JPH11327384A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成方法

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JPH11327384A
JPH11327384A JP10138444A JP13844498A JPH11327384A JP H11327384 A JPH11327384 A JP H11327384A JP 10138444 A JP10138444 A JP 10138444A JP 13844498 A JP13844498 A JP 13844498A JP H11327384 A JPH11327384 A JP H11327384A
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JP
Japan
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image
developer
cleaning
image forming
unit
Prior art date
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Application number
JP10138444A
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English (en)
Inventor
Satoshi Onuma
聡 大沼
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ベルトクリーナのクリーニング性能を判断し
て、画質の劣化を防止可能な画像形成装置及びこの画像
形成装置に適用される画像形成方法を提供することにあ
る。 【解決手段】搬送ベルト21上に所定の画像パターン2
00を形成し、この画像パターン200をベルトクリー
ナユニット40によってクリーニングした後に、画像パ
ターン200が形成された搬送ベルト上の領域をレジス
トセンサ38によって検出し、搬送ベルからの反射ビー
ム光量と、トナーが全く付着していない状態での搬送ベ
ルト上からの反射ビーム光量とを比較することにより、
搬送ベルト上に残って付着しているトナーを検出する。
そして、搬送ベルト上に残っているトナー量が規定値以
上の場合には、クリーニング能力が不十分であると判断
して、ベルトクリーナユニットの交換を要求する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラープリンタ
装置やカラーディジタル複写装置などに利用でき、複数
の感光体に各色成分毎の画像を形成して、記録媒体上で
重ね合わせることによりカラー画像を形成する画像形成
装置及びこの画像形成装置に適用される画像形成方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】複数ドラム方式カラープリンタ装置ある
いは複数ドラム方式カラーディジタル複写装置などの画
像形成装置は、色分解された色成分に対応する複数の画
像形成部、この画像形成部に色成分毎の画像データに基
づいて強度変調された複数のレーザビームを提供する光
走査装置、及び、記録媒体としての用紙を所定の方向に
搬送する搬送機構などを備えている。
【0003】複数の画像形成部は、所定の間隔で搬送機
構の搬送方向に沿って並列に配列されている。各画像形
成部は、それぞれ色成分毎に一体化されたカートリッジ
式のユニットを形成し、画像形成装置本体に対して着脱
自在に形成されている。これらの各画像形成ユニット
は、色成分に対応した画像を保持する感光体ドラム、感
光体ドラムの表面を所定の電位に帯電する帯電装置、帯
電された感光体ドラムの表面に光走査装置から提供され
るレーザビームによって形成された静電潜像に現像剤と
してのトナーを供給してトナー像を形成する現像装置、
感光体ドラム上に形成されたトナー像を記録媒体として
の用紙上に転写する転写装置、及びトナー像が転写され
た感光体ドラムの表面をクリーニングするクリーニング
装置などを備えている。そして、これらの各画像形成ユ
ニットは、感光体ドラムのライフタイムなどに応じて各
ユニット単位で交換可能である。
【0004】搬送機構は、エンドレスベルトによって形
成された搬送ベルトと、搬送ベルトを一方向に駆動する
ための駆動ローラと、この駆動ローラから所定距離離間
された従動ローラとによって構成されている。搬送ベル
トは、駆動ローラと従動ローラとの間に巻回されて張設
されている。
【0005】この搬送ベルトの所定位置には、搬送ベル
