JP2009202690A - バーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents
バーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009202690A JP2009202690A JP2008045729A JP2008045729A JP2009202690A JP 2009202690 A JP2009202690 A JP 2009202690A JP 2008045729 A JP2008045729 A JP 2008045729A JP 2008045729 A JP2008045729 A JP 2008045729A JP 2009202690 A JP2009202690 A JP 2009202690A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- brake
- brake fluid
- wheel
- target
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Regulating Braking Force (AREA)
- Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)
Abstract
【解決手段】第一液圧路内のブレーキ液圧を昇圧させることなく、第一液圧路から分岐した第二液圧路内のブレーキ液圧を昇圧可能な昇圧手段と、昇圧手段によって昇圧されたブレーキ液圧を調圧可能な調圧手段と、マスタシリンダで発生されたブレーキ液圧を推定するマスタ圧推定手段200と、を備え、マスタ圧推定手段200は、ブレーキ制御時に第二ホイールシリンダW2に付与すべく目標ホイール圧を算出する目標ホイール圧算出部10と、昇圧手段により昇圧されたブレーキ液圧が、目標ホイール圧に近づくようにフィードバック制御し、調圧手段に設定する目標調整圧を算出する目標調整圧算出部と、目標ホイール圧と目標調整圧とからマスタシリンダのブレーキ液圧を算出するマスタ圧算出部40と、を具備したことを特徴とする。
【選択図】図3
Description
このため、制御装置内にこれらのセンサを配置するスペースを設けなければならず、制御装置が大型化するとともにコストがかかるという問題があった。
しかも、本発明によれば、マスタ圧推定手段が設けられており、昇圧手段が設けられる一方のブレーキ系統の第一液圧路のブレーキ液圧を推定できるようになっているので、一方のブレーキ系統に対して従来のようなブレーキ液圧を検出するための検出手段を設けることなく、第一液圧路のブレーキ液圧を把握することができる。つまり、一方のブレーキ系統が第一液圧路と第二液圧路との二つの液圧路を備え、この二つの液圧路間で液圧差を発生させることが可能な構成とされていても検出手段の数を増やす必要がなくなる。
これにより、一方のブレーキ系統に対して検出手段の設置個数を削減することができ、第一液圧路のブレーキ液圧を検出するための検出手段を設けた場合と同様に昇圧制御を実行することが可能でありながら、装置全体としての小型化やコストダウンを図ることができるバーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置が得られる。
しかも、本発明によれば、昇圧手段が設けられる一方のブレーキ系統に、マスタ圧推定手段が設けられており、マスタシリンダに通じる液圧路のブレーキ液圧を算出により求めることができるので、一方のブレーキ系統に対して従来のようなマスタシリンダのブレーキ液圧を検出するためのセンサを設けることなく、マスタシリンダに通じる液圧路のブレーキ液圧を把握することができる。つまり、一方のブレーキ系統に対してセンサの設置個数を削減することができ、マスタシリンダのブレーキ液圧を検出するためのセンサを設けた場合と同様に昇圧制御を実行することが可能でありながら、装置全体としての小型化やコストダウンを図ることができるバーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置が得られる。
制御ユニットSUには、図2に示すように、マスタ圧推定手段200が設けられており、本実施形態では、このマスタ圧推定手段200によって、後輪用のブレーキ系統Rの第一液圧路A1に発生したブレーキ液圧を推定するように構成されている。つまり、後輪用のブレーキ系統Rでは、第一液圧路A1に発生したブレーキ液圧を検出する圧力センサ等の検出手段を省略した構成となっている。
