JP2009208492A - 車両の走行姿勢制御装置及び走行姿勢制御方法 - Google Patents

車両の走行姿勢制御装置及び走行姿勢制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】精度よく所望のヨーモーメントが得られる車両の走行姿勢制御装置及び方法を提供する。
【解決手段】ドライバによるステアリングホイール操舵とは独立して転舵可能な車輪を有する車両の姿勢を制御する装置であって、運転状態に応じて駆動輪の駆動力を設定する手段(S6)と、設定された駆動力が実現可能な範囲内にあるか否かを判定し、実現可能な範囲を超えるときは駆動力を実現可能な駆動力に制限する手段(S8,S12)と、駆動力制限によって生じる車体の横力変化及びモーメント変化を抑制するような各車輪の舵角補正量の組み合わせを算出する手段(S11)と、を有し、各輪の横滑り角変化量がタイヤ横力変化量に影響する度合を表す指標であるタイヤ横力感度に基づいて、舵角補正量の組み合わせを算出する。
【選択図】図6

Description

この発明は、車両の走行姿勢制御装置及び走行姿勢制御方法に関する。
ドライバの操作とは独立して車両の走行姿勢を制御して旋回時などの走行安定性を向上させる車両が研究されている。そのような車両のひとつに、駆動輪ごとに駆動力を制御するものがある。このような車両では、旋回時に車輪の転舵だけでなく、駆動輪ごとに駆動力をも制御することで、所望のヨーモーメントを得ることができ、目標通りのトレースが可能となる。
このような車両において、何らかの理由で目標駆動力が得られない場合、たとえば設定した目標駆動力が実現可能な範囲を超えてしまう場合には、駆動力制御によって実現可能なヨーモーメントが目標ヨーモーメントに不足してしまう。このような場合に、ドライバのステアリングホイール操舵とは独立して車輪の転舵角を補正制御することで、所望のヨーモーメントを得ようとする技術が特許文献1に開示されている。
特開2005−193752号公報
本件発明者らは、このような車両の制御手法を日々研究し、上述の従来技術に況してさらに精度よく所望のヨーモーメントが得られる技術の完成に成功した。
このように本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたものであり、従来技術に況してさらに精度よく所望のヨーモーメントが得られる車両の走行姿勢制御装置及び走行姿勢制御方法を提供することを目的とする。
本発明は以下のような解決手段によって前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために本発明の実施形態に対応する符号を付するが、これに限定されるものではない。
本発明は、ドライバによるステアリングホイール操舵とは独立して転舵可能な車輪を有する車両の姿勢を制御する装置であって、運転状態に応じて駆動輪の駆動力を設定する駆動力基本値設定手段(ステップS6)と、前記駆動力基本値設定手段で設定された駆動力が実現可能な範囲内にあるか否かを判定し、実現可能な範囲を超えるときは駆動力を実現可能な駆動力に制限する駆動力制限手段(ステップS8,S12)と、前記駆動力制限手段で駆動力を制限したときに、駆動力制限によって生じる車体の横力変化及びモーメント変化を抑制するような各車輪の舵角補正量の組み合わせを算出する舵角補正量組み合わせ算出手段(ステップS11)と、を有し、前記舵角補正量組み合わせ算出手段は、各輪の横滑り角変化量がタイヤ横力変化量に影響する度合を表す指標であるタイヤ横力感度に基づいて、舵角補正量の組み合わせを算出する、ことを特徴とする。
本発明によれば、各輪の横滑り角変化量がタイヤ横力変化量に影響する度合を表す指標であるタイヤ横力感度に基づいて、舵角補正量の組み合わせを算出するようにしたので、駆動輪のうちの一輪が微小時間だけ目標駆動力が得られないような状況下においても、精度よく目標コースをトレース可能になったのである。
以下では図面等を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
はじめに本発明の理解を容易にするために、本発明の基本的な技術思想について説明する。
