300〜1000質量部、酸変性水添スチレン系エラストマーは10質量部以上配合される。
上記水添熱可塑性スチレン系エラストマー100質量部に対して、ゴム用軟化剤の配合量が20質量部に満たない場合には、得られる組成物の溶融物の流動性が低下し、極性樹脂との融着力が低下してしまい、300質量部を超える配合量の場合には、軟化剤が表面に滲出して極性樹脂との融着力が低下する。
上記水添熱可塑性スチレン系エラストマー100質量部に対して、PPの配合量が3質量部に満たない場合には、得られる組成物の成形性が悪くなり、また200質量部を越える配合量では組成物が硬くなってゴム弾性が失なわれ、また極性樹脂との融着力も低下する。
上記水添熱可塑性スチレン系エラストマー100質量部に対して、TPUの配合量が300質量部に満たない場合には、特に1,2−ビニル結合量が50質量%以下の水添熱可塑性スチレン系エラストマーを使用した場合、極性樹脂との融着力が低下し、かつ溶融物の流動性も悪くなる。一方1000質量部を越える配合量では、組成物のゴム弾性が失なわれ、極性樹脂との融着力が低下する。
一方、上記水添熱可塑性スチレン系エラストマー100質量部に対して、酸変性水添スチレン系エラストマーが10質量部に満たない場合には、上記水添熱可塑性スチレン系エラストマーと上記TPUとの相溶性が改良されず、得られる組成物の極性樹脂との融着力が低下する。
上記材料は、例えばヘンシェルミキサー、バンバリーミキサー等の混合装置によって混合され、混合物は、通常、押出機によって溶融混練してストランドに押出し、冷水中で冷却しつつカッターによってペレットに切断する。得られたペレットは、通常、射出成形によって所定の成形品とする。
以下に、本発明を更に具体的に説明するための実施例および比較例を記載する。
(実施例1〜4、比較例1〜10、参考例1)
〔材料〕
下記の材料を使用した。
1.水添熱可塑性スチレン系エラストマー(SEBS)
(1)G1651〔商品名、クレイトンポリマージャパン(株)製〕、PS含有量:33%、Mw:24.7万
(2)MD6933〔商品名、クレイトンポリマージャパン(株)製〕、PS含有量:30%、Mw:40.4万
(3)G1650〔商品名、クレイトンポリマージャパン(株)製〕、PS含有量:29%、Mw:10.9万
2.ゴム用軟化剤
(1)PW90〔商品名、出光石油化学(株)製〕、動粘度(40℃):84cSt
(2)PW380〔商品名、出光興産(株)製〕、動粘度(40℃):383cSt
(3)マーコールN172〔商品名、エクソンモービル社製〕、動粘度(40℃):35cSt
3.PP
(1)PM600A〔商品名、サンアロマー(株)製〕、曲げ弾性率:1600MPa、MFR:7.5g/min
(2)PM870A〔商品名、サンアロマー(株)製〕、曲げ弾性率:1350MPa、MFR:17g/min
(3)PH943B〔商品名、サンアロマー(株)製〕、曲げ弾性率:470MPa、MFR:21g/10min
4.炭酸カルシウム
(1)スーパー3S〔商品名、丸尾カルシウム(株)製〕、平均粒子径:1.8μm(比表面積からの計算)
5.TPU
(1)エラストランET680〔商品名、BASF社製、エステル系TPU〕、HsA: 80、MFR:100g/10min
(2)エラストランET880〔商品名、BASF社製、エーテル系TPU〕、HsA:80、MFR:78g/10min
(3)ペレセン2103−55D〔商品名、ダウケミカル社製、エーテル系TPU〕、HsA:96、MFR:17g/10min
6.酸変性水添スチレン系エラストマー(相溶化剤)
(1)FG−1901X〔商品名、クレイトンポリマージャパン(株)製、マレイン酸変性SEBS〕
(2)タフマ−MP0620〔商品名、三井化学(株)製、酸変性αオレフィン〕
実施例1〜4の配合は表1に、比較例1〜5の配合は表2に、比較例6〜10、参考例1の配合は表3に示した。
