JP2009180787A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブラシクリーニング装置のブラシの状態に応じて回復シーケンスをタイムリーに実行し、その稼働頻度を低減し、ブラシクリーニング装置の寿命を正確に判定する。
【解決手段】所定のタイミングでトナーセンサにより転写部材3上のトナーを検出する。トナーセンサ12が基準以上のトナー付着量を検出すると、クリーニング電流を変化させてブラシクリーニング装置14のブラシ17に堆積したトナーを転写部材3上に吐き出した後、クリーニング電流を元に戻して転写部材3上に吐き出したトナーを除去するクリーニング性能回復制御を行う。
【選択図】図8

Description

本発明は転写後に転写ベルト上に残留するトナーをブラシを用いて除去するブラシクリーニング装置を備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの複合機等の画像形成装置に関する。
この種の画像形成装置では、転写ベルト上に担持されたトナー像を用紙に転写した後、転写ベルト上に残留するトナーを除去するために、ブラシクリーニング装置が設けられている。このブラシクリーニング装置は、使用するに従ってトナーがブラシに堆積し、クリーニング性能が低下する。そこで、従来の画像形成装置では、ブラシに堆積したトナーを一旦転写ベルトに排出し、再度クリーニングする回復シーケンスを備えている。
トナーがブラシに堆積する量はユーザの使用状況(カバレッジ、環境、使用頻度等)によって異なるので、回復シーケンスはブラシへのトナーの堆積状態に応じて実行することが望ましい。しかし、実際には、ブラシへのトナーの堆積状態を知ることができないので、頻繁に回復シーケンスを実行していた。
このため、ブラシにトナーがそれほど堆積していない状態で回復シーケンスが実行され、ブラシクリーニング装置や転写ベルトが無駄に稼働されていた。この結果、印字動作開始までの待ち時間が増えて、ユーザにとって不便であり、またブラシクリーニング装置の寿命が短くなり、交換時期が早いという問題があった。
また、ブラシクリーニング装置の寿命は、装置の駆動時間で判定されていたので、既に寿命がきているのに使用されたり、まだ使用可能であっても交換されるという問題があった。
特許文献1では、転写ベルト上にトナーパッチを形成した状態で転写ベルト回転させ所定時間後にトナーパッチの有無を検出することで、クリーナの転写ベルトへの接離状態を検出する画像形成装置が記載されているが、これはクリーナが動作するか否かを確認して画像形成シーケンスを確実に実行するもので、回復シーケンスの実行のためではない。
特開2006−337798号公報
本願発明は、ブラシクリーニング装置のブラシの状態に応じてクリーニング性能回復シーケンスをタイムリーに実行し、その稼働頻度を低減することを課題とする。また、ブラシクリーニング装置の寿命を正確に判定することを課題とする。
前記課題を解決するため、第1の手段は、
トナー像が転写される転写部材と、
クリーニング電流を印可することで前記転写部材上に残留したトナーを除去するブラシクリーニング装置と、
ブラシクリーニング装置通過後の前記転写部材上のトナーを検出するトナーセンサとを備え、
所定のタイミングで前記トナーセンサにより前記転写部材上のトナーを検出し、前記トナーセンサが基準以上のトナー付着量を検出すると、前記クリーニング電流を変化させて前記ブラシクリーニング装置のブラシに堆積したトナーを前記転写部材上に吐き出した後、前記クリーニング電流を元に戻して前記転写部材上に吐き出したトナーを除去するクリーニング性能回復制御を行うこととした。
前記第1の手段において、トナーセンサが基準以上のトナー付着量を検出するときは、ブラシクリーニング装置のクリーニング性能が低下していることを意味する。すなわち、ブラシクリーニング装置のブラシが、トナーの堆積によって転写部材上のトナーを完全に除去できずにトナーを通過させたというブラシの状態を自己診断できる。そこで、この時点でクリーニング性能回復制御を行うことで、ブラシに堆積したトナーを転写部材上に吐き出し、クリーニング性能を回復することができる。
第2の手段は、前記第1の手段において、検査パターンを前記転写部材上に転写し、前記トナーセンサにより、前記検査パターンが前記ブラシクリーニング装置通過後の前記転写部材上のトナーを検出することとした。