旋回時に車輪の転舵角とともに、駆動輪ごとの駆動力をも制御することで、所望のヨーモーメントを得て走行姿勢を制御しようとする車両において、所望通りの駆動力を出せない場合がある。たとえば旋回時に車両の駆動輪のうちの一輪が濡れたマンホールなどを踏んでしまってスリップしてしまい、目標駆動力が微小時間だけ得られないような場合である。このような場合に、ドライバのステアリングホイール操舵とは独立して車輪の転舵角を補正制御することで、所望のヨーモーメントが得られるようになる。
そして本件発明者らは、車輪を転舵すると、タイヤの横滑り角が変化し、横滑り角が変化すればタイヤ横力が変化することに着目した。すなわち、タイヤの駆動力と横力と滑り角との間には、図1のような関係がある。拡大図(図1(B))にあるように、タイヤを転舵して横滑り角がΔβiだけ大きくなり、駆動力Fxiが一定のままであるとき、タイヤ横力はΔFyiだけ大きくなる。
そしてこのような関係は、図2に示すようにタイヤの輪荷重にも影響を受ける。
このように、タイヤを転舵して横滑り角がΔβi大きくなることで変化するタイヤ横力の影響をも考慮して舵角を補正すれば一層精度よくヨーモーメントを制御できることを本件発明者らが知見したのである。すなわち、タイヤ横力Fyiの変化はヨーモーメントMに影響する。そこで本件発明者らは、駆動輪がスリップなどして駆動力Fxiが制限されるような場合には、タイヤ横力Fyiの変化をも考慮して舵角補正量Δδiを決定することで、所望のヨーモーメントMを得るようにしたのである。このようにすることで、駆動輪のうちの一輪が微小時間だけ目標駆動力が得られないような状況下においても、精度よく目標コースをトレース可能になったのである。
次に図3を参照して車両に作用する力について説明する。
各車輪1〜4を左に転舵する場合を考える。
左前輪1は、車両前後方向に対して舵角δ1[単位:rad]だけ転舵されている。このとき駆動力はFx1[単位:N]、タイヤ横力はFy1[単位:N]である。なお舵角δi(i=1〜4)は各車輪の回転方向が車両前後方向と一致している状態を0とし、車両を鉛直上方から見て反時計回りを正とする。駆動力Fxiは舵角δiが全て0のときに車両を前方に加速させる方向を正とし、タイヤ横力Fyi[単位:N]は舵角δiが全て0のときに車両を左方向に加速させる方向を正とする。
右前輪2、左後輪3、右後輪4も同様である。なお右前輪については添字2を付し、左後輪については添字3を付し、右後輪については添字4を付す。
車両重心Gには、タイヤ力の総和の車両前後方向成分Fx[単位:N]、タイヤ力の総和の車両横方向成分Fy[単位:N]、各車輪のタイヤ力によって発生する車両重心周りのヨーモーメントM[単位:Nm]が作用する。なおヨーモーメントMは車両を鉛直上方から見て反時計回りを正とする。
また図3において前後輪のトレッド長Lt[単位:m]、車両重心軸から前輪車軸までの距離Lf[単位:m]、車両重心軸から後輪車軸までの距離Lr[単位:m]であり、ホイールベース長Ll=Lf+Lr[単位:m]である。
次に図4を参照して、各車輪に発生した駆動力Fxi及びタイヤ横力Fyiの合力(タイヤ力)の車両前後方向成分Fxi'及び車両横方向成分Fyi'を考える。なお図4(A)は転舵角δiの場合を示し、図4(B)は転舵角δi+Δδiの場合を示す。
図4(A)のように各車輪を舵角δiだけ切った場合におけるFxi'及びFyi'は次式(1-1)及び式(1-2)で表される。ただし、Fxi'は車両を前方に加速する方向を正とし、Fyi'は車両を左方向に加速させる方向を正とする。
Figure 2009208492
次に車輪の駆動力Fxiは変化せず、車輪の舵角がδiからδi+Δδiに切り増されるときのタイヤ横力変化量ΔFyiを考える。図4(B)に示すように、各車輪の舵角がδiからδi+Δδiに切り増されると、Fxi',Fyi'は次式(2-1)及び式(2-2)で表される。
Figure 2009208492
したがって、各車輪の駆動力Fxiは変化せず、各車輪の舵角がδiからδi+Δδiに切り増されるときのFxi'の変化量ΔFxi'は、式(1-1)及び式(2-1)の辺々の差をとることで求めることができ次式(3-1)となる。また同じくFyi'の変化量ΔFyi'は、式(1-2)及び式(2-2)の辺々の差をとることで求めることができ次式(3-2)となる。なお式(3-1)及び式(3-2)ではΔδiが微小であり、cosΔδi≒1,sinΔδi≒Δδi,Δδi 2≒0と近似した。
Figure 2009208492
