JP2009189191A - モータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動対象物の制御精度を高い状態に維持したまま、モータ装置の高さ方向における取付スペースを縮小することができるモータ装置を提供すること。
【解決手段】ステータ部30および該ステータ部30から突出した回転軸22を備えたモータ本体10と、該モータ本体10の回転動力が伝達されるモータ駆動機器に、該モータ本体10を取り付けるための取付板50とを備えたモータ装置1であって、前記取付板50は、金属板の切断加工により成形され、平板状の底板部52と、該底板部52から起立成形されて前記ステータ部30に固着されるステータ支持部56と、該ステータ支持部56に対向するようにして設けられた回転軸支持部54とを備え、底板部52、ステータ支持部56、回転軸支持部54の一側面のうち、前記モータ機器との当接部には面取り加工が施されていることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、モータ装置に関し、更に詳しくは、駆動源としてモータを使用するモータ駆動機器に、モータ本体を固定するための取付板を備えたモータ装置に関するものである。
従来より、駆動源としてモータを使用するモータ駆動機器(例えば、光学レンズを備えた光ヘッド装置等)に搭載されるモータ装置が知られている。この種のモータ装置は、モータ本体をモータ駆動機器に固定するための金属製の取付板を備える(例えば特許文献1参照。)。特許文献1の図2(b)に記載されるように、このようなモータ装置は、一般的に、取付板の底板部をモータ駆動機器の筐体等に当接させて固定されている。
特開2000−139057号公報
しかしながら、この取付板は、金属板のプレス加工により成形されるため、剪断面にバリやカエリが生じる。そのため、このバリやカエリがあることによってモータ装置がモータ駆動機器に対して傾いて取り付けられたり、キャリッジに連結される駆動対象物の駆動精度が低くなるという問題が生じる。
上記問題に鑑みて、本発明が解決しようとする課題は、取付板に生じるバリやカエリによるモータ装置の傾きを抑制し、駆動対象物の駆動精度を高いものとすることができるモータ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係るモータ装置は、ステータ部および該ステータ部から突出した回転軸を備えたモータ本体と、該モータ本体の回転動力が伝達されるモータ駆動機器に、該モータ本体を取り付けるための取付板とを備えたモータ装置において、前記取付板は、金属板を切断加工により形成して、前記モータ駆動機器との当接部を有する平板状の底板部と、該底板部から起立成形されて前記ステータ部に固着されるステータ支持部とを備え、前記当接部の縁部には切削または研削加工が施されていることを要旨とするものである。
本発明に係るモータ装置によれば、取付板の底板部が備えるモータ駆動機器との当接部における縁部に施された切削または研削加工によって、取付板を切断加工する際に生じる縁部のバリやカエリが取り除かれている。したがって、当接部に生じたバリやカエリによってモータ装置がモータ駆動機器に対して傾いて取り付けられてしまうことがなく、駆動対象物を精度良く駆動させることができる。
この場合、前記取付板は、前記ステータ支持部に対向するようにして前記底板部から起立成形された前記回転軸の先端が支持される回転軸支持部を備えていればよい。
このように構成すれば、回転軸の先端を支持するための回転軸支持部が設けられた断面コの字型の取付板であっても、モータ駆動機器に対して傾くことなくモータ装置をモータ駆動機器に固定することができる。よって、駆動対象物を精度良く駆動させることができる。
また、この場合、前記底板部の一側面と、前記ステータ支持部または前記回転支持部のうち少なくともいずれか一方の一側面が前記モータ駆動機器との当接部であればよい。
このように、取付板を構成する底板部と、ステータ支持部もしくは回転軸支持部の一側面をモータ駆動機器の当接部としてモータ装置を取り付ける、すなわち、モータ装置を寝かせてモータ駆動機器に固定するようにすれば、モータ装置の高さ方向における取付スペースを小さくすることができる。この時、上記のように底板部の一側面だけでなく、ステータ支持部および回転支持部の一側面の一方、あるいは双方をモータ駆動機器に当接させた状態でモータ装置が取り付けられるように構成すれば、モータ装置とモータ駆動機器との当接面がL字状、あるいはコの字状となるため、モータ装置の取付状態をより安定したものとすることができる。さらに、当接部となる底板部等の一側面は、切削または研削加工が施されているため、切断加工によって生じたバリやカエリによってモータ装置が傾いて取り付けられることもない。
