JP2006117129A - 車両用シート - Google Patents
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Abstract
【構成】 後突時にヘッドレスト2を前方移動させる後突感知体20を背凭フレーム1に設ける。ヘッドレスト2は、左右方向のヘッドレスト取付杆5に取付け、ヘッドレスト取付杆5の左右側は一対の上部ブラケット10に夫々固定し、該上部ブラケット10の下部には基部を背凭フレーム1に軸着した上側アーム11の先端を軸着し、前記上部ブラケット10の上部にはロッド14の上部を軸着し、ロッド14の下部は下側リンク杆16を介して前記後突感知体20に取付け、前記ロッド14の上下中間部には、前記ヘッドレスト2の回動中心が前記ピラー支持部材6の近傍になるように、前記背凭フレーム1に設けた固定側案内部材25によりロッド14の上動方向を規制する移動側案内部材26を設ける。
【選択図】 図1
Description
即ち、後方移動する可動フレームのエネルギーを回動中心軸を中心にヘッドレストの前方回動に変換させる着想のため、ヘッドレストと可動フレームとを直接フレームにより連結していたのである。
この構成では、必然的に可動フレームおよびフレームは着座者の背が当たる部分の背凭シート内に設けるので、着座フィーリングが低下する。
また、可動フレームは背凭シート内を後方に移動するから、その移動量に限界があり、そのため、ヘッドレストの移動量を大きくできず、ヘッドレストの移動量が着座者の頭部を支持に十分でなく、むち打ち症防止効果を十分に発揮できないという課題がある。
即ち、単にシーソーのように、可動フレームの後方移動量を回動中心を中心としてヘッドレストの前方移動に変換するのであるから、ヘッドレストの移動量には限界が生じる。
また、公知例では、ヘッドレストの回動中心がシート内にあるため、ヘッドレストの移動量に比しピラーの前後移動量が大きく、そのため、背凭シートの上部にピラー移動用の前後に長い開口部を設けなければならないという課題がある。
本願は、着座者の背中後方に位置する前後移動体によって着座者の後方移動荷重を検出する構成でありながら、ヘッドレストの移動量を十分に確保し、しかも、ピラー移動用の開口部の開口面積を小さくするように特段の工夫したものである。
本発明は、前記固定側案内部材25と前記移動側案内部材26は、何れか一方を案内溝31に、何れか他方を案内溝31に係合する係合ピン32により形成し、前記案内溝31は上方に至るに従い前側になるように傾斜させて構成した車両用シートとしたものである。
請求項2の発明では、簡素な構成で、ヘッドレスト2の前方回動中心をピラー支持部材6の上部に近づけられ、コストを低くできる。
ヘッドレスト2のピラー4は左右方向のヘッドレスト取付杆5に設けたピラー支持部材6に高さ調節自在に取付ける。ピラー4とピラー支持部材6の構成は公知であり、図示は省略するが、ピラー4に形成した係合凹部にピラー支持部材6に設けた係合部材を係合させて保持すればよい。
前記ロッド14の下部は下側リンク杆16の一端に軸(ロッド下部取付軸)17により軸着し、下側リンク杆16は前記背凭フレーム1に軸(リンク杆取付軸)18により回動自在に軸着する。下側リンク杆16の他端には後方から衝突された着座者Tの後方移動を感知する後突感知体20を設ける。後突感知体20は、縦の板部材により形成し、後突感知体20の左右両側を下側リンク杆16に取付ける。
したがって、上側リンク19は、前記後突感知体20に移動量を増幅させてヘッドレスト2を前方移動させ、ヘッドレスト2の移動量を十分に確保して着座者Tの頭部の支持を確実にする。
前記上部ブラケット10と背凭フレーム1との間にはバネ21を設け、上部ブラケット10が常時下方に位置するように付勢し、ヘッドレスト2を通常位置に保持させると共に、後突感知体20を前方の通常位置に位置させる。
前記固定側案内部材25は背凭フレーム1に固定した中間ブラケット30に案内溝31を形成して構成する。前記移動側案内部材26は前記案内溝31に係合する係合ピン32により構成している。
固定側案内部材25と移動側案内部材26は、前記ヘッドレスト2(上側リンク19)の前方回動中心がピラー支持部材6の上部付近となるように、ロッド14のロッド上部取付軸15の上方移動方向を規制する。
したがって、固定側案内部材25と移動側案内部材26は、ロッド14の所定の上下中間位置に、案内溝案内溝31を上方に至るに従い前側となるように前上がりに傾斜させて形成する。