〔熱可塑性エラストマー組成物(ペレット)の製造条件〕
パラフィンオイル以外の材料をドライブレンドし、これにパラフィンオイルを含浸させて混合物を作製する。その後、混合物を下記の条件で押出機で溶融混練して、熱可塑性組成物のペレットを製造する。
押出機・・・KZW32TW−60MG−NH(商品名、(株)テクノベル製)
シリンダー温度・・・180〜220℃
スクリュー回転数・・・300rpm
〔熱可塑性エラストマー組成物の成形条件〕
射出成形機・・・100MSIII−10E(商品名、三菱重工業(株)製)
射出成形温度・・・170℃
射出圧力・・・30%
射出時間・・・10sec
金型温度・・・40℃
上記条件で厚さ2mm、幅125mm、長さ125mmのプレートを作製した。
〔熱可塑性エラストマーと硬質樹脂の複合成形体の成形条件〕
1.ポリアミド(6−ナイロン)の成形条件
射出成形機・・・100MSIII−10E(商品名、三菱重工業(株)製)
射出成形温度・・・200〜230℃
射出速度・・・60%
射出圧力・・・80%
射出保圧・・・50%
射出時間・・・10sec
金型温度・・・40℃
2.熱可塑性エラストマー組成物の成形条件
射出成形機・・・100MSIII−10E(商品名、三菱重工業(株)製)
射出成形温度・・・230℃
射出速度・・・90%
射出圧力・・・60%
射出保圧・・・30%
射出時間・・・10sec
金型温度・・・40℃
上記条件で厚さ2mm、幅25mm、長さ125mmの硬質樹脂プレートを作製した。ポリアミド(6−ナイロン)にはノバミッド1010J〔商品名、三菱エンジニアリングプラスチック(株)製〕を使用し、このポリアミドで作成した硬質樹脂プレートを金型内(厚さ6mm、幅25mm、長さ125mm)にインサートした状態として、上記条件で熱可塑性エラストマー組成物を成形して熱可塑性エラストマー組成物と硬質樹脂の複合成形体を成形した。
〔評価方法〕
実施例1〜4、比較例1〜10、参考例1のそれぞれについて下記の評価を行った。なお、各物性の評価結果は、実施例1〜4については表1、比較例1〜5については表2、比較例6〜10、参考例1については表3に示した。
(1)硬さ測定
硬さ測定は、厚さ6mmの試験片を用い、JIS K 6253Aに準拠して行った。
(2)MFR
ASTM D1238に準拠して230℃×21.2Nの条件で行った。
(3)ポリアミド(6−ナイロン)との融着強度(180℃剥離試験)
JIS K 6854に準拠して、上記複合成形体を用い、雰囲気温度23℃で表皮材層(熱可塑性エラストマー組成物)と基材層(硬質樹脂)とを180°方向に引張速度50mm/minで引張試験を行い、表皮材層と基材層の剥離強度(単位:N/25mm)を測定した。なお、6−ナイロンの材料は、ノバミッド1010J〔商品名、三菱エンジニアリングプラスチック(株)製〕を用いた。
(4)乾燥時のペレットブロック
80℃×2hrの条件にてオーブンで乾燥させたときのペレットの状態を評価した。
(5)成形性
上記〔熱可塑性エラストマーと硬質樹脂の複合成形体の成形条件〕にて記載した条件で成形を行った場合の型離れや取り出し時における製品(成形品)の変形などを評価した。



実施例1〜4の配合の組成物はいずれもMFR(230℃×21.2N)が30g/10min以上であり、極性樹脂である6−ナイロンと良好な融着力(目標値:65N/25mm)を示し、乾燥時のペレットのブロッキングもなく、成形性も良好である。
一方、SEBSの重量平均分子量(Mw)が15万以下(10.9万)のものを使用した比較例1は、乾燥時ペレットにブロッキングを生じた。
軟化剤をSEBS 100質量部に対して300質量部以上(350質量部)の配合とした比較例2は、6−ナイロンとの融着力が低く65N/25mm以下(32N/mm)であった。