さらに、この場合、前記底板部の一側面には、平板方向に突出した突出部が複数、離間した位置に成形されており、少なくとも該突出部に対し前記切削または研削加工が施されていればよい。
このように底板部の平板方向に突出した突出部が存在すれば、切削または研削加工は、必ずしも取付板の一側面の全てに施す必要はなく、この突出部に限定して施せばよい。これにより、モータ装置が傾くことなくモータ駆動機器に固定することができるという上記と同様の効果が期待できると共に、取付板に対して切削または研削加工を施す範囲が小さくなるから、モータ装置の製造コストの低減につながる。
また、上記各箇所に施される前記切削または研削加工は前記当接部に平坦面が残された状態で施されていればよい。
このように構成すれば、モータ駆動機器に平坦面を当接させてモータ装置を固定することができる(取付板とモータ駆動機器とが面接触している状態とすることができる)ため、モータ装置の取付状態をより安定したものとすることができる。
本発明に係るモータ装置によれば、取付板のモータ駆動機器との当接部における縁部に施された切削または研削加工によって、取付板を切断加工する際に生じる当接部のバリやカエリが取り除かれている。したがって、取付板のバリやカエリによってモータ装置が傾いて取り付けられてしまうことがなく、駆動対象物を精度良く駆動させることができる。
以下、本発明に係るモータ装置の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1および図2は、本発明の実施形態に係るモータ装置1の構成を説明するための図である。ここで、図1(a)は、モータ装置1の長手方向における上面図、図1(b)は、モータ装置1の短手方向における出力側の側面図、図1(c)は、モータ装置1の長手方向における側面図(一部断面図)である。また、図2は、図1(c)におけるモータ本体10を拡大して示した図である。
本実施形態に係るモータ装置1は、回転軸22およびステータ部30を備えたモータ本体と10と、回転軸22の出力側の先端が支持される回転軸支持部54、およびこの回転軸支持部54に対向するように設けられ、ステータ部30に固定されるステータ支持部56を備えた取付板50とを備える
モータ本体10は、いわゆるステッピングモータであり、回転軸22およびステータ部30を備える。回転軸22は、ステータ部30から突出して設けられており、その反出力側にN極とS極とが周方向で交互に着磁された永久磁石24が接着剤等を用いて固定されることでロータ20を構成している。また、回転軸22は、その出力側(ステータ部30から突出した部分)の外周面にリードスクリュー22aが成形されている(ただし、出力側軸端221を除く。)。この回転軸22は、取付板50に支持された出力側軸受28aに出力側軸端221が支持され、外ステータコア352に固定された反出力側軸受28bに反出力側軸端222が支持されている。
また、モータ本体10が備えるステータ部30は、永久磁石24に対して外周側で対向する位置に、回転軸22の軸線方向に重ねて配置された第一ステータ組301および第二ステータ組302により構成されている。
第一ステータ組301および第二ステータ組302は、図2に示すように、各々、駆動コイル361,362が巻回された内ステータコア341,342と、これらステータコアの間に挟まれた駆動コイル361,362とから構成されている。なお、本実施形態において、駆動コイル361,362は、いわゆるボビンレスタイプのコイルであり、コイルボビンは用いられていない。
内ステータコア341,342と外ステータコア351,352のそれぞれには、その内周縁に等間隔で軸線方向に起立成形された極歯31が複数本、成形されている。駆動コイル361,362の内周側には、内ステータコア341と外ステータコア351、内ステータコア342と外ステータコア352のそれぞれに成形された複数の極歯31が交互に入り組むように成形されている。したがって、本実施形態では、第一ステータ組301の内ステータコア341と外ステータコア351における各極歯31の外周には、円環状の駆動コイル361が位置することとなる。ここで、本実施形態の駆動コイル361,362の表面全体には、薄い絶縁膜(図示せず)が被覆形成されている。そのため、コイルボビンを省略した構造であっても短絡することがない。なお、駆動コイル361,362は、極歯31の周りに配置されているが、何らかの原因でコイルが露出した部分が生じた場合等に、極歯31と駆動コイル361,362の内周面とが直接接触することによる短絡を防止するため、両者を離間させる、あるいは両者の間に絶縁部材を介在させておくことが好適である。