そして各車輪の横滑り角βiとタイヤ横力Fyiとには上述の図1に示す関係がある。
図1は輪荷重W及び路面摩擦係数μに変化が無いとしたときの駆動力Fxiとタイヤ横力Fyiの関係を表した図である。横軸が駆動力Fxiであり、縦軸がタイヤ横力Fyiである。なお、横滑り角βiの符号は、車輪の前後方向から車輪速度の方向までの角度が鉛直上方から見て反時計回りになっている場合を正とする。
ここで、車輪の現在の状態が、駆動力Fxi,タイヤ横力Fyi,横滑り角βiであるときに、横滑り角変化量Δβiのタイヤ横力変化量ΔFyiに対する影響度合を表す指標をタイヤ横力感度gi(i=1〜4)と定義する。すなわち、タイヤ横力感度giは、次式(4)のように定義される。なお横滑り角変化Δβi及びタイヤ横力変化量ΔFyiは微小であるとする。
Figure 2009208492
したがって、横滑り角変化量Δβi及びタイヤ横力変化量ΔFyiが微小であるときには、「giΔβi=ΔFyi」である。タイヤ横力や転舵調整機構等の遅れやキャンバー角変化等を無視することができ、「giΔβi=ΔFyi≒giΔδi」とおけるとすると、舵角変化量Δδiのときの車両前後方向成分Fxi'の変化量ΔFxi'及び車両横方向成分Fyi'の変化量ΔFyi'は、式(3-1)(3-2)から次式(5-1)(5-2)を求めることができる。
Figure 2009208492
したがって式(5-1)(5-2)によれば、舵角がΔδiだけ変化したときに、タイヤ横滑り角がΔβi変化し、タイヤ横力がΔFyi変化することを影響をも考慮した上で、車両前後方向成分変化量ΔFxi'及び車両横方向成分変化量ΔFyi'を求めることができるのである。
ところで図3の状態において、タイヤ力の総和の車両前後方向成分Fxと、タイヤ力の総和の車両横方向成分Fyと、各車輪のタイヤ力によって発生する車両重心周りのヨーモーメントMとは次式(6-1)〜(6-3)になる。
Figure 2009208492
したがって、各車輪それぞれの舵角変化量Δδiであるときの車両前後方向成分Fx、車両横方向成分Fy、ヨーモーメントMの変化量のΔFx、ΔFy、ΔMは、次式(7-1)〜(7-3)になる。
Figure 2009208492
したがって次式(8)が得られる。
Figure 2009208492
Δδ1を既知と仮定して、Δδ2,Δδ3,Δδ4について解くと次式(9)が得られる。
Figure 2009208492
したがってΥ1≠0のときには、現在の動作点周りで、車両前後方向成分Fx、車両横方向成分Fy、ヨーモーメントMをそれぞれΔFx、ΔFy、ΔMだけ変化させる各車輪の舵角変化量Δδiが、χを任意定数として次式(10)のように求められる。
Figure 2009208492
式(10)に、目標とする車両前後方向成分変化量ΔFx、車両横方向成分変化量ΔFy、ヨーモーメント変化量ΔMを適用すれば、各車輪の舵角補正量Δδiが求められる。そして式(10)では、舵角変化量Δδiにともなうタイヤ横滑り角変化量Δβi及びタイヤ横力変化量ΔFyiをも考慮している。したがって式(10)によれば、より正確に舵角変化量Δδiを算出できるのである。式(10)に基づいてたとえば車両前後方向成分変化量ΔFxをゼロに抑えたければ、「ΔFx=0」とすればよい。このようにすることで式(10)によって、前後力,横力,ヨーモーメントの変化を抑えられるのである。なお式(10)は、ΔFx、ΔFy、ΔMの3つの成分から、4つの成分Δδ1〜Δδ4を算出しようとする式であり、Δδ1〜Δδ4の組み合わせ(集合)が複数求まる。そこでそのような組み合わせ(集合)の中からΔδ1〜Δδ4の二乗和が最小となるものを最適解として求めれば、舵角の補正量も小さくて済む。
以上が本発明の基本的な技術思想である。続いてこのような技術思想を実現する具体的なシステムについて説明する。
図5は、車両構成の一例を示す図である。
車両100は、左前輪系10と、右前輪系20と、左後輪系30と、右後輪系40と、操舵系50と、を含む。
左前輪系10は、左前輪1と、インバータ11と、モータ12と、駆動力センサ13と、ステアリングアクチュエータ14と、舵角センサ15と、を有する。
インバータ11は、バッテリ9の出力電力をモータ12に供給する。またインバータ11は、モータ12の回生電力をバッテリ9に出力する。