本実施形態では、両ブレーキBF,BRに対して、前記した第一ホイールシリンダW1,W1と第二ホイールシリンダW2(ブレーキBRでは第一ホイールシリンダW1’,W1’と第二ホイールシリンダW2’)とを備えた3ポットブレーキをそれぞれ用いており、後記するように、そのうちの第二ホイールシリンダW2(ブレーキBRでは第二ホイールシリンダW2’)を、後記する連動ブレーキ制御時に駆動されるシリンダとしている。
ポンプ1は、カット弁2を迂回する吸入用流路A3に設けられた往復動ポンプであり、モータMoの動力を得て作動し、自身よりもマスタシリンダM側にあるブレーキ液を吸入して第二ホイールシリンダW2側に吐出する。吸入用流路A3は、マスタシリンダMに通じる流路(本実施形態では第一液圧路A1)からカット弁2よりも第二ホイールシリンダW2側の第二液圧路A2に至るブレーキ液の流路である。なお、リザーバTから吸入用流路A3に至る流路には、吸入用流路A3からリザーバTへのブレーキ液の流入を阻止するチェック弁1aが介設されている。
また、ポンプ1は、アンチロックブレーキ制御の際にも作動し、リザーバTに一時的に貯溜されたブレーキ液を第二液圧路A2側に吐出する。なお、ポンプ1には、その吸入口側から吐出口側へのブレーキ液の流入のみを許容する一方向弁が内包されているので、吐出口側のブレーキ液圧が吸入口側のブレーキ液圧より高くなっても、ブレーキ液が逆流することはない。また、ポンプ1の吐出側には、図示せぬダンパやオリフィスが設けられており、その協働作用によってポンプ1から吐出されたブレーキ液の脈動を減衰させている。
例えば、後記するようなフロント連動ブレーキ制御が行われている場合に、レギュレータRe’は、後輪のブレーキ系統Rの第二液圧路A2’において第二圧力センサP2’により計測されるブレーキ液圧が、例えば、前輪と後輪との理想制動力配分曲線に対応したブレーキ液圧(所望の目標ホイール圧)となるように制御する。
なお、以下においては、説明の便宜上、後記するマスタ圧推定手段200(図3参照)によって推定された後輪の第一液圧路A1’のブレーキ液圧を「マスタ圧」と称し、後記するフロント連動ブレーキ制御時に、後輪のブレーキ系統Rの第二液圧路A2’に設定するブレーキ液圧を「目標ホイール圧」と称する。
ここで、レギュレータRe’は、前記のように差圧制御弁としての機能を備えているので、フロント連動ブレーキ制御中に、後輪のブレーキ系統Rのブレーキ操作子L’の操作によるブレーキ液圧の追加入力がなされた場合には、次のように作用する。
すなわち、フロント連動ブレーキ制御中に、ブレーキ操作子L’による追加入力がなされると、レギュレータRe’は、差圧制御弁としての機能を有することから所望の差圧を保持しようとしてリリーフ弁2b’を調節し、第一液圧路A1’のブレーキ液圧と、第二液圧路A2’のブレーキ液圧とが所望の差圧を有する状態となるように維持する。そのため、第二液圧路A2’のブレーキ液圧は、第一液圧路A1’のブレーキ液圧が増圧された分、昇圧することとなり、その結果として、第二液圧路A2’に設定された目標ホイール圧よりも昇圧されたものとなってしまう。
そこで、本実施形態では、この第二液圧路A2’のブレーキ液圧の昇圧を阻止するための機能を、後記するマスタ圧推定手段200に設けており、第二液圧路A2’のブレーキ液圧が所望の目標ホイール圧に維持されるようにしてある。マスタ圧推定手段200の詳細は後記する。
なお、本実施形態では、リニア型の電磁弁であるカット弁2にリリーフ弁2bの機能を付加したが、リニア型ではない電磁弁をカット弁2とした場合には、所定の差圧で開弁するリリーフ弁をカット弁2と並列に設ければよい。
ここで、第一圧力センサP1は、前輪のブレーキ系統Fにのみ設けられており、本実施形態では、後輪のブレーキ系統Rの第一液圧路A1’に作用するブレーキ液圧を後記するマスタ圧推定手段200によって推定する構成としている。これにより、後輪用のブレーキ系統Rから第一圧力センサP1が削除された分、バーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置の小型化が可能となっている。
ところで、後記する通常のブレーキ時において、第一液圧路A1と第二液圧路A2とは、開弁したカット弁2を通じて連通するようになっており、後輪用のブレーキ系統Rに設けられた第二圧力センサP2’には、ブレーキ操作子L’の操作により増圧されたブレーキ液圧が作用するようになっている。これにより、通常ブレーキ時には、第二圧力センサP2’の計測値を後輪のブレーキ系統RのマスタシリンダM’で発生されたブレーキ液圧とみなすことができる。
