JP6012412B2 - 車両用ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents

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本発明は、車両の走行中に対向する物体との距離に基いて車輪ブレーキを自動的に加圧制御することが可能な車両用ブレーキ液圧制御装置に関する。
従来、衝突を防止するようにした車両用ブレーキ液圧制御装置として、走行中に対向する物体を検知し、当該物体との距離に基いてブレーキ液圧を自動的に加圧する構成が開示されている(特許文献1参照)。
特開平6−72297号公報
ところで、自動的に加圧した後は、例えば図8(a)に示すように、保持したブレーキ液圧を一定の勾配GAで下げていくことが考えられる。しかしながら、このような制御を、衝突防止に対応した車両用ブレーキ液圧制御装置に適用する場合には、車速や対象物との距離によって加圧するブレーキ液圧の値が大きく異なることにより、保持制御で保持するブレーキ液圧が大きく異なることがある。
そして、このように保持するブレーキ液圧が大きく異なる場合には、保持制御の解除時において一定の勾配GAで下げていくと、保持液圧が大きい程、減圧が完了するのに長い時間がかかり、解除フィーリングが悪くなる(いわゆる引き摺り感が生じる)という問題がある。つまり、保持するブレーキ液圧の違いにより、解除フィーリングが異なってしまうという問題がある。
この問題を解決するために、図8(b)に示すように、減圧制御の初期の段階では、ブレーキ液圧を一定の勾配GAで下げていき、ある一定の減圧時間TAに達したときに、ブレーキ液圧を一気に0に下げることも考えられる。しかしながら、この場合にも、保持するブレーキ液圧が大きいときには、ブレーキ液圧を一気に0に下げることにより、解除フィーリングが悪くなる(車両が急に動き出す)ため、保持するブレーキ液圧の違いにより、解除フィーリングが異なってしまうという問題が生じる。
そこで、本発明は、車輪ブレーキを自動的に加圧制御することが可能な車両用ブレーキ液圧制御装置において、保持するブレーキ液圧の違いによって解除フィーリングが異なってしまうのを抑えることを目的とする。
前記課題を解決する本発明は、車両の走行中に対向する物体との距離に基いて車輪ブレーキを自動的に加圧制御することが可能な車両用ブレーキ液圧制御装置であって、前記加圧制御後に前記車輪ブレーキの制御圧を保持する保持制御部と、前記保持制御部による保持制御後に前記制御圧を減圧する減圧制御部と、予め設定された減圧勾配下限値を記憶する記憶部と、を備え、前記減圧制御部は、前記保持制御で保持された制御圧を、予め規定された規定時間で割ることで減圧勾配計算値を計算し、当該減圧勾配計算値に設定した減圧勾配で前記制御圧を減圧し、前記減圧勾配計算値が前記減圧勾配下限値を下回る場合には、前記減圧勾配を前記減圧勾配下限値に設定することを特徴とする。
この構成によれば、保持制御で保持された制御圧と規定時間とに基いて計算される減圧勾配計算値に設定した減圧勾配で減圧を行うため、加圧制御が終了した後に保持される制御圧の違いによって、解除フィーリングが異なることを抑えることができる。
これによれば、減圧勾配計算値が極めて小さい場合には、機械の性能上、単位時間当たりの微小な減圧量を減圧することができずに、実際の液圧を良好に減圧することができなくなるおそれがあるが、減圧勾配計算値が減圧勾配下限値を下回る場合に、減圧勾配計算値を減圧勾配下限値に変更することで、液圧を良好に減圧させることができる。
また、前記した構成において、アクセル操作が行われたか否かを判定する判定部を備え、前記減圧制御部は、前記判定部によってアクセル操作が行われたと判定された場合には、前記減圧勾配を、予め設定されたアクセル操作用減圧勾配と前記減圧勾配計算値とのうち大きい方に設定するように構成されていてもよい。
