JP2009208655A - 小型船舶 - Google Patents

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Abstract

【課題】 船体内に有効利用できるスペースを多く確保できるとともに、船外機の周囲を容易に移動することのできる小型船舶を提供すること。
【解決手段】 クルーザータイプの小型船舶Aの船尾における左右方向の中央側部分に凹部17を設けるとともに凹部17を形成する取付部17aに船外機24a,24bを取り付けて、船外機24a,24bの駆動によって走行するようにした。そして、凹部17の左右両側および前部側に乗員が歩くためのトランサムプラットフォーム16を設け、トランサムプラットフォーム16の左右両側部分の後端を船外機24a,24bよりも後方に突出させた。トランサムプラットフォーム16の右舷側ステップ16aに段差16dを設け、左舷側ステップ16bに段差16eを設けた。さらに、前部側ステップ16cの下方に収容部18を設け、左舷側ステップ16bの後端部に収容部16fを設けた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、船尾に取り付けられた船外機の駆動によって走行するクルーザータイプの小型船舶に関する。
従来から、外洋を走行できるように各種の設備を整えたいわゆるクルージングタイプのやや大型の小型船舶がレジャー等に用いられている。このような小型船舶は、通常、エンジン等の機関を船体内の船尾に配置し、ドライブユニットを船体外に出してプロペラを回転させる船内外機や、エンジン等の機関を船体内の中央部に配置し、船体外に突出させたプロペラをプロペラシャフトを介して回転させる船内機関の駆動力によって走行するように構成されている。このような従来のクルージングタイプの小型船舶では、船体内に駆動用の機関を配置するため、その分船体内が狭くなって、各種の装置を設置するためのスペースや、くつろぐためのスペース等をそれぞれ十分に取ることができなかった。
このため、船外機を用いて走行させることによって、船体内に駆動用の機関を配置する必要のない小型船舶も開発されている(例えば、特許文献1参照)。この小型船舶では、船尾のトランサムに船外機取付け部を形成して、この船外機取付け部に船外機を取付けるとともに、船外機の上側、前側および両側を船外機カバーで覆っている。また、船外機の両側には、乗員が座れるスペースの船尾ステップが形成されている。これによって、船外機の騒音を遮断できるとともに、船外機カバーの上面をテーブルとして利用することもできる。
特開平9−207888号公報
しかしながら、前述した従来の小型船舶では、船外機の両側に形成された船尾ステップ間を結ぶための通路が備わっていない。このため、例えば、乗員が船尾ステップの一方から乗船して、船尾ステップの他方に移動する場合には、船尾ステップの一方から一旦船尾デッキの一方側に移動したのちに、船尾デッキの他方側に移動し、さらに船尾デッキから船尾ステップの他方に移動しなければならない。このような場合に、小型船舶がやや大型のクルージングタイプのもので、船尾デッキが船尾ステップよりも高い位置にある場合には、船尾ステップの一方から他方に移動する際に、さらに面倒な移動をしなければならなくなる。さらに、前述した従来の小型船舶では、船外機を用いてはいるが、船尾デッキと船底との間の高さがあまりないため、船体内の底部側に有効利用できるスペースを確保することは難しい。
本発明は、前述した問題に対処するためになされたもので、その目的は、船体内に有効利用できるスペースを多く確保できるとともに、船外機の周囲を容易に移動することのできる小型船舶を提供することである。
前述した目的を達成するため、本発明に係る小型船舶の構成上の特徴は、船内に、居住空間と居住空間よりも高くに位置する操縦室とが設けられたクルーザータイプの小型船舶であって、船体の船尾における左右方向の中央側部分に船外機配置用凹部を設けるとともに船外機配置用凹部を形成する前壁に船外機を取り付けて、船外機の駆動によって走行するようにすることにより、小型船舶の船体内における底部側に所定のスペースを確保したことにある。