また、外ステータコア351,352の外周縁は、折り曲げられて駆動コイル361,362の外周を覆うように起立成形されており、それぞれがモータケースとして機能している。以下、この外ステータコア351,352のうち駆動コイル361,362の外周を覆う部分をそれぞれ第一モータケース321、第二モータケース322とする。これら第一モータケース321および第二モータケース322は、絞り加工により円筒形状に成形されている。
第一モータケース321および第二モータケース322の両側壁面には、所定の大きさに切り欠かれた第一の開口部331が形成されており、本実施形態のモータ装置1はいわゆる小判型に形成されている。この第一の開口部331からは、図1および図2から明らかなように、駆動コイル361,362が露出している。また、第一モータケース321および第二モータケース322には、第一の開口部331と異なる位置(図1および図2の下側の壁面)に所定の大きさに切り欠かれた第二の開口部332が形成されている。この第二の開口部332からは、端子台40が突出した状態で固定されている。
端子台40は、内ステータコア341,342の外周縁に固定されており、給電のための端子ピン42a〜42dが設けられている。この端子台40は、内ステータコア341,342の外周縁にインサート成形や圧入等により固定されている。また、端子ピン42a〜42dには、駆動コイル361,362の巻線端末が絡げられている。
また、外ステータコア352には、回転軸22の反出力側軸端222を支持する反出力側軸受28b(ラジアル軸受)が圧入等の手段により取り付けられている。さらに、外ステータコア352には、レーザ溶接等により付勢部材44が固定されている。この付勢部材44は、付勢部44a(板バネ)を備えており、この付勢部44aによって、回転軸22が出力側に付勢されている。また、付勢部材44は、反出力側軸受28bの脱落防止部材としても働く。
取付板50は、金属板の両端が略直角に折り曲げられてコの字型に成形された部材であり、プレス加工(切断加工)によって成形される部材である。この取付板50は、モータ装置1をモータ駆動機器に取り付けるための部材であって、モータ駆動機器との当接部を有する平板状の底板部52、底板部52から起立形成された回転軸支持部54、およびステータ支持部56とから構成される。
底板部52は、取付板50の基礎となる部分であり、モータ駆動機器との当接部を有する平板状に形成されており回転軸22と平行に位置する。その長手方向の長さは、回転軸22のリードスクリュー22aの長さ、すなわち係合部材60のストローク量と略同一である。また、底板部52の側面(一側面53)には平板方向に突出した突出部53aが複数、離間した位置に形成されている。すなわち、突出部53aの間には平板方向に凹む凹部が形成された形状となっており、本形態においては、底板部52の側面の3箇所に突出部53aが形成されている。
回転軸支持部54は、底板部52の出力側端縁から垂直に起立形成された部分である。この回転軸支持部54の略中央には、軸受取付孔54aが形成されており、この軸受取付孔54aに回転軸22の出力側軸端221を支持する出力側軸受28aが固定されている。具体的には、出力側軸受28aは、ピボット軸受であり、本体部281、フランジ部282とから構成されている。この本体部281の中央には凹部が形成されており、付勢部材44によって出力側に付勢された回転軸22の出力側軸端221を支持する鋼球281aが嵌め込まれている。図1から分かるように、出力側軸受28aは、モータ装置1の全長が長くならないように、フランジ部282が回転軸支持部54から反出力側に突出した状態で固定されている。
ステータ支持部56は、底板部52の反出力側端縁から垂直に起立成形された部分であり、上記回転軸支持部54と対向して位置する。その略中央には、回転軸22よりも一回り大きな貫通孔56aが成形されている。取付板50は、貫通孔56aに回転軸22を挿通させて、ステータ支持部56が第一モータケース321(外ステータコア351)にレーザ溶接等により固定されることで取り付けられている。