これによれば、アクセル操作時においては、急な減圧勾配にて素早く減圧を完了させることができるので、車両の引き摺り感を抑えることができる。
また、前記した構成において、前記減圧制御部は、ブレーキ液圧を調圧可能な比例電磁弁を制御することで減圧を行うように構成されていてもよい。
これによれば、比例電磁弁を制御することで、実際のブレーキ液圧の減圧勾配を制御圧に対応した滑らかな勾配とすることができる。
本発明によれば、車輪ブレーキを自動的に加圧制御することが可能な車両用ブレーキ液圧制御装置において、保持するブレーキ液圧の違いによって解除フィーリングが異なってしまうのを抑えることができる。
本発明の実施形態に係る車両用ブレーキ液圧制御装置を備えた車両の構成図である。 車両用ブレーキ液圧制御装置のブレーキ液圧回路図である。 制御部の構成を示すブロック図である。 制御部の動作を示すフローチャートである。 比較的大きなブレーキ液圧が保持された後に減圧制御を行う場合における各種パラメータの変化を示すタイムチャートである。 減圧制御中にアクセル開度センサがONされた場合における各種パラメータの変化を示すタイムチャートである。 比較的小さなブレーキ液圧が保持された後に減圧制御を行う場合における各種パラメータの変化を示すタイムチャートである。 保持制御後に一定の勾配で減圧制御を行う参考例を示すグラフ(a)と、一定の減圧時間に達したときにブレーキ液圧を一気に0に下げる参考例を示すグラフ(b)である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、車両用ブレーキ液圧制御装置100は、車両CRの各車輪Wに付与する制動力(ブレーキ液圧)を適宜制御するためのものであり、油路(液圧路)や各種部品が設けられた液圧ユニット10と、液圧ユニット10内の各種部品を適宜制御するための制御部20とを主に備えている。また、この車両用ブレーキ液圧制御装置100の制御部20には、アクセル開度センサ30、車間距離センサ40および車輪速センサ50が接続されており、各センサ30〜50からの信号が入力されるようになっている。
アクセル開度センサ30は、アクセルペダルAPの踏込量に応じたアクセル開度を検出するセンサであり、例えばアクセルペダルAP付近に設けられている。
車間距離センサ40は、車両CRの前方に対向する物体(車両等)との距離(以下、車間距離という。)を検出するセンサであり、車体の前側に設けられている。
車輪速センサ50は、車輪Wの車輪速度を検出するセンサであり、各車輪Wに設けられている。
制御部20は、例えば、CPU、RAM、ROMおよび入出力回路を備えており、アクセル開度センサ30、車間距離センサ40および車輪速センサ50からの入力と、ROMに記憶されたプログラムやデータに基づいて各演算処理を行うことによって、制御を実行する。
また、ホイールシリンダHは、マスタシリンダMCおよび車両用ブレーキ液圧制御装置100により発生されたブレーキ液圧を各車輪Wに設けられた車輪ブレーキFR,FL,RR,RLの作動力に変換する液圧装置であり、それぞれ配管を介して車両用ブレーキ液圧制御装置100の液圧ユニット10に接続されている。
図2に示すように、車両用ブレーキ液圧制御装置100の液圧ユニット10は、運転者がブレーキペダルBPに加える踏力に応じたブレーキ液圧を発生する液圧源であるマスタシリンダMCと、車輪ブレーキFR,FL,RR,RLとの間に配置されている。液圧ユニット10は、ブレーキ液が流通する油路を有する基体であるポンプボディ10a、油路上に複数配置された入口弁1、出口弁2などから構成されている。マスタシリンダMCの二つの出力ポートM1,M2は、ポンプボディ10aの入口ポート121に接続され、ポンプボディ10aの出口ポート122が、各車輪ブレーキFR,FL,RR,RLに接続されている。そして、通常時はポンプボディ10a内の入口ポート121から出口ポート122までが連通した油路となっていることで、ブレーキペダルBPの踏力が各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRに伝達されるようになっている。