このように構成した本発明に係る小型船舶は、比較的大きなクルーザータイプの船体を備えており、このクルーザータイプの小型船舶を船外機の駆動力によって走行させるようにしている。このため、船体内における船尾側や中央側の底部側部分に駆動用の機関を設置する必要がなくなり、その部分を他の目的で使用するためのスペースとして利用することができる。この場合、所定のスペースを、小型船舶が走行するために必要となる各種の装置や部材を設置するために利用することが好ましい。
例えば、このスペースに、発電機、燃料タンク、清水タンク、バッテリ等を設置することができ、その分乗員がくつろぐためのスペース等を広くすることができる。また、小型船舶がクルージングタイプのものであるため、デッキと船体の底部との高低差が大きくなり、その分、船体の上部側部分に対して船外機の取付け位置が低くなる。このため、船内から船外機が見えなくなり美観が増すとともに、船外機の騒音が船内にいる乗員に聞こえ難くなる。なお、この発明における居住空間とは、乗員がくつろいだり休憩したりすることのできる空間であり、例えば、メインサロン、アンダーバース、バウバース等である。また、居住空間よりも高くに位置する操縦室についての位置関係は、床面を基準にして比較することが好ましく、例えば、操縦室の床面がメインサロンの天井面よりも低い位置にあってもよい。
また、本発明に係る小型船舶の他の構成上の特徴は、船外機配置用凹部の左右両側および前部側に乗員が歩くための通路を設けたことにある。これによると、船体の船尾側部分における船外機の後部側を除く周囲を、乗員が自由に移動することができる。
また、本発明に係る小型船舶のさらに他の構成上の特徴は、通路における船外機配置用凹部の左右両側部分の後端を船外機よりも後方に突出させたことにある。これによると、小型船舶の船尾を岸壁等に当接させたり、後方から物体が衝突してきたりしたときに、船外機が通路の後端部に保護されて破損することが防止される。また、船外機の周囲における乗員が移動できる範囲も増える。
また、本発明に係る小型船舶のさらに他の構成上の特徴は、通路に、後部側よりも前部側が高くなるように段差または傾斜を設けたことにある。これによると、乗員が小型船舶に乗り降りする際のステップとして通路の後部側を使用することにより、小型船舶への乗り降りが容易になる。そして、通路の前部側を後部側よりも高くすることにより、デッキの高さを高くすることができるため、デッキの下部側の収容スペースを大きくすることができる。すなわち、これによると、小型船舶への乗り降りが楽にできるとともに、有効利用できるスペースを十分に確保できる小型船舶を得ることができる。また、低い位置にある乗り降り用のステップと高い位置にあるデッキとの間の移動が容易になる。
また、本発明に係る小型船舶のさらに他の構成上の特徴は、通路の所定部分の下方に所定の部材を収容するための収容部を設けたことにある。例えば、通路における船外機配置用凹部の前部側部分の下方に収容部を設ける場合には、その収容部の上面部を、蝶番によって開閉可能な板状の蓋で構成することができ、収容部内には、棒状のボートフック等を収容することができる。これによると、接岸時等には、収容部からボートフックを取り出して接岸のための操作を行うことができる。また、通路における船外機配置用凹部の左右両側部分の少なくとも一方に収容部を設ける場合には、その収容部の上面部を、蝶番によって開閉可能な板状の蓋で構成することができ、収容部内には、折り畳み式の梯子等を収容することができる。これによると、乗員が水泳や潜水をする場合には、通路から垂らした梯子を伝わって水中に入ることができる。
また、本発明に係る小型船舶のさらに他の構成上の特徴は、小型船舶の船尾に形成されたトランサムに後方に突出する張り出し部を設け、張り出し部に船外機を取付けたことにある。これによると、張り出し部を設けた分、船外機が後方に位置するようになるが、この場合でも、船体の船尾側部分における船外機の後部側を除く周囲を、乗員が自由に移動することができる。
