JP2009205337A - Icカード及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンテナシートが変形せず空隙も残らず凹みが無いICカードを得る。
【解決手段】(イ)アンテナ配線パターンを有するアンテナシートの該アンテナ配線パターンにICチップをフェースダウンにて実装し、その後ICチップ上(裏面側)にICチップよりも面積の大きい補強板が接着固定されているインレット、(ロ)前記インレットのICチップ実装面側に軟化温度の低い熱可塑性樹脂のコアシート層(B)と、前記インレットのICチップ実装面側のコアシート層(B)の上側に前記コアシート層(B)より軟化温度が高い熱可塑性樹脂のコアシート層(A)を有し、前記ICチップ部品を回避するための空孔を有する第1のコアシート、(ハ)前記インレットの前記第1のコアシートとは反対側(ICチップ非実装面側)に前記コアシート層(A)と軟化温度が同等の熱可塑性樹脂の第2のコアシート、が積層されているICカードを製造する。
【選択図】図1

Description

本発明は、メモリ、CPUなどの機能を有するICチップを内蔵したICカードに関し、特に、アンテナシートにICチップを実装したICモジュール(インレット)を内蔵した非接触タイプのICカードに関する。
ICチップとアンテナを内蔵し、非接触ICカードに代表されるICカードでは、従来、例えば特許文献1では、図6のように、アンテナ配線パターン1aを形成したアンテナシート1にICチップ2を実装し、そのICチップ2にはICチップ2より面積の広い屋根状の補強板3を封止樹脂を介して接着されており、例えば更にそのICチップ2を封止樹脂6で覆い、アンテナシート1のそのICチップ2を実装した面とは反対側の面に更に第2の補強板4を接着剤で接着したICモジュール(インレット)を形成していた。ICチップ2は、封止樹脂6で保護されつつ、応力によるICカード表面への亀裂の発生を防止する。このインレットをICカードの中心層にし、このインレットを両面から第1のコアシート7と第2のコアシート7dで挟持し、その外側の両面に外装シート8をラミネートした積層体を金属製プレートで挟み加熱しながら圧力をかけて熱融着してICカードを製造していた。ここでICチップ2の実装面側のアンテナシート1の面に接する第1のコアシート7には予めICチップ2を嵌め込む空孔7eを形成しておき、また、アンテナシート1の反対側の面に接する第2のコアシート7dには第2の補強板4を嵌め込む空孔7fを形成し、第1のコアシート7の空孔7eにICチップ2を埋め込んでいた。
以下に、上記先行技術文献を示す。
特開2005−4429号公報
しかし、この従来技術では、ICチップ2を嵌め込む空孔7e部分でICカードの外装シート8が凹む問題があった。また、封止樹脂を設けた場合には、封止樹脂や補強板を含めた高さのバラツキが発生し易いことから、ISO等にあるようなICカードの厚さの規格を満足させるうえでは不都合な点もあり、問題であった。そのため、図7に示す比較例のように、アンテナシート1に実装したICチップ2を封止樹脂6で覆わずに、アンテナシート1とICチップ2を第1のコアシート7の空孔7eに嵌め込んで、他方のアンテナシート1の面には第2のコアシート7Cを接して、金属製プレート9による加熱加圧ラミネートを行なうことで第1のコアシート7の樹脂を溶融させて空孔7eを充填させICカードの凹みを無くす方法が考えられた。