第3の手段は、前記第2の手段において、前記ブラシクリーニング装置のクリーニング電流の電流値を通常時より低下させて、前記トナーセンサにより、前記検査パターンが前記ブラシクリーニング装置通過後の前記転写部材上のトナーを検出することとした。
第4の手段は、前記第2の手段において、前記転写部材上のトナー像を隣接部材に転写する2次転写部材をさらに備え、前記2時転写部材に2時転写電圧を印加して前記検査パターンのトナー帯電量を除電又は逆帯電して、前記トナーセンサにより、前記検査パターンが前記ブラシクリーニング装置通過後の前記転写部材上のトナーを検出することとした。
第5の手段は、前記第1〜第4の手段において、前記クリーニング性能回復制御を1回又はそれ以上の回数を実行しても前記トナーセンサが基準以上のトナー付着量を検出すると、前記ブラシクリーニング装置の寿命と判定することとした。
前記第1の手段による発明によれば、ブラシのクリーニング性能の低下を自己診断することができ、ブラシの状態に応じてクリーニング性能回復シーケンスをタイムリーに実行することができるので、ブラシクリーニング装置の稼働頻度を低減することができる。このため、ブラシクリーニング装置や転写部材が無駄に駆動されることがなく、印字動作開始までの待ち時間を短縮できるうえ、ブラシクリーニング装置の寿命が向上する。
前記第2の手段によれば、検査パターンを使用することで、クリーニング性能を正確に検査することができる。
前記第3の手段による発明によれば、ブラシクリーニング装置のクリーニング電流を通常のクリーニング電流とは異なる値に設定することで、クリーニング負荷が増大し、クリーニング性能の低下をより顕著に検査することができる。
前記第4の手段による発明によれば、検査パターンのトナー帯電量を2次転写部材で除電又は逆帯電することで、クリーニング負荷が増大し、クリーニング性能の低下をより顕著に検査することができる。
前記第4の手段による発明によれば、クリーニング性能回復制御を実行してもトナーセンサが基準以上のトナー付着量を検出すれば、クリーニング性能が回復していないことが分かるので、ブラシクリーニング装置の寿命を正確に判定することができ、寿命がきてもなお使用し続けたり、使用可能なものを交換してしまうといった無駄をなくすことができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。
図1は、本発明に係る画像形成装置1を概略的に示す。イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4つの色の画像をそれぞれ形成する4つのイメージングユニット2Y,2M,2C,2Kが中間転写ベルト3に沿って配置されている。
各イメージングユニット2Y,2M,2C,2Kは、感光体4、該感光体4の周囲に順に配置された帯電器5、露光ユニット6、現像器7、1次転写ローラ8、及びクリーナ9からなっている。
中間転写ベルト3は、駆動ローラ10と従動ローラ11に張架され、駆動ローラ11の回転により矢印方向に移動可能になっている。中間転写ベルト3の内側にはイメージングユニット2Y,2M,2C,2Kの1次転写ローラ8が配置されている。1次転写ローラ8は、中間転写ベルト3を介して感光体4と対向し、接離可能になっている。中間転写ベルト3の移動方向に対して最も下流側に位置するブラックのイメージングユニット2Kの下流側には、光センサからなるトナーセンサ12が中間転写ベルト3に対向して配置されている。中間転写ベルト3の駆動ローラ10側には、駆動ローラ10と中間転写ベルト3を介して対向する2次転写ローラ13が接離可能に配置され、この2次転写ローラ13と中間転写ベルト3の間に用紙Sが供給されるようになっている。中間転写ベルト3の従動ローラ11側には、従動ローラ11と中間転写ベルト3を介して対向するブラシクリーニング装置14が配置されている。
図2は、ブラシクリーニング装置14を概略的に示す。ブラシクリーニング装置14のケーシング15内には、中間転写ベルト3と対向して接触するプレ帯電ブラシ16と、該プレ帯電ブラシ16より中間転写ベルト3の移動方向の下流側で中間転写ベルト3と対向して接触するクリーニングブラシ17と、該クリーニングブラシ17に接触する回収ローラ18と、廃トナー搬送スクリュ19とが収容されている。