また、本発明に係る小型船舶のさらに他の構成上の特徴は、船外機配置用凹部に複数個の船外機を左右に並べて配置したことにある。これによると、小型船舶の大きさを大きくしても、その大きさに応じた駆動力を出力できる小型船舶を得ることができる。また、船体が大きくなっても、船尾側の左右両側を自由に移動することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図1ないし図3は、同実施形態に係るクルーザータイプの小型船舶Aを示している。この小型船舶Aでは、船体10が、船体底部を構成するハル11と甲板を構成するデッキ12とで構成されている。そして、ハル11とデッキ12との周縁部が水密的に接合されて船体10の周囲にガンネル部10aが形成されている。また、船体10の上部における前後方向の略中央から後部側にかけて天井側が開放された操縦室13(部屋になっていない開放されたスペースも操縦室に含むものとする。)が設けられ、その操縦室13内の右舷側部分に、操舵ハンドル14と運転席15とが前後に並んで設けられている。そして、操舵ハンドル14の近傍には、小型船舶Aを操船するために必要なスタートスイッチ、計器および加減速操作するための操作レバー等の各種の装置が設けられている。
また、デッキ12の上面における操縦室13よりも前部側部分には広い平面部からなる船首側デッキ12aが形成され、デッキ12の上面における操縦室13よりも後部側部分には船首側デッキ12aよりも狭い平面部からなる船尾側デッキ12bが形成されている。そそして、船首側デッキ12aと船尾側デッキ12bとの間は、操縦室13の左右両側に形成された前後に細長く延びる通路12c,12dで結ばれている。また、船尾側デッキ12bの後部側下方には、平面視が略コ字状のトランサムプラットフォーム16が形成されている。
すなわち、船体10の後端部中央には、後部が開放された平面視が四角形の本発明に係る船外機配置用凹部としての凹部17が上下に貫通(凹部17の前部側下方には後述する張り出し部23が位置している)して形成されており、その両側と前側に本発明に係る通路としてのトランサムプラットフォーム16が形成されている。トランサムプラットフォーム16は、船尾右舷側に位置する右舷側ステップ16aと、船尾左舷側に位置する左舷側ステップ16bと、右舷側ステップ16aの前部側部分と左舷側ステップ16bの前部側部分とを結ぶ前部側ステップ16cとで構成されている。
また、右舷側ステップ16aの前後方向の略中央には段差16dが設けられ、左舷側ステップ16bの前後方向の略中央には段差16eが設けられている。この段差16d,16eによって、右舷側ステップ16aと左舷側ステップ16bとは、それぞれ後部側部分よりも前部側部分の方が高くなっている。また、前部側ステップ16cは、右舷側ステップ16aと左舷側ステップ16bの前部側部分と同じ高さになっており、その下部側には左右方向に長くなった矩形の収容部18が形成されている。この収容部18内には長い棒の先端にフックが形成されたボートフック(図示せず)が収容されている。
前部側ステップ16cの前端部は、蝶番(図示せず)によって船尾側デッキ12b側に連結されており、後端側縁部を上方に持ち上げることによって収容部18を開けることができる。また、前部側ステップ16cと、後述する一対の船外機24a,24bが取り付けられる取付部17aの上面との間には段差が設けられており、この段差を形成する垂直壁18a(収容部18の後壁とその下部側の壁部とで構成される)に、昇降式の枠からなるフェンダ(図示せず)が取付けられている。このフェンダは、左右に長い四角枠状体の枠内を接続棒で区分して複数の区画を形成した形状になっており垂直壁18aと後部水平方向との間で上下に移動可能になっている。そして、このフェンダは、使用時には、後部水平方向に傾倒される。また、各区画内には、着岸時に使用する細長いクッションを立てた状態で入れておくことができる。
