JP2009184597A - 車両用シート装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】前席10におけるシートバック12のフレームが、例えば下フレーム41と上フレーム42との分割構成とされて、上下のフレーム41と42とが例えばリンク部材51,52によって連結される。車両の前方衝突によって起立状態にあるシートバック12(上フレーム42)に対して後席30の乗員PRからの前方移動の荷重が作用されたとき、シートバック30の少なくとも上部(上フレーム42)が、前方移動量よりも下方移動量が大きくなるようにして下方へ移動される。
【選択図】 図7
Description
後席の直前方に位置される前席用とされ、起立状態を保持可能なシートバックを備えた車両用シート装置であって、
車両の前方衝突によって起立状態にある前記シートバックに対して前記後席の乗員からの前方移動の荷重が作用されたとき、前記シートバックの少なくとも上部が、前方移動量よりも下方移動量が大きくなるようにして下方へ移動される、
ようにしてある。上記解決手法によれば、前方衝突時には、前方移動される後席乗員がシートバックの上部に当接されたときに、シートバックの上部が下方へ移動するので、当接の衝撃が吸収されることになる。また、エアバッグ装置を設ける場合に比して、構造が簡単になる他、コストや軽量化の点でも有利となる。
前記上フレームが、前記下フレームの上部に設定される回動中心を中心として揺動可能に保持され、
前記上フレームに対して前記後席の乗員からの前方移動の荷重が作用されたときに、前記上フレームが前記回動中心を中心として揺動されつつ前記下フレームに対して下方へ移動される、
ようにしてある(請求項2対応)。この場合、衝撃吸収のために上フレームを下方へ移動させるための構造を極めて簡単にする上で好ましいものとなる。
前記上フレームが、前記下フレームの上部および下部にそれぞれ設定される上下の回動中心を中心として揺動されつつ下フレームに対して上下方向に移動可能に保持され、
後方衝突時に前記前席の乗員からの後方への荷重が前記上フレームの下部に作用したときに前記ヘッドレストが前方へ移動される一方、前方衝突時に前記後席の乗員からの前方荷重が該上フレームに作用したときに該上フレームが下方へ移動される、
ようにしてある(請求項3対応)。この場合、後方衝突時において、後方へ大きく移動しようとする前席乗員の頭部をヘッドレストで支承させて前席乗員の保護を図ることができる一方、前方衝突時には後席乗員の保護を図ることができる。
前記上フレームに対して前記後席の乗員からの前方移動の荷重が作用されたときに、該上フレームが前記ストッパを乗り越えて下方へ移動される、
ようにしてある(請求項4対応)。この場合、通常時に上フレームが不用意に下方へ移動してしまうことをストッパによって確実に規制しつつ、前方衝突時における後席乗員の保護を図ることできる。
前記フレームには、前記後席の乗員からの前方移動の荷重が作用されたときに、該フレームの上部を下方に移動させる縮小変形部が設けられている、
ようにしてある(請求項5対応)。この場合、簡単な構成によって衝撃を吸収することができる。
前記上フレームが、前記下フレームに対して上下方向に移動可能に保持されると共に、通常時は付勢手段によって下方への移動が規制されており、
前記上フレームに対して前記後席の乗員からの前方移動の荷重が作用されたときに、該上フレームが前記付勢手段の付勢力に抗して下方に移動される、
ようにしてある(請求項6対応)。この場合、衝撃吸収のために上フレームを下方へ移動させるための構造を極めて簡単にする上で好ましいものとなる。
PF:前席乗員
PR:後席乗員
10:前席
11:シートクッション
12:シートバック
13:ヘッドレスト
14:シートベルト
30:後席
31:シートクッション
32:シートバック
33:ヘッドレスト
34:シートベルト
41:下フレーム
42:上フレーム
47:緩衝部材
48:ストッパ
49:受け部材
50:スプリング
51:上リンク部材
51a、51b:回動支点
52:下リンク部材
52a、52b:回動支点
75:シリンダ
76:スプリング
Claims (6)
- 後席の直前方に位置される前席用とされ、起立状態を保持可能なシートバックを備えた車両用シート装置であって、
車両の前方衝突によって起立状態にある前記シートバックに対して前記後席の乗員からの前方移動の荷重が作用されたとき、前記シートバックの少なくとも上部が、前方移動量よりも下方移動量が大きくなるようにして下方へ移動される、
ことを特徴とする車両用シート装置。 - 請求項1において、
前記フレームが、下フレームと上部にヘッドレストが取付けられた上フレームとの分割構成とされ、
前記上フレームが、前記下フレームの上部に設定される回動中心を中心として揺動可能に保持され、
前記上フレームに対して前記後席の乗員からの前方移動の荷重が作用されたときに、前記上フレームが前記回動中心を中心として揺動されつつ前記下フレームに対して下方へ移動される、
ことを特徴とする車両用シート装置。 - 請求項1において、
前記フレームが、下フレームと上部にヘッドレストが取付けられた上フレームとの分割構成とされ、
前記上フレームが、前記下フレームの上部および下部にそれぞれ設定される上下の回動中心を中心として揺動されつつ下フレームに対して上下方向に移動可能に保持され、
後方衝突時に前記前席の乗員からの後方への荷重が前記上フレームの下部に作用したときに前記ヘッドレストが前方へ移動される一方、前方衝突時に前記後席の乗員からの前方荷重が該上フレームに作用したときに該上フレームが下方へ移動される、
ことを特徴とする車両用シート装置。 - 請求項2または請求項3において、
前記上フレームが、通常時は前記下フレームに取付けたストッパに当接することにより所定位置から下方へ移動するのが規制されており、
前記上フレームに対して前記後席の乗員からの前方移動の荷重が作用されたときに、該上フレームが前記ストッパを乗り越えて下方へ移動される、
ことを特徴とする車両用シート装置。 - 請求項1において、
前記シートバックが起立状態において上下方向に伸びるフレームを有し、
前記フレームには、前記後席の乗員からの前方移動の荷重が作用されたときに、該フレームの上部を下方に移動させる縮小変形部が設けられている、
ことを特徴とする車両用シート装置。 - 請求項5において、
前記フレームが、下フレームと上部にヘッドレストが取付けられた上フレームとの分割構成とされ、
前記上フレームが、前記下フレームに対して上下方向に移動可能に保持されると共に、通常時は付勢手段によって下方への移動が規制されており、
前記上フレームに対して前記後席の乗員からの前方移動の荷重が作用されたときに、該上フレームが前記付勢手段の付勢力に抗して下方に移動される、
ことを特徴とする車両用シート装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008028535A JP5228514B2 (ja) | 2008-02-08 | 2008-02-08 | 車両用シート装置 |
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JP2008028535A JP5228514B2 (ja) | 2008-02-08 | 2008-02-08 | 車両用シート装置 |
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JP5228514B2 JP5228514B2 (ja) | 2013-07-03 |
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ID=41068296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008028535A Active JP5228514B2 (ja) | 2008-02-08 | 2008-02-08 | 車両用シート装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5228514B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105416121A (zh) * | 2015-12-15 | 2016-03-23 | 长春富维—江森自控汽车饰件系统有限公司 | 一种客车座椅的乘员约束保护结构 |
KR20180064752A (ko) * | 2016-12-06 | 2018-06-15 | 이상필 | 거북목 교정용 의자 |
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-
2008
- 2008-02-08 JP JP2008028535A patent/JP5228514B2/ja active Active
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JP5228514B2 (ja) | 2013-07-03 |
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