プレ帯電ブラシ16は、1本の繊維の長さが2〜5mmの導電性繊維を導電性基布に織り込んだものであり、中間転写ベルト3の従動ローラ11の軸方向に延びている。プレ帯電ブラシ16の中間転写ベルト3の移動方向に沿う幅は3〜10mmである。プレ帯電ブラシ16は、接地されている。
クリーニングブラシ17は、プレ帯電ブラシ16と同様に、1本の繊維の長さが2〜5mmの導電性繊維を導電性基布に織り込んだものであり、軸の回りに巻き付けられ、中間転写ベルト3の従動ローラ11の軸方向に延びている。クリーニングブラシ17の外径は、15〜30mmである。クリーニングブラシ17は、中間転写ベルト3の従動ローラ11と同一方向に回転駆動され、中間転写ベルト3との接触部においては中間転写ベルト3の移動方向と逆方向に移動するようになっている。
プレ帯電ブラシ16とクリーニングブラシ17の導電性繊維は、ナイロン、ポリエステル、アクリルなどの樹脂にカーボンなどの導電性粒子を分散させたものである。導電性繊維の原糸は、径1〜10D(デニール)、密度50〜450kF/in、抵抗1×10Ω以上のものを用いることができる。
回収ローラ18は、導電性部材からなり、クリーニングブラシ17と逆方向に回転駆動され、クリーニングブラシ17との接触部においてクリーニングブラシ17と同方向に移動するようになっている。回収ローラ18の回転方向の下流側にはスクレーパ20が配設されている。また、回収ローラ18には高圧電源回路21からクリーニング電圧が印加され、回収ローラ18からクリーニングブラシ17、中間転写ベルト3を介してプレ帯電ブラシ16にクリーニング電流が流れるようになっている。高圧電源回路21は、制御装置22により、回収ローラ18へのクリーニング電流を通常の20μA、クリーニング性能検査時5μA、及びクリーニング性能回復時のグランドに切り替え可能になっている。
廃トナー搬送スクリュ19は、ケーシング15内に貯留した廃トナーを装置外に排出するものである。
前記構成からなる画像形成装置1の概略動作を説明する。各イメージングユニット2Y,2M,2C,2Kでは、帯電器5により感光体4の表面が所定電位に帯電され、露光湯ユニット6により露光されて画像信号に応じた静電潜像が形成される。静電潜像は現像器7によって現像されて各色のトナー像となる。各イメージングユニット2Y,2M,2C,2Kの感光体4上のトナー像は1次転写ローラ8によって中間転写ベルト3上に重ねて転写される。中間転写ベルト3上のトナー像は、2次転写ローラ13の対向領域で2次転写ローラ13によって、図示しない給紙装置から供給された用紙S上に一括転写されてフルカラー像となる。フルカラー像が形成された用紙Sは図示しない定着器を経て排紙される。一方、2次転写後に中間転写ベルト3上に残留したトナーは、ブラシクリーニング装置14によって除去される。
ブラシクリーニング装置14では、高圧電源回路21より回収ローラ18、クリーニングブラシ17及び中間転写ベルト3を介して、プレ帯電ブラシ16にクリーニング電流が流れている。中間転写ベルト3上の残留トナー(帯電量0〜−10μC/g)は、プレ帯電ブラシ16を通過する際に、−10〜−40μC/gの帯電量に荷電される。マイナスに荷電された残留トナーはクリーニングブラシ17を通過する際に、クリーニングブラシ17と中間転写ベルト3との間の電界によりプラス側のクリーニングブラシ17に静電的に吸着されて、中間転写ベルト3から除去される。クリーニングブラシ17に吸着されたトナーはさらに回収ローラ18に静電的に吸着された後、スクレーパ20によって回収ローラ18表面から掻き取られ、ケーシング15の下部に自由落下する。ケーシング15に落下したトナーは、廃トナー搬送スクリュ19によって装置外の廃トナーボックス等に排出される。
クリーニング性能検査シーケンスの説明の前に、トナーセンサ12とクリーニング負荷との関係を説明しておく。図3は、中間転写ベルト3上のトナー付着量とトナーセンサ12の出力の関係を示す。この図3から、トナー付着量が0.5g/m以下になるとトナー付着量の変化に対するセンサ出力の変化の割合が少なくなり、トナーセンサ12の読み取り感度が悪くなるため、読み取り感度が良好であるトナー付着量が0.5〜2g/mの範囲になるようにクリーニング負荷を増大することが必要であると言える。