また、前部側ステップ16cの前部に位置する垂直壁18bの下部側部分の右舷側には、給油口および給水口を備えた供給部19aと、ソケットを備えた給電口19bとが左右に並んで設けられている。また、左舷側ステップ16bの後端部には、開閉式の収容部16fが設けられており、内部に折り畳みが可能な梯子が収容されている。乗員が水中に入るときには、この梯子を水中に垂らして降りることができる。さらに、トランサムプラットフォーム16の両側に位置する両壁部の内面には、梯子(図示せず)が設けられており、乗員は、この梯子を伝わってトランサムプラットフォーム16から通路12c,12dに移動することができる。
図1に示したように、ハル11の後端部下部側には、後部と下部が開放された凹部11aが形成されている。そして、ハル11の後部における凹部11a内の前部側部分にはダブルエンダー型のトランサムボトム21が形成されている。このトランサムボトム21は、下端部よりも上端部がやや後方に位置する垂直に近い面からなるトランサム22と、トランサム22の左右両側部分および下部側部分を除いた部分から後方に突出する張り出し部23とで構成されている。すなわち、トランサム22は、凹部11aの前側に位置する縦壁面を構成しており、図3に示したように、ハル11の略V字状の下縁部に沿って略一定の幅で延びる左右対称の略V字状の面で構成されている。
また、張り出し部23の後面視による形状は、下縁部がトランサム22の上縁部に沿った略V字状になり上縁部が左右方向に水平に延びる直線状になった左右対称の略三角形に形成されている。そして、張り出し部23の側面視による形状の下縁部は、トランサム22の下端よりもやや上方の部分から水平後方に延びる短い部分と、その水平部分の後端から上後方に傾斜して延びる傾斜部分と、その傾斜部分の後端から後方に垂直に近い角度で延びる部分とで構成されている。また、張り出し部23の側面視による形状の上縁部は、凹部11aに沿った水平部分とトランサム22に沿った傾斜部分とで構成されている。
すなわち、張り出し部23の表面は、ハル11の前後方向に平行して延びる前後方向の長さが短い平行部23aと、平行部23aの後部に位置し、後部側および下部側に行くほど左右の幅が短くなる傾斜部23bと、垂直に近い傾斜面からなる後面部23cとで構成されている。そして、張り出し部23の上面に、前述した取付部17aが形成されている。このように、張り出し部23の表面は、左右対称の凸曲面で構成されており、張り出し部23の後面部23cの後部には、凹部17が位置している。そして、張り出し部23の上面である取付部17aに一対の船外機24a,24bが取り付けられている。この船外機24a,24bの後部は、右舷側ステップ16aと左舷側ステップ16bの後端部よりも前側に位置しており、これによって船外機24a,24bは後部から衝撃を受けることを防止される。
一対の船外機24a,24bは、同一のもので構成されている。また、船外機24a,24bは、スイベルブラケットやクランプブラケットからなる取付部材(図示せず)を介して取付部17aに取り付けられており、チルト・トリム装置(図示せず)の作動により取付部材が備える回転軸を中心として、上下方向に回転できる。なお、内部構造の図示は省略しているが、この船外機24a,24bは、推進機が設けられたロアケース25の上部にドライブシャフトが設けられたアッパーケース26を連結し、アッパーケース26の上部にエンジンが設けられたカウリング27を連結して構成されている。
推進機は、略水平に向けて設けられた推進軸の後端にプロペラ28を取り付けて構成されている。また、エンジンに連結されたクランク軸の下端部はドライブシャフトの上端部に連結されている。したがって、エンジンが駆動すると、その駆動力はクランク軸、ドライブシャフト、推進軸等を介してプロペラ28に伝達され、プロペラ28が回転して推進力を発生させる。また、ロアケース25の上部外周には、プロペラ28が空気を噛むことを防止するためのキャビテーションプレート29が形成されている。このキャビテーションプレート29を設けることによって船外機24a,24bの水深を浅くすることができるとともに、小型船舶Aの操縦安定性を向上することができる。また、カウリング27の側面上部には、複数の小孔からなる吸気用開口27aが形成されており、この吸気用開口27aからカウリング27内に外気が導入される。
