JP2005212705A - 小型船舶 - Google Patents

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Ritsu Kadota
律 門田
Yoshihiro Fukuyama
美洋 福山
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澄人 山森
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Abstract

【課題】ウエルボードを倒した際もデッキスペースに影響がなく、ウエルボード直立状態での直立性を確保することができ、しかもウエルボードを倒さずに誤って船外機をチルトアップしても船体及び船外機側には破損が生じない。
【解決手段】船体後部3にウエルボード4を設け、このウエルボード4の後方に立設されたトランサムボード5に船外機6を取り付け、船外機6をチルトアップするチルト機構を備える小型船舶1において、ウエルボード4をチルトアップした状態の船外機6が当接する位置までトランサムボード側に移動して配置し、ウエルボード4を分割下部40と分割上部41とで構成し、分割上部41をチルトアップした状態の船外機6が当接しないように船体内側に傾倒可能にした。
【選択図】図5

Description

この発明は、トランサムボードに船外機を取り付けた小型船舶に関する。
小型船舶には、船体後部にウエルボードを設け、このウエルボードの後方に立設されたトランサムボードに船外機を取り付け、船外機をチルトアップするチルト機構を備えるものがある(例えば、特許文献1)。
また、図8に示すように、船体後部100にウエルボード101を設け、このウエルボード101の後方に立設されたトランサムボード102に船外機103を取り付け、この船外機103をチルトアップするチルト機構を備えるものがある。
このような小型船舶では、船外機103をチルトアップする際には、船外機103がウエルボード101に当接するために、ウエルボード101を船体前側に移動して配置するか、あるいはヒンジ104によって船体前側に倒すことができるようにしている。
特許第2897296号公報
ところで、ウエルボード101を船体前側に移動して配置すると、その分デッキスペースがなくなる。また、図9に示すように、ウエルボード101を船体前側に倒すと、その際、ウエルボード101がデッキ105上に倒れ、デッキスペースをなくしてしまう問題がある。また、例えばヒンジ104によってウエルボード101を倒したり、起立させる構造では、ウエルボード101を直立させる際に、水密処理がされておらず、後進時等の水入りが生じる問題がある。また、ウエルボード101を倒さずに誤って、船外機103をチルトアップした際、図示しないキャッチロックで止まっているために、キャッチロックが外れてウエルボード101が勢いよく倒れ、破壊し易い等の問題がある。
この発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、ウエルボードを倒した際もデッキスペースに影響がなく、ウエルボード直立状態での直立性を確保することができ、しかも誤ってウエルボードを倒さずに船外機をチルトアップしても船体及び船外機側には破損が生じない小型船舶を提供することを目的としている。
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
請求項1に記載の発明は、船体後部にウエルボードを設け、このウエルボードの後方に立設されたトランサムボードに船外機を取り付け、前記船外機をチルトアップするチルト機構を備える小型船舶において、
前記ウエルボードを分割下部と分割上部とで構成し、
前記分割下部を前記船体後部に固定し、
前記分割下部の上部に前記分割上部の下部を回動可能に軸支し、
前記分割上部を前記チルトアップした状態の前記船外機が当接しないように船体内側に傾倒可能にしたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記ウエルボードは、前記分割下部の船室内側デッキからの高さより前記分割上部の高さを低くしたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前記ウエルボードは、前記分割下部の高さより前記分割上部の高さを低くしたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記分割下部と前記船体後部の固定部をシールしたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、前記分割上部と前記船体後部とを弾性部材で支持したことを特徴とする。