しかし、この比較例の場合には、図8のように、ICチップ2の上に設置した補強板3と第1のコアシート7の間の空孔7eは、第1のコアシート7のICチップ2側の面の樹脂が流動して埋めるよりも先に、アンテナシート1のICチップ2の実装面とは反対側の面から、第2のコアシート7Cの樹脂が流動してその空孔7eを埋めようとしてアンテナシート1を変形させることがわかった。そして、そのアンテナシート1の変形部分が第1のコアシート7の樹脂の流れを遮るため、空孔7eへ十分に樹脂が充填されずに空隙2aが残ってしまった。そして、その空隙2aが残るためICチップ2の周辺のICカードの強度が弱くなる問題があった。また、アンテナシート1の面上のアンテナ配線パターン1aがアンテナシート1と一緒に変形し金属の補強板3に接触してしまうことで、アンテナ特性が劣化してしまう問題もあった。
本発明は、前記従来の技術の問題点に鑑みなされたものであって、ICチップに封止樹脂が設けられておらず、ICチップの上にICチップよりも大きい補強板が接着固定されたインレットを採用した場合であって、ICカードのICチップ周辺に凹みができない、またアンテナが補強板に触れてアンテナ特性の劣化が起きない、または補強板下部のICチップ部周囲に空隙の出来ない良好なICカードを得ることを課題とする。
前記課題を解決する為に提供する本発明は、下記(イ)、(ロ)、及び(ハ)が積層されていることを特徴とするICカードである。
(イ)アンテナ配線パターンを有するアンテナシートの該アンテナ配線パターンにICチップが実装されており、該ICチップの上には該ICチップよりも面積の広い補強板が接着されているインレット、
(ロ)前記インレットの前記ICチップが実装された面側に配置されており、少なくとも、該インレットに近い側に軟化温度の低い熱可塑性樹脂のコアシート層(B)と、該インレットから遠い側に前記コアシート層(B)より軟化温度が高い熱可塑性樹脂のコアシート層(A)を有しており、前記ICチップが嵌まる孔を有する第1のコアシート、
(ハ)前記インレットの前記第1のコアシートとは反対側に前記コアシート層(A)と軟化温度が同等の熱可塑性樹脂の第2のコアシート。
また、本発明は、上記第1のコアシートの外側に、上記第1のコアシートの軟化温度では流動しない結晶性樹脂から成る外装シートが積層されていることを特徴とする上記のICカードである。
また、本発明は、アンテナ配線パターンを有するアンテナシートにICチップが実装されており、前記ICチップ上に前記ICチップより面積の広い補強板が接着されているインレットの前記ICチップ側の面に、
前記インレット側(内側)には軟化温度の低い熱可塑性樹脂のコアシート層(B)を有し外側には前記コアシート層(B)より軟化温度が高い熱可塑性樹脂のコアシート層(A)を有しており、且つ、前記ICチップを嵌め込む空孔が形成された第1のコアシートを設置し、
前記インレットの前記ICチップとは反対側の面に、前記コアシート層(A)と軟化温度が同等の熱可塑性樹脂の第2のコアシートを設置し、
前記第1のコアシートと前記第2のコアシートの外側に外装シートを設置し、加熱加圧ラミネートすることで、
最初に前記コアシート層(B)を溶融させて前記空孔を充填し、次に前記コアシート層(A)と前記第2のコアシートを溶融させて前記インレットと前記外装シートを接着する工程を有することを特徴とするICカードの製造方法である。
本発明は、アンテナシートのICチップの実装面に、軟化温度の異なる層を有する複数層の熱可塑性樹脂のコアシートでICチップを回避する空孔を形成したコアシートを接して、アンテナシートの他方の面に、軟化温度の高い層と同等の軟化温度を有する熱可塑性樹脂の第2のコアシートを接して、加熱加圧してラミネートすることにより、アンテナシートを変形させずにICチップを埋め込んだICカードを製造することができる効果がある。そして、アンテナシートとICチップの間の空孔に十分に樹脂を流れ込ませて充填させることで空隙が無く機械強度の強いICカードが得られる効果がある。更に、コアシートの開口を安定して充填することができるため、ICチップの埋め込み部分に凹みが発生せず外観品質に優れるICカードを得ることができる効果がある。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を用いて詳細に説明する。本発明のICカードは、一般的には厚み0.76mm±0.08mmの銀行カード、クレジットカードサイズのICカードである。