また、張り出し部23の傾斜部23bの下部側部分には、サイドスラスタ31が設けられている。このサイドスラスタ31は、傾斜部23bを左右に貫通するトンネル部31aとトンネル部31aの中央部に設けられたプロペラ部31bとで構成されており、ハル11内に設置された駆動モータ(図示せず)の駆動によって、プロペラ部31bが回転する。このプロペラ部31bの回転によって、トンネル部31a内を一方から他方に向う水流が発生し、小型船舶Aの船尾側を左右に移動させる。プロペラ部31bは、駆動モータの駆動によって回転方向を変更でき、これによって、小型船舶Aの船尾側の移動方向を左右に変更させることができる。
また、ハル11の前部側部分における下部にも、サイドスラスタ32が設けられている。このサイドスラスタ32は、ハル11の船首側部分を左右に貫通するトンネル部32aとトンネル部32aの中央部に設けられたプロペラ部32bとで構成されており、駆動モータ(図示せず)の駆動によって、プロペラ部32bが回転する。このプロペラ部32bの回転によって、トンネル部32a内を一方から他方に向う水流が発生し、小型船舶Aの船首側を左右に移動させる。プロペラ部32bは、駆動モータの駆動によって回転方向を変更でき、これによって、小型船舶Aの船首側の移動方向を左右に変更させることができる。
また、デッキ12の後部からは、門形の浮翼33が前方の斜め上方に向って延びており、その上面に、サーチライト34が設置されている。さらに、デッキ12の外周部における中央側から前部にかけての部分に手すり35が設けられている。また、船体10の内部は、図4に示したように各部分に区画され、その所定部分が、各種の部屋や、発電機36、燃料タンク37、清水タンク38およびバッテリ39等を設置するための設置スペースになっている。図4において、符号1〜4で示した部分は、船体10を前後方向に区分して形成された各区画を示しており、符号5〜7で示した各線は、船体10を上下方向に区分する境界線を示している。
すなわち、符号1で示した船体10の船尾側部分の下部は、発電機36および燃料タンク37が設置されるスペースであり、符号2で示した船体10のやや後部側部分における底部は、清水タンク38およびバッテリ39が設置されるスペースである。なお、発電機36および燃料タンク37は、船外機24a,24bに対応するように、左右に一対設置されている。また、符号3および符号4で示した船体10の中央部分から船首側にかけての部分の下部は、各種の配管や装置等が設置されるスペースである。
そして、符号5はデッキ床ラインを示しており、この部分は、デッキ12の床面を構成するとともに、符号1および符号2で示した部分の天井面を構成する。符号6は、符号2で示した部分を上下に区分するアンダーバース床ラインを示しており、この部分は、デッキ12の下部に設けられたアンダーバース41の床面を構成するとともに、符号2で示した部分の下部側部分の天井面を構成する。アンダーバース41は、乗員が座る椅子等が設置された部屋で構成されており、ここで休憩等をすることができる。そして、符号7は、メインサロン・バウバース床ラインを示しており、その後部側のメインサロン床ラインは、符号3で示した部分の上方に設けられたメインサロン42の床面を構成するとともに、符号3で示した部分の下方部分の天井面を構成する。
メインサロン42内には、ソファや各種の飲料等を収容する収容棚等が設置されており、小型船舶Aの乗員は、ここでくつろぐことができる。また、メインサロン・バウバース床ラインの前部側のバウバース床ラインは、符号4で示した部分の上部に設けられたバウバース43の床面を構成するとともに、符号4で示した部分の下部側の天井面を構成する。バウバース43も乗員が座る椅子等が設置された部屋で構成されており、ここで休憩等をすることができる。このように、この小型船舶Aでは、船体10内のスペースが有効に利用されている。また、この小型船舶Aは、船外機24a,24bの駆動力で走行するため、駆動用のモータ等、所定の機関を船体10内に設置する必要がなくなり、その分、船体10内のスペースが増える。このスペースも他の目的で使用することができる。なお、アンダーバース41、メインサロン42およびバウバース43で、本発明に係る居住空間が構成される。