前記構成により、この発明は、以下のような効果を有する。
請求項1に記載の発明では、ウエルボードを分割下部と分割上部とで構成し、分割上部をチルトアップした状態の船外機が当接しないように船体内側に傾倒可能にし、デッキスペースを確保し、かつ分割上部を倒した際も分割上部が船室内側デッキ上に乗るように倒れることがなくデッキスペースに影響がない。しかも、分割下部は傾倒しないから分割下部によって定員を確保する乾舷を満足することができ、かつ後進時のウエルボードからの水入りを防止するために必要部分の水密性が簡単に確保できる。
請求項2に記載の発明では、ウエルボードは、分割下部の船室内側デッキからの高さより分割上部の高さが低くなっており、分割上部を倒した際も分割上部が船室内側デッキ上に倒れることがなくデッキスペースに影響がない。
請求項3に記載の発明では、ウエルボードは、分割下部の高さより分割上部の高さが低くなっており、船室内側デッキの高さに関係なく、簡単な構造で分割上部を倒した際も分割上部が船室内側デッキ上に倒れないようにすることができる。
請求項4に記載の発明では、分割下部と船体後部の固定部をシールし、浸水しないようにしている。
請求項5に記載の発明では、分割上部と船体後部とを弾性部材で支持したことで、分割上部を倒さずに誤って船外機をチルトアップしても、船外機が分割上部を押して弾性部材が延び、分割上部は船外機によって押される分だけ倒れるために船外機や船体側が破損することない。
以下、この発明の小型船舶の実施の形態について説明するが、この発明は、この実施の形態に限定されない。また、この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明の用語はこれに限定されない。
図1は小型船舶の側面図、図2は小型船舶の平面図である。この実施の形態の小型船舶1は、船体2の船体後部3にウエルボード4が設けられている。この船体後部3のウエルボード4の後方にはトランサムボード5が立設され、このトランサムボード5には、2機の船外機6が取り付けられている。
この船外機6はチルトアップするチルト機構を備え、船外機6は通常航走状態では図1及び図2に実線にて示す状態にあるが、例えば係留時等にはチルトアップ操作がなされて船外機6はチルトアップして図1及び図2に鎖線にて示す位置になる。
図3乃至図8はウエルボードの取付構造を示し、図3は船体後部の側面図、図4は図1のIV−IV線に沿う断面図、図5は図4のV−V線に沿う断面図、図6はウエルボードの他の実施の形態を示す断面図、図7は弾性部材で支持した分割上部を倒す状態を示す図である。
この実施の形態のウエルボード4は、チルトアップした状態の船外機6が当接する位置までトランサムボード側に移動して配置され、乗員10が乗るデッキスペース11を広くしている。このウエルボード4を分割下部40と分割上部41とで構成している。この分割下部40は、船体後部3のデッキ3aに形成された取付部3a1及び両側部に連続して屈曲して上方に延びるように形成された取付部3b1に取付ピン49によって取り付けられている。この取付部3a1とウエルボード4との間にはシリコン等のシール部材42を充填して水密になっている。
この分割下部40には、デッキスペース11側に一対のクッションラバー43が取付ピン44によって取り付けられ、この取付ピン44は分割下部40を共に取付部3a1に取り付けている。一対のクッションラバー43は、デッキスペース11側に突出している。取付ピン44及び取付ピン49に代えてボルト、ネジ、あるいは接着等によって取り付けてもよい。
この分割下部40と分割上部41の間に左右一対のヒンジ45をビス46によって取り付け、固定された分割下部40に対して分割上部41が船体内側に傾倒可能になっている。分割上部41の上端部41aと船体後部3とを弾性部材70で支持している。この弾性部材70は、ゴムバンドで構成されている。この弾性部材70の固定端70aは、船体後部3に固定され、自由端70bには係止孔70cが形成されている。この弾性部材70は、係止孔70cを分割上部41の上端部41aに固定された係止ピン71に係止し、分割上部41を船体後部3に圧着するように付勢した状態で支持している。