トの表面をクリーニングするためベルトクリーナが設け
られている。このベルトクリーナは、搬送ベルトの表面
に付着したトナーを回収するブレード、及び回収された
トナーを収容する廃トナー収容ボックスを備えている。
このベルトクリーナの交換時期は、搬送ベルトの搬送時
間や画像形成部における画像形成枚数が所定値に達した
か否かによって判断している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のベルトクリーナの交換時期は、個体バラツキや、トナ
ー以外の付着物による摩耗により差が生じることがあ
る。このため、このようなベルトクリーナでは、搬送ベ
ルトの搬送時間や画像形成部における画像形成枚数が所
定値に達する前にクリーニング能力が低下することがあ
る。
【0007】これにより、クリーニング能力の低下した
搬送ベルトを使用していると、搬送ベルト上にトナーが
残留し、用紙の裏面を汚染するという問題が発生するだ
けでなく、感光体ドラムから用紙へトナー像を転写する
際の転写効率が低下するといった問題が発生する。
【0008】また、上述したような複数ドラム方式の画
像形成装置においては、各画像形成ユニットの感光体ド
ラム上に形成されたトナー像を整合するために、レジス
ト補正を行う必要がある。このため、所定のタイミング
で、搬送ベルト上に各感光体ドラムで形成された所定の
画像パターンからなるレジストパターンを転写して、こ
れらの画像パターンを検出することにより、各色間のず
れ量や傾きを算出して、各感光体ドラム上におけるレー
ザビームの照射開始タイミングを調整している。
【0009】このようなレジスト補正を行う際に、ベル
トクリーナのクリーニング能力が低下していると、レジ
ストパターン以外に残留しているトナーにより、画像パ
ターンの検出ミスが発生し、レジスト補正が十分にでき
ないといった問題が発生する。
【0010】このように、上述したような構成の画像形
成装置では、用紙の裏面汚染、転写効率の低下、及びレ
ジスト補正の不十分により、用紙に転写される画像の画
質を著しく損なう虞がある。
【0011】そこで、この発明の目的は、ベルトクリー
ナのクリーニング性能を判断して、画質の劣化を防止可
能な画像形成装置及びこの画像形成装置に適用される画
像形成方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題点
に基づきなされたもので、請求項1に記載の発明によれ
ば、画像データに基づいて感光体上に現像剤像を形成す
る現像剤像形成手段と、記録媒体を感光体へ向けて搬送
する搬送手段と、前記現像剤像形成手段にて形成された
現像剤像を記録媒体もしくは搬送手段上へ転写する転写
手段と、前記搬送手段に付着した現像剤をクリーニング
するクリーニング手段と、前記搬送手段に付着した現像
剤を検出する検出手段と、前記現像剤像形成手段を作動
させて前記搬送手段上に所定の画像パターンを形成さ
せ、前記クリーニング手段によって前記搬送手段上の前
記画像パターンをクリーニングさせた後に、前記検出手
段によって前記搬送手段上に残留している現像剤を検出
し、前記クリーニング手段のクリーニング能力を判断す
る判断手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置
が提供される。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、画像デー
タに基づいて感光体上に現像剤像を形成する現像剤像形
成手段と、記録媒体を感光体へ向けて搬送する搬送手段
と、前記現像剤像形成手段にて形成された現像剤像を記
録媒体もしくは搬送手段上へ転写する転写手段と、前記
搬送手段に付着した現像剤をクリーニングするクリーニ
ング手段と、前記搬送手段に付着した現像剤を検出する
検出手段と、前記現像剤像形成手段を作動させて前記搬
送手段上に所定の画像パターンを形成させ、前記クリー
ニング手段によって前記搬送手段上の前記画像パターン
をクリーニングさせた後に、前記検出手段によって前記
搬送手段上に残留している現像剤を検出し、前記クリー
ニング手段のクリーニング能力を判断する判断手段と、
前記判断手段により前記クリーニング手段のクリーニン
グ能力が所定のレベルより低下していると判断された場
合に、前記クリーニング手段の交換を促す警告を発生す
る警告手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置
が提供される。
【0014】請求項3に記載の発明によれば画像データ
に基づいて感光体上に現像剤像を形成する現像剤像形成
手段と、記録媒体を感光体へ向けて搬送する搬送手段