このように構成される取付板50は、大まかに以下のような順序で順送プレス装置によって成形する。すなわち、第一の工程で材料の金属板に回転軸支持部54の軸受取付孔54aや、ステータ支持部56の貫通孔56a等の孔を形成する。第二の工程で金属板を取付板50の展開形状に形成する。第三の工程で後述する面取り加工(切削または研削加工)を所定の個所に施す。第四の工程で回転軸支持部54とステータ支持部56を折り曲げてコの字型にする。最後にワーク同士のつなぎ部分を切断して取付板50が得られる。
このような工程で成形された取付板50には、複数個所に切削または研削加工が施されている。具体的には、図1(c)から分かるように、底板部52の一側面53(図1(a)に向かって下側の側面)に形成された3個所の突出部53aにおける底面側縁部(一側面53における底板部52の底面側の角部)には、モータ装置1の長手方向に面取り加工C1が施されている。また、回転軸支持部54の一側面551(図1(a)に向かって下側の側面)における出力側縁部(一側面551における出力側の角部)には、モータ装置1の高さ方向に面取り加工C2が施されている。この面取り加工により、上記第一の工程における打ち抜き加工により生じた、底板部52の一側面53および回転軸支持部54の一側面55のバリやカエリが除去されることとなる。この取付板50に面取り加工が施されていることによる作用については後述する。
また、回転軸22には係合部材60が係合されている。係合部材は、樹脂により形成された部材であり、キャリッジとも称される。係合部材60の略中央には、回転軸22のリードスクリュー22aに係合可能に成形された(雌ねじが成形された)係合孔(図示せず)が設けられている。また、係合部材60は、モータの動力によって駆動させる駆動対象物(例えば、光ヘッド装置であれば、コリメートレンズ等の光学レンズ)と接続される部分である接続部64を有している。本実施形態では、接続部64が駆動対象物を保持するホルダに接着されて接続されるよう構成されているが、このような構成に限られるものではない。例えば、接続部64と駆動対象物(を保持するホルダ)とをねじにより接続することができるように構成してもよい。
この係合部材60は、上記係合孔に回転軸22のリードスクリュー22aが係合されることにより、回転軸22に支持される。そして、係合部材60自体は、駆動対象物と接続されているため、回転軸22と一緒に回転することはない。したがって、係合部材60は、回転軸22の回転に伴い、回転軸22の軸線方向に進退移動することとなるから、係合部材60に接続されている駆動対象物も回転軸22と平行に所定の経路を進退移動することとなる。
以下、このように構成されるモータ装置1が備える面取り加工が施された取付板50の作用について説明する。
(第一の実施形態)
図3(a)は、第一の実施形態に係るモータ装置1aをモータ駆動機器に取り付けた状態を示した図である。また、図3(b)は、図3(a)におけるA−A断面図である。図3に示すように、モータ装置1aは、底板部52の一側面53をモータ駆動機器におけるモータ取付部100の取付面101と当接させた状態で固定されている。すなわち、底板部52の一側面53がモータ駆動機器との当接部となっている
ここで、本実施形態では、底板部52の一側面53のうち、モータ駆動機器との当接部となる3個所の突出部53aには、上述したように面取り加工C1が施されており、プレス加工(切断加工)によって突出部53aに生じたバリやカエリが除去されている。したがって、このようにモータ装置1aをモータ駆動機器におけるモータ取付部100の取付面101に対して寝かせて載置させた場合、すなわち、底板部52の一側面53を当接部とした場合であっても、底板部52の一側面53に生じたバリやカエリによってモータ装置1aがモータ駆動機器におけるモータ取付部100の取付面101に対して傾いて取り付けられてしまうことがない。
また、モータ駆動機器におけるモータ取付部100には、段差部102が形成されており、モータ装置1aは、モータ取付部100の取付面101に回転支持部54の一側面551、段差部102に回転軸支持部54の出力側端面552を当接させた状態で固定されている。
なお、本実施形態においては、ステータ支持部56は、モータ駆動機器におけるモータ取付部100の取付面101との当接面とはならないため、モータ本体10のステータ部30の一部を、取付面101よりも下方に位置するように取り付けられている。このようにすれば、図3(a)の高さ方向における取付スペースを小さくすることができる。