<第1の実施形態>
第1の実施形態のICカードは、図1(a)の断面図に示すように、アンテナシート1にICチップ2をフェースダウンにて実装し、その後ICチップ2上(ICチップ2の回路面とは反対側である裏面側)に、ICチップ2より面積の広い金属の補強板3を接着固定したインレットを形成する。この補強板3は、点圧等の外部負荷によってICチップ2が破損しないように保護する板であり金属板等を用いることが望ましい。ここで、ICチップ2と同じ大きさ形状の補強板3をICチップ2の上に正確に重ねることでも補強の役割は果たせるが、現実問題として、それは高度の位置合せ技術や高額の設備を必要とし高コストを招くことになる為、一般に好ましくないと考える。その解決策として、ICチップ2より面積の広い補強板3を用い、位置合わせ精度はそれほど高くなくてもICチップ2の上に搭載して、実用上十分な補強の効果を得る。結果的に、ICチップの上面にひさし状の補強板3を設置する。
そのインレットを、その両面から約0.3mmの厚さの熱可塑性樹脂の第1のコアシート7と第2のコアシート7Cで挟む。そして、その外側の両面に、加熱加圧ラミネートの温度では流動しない樹脂から成る約0.1mmの厚さの外装シート8を積層する。ICチップ2実装面側の第1のコアシート7は、そのインレットのICチップ2実装面側に軟化温度の低い低耐熱性コアシート層7Bと、そのコアシート層7Bの上側に、それよりも軟化温度が高い高耐熱性コアシート層7Aとを有する。すなわち第1のコアシート7は、7Aと7Bの複数の層を有する。また、この第1のコアシート7には、ICチップ2を嵌め込むための空孔が設けてある。第2のコアシート7Cは、コアシート層7Aと軟化温度が同等の熱可塑性樹脂から成り、インレットの、第1のコアシート7とは反対側の面(ICチップ2を実装しない側の面)に設置する。外装シート8としては、第1のコアシート7と第2のコアシート7Cを熱融着する加熱加圧ラミネートの温度では流動しない高耐熱性樹脂で加工適性のある結晶性樹脂からなるシートであればよく、第1のコアシート7と第2のコアシート7Cの軟化温度では流動しない結晶性樹脂として二軸延伸PETフィルムを用いる。
(製造方法)
以下、本実施形態のICカードの製造方法を説明する。(代表例として)
(インレットの製造工程)
先ず、図1(b)の平面図に示すように、アンテナ配線パターン1aを有するアンテナシート1を製造する。次に、図1(a)及び図2の断面図の中間部分に示すように、アンテナシート1にICチップ2の回路面を向けるフェースダウンにて実装し、次に、ICチップ2上(ICチップの回路面と反対側の面)に屋根状にSUSやアルミニウムや銅等のICチップ2より面積の広い金属の補強板3を接着剤5aで貼り付ける。こうして、アンテナシート1にICチップ2を実装し、ICチップ2の上にICチップ2より面積の広い補強板3を設置したインレットを製造する。また、アンテナシート1のそのICチップ2を実装した面とは反対側の面に更に第2の補強板4を接着剤5bで接着したインレットを製造する。
(加熱加圧ラミネート工程)
次に、図1(a)及び図2のように、このインレットのアンテナシート1のICチップ2を実装した側の面に熱可塑性樹脂の第1のコアシート7を接し、アンテナシート1のICチップ2を実装した面とは反対側の面に第2のコアシート7Cを接し、それらの外側に厚さ0.1mmの二軸延伸PETフィルムの外装シート8を積層して、その積層体を金属製プレート9で挟み、加熱しながら圧力をかける加熱加圧ラミネートにより熱融着させて