図4は、2次転写ローラ13に印加する2次転写電圧を変えてクリーニングした時にクリーニングブラシ17をすり抜けたトナー付着量を示す。2次転写ローラ13に2次転写電圧を印加すると、中間転写ベルト3のトナーが除電又は逆帯電されて、クリーニング負荷が増大する。
図中A(◇)は清浄なクリーニングブラシ17を用いた場合で、クリーニング性能が高いのでクリーニングブラシ17をすり抜けた後のトナー付着量は少ない。
図中B(□)は耐久によりトナーが堆積したクリーニングブラシ17を用い、クリーニング電流を通常のクリーニング時(20μA)より低いり5μAに低下した場合であり、2次転写電圧を印加しなくても、クリーニング電流を低下することで、トナー付着量が1g/mを越えるので、トナーセンサ12で精度よく検出できる。
図中C(△)は耐久によりトナーが堆積したクリーニングブラシ17を用い、クリーニング電流を通常のクリーニング時と同じ20μAにした場合であり、2次転写電圧が1000V以下ではトナー付着量が1g/m以下であるが、2次転写電圧が1000V以上ではトナー付着量が1g/mを越えるので、トナーセンサ12で精度よく検出できる。
したがって、クリーニング性能検査シーケンスでは、クリーニングブラシ17をすり抜けたトナー付着量をトナーセンサ12で感度よく検出するための方法としては、ブラシクリーニング装置14のクリーニング電流を通常時より低下して自発的にクリーニング性能を落とすことにより見かけ上クリーニング負荷を増大する方法と、2次転写ローラ13に1000V程度の2次転写電圧を印加して中間転写ベルト3のトナーを除電又は逆帯電することによりクリーニング負荷を増大する方法とがある。
<クリーニング性能検査シーケンス>
次に、クリーニング性能検査シーケンスについて詳細に説明する。
図5は、クリーニング電流を通常時より低下することでクリーニング負荷を増大する方法によるクリーニング性能検査シーケンスを示す。ステップS11で、所定のタイミングで、例えば画像形成枚数が100枚毎に、ブラシクリーニング装置14のクリーニング性能を検査するための検査パターンをイメージングユニット2Y,2M,2C,2Kの感光体4上に形成する。
前記検査パターンは、図6に示すように、中間転写ベルト3上の第1のトナーセンサ12aで検出可能な位置に、YとMのトナーの帯状パターンP,Pを連続して形成し、第2のトナーセンサ12bで検出可能な位置に、CとKのトナーの帯状パターンP,Pを連続して形成するとよい。また、クリーニング負荷をさらに増大するために、Y,M,C,Kのトナーを中間転写ベルト3上で色重ねしたベタ帯状パターン(4層トナー)としてもよいし、YとM、CとKのトナーを中間転写ベルト3上で色重ねしたベタ帯状パターン(2層トナー)としてもよい。検出パターンPのトナーの層が多ければ多いほど、それだけ単位時間当たりにクリーニングブラシ17を通過する量が多くなり、クリーニング負荷を増大することができ、トナー付着量の検出が容易になる。なお、検査パターンPに類似したパターンとして、画像安定化制御におけるトナー付着量検出パターンがあるので、それと兼用することもできる。
図5に戻ると、検査パターンを形成した後、ステップS12で、検査パターンを中間転写ベルト3上に1次転写し、ステップS13で、1次転写ローラ8を中間転写ローラ3から離間する。ステップ14で、高圧電源回路21からのクリーニング電流の電流値を通常のクリーニング時の電流値(例えば20μA)よりも低い値(例えば5μA)とする。通常のクリーニング時より電流値を低くするのは、クリーニング性能の低下をより顕著に見るためであり、また、前述したように、トナーセンサ12の読み取り感度の良い範囲でトナー付着量を検出するためである。
この状態で中間転写ベルト3上の検査パターンを2次転写ローラ13を経てブラシクリーニング装置14に移動させる。ステップS15でブラシクリーニング装置14により中間転写ベルト3上の検査パターンをクリーニングする。
ここで、図6(b)に示すように、検査パターンのトナーの一部はクリーニングブラシ17により除去されるが、残りはクリーニングブラシ17をすり抜ける。クリーニングブラシ17をすり抜けるトナー(拭き残しトナー)の付着量は、クリーニングブラシ17のクリーニング性能に応じて変化する。クリーニングブラシ17のクリーニング性能が低下していなければ、クリーニングブラシ17通過後のトナー付着量は少ないが、クリーニング性能が低下していれば、クリーニングブラシ17通過後のトナー付着量は多くなる。