また、後記するフロント連動ブレーキ制御中は、後輪のブレーキ系統Rのカット弁2’が閉弁して、原則的に第一液圧路A1’と第二液圧路A2’とが分離されることとなるので、第二圧力センサP2’は、第二液圧路A2’に作用するブレーキ液圧のみを計測する。また、フロント連動ブレーキ制御中に、後輪のブレーキ系統Rのブレーキ操作子L’による追加入力がなされたときには、前記したようにレギュレータRe’が差圧制御弁として作用することから増圧したブレーキ液圧に伴って第二液圧路A2’のブレーキ液圧が昇圧することとなるが、この昇圧したブレーキ液圧を第二圧力センサP2’で計測し、その計測値(ブレーキ液圧PR2の値)が目標ホイール圧となるように目標レギュレータ電流AREGが調節される。これによって、第二液圧路A2’のブレーキ液圧が後記する目標ホイール圧PHに維持されるようになっている。
連動ブレーキ制御手段100は、連動判定部101、連動制御部102、モータ回転数制御部103を備えている。
本実施形態では、前輪用のブレーキ系統Fにおける第一液圧路A1のブレーキ液圧(第一圧力センサP1で計測)が所定値以上(以下「フロント連動条件」という)であるときに、連動判定部101がフロント連動ブレーキ制御を実行(前輪用のブレーキ系統Fに連動して後輪用のブレーキ系統Rを制御)する必要があると判定する。また、後輪用のブレーキ系統Rにおける第二液圧路A2’のブレーキ液圧(第二圧力センサP2’で計測)が所定値以上であるときに、連動判定部101がリア連動ブレーキ制御を実行(後輪用のブレーキ系統Rに連動して前輪用のブレーキ系統Fを制御)する必要があると判定する。
そして、連動判定部101は、フロント連動ブレーキ制御時に、前輪用のブレーキ系統Fにおける第一液圧路A1のブレーキ液圧がゼロになった(前輪のブレーキ操作子Lの操作が終了した)ときに、フロント連動ブレーキ制御を終了させる必要があると判定する。また、リア連動ブレーキ制御時に、後輪用のブレーキ系統Rにおけるブレーキ液圧がゼロになった(後輪のブレーキ操作子L’の操作が終了した)ときに、リア連動ブレーキ制御を終了させる必要があると判定する。
なお、所定値は、「ゼロ」や第一,第二圧力センサP1,P2の測定誤差等を除外できる程度の値に設定してもよいが、本実施形態では、ブレーキ操作子L,L’が軽く操作された程度で発生するブレーキ液圧よりも大きい値に設定してある。
また、本実施形態では、ブレーキ系統Fの第一圧力センサP1、ブレーキ系統Rの第二圧力センサP2’の計測値が後記する通常設定状態における各ブレーキ系統F,RのマスタシリンダM,M’から発生されるブレーキ液圧であると見なせることに基づいて連動ブレーキ制御を実行する必要があるか否かを判定する場合を例示するが、判定手法を限定する趣旨ではない。例えば、マスタシリンダM,M’のブレーキ液圧に相関する物理量の一つであるブレーキ操作子L,L’のストローク量の大きさを検知するストロークセンサを具備している場合には、当該ストロークセンサで取得されたストローク量の大きさに基づいて連動ブレーキ制御を実行する必要があるか否かを判定してもよい。
本実施形態では、フロント連動ブレーキ制御時に、後記するマスタ圧推定手段200によって推定された後輪の第一液圧路A1’のマスタ圧の大きさに基づいて、モータ回転数制御部103によるモータ回転数制御が行われるようにしてある。また、リア連動ブレーキ制御時に、前輪のブレーキ系統Fの第一圧力センサP1から取得した計測値に基づいて、モータ回転数制御部103によるモータ回転数制御が行われるようにしてある。
マップ記憶部11Aが記憶しているマップとしては、例えば、図4(a)に示すようなものであり、例えば、基準ホイール圧PKHとブレーキ液圧PF1とを所望の理想制動力配分曲線等に対応させたものを用いることができる。なお、基準ホイール圧PKHは、前輪用のブレーキ系統Fの第一圧力センサP1から取得したブレーキ液圧PF1(あるいは前輪用のブレーキ系統Fの第二圧力センサP2から取得したブレーキ液圧PF2)の増圧速度を加味して設定することもできる。
マップ記憶部12Aが記憶しているマップとしては、例えば、図4(b)に示すような関数のグラフを用いることができる。
なお、車体速度VSは、前輪や後輪に固着された図示しないパルサーギアの側面に対向配置した車輪速度センサSNからの出力値に基づいて算出したものを用いることができる。
マップ記憶部13Aが記憶しているマップとしては、例えば、図4(c)に示すような関数のグラフを用いることができる。
ここで、マスタ圧PRM(n−1)の初期値は「ゼロ」である。なお、本明細書において、PRMなどの変数に続けて記す(n−1)は、前回の計算結果を示し、(n)は、今回の計算結果を示す。
PH(n) = PKH × K1 × K2 ・・・(1)
により算出する。算出した目標ホイール圧PH(n)は、目標レギュレータ圧算出部30およびマスタ圧算出部40に出力される。