このように、底板部52の一側面53をモータ取付部100に当接させるだけでなく、回転軸支持部54の一側面551や、出力側端面552をも当接させた状態で固定するのは、モータ装置1aの取付状態を安定したものとするためである。すなわち、底板部52の一側面53のみを取付面101に当接させた状態であると、モータ装置1aとモータ駆動機器との当接部が底板部52の一側面53の薄い厚さ部分のみ(細長い直線状)となるため、モータ装置1aが安定せずに傾きが生じてしまう。これに対し、底板部52の一側面53に加え、回転軸支持部54の一側面551をもモータ駆動機器との当接部とすることによって、モータ装置1aとモータ駆動機器との当接部がL字状になるため、モータ装置1aを安定した状態でモータ駆動機器に取り付けることができ、取付面101に対するモータ装置1aの傾きを防止することができる。また、本実施形態のように、段差部102と回転軸支持部54の出力側端面552とを当接させた状態とすれば、回転軸22の軸線方向におけるモータ装置1aの移動が規制され、取付状態をさらに安定したものとすることができる。
ここで、本実施形態では、回転軸支持部54の一側面551における出力側縁部には、上述したように面取り加工C2が施されており、プレス加工(切断加工)によって生じたバリやカエリが除去されている。したがって、このように回転軸支持部54の一側面551や出力側端面552をモータ取付部100との当接部として当接させた状態でモータ装置1aを載置させた場合であっても、回転軸支持部54の一側面551に生じたバリやカエリによってモータ装置1aがモータ駆動機器におけるモータ取付部100の取付面101に対して傾いて取り付けられてしまうことがない。
このように、本実施形態では、モータ駆動機器との当接部となる底板部52の一側面53や、回転軸支持部54の一側面551における縁部に面取り加工が施されているため、プレス加工によって生じたバリやカエリによるモータ装置1aの傾きが防止されている。これにより、駆動対象物の移動精度を大きく向上させることができる。
(第二の実施形態)
図3に示す第一の実施の形態では、底板部52の一側面53と回転軸支持部54の一側面551をモータ駆動機器との当接部にしていたが、図4(a)に示すように、底板部52の一側面53に加え、ステータ支持部56の一側面57(図4(a)に向かって下側の側面)をモータ駆動機器との当接部とするようにモータ装置1bを構成してもよい。このように構成すれば、第一の実施形態と同様に、モータ駆動機器におけるモータ取付部100の取付面101に対するモータ装置1bの当接部がL字状となるため、モータ装置1bの取付状態を安定させることができる。この場合には、モータ装置1bの傾きを防止するため、ステータ支持部56の一側面57における反出力側縁部(一側面57における反出力側の角部)を面取り加工(C3)し、バリやカエリを除去することが必要である。
(第三の実施の形態)
第一の実施の形態と第二の実施の形態では、底板部52の一側面53と回転軸支持部54の一側面551、あるいは底板部52の一側面53とステータ支持部の一側面57をモータ機器との当接部とし、当接部がL字状になる構造であったが、図4(b)に示すように、底板部52、回転軸支持部54、およびステータ支持部56のそれぞれの一側面53,551,57をモータ駆動機器との当接部とするようにモータ装置1cを構成してもよい。このような構成とすれば、モータ駆動機器におけるモータ取付部100の取付面101に対して当接部はコの字状となるので、モータ装置1cの取付状態をさらに安定したものとすることができる。また、底板部52、回転軸支持部54、およびステータ支持部56のそれぞれの一側面53,551,57には同じように切削または研削加工を施し、バリやカエリを除去することが必要である。
(第一〜第三の実施形態の変形例)
第一〜第三の実施の形態では、底板部52の一側面53には、モータ駆動機器との当接部となる3箇所の突出部53aが形成されており、いずれの突出部53aもモータ駆動機器におけるモータ取付部100の取付面101に当接するように形成されているが、さらに、上述した取付板50の成形工程のように、ワークの切り離し工程において、3個所の突出部のうち中間に位置する突出部53aを切断部として、この部分を底板部52の平板方向に突出させないように形成することが好ましい(図5参照)。第一〜第三の実施形態のように突出部53aを3箇所に形成して底板部52の平板方向に突出させると、いずれの突出部53aもモータ駆動機器との当接部となり、全ての突出部53aに面取り加工を施すことが必要となる。つまり、底板部52における一側面53のうち、中間部に位置する突出部53aを他の突出部(図5において符号53bで示した部分)よりも平板方向に凹んだように形成すれば、面取り加工C1は、その平板方向に突出した突出部(図5における符号53bで示した部分)にのみ施せばよく、その他の部分にバリやカエリが存在していても問題はない。したがって、最終的に切断される切断部となる突出部53aを、モータ駆動機器との当接部にならないように切断すれば、面取り加工を施す必要のある範囲を小さくすることができると共に、突出部53aを挟んで離間する突出部53bの2箇所が平行となるようにすればよいため、より安定した設置とモータ装置1の製造コストを削減することができる。
