JP2020083173A - 乗物用シート - Google Patents
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Abstract
Description
また、特許文献2には、シートバックの骨組みを構成するシートバックフレームのサイドフレームに閉断面構造を採用してシートバックフレームの剛性を向上させるとともに、シートバックフレームのサイドフレームとシートクッションフレームとの結合部に2つのリクライニング機構を設けて、これらサイドフレームとシートクッションフレームとの結合部の剛性を向上させることが開示されている。
ところが、乗物用シートの剛性を向上させるためには、上記のように、シートバックフレームに閉断面構造を採用したり、2つのリクライニング機構を設けたりする必要があり、前側の乗物用シートにおける重量化や大型化が問題となる場合があった。
人の大腿部及び臀部を支持するシートクッションと、
下端部が前記シートクッションに支持され、かつ背凭れとなるシートバックと、
前記シートバックの上部に設けられたヘッドレストと、を備えており、
前記シートバックは、前記シートクッション上に折りたたまれた状態となるまで前方に向かって回転可能とされ、前記シートバックの背面は、前記折りたたまれた状態において上方を向く荷物載置面とされており、
前記荷物載置面に荷物が載置され、前突時に、当該荷物が前方へ移動した場合に発生する衝撃を吸収する衝撃吸収部を更に備えることを特徴とする。
これら前側乗物用シート1及び後側乗物用シート10は、自動車(車両)の室内に設けられる乗物用シートであり、より詳細には、前方・中央・後方の3列シートにおける中央と後方の乗物用シートとされている。
なお、本実施形態においては、車両に、乗物用シート1,10が設けられた状態での方向に基づいて種々の説明を行っている。
ただし、荷物載置面13aに載置される荷物N1,N2は、このようなテスト用ブロックに限られるものではなく、荷物載置面13aに載置可能な全ての物を荷物N1,N2とすることができる。
本実施形態においては、このような衝撃吸収部15が、図1〜図3に示すように、後側乗物用シート10におけるヘッドレスト14に設けられている。
シートバック13には、シートバックフレームに固定されたガイド保持部145によって保持されるヘッドレストガイド144が設けられている。
ヘッドレストガイド144は、ヘッドレスト14におけるピラー140の一対の支柱141が差し込まれるものであり、一対の支柱141のうち少なくとも一方の支柱141の外周面に形成された複数の切欠部141aと係合するロック部144aを備える。これにより、ヘッドレスト14は、シートバック13に対して高さ方向の位置調整が可能となっている。
衝撃吸収部15は、一対の折り返し部142に固定される一対の固定部15aと、一対の固定部15aの上端部同士を連結するとともに荷物載置面13aよりも上方に突出するU型の本体突出部15bと、を有する。
一対の固定部15aは、ピラー140における一対の折り返し部142と平行し、一対の折り返し部142に対して溶接等により接合固定されている。
本体突出部15bの突出方向は、ピラー140における一対の折り返し部142の、一対の支柱141に対する折り返し方向と対称的に設定されている。また、この本体突出部15bの突出方向先端は、シートバック13をシートクッション12上に折りたたんだ状態にした場合に、荷物載置面13aよりも上方に位置している。
本実施形態においては、このようにパイプ材の構成を異なるものとすることによって衝撃吸収部15とピラー140の変形しやすさに違いを持たせるものとしたが、これに限られるものではなく、例えば衝撃吸収部15の材質そのものを、ピラー140に対して変形しやすいものに変更してもよい。
このような脆弱部15cは、図3に示すように、例えば本体突出部15bに形成された切欠部によって構成されていてもよいし、本体突出部15bのうち脆弱部15cとしたい部位の直径を、他の部位の直径よりも短くして部分的に径を細くすることによって構成されてもよい。また、本体突出部15bのうち脆弱部15cとしたい部位の材質を、他の部位の材質と異なるものに変更することによって構成されてもよい。
本実施形態における脆弱部15cは、図3(a)に示すように、本体突出部15bにおける前席側とシートバック側のうち少なくとも一方に形成されているものとする。すなわち、脆弱部15cは、本体突出部15bにおける前席側のみに形成されるか、シートバック側のみに形成されるか、前席側とシートバック側の双方に形成される。