ここで、後記するようなフロント連動ブレーキ制御が行われて、後輪のブレーキ系統Rの第二液圧路A2’に、ブレーキ液圧が作用している状態から、さらに、後輪のブレーキ操作子L’の追加入力が行われた場合には、レギュレータRe’(図1参照)が差圧制御弁であることから、第二液圧路A2’のブレーキ液圧PR2が、第一液圧路A1’に作用するブレーキ液圧に対して所定の差圧を維持しながら昇圧する。このため、第二液圧路A2’のブレーキ液圧PR2が目標ホイール圧算出部10で算出した目標ホイール圧PH(n)を上回ってしまうこととなるが、液圧フィードバック制御部20によって、前回の目標ホイール圧PH(n−1)と後輪のブレーキ系統Rの今回のブレーキ液圧PR2との差圧に応じたPI制御量PPI(n)がなされて、これが後段の目標レギュレータ圧PREGの算出に反映され、これによって、第二液圧路A2のブレーキ液圧PR2の昇圧が抑えられるようになっている。
PREG(n) = PH(n) + PPI(n) ・・・(2)
により算出する。算出した目標レギュレータ圧PREG(n)は、マスタ圧算出部40および目標レギュレータ電流算出部50に出力される。
PRM(n) = PH(n) − PREG(n) ・・・(3)
により算出する。算出したマスタ圧PRM(n)は、目標ホイール圧算出部10のマスタ圧補正係数算出部13に出力されるとともに連動ブレーキ制御手段100に出力されて液圧ユニットEUが制御される。
マップ記憶部50Aが記憶しているマップとしては、例えば、図5に示すような関数のグラフを用いることができる。図5に示すように、目標レギュレータ電流AREG(n)は、算出された目標レギュレータ圧PREG(n)に比例しており、目標レギュレータ圧PREG(n)が大きいほど目標レギュレータ電流AREG(n)が大きくなるように規定されている。
目標レギュレータ電流算出部50で算出した目標レギュレータ電流AREG(n)は、連動ブレーキ制御手段100に出力され、この目標レギュレータ電流AREG(n)に基づきレギュレータRe’が駆動される。つまり、目標レギュレータ電流AREG(n)に基づいて、カット弁2’が所望の開弁圧に設定され、第二液圧路A2’のブレーキ液圧PR2と第一液圧路A1’のブレーキ液圧との差圧が調節されることで、第二液圧路A2’のブレーキ液圧PR2が、目標ホイール圧算出部10で算出された目標ホイール圧PH(n)になるように調整される。
制御ユニットSUが通常設定状態を選択しているときには、図1に示すように、総ての電磁コイルが消磁された状態となり、かつ、モータMo(ポンプ1)も停止した状態となる。すなわち、通常設定状態においては、カット弁2および入口弁4が開弁し、吸入弁3および出口弁5が閉弁していることから、運転者がブレーキ操作子Lを操作すると、マスタシリンダMで発生したブレーキ液圧が、第一液圧路A1を介して第一ホイールシリンダW1,W1に直接的に作用するとともに、第二液圧路A2を介して第二ホイールシリンダW2に直接的に作用し、前輪ブレーキBF,後輪ブレーキBRにそれぞれのブレーキ操作子L,L’のストローク量に応じた制動力が付与されることになる。
ここで、後輪用のブレーキ系統Rでは、ブレーキ操作子L’の操作により発生したブレーキ液圧が、第一液圧路A1’およびカット弁2’を通じて第二液圧路A2’にそれぞれ作用する。つまり、第二圧力センサP2’で計測されるブレーキ液圧は、後輪のマスタシリンダM’からのブレーキ液圧とみなすことができ、第二圧力センサP2’でこのブレーキ液圧を直接的に計測することができる。したがって、第一液圧路A1’から第一圧力センサP1を削除した構成であってもマスタシリンダM’からのブレーキ液圧を計測することができる。
アンチロックブレーキ制御は、車輪がロック状態に陥りそうになったときに実行されるものであり、ロック状態に陥りそうになっているブレーキ系統F,Rにおける第一制御弁手段V1および第二制御弁手段V2を制御して、第一ホイールシリンダW1,W1および第二ホイールシリンダW2に作用するブレーキ液圧を減圧、増圧あるいは一定に保持することによって実現される。減圧、増圧および保持のいずれのモードを選択するかは、車輪速度センサSNから得た車体速度VSに基づいて、制御ユニットSUによって判断される。なお、以下では、前輪のブレーキ操作子Lのみが操作され、前輪のブレーキ系統Fに対してアンチロックブレーキ制御が実行された場合を想定して説明を行う。
ここで、連動ブレーキ制御は、一方のブレーキ操作子Lが操作されていない状態(一方のブレーキ操作子Lの操作により発生したブレーキ液圧が小さい場合を含む)で他方のブレーキ操作子Lが操作された場合(すなわち、他方のブレーキ操作子の操作により発生したブレーキ液圧が所定値以上になった場合)に実行されるものである。なお、以下では、後輪のブレーキ操作子L’が操作されていない状態で前輪のブレーキ操作子Lが操作された場合のフロント連動ブレーキ制御を想定して説明を行う。