また、上記実施形態における、底板部52、回転軸支持部54、およびステータ支持部56のそれぞれの一側面53,551,57における縁部に施される面取り加工は、それぞれに平坦面が残された状態で施されている。図6は、各箇所に施された切削または研削加工後の縁部(当接部)の形状を具体的に説明するための拡大断面図である。図6から分かるように、底板部52、回転軸支持部54、およびステータ支持部56(図6ではこれらをまとめて符号70で示す。)のそれぞれの一側面53,551,57(図6ではこれらをまとめて符号71で示す。)には、平坦面72が残った状態で、バリやカエリが発生した部分だけに面取り加工C1〜C3(図6ではこれらをまとめて符号Cで示す。)が施されている。このように平坦面72が残されていれば、面取り加工されていても安定した状態でモータ装置1を取付面101に載置させることができるからである。したがって、取付板50と取付面101との当接部をできるだけ大きく確保するため、面取り加工はバリやカエリが完全に除去される最小限に留めることが望ましく、極力大きな平坦面72を残しておくことが好ましい。
(実施の形態の主な効果)
このように、第一〜第三の実施形態に係るモータ装置1によれば、モータ本体10をモータ駆動機器におけるモータ取付部100に取り付けた際、取付面101との当接部となる取付板50の一側面(底板部52の一側面53、回転軸支持部54の一側面551、およびステータ支持部56の一側面57)に施された面取り加工(C1〜C3)によって、取付板50をプレス加工(切断加工)により成形する際に生じるバリやカエリが取り除かれている。したがって、モータ駆動機器におけるモータ装置1の取付スペースを小さくするためにモータ装置1を寝かせてモータ駆動機器の取付面101に取り付けたとしても、バリやカエリに起因してモータ装置1が傾くことがなく、駆動対象物を精度良く駆動させることができる。
また、取付板50に回転軸22の出力側軸端221を支持する回転軸支持部54が設けられていれば、例えば、回転軸22の出力側先端221がモータ駆動機器において支持されるような構成の場合のように、取付板50の当接部に生じたバリやカエリによってモータ装置1がモータ駆動機器に対して傾いてしまい、回転軸22の出力側先端221が所定の位置からずれた状態で無理に支持され、回転軸22が撓んだ状態となってしまうといった問題がない。また、取付板50の当接部のバリやカエリが除去されているから、回転軸支持部54が設けられた断面コの字型の取付板50であっても、モータ装置1がモータ駆動機器に対して傾いてしまうこともない。
また、底板部52の一側面53だけでなく、回転支持部54の一側面551またはステータ支持部56の一側面57との一方、あるいは双方をモータ駆動機器の取付面101に当接させた状態でモータ装置1が取り付けられる(モータ駆動機器との当接部がL字状、あるいはコの字状となる。)ため、モータ装置1の取付状態は、より安定したものとなる。
また、図5に示すように、底板部52に中央に凹んだ突出部53aよりも平板方向に突出した突出部53bが存在する場合、面取り加工(C1)は、この突出部53bに限定して施せばよい。これにより、取付板50に対して面取り加工を施す範囲が小さくなるから、モータ装置1の製造コストの低減することができる。
また、上記各一側面に施される面取り加工C(C1〜C3)は、それぞれの一側面に平坦面72が残された状態で施されている。そのため、モータ駆動機器に平坦面72を当接させてモータ装置1を固定することができるため、モータ装置1の取付状態をより安定したものとすることができる。
(他の実施の形態)