モータ12は、インバータ11を介して供給された電力によって左前輪1を駆動する。また左前輪1の制動力によって電力を回生する。
駆動力センサ13は、左前輪1の駆動力を検出する。検出信号はコントローラ7に送信される。
ステアリングアクチュエータ14は、左前輪1を転舵する。
舵角センサ15は、左前輪1の転舵角を検出する。検出信号はコントローラ7に送信される。
右前輪系20、左後輪系30、右後輪系40についても、基本構成は左前輪系10と同様である。なお各系を区別するために、右前輪系については二十番台の符号を付する。左後輪系については三十番台の符号を付する。右後輪系については四十番台の符号を付する。
操舵系50は、ステアリングホイール5と、操舵角センサ51と、を有する。本実施形態は、操舵系と転舵輪とが機械的な連結をしていない所謂ステアバイワイヤ方式である。操舵角センサ51は、ステアリングホイール5の操舵角を検出する。検出信号はコントローラ7に送信される。
加速度センサ71は、車両の前後方向加速度及び左右方向加速度を検出する。検出信号はコントローラ7に送信される。
ヨーレートセンサ72は、車両のヨーレートを検出する。検出信号はコントローラ7に送信される。
アクセルペダルポジションセンサ73は、アクセルペダルの踏込量を検出する。検出信号はコントローラ7に送信される。
ブレーキペダルポジションセンサ74は、ブレーキペダルの踏込量を検出する。検出信号はコントローラ7に送信される。
コントローラ7は、種々信号に基づいて、モータ12〜42を制御して車輪1〜4の駆動力を制御するとともに、ステアリングアクチュエータ14〜44を制御して車輪1〜4の転舵角を制御する。コントローラ7は、中央演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び入出力インタフェース(I/Oインタフェース)を備えたマイクロコンピュータで構成される。コントローラ7を複数のマイクロコンピュータで構成してもよい。
以下ではコントローラ7の具体的な制御ロジックについてフローチャートに沿って説明する。
図6は、メインルーチンのフローチャートである。
コントローラ7は所定時間(例えば10ミリ秒)毎に以下の処理を繰り返し実行する。
ステップS1においてコントローラ7は、アクセル踏込量AP、ブレーキ踏込量BP、ステアリング操舵角θ及び各輪の転舵角δiを検出する。
ステップS2においてコントローラ7は、車速Vを検出する。具体的な内容は後述する。
ステップS3においてコントローラ7は、各車輪の転舵角の基本値δi #を算出する。具体的な算出方法は後述する。
ステップS4においてコントローラ7は、各車輪の横滑りβiを算出する。具体的な算出方法は後述する。
ステップS5においてコントローラ7は、前後方向目標静的駆動力の目標値Fx*を算出する。具体的な算出方法は後述する。
ステップS6においてコントローラ7は、各車輪へ配分する駆動力基本値Fxi #を算出する。具体的な算出方法は後述する。
ステップS7においてコントローラ7は、各車輪の駆動力の上限値Fxi_max及び下限値Fxi_minを算出する。なお下限値を考えるのは、制動時(回生時)があるからである。具体的な算出方法は後述する。
ステップS8においてコントローラ7は、各車輪へ配分する駆動力基本値Fxi #が上限値Fxi_max及び下限値Fxi_minの範囲内であるか否かを判定する。範囲内であればステップS9へ処理を移行し、範囲外であればステップS10へ処理を移行する。
ステップS9においてコントローラ7は、駆動力基本値Fxi #を駆動力指令値Fxi ***に設定し、転舵角基本値δi #を転舵角指令値δi ***に設定する。
ステップS10においてコントローラ7は、車両前後方向成分変化量ΔFx、車両横方向成分変化量ΔFy、ヨーモーメント変化量ΔMを算出する。具体的な算出方法は後述する。
ステップS11においてコントローラ7は、各車輪の転舵角補正値Δδiを算出する。具体的な算出方法は後述する。
ステップS12においてコントローラ7は、駆動力基本値Fxi #が上限値Fxi_maxを超えるときには、上限値Fxi_maxを駆動力指令値Fxi ***に設定し、駆動力基本値Fxi #が下限値Fxi_minを超えるときには、下限値Fxi_minを駆動力指令値Fxi ***に設定する。また転舵角基本値δi #に転舵角補正値Δδiを加算して転舵角指令値δi ***に設定する。