一体化する。ここで、第1のコアシート7は、軟化温度の異なる少なくとも2層以上の熱可塑性樹脂の層で構成し、ICチップ2が嵌る空孔7eを設ける。すなわち、第1のコアシート7は、外側の層よりも軟化温度の低い低耐熱性コアシート層7Bをアンテナシート1側(内側)の層に設置し、外側の層には、高耐熱性コアシート層7Aを設置する。更に、アンテナシート1の反対面には、高耐熱性コアシート層7Aと軟化温度が同等の、軟化温度が高い高耐熱性樹脂の第2のコアシート7Cを設置する。
(加熱加圧ラミネート工程による空孔の充填過程)
図3に、加熱加圧ラミネート時間と、ラミネート温度及びコアシートの流動状態の実験データのグラフを示す。ラミネート時間が約5分経過した段階で、ラミネート温度が比較的低い時点では、図4のように、軟化温度の低い内側の低耐熱性コアシート層7Bから先に軟化してその樹脂が流動し始める。その時点では、アンテナシート1のICチップ2の実装面とは反対側の面に接する第2のコアシート7Cは流動しないので、第2のコアシート7Cがアンテナシート1を支えてアンテナシート1の変形を防ぐ効果がある。そして、補強板3の下部の軟化温度の低い低耐熱性コアシート層7Bの樹脂がICチップ2の周囲で補強版の傘下に出来る隙間を含む空孔7e部に流れ込み空孔7e部を満たす。ここで、低耐熱性コアシート層7Bより外側に高耐熱性コアシート層7Aが設置されているため、低耐熱性コアシート層7Bの樹脂が空孔7e部に流れ込むために移動する際に、高耐熱性コアシート層7AがICカードの表面を平坦に保持して、ICカードの表面に凹凸を生じるのを防ぐ効果がある。
次に、ラミネート時間が約11分経過すると、ラミネート温度が上昇し、外側の高耐熱性コアシート層7A及びアンテナシート1の反対面側の高耐熱性樹脂の第2のコアシート7Cが溶融し流れ始める。この時点では既に空孔7eが埋まっているため、アンテナシート1は変形しない。また、既に空孔7eが既に充填されているので、第2のコアシート7Cには従来技術のように空孔7fを設けなくても、ICカードの表面に凹凸を生じないため、、第2のコアシート7Cに空孔7fを形成せず、製造コストを低減する効果がある。こうしてICチップ2が、その周囲の空孔7eが完全に充填されて第1のコアシート7に埋め込まれるため、ICチップ2部分の物理的強度が安定する効果がある。
(打ち抜き工程)
次に、所望のICカードの形状に打ち抜く。
(印刷工程)
次に、図5のように、ICカードの表裏最外層の外装シートの表面や裏面に絵柄を印刷した印刷層10を形成する。以上の工程により、ICカードにICチップ2を内蔵した非接触型ICカードを製造することができる。また、このICカードは、磁気記録層をカード表面に備えた磁気併用型カードにしてもよい。
<第2の実施形態>
第2の実施形態として、ICカードの表面に露出する外部接続電極を上面に形成した基板の下面にICチップ2を実装して成るIC部品を用いる。このIC部品の基板は第1の実施形態の補強板3と同様にICチップ2を補強する機能も有し、かつ、配線パターンを有し、ICチップ2の電極がその配線パターンに接続された基板である。その基板の配線パターンはアンテナ配線パターン1aに接続すべきアンテナ電極を有する。その基板の下面にアンテナシート1のアンテナ配線パターン1aに接続するアンテナ電極を有する。このIC部品は、複合型ICモジュールである。このIC部品をICカードに埋め込むことで複合型ICカードを製造することができる。本実施形態では、複合型ICカードを製造するために、第1に、アンテナシート1に複合型ICモジュールのIC部品を、ICチップ3側を向け、そのIC部品の基板の配線パターンが接続するアンテナ電極をアンテナ配線パターン1aに接続して実装する。複合型ICモジュールのIC部品の外部接続電極を
外側に向けてアンテナシート1と一体にしたインレットを製造する。