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、上記第一〜第三の実施形態では、底板部52の一側面53と、回転軸支持部54の一側面551またはステータ支持部56の一側面57の少なくともいずれか一方がモータ駆動機器との当接部であること、すなわち、モータ装置1が寝かせてモータ駆動機器に取り付けられることを説明したが、これ以外の取付方法に対しても本発明の技術的思想は適用可能である。例えば、図7に示すように、取付板50の底板部52における平板面53aをモータ駆動機器との当接部とする場合であっても適用することができる。この場合には、図から分かるように、当接部である底板部52の平板面53aにおける縁部に面取り加工C4が施されていればよい。なお、この場合には、図7(b)に示す通り、面取り加工C4は、平板面53aの両方の縁部に施されている。
また、上記実施形態では、モータ本体10はステッピングモータであることを説明したが、DCモータ(ブラシ付き、ブラシレスいずれでもよい。)等であっても適用可能である。さらに、取付板50は、底板部52と、底板部52の両端から起立形成された回転軸支持部54およびステータ支持部56によって構成されていることを説明したが、回転軸支持部54が設けられていない断面L字型の取付板50にも適用可能である。
また、上記実施形態では、底板部52の一側面53等、取付板50の一方の側面のみに面取り加工が施されていることを説明したが、両方の側面に形成してあっても上記実施形態と同様の作用効果が得られる。
また、上記実施形態では、面取り加工によってモータ起動機器との当接部のバリやカエリが除去されていることを説明したが、その他の切削加工や、またはバレル研磨等の研削加工によりバリやカエリを除去してもよい。
また、モータ装置1は、順送プレス機によって成形されることを説明したが、その説明した成形工程は一例であり、取付板50の形状等によって適宜変更すればよい。
本発明の実施形態に係るモータの構成を説明するための図であり、図1(a)は、モータ装置の長手方向における上面図、図1(b)は、モータ装置の短手方向における出力側の側面図、図1(c)は、モータ装置の長手方向における側面図(一部断面図)である。 図1に示したモータ装置が備えるモータ本体の拡大図である。 本発明の第一の実施形態を説明するための図であり、図3(a)は図1に示したモータ装置をモータ駆動機器に取り付けた状態を示した外観図、図3(b)は図3(a)におけるA−A断面図である。 図4(a)は本発明の第二の実施形態を説明するための図であり、図4(b)は本発明の第三の実施形態を説明するための図である。 図3および図4に示した第一〜第三の本実施形態の変形例を説明するための図である。 底板部、回転軸支持部およびステータ支持部のそれぞれの一側面における縁部に施された面取り加工の形状を説明するための拡大断面図である。 底板部の平板面をモータ駆動機器との当接部とした場合におけるモータ装置をモータ駆動機器に取り付けた状態を示した外観図および断面図である。
符号の説明
1(1a〜1c) モータ装置
10 モータ本体
22 回転軸
30 ステータ部
50 取付板
52 底板部
53 (底板部の)一側面
53a 突出部
53b 突出部
54 回転軸支持部
551 (回転軸支持部の)一側面
56 ステータ支持部
57 (ステータ支持部の)一側面
72 平坦面
101 (モータ駆動機器におけるモータ装置の)取付面

Claims (5)

  1. ステータ部および該ステータ部から突出した回転軸を備えたモータ本体と、該モータ本体の回転動力が伝達されるモータ駆動機器に、該モータ本体を取り付けるための取付板とを備えたモータ装置において、
    前記取付板は、金属板を切断加工により形成して、前記モータ駆動機器との当接部を有する平板状の底板部と、該底板部から起立成形されて前記ステータ部に固着されるステータ支持部とを備え、前記当接部の縁部には切削または研削加工が施されていることを特徴とするモータ装置。
  2. 請求項1において、前記取付板は、前記ステータ支持部に対向するようにして前記底板部から起立成形された前記回転軸の先端が支持される回転軸支持部を備えることを特徴とするモータ装置。
  3. 請求項2において、前記底板部の一側面と、前記ステータ支持部または前記回転支持部のうち少なくともいずれか一方の一側面が前記モータ駆動機器との当接部であることを特徴とするモータ装置。
  4. 請求項3において、前記底板部の一側面には、平板方向に突出した突出部が複数、離間した位置に成形されており、少なくとも該突出部に対し前記切削または研削加工が施されていることを特徴とするモータ装置。
  5. 請求項3または4において、前記切削または研削加工は前記当接部に平坦面が残された状態で施されていることを特徴とするモータ装置。

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