目標ホイール圧算出部10では、まず、基準ホイール圧設定部11が、第一圧力センサP1のブレーキ液圧PF1に基づいて、マップ記憶部11Aのマップから基準ホイール圧PKHを取得し、車速補正係数算出部12が取得した車体速度VSに基づいて、マップ記憶部12Aのマップから車速補正係数K1を取得し、さらに、マスタ圧補正係数算出部13が前回のマスタ圧PRM(n−1)に基づいて、マップ記憶部13Aのマップからマスタ圧補正係数K2を取得する。なお、連動ブレーキ開始当初は、マスタ圧PRM(n−1)に初期値「ゼロ」が設定され、マップ記憶部13Aのマップからマスタ圧補正係数K2=1を取得する(図4(c)参照)。
また、フロント連動条件が成立したと判定されると、モータ回転数制御部103が予め定義された連動ブレーキ制御のためのモータ回転数n1(図9(b)参照)となるように制御を実行する。
そして、目標ホイール圧算出部10は、前記式(1)により、後輪用のブレーキ系統Rの第二液圧路A2’(ホイールシリンダW2’)に設定するための目標ホイール圧PH(n)を算出する。
ここで、フロント連動ブレーキ開始後、後輪用のブレーキ系統Rにおいてブレーキ操作子L’による追加入力がなされない場合には、算出されるマスタ圧が「ゼロ」のままであるので、目標レギュレータ圧算出部30では、目標ホイール圧算出部10で算出した目標ホイール圧PH(n)のみに基づいて、目標レギュレータ圧PREG(n)の算出を行う。つまり、後輪用のブレーキ系統Rのブレーキ液圧PR2が、目標ホイール圧算出部10で算出した目標ホイール圧PH(n)となるように、目標レギュレータ圧PREG(n)が算出される。
また、モータ回転数制御部103が、モータMoの回転数を連動ブレーキ制御用のモータ回転数n1に設定する(図9(b)参照)。
また、推定したマスタ圧PRM(n)がブレーキ液圧PR2と等しくなると、そのことが、モータ回転数制御部103に入力され、モータ回転数制御部103が、モータMoを停止制御する(図9(b)参照)。
しかも、本実施形態によれば、マスタ圧推定手段200が設けられており、昇圧手段S’が設けられる後輪のブレーキ系統Rの第一液圧路A1’のブレーキ液圧(マスタ圧)を推定できるようになっているので、後輪用のブレーキ系統Rに対して従来のようなブレーキ液圧を検出するための第一圧力センサP1を設けることなく、第一液圧路A1’のブレーキ液圧の大きさを把握することができる。つまり、後輪のブレーキ系統Rが第一液圧路A1’と第二液圧路A2’との二つの液圧路を備え、この二つの液圧路間で液圧差を発生させることが可能な構成とされていてもセンサの数を増やす必要がなくなる。
これにより、後輪のブレーキ系統Rに対してセンサの設置個数を削減することができ、ブレーキ液圧を検出するための第一圧力センサP1を設けた場合と同様に昇圧制御を実行することが可能でありながら、装置全体としての小型化やコストダウンを図ることができるバーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置が得られる。
2b リリーフ弁
3 吸入弁
4 入口弁
5 出口弁
10 目標ホイール圧算出部
11 基準ホイール圧設定部
12 車速補正係数算出部
13 マスタ圧補正係数算出部
20 液圧フィードバック制御部
30 目標レギュレータ圧算出部
40 マスタ圧算出部
50 目標レギュレータ電流算出部
100 連動ブレーキ制御手段
101 連動判定部
102 連動制御部
103 モータ回転数制御部
200 マスタ圧推定手段
A1 第一液圧路
A2 第二液圧路
A3 吸入用流路
A4 減圧用流路
BF 前輪ブレーキ
BR 後輪ブレーキ
F,R ブレーキ系統
L ブレーキ操作子
M マスタシリンダ
P1 第一圧力センサ
P2 第二圧力センサ
Re レギュレータ
S 昇圧手段
S1 車輪速度センサ
SU 制御ユニット
V1 第一制御弁手段
V2 第二制御弁手段
W1 第一ホイールシリンダ
W2 第二ホイールシリンダ
Claims (6)
- 前輪ブレーキに制動力を付与する前輪用のブレーキ系統と、
後輪ブレーキに制動力を付与する後輪用のブレーキ系統と、を備えるバーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置であって、
一方の前記ブレーキ系統は、
ブレーキ操作子のストローク量に応じたブレーキ液圧を発生するマスタシリンダと、
前記マスタシリンダに通じる第一液圧路と、
前記第一液圧路から分岐した第二液圧路と、
前記第一液圧路に接続された第一ホイールシリンダと、
前記第二液圧路に接続された第二ホイールシリンダと、
前記第二液圧路に設けられ、前記第二液圧路のブレーキ液圧を検出可能な第二液圧路検出手段と、
前記第一液圧路内のブレーキ液圧を昇圧させることなく、前記第二液圧路内のブレーキ液圧を昇圧可能な昇圧手段と、