第2に、そのインレットのICチップ2側の面にICチップ2が嵌る空孔7eを有する第1のコアシート7を設置し、インレットのICチップ2実装面とは反対側の面に第2のコアシート7Cを設置し、それらでアンテナシート1を挟んで加熱加圧ラミネートする、非接触ICカードの製造方法と同様な製造方法で複合型ICモジュールのIC部品2を第1のコアシート7内に埋め込んだ複合型ICカードを製造する。ここで、複合型ICモジュールのIC部品の外部接続電極は複合型ICカードから露出させる。こうして、複合型ICモジュールのIC部品(ICチップ2)をアンテナシート1にフェースダウンして実装したインレットを形成し、次にICチップ2が嵌る空孔7eを有する第1のコアシート7をインレットに積層してICチップ2を埋め込む製造方法により複合型ICカードを製造することができる。
<実施例1>
このICカードは、以下のようにして製造する。
(工程1)
先ず、図1のようなアンテナ配線パターン1aを複数個形成したアンテナシート1に、厚さが約0.2mmのICチップ2を実装し、次に、そのICチップ2上にICチップ2より面積の広い補強板3を接着させることで、アンテナシート1にICチップ2と補強板3を実装したICモジュール(インレット)を製造する。このインレットは下記の構成となっている。PEN(ポリエチレンナフタレート)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、あるいはPI(ポリイミド)からなる厚み15〜200μmの絶縁フィルムに厚み15〜50μmの銅箔、あるいはアルミ箔を貼り合わせてエッチングによりアンテナコイルのアンテナ配線パターン1aと接続パターンを形成したアンテナシート1を製造する。アンテナシート1の接続パターンには、ICチップ2の接続ランド(パッド)を接続する。ICチップ2は、アンテナシート1にフェースダウン(回路面側を向け)し、その接続ランド(パッド)に設けたバンプを、異方性導電性接着シート(ACF)を介在させてアンテナシート1の接続パターンに接続する。次に、実装したICチップ2の上面(回路面と反対側の面)に、絶縁性の接着剤で、厚み30〜100μmのSUS(ステンレス)の金属板等の補強板3を接着する。また、アンテナシート1のICチップ2の実装面と反対側の面に更に第2の補強板4を接着剤5bで接着したインレットを製造する。
(工程2)
次に、このインレットのアンテナシート1をICカードの中心層にし、このアンテナシート1のICチップ2の実装面に、予めICチップ2が嵌る空孔7eを形成した厚さ約0.3mmの第1のコアシート7を設置し、アンテナシート1の他の面に、厚さ約0.3mmの第2のコアシート7Cを設置し、両コアシートでアンテナシート1を挟持する。その外側の両面に厚さ約0.1mmの縦横の延伸方向を揃えた二軸延伸PETフィルムの外装シート8を設置し、加熱プレス機にて熱融着する加熱加圧ラミネートでICカードを製造する。
ここで、第1のコアシート7は、図1及び図2のように、厚さ約0.15mmの軟化温度が高い高耐熱性コアシート層7Aと、厚さ約0.15mmの低耐熱性コアシート層7Bとの、軟化温度の異なる2種類の樹脂から成る2層の第1のコアシート7を用いる。また、第2のコアシート7Cは、高耐熱性コアシート層7Aと同じ材料を用いる。この高耐熱性コアシート層7Aは、軟化温度が90〜95℃である耐熱性(軟化温度)の高い層でありアンテナシート1から遠い側(外側)に設置する。低耐熱性コアシート層7Bは、軟化温度が70〜75℃である耐熱性(軟化温度)の低い層であり、アンテナシート1側(内側)に設置する。