しかして、背凭フレーム1には、板状支持材35を設ける。板状支持材35は着座者Tの上体を支持するものである。板状支持材35は着座者Tの上体を「面」で支持して、着座姿勢を安定させ、ヘッドレスト2のよる頭部Hの支持を良好にさせる。
前記板状支持材35は、略四角形の一枚板状のプレート体36により形成し、プレート体36は、ポリプロピレン等の合成樹脂により、着座者Tを支持しうる所定の強度を有しつつ、着座者Tからの後方荷重(体重の場合も含む)を受けたときある程度弾性変形しながら荷重支持するように構成すると、所謂「当たり」と呼ばれる背当たり時の感触を柔軟にできて、好適である。
しかして、プレート体36の上下中間部分の後方に、前記後突感知体20を位置させる。
即ち、背凭フレーム1に板状支持材35を設けたことで、板状支持材35の上端から下端の何れかの部分の後方に後突感知体20を設ければ後突を感知できるようになる点、板状支持材35の中間部分は後方移動量が大きく後突のとき後突感知体20を大きく移動させて確実に後突を感知できる点、また、後突感知体20を上方に設けると、その部分の板状支持材35を所定量後方移動させることになって、着座者Tの上体の支持が不足してしまう点等の理由から、プレート体36の中間部分の後方に後突感知体20を位置させる。
したがって、板状支持材35による着座者Tの支持と、後突感知体20による後突の感知の確実性とを両立させられる。
ヘッドレスト2のピラー4を支持するピラー支持部材6をヘッドレスト取付杆5に固定し、ヘッドレスト取付杆5の左右両側は上部ブラケット10に固定し、上部ブラケット10の下部は上側アーム11の先端にアーム先端軸12により軸着し、上側アーム11の基部は背凭フレーム1にアーム取付軸13により軸着し、上部ブラケット10の上部にはロッド14の上端をロッド上部取付軸15により軸着し、ロッド14の下部に下側リンク杆16を介して後突感知体20の左右両側を連結状態に取付けているから、後方から衝撃を受けて慣性で着座者Tが後方へ移動すると、後突感知体20がバネ21の弾力に抗して後方移動し、後突感知体20の後方移動により下側リンク杆16が回動してロッド14を上方に押し上げ、ロッド14は上部ブラケット10を上側アーム11と共に作動させ、これによりヘッドレスト2は前方移動して頭部Hを支持し、むち打ち症防止効果を奏する。
この場合、ロッド14の上下中間部には、背凭フレーム1に設けた固定側案内部材25に係合してロッド14の上動方向を規制する移動側案内部材26を設けているから、ロッド14は上部ブラケット10を後側方向への移動させることなく、ヘッドレスト2を前方移動させる。
しかして、前記したように後突感知体20の後方移動によりヘッドレスト2が前方移動するとき、ピラー4およびピラー支持部材6の部分も前方移動するが、固定側案内部材25と移動側案内部材26は、ヘッドレスト2(上側リンク19)の前方回動中心をピラー支持部材6の上部に近ずけられるから、背凭シートの上部に形成するピラー4またはピラー支持部材6の移動用の開口部の開口面積を小さくする。
前記固定側案内部材25は背凭フレーム1に固定した中間ブラケット30に案内溝案内溝31を形成して構成し、移動側案内部材26は前記案内溝31に係合する係合ピン係合ピン32により構成しているから、上側リンク19の作動を規制する固定側案内部材25および移動側案内部材26を簡素に構成できる。
Claims (2)
- 少なくとも着座者Tの頭部Hを支持する頭部支持部3にピラー4を設けて構成したヘッドレスト2を、着座者Tの後方に位置する背凭フレーム1内の後突感知体20の後方移動により、前方移動させて着座者Tの頭部Hを支持するように構成したものにおいて、前記ピラー4は左右方向のヘッドレスト取付杆5に設けたピラー支持部材6に取付け、ヘッドレスト取付杆5の左右側は一対の上部ブラケット10に夫々固定し、該上部ブラケット10の下部には基部を背凭フレーム1に軸着した上側アーム11の先端を軸着し、前記上部ブラケット10の上部にはロッド14の上部を軸着し、ロッド14の下部は下側リンク杆16を介して前記後突感知体20に取付け、前記ロッド14の上下中間部には、前記ヘッドレスト2の回動中心が前記ピラー支持部材6の近傍になるように、前記背凭フレーム1に設けた固定側案内部材25によりロッド14の上動方向を規制する移動側案内部材26を設けた車両用シート。
- 請求項1において、前記固定側案内部材25と前記移動側案内部材26は、何れか一方を案内溝31に、何れか他方を案内溝31に係合する係合ピン32により形成し、前記案内溝31は上方に至るに従い前側になるように傾斜させて構成した車両用シート。
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