ステップS13において、コントローラ7は、各車輪の駆動力及び転舵角を指令値に基づき制御する。
図7は、車速検出のサブルーチンのフローチャートである。
ステップS21においてコントローラ7は、各輪の回転速度ω1〜ω4を検出する。
ステップS22においてコントローラ7は、次式(11-1)〜(11-4)に基づいて各輪の速度V1〜V4を算出する。
Figure 2009208492
ステップS23においてコントローラ7は、次式(12)に基づいて車速Vを算出する。
Figure 2009208492
図8は、各車輪の転舵角の基本値を算出するサブルーチンのフローチャートである。
ステップS31においてコントローラ7は、次式(13-1)〜(13-4)に基づいて各車輪の転舵角の基本値δi #を算出する。
Figure 2009208492
図9は、各車輪の横滑りを算出するサブルーチンのフローチャートである。
ステップS41においてコントローラ7は、ヨーモーメントMを車両のヨー慣性モーメントIで除した値を積分してヨーレートγを求める。すなわち次式(14)によってヨーレートγを算出する。
Figure 2009208492
ステップS42においてコントローラ7は、車両の横滑り角の時間微分値β'を次式(15)に基づき算出する。
Figure 2009208492
ステップS43においてコントローラ7は、車両の横滑り角の時間微分値β'を積分して車両の横滑り角βを次式(16)のように算出する。
Figure 2009208492
ステップS44においてコントローラ7は、各車輪の横滑りβiを次式(17-1)〜(17-4)に基づき算出する。
Figure 2009208492
図10は、前後方向目標静的駆動力の目標値を算出するサブルーチンのフローチャートである。
ステップS51においてコントローラ7は、あらかじめシミュレーション又は実験を通じてROMに格納された図11(A)に示すような特性のマップに、アクセル踏込量AP及び車速Vを適用して駆動力Fax*を求める。
ステップS52においてコントローラ7は、あらかじめシミュレーション又は実験を通じてROMに格納された図11(B)に示すような特性のマップに、ブレーキ踏込量BPを適用して制動力Fbx*を求める。
ステップS53においてコントローラ7は、次式(18)に基づいて前後方向目標静的駆動力Fx*を演算する。
Figure 2009208492
図12は、各車輪へ配分する駆動力基本値を算出するサブルーチンのフローチャートである。
ステップS61においてコントローラ7は、あらかじめシミュレーション又は実験を通じてROMに格納された図13に示すような特性のマップに、車速V及びステアリング操舵角θを適用して左右駆動力差ΔFを求める。
ステップS62においてコントローラ7は、次式(19-1)〜(19-4)に基づいて各車輪へ配分する駆動力基本値Fxi #を算出する。
Figure 2009208492
図14は、各車輪の駆動力の上限値及び下限値を算出するサブルーチンのフローチャートである。
ステップS71においてコントローラ7は、各輪の路面摩擦係数μiを算出する。算出方法を例示すれば、たとえば特開平11-78843号公報に記載されているように、タイヤと路面との間の摩擦係数の勾配である路面摩擦係数勾配を推定することができる技術や、特開平10-114263号公報に記載されているように、路面摩擦係数勾配と等価的に扱うことのできる物理量として、スリップ速度に対する制動トルクの勾配や駆動トルクの勾配に基づいて推定する技術などがある。
ステップS72においてコントローラ7は、各車輪の輪荷重Wiを算出する。具体的な算出方法は後述する。
ステップS73においてコントローラ7は、次式(20-1)(20-2)に基づいて各車輪の駆動力の上限値Fxi_max及び下限値Fxi_minを算出する。
Figure 2009208492
図15は、各車輪の輪荷重を算出するサブルーチンのフローチャートである。
ステップS721においてコントローラ7は、タイヤ力の前後方向成分Fx、横方向成分Fyに基づいて加速度の車両前後方向成分αx、横方向成分αyを求める。
ステップS722においてコントローラ7は、次式(21-1)〜(21-4)に基づいて各車輪の輪荷重Wiを算出する。
Figure 2009208492