つまり、低耐熱性コアシート層7Bは、厚さ約0.15mmで、他の第1のコアシート7の層に比べ、最も軟化温度が低いことが重要である。例えば、低耐熱性コアシート層7Bには、軟化温度が70〜75℃であり、100〜120℃で軟化・流動する非結晶性の樹脂シートとしての白色の非結晶性PET共重合体、詳細にはテレフタル酸とグリコールに1、4シクロヘキサンジメタノール(1、4CMH)を共重合した共重合体(イーストマンケミカル社の製品の商標で以下PET−Gという)シートを使用する。あるいは、白色のポリ塩化ビニルを用いることもできる。
高耐熱性コアシート層7Aと高耐熱性樹脂の第2のコアシート7Cには、耐熱PET−G(PET−G/PC)を使用する。また、高耐熱性コアシート層7Aと低耐熱性コアシート層7Bにどの程度の耐熱性の差をつけるかはラミネート条件により異なるが、30℃以上あることが望ましい。
そして、図2のように、アンテナシート1の両面の第1のコアシート7の外側にPETフィルムの外装シート8を設置し、それを金属製プレート9で挟み、加熱プレス機による加熱加圧ラミネートする。その加熱加圧ラミネート温度が150℃で、ラミネート圧力が120N/cm2で加熱しながら加圧し50分間加熱加圧ラミネートする。図3に、この場合のラミネート時間とラミネート温度の関係を示す。このラミネートを開始してから約5分程でラミネート温度が約75℃に上昇し、軟化温度の低い低耐熱性コアシート層7Bが軟化し流れ始める。そして、図4のように、流れ出した低耐熱性コアシート層7Bは流れ易い空孔7eに向かって流れ込む。この時点ではまだ高耐熱性コアシート層7Aと高耐熱性樹脂の第2のコアシート7Cは十分に軟化していないため流れず、特に第2のコアシート7Cがアンテナシート1を支えてアンテナシート1の変形を防ぐ。
更に加熱と加圧を継続すると、図3のように、ラミネート開始後約11分程度で、ラミネート温度が約90℃に上昇し、高耐熱性コアシート層7Aと第2のコアシート7Cが軟化し、流れ始める。しかし、この時点では既に空孔7eが低耐熱性コアシート層7Bで埋められているため、高耐熱性コアシート層7A及び第2のコアシート7Cはアンテナシート1を変形させることなく左右に流れる。
(工程3)
次に、このインレットに第1のコアシート7と第2のコアシート7Cを積層して成る基板を、個々のアンテナ配線パターン1a毎の所望のICカードの形状に打ち抜く。このICカードは、一般的には厚み0.76mm±0.08mmの銀行カード、クレジットカードサイズに形成する。
(工程4)
次に、図5のように、表裏最外層の外装シートの表面や裏面に絵柄を印刷して印刷層10を形成する。
本実施例は、以上のように、図1及び図2のように、アンテナシート1のICチップ2の実装面側から、内側から低耐熱性コアシート層7Bと高耐熱性コアシート層7Aを積層し、アンテナシート1の反対面側に高耐熱性樹脂の第2のコアシート7Cを設置し、その外側の両面に更に高耐熱性の外装シート8を設置し、加熱加圧ラミネートする。これにより、加熱加圧ラミネートの初期に、高耐熱性樹脂の第2のコアシート7Cが溶けずにアンテナシート1を変形しないように支えている間に低耐熱性コアシート層7Bが溶けてICチップ2の近くの空孔7eを充填する。次に、加熱加圧ラミネートの後期に、高耐熱性コアシート層7Aと高耐熱性樹脂の第2のコアシート7Cが溶けてアンテナシート1と外装シート8を接着してICカードが完成する。
このように、本実施例は、軟化温度の異なる複数の層を有する第1のコアシート7を積層するので、加熱加圧ラミネートで一体化してICカードを製造する際に、その加熱加圧ラミネートの初期に、高耐熱性樹脂の第2のコアシート7Cが溶けずにアンテナシート1を変形しないように支える効果があり、また、高耐熱コアシート層7AがICカードの表面に凹凸を生じないように支える効果がある。そして、その間に、低耐熱性コアシート層7Bが溶けてIC部品2近くの空孔7eを充填するので、アンテナシート1が加熱加圧ラミネートの際に変形しない効果がある。また、空孔7eが変形したアンテナシート1で塞がれることも無いので、十分に樹脂を流れ込ませ完全に充填させることができ空隙2aが残留せず安定した強度を有するICカードが得られる効果がある。そして、インレットのアンテナシート1の変形を抑制できるため、アンテナシート1の変形によるアンテナ配線パターン1aと金属の補強板3の接触によるショートを防止できる。更に、低耐熱性コアシート層7Bで十分に空孔7eを充填することができるため、凹みが発生しない外観品質に優れるICカードを得ることができる効果がある。