ここで、出力ポートM1から始まる油路は、前輪左側の車輪ブレーキFLと後輪右側の車輪ブレーキRRに通じており、出力ポートM2から始まる油路は、前輪右側の車輪ブレーキFRと後輪左側の車輪ブレーキRLに通じている。なお、以下では、出力ポートM1から始まる油路を「第一系統」と称し、出力ポートM2から始まる油路を「第二系統」と称する。
液圧ユニット10には、その第一系統に各車輪ブレーキFL,RRに対応して二つの制御弁手段Vが設けられており、同様に、その第二系統に各車輪ブレーキRL,FRに対応して二つの制御弁手段Vが設けられている。また、この液圧ユニット10には、第一系統および第二系統のそれぞれに、リザーバ3、ポンプ4、オリフィス5a、調圧弁(レギュレータ)R、吸入弁7が設けられている。また、液圧ユニット10には、第一系統のポンプ4と第二系統のポンプ4とを駆動するための共通のモータ9が設けられている。モータ9は、回転数制御可能なモータであり、本実施形態では、デューティ制御により回転数制御が行われる。
なお、以下では、マスタシリンダMCの出力ポートM1,M2から各調圧弁Rに至る油路を「出力液圧路A1」と称し、第一系統の調圧弁Rから車輪ブレーキFL,RRに至る油路および第二系統の調圧弁Rから車輪ブレーキRL,FRに至る油路をそれぞれ「車輪液圧路B」と称する。また、出力液圧路A1からポンプ4に至る油路を「吸入液圧路C」と称し、ポンプ4から車輪液圧路Bに至る油路を「吐出液圧路D」と称し、さらに、車輪液圧路Bから吸入液圧路Cに至る油路を「開放路E」と称する。
制御弁手段Vは、マスタシリンダMCまたはポンプ4から車輪ブレーキFL,RR,RL,FR(詳細には、ホイールシリンダH)への液圧の行き来を制御する弁であり、ホイールシリンダHの圧力を増加、保持または低下させることができる。そのため、制御弁手段Vは、入口弁1、出口弁2、チェック弁1aを備えて構成されている。
入口弁1は、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRとマスタシリンダMCとの間、すなわち車輪液圧路Bに設けられた常開型の比例電磁弁である。そのため、入口弁1に流す駆動電流の値に応じて、入口弁1の上下流の差圧が調整可能となっている。
出口弁2は、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRと各リザーバ3との間、すなわち車輪液圧路Bと開放路Eとの間に介設された常閉型の電磁弁である。出口弁2は、通常時に閉塞されているが、車輪Wがロックしそうになったときに制御部20により開放されることで、各車輪ブレーキFL,FR,RL,RRに作用するブレーキ液圧を各リザーバ3に逃がす。
チェック弁1aは、各入口弁1に並列に接続されている。このチェック弁1aは、各車輪ブレーキFL,FR,RL,RR側からマスタシリンダMC側へのブレーキ液の流入のみを許容する弁であり、ブレーキペダルBPからの入力が解除された場合に、入口弁1を閉じた状態にしたときにおいても、各車輪ブレーキFL,FR,RL,RR側からマスタシリンダMC側へのブレーキ液の流入を許容する。
リザーバ3は、開放路Eに設けられており、各出口弁2が開放されることによって逃がされるブレーキ液圧を貯留する機能を有している。また、リザーバ3とポンプ4との間には、リザーバ3側からポンプ4側へのブレーキ液の流れのみを許容するチェック弁3aが介設されている。
ポンプ4は、出力液圧路A1に通じる吸入液圧路Cと車輪液圧路Bに通じる吐出液圧路Dとの間に介設されており、リザーバ3で貯留されているブレーキ液を吸入して吐出液圧路Dに吐出する機能を有している。言い換えると、ポンプ4は、ブレーキ液を加圧し、調圧弁Rよりも車輪ブレーキFL,RR,RL,RR側の車輪液圧路Bに吐出する機能を有している。