図7は、2次転写電圧を印加してクリーニング負荷を増大する方法によるクリーニング性能検査シーケンスを示す。ステップS13−1で1次転写ローラ8のみを離間し、ステップS13−2で2次転写ローラ13を圧接して1000Vを印加し、S14−1でクリーニング電流の電流値を通常のクリーニング時の電流値(例えば20μA)とする以外は、図5のクリーニング性能検査シーケンスと同じであり、説明を省略する。
<クリーニング性能判定フロー>
図8は、図5又は図7のクリーニング性能検査シーケンス後のクリーニング性能判定フローを示す。
ステップS21で前述のクリーニング性能検査シーケンスを実行した後、ステップS22でトナーセンサ12により中間転写ベルト3上の拭き残しトナーのトナー付着量を読み取る。トナーセンサ12としては、本シーケンス専用の光センサを用いてもよいが、フルカラー用画像形成装置で一般的に用いられている画像安定化制御用のIDC(Image Density Control)センサを用いることで、コストアップすることなく、本発明を実施することができる。
ステップS23でこのトナー付着量が所定の値(例えば1g/m)以下であるか否かを判断する。トナー付着量が所定値以下であれば、トナー付着量が正常でクリーニング性能が良好であると判断し、ステップS24で付着量異常検出回数Nをゼロにリセットし、ステップS25で次の画像形成を許可する。
トナー付着量が所定値以上であれば、トナー付着量が異常でクリーニング性能が低下していると判断し、ステップS26で付着量異常検出回数Nをインクリメントする。そして、ステップS27で付着量異常検出回数Nが3回までは、ステップS28で後述するクリーニング性能回復シーケンスを実行し、ステップS22に戻り、中間転写ベルト3上のトナー付着量をみる。ステップS27で付着量異常検出回数が3回以上であれば、すなわち、クリーニング性能回復シーケンスを3回実行してもトナー付着量が所定値を越えている場合は、ブラシのクリーニング性能が回復しないと判断し、ステップS29でブラシクリーニング装置14の寿命と判定する。
付着量異常検出回数は、3回に限らず、4回又はそれ以上としてもよい。また、クリーニング性能回復シーケンス実行後のトナー付着量異常判定閾値をクリーニング性能検査シーケンス実行後のトナー判定異常閾値よりも小さく(例えば、0.5g/m)して、厳しくチェックするようにしてもよい。
<クリーニング性能回復シーケンス>
図9は、ブラシクリーニング装置14のクリーニング性能回復シーケンスのフローを示す。
まず、ステップS31で中間転写ベルト3及びクリーニングブラシ17のモータをオンし、中間転写ベルト3及びクリーニングブラシ17を回転駆動させる。ステップS32で、高圧電源回路21より回収ローラ18に印加するクリーニング電流を所定時間グランドに落とし、又は逆極性電流値にする。これにより、クリーニングブラシ17に堆積したトナーは、中間転写ベルト3上に吐き出される。次に、ステップS33で高圧電源回路21より回収ローラ18に印加するクリーニング電流を所定時間通常の電流値(例えば20μA)とする。これにより、中間転写ベルト3上に吐き出されたトナーは、通常のクリーニング動作により、中間転写ベルト3上から除去され、クリーニングブラシ17に堆積することなく、回収ローラ18を経てケーシング15の内に回収される。なお、ステップS32の堆積トナーの吐き出しと、ステップ33の再クリーニングを数回繰り返すことで、より効果的にクリーニングブラシ17に堆積したトナーを除去することができる。クリーニングが終了すると、ステップ34で中間転写ベルト3及びクリーニングブラシ17のモータをオフする。
図10は、本発明により、従来と比較してどの程度1ジョブの中間転写ベルト駆動時間を短縮できたかを示すタイムチャートである。
従来は、クリーニング性能の状態を検出することができなかったため、クリーニング性能状態に関係なくジョブ毎にクリーニング性能回復シーケンスを実行せざるを得なかった。すなわち、図10(a)に示すように、1ジョブ(例えば1ページ分)の作像終了後に必ずクリーニング性能回復シーケンスが実行されていたため、本来の作像と同程度の時間で中間転写ベルトモータとクリーニングブラシモータが駆動されていた。このため、装置の寿命が連続プリント時(例えば100ページ/1ジョブ)に比較して間欠プリント時(例えば1ページ/1ジョブ)にはかなり短くなってしまう。