図16は、車両前後方向成分変化量ΔFx、車両横方向成分変化量ΔFy、ヨーモーメント変化量ΔMを算出するサブルーチンのフローチャートである。
ステップS101においてコントローラ7は、各車輪へ配分する駆動力基本値Fxi #が上限値Fxi_max又は下限値Fxi_minを超えてしまって制限される量ΔFxiを次式(22-1)によって求める。また同様にΔFyi、ΔMを次式(22-2)(22-3)によって求める。
Figure 2009208492
ステップS102においてコントローラ7は、車両前後方向成分変化量ΔFx、車両横方向成分変化量ΔFy、ヨーモーメント変化量ΔMを次式(23-1)〜(23-3)によって求める。
Figure 2009208492
図17は、各車輪の転舵角補正値を算出するサブルーチンのフローチャートである。
ステップS111においてコントローラ7は、上述した式(10)に基づいて各車輪の転舵角補正値Δδiを算出する。
本実施形態によれば、上述のように、駆動輪がスリップなどして駆動力Fxiが制限されるような場合には、タイヤ横力Fyiの変化をも考慮して舵角補正量Δδiを決定することで、タイヤ横力変化による車両挙動変化を抑制しつつ、所望のヨーモーメントMを得るようにしたのである。このようにすることで、駆動輪のうちの一輪が微小時間だけ目標駆動力が得られないような状況下においても、精度よく目標コースをトレース可能になったのである。
以上説明した実施形態に限定されることなく、その技術的思想の範囲内において種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に含まれることが明白である。
たとえば以下である。
(1)上記で式(10)に基づいて各車輪の転舵角補正値Δδiを算出しているが、式(10)は横滑り角変化Δβiが微小であることを前提としている。したがって式(10)を利用するにあたっても、ステップS10で求めた車両前後方向成分変化量ΔFx、車両横方向成分変化量ΔFy、ヨーモーメント変化量ΔMをさらに何等分化して、転舵角補正値Δδiを算出し、さらにその影響によって車両前後方向成分変化量ΔFx、車両横方向成分変化量ΔFy、ヨーモーメント変化量ΔMの変化を見込んで転舵角補正値Δδiを算出し、・・・ということを繰り返すことで各車輪の転舵角補正値Δδiを一層正確に算出することができる。なおそのような計算をリアルタイムで行うことが困難であれば、予め想定される場合を計算しておき、コントローラ内に記憶しておけばよい。
(2)舵角補正量の組み合わせを複数求め、それらの中から最適な舵角補正量の組み合わせを算出するとよい。
たとえば、上式(10)において、「ΔFx=ΔFy=ΔM=0」として次式(24)が得られる。
Figure 2009208492
そしてこのΔδiの集合(組み合わせ)の中から、Δδiの二乗和が最小となる組み合わせを選択すればよい。上記の組み合わせが存在する場合は、全ての車両挙動Fx,Fy,Mを維持することが可能となる。
(3)「ΔFx:ΔFy:ΔM=Rx:Ry:Rm」となるように、転舵角補正量演算式を用いればよい。
この場合は、次式(25)が導かれる。
Figure 2009208492
そして、車両の横滑り角の微分値の変化量Δβ'は次式(26)のようになる。
Figure 2009208492
したがって、「Rx:Ry:Rm=cosβ:sinβ:0」とすれば、車両の横滑り角の微分値の変化量Δβ'がゼロとなり、車両挙動の変化がドライバーの違和感を低減するような比率で変化させることができる。したがって、駆動力制限が加わった場合における車両挙動の変化のさせ方を調整でき、ドライバーの運転性を高めることができる。
なおβは微小であるので、簡易的には、「Rx:Ry:Rm=1:β:0」としてもよい。
(4)上記実施形態では、4輪の転舵角をそれぞれ独立に制御することを前提として説明したが、たとえば前左右輪の舵角が物理的に連動する車両で、転舵角を独立に調整可能な車輪が、前輪(左右は連動)、後左輪、後右輪の3つしかない車両にも適用可能である。
この場合は、上式(8)において、「Δδ1=Δδ2=Δδf」(ただしΔδfは前輪舵角δfの変化量)とすれば、次式(27)が得られる。
Figure 2009208492
したがってこの式(27)によればΔFx、ΔFy、ΔMを実現するためのΔδf,Δδ3,Δδ4を求めることができる。