以上の構成において、小型船舶Aを走行させる際には、運転者と複数の同乗者からなる乗員が乗船することができる。この場合、例えば、左舷側を接岸して小型船舶Aが停止している状態であれば、各乗員は、低い位置にある左舷側ステップ16bの後部側から小型船舶Aに乗り込み、段々と高くなる左舷側ステップ16bの前部側および船尾側デッキ12bを通過して、それぞれ操縦室13やメインサロン等の各部屋に移動する。そして、操縦室13の運転席15に座った運転者が操舵ハンドル14の近傍に設置されたスタートスイッチをオンにした状態で、操作レバーや操舵ハンドル14を操作することにより、小型船舶Aは走行を開始する。
この場合、小型船舶Aの走行速度が加速されるにしたがって、船首側が船尾側よりも上方に位置するように傾斜していく。そして、小型船舶Aの走行速度が所定の速度以上になると、トランサム22の下縁部によって水面の水が水切りされ、張り出し部23は水面よりも上方に位置するようになる。これによって、張り出し部23が抵抗になって、小型船舶Aの走行に悪影響が出ることが防止される。また、船外機24a,24bの下部側部分が、トランサム22の下縁部から上後方に向って上昇する水流の中に水没するため、船外機24a,24bのプロペラ28が確実に水流を捕らえることができる。
これによって、小型船舶Aは、安定した走行が行えるようになり、特に、高速で旋回する際に、エアードローを生じさせることなく安定した旋回を行えるようになる。また、小型船舶Aが水上で停止したときには、張り出し部23が水中に没して浮力を生じさせるため、船外機24a,24bが取り付けられた小型船舶Aの船尾側が下方に沈んで、小型船舶Aが大きく傾くことが防止される。その状態で、船首側デッキ12aや船尾側デッキ12bで釣りをしたり、船首側デッキ12aで日光浴をしたりすることができる。
また、水泳をする場合には、左舷側ステップ16bの後端部から梯子を水中に垂らして水中に降りることができる。さらに、必要に応じて、トランサムプラットフォーム16や通路12c,12dを自由に移動することができる。そして、小型船舶Aを接岸させる際には、二つのサイドスラスタ31,32を作動させることによりスムーズな接岸ができる。この場合、収容部18からボートフックを取り出して小型船舶Aを岸に近づけるために用いたり、フェンダからクッションを取り出して、小型船舶Aが接岸する際に衝撃を緩和するために用いたりすることができる。
このように、本実施形態に係る小型船舶Aは、船外機24a,24bの駆動力によって走行するクルーザータイプの船舶で構成されている。このため、船体10内における船尾側や中央側の底部側部分に駆動用の機関を設置する必要がなくなり、この部分を、発電機36、燃料タンク37、清水タンク38およびバッテリ39等を設置するためのスペースとして利用することができる。また、船外機24a,24bの左右両側および前部側に乗員が歩くためのトランサムプラットフォーム16を設けているため、船首側デッキ12a、船尾側デッキ12bおよび通路12c,12dだけでなく、船外機24a,24bの周囲でも乗員が自由に移動することができる。
また、小型船舶Aでは、右舷側ステップ16aと左舷側ステップ16bの後端部を船外機24a,24bの後部よりも後方に突出させているため、小型船舶Aの船尾を岸壁等に当接させたり、後方から物体が衝突してきたりしたときに、船外機24a,24bが衝撃を受けて破損することが防止される。また、張り出し部23の上面の取付部17aに船外機24a,24bを取付けたため、船外機24a,24bの周囲における乗員が移動できる範囲がさらに増える。さらに、小型船舶Aでは、右舷側ステップ16aと左舷側ステップ16bとの前後方向の略中央には段差16d,16eをそれぞれ設けて、右舷側ステップ16aと左舷側ステップ16bとのそれぞれ後部側部分を前部側部分よりも高くしている。