本発明では、ブラシに堆積するトナーは100枚程度の印字ではごく微量であるため、図10(b)に示すように、通常時はクリーニング性能回復シーケンスをジョブ毎に入れる必要はない。図10(c)に示すように、定期的に(例えば100枚印字毎に)クリーニング性能検査シーケンスを実行し、トナーの拭き残しが発生している場合のみクリーニング性能回復シーケンスを実行するため、余分な駆動時間を低減することが可能となる。
なお、前記実施形態は、4つのイメージングユニット2Y,2M,2C,2Kを中間転写ベルト3に沿って配設したタンデム方式の画像形成装置であるが、本発明は、これに限らず、中間転写ベルトを4回回転させて4つのイメージングカートリッジを順次中間転写ベルトに対向させる4サイクル方式の画像形成装置や、転写ベルト上に用紙を吸着して搬送しつつ感光体から用紙へ逐次転写する直接転写方式の画像形成装置にも適用することができる。
本発明にかかる画像形成装置の概略図。 図1のブラシクリーニング装置の拡大図。 トナー付着量とトナーセンサの出力の関係を示す図。 2次転写電圧とトナー付着量の関係を示す図。 クリーニング性能検査シーケンスの一例を示すフローチャート。 検査パターンが形成された中間転写ベルトの平面図(a)と底面図(b)。 クリーニング性能検査シーケンスの他の例を示すフローチャート。 クリーニング性能判定フローを示すフローチャート。 クリーニング性能回復シーケンスのフローチャート。 従来と本発明の画像形成シーケンスの比較図。
符号の説明
1 画像形成装置
3 中間転写ベルト(転写部材)
12 トナーセンサ
13 2次転写ローラ(第2転写部材)
14 ブラシクリーニング装置
17 クリーニングブラシ
21 高圧電源回路
22 制御回路

Claims (5)

  1. トナー像が転写される転写部材と、
    クリーニング電流を印可することで前記転写部材上に残留したトナーを除去するブラシクリーニング装置と、
    ブラシクリーニング装置通過後の前記転写部材上のトナーを検出するトナーセンサとを備え、
    所定のタイミングで前記トナーセンサにより前記転写部材上のトナーを検出し、前記トナーセンサが基準以上のトナー付着量を検出すると、前記クリーニング電流を変化させて前記ブラシクリーニング装置のブラシに堆積したトナーを前記転写部材上に吐き出した後、前記クリーニング電流を元に戻して前記転写部材上に吐き出したトナーを除去するクリーニング性能回復制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 検査パターンを前記転写部材上に転写し、前記トナーセンサにより、前記検査パターンが前記ブラシクリーニング装置通過後の前記転写部材上のトナーを検出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ブラシクリーニング装置のクリーニング電流の電流値を通常時より低下させて、前記トナーセンサにより、前記検査パターンが前記ブラシクリーニング装置通過後の前記転写部材上のトナーを検出することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記転写部材上のトナー像を隣接部材に転写する2次転写部材をさらに備え、
    前記2時転写部材に2時転写電圧を印加して前記検査パターンのトナー帯電量を除電又は逆帯電して、前記トナーセンサにより、前記検査パターンが前記ブラシクリーニング装置通過後の前記転写部材上のトナーを検出することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記クリーニング性能回復制御を1回又はそれ以上の回数を実行しても前記トナーセンサが基準以上のトナー付着量を検出すると、前記ブラシクリーニング装置の寿命と判定することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
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