また、本体突出部15bに脆弱部15cを形成する場合、図3(b)に示すように、本体突出部15bを潰して形成してもよいし、図3(c)に示すように、本体突出部15bを切り欠いて形成してもよい。ただし、脆弱部15cがない場合でも衝撃吸収は可能であるため、脆弱部15cがない形態を除外するものではない。
荷物N1,N2が前方へ移動する状況としては、車両を、時速50km程度で前方に走行させてから前方障害物に衝突させる状況が想定されている。
要するに、衝撃吸収部15は、荷物N1,N2の前方への移動速度を削いで受け流すように機能するものであり、移動速度が遅ければ荷物N1,N2の移動を完全に停止させてもよいが、移動速度が速い場合の荷物N1,N2の移動を完全に停止させることは必ずしも必要とされていない。
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。以下、変形例について説明する。以下に挙げる変形例は可能な限り組み合わせてもよい。
また、以下の各変形例において、上記の実施形態と共通する要素については、共通の符号を付し、説明を省略又は簡略する。
本変形例においては、図4に示すように、シートバック13におけるシートバックフレームが、当該シートバックフレームの上端部において左右方向に延在するアッパーフレーム130と、このアッパーフレーム130及び図示しない他のフレーム(ロアフレーム、左右のサイドフレーム等)に対して接合されるパネル131と、を有している。
そして、アッパーフレーム130に対しては、ヘッドレスト14のピラー140における支柱141が差し込まれるヘッドレストガイド144を保持するガイド保持部145が溶接固定されている。
さらに、ピラー140の支柱141における端部141c(シートバック13が起立状態である場合の下端部)には、傾斜面と、支柱141の軸方向に対して垂直な垂直面とからなる引掛部141bが形成されている。
また、パネル131のうち、ピラー140の支柱141における端部141cに対向する位置には、引掛部141bが引っ掛かるストッパー部材132が取り付けられている。
本体部132bにおいて最もピラー140に近い部位が、ピラー140の支柱141に形成された引掛部141bが引っ掛かる部位となっている。
より詳細に説明すると、衝撃吸収部15に荷物N1,N2が強く接触した場合に、ヘッドレスト14は、図4に示す矢印A1,A2のように、下方に回転しつつ前方に向かって移動する。
この時に、ピラー140の支柱141における端部141cは、図4に示す矢印A3,A4のように、ヘッドレストガイド144のロック部144aを支点にした上向きの回転動作を行いつつ、前方へと移動することになる。
すると、支柱141に形成された引掛部141bが、シートバック13のパネル131に取り付けられたストッパー部材132に引っ掛かり、ヘッドレスト14の前方への移動が停止されることになる。
その結果、切欠部141aと、ロック部144aとの強い接触を抑えることができるようになっている。
さらに、ヘッドレストガイド144は、ヘッドレスト14のピラー140における支柱141に形成された複数の切欠部141aに係合可能とされ、ヘッドレストガイド144に沿ったピラー140の移動をロック又はロック解除するロック部144aを有しているため、ヘッドレスト14は、シートバック13に対して位置調整可能となっている。これに伴って、衝撃吸収部15も、シートバック13における荷物載置面13aに対して位置調整可能な状態となっている。これにより、荷物載置面13aに載置される荷物N1,N2の大きさに応じて適切な位置で、衝撃吸収部15による衝撃吸収が可能となる。
本変形例における衝撃吸収部25は、図6に示すように、ヘッドレスト14に対して移動可能に設けられている。
より詳細に説明すると、ヘッドレスト14における後端部に、衝撃吸収部25が、回転軸25aを介して設けられている。すなわち、本変形例における衝撃吸収部25は回転式とされている。
衝撃吸収部25は、ヘッドレスト14の後端部に設けられているが、クッションパッドや表皮を備えている必要はなく、鉄や鋼等の金属又は硬質の樹脂などによって構成されており、前方へ移動する荷物N1,N2が接触した際の衝撃を吸収するのに十分な剛性を有している。
衝撃吸収部25の幅寸法は、特に限定されるものではなく、ヘッドレスト14の後端部における幅寸法よりも短くてもよいし、長くてもよいし、同等の寸法であってもよい.