と、前記現像剤像形成手段にて形成された現像剤像を記
録媒体もしくは搬送手段上へ転写する転写手段と、前記
搬送手段に付着した現像剤をクリーニングするクリーニ
ング手段と、前記搬送手段上に向けて光ビームを照射す
るとともに、前記搬送手段上からの反射ビームを検出す
る検出手段と、前記現像剤像形成手段を作動させて前記
搬送手段上に所定の画像パターンを形成させ、前記クリ
ーニング手段によって前記搬送手段上の前記画像パター
ンをクリーニングさせた後に、前記検出手段によって前
記搬送手段上に向けて光ビームを照射して前記搬送手段
上からの反射ビームを検出し、反射ビームの光量が所定
のレベルより低い場合には、前記クリーニング手段のク
リーニング能力が低下していると判断する判断手段と、
前記判断手段により前記クリーニング手段のクリーニン
グ能力が所定のレベルより低下していると判断された場
合に、現像剤像形成手段の動作を禁止するとともに、前
記クリーニング手段の交換を促す警告を発生する警告手
段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置が提供さ
れる。
【0015】請求項4に記載の発明によれば、各色成分
毎の画像データに基づいてそれぞれの感光体上に各色の
現像剤像を形成する複数の現像剤像形成手段と、記録媒
体をそれぞれの感光体へ向けて搬送する搬送手段と、前
記現像剤像形成手段にて形成された現像剤像を記録媒体
もしくは搬送手段上へ転写する転写手段と、前記搬送手
段に付着した現像剤をクリーニングするクリーニング手
段と、前記搬送手段に付着した現像剤を検出する検出手
段と、前記複数の現像剤像形成手段のうちの少なくとも
1つを作動させて前記搬送手段上に少なくとも1色の現
像剤によって所定の画像パターンを形成させ、前記クリ
ーニング手段によって前記搬送手段上の前記画像パター
ンをクリーニングさせた後に、前記検出手段によって前
記搬送手段上に残留している現像剤を検出し、前記クリ
ーニング手段のクリーニング能力を判断する判断手段
と、を備えたことを特徴とする画像形成装置が提供され
る。
【0016】請求項5に記載の発明によれば、各色成分
毎の画像データに基づいてそれぞれの感光体上に各色の
現像剤像を形成する複数の現像剤像形成手段と、記録媒
体をそれぞれの感光体へ向けて搬送する搬送手段と、前
記現像剤像形成手段にて形成された現像剤像を記録媒体
もしくは搬送手段上へ転写する転写手段と、前記搬送手
段に付着した現像剤をクリーニングするクリーニング手
段と、前記搬送手段に付着した現像剤を検出する検出手
段と、前記記録媒体上に各色の現像剤像を形成する前
に、前記各現像剤像形成手段を作動させて前記搬送手段
に各色の現像剤による所定の画像パターンを形成させ、
前記検出手段によって前記画像パターンを検出し、前記
各現像剤像形成手段において前記記録媒体上の所定位置
に現像剤像を形成するように画像形成位置を調整する調
整手段と、前記調整手段によって画像形成位置を調整す
るために利用した前記画像パターンを前記クリーニング
手段によってクリーニングさせた後に、前記検出手段に
よって前記搬送手段上に残留している現像剤を検出し、
前記クリーニング手段のクリーニング能力を判断する判
断手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置が提
供される。
【0017】請求項6に記載の発明によれば、各色成分
毎の画像データに基づいてそれぞれの感光体上に各色の
現像剤像を形成する複数の現像剤像形成手段と、記録媒
体をそれぞれの感光体へ向けて搬送する搬送手段と、前
記現像剤像形成手段にて形成された現像剤像を記録媒体
もしくは搬送手段上へ転写する転写手段と、前記搬送手
段に付着した現像剤をクリーニングするクリーニング手
段と、前記搬送手段に付着した現像剤を検出する検出手
段と、前記記録媒体上に各色の現像剤像を形成する前
に、前記各現像剤像形成手段を作動させて前記搬送手段
に各色の現像剤による所定の画像パターンを形成させ、
前記検出手段によって前記画像パターンを検出し、前記
各現像剤像形成手段において前記記録媒体上の所定位置
に現像剤像を形成するように画像形成位置を調整する調
整手段と、前記調整手段によって画像形成位置を調整す
るために利用した前記画像パターンを前記クリーニング
手段によってクリーニングさせた後に、前記検出手段に
よって前記搬送手段上に残留している現像剤を検出し、
前記クリーニング手段のクリーニング能力を判断する判
断手段と、前記判断手段により前記クリーニング手段の
クリーニング能力が所定のレベルより低下していると判
断された場合に、前記クリーニング手段の交換を促す警