そして、車両挙動の変化によってドライバーが感じる違和感を低減させるには、前後力,横力,ヨーモーメントそれぞれの変化量を一定比に、すなわち、ΔFx:ΔFy:ΔMを一定比に保てばよい。このように、ΔFx:ΔFy:ΔMを一定比に保てば、維持したい車両挙動が2つであるとみなすことができる。したがって、独立して制御可能な転舵角要素が3つしかない車両でも、維持したい車両挙動の数を上回るようになる。そのため、ドライバーに違和感を感じさせない範囲で、精度よく目標コースをトレースできるのである。
また式(27)の場合に、旋回時に重要な車両挙動として特に横力とヨーモーメントを選択的に維持するとよい。すると式(27)のΔFxを省略して次式(28)が得られる。
Figure 2009208492
この式(28)によれば、独立して制御可能な転舵角要素が3つしかない車両でも、維持したい車両挙動の数を上回る。このように維持したい車両挙動として、特に横力とヨーモーメントを選択的に維持することで、独立して制御可能な転舵角要素が3つしかない車両でも精度よく目標コースをトレースできるのである。
(5)後左右輪の舵角も物理的に連動する車両、すなわち、転舵角を独立に調整可能な車輪が、前輪(左右は連動)、後輪(左右は連動)の2組しかない車両であっても本発明を適用可能である。
この場合は、上式(28)において、「Δδ3=Δδ4=Δδr」(ただしΔδrは前輪舵角δrの変化量)とすれば、次式(29)が得られる。
Figure 2009208492
したがってこの式(29)によればΔFy、ΔMを実現するためのΔδf,Δδrを求めることができる。
また、横力,ヨーモーメントそれぞれの変化量を一定比に、すなわち、ΔFy:ΔMを一定比に保つことで、車両挙動の変化によってドライバーが感じる違和感を低減させることができる。このように、ΔFy:ΔMを一定比に保てば、維持したい車両挙動が1つであるとみなすことができる。したがって、独立して制御可能な転舵角要素が1つしかない車両でも、維持したい車両挙動の数を上回るようになる。そのため、ドライバーに違和感を感じさせない範囲で、精度よく目標コースをトレースできるのである。
(6)上記では、各車輪の駆動力の上限値Fxi_max及び下限値Fxi_minを、各車輪の路面摩擦係数μi及び輪荷重Wiに基づいて算出したが、たとえば、モータが過熱し破損しないようにする各輪の駆動力の上限及び下限を求め、この上下限値をそれぞれFxi_max及びにFxi_minとして設定してもよい。具体的には、各モータの温度から、現在のモータ温度からモータ過熱を抑えることができる最大出力Ptmax[単位:W]との関係を求めたマップ(図18)をあらかじめ設定し、このPtmaxから次式(30-1)(30-2)のように求めるようにすればよい。
Figure 2009208492
タイヤの駆動力と横力と滑り角との間の関係を示す図である。 タイヤの駆動力と横力と滑り角との間の関係を、輪荷重の違いによって示す図である。 車両に作用する力について説明する図である。 車輪に作用する力について説明する図である。 車両構成の一例を示す図である。 メインルーチンのフローチャートである。 車速検出のサブルーチンのフローチャートである。 各車輪の転舵角の基本値を算出するサブルーチンのフローチャートである。 各車輪の横滑りを算出するサブルーチンのフローチャートである。 前後方向目標静的駆動力の目標値を算出するサブルーチンのフローチャートである。 アクセル踏込量と駆動力との特性及びブレーキ踏込量と制動力との特性の一例を示す図である。 各車輪へ配分する駆動力基本値を算出するサブルーチンのフローチャートである。 車速及びステアリング操舵角と左右駆動力差との関係を示す図である。 各車輪の駆動力の上限値及び下限値を算出するサブルーチンのフローチャートである。 各車輪の輪荷重を算出するサブルーチンのフローチャートである。 車両前後方向成分変化量ΔFx、車両横方向成分変化量ΔFy、ヨーモーメント変化量ΔMを算出するサブルーチンのフローチャートである。 各車輪の転舵角補正値を算出するサブルーチンのフローチャートである。 モータの温度と最大出力との関係を示す図である。
符号の説明
1 左前輪
2 右前輪
3 左後輪
4 右後輪
ステップS1 操舵量検出手段
ステップS6 駆動力基本値設定手段
ステップS8,S12 駆動力制限手段
ステップS11 舵角補正量組み合わせ算出手段

Claims (9)