また、衝撃吸収部25は、当該衝撃吸収部25を変形させる起点となる脆弱部を有していてもよい。
衝撃吸収部25は、ヘッドレスト14の後端部に対して立て起こされた状態で、荷物載置面13aよりも上方に突出しており、前方へと移動する荷物N1,N2が接触しやすくなっている。
また、垂直又は後方に傾斜した状態に立て起こされた衝撃吸収部25は、その状態を保持できるように構成されている。
さらに、ヘッドレスト14の後端部は、回転軸25aを保持する部位を有しており、当該部位は、荷物N1,N2が接触して衝撃を受けた回転軸25aを十分に保持し得る剛性を備えているものとする。
さらに、例えば回転軸25aに対して図示しない付勢部材(コイルばね)を設けるなどして、衝撃吸収部25の立て起こし動作を付勢部材による跳ね上げ式にしてもよい。この場合は、ヘッドレスト14は、衝撃吸収部25の跳ね上げ式の回転を規制するストッパーと、このストッパーを解除するボタンなどのストッパー解除手段と、を備えているものとする。
また、衝撃吸収部25が、ヘッドレスト14に対して移動可能に設けられているので、例えば、衝撃吸収部25を衝撃吸収しやすい方向に移動させたり、通常時には邪魔にならない場所に移動させたりでき、乗物用シート10の小型化に寄与する。
さらに、ヘッドレスト14の後端部に露出して設けられているので、その分、メンテナンス作業や交換作業を行いやすい。
その上、衝撃吸収部25は、荷物載置面13aに対して位置調整可能に構成されているので、荷物載置面13aに載置される荷物N1,N2の大きさに応じて適切な位置で、衝撃吸収部25による衝撃吸収が可能となる。
本変形例における衝撃吸収部35は、図7に示すように、ヘッドレスト14に対して移動可能に設けられている。
より詳細に説明すると、ヘッドレスト14における後端部に、衝撃吸収部25が、図示しない付勢部材によって飛び出し可能に設けられている。すなわち、本変形例における衝撃吸収部35は飛び出し式とされている。
衝撃吸収部35は、ヘッドレスト14の後端部に設けられているが、クッションパッドや表皮を備えている必要はなく、鉄や鋼等の金属又は硬質の樹脂などによって構成されており、前方へ移動する荷物N1,N2が接触した際の衝撃を吸収するのに十分な剛性を有している。
衝撃吸収部35の幅寸法は、特に限定されるものではなく、ヘッドレスト14の後端部における幅寸法よりも短くてもよいし、長くてもよいし、同等の寸法であってもよい。衝撃吸収部35の幅寸法がヘッドレスト14の後端部における幅寸法よりも短い場合、この衝撃吸収部35は、棒状(円柱状)に形成されてもよい。
また、衝撃吸収部35は、当該衝撃吸収部35を変形させる起点となる脆弱部を有していてもよい。
なお、ヘッドレスト14は、衝撃吸収部35を収容する収容部35aと、図示はしないが、衝撃吸収部35の飛び出しを規制するストッパーと、このストッパーを解除するボタンなどのストッパー解除手段と、を備えているものとする。
また、衝撃吸収部35が、ヘッドレスト14に対して飛び出し可能に設けられているので、例えば、衝撃吸収部35を衝撃吸収しやすい方向に移動させたり、通常時には邪魔にならない場所に移動させたりでき、乗物用シート10の小型化に寄与する。
本変形例における衝撃吸収部45は、図8に示すように、ヘッドレスト14の後端部における一部とされており、当該衝撃吸収部45は、ヘッドレスト14における本体部に対してスライド可能に構成されている。
図8は、シートバック13を前方に回転させた場合のヘッドレスト14を示しており、後端部の中央が衝撃吸収部45となっている。この衝撃吸収部45は、シートバック13を前方に回転させた状態において上下方向にスライドするように構成されている。
衝撃吸収部45と左右の保持部146との間にはスライド機構が設けられている。このスライド機構は、スライドレール45aと、このスライドレール45aに差し込まれる凸部(図示省略)と、を有する。
スライドレール45aは、衝撃吸収部45の側面に設けられており、凸部は、保持部146の側面に設けられている。なお、凸部は、衝撃吸収部45が回転しないように、スライドレール45aの長さ方向に沿って長く形成されていることが好ましい。
また、スライド機構は、例えば鉄や鋼等の金属によって構成されており、衝撃吸収部45が受けた衝撃に対する剛性を有している。
また、衝撃吸収部45が、ヘッドレスト14に対してスライド可能に設けられているので、例えば、衝撃吸収部45を衝撃吸収しやすい方向に移動させたり、通常時には邪魔にならない場所に移動させたりでき、乗物用シート10の小型化に寄与する。
本変形例においては、図9に示すように、シートバック13の荷物載置面13aに傾斜部13bが形成されている。シートバック13を前方に回転させた状態において、傾斜部13bは、荷物載置面13aの延長線よりも下方に傾斜するように形成されている。これに対し、ヘッドレスト14の後端部が、傾斜部13bよりも上方に突出した状態となっている。
すなわち、本変形例においては、シートバック13を前方に回転させた状態の時に、傾斜部13bが、荷物載置面13aよりも前方側においてヘッドレスト14に向かって下がり勾配を形成しているため、ヘッドレスト14の後端部が、衝撃吸収部として機能するように構成されている。
そして、傾斜部13bにおける傾斜面を摺動して前方に移動した荷物N1,N2は、ヘッドレスト14の後端部に接触することになる。これにより、前方に移動する荷物N1,N2の勢いを抑え、荷物N1,N2が前側乗物用シート1に衝突した場合の衝撃を和らげることができるようになっている。