前記昇圧手段によって昇圧された前記第二液圧路内のブレーキ液圧を調圧可能な調圧手段と、
前記マスタシリンダで発生されたブレーキ液圧を推定するマスタ圧推定手段と、を備え、
前記マスタ圧推定手段は、
ブレーキ制御時に前記第二ホイールシリンダに付与すべき目標ホイール圧を算出する目標ホイール圧算出部と、
前記昇圧手段により昇圧されたブレーキ液圧が、前記目標ホイール圧に近づくようにフィードバック制御し、前記調圧手段に設定する目標調整圧を算出する目標調整圧算出部と、
前記目標ホイール圧と前記目標調整圧とから前記マスタシリンダのブレーキ液圧を推定するマスタ圧算出部と、を具備したことを特徴とするバーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置。 - 前記目標調整圧算出部は、
前記目標ホイール圧算出部が前回算出した目標ホイール圧と、前記第二液圧路検出手段が検出したブレーキ液圧と、からフィードバック制御し、目標調整圧を算出することを特徴とする請求項1に記載のバーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置。 - 前記目標ホイール圧算出部は、他方の前記ブレーキ系統において発生されたブレーキ液圧に基づいて目標ホイール圧を算出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のバーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置。
- 他方の前記ブレーキ系統は、
ブレーキ操作子のストローク量に応じたブレーキ液圧を発生するマスタシリンダと、
前記マスタシリンダに通じる液圧路内のブレーキ液圧を少なくとも検出可能な検出手段と、を備えており、
前記検出手段により検出されたブレーキ液圧に基づいて、一方の前記ブレーキ系統の前記目標ホイール圧算出部が目標ホイール圧を算出することを特徴とする請求項3に記載のバーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置。 - 前記目標調整圧算出部は、前記目標ホイール圧算出部で算出された今回の目標ホイール圧PH(n)に、前回算出した前記目標ホイール圧と前記第二液圧路検出手段が検出したブレーキ液圧とから算出された今回のフィードバック制御量PPI(n)を加算して、目標調整圧PREG(n)を求め、
前記マスタ圧算出部は、目標ホイール圧算出部で算出した今回の目標ホイール圧PH(n)から前記目標調整圧PREG(n)を減算して求めることで、前記マスタシリンダからのブレーキ液圧PRM(n)を推定することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のバーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置。 - 前輪ブレーキに制動力を付与する前輪用のブレーキ系統と、
後輪ブレーキに制動力を付与する後輪用のブレーキ系統と、を備えるバーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置であって、
一方の前記ブレーキ系統は、
ブレーキ操作子のストローク量に応じたブレーキ液圧を発生するマスタシリンダと、
前記マスタシリンダに通じる液圧路内のブレーキ液圧を昇圧させることなく、ホイールシリンダに通じる液圧路内のブレーキ液圧を昇圧可能な昇圧手段と、
前記昇圧手段によって昇圧されたブレーキ液圧を調圧可能な調圧手段と、
前記マスタシリンダで発生されたブレーキ液圧を推定するマスタ圧推定手段と、を備え、
前記マスタ圧推定手段は、
他方の前記ブレーキ系統において発生されたブレーキ液圧に基づいて、ブレーキ制御時に前記ホイールシリンダに付与すべき目標ホイール圧を算出する目標ホイール圧算出部と、
前記昇圧手段により昇圧されたブレーキ液圧が、算出された前記目標ホイール圧に近づくようにフィードバック制御し、前記調圧手段に設定する目標調整圧を算出する目標調整圧算出部と、
前記目標ホイール圧と前記目標調整圧とから前記マスタシリンダのブレーキ液圧を推定するマスタ圧算出部と、を具備したことを特徴とするバーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008045729A JP4866379B2 (ja) | 2008-02-27 | 2008-02-27 | バーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008045729A JP4866379B2 (ja) | 2008-02-27 | 2008-02-27 | バーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009202690A true JP2009202690A (ja) | 2009-09-10 |