軟化剤をSEBS 100質量部に対して20質量部以下(10質量部)の配合とした比較例3は、MFR(230℃×21.2N)が30g/10min以下(12g/10min)となり、かつ6−ナイロンとの融着力が低く65N/25mm以下(40N/mm)であった。
軟化剤として動粘度が(40℃)40cSt以下(35cSt)のものを配合した比較例4は、6−ナイロンとの融着力が低く(48N/mm)なった。
PP配合量をSEBS 100質量部に対して200質量部以上(250質量部)の量とした比較例5は、6−ナイロンとの融着力が低く(30N/25mm)なった。
TPUの配合量をSEBS 100質量部に対して1000質量部以上(1200質量部)とした比較例6は、成形性が悪くなった。
TPUの配合量をSEBS 100質量部に対して300質量部以下(250質量部)とした比較例7は、MFR(230℃×21.2N)が30g/10min以下(27g/10min)になり、6−ナイロンとの融着力が低くなった。
更にエステル系TPUを使用した参考例1は、6−ナイロンとの融着力がエーテル系TPUを使用した配合よりも若干劣った(62N/25mm)。
MFR(230℃×21.2N)が30g/10min以下(17g/10min)のTPUを使用した比較例8は、配合物のMFR(230℃×21.2N)も30g/10min以下(13g/10min)になり、6−ナイロンとの融着力も低下(30N/25mm)した。
相溶化剤の配合量が10質量部以下の量(5質量部)の配合である比較例9は、6−ナイロンとの融着力が低下(40N/25mm)した。
相溶化剤として酸変性水添スチレン系エラストマー以外のもの(酸変性α−オレフィン)を使用した比較例10は、6−ナイロンとの融着力が低下(59N/25mm)した。
本発明の配合物は、柔軟な感触を有し、極性樹脂との融着力が高く、かつ表面のべたつきもないので、電動工具のグリップの被覆材料等に有用である。

Claims (3)

  1. スチレン系重合体ブロック(S)と、共役ジエン化合物重合体ブロック(B)とからなり水素添加されているブロック共重合体であり、1,2−ビニル結合量50質量%以下である水添熱可塑性スチレン系エラストマー100質量部と、
    ゴム用軟化剤20〜300質量部と、
    ポリプロピレン3〜200質量部と、
    熱可塑性ポリウレタン系エラストマー300〜1000質量部と、
    酸変性水添スチレン系エラストマー10質量部以上と
    からなることを特徴とする熱可塑性エラストマー組成物。
  2. スチレン系重合体ブロック(S)と、共役ジエン化合物重合体ブロック(B)とからなり水素添加されているブロック共重合体であり、1,2−ビニル結合量50質量%以下である水添熱可塑性スチレン系エラストマー100質量部と、
    ゴム用軟化剤20〜300質量部と、
    ポリプロピレン3〜200質量部と、
    ポリエーテル系の熱可塑性ポリウレタン系エラストマー300〜1000質量部と、
    酸変性水添スチレン系エラストマー10質量部以上と
    からなることを特徴とする熱可塑性エラストマー組成物。
  3. 上記酸変性水添スチレン系エラストマーは、重量平均分子量15万〜50万、スチレン系単量体含有量20質量%以上であり、
    上記ゴム用軟化剤は、動粘度(40℃)が40センチストークス(cSt)以上であり、
    上記ポリプロピレンは、メルトフローレート(MFR)(230℃×21.2N)が5g/10min以上であり、
    上記熱可塑性ポリウレタン系エラストマーは、メルトフローレート(MFR)(230℃×21.2N)が30g/10min以上であり、
    該組成物は、メルトフローレート(MFR)(230℃×21.2N)が30g/10min以上である請求項1または請求項2に記載の熱可塑性エラストマー組成物。

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