また、ヘッドレスト14の後端部には、当該後端部を保護する樹脂や金属等の保護部材を設けるようにしてもよい。
本変形例における衝撃吸収部55は、図10に示すように、シートバック13に設けられている。また、衝撃吸収部55は、その作動時には、荷物載置面13aよりも上方に位置した状態となっている。
なお、衝撃吸収部55は、本変形例においては荷物載置面13aに現れるように設けられているが、シートバック13の上端部(シートバック13を起こした状態での上面部や肩部でもよい。)に設けられていればよいものとする。このように衝撃吸収部55がシートバック13の上端部に設けられる構成とすることで、荷物載置面13aに荷物を置くのに妨げとならない配置とすることができる。
さらに、衝撃吸収部55は、シートバック13が前方に向かって回転する動作に合わせて荷物載置面13aよりも上方に移動するように構成されている。
衝撃吸収部55の幅寸法は、特に限定されるものではなく、シートバック13(荷物載置面13a)の幅寸法よりも短く設定されている。衝撃吸収部55は、棒状(円柱状)に形成されてもよい。
また、衝撃吸収部55は、当該衝撃吸収部55を変形させる起点となる脆弱部を有していてもよい。
なお、衝撃吸収部55が、どちらの方式で移動する場合であっても、シートバック13は、衝撃吸収部55を収容する収容部55aを備えているものとする。
本変形例においては、回転機構50によるシートバック13の動作と、衝撃吸収部55の動作とが連動するように構成されている。
その他にも、回転機構50と衝撃吸収部55とがケーブルなどによって接続され、回転機構50によるシートバック13の回転動作に合わせて直接的に、衝撃吸収部55を動作させるようにしてもよい(要するに、回転機構50によるシートバック13の回転動作と、衝撃吸収部55の動作とが同期する形態を指す)。
また、衝撃吸収部55は、荷物載置面13aよりも上方に位置するので、前方へ移動する荷物N1,N2が衝撃吸収部55に接触しやすく、衝撃吸収部55によって、前側の乗物用シート1に対して与える衝撃の抑制により一層寄与できる。
さらに、衝撃吸収部55は、シートバック13が前方に向かって回転する動作に合わせて荷物載置面13aよりも上方に移動するように構成されているので、乗員によって衝撃吸収部55を操作する手間を省きつつ、前側の乗物用シート1に対して与える衝撃を抑えることができる。
1A 右側シート
1B 左側シート
2A 右側シートクッション
2B 左側シートクッション
3A 右側シートバック
3B 左側シートバック
4a ヘッドレスト
4b ヘッドレスト
4c ヘッドレスト
10 後側乗物用シート
12 シートクッション
13 シートバック
13a 荷物載置面
14 ヘッドレスト
140 ピラー
141 支柱
142 折り返し部
143 連結部
15 衝撃吸収部
15a 固定部
15b 本体突出部
15c 脆弱部
N1 荷物
N2 荷物
Claims (10)
- 乗員の大腿部及び臀部を支持するシートクッションと、
下端部が前記シートクッションに支持され、かつ背凭れとなるシートバックと、
前記シートバックの上部に設けられたヘッドレストと、を備えており、
前記シートバックは、前記シートクッション上に折りたたまれた状態となるまで前方に向かって回転可能とされ、前記シートバックの背面は、前記折りたたまれた状態において上方を向く荷物載置面とされており、
前記荷物載置面に荷物が載置され、前突時に、当該荷物が前方へ移動した場合に発生する衝撃を吸収する衝撃吸収部を更に備えることを特徴とする乗物用シート。 - 前記衝撃吸収部は、前記ヘッドレストに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
- 前記衝撃吸収部は、前記ヘッドレストにおけるピラーに一体的に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の乗物用シート。
- 前記衝撃吸収部は、前記ピラーよりも変形しやすいことを特徴とする請求項3に記載の乗物用シート。
- 前記衝撃吸収部は、前記ヘッドレストに対して移動可能に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の乗物用シート。
- 前記衝撃吸収部は、前記シートバックに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
- 前記衝撃吸収部は、前記荷物載置面よりも上方に位置することを特徴とする請求項6に記載の乗物用シート。
- 前記衝撃吸収部は、前記シートバックが前方に向かって回転する動作に合わせて前記荷物載置面よりも上方に移動するように構成されていることを特徴とする請求項5〜7のいずれか一項に記載の乗物用シート。
- 前記衝撃吸収部は、前記荷物載置面に対して位置調整可能に構成されていることを特徴とする請求項5〜8のいずれか一項に記載の乗物用シート。
- 前記衝撃吸収部は、前記荷物が前方へ移動して当該衝撃吸収部に接触した際に、当該衝撃吸収部を変形させる起点となる脆弱部を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の乗物用シート。
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