  1. ドライバによるステアリングホイール操舵とは独立して転舵可能な車輪を有する車両の姿勢を制御する装置であって、
    運転状態に応じて駆動輪の駆動力を設定する駆動力基本値設定手段と、
    前記駆動力基本値設定手段で設定された駆動力が実現可能な範囲内にあるか否かを判定し、実現可能な範囲を超えるときは駆動力を実現可能な駆動力に制限する駆動力制限手段と、
    前記駆動力制限手段で駆動力を制限したときに、駆動力制限によって生じる車体の横力変化及びモーメント変化を抑制するような各車輪の舵角補正量の組み合わせを算出する舵角補正量組み合わせ算出手段と、
    を有し、
    前記舵角補正量組み合わせ算出手段は、各輪の横滑り角変化量がタイヤ横力変化量に影響する度合を表す指標であるタイヤ横力感度に基づいて、舵角補正量の組み合わせを算出する、
    ことを特徴とする車両姿勢制御装置。
  2. 前記舵角補正量組み合わせ算出手段は、制限された駆動力におけるタイヤ横力感度に基づいて舵角補正量の組み合わせを算出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両姿勢制御装置。
  3. 前記転舵可能な車輪が3つ以上である場合であって、
    前記舵角補正量組み合わせ算出手段は、舵角補正量の組み合わせを複数求め、それらの中から最適な舵角補正量の組み合わせを算出する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両姿勢制御装置。
  4. 前記舵角補正量組み合わせ算出手段は、各舵角補正量の二乗和が最小な組み合わせを最適な組み合わせとして算出する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の車両姿勢制御装置。
  5. 前記転舵可能な車輪が3つ以上である場合であって、
    前記舵角補正量組み合わせ算出手段は、駆動力制限によって生じる車体の前後力変化をも抑制するように舵角補正量の組み合わせを算出する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の車両姿勢制御装置。
  6. 前記前後力変化と前記横力変化と前記モーメント変化との比を、運転状態に応じ設定する車両挙動変化量設定手段を有し、
    前記舵角補正量組み合わせ算出手段は、前記車両挙動変化量設定手段によって設定された比を実現する舵角補正量の組み合わせを算出する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の車両姿勢制御装置。
  7. 前記車両挙動変化量設定手段によって設定された比を実現する、舵角補正量の組み合わせが存在しない場合には、運転状態に応じて前記前後力変化と前記横力変化と前記モーメント変化との比を変更する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の車両姿勢制御装置。
  8. 前記車両挙動変化量設定手段は、前記前後力変化と前記横力変化と前記モーメント変化との比をcosβ:sinβ:0に設定する、
    ことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の車両姿勢制御装置。
  9. ドライバによるステアリングホイール操舵とは独立して転舵可能な車輪を有する車両の姿勢を制御する方法であって、
    運転状態に応じて駆動輪の駆動力を設定する駆動力基本値設定工程と、
    前記駆動力基本値設定工程で設定された駆動力が実現可能な範囲内にあるか否かを判定し、実現可能な範囲を超えるときは駆動力を実現可能な駆動力に制限する駆動力制限工程と、
    前記駆動力制限工程で駆動力を制限したときに、駆動力制限によって生じる車体の横力変化及びモーメント変化を抑制するような各車輪の舵角補正量の組み合わせを算出する舵角補正量組み合わせ算出工程と、
    を有し、
    前記舵角補正量組み合わせ算出工程は、各輪の横滑り角変化量がタイヤ横力変化量に影響する度合を表す指標であるタイヤ横力感度に基づいて、舵角補正量の組み合わせを算出する、
    ことを特徴とする車両姿勢制御方法。
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