告を発生する警告手段と、を備えたことを特徴とする画
像形成装置が提供される。
【0018】請求項7に記載の発明によれば、画像デー
タに基づいて像担持体に現像剤像を形成し、記録媒体を
ベルトにより像担持体へ向けて搬送し、この搬送される
記録媒体上に現像剤像を転写し、前記ベルトに付着した
現像剤をクリーニング手段によってクリーニングする画
像形成方法において、前記記録媒体上に現像剤像を転写
する前に、前記ベルト上に現像剤によって所定の画像パ
ターンを形成し、前記画像パターンを前記クリーニング
手段によってクリーニングし、前記ベルト上に残留して
いる現像剤を検出し、前記クリーニング手段のクリーニ
ング能力を判断する、ことを特徴とする画像形成方法が
提供される。
【0019】請求項8に記載の発明によれば、各色成分
毎の画像データに基づいてそれぞれの像担持体に各色の
現像剤像を形成し、記録媒体をベルトにより像担持体へ
向けて搬送し、この搬送される記録媒体上に各現像剤像
を転写し、前記ベルトに付着した現像剤をクリーニング
手段によってクリーニングする画像形成方法において、
前記記録媒体上に現像剤像を形成する前に、前記ベルト
上に各色の現像剤によって複数の所定の画像パターンを
形成し、前記画像パターンを検出して、各色成分の現像
剤像を記録媒体上の所定位置に形成するように調整し、
前記画像パターンを前記クリーニング手段によってクリ
ーニングし、前記ベルト上に残留している現像剤を検出
し、前記クリーニング手段のクリーニング能力を判断
し、前記クリーニング手段のクリーニング能力が所定の
レベルより低下していると判断した場合に、前記クリー
ニング手段の交換を促す警告を発生する、ことを特徴と
する画像形成方法が提供される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明に
係る画像形成装置及びこの画像形成装置に適用される画
像形成方法の実施の形態について詳細に説明する。図1
及び図2は、この発明に係る画像形成装置としてのカラ
ーディジタル複写装置1(以下、単に複写装置1と称す
る)の外観を概略的に示す斜視図である。このカラーデ
ィジタル複写装置は、原稿を読み取って記録媒体に複写
する複写装置として機能する他、読み取った原稿の画像
データを一般公衆回線を介して送信するとともに回線を
介して送信された画像データを受信するファクシミリ機
能、及びこの複写装置に接続されたコンピュータから伝
送された画像データに基づいて画像を出力するプリンタ
機能を有している。
【0021】図1に示すように、複写装置1本体の上部
には、原稿を載置するための原稿台81、原稿台81に
対して開閉自在に設けられているとともに、原稿台81
に原稿を給送して所定位置で原稿を押さえる原稿自動給
送装置6(以下、単にADF6と称する)が設けられて
いる。
【0022】原稿台81の正面側には、画像形成装置本
体に対して複写動作の開始を指示するコピーボタンや、
複写倍率、複写枚数などの各種の複写条件を入力するた
めのコントロールパネル5が設けられている。
【0023】複写装置1本体の下部には、本体から着脱
自在に設けられ、記録媒体としての記録紙すなわち用紙
Pを複数枚収容した用紙カセット30が配置されてい
る。複写装置本体の正面を見て右側の側面には、本体に
対して開閉自在に形成され、開けられたときに記録紙P
を手差し供給するための供給口を形成するとともに、供
給口に記録紙Pを案内する給紙トレーとして機能するカ
バー7が設けられている。カバー7の下方には、用紙カ
セット30から供給されたよう紙が紙詰まりを起こした
場合に、この処理のためのアクセスカバー8が設けられ
ている。
【0024】図2に示すように、複写装置1の本体の左
側側面には、本体から記録紙Pを排出するための排出口
44a、及び排出口44aから排出された記録紙Pを受
ける排紙トレー44が設けられている。
【0025】複写装置1の背面下部には、装置に電源を
供給するための電源コード3a、パーソナルコンピュー
タなどのコンピュータ機器に接続するためのI/Fコネ
クタ3b、及びファクシミリ通信を可能とするために一
般公衆回線に接続するためのI/Fコネクタ3cなどが
設けられている。
【0026】図3は、図1及び図2に示した複写装置1
の内部構造を概略的に示す断面図である。図3に示すよ
うに、複写装置1は、原稿画像を読み取る読取手段とし
てのスキャナ部2と、画像データに基づいて記録媒体に
画像を形成する画像形成手段としてのプリンタ部4と、
を備えている。また、スキャナ部2の上部にはADF6
がセットされている。ADF6は、スキャナ部2の原稿
台81に対して開閉可能に取付けられ、読取対象物すな