これにより、リザーバ3により吸収されたブレーキ液をマスタシリンダMCに戻すことができるとともに、後述するようにブレーキペダルBPの操作の有無に関わらずブレーキ液圧を発生して、車輪ブレーキFL,RR,RL,FRに制動力を発生することができる。なお、ポンプ4によるブレーキ液の吐出量は、モータ9の回転数(デューティ比)に依存している。すなわち、モータ9の回転数(デューティ比)が大きくなると、ポンプ4によるブレーキ液の吐出量も大きくなる。
オリフィス5aは、ポンプ4から吐出されたブレーキ液の圧力の脈動を減衰させている。
調圧弁Rは、通常時にマスタシリンダMCからのブレーキ液を車輪ブレーキFL,RR,RL,FRに流すことを許容するとともに、ポンプ4が発生したブレーキ液圧によりホイールシリンダH側の圧力を増加するときには、この流れを遮断(車輪ブレーキFL,RR,RL,FR側からマスタシリンダMC側への流れを抑止)しつつ、ホイールシリンダH側の圧力を設定値以下に調節する機能を有している。具体的に、調圧弁Rは、切換弁6およびチェック弁6aを備えて構成されている。
切換弁6は、マスタシリンダMCに通じる出力液圧路A1と各車輪ブレーキFL,FR,RL,RRに通じる車輪液圧路Bとの間に介設された常開型の比例電磁弁である。そのため、切換弁6に入力される駆動電流の値(指示電流値)に応じて閉弁力を任意に変更することで、切換弁6の上下流の差圧が調整されて、車輪液圧路Bの圧力を設定値以下に調圧可能となっている。
チェック弁6aは、各切換弁6に並列に接続されている。このチェック弁6aは、出力液圧路A1から車輪液圧路Bへのブレーキ液の流れを許容する一方向弁である。
吸入弁7は、吸入液圧路Cに設けられた常閉型の電磁弁であり、吸入液圧路Cを開放する状態および遮断する状態を切り換えるものである。吸入弁7は、例えば、ポンプ4によって各車輪ブレーキFL,FR,RL,RR内の液圧を加圧するときに制御部20の制御により開弁される。
次に、制御部20の詳細について説明する。
図3(a)に示すように、制御部20は、アクセル開度センサ30、車間距離センサ40および車輪速センサ50から入力された信号に基づき、液圧ユニット10内の調圧弁R(切換弁6)および吸入弁7の開閉動作ならびにモータ9の動作を制御して、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRの動作を制御している。具体的に、この制御部20は、公知のABS制御等を実行する他、ポンプ4による加圧制御、例えば車両CRの走行時において車両CRの前方にある物体との衝突を抑えるための自動加圧制御を実行するようになっている。
制御部20は、加圧制御部21、保持制御部22、減圧制御部23、モータ駆動部24、弁駆動部25および記憶部26を備えて構成されている。
加圧制御部21は、車両CRの走行中に車両CRの前面と対向する物体との距離に基いて、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRを自動的に加圧制御する機能を有している。具体的に、加圧制御部21は、車間距離センサ40から出力されてくる信号に基いて車間距離を算出し、各車輪速センサ50から出力されてくる各車輪速度に基いて車体速度を算出する。
そして、加圧制御部21は、車体速度が第1閾値以上であるときに、車間距離が第2閾値以下になったか否かを判断する。ここで、第1閾値は、実験やシミュレーション等により適宜決定される値であり、記憶部26に記憶されている。また、第2閾値(車間距離の目標値)は、公知のように車体速度に対応して変化するようになっている。具体的には、例えば、車体速度と車間距離の目標値との関係を示すマップを記憶部26に記憶させておき、このマップと車体速度とによって車間距離の目標値(第2閾値)が算出される。