JP4866379B2 JP4866379B2 (ja) | 2012-02-01 |
Family
ID=41145395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008045729A Expired - Fee Related JP4866379B2 (ja) | 2008-02-27 | 2008-02-27 | バーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4866379B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023033020A1 (ja) * | 2021-08-31 | 2023-03-09 | 株式会社アドヴィックス | 制動制御装置 |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0196368A (ja) * | 1987-10-05 | 1989-04-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 強誘電体薄膜の製造方法 |
JPH027066A (ja) * | 1988-06-27 | 1990-01-11 | Hitachi Chem Co Ltd | 電子写真感光体 |
JPH09323634A (ja) * | 1996-06-04 | 1997-12-16 | Toyota Motor Corp | マスタシリンダ圧推定装置及びこれを利用したホイールシリンダ圧推定装置 |
JP2002356158A (ja) * | 2001-05-30 | 2002-12-10 | Toyota Motor Corp | 車輌用制動制御装置 |
JP2004090744A (ja) * | 2002-08-30 | 2004-03-25 | Hitachi Unisia Automotive Ltd | ブレーキ圧力推定装置 |
JP2006117233A (ja) * | 2004-10-20 | 2006-05-11 | Bayerische Motoren Werke Ag | オートバイ用のインテグラルブレーキ |
JP2006205802A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-08-10 | Honda Motor Co Ltd | 自動二輪車のブレーキ装置 |
JP2007237951A (ja) * | 2006-03-09 | 2007-09-20 | Hitachi Ltd | ブレーキ制御装置 |
JP2007269292A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Nissin Kogyo Co Ltd | 車両用ブレーキ液圧制御装置 |
-
2008
- 2008-02-27 JP JP2008045729A patent/JP4866379B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0196368A (ja) * | 1987-10-05 | 1989-04-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 強誘電体薄膜の製造方法 |
JPH027066A (ja) * | 1988-06-27 | 1990-01-11 | Hitachi Chem Co Ltd | 電子写真感光体 |
JPH09323634A (ja) * | 1996-06-04 | 1997-12-16 | Toyota Motor Corp | マスタシリンダ圧推定装置及びこれを利用したホイールシリンダ圧推定装置 |
JP2002356158A (ja) * | 2001-05-30 | 2002-12-10 | Toyota Motor Corp | 車輌用制動制御装置 |
JP2004090744A (ja) * | 2002-08-30 | 2004-03-25 | Hitachi Unisia Automotive Ltd | ブレーキ圧力推定装置 |
JP2006117233A (ja) * | 2004-10-20 | 2006-05-11 | Bayerische Motoren Werke Ag | オートバイ用のインテグラルブレーキ |