この実施の形態では、ウエルボード4をチルトアップした状態の船外機6が当接する位置までトランサムボード側に移動して配置し、デッキスペース11を広くし、分割上部41をチルトアップした状態の船外機6が当接しないように船体内側に傾倒可能にしている。このウエルボード4の分割下部40は、船体後部3の取付部3a1に固定されて傾倒しないから、図3に示すように、分割下部40によって定員を確保する乾舷H1を満足することができる。また、分割下部40は、取付部3a1に固定され、シリコン等のシール部材42を充填して水密になっているから、後進時のウエルボードからの水入りを防止することができ、しかもシール部材42によって必要部分の水密性が簡単に確保できる。
また、この実施の形態では、ウエルボード4を分割下部40と分割上部41とで構成し、図5に示すように、分割下部40の船室内側デッキ3dからの高さH2より分割上部41の高さH3を低くしている。
従って、船外機6をチルトアップする時には、弾性部材70の係止孔70cを係止ピン71から外して分割上部41を船室内側に倒すが、ウエルボード4は、分割下部40の船室内側デッキ3dからの高さH2より分割上部41の高さH3が低くなっており、分割上部41を倒した際も分割上部41が船室内側デッキ3d上に倒れることがなくデッキスペース11に影響がない。
また、図6に示すように、ウエルボード4は、分割下部40の高さH4より分割上部41の高さH5を低くすると、船室内側デッキ3dを分割下部40の下部40aより大きく深くして分割上部41が当接しないようにする必要がない。このため、船室内側デッキ3dの高さに関係なく、簡単な構造で分割上部41を倒した際も分割上部41が船室内側デッキ3d上に倒れないようにすることができる。
また、図5及び図6に示すように、ウエルボード4は、分割上部41を分割下部40に対して180度船体内側に傾倒可能にしている。ウエルボード4は、分割上部41を分割下部40に対して180度船体内側に傾倒すると、分割上部41が分割下部40に重なり、分割上部41が船室内側に突出することがなく、よりデッキスペースに影響がない。
また、ウエルボード4は、図7に示すように、分割上部41と船体後部3とを弾性部材70で支持しており、船外機6をチルトアップする時には、弾性部材70の係止孔70cを係止ピン71から外すことを忘れ、誤って分割上部41を倒さずに船外機6をチルトアップすると、船外機6が分割上部41を押す。この船外機6が分割上部41を押す圧力によって弾性部材70が延び、分割上部41は船外機6によって押される分だけ倒れるために船外機6や船体側が破損することない。
この発明は、船体後部3にウエルボード4を設け、このウエルボード4の後方に立設されたトランサムボード5に船外機6を取り付け、船外機6をチルトアップするチルト機構を備える小型船舶に適用できる。
小型船舶の側面図である。 小型船舶の平面図である。 船体後部の側面図である。 図1のIV−IV線に沿う断面図である。 図4のV−V線に沿う断面図である。 ウエルボードの他の実施の形態を示す断面図である。 弾性部材で支持した分割上部を倒す状態を示す図である。 従来のウエルボードを設けた船体後部の側面図である。 従来のウエルボードの傾倒を示す図である。
符号の説明
1 小型船舶
2 船体
3 船体後部
4 ウエルボード
5 トランサムボード
6 船外機
40 分割下部
41 分割上部

Claims (5)

  1. 船体後部にウエルボードを設け、このウエルボードの後方に立設されたトランサムボードに船外機を取り付け、前記船外機をチルトアップするチルト機構を備える小型船舶において、
    前記ウエルボードを分割下部と分割上部とで構成し、
    前記分割下部を前記船体後部に固定し、
    前記分割下部の上部に前記分割上部の下部を回動可能に軸支し、
    前記分割上部を前記チルトアップした状態の前記船外機が当接しないように船体内側に傾倒可能にしたことを特徴とする小型船舶。
  2. 前記ウエルボードは、前記分割下部の船室内側デッキからの高さより前記分割上部の高さを低くしたことを特徴とする請求項1に記載の小型船舶。
  3. 前記ウエルボードは、前記分割下部の高さより前記分割上部の高さを低くしたことを特徴とする請求項1に記載の小型船舶である。
  4. 前記分割下部と前記船体後部の固定部をシールしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の小型船舶。
  5. 前記分割上部と前記船体後部とを弾性部材で支持したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の小型船舶。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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