そして、車間距離が第2閾値以下になった場合には、加圧制御部21は、ポンプ4によって車輪ブレーキFR,FL,RR,RL内(ホイールシリンダH)の液圧を自動加圧する。そのため、加圧制御部21は、モータ駆動部24にモータ駆動の信号を出力し、吸入弁駆動部25aに吸入弁7を開く信号を出力し、調圧弁駆動部25bに制御圧に対応した指示電流値を指示する。ここで、「制御圧」は、各車輪ブレーキFR,FL,RR,RL内の液圧の目標値であり、調圧弁Rの上下流の差圧に対応し、その結果、調圧弁Rに流す電流の目標値である指示電流値に対応している。
保持制御部22は、前述した加圧制御後に各車輪ブレーキFR,FL,RR,RLの制御圧を保持する保持制御を実行可能となっている。具体的に、保持制御部22は、前述した加圧制御によって下がっていく車体速度が所定値以下となった場合に、加圧制御において設定した制御圧でブレーキ液圧を保持する。そのため、保持制御部22は、モータ駆動部24からモータ9への信号の出力を止めるとともに、調圧弁駆動部25bに制御圧に対応した指示電流値を指示する。ここで、所定値は、実験やシミュレーション等により適宜決定される値であり、記憶部26に記憶されている。
減圧制御部23は、保持制御部22による保持制御後、つまり保持制御中において減圧条件が揃ったときに制御圧を減圧する減圧制御を実行可能となっている。ここで、本実施形態では、保持制御を開始してから所定時間が経過したという条件と、アクセル操作がなされたという条件とのうちいずれかの条件が揃ったときに、減圧条件が揃ったと判断されることとする。
具体的に、減圧制御部23は、保持制御で保持された制御圧P1を、予め規定された規定時間T1で割ることで減圧勾配計算値G1(P1/T1)を計算し、当該減圧勾配計算値G1に設定した減圧勾配Gで制御圧を減圧する。ここで、規定時間T1は、実験やシミュレーション等により適宜決定される値であり、記憶部26に記憶されている。
これにより、加圧制御が終了した後に保持される制御圧がどのような値であっても、予め規定された規定時間T1で減圧制御を完了させることができるので、車両CRの発進時における引き摺り感を抑えることが可能となっている。また、制御圧を一気に0に下げる制御に比べ、減圧勾配計算値G1に設定した減圧勾配で制御圧を減圧するので、車両CRの発進時において車両CRが唐突に発進するのを抑えることが可能となっている。
また、減圧制御部23は、減圧勾配Gを前述した減圧勾配計算値G1以外の数値に設定するか否かを判断する判断部23aを有している。判断部23aは、減圧勾配計算値G1が予め設定された減圧勾配下限値Gminを下回ったか否かを判断し、下回った場合には、減圧勾配Gを減圧勾配下限値Gminに設定する機能を有している。なお、減圧勾配下限値Gminは、実験やシミュレーション等により適宜決定される値であり、記憶部26に記憶されている。
ここで、減圧勾配計算値G1が極めて小さい場合には、機械の性能上、単位時間当たりの微小な減圧量を減圧することができずに、実際の液圧を良好に減圧することができなくなるおそれがある。しかしながら、前述したように減圧勾配計算値G1が減圧勾配下限値Gminを下回る場合に、減圧勾配計算値G1を減圧勾配下限値Gminに変更することで、液圧を良好に減圧させることが可能となっている。
また、判断部23aは、アクセル開度センサ30からの信号に基いて、アクセル操作が行われたか否かを判定し、アクセル操作が行われている場合には、減圧勾配Gを、減圧勾配計算値G1と、予め設定されたアクセル操作用減圧勾配G2とのうち大きい方に設定する機能を有している。これによれば、アクセル操作時には急な減圧勾配にて素早く減圧を完了させることができるので、車両の引き摺り感を抑えることが可能となっている。
ここで、本実施形態においては、アクセル操作用減圧勾配G2は、図3(b)に示すマップと、アクセル開度とに基いて算出されている。具体的に、このマップは、アクセル開度とアクセル操作用減圧勾配G2を関連付けたマップであり、アクセル開度が大きくなる程、アクセル操作用減圧勾配G2が大きくなるように設定されている。そして、このマップは、記憶部26に記憶されている。
なお、前述した方法で設定した減圧勾配Gで制御圧を減圧する場合には、減圧制御部23は、調圧弁駆動部25bに出力する制御圧(指示電流値)を減圧勾配Gに応じて徐々に下げていく。
モータ駆動部24は、加圧制御部21や保持制御部22の指示に基づきモータ9の回転数を決定し、モータ9を駆動・停止させるものである。すなわち、モータ駆動部24は、回転数制御によりモータ9を駆動するものであり、例えばデューティ制御により回転数制御を行う。
弁駆動部25は、加圧制御部21、保持制御部22および減圧制御部23の指示に基づいて、調圧弁Rおよび吸入弁7を制御する部分である。そのため、弁駆動部25は、吸入弁駆動部25aおよび調圧弁駆動部25bを有する。
吸入弁駆動部25aは、通常時は、吸入弁7に電流を流さない。そして、加圧制御部21から指示があった場合には、この指示に従い吸入弁7に信号を出力する。これにより、吸入弁7が開いてマスタシリンダMCからポンプ4へブレーキ液が吸入されるようになっている。
調圧弁駆動部25bは、通常時は、調圧弁Rに電流を流さない。そして、加圧制御部21、保持制御部22または減圧制御部23から指示電流値の出力があった場合には、この指示電流値に従い調圧弁Rに駆動電流を供給する。調圧弁Rに駆動電流が供給されると、調圧弁Rの上下流には、この駆動電流に応じた差圧が形成可能となり、これ以上の差圧が発生すると調圧弁Rは開弁して駆動電流に応じた差圧を維持する。その結果、車輪ブレーキ内の液圧が調圧される。
次に、制御部20の動作を図4を参照して説明する。
制御部20は、車両CRの走行時において、図4に示すフローチャートを繰り返し実行する。
本制御において、制御部20は、まず、前述したような自動加圧の条件が揃ったか否かを判断する(S1)。ステップS1において、制御部20は、自動加圧の条件が揃ったと判断すると(Yes)、加圧制御を開始する(S2)。
ステップS2の後、制御部20は、車体速度が所定値以下か否かを判断し(S3)、所定値以下の場合には(Yes)、保持制御を開始する(S4)。ステップS4の後、制御部20は、前述したような減圧条件が揃ったか否かを判断する(S5)。
ステップS5において、制御部20は、減圧条件が揃ったと判断すると(Yes)、保持制御で保持された制御圧P1を、予め規定された規定時間T1で割ることで減圧勾配計算値G1を計算し(S6)、減圧勾配Gを減圧勾配計算値G1に設定する(S7)。ステップS7の後、制御部20は、アクセル操作がされていないか否か、具体的にはアクセル開度が所定値θ1(図5(d)参照)以上か否かを判断する(S8)。
ステップS8において、制御部20は、アクセル操作がされていないと判断すると(Yes)、減圧勾配計算値G1が減圧勾配下限値Gminよりも小さいか否かを判断する(S9)。ステップS9において、制御部20は、減圧勾配計算値G1が減圧勾配下限値Gminよりも小さいと判断すると(Yes)、減圧勾配Gを減圧勾配下限値Gminに設定して(S10)、減圧制御を実行する(S11)。
また、ステップS9において、制御部20は、減圧勾配計算値G1が減圧勾配下限値Gmin以上であると判断すると(No)、減圧勾配Gを減圧勾配計算値G1に設定したままにして、減圧制御を実行する(S11)。ステップS11の後、制御部20は、減圧が完了したか否か、例えば制御圧が0になったか否かを判断し(S12)、完了していないと判断した場合には(No)、ステップS8の処理に戻る。
ステップS8において、制御部20は、アクセル操作がなされたと判断した場合には(No)、減圧勾配計算値G1がアクセル操作用減圧勾配G2よりも小さいか否かを判断する(S13)。ステップS13において、制御部20は、減圧勾配計算値G1がアクセル操作用減圧勾配G2よりも小さいと判断した場合には(Yes)、減圧勾配Gをアクセル操作用減圧勾配G2に設定して(S14)、減圧制御を実行する(S11)。
また、ステップS13において、制御部20は、減圧勾配計算値G1がアクセル操作用減圧勾配G2以上である場合には(No)、減圧勾配Gを減圧勾配計算値G1に設定したままにして、減圧制御を実行する(S11)。そして、ステップS12において、制御部20は、減圧が完了したと判断すると(Yes)、本制御を終了する。
次に、制御部20の減圧制御における制御圧の設定の一例について図5〜図7を参照して詳細に説明する。ここで、各図においては、便宜上、ポンプ4のグラフは、ポンプ4の出力に関わらず、ポンプ4が駆動中である場合をONで示し、停止中である場合をOFFで示している。
図5(a)に示すように、車両CRが第1閾値以上の車体速度V2で走行している際に、車間距離が第2閾値以下になった場合には(時刻t1)、図5(c),(e)に示すように、車体速度V2などに応じた制御圧P1となるように、ポンプ4等が駆動されて加圧制御が自動的に実行される。これにより、図5(b),(a)に示すように、ブレーキ液圧が上昇していき、車体速度が徐々に下がっていく。
車体速度が所定値V1まで下がると(時刻t2)、図5(e)に示すように、ポンプ4が停止されるとともに、図5(c)に示すように、加圧制御時と同じ制御圧P1で保持制御が実行される。そして、保持制御の開始から所定時間T2が経過すると(時刻t3)、減圧制御が実行される。
この際、図5(c),(d)に実線で示すように、アクセル操作がなされていないと(アクセル開度がθ1未満)、制御圧は、保持制御中の制御圧P1を規定時間T1で割ることにより算出される減圧勾配計算値G1で徐々に下げられていく。そのため、加圧制御が終了した後に保持される制御圧がどのような値であっても、予め規定された規定時間T1で減圧制御を完了させることができるので、車両CRの発進時における引き摺り感を抑えることができる。また、制御圧を一気に0に下げる制御に比べ、減圧勾配計算値G1に設定した減圧勾配で制御圧を減圧するので、車両CRの発進時において車両CRが唐突に発進するのを抑えることができる。
また、図5(c),(d)に破線で示すように、減圧制御開始の際に、アクセル操作がなされており(アクセル開度がθ1以上)、かつ、減圧勾配計算値G1よりもアクセル操作用減圧勾配G2が大きい場合には、制御圧は、大きい方のアクセル操作用減圧勾配G2で徐々に下げられていく。そのため、アクセル操作時には急な減圧勾配(大きい方のアクセル操作用減圧勾配G2)にて素早く減圧を完了させることができるので、車両の引き摺り感を抑えることができる。
また、図6(c),(d)に破線で示すように、アクセル操作が減圧制御の開始(時刻t3)から少し後の時刻t4にて行われた場合には、制御圧は、その時点T4から、大きい方のアクセル操作用減圧勾配G2で徐々に下げられていく。これにより、減圧制御の途中でアクセル操作がなされた場合であっても、急な減圧勾配(大きい方のアクセル操作用減圧勾配G2)にて素早く減圧を完了させることができるので、車両の引き摺り感を抑えることができる。
また、図7(a)に示すように、例えば車両CRが遅めの車体速度V3(第1閾値以上)で走行している際に、車間距離が第2閾値以下になった場合には(時刻t11)、図7(c),(d)に示すように、車体速度V3などに応じた小さめの制御圧P2となるように、ポンプ4等が駆動されて加圧制御が自動的に実行される。この場合であっても、制御圧は、時刻t12で保持された制御圧P2を規定時間T1で割ることにより算出される減圧勾配計算値G1で徐々に下げられていくので、(時刻t13)、予め規定された規定時間T1で減圧制御を完了させることができ、車両CRの発進時における引き摺り感を抑えることができる。