JP2006205802A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-08-10 | Honda Motor Co Ltd | 自動二輪車のブレーキ装置 |
JP2007237951A (ja) * | 2006-03-09 | 2007-09-20 | Hitachi Ltd | ブレーキ制御装置 |
JP2007269292A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Nissin Kogyo Co Ltd | 車両用ブレーキ液圧制御装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023033020A1 (ja) * | 2021-08-31 | 2023-03-09 | 株式会社アドヴィックス | 制動制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4866379B2 (ja) | 2012-02-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4602428B2 (ja) | バーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置 | |
US8128181B2 (en) | Braking control apparatus | |
JP2015202725A (ja) | 車両用ブレーキ装置 | |
JP5003205B2 (ja) | 車両用ブレーキ制御装置 | |
JP2007076501A (ja) | 制動力配分制御装置 | |
JP4899796B2 (ja) | アンチスキッド制御装置 | |
JP4847894B2 (ja) | バーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置 | |
JP2007276684A (ja) | 車両用ブレーキ制御装置 | |
JP4847893B2 (ja) | バーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置 | |
JP2008179191A (ja) | 車両用ブレーキ制御装置 | |
JP5998649B2 (ja) | 制動制御装置 | |
JP6447399B2 (ja) | 車両用ブレーキ装置 | |
JP4866379B2 (ja) | バーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置 | |
JP6358627B2 (ja) | 車両用ブレーキ液圧制御装置 | |
JP6338047B2 (ja) | ブレーキシステム | |
JP6194199B2 (ja) | バーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置 | |
WO2017170596A1 (ja) | 車両用制動装置 | |
JP4998194B2 (ja) | アンチスキッド制御装置 | |
JP5884239B2 (ja) | 車両用ブレーキ液圧制御装置 | |
JP2016016709A (ja) | 車両用ブレーキ装置 | |
JP6394091B2 (ja) | 車両用ブレーキ装置 | |
JP5783946B2 (ja) | 車両用ブレーキ液圧制御装置 | |
JP6349129B2 (ja) | 車両用ブレーキ制御装置 | |
JP6012412B2 (ja) | 車両用ブレーキ液圧制御装置 | |
JP4529756B2 (ja) | 車両用ブレーキ制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100414 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110104 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110304 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110524 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110725 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111025 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4866379 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |