JP2009190347A - インク量データ生成方法、インク量データ生成装置、およびプログラム - Google Patents

インク量データ生成方法、インク量データ生成装置、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】文字を高い品質で印刷可能とする。
【解決手段】画像データを解析して文字を抽出し、抽出した文字を輪郭領域と内部領域とに分離する。文字を輪郭領域と内部領域とに分離したら、輪郭領域の画像データと内部領域の画像データとを、それぞれインク量データへと変換する。このとき、内部領域での有彩色インクの使用量が、輪郭領域での有彩色インクの使用量よりも多くなるように、それぞれの領域をインク量データへと変換する。こうすれば、文字の内部領域では有彩色インクが多く使われるので、印刷用紙の地色を十分に覆うことが可能となり、文字の輪郭領域では、有彩色インクの使用量が少ないことからインクが滲んでしまう事態を回避できるので、くっきりとした輪郭を印刷可能となる。この結果、内部が十分に塗りつぶされている上に輪郭がくっきりとした高品質な文字を印刷することが可能となる。
【選択図】図6

Description

本発明は、印刷装置等において品質の高い文字を印刷可能とする技術に関する。
印刷装置では、C、M、Yの各色のインクを組み合わせて用いることで、様々な色彩を出力することが可能となっている。例えば、C色のインクとM色のインクとを用いることで青色を出力することが可能であるし、M色のインクとY色のインクを重ねて出力することによって赤色を出力することも可能である。また、C、M、Yの各色のインクを同量ずつ重ね合わせることによって、黒色を印刷することも可能である。このように、C、M、Yの各色のインクを組み合わせて用いることで、様々な色彩を出力可能としている。
一方、こうした印刷装置では、C、M、Yの各色のインクを重ね合わせて黒色の文字を印刷すると、インクの量が多いためにインクが滲んでしまって、文字がぼやけてしまうことがある。そこで、C、M、Yの各色のインクに加えて、黒色のインク(Kインク)を搭載しておき、文字はKインクのみを用いて印刷することによって、文字をぼやけさせることなく印刷可能とする技術が開発されている(特許文献1)。
特開平10−200769号公報
しかし、Kインクのみを用いて文字を印刷した場合、印刷用紙の地色が見えてしまうことによって印刷品質が低下してしまうことがあるという問題があった。すなわち、Kインクのみを用いて印刷した場合、C、M、Yの3つのインクを用いて印刷した場合よりもインク量が少ないので、インクの着弾位置に僅かなズレが生じた場合であっても、ズレが生じた部分はインクに覆われずに印刷用紙の地色がそのまま残ってしまう。このため、文字の所々に印刷用紙の地色が見えてしまい、印刷品質が低下してしまうという問題があった。もちろんKインクとC、M、Yの各色のインクとを併用することも考えられるが、この場合、C、M、Yの各色のインクを用いているのでぼやけた印象の文字となり易く、その一方で、Kインクを用いているのでインクの着弾位置がズレることによる印刷品質の低下も懸念されることとなって、有効な解決策とはなりえない。
本発明は、従来の技術が有する上述した課題を解決するためになされたものであり、黒文字を高い品質で印刷可能とする技術の提供を目的とする。
上述した課題の少なくとも一部を解決するために、本発明のインク量データ生成方法は、次の構成を採用した。すなわち、
画像を印刷する際の各色のインクの使用量たるインク量データを、該画像の画像データを解析することによって生成するインク量データ生成方法であって、
前記画像データを解析することにより、前記画像の中から、彩度値が所定値以下の文字の領域たる文字領域を抽出する文字領域抽出工程と、
前記文字領域を、前記文字の輪郭部分たる文字輪郭領域と、該文字の内部たる文字内部領域とに分離する文字領域分離工程と、
前記文字輪郭領域の画像データおよび前記文字内部領域の画像データを、少なくとも1種類の無彩色インクおよび少なくとも3種類の有彩色インクについての前記インク量データに変換するインク量データ変換工程と
を備え、
前記インク量データ変更工程は、前記文字内部領域については、前記文字輪郭領域よりも前記有彩色インクが多く使用されるように、それぞれの領域の前記画像データを前記インク量データに変換する工程であることを要旨とする。
また、上記のインク量データ生成方法に対応する本発明のインク量データ生成装置は、
画像を印刷する際の各色のインクの使用量たるインク量データを、該画像の画像データを解析することによって生成するインク量データ生成装置であって、
前記画像データを解析することにより、前記画像の中から、彩度値が所定値以下の文字の領域たる文字領域を抽出する文字領域抽出手段と、
前記文字領域を、前記文字の輪郭部分たる文字輪郭領域と、該文字の内部たる文字内部領域とに分離する文字領域分離手段と、
前記文字輪郭領域の画像データおよび前記文字内部領域の画像データを、少なくとも1種類の無彩色インクおよび少なくとも3種類の有彩色インクについての前記インク量データに変換するインク量データ変換手段と
を備え、
前記インク量データ変更手段は、前記文字内部領域については、前記文字輪郭領域よりも前記有彩色インクが多く使用されるように、それぞれの領域の前記画像データを前記インク量データに変換する手段であることを要旨とする。
かかる本発明のインク量データ生成方法およびインク量データ生成装置では、画像データを解析して文字を抽出すると、抽出した文字を輪郭領域と内部領域とに分離する。ここで、抽出する文字は、完全な黒色の文字に限られず、彩度値が所定値以下の文字であればよい。例えば、若干の灰色味をもった文字であってもよい。文字を輪郭領域と内部領域とに分離したら、輪郭領域の画像データと内部領域の画像データとを、それぞれインク量データへと変換する。インク量データへと変換するに際しては、内部領域での有彩色インクの使用量が、輪郭領域での有彩色インクの使用量よりも多くなるように、それぞれの領域の画像データを変換する。
こうして得たインク量データに基づいて文字を印刷すれば、文字の内部領域では有彩色インクが多く使われるので、印刷用紙の地色を十分に覆うことが可能となる。また、文字の輪郭領域では、有彩色インクの使用量が少ないことからインクが滲んでしまう事態を回避でき、更に、輪郭が色味を持ってボヤけた印象の輪郭になってしまう事態も回避できるので、くっきりとした輪郭を印刷することが可能となる。こうして、内部が十分に塗りつぶされており、なおかつ、輪郭がくっきりとしている高品質な文字を印刷することが可能となる。
また、上述した本発明のインク量データ生成方法では、RGB色立体の格子点にインク量データを対応付けた第1の対応テーブルを記憶しておくとともに、明度値に有彩色インクのインク量データを対応付けた第2の対応テーブルを記憶しておくものとしてもよい。ここで、明度値としては、画像の明るさに対応する値であればどのようなものであってもよく、例えば、HSV表色系におけるV階調値やYCC表色系におけるY階調値であってもよいし、あるいは、RGBの各成分の階調値の合計値や平均値であってもよい。また、第2の対応テーブルに対応付けるインク量データは、印刷した際に複数の有彩色インクが併用されることで所定の彩度値以下になるインク量データとしておく。そして、輪郭領域については、RGB各成分を求めて第1の対応テーブルを参照することによってインク量データへと変換し、内部領域については、明度値を求めて第2の対応テーブルを参照することによってインク量データへと変換するものとしてもよい。
こうすれば、内部領域を複数の有彩色インクを使って印刷することができるので、十分な量のインクによって文字の内部を十分に塗りつぶすことが可能となる。一方、輪郭領域については、第1の対応テーブルによって輪郭領域のRGB各成分に対応するインク量データへと変換されると、文字は彩度値が低いことから、主に無彩色インクからなるインク量データへと変換される。このため、輪郭領域では、有彩色インクによって輪郭が色味を持ってしまったりインクが滲んでしまうといったことがなく、くっきりと印刷することが可能となる。こうして、文字の内部が十分に塗りつぶされている上に、輪郭がくっきりとしている高品質な文字を印刷可能となる。
更に、第1の対応テーブルでは、RGB各成分とインク量データとが対応付けられているので、文字だけでなく、写真などのカラー画像をインク量データに変換することも可能となる。もちろん、文字とカラー画像とが混在している画像データについても、インク量データを生成することが可能となる。更に、カラー画像用の対応テーブルがあれば、逆にそれを第1の対応テーブルとして用いることもできるので、こうすることによって、対応テーブルを記憶しておく負担を軽減して、インク量データをより簡便に取得することも可能となる。
また、こうした本発明のインク量データ生成方法では、RGB色立体の稜線を含む所定領域の格子点(稜線格子点)と、第2の対応テーブルの明度値とを対応付けておくものとしてもよい。ここで、稜線を含む所定領域としては、稜線を含んだ稜線に隣接する空間であればよく、例えば、稜線に隣接する格子点と稜線とによって囲まれる空間であってもよいし、あるいは、稜線に隣接する格子点の更に隣の格子点までを含める領域であってもよい。そして、この稜線格子点と明度値との対応関係に基づいて、第1の対応テーブルの稜線格子点に第2の対応テーブルのインク量データを対応付けることによって、新たな対応テーブル(合成対応テーブル)を生成する。また、稜線格子点と明度値との対応関係に基づいて、内部領域の画像データのRGB各成分を、内部領域の明度値に対応する稜線格子点のRGB各成分へと変更する。そして、変更後の画像データを合成対応テーブルによってインク量データへと変換する。
こうすると、変更後の画像データでは内部領域が稜線格子点のRGB各成分に変更されているので、内部領域については、第2の対応テーブルが埋め込まれた稜線格子点を参照することになり、この結果、第2の対応テーブルに対応付けられた有彩色インクを含むインク量データへと変換される。こうして、文字の内部を有彩色インクによって十分に塗りつぶすことが可能となる。一方、輪郭領域については、文字の彩度値が低いことから主に無彩色インクからなるインク量データへと変換されるので、輪郭をくっきりと印刷することが可能となる。加えて、インク量データへと変換する際に、合成対応テーブルだけを参照すればよく、輪郭領域か内部領域かによって参照する対応テーブルを切り換える必要がないので、より簡便にインク量データへと変換することが可能となる。
また、上述した本発明のインク量データ生成方法では、明度値と無彩色インクのインク量データとを対応付けた第1の明度対応テーブルと、明度値と有彩色インクのインク量データとを対応付けた第2の明度対応テーブルとを記憶しておくこととしてもよい。そして、輪郭領域の画像データから明度値を求めて第1の明度対応テーブルを参照することによって、輪郭領域をインク量データへと変換し、内部領域の画像データから明度値を求めて第2の明度対応テーブルを参照することによって、内部領域をインク量データへと変換することとしてもよい。
こうすれば、輪郭領域については、第1の明度対応テーブルによって無彩色インクのインク量データへと変換されるので、無彩色インクを用いて輪郭をくっきりと印刷することが可能となる。一方、内部領域については、第2の明度対応テーブルによって変換されることで有彩色インクのインク量データへと変換されるので、有彩色インクを用いて内部を十分に塗りつぶすことが可能となる。その結果、輪郭がくっきりした上に内部が十分に塗りつぶされた高品質な文字を印刷することが可能となる。また、第1の対応テーブルおよび第2の対応テーブルは、明度値に対してインク量データが対応付けられた一次元の対応テーブルなので、記憶しておく内容が少なくてよい。このため、記憶負担を軽減してより簡便にインク量データを生成することが可能となる。
更に本発明は、上述したインク量データ生成方法を実現するためのプログラムをコンピュータに読み込ませ、所定の機能を実行させることにより、コンピュータを用いて実現することも可能である。従って、本発明は次のようなプログラムとしての態様も含んでいる。すなわち、上述したインク量データ生成方法に対応する本発明のプログラムは、
画像を印刷する際の各色のインクの使用量たるインク量データを、該画像の画像データを解析することによって生成するインク量データ生成方法を、コンピュータを用いて実現するためのプログラムであって、
前記画像データを解析することにより、前記画像の中から、彩度値が所定値以下の文字の領域たる文字領域を抽出する文字領域抽出機能と、
前記文字領域を、前記文字の輪郭部分たる文字輪郭領域と、該文字の内部たる文字内部領域とに分離する文字領域分離機能と、
前記文字輪郭領域の画像データおよび前記文字内部領域の画像データを、少なくとも1種類の無彩色インクおよび少なくとも3種類の有彩色インクについての前記インク量データに変換するインク量データ変換機能と
を備え、
前記インク量データ変更機能は、前記文字内部領域については、前記文字輪郭領域よりも前記有彩色インクが多く使用されるように、それぞれの領域の前記画像データを前記インク量データに変換する工程であるインク量データ生成方法
をコンピュータによって実現させることを要旨とする。
このプログラムをコンピュータに読み込んで、上記の各機能を実現させれば、文字を高い品質で印刷できるインク量データを取得することが可能となる。
以下では、上述した本願発明の内容を明確にするために、次のような順序に従って実施例を説明する。
A.装置構成:
B.印刷処理:
C.変形例:
A.装置構成 :
図1は、本実施例の画像処理装置を搭載した印刷装置10を示した斜視図である。図示されるように、印刷装置10は、スキャナ部100と、プリンタ部200と、スキャナ部100およびプリンタ部200の動作を制御する制御部300などから構成されている。スキャナ部100は、印刷された画像を読み込んで画像データを生成するスキャナ機能を有しており、プリンタ部200は、画像データを受けとって印刷媒体上に画像を印刷するプリンタ機能を有している。また、スキャナ部100で読み取った画像をプリンタ部200から出力すれば、コピー機能を実現することも可能である。すなわち、本実施例の印刷装置10は、単独でスキャナ機能、プリンタ機能、コピー機能を実現可能な、いわゆるスキャナ・プリンタ・コピー複合装置となっている。
制御部300は、CPUやROM、RAMなどを搭載しており、スキャナ部100やプリンタ部200の制御に加えて、スキャナ部100で読み取った画像データや、メモリカード等の記録媒体から読み出した画像データに所定の画像処理を施すことも可能となっており、こうした画像処理を行うことによって、より高品質な画像を印刷することが可能となっている。例えば、書類などの文書を印刷した際に、文字の輪郭がぼやけたり文字が薄くなるなどの印刷品質の低下が起き易くなるといった問題を生じさせることなく、文字を高い品質で印刷可能とする画像処理を実行可能としている。
図1には、本実施例の画像処理装置が印刷装置10に搭載されている様子が概念的に示されている。図示されている様に、本実施例の画像処理装置は、制御部300に搭載されたCPUやROM、RAMによって構成されており、制御部300がこれらのRAM等を用いることによって画像処理装置の機能が実現される。制御部300は、画像データを受け取ると、ROM上に記憶している色変換LUTを参照して、画像データをCMYK画像データへと色変換する。CMYK画像データは、印刷に用いるC、M、Y、Kの各色のインクの使用量に対応するCMYK階調値からなる画像データであり、CMYK画像データをプリンタ部200へ供給することによって、C、M、Y、Kの各色のインクによって画像を印刷することが可能となる。ここで、本実施例の画像処理装置は、画像中の文字について特別な処理を行うことによって、高い品質の文字を印刷可能なCMYK階調値を取得しており、これによって、文字を高い品質で印刷可能としている。以下では、制御部300が行うこうした処理について詳しく説明する。
B.印刷処理 :
図2は、本実施例の印刷処理の流れを示したフローチャートである。かかる処理は、ユーザーが操作パネル310を操作して印刷を開始するように指示を送ると、これを受けて制御部300が実行する処理である。印刷処理を開始すると、制御部300は、まず、印刷する画像データを読み込む処理を行う(ステップS100)。ここで、本実施例では、図3に例示された文書の画像データを読み込むものとして説明する。尚、こうした文書の画像データは、コンピュータ上のワープロソフト等によって作成されたものであってもよいし、あるいは、印刷装置10のスキャナ部100で原稿を読み取って生成されたものであってもよい。また、本実施例では、読み込む画像データは、R、G、Bの各成分の階調値によって表されるRGB画像データであるものとする。
画像データを読み込んだら、次いで、読み込んだ画像データを印刷に用いるCMYK画像データへと色変換するために、色変換に用いる対応テーブル(色変換LUT)を読み込む処理を行う(図2のステップS102)。本実施例の印刷装置10では、文書の文字を色変換するための色変換LUTとして、輪郭部分の変換に使われる「リアルブラックLUT」と輪郭以外の部分の変換に使われる「コンポジットブラックLUT」の2つの色変換LUTをROM上に記憶しており、ここでは、これらの2つの色変換LUTを読み込む。
図4は、読み込む2つの色変換LUTを示した説明図である。図4(a)には「リアルブラックLUT」が示されている。図示されているように、リアルブラックLUTは、明度値(図のグラフの横軸)に対してC、M、Y、Kの各階調値(グラフの縦軸)が対応付けられた対応テーブルであり、画像データの文字の明度値を求めてリアルブラックLUTを参照することで、文字の印刷に用いるC、M、Y、Kの各階調値を得ることが可能となっている。ここで、リアルブラックLUTでは、図示されているように、C、M、Y、Kの各階調値の中のC、M、Yの各階調値はすべて「0」に設定されており、K階調値のみが所定の大きさの階調値が設定されている。このため、リアルブラックLUTを参照すれば、文字の黒色をK成分のみからなる黒色(いわゆるリアルブラック)に変換することが可能となる。
一方、図4(b)には、「コンポジットブラックLUT」が示されている。コンポジットブラックLUTでは、リアルブラックLUTと同様に、明度値に対してC、M、Y、Kの各階調値が対応付けられており、この対応関係を参照することで印刷に用いるC、M、Y、Kの各階調値を得ることが可能となっている。ここで、コンポジットブラックLUTでは、図示されているように、K階調値だけでなくC、M、Yの各階調値も大きさを持つように設定されている。このため、コンポジットブラックLUTを参照すれば、文字の黒色を、C、M、Yの各成分を含んだ黒色(いわゆるコンポジットブラック)に変換することが可能となる。
こうした2つの色変換LUTを読み込んだら、次いで、これらの色変換LUTを画像データの文字に適用するために、読み込んだ画像データを解析して黒文字を検出する処理を行う(図2のステップS104)。黒文字を検出するには、種々の方法を用いることが可能である。例えば、検出したい文字の形状を予め記憶しておき、画像データを解析してその文字の形状と一致する対象を画像の中から探し出せばよい。あるいは、より簡単には、画像データの各画素のRGB階調値を調べて、文字の黒色に対応するRGB値を有する画素を選び出せばよい。こうした種々の方法によって、文字を検出することが可能である。
こうして文字を検出したら、今度は、検出した文字を輪郭の部分と輪郭の内側の部分とに分離する処理を行う(ステップS106)。詳しくは後述するが、本実施例の印刷処理では、抽出した文字をそのまま取り扱うのではなく、このように輪郭と内部とに分けておくことによって、文字を高い品質で印刷することを可能としている。この点については、後で詳しく説明する。ここで、文字を輪郭の部分(輪郭領域)と内側の部分(内部領域)とに分離するには、種々の方法を用いることが可能であるが、次に説明する方法を用いると、簡便に分離することが可能である。
図5は、文字を輪郭領域と内部領域とに分ける様子を示した説明図である。図5(a)には、図3の画像において「A」と示した部分が拡大して示されており、「A」の部分に描かれている「E」の文字の一部がハッチングを付して示されている。また、図中の破線のマス目は、画像データの各画素を示している。
文字を輪郭領域と内部領域とに分けるには、検出した文字の画素(図中のハッチングが付された画素)の1つ1つについて、その画素の周囲の画素がすべて文字の画素であるか否かを調べていけばよい。周囲の画素が全て文字の画素(ハッチングが付された画素)であれば、その画素は文字内部の画素であると判断できるし、文字以外の画素(ハッチングが付されていない画素)があれば、輪郭部分の画素であると判断できる。例えば、図中「A」と示された画素では、図示されている様に、「A」を取り囲む画素(図中(1)から(8)で示した画素)の中に文字の画素ではない画素((1)から(3)までの3つの画素)があることから、輪郭の部分の画素であると判断することができる。また、図中「B」で示した文字内部の画素では、「B」を取り囲む(1)から(8)までの画素が全て文字の画素(ハッチングが付された画素)になっていることから、文字の内部の画素であると判断することができる。図5(b)には、こうした判断を文字の画素の全てについて行った結果が示されている。図中クロスハッチングで示された部分が輪郭領域と判断された部分であり、ハッチングで示された部分が内部領域と判断された部分である。このように、文字の画素を1つずつ調べていけば、文字を輪郭領域と内部領域とに分離することが可能である。尚、図5では、1画素分の幅の輪郭領域を抽出する場合について示しているが、2画素分の幅で輪郭領域を抽出するものとしてもよい。例えば、1画素分の幅の輪郭領域を抽出した後、残った内部領域に対してもう1画素分の幅の輪郭領域を抽出することによって、2画素分の幅の輪郭領域を抽出することが可能である。
もちろん、こうした方法に限らず、他の方法を用いて文字を輪郭領域と内部領域とに分離することも可能である。例えば、いわゆるエッジ検出の手法を用いて分離することも可能である。エッジ検出の手法では、階調値が大きく変化している部分をエッジとして検出することができるので、これを文字に適用すると、文字の内側(黒など)と文字の外側(白など)との間で階調値が大きく変化している輪郭部分を検出することができる。その一方で、文字の内部では、階調値の変化がほとんどないので、エッジ検出の手法を適用しても文字の内部は検出されない。こうして、文字の輪郭だけが検出されて、内部は検出されないので、結果的に、文字を輪郭領域と内部領域とに分離することが可能できる。このように、エッジ検出の方法を用いることによっても、文字を輪郭領域と内部領域とに容易に分離することが可能である。
こうした各種の方法を用いて、文字を輪郭領域と内部領域とに分離したら、輪郭領域および内部領域を、それぞれCMYK階調値へと変換していく。まず、輪郭領域を、リアルブラックLUTを参照することによってCMYK階調値へと変換する(図2のステップS108)。一方、内部領域については、コンポジットブラックLUTを参照してCMYK階調値へと変換する(ステップS110)。
こうして、輪郭領域および内部領域をそれぞれCMYK階調値へと変換したら、変換によって得られたCMYK画像データをプリンタ部200へ供給する。これを受けて、プリンタ部200は、CMYK画像データに基づいてC、M、Y、Kの各色のインクを出力することによって、画像を印刷する(ステップS112)。こうして、プリンタ部200が画像を印刷したら、制御部300は、図2の印刷処理を終了する。
以上に説明したように、本実施例の印刷処理では、文字を輪郭と内部とに分離してからそれぞれをCMYK階調値へと変換し、得られたCMYK画像データに基づいて画像を印刷している。そして、本実施例の印刷処理では、このように文字を輪郭と内部とに分離していることによって、文字を高い品質で印刷することが可能となっている。この点について、図6を用いて詳しく説明する。
図6は、本実施例の印刷処理によって高品質な文字が印刷可能となる様子を概念的に示した説明図である。図6の上段には、印刷する文書の画像データが示されている。前述した様に、本実施例の印刷処理では、文書の文字を輪郭領域と内部領域とに分離し、輪郭領域についてはリアルブラックLUTを参照してCMYK階調値へと色変換し、内部領域についてはコンポジットブラックLUTを参照してCMYK階調値へと色変換している。図6の中段には、こうして得られたCMYK階調値に基づいて印刷した画像が示されている。ここで、輪郭領域が参照するリアルブラックLUTでは、K階調値のみが大きさをもったCMYK階調値が設定されていることから(図4(a)を参照)、文字の輪郭部分は、Kインクのみを用いて印刷される。一方、内部領域が参照するコンポジットブラックLUTでは、K階調値だけでなくC、M、Yの各階調値も大きさをもったCMYK階調値が設定されていることから(図4(b)を参照)、文字の内部は、C、M、Y、Kの各色のインクを用いて印刷される(図6の中段の図を参照)。
図6の下段には、こうして印刷された文字の一部を拡大した様子が示されている(図6の中段の図で「A」と示した部分)。図示されている様に、文字の輪郭部分はKインクのみによって印刷されるので、インク量が多くて輪郭が滲んでしまうといったことがなく、くっきりと印刷される。また、輪郭部分には、C、M、Yなどの色彩をもったインクドットが形成されないので、輪郭が色味を持って見えてしまうといったことがなく、ぼやけた印象になってしまうことがない。このように、くっきりとした印象の高品質な輪郭を印刷することが可能となっている。一方、文字の内部では、図示されている様に、Kインクに加えて、C、M、Yの各色のインクも使用されているので、図示されている様に、十分な量のインクによって印刷用紙の地色がしっかりと覆われている。このため、地色が目立って文字の品質が低下してしまうことがなく、文字を十分な黒さで印刷することが可能となっている。このように、本実施例の印刷処理によって、輪郭がくっきりしており、なおかつ、内部が十分な黒さを有する高品質な文字を印刷可能となっている。
加えて、本実施例の印刷処理では、文字の内部を十分な量のインクによって印刷可能なことから、より高速に印刷することも可能となっている。すなわち、一般に、高速に印刷しようとすると、印刷時の解像度が粗く(1つの画素を大きく)設定される傾向にあり、このため、各画素に1つずつのインクドットを形成した時に、ドット間の距離が大きくなってしまう。その結果、インクの着弾位置が僅かにズレた場合であっても、その部分の地色がそのまま現れてしまい、印刷品質の低下をひきおこしてしまう。これに対して、本実施例の印刷装置では、文字の内部をC、M、Y、Kの各色のインクを使って印刷していることから、多くのインクドットが形成され、インクの着弾位置が多少ズレた場合でも、用紙の地色がそのまま現れてしまうことがない。このため、高速に印刷することも可能となっている。もちろん、高速に印刷する場合であっても、輪郭はリアルブラックで印刷することから、輪郭がくっきりとした品質の高い文字を印刷することが可能となっている。
また、本実施例の印刷処理では、文字を輪郭領域と内部領域とに分離しているだけであって、その他に高度な画像解析を行っていないことから、高品質な文字を迅速に印刷することが可能となっている。すなわち、文字を輪郭と内部とに分ける処理は、図5を用いて説明した方法や、エッジ検出の手法などの簡便な方法によって行うことが可能であって、高度な画像解析を行う必要がない。このため、画像解析に時間がかかって印刷が遅くなってしまうといったことがなく、迅速に印刷することが可能となっている。また、高度な画像解析を必要としないことから、装置構成を簡素に保つとも可能となっている。
尚、本実施例の印刷処理では、文字を輪郭領域と内部領域とに分離する際に判断に誤りが生じたとしても、直ちに不自然な文字になってしまうことがなく、文字を適切に印刷することが可能となっている。例えば、画像解析に誤判定が生じて輪郭部分を内部領域であると誤って判断した場合、リアルブラックを用いて印刷すべき輪郭がコンポジットブラックで印刷されることになるが、こうした場合であっても、元の文字の黒色と大きく異なる色彩や明度で印刷されるわけではないので、直ちに不自然な画像になってしまうことはない。このため、こうした誤判断が生じたとしても、文字を適切に印刷することが可能となっている。また、このことから、文字を輪郭領域と内部領域とに分離する処理をより簡素化して、より高速に処理することも可能となっている。
尚、本実施例では、文書の画像データを印刷するものとして説明したが(図3を参照)、こうした文書に限らず、例えば、写真などのカラー画像と文章などの黒文字とが混在した画像についても、黒文字を高い品質で印刷することが可能である。すなわち、こうした画像を印刷する場合には、画像から黒文字を検出しておき、残りのカラー画像の部分については、RGB階調値に対してCMYK階調値が対応付けられた通常の色変換LUTを用いてCMYK階調値へと変換すればよい。そして、検出した文字については、本実施例と同様に、輪郭はリアルブラックLUTを参照し、内部はコンポジットブラックLUTを参照してCMYK階調値へと変換すればよい。こうすれば、カラー画像の部分については、通常の色変換LUTによって適切なCMYK階調値へと変換することができ、一方、文字の部分については、本実施例と同様に、高品質な文字を印刷可能なCMYK階調値へ変換することができるので、カラー画像と文字とを共に高い品質で印刷することが可能である。
C.変形例 :
上述した実施例では、リアルブラックLUTとコンポジットブラックLUTの2つの文字用の色変換LUTを用意しておくことによって、文字の輪郭領域をリアルブラックに変換し、内部領域をコンポジットブラックに変換するものとして説明した。しかし、これら2つの文字用の色変換LUTを用意しておくのではなく、通常の色変換LUTの一部にコンポジットブラックLUTを埋め込んで用いることによって、より簡便に色変換を行うことも可能である。以下では、こうした方法によって色変換を行う変形例について説明する。
図7は、色変換LUTにコンポジットブラックLUTを埋め込んで色変換を行う様子を概念的に示した説明図である。図中の中段には、通常の色変換LUTが示されている。図示されている様に、通常の色変換LUTでは、R、G、Bの各成分を座標軸とする三次元座標空間に複数の格子点が設けられており、これらの各格子点にCMYK階調値が設定されている。そして、画像データのRGB階調値に対応する格子からCMYK階調値を読み出すことによって、画像データのRGB階調値をCMYK階調値へと色変換することが可能となっている。
このように、色変換LUTでは、複数の格子点にCMYK階調値が設定されているが、こうした格子点の中には、実際にはあまり使用されない格子点も存在している。例えば、画像データのR、G、B各階調値は、最大値や最小値などの極端な値を取り難いことから、最大値や最小値に対応する格子点はあまり使用されない傾向がある。更に、R、G、Bの各成分のうちの2つの成分が最大値または最小値となる部分(図中の立方体の稜線の部分)の格子点は、使用されない傾向が更に強い。そこで、本変形例では、こうした使われない格子点のCMYK階調値に代えて、コンポジットブラックLUTのCMYK階調値を設定しておく。すなわち、使われない部分の格子点に設定されているCMYK階調値を、コンポジットブラックLUTに設定されているCMYK階調値に置き換えてしまうことによって、色変換LUTの一部にコンポジットブラックLUTを埋め込んでしまう。コンポジットブラックLUTを埋め込む場所は、色変換LUTの稜線の部分であれば、どこでもよい。図7の例では、R成分およびG成分が最大値となる稜線上にコンポジットブラックLUTを埋め込んでいる(図7の右下の図を参照)。
こうしてコンポジットブラックLUTを埋め込んだら、色変換の際に文字の内部領域が埋め込んだ部分を参照するように、内部領域の画像データに修正を加えておく。すなわち、文字の内部領域のRGB階調値を、コンポジットブラックLUTを埋め込んだ部分のRGB階調値へと変更しておく。こうしておけば、コンポジットブラックLUTを埋め込んだ部分を参照して色変換できるので、文字の内部領域をコンポジットブラックへと変換することが可能となる。
一方、文字の輪郭領域については、通常の色変換LUTをそのまま用いて色変換を行えば、リアルブラックへと変換することが可能である。すなわち、色変換LUTを用いて文字を色変換すると、文字はほとんど完全な黒色なので、グレイ軸上の完全な黒色に対応する格子点(図中「Bk」と示した格子点)を参照するか、あるいは、グレイ軸上の「Bk」の格子点のすぐ近くを参照することになる。すると、図7の下段左の図に示されている様に、色変換LUTのグレイ軸上の「Bk」の格子点およびその近傍(図中「A」と示した部分)では、K階調値のみが大きな値が設定されており、その他のC、M、Yの各階調値は小さな値が設定されている。したがって、文字の輪郭領域は、ほとんどK成分のみからなるCMYK階調値へと変換することができる。こうして、文字の輪郭領域をリアルブラックとほとんど同じCMYK階調値へと変換することが可能である。
このように、コンポジットブラックLUTを埋め込んだ色変換LUTを用いれば、文字の内部領域は、埋め込んだコンポジットブラックLUTによってコンポジットブラックのCMYK階調値へと変更することが可能となり、一方、文字の輪郭領域は、色変換LUTの中の一部分を使ってリアルブラックとほとんど同じCMYK階調値へと変換することが可能となる。これによって、輪郭がリアルブラックでくっきりと印刷され、なおかつ、内部が十分に塗りつぶされた品質の高い文字を印刷することが可能となる。
更に、この変形例の方法によって色変換を行えば、色変換をより迅速に行うことが可能となる。すなわち、コンポジットブラックLUTを埋め込んでしまえば、あとは埋め込んだ色変換LUTだけを使って色変換を行えばよいので、色変換の際に輪郭領域および内部領域に応じてリアルブラックLUTとコンポジットブラックLUTとを切り換える必要がない。このため、色変換の際の処理が複雑になることがなく、迅速に色変換を行うことが可能である。また、このことから、リアルブラックLUTとコンポジットブラックLUTを切り換えるためのハードウェア等が必要となることもないので、装置構成をより簡素に保つことも可能となる。
以上、本実施例の画像処理装置について説明したが、本発明は上記の実施例および変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。
本実施例の画像処理装置を搭載した印刷装置を示す説明図である。 本実施例の印刷処理の流れを示したフローチャートである。 本実施例の印刷処理によって印刷する文書の画像データを例示した説明図である。 リアルブラックLUTおよびコンポジットブラックLUTを示した説明図である。 文字を輪郭領域と内部領域とに分離する様子を示した説明図である。 本実施例の印刷処理によって文字を高い品質で印刷可能となる様子を示した説明図である。 コンポジットブラックLUTを埋め込んだ色変換LUTを用いる変形例の色変換を、概念的に示した説明図である。
符号の説明
10…印刷装置、 100…スキャナ部、 200…プリンタ部
300…制御部、 310…操作パネル

Claims (6)

  1. 画像を印刷する際の各色のインクの使用量たるインク量データを、該画像の画像データを解析することによって生成するインク量データ生成方法であって、
    前記画像データを解析することにより、前記画像の中から、彩度値が所定値以下の文字の領域たる文字領域を抽出する文字領域抽出工程と、
    前記文字領域を、前記文字の輪郭部分たる文字輪郭領域と、該文字の内部たる文字内部領域とに分離する文字領域分離工程と、
    前記文字輪郭領域の画像データおよび前記文字内部領域の画像データを、少なくとも1種類の無彩色インクおよび少なくとも3種類の有彩色インクについての前記インク量データに変換するインク量データ変換工程と
    を備え、
    前記インク量データ変更工程は、前記文字内部領域については、前記文字輪郭領域よりも前記有彩色インクが多く使用されるように、それぞれの領域の前記画像データを前記インク量データに変換する工程であるインク量データ生成方法。
  2. 請求項1に記載のインク量データ生成方法であって、
    RGB画像データのRGB各成分が取り得る階調範囲によって規定されたRGB色立体の中に複数の格子点を設定し、該格子点と、少なくとも1種類の前記無彩色インクおよび少なくとも3種類の前記有彩色インクについての前記インク量データとを対応付けた第1の対応テーブルを記憶しておく第1の対応テーブル記憶工程と、
    予め選択しておいた複数の明度値と、併用することによって所定の彩度値以下となる少なくとも3種類の前記有彩色インクについての前記インク量データとを対応付けた第2の対応テーブルを記憶しておく第2の対応テーブル記憶工程と
    を備え、
    前記インク量データ変換工程は、前記文字内部領域の画像データについては、該画像データから明度値を求めて前記第2の対応テーブルを参照し、前記文字輪郭領域の画像データについては、該画像データからRGB各成分を求めて前記第1の対応テーブルを参照することによって、該画像データを前記インク量データに変換する工程であるインク量データ生成方法。
  3. 請求項2に記載のインク量データ生成方法であって、
    前記RGB色立体において前記RGB各成分の中の2つの成分が上限値あるいは下限値となる稜線を含む所定領域内の格子点である稜線格子点と、前記第2の対応テーブルの前記明度値とを応付ける所定の対応関係を記憶しておく対応関係記憶工程と、
    前記第2の対応テーブルの前記明度値を、前記対応関係に従って前記稜線格子点に対応付けることにより、前記第1の対応テーブルの該稜線格子点に該第2の対応テーブルが埋め込まれた合成対応テーブルを生成する合成対応テーブル生成工程と、
    前記文字内部領域の前記画像データについては、該画像データのRGB各成分を、該画像データから求めた明度値が前記対応関係によって対応付けられる前記稜線格子点のRGB各成分に変換することにより、該文字内部領域が修正された画像データである修正画像データを生成する修正画像データ生成工程と
    を備え、
    前記インク量データ変換工程は、前記合成対応テーブルを参照することによって、前記修正画像データを前記インク量データに変換する工程であるインク量データ生成方法。
  4. 請求項1に記載のインク量データ生成方法であって、
    少なくとも1種類の無彩色のインクについての前記インク量データと、画像の明度値とを対応付けた第1の明度対応テーブルを記憶しておく第1の明度対応テーブル記憶工程と、
    併用することによって所定の彩度値以下となる少なくとも3種類の有彩色のインクについての前記インク量データと、前記明度値とを対応付けた第2の明度対応テーブルを記憶しておく第2の明度対応テーブル記憶工程と
    を備え、
    前記インク量データ変換工程は、前記文字輪郭領域の画像データについては、該画像データから明度値を求めて前記第1の明度対応テーブルを参照し、前記文字内部領域の画像データについては、該画像データから明度値を求めて前記第2の明度対応テーブルを参照することによって、前記画像データを前記インク量データに変換する工程であるインク量データ生成方法。
  5. 画像を印刷する際の各色のインクの使用量たるインク量データを、該画像の画像データを解析することによって生成するインク量データ生成装置であって、
    前記画像データを解析することにより、前記画像の中から、彩度値が所定値以下の文字の領域たる文字領域を抽出する文字領域抽出手段と、
    前記文字領域を、前記文字の輪郭部分たる文字輪郭領域と、該文字の内部たる文字内部領域とに分離する文字領域分離手段と、
    前記文字輪郭領域の画像データおよび前記文字内部領域の画像データを、少なくとも1種類の無彩色インクおよび少なくとも3種類の有彩色インクについての前記インク量データに変換するインク量データ変換手段と
    を備え、
    前記インク量データ変更手段は、前記文字内部領域については、前記文字輪郭領域よりも前記有彩色インクが多く使用されるように、それぞれの領域の前記画像データを前記インク量データに変換する手段であるインク量データ生成装置。
  6. 画像を印刷する際の各色のインクの使用量たるインク量データを、該画像の画像データを解析することによって生成するインク量データ生成方法を、コンピュータを用いて実現するためのプログラムであって、
    前記画像データを解析することにより、前記画像の中から、彩度値が所定値以下の文字の領域たる文字領域を抽出する文字領域抽出機能と、
    前記文字領域を、前記文字の輪郭部分たる文字輪郭領域と、該文字の内部たる文字内部領域とに分離する文字領域分離機能と、
    前記文字輪郭領域の画像データおよび前記文字内部領域の画像データを、少なくとも1種類の無彩色インクおよび少なくとも3種類の有彩色インクについての前記インク量データに変換するインク量データ変換機能と
    を備え、
    前記インク量データ変更機能は、前記文字内部領域については、前記文字輪郭領域よりも前記有彩色インクが多く使用されるように、それぞれの領域の前記画像データを前記インク量データに変換する工程であるインク量データ生成方法を、コンピュータを用いて実現するプログラム。
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