このため、乗員が小型船舶Aに乗り降りする際に、右舷側ステップ16aの後部側部分や、左舷側ステップ16bの後部側部分を使用することにより、小型船舶Aへの乗り降りが容易になる。そして、右舷側ステップ16aと左舷側ステップ16bとの前部側部分を高くすることにより、船首側デッキ12aや船尾側デッキ12bの高さを高くすることができるため、船首側デッキ12aや船尾側デッキ12bの下部側のスペースを大きくすることができる。また、これによって、乗員の居る場所が船外機24a,24bから離れた高い場所になるため、船外機24a,24bが見えなくなり美観が向上するとともに、船外機24a,24bの騒音も聞こえ難くなり快適な走行が可能になる。
さらに、小型船舶Aでは、前部側ステップ16cの下部側に収容部18を形成しその収容部18内にボートフックを収容しているとともに、左舷側ステップ16bの後端部に収容部16fを形成しその収容部16f内に折り畳みが可能な梯子を収容しているため、僅かなスペースでも有効に利用することができる。また、小型船舶Aでは、一対の船外機24a,24bが備わっているため、やや大型のクルージングタイプの小型船舶であっても、その大きさに応じた駆動力を出力できる。
また、本発明に係る小型船舶は、前述した実施形態に限定するものでなく、適宜変更して実施することが可能である。例えば、前述した実施形態では、一対の船外機24a,24bが備わっているが、船外機は2個に限らず、小型船舶の大きさに応じて、1個設けてもよいし、2個以上の複数個設けてもよい。また、前述した実施形態では、張り出し部23の上面の取付部17aに船外機24a,24bを取付けているが、張り出し部23を設けず、トランサム22に直接船外機24a,24bを取付けるようにしてもよい。さらに、小型船舶の形状も前述した実施形態に限らず、船外機を取り付けて走行するものであれば、どのようなものでもよい。
本発明の一実施形態に係る小型船舶を示した側面図である。 小型船舶を示した平面図である。 小型船舶を示した後面図である。 船体内の各区画を示した断面図である。
符号の説明
10…船体、13…操縦室、16…トランサムプラットフォーム、16a…右舷側ステップ、16b…左舷側ステップ、16c…前部側ステップ、16d,16e…段差、16f,18…収容部、17…凹部、17a…取付部、24a,24b…船外機、41…アンダーバース、42…メインサロン、43…バウバース、A…小型船舶。

Claims (8)

  1. 船内に、居住空間と前記居住空間よりも高くに位置する操縦室とが設けられたクルーザータイプの小型船舶であって、
    前記船体の船尾における左右方向の中央側部分に船外機配置用凹部を設けるとともに前記船外機配置用凹部を形成する前壁に船外機を取り付けて、前記船外機の駆動によって走行するようにすることにより、前記小型船舶の船体内における底部側に所定のスペースを確保したことを特徴とする小型船舶。
  2. 前記所定のスペースを、前記小型船舶が走行するために必要となる各種の装置や部材を設置するために利用した請求項1に記載の小型船舶。
  3. 前記船外機配置用凹部の左右両側および前部側に乗員が歩くための通路を設けた請求項1または2に記載の小型船舶。
  4. 前記通路における前記船外機配置用凹部の左右両側部分の後端を前記船外機よりも後方に突出させた請求項3に記載の小型船舶。
  5. 前記通路に、後部側よりも前部側が高くなるように段差または傾斜を設けた請求項3または4に記載の小型船舶。
  6. 前記通路の所定部分の下方に所定の部材を収容するための収容部を設けた請求項3ないし5のうちのいずれか一つに記載の小型船舶。
  7. 前記小型船舶の船尾に形成されたトランサムに後方に突出する張り出し部を設け、前記張り出し部に前記船外機を取付けた請求項1ないし6のうちのいずれか一つに記載の小型船舶。
  8. 前記船外機配置用凹部に複数個の船外機を左右に並べて配置した請求項1ないし7のうちのいずれか一つに記載の小型船舶。
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