さらに、図7(c)に破線で示すように、保持制御中における制御圧がP2よりも小さなP3で保持された際においては、図に2点鎖線で示す減圧勾配計算値G1(P3/T1)が減圧勾配下限値Gminよりも小さくなる場合がある。この場合には、制御圧は、減圧勾配下限値Gminで徐々に下げられていく。そのため、減圧勾配計算値G1が極めて小さくなることによって発生する問題(機械の性能上、単位時間当たりの微小な減圧量を減圧することができなくなる問題)を抑えることができる。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
車輪ブレーキFR,FL,RR,RLを自動的に加圧制御することが可能な車両用ブレーキ液圧制御装置100において、保持するブレーキ液圧の違いによって解除フィーリングが異なってしまうのを抑えることができる。
また、制御部20が比例電磁弁である切換弁6(調圧弁R)を制御するので、実際のブレーキ液圧を制御圧に対応した滑らかな勾配とすることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。
前記実施形態では、アクセル操作が行われたか否かの判断をアクセル開度センサ30からの信号に基いて行ったが、本発明はこれに限定されず、例えばアクセルペダルを所定量踏んだときにONとなるON/OFFセンサからの信号などに基いて判断を行ってもよい。また、ON/OFFセンサを採用する場合には、アクセル操作用減圧勾配G2を、実験やシミュレーション等により適宜決定される一定の値としてもよい。また、アクセル開度センサ30を採用した場合であっても、前述したマップによる計算でG2を計算するのではなく、アクセル開度が所定値以下のときにG2=0とし、アクセル開度が所定値を超えたときにG2が比較的大きな一定値となるようなマップでG2を算出してもよい。
前記実施形態では、調圧弁Rを制御することで減圧制御を行ったが、本発明はこれに限定されず、例えば、モータを駆動することによってマスタシリンダ内のピストンを移動させるような電動ブースタでブレーキ液圧を保持・減圧する場合には、電動ブースタを制御することで本発明に係る減圧制御を行ってもよい。
20 制御部
21 加圧制御部
22 保持制御部
23 減圧制御部
23a 判断部
100 車両用ブレーキ液圧制御装置
CR 車両
FL,FR,RL,RR 車輪ブレーキ
G 減圧勾配
G1 減圧勾配計算値
P1 制御圧
R 調圧弁
T1 規定時間

Claims (3)

  1. 車両の走行中に対向する物体との距離に基いて車輪ブレーキを自動的に加圧制御することが可能な車両用ブレーキ液圧制御装置であって、
    前記加圧制御後に前記車輪ブレーキの制御圧を保持する保持制御部と、
    前記保持制御部による保持制御後に前記制御圧を減圧する減圧制御部と、
    予め設定された減圧勾配下限値を記憶する記憶部と、を備え、
    前記減圧制御部は、前記保持制御で保持された制御圧を、予め規定された規定時間で割ることで減圧勾配計算値を計算し、当該減圧勾配計算値に設定した減圧勾配で前記制御圧を減圧し、前記減圧勾配計算値が前記減圧勾配下限値を下回る場合には、前記減圧勾配を前記減圧勾配下限値に設定することを特徴とする車両用ブレーキ液圧制御装置。
  2. アクセル操作が行われたか否かを判定する判定部を備え、
    前記減圧制御部は、前記判定部によってアクセル操作が行われたと判定された場合には、前記減圧勾配を、予め設定されたアクセル操作用減圧勾配と前記減圧勾配計算値とのうち大きい方に設定することを特徴とする請求項1に記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。
  3. 前記減圧制御部は、ブレーキ液圧を調圧可能な比例電磁弁を制御することで減圧を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。
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