(a)本発明の実施の形態のICカードの側断面図である。(b)本発明の実施の形態のICカードの上面から見た平面図である。 本発明の第1の実施形態のICカードの製造方法を示す側断面図である。 本発明の実施例のICカードの製造方法におけるラミネート時間と、ラミネート温度及びコアシートの流動状態の実験データを示すグラフである。 本発明の第1の実施形態のICカードの製造方法を示す側断面図である。 本発明の第1の実施形態のICカードの製造方法を示す側断面図である。 従来のICカードの実施の形態の側断面図である。 比較例のICカードの製造方法を示す側断面図である。 比較例のICカードの製造方法を示す側断面図である。
符号の説明
1・・・アンテナシート
1a・・・アンテナ配線パターン
2・・・ICチップ
2a・・・空隙
3・・・補強板
4・・・第2の補強板
5a、5b・・・接着剤
6・・・封止樹脂
7・・・第1のコアシート
7A・・・高耐熱性コアシート層
7B・・・低耐熱性コアシート層
7C、7d・・・第2のコアシート
7e、7f・・・空孔
8・・・外装シート
9・・・金属製プレート
10・・・印刷層

Claims (3)

  1. 下記(イ)、(ロ)、及び(ハ)が積層されていることを特徴とするICカード。
    (イ)アンテナ配線パターンを有するアンテナシートの該アンテナ配線パターンにICチップが実装されており、該ICチップの上には該ICチップよりも面積の広い補強板が接着されているインレット、
    (ロ)前記インレットの前記ICチップが実装された面側に配置されており、少なくとも、該インレットに近い側に軟化温度の低い熱可塑性樹脂のコアシート層(B)と、該インレットから遠い側に前記コアシート層(B)より軟化温度が高い熱可塑性樹脂のコアシート層(A)を有しており、前記ICチップが嵌まる孔を有する第1のコアシート、
    (ハ)前記インレットの前記第1のコアシートとは反対側に前記コアシート層(A)と軟化温度が同等の熱可塑性樹脂の第2のコアシート。
  2. 前記第1のコアシートの外側に、前記第1のコアシートの軟化温度では流動しない結晶性樹脂から成る外装シートが積層されていることを特徴とする請求項1記載のICカード。
  3. アンテナ配線パターンを有するアンテナシートにICチップが実装されており、前記ICチップ上に前記ICチップより面積の広い補強板が接着されているインレットの前記ICチップ側の面に、
    前記インレット側(内側)には軟化温度の低い熱可塑性樹脂のコアシート層(B)を有し外側には前記コアシート層(B)より軟化温度が高い熱可塑性樹脂のコアシート層(A)を有しており、且つ、前記ICチップを嵌め込む空孔が形成された第1のコアシートを設置し、
    前記インレットの前記ICチップとは反対側の面に、前記コアシート層(A)と軟化温度が同等の熱可塑性樹脂の第2のコアシートを設置し、
    前記第1のコアシートと前記第2のコアシートの外側に外装シートを設置し、加熱加圧ラミネートすることで、
    最初に前記コアシート層(B)を溶融させて前記空孔を充填し、次に前記コアシート層(A)と前記第2のコアシートを溶融させて前記インレットと前記外装シートを接着する工程を有することを特徴とするICカードの製造方法。
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