わち原稿Dを、原稿台81に向けて1枚ずつ給送すると
ともに、原稿台に載置された原稿Dを原稿台に密着させ
る原稿押さえとして機能する。
【0027】プリンタ部4は、周知の減色混合法に基づ
いて、各色成分毎に色分解された画像、即ち、イエロー
(以下、Yと示す)、マゼンタ(以下、Mと示す)、シ
アン(以下、Cと示す)およびブラック(以下Kと示
す)の4色の画像をそれぞれ形成する第1乃至第4の画
像形成部10Y、10M、10C、10Kを有してい
る。これらの画像形成部10Y、10M、10C、10
Kは、それぞれ独立したカートリッジ式のユニットで構
成され、各ユニットは、複写装置本体から着脱自在に形
成されている。したがって、後述するようにそれぞれの
画像形成部に含まれる感光体ドラムのライフなどに応じ
てユニット単位で交換が可能である。
【0028】各画像形成部10Y、10M、10C、1
0Kの下方には、各画像形成部により形成された各色毎
の画像を図中矢印a方向に搬送するエンドレスベルトの
搬送ベルト21を含む搬送手段としての搬送機構20が
配設されている。
【0029】搬送ベルト21は、図示しないベルトモー
タにより回転される駆動ローラ24とこの駆動ローラ2
4から所定距離離間された従動ローラ26との間に巻回
されて張設され、矢印a方向に一定速度で無端走行され
る。尚、各画像形成部10Y、10M、10C、10K
は、搬送ベルト21の搬送方向に沿って直列に配置され
ている。
【0030】各画像形成部10Y、10M、10C、1
0Kは、それぞれ、搬送ベルト21と接する位置で外周
面が同一の方向に回転可能に形成された感光体ドラム1
1Y、11M、11C、11Kを含んでいる。各感光体
ドラムには、各感光体ドラムを所定の周速度で回転させ
るための図示しないドラムモータが接続されている。
【0031】それぞれの感光体ドラム11Y、11M、
11C、11Kの軸線は、搬送ベルト21により画像が
搬送される方向と直交するよう配置され、各感光体ドラ
ムの軸線が互いに等間隔に配置される。尚、以下の説明
においては、各感光体ドラムの軸線方向を主走査方向と
し、感光体ドラムが回転される方向すなわち搬送ベルト
21の搬送方向を副走査方向とする。
【0032】各感光体ドラム11Y、11M、11C、
11Kの周囲には、主走査方向に延出された帯電手段と
しての帯電ローラ12Y、12M、12C、12K、主
走査方向に同様に延出された現像手段としての現像装置
13Y、13M、13C、13K、主走査方向に同様に
延出された転写手段としての転写装置14Y、14M1
4C、14K、および、主走査方向に同様に延出された
クリーニング装置15Y、15M、15C、15Kが、
それぞれ、対応する感光体ドラムの回転方向に沿って順
に配置されている。
【0033】なお、各転写装置は、対応する感光体ドラ
ムとの間で搬送ベルト21を狭持する位置、即ち搬送ベ
ルト21の内側に配設されている。また、後述する露光
装置による露光ポイントは、それぞれ帯電ローラと現像
装置との間の感光体ドラムの外周面上に形成される。
【0034】搬送機構20の下方には、各画像形成部1
0Y、10M、10C、10Kにより形成された画像を
転写する記録媒体としての記録紙Pを複数枚収容した用
紙カセット30が配置されている。
【0035】用紙カセット30の一端部であって、従動
ローラ26に近接する側には、用紙カセット30に収容
されている記録紙Pを最上部から1枚ずつ取り出すピッ
クアップローラ32が配置されている。ピックアップロ
ーラ32と従動ローラ26との間には、用紙カセット3
0から取り出された記録紙Pの先端と画像形成部10Y
の感光体ドラム11Yに形成されたYトナー像の先端と
を整合させるためのレジストローラ34が配置されてい
る。
【0036】なお、他の感光体ドラム11M、11C、
11Kに形成されたトナー像(M、C、K)は、搬送ベ
ルト21上を搬送される記録紙Pの搬送タイミングに合
せて各転写位置に供給される。
【0037】レジストローラ34と第1の画像形成部1
0Yとの間であって、従動ローラ26の近傍、実質的
に、搬送ベルト21を挟んで従動ローラ26の外周上に
は、レジストローラ34を介して所定のタイミングで搬
送される記録紙Pに、所定の静電吸着力を提供する吸着
ローラ36が配置されている。なお、吸着ローラ36の
軸線と従動ローラ26の軸線は、互いに平行に配置され
る。
【0038】搬送ベルト21の一端であって、駆動ロー
ラ24の近傍、実質的に、搬送ベルト21を挟んで駆動
ローラ24の外周上には、搬送ベルト21上にトナーに
よって形成された所定の画像パターンすなわちレジスト
パターンを検出する検出手段として機能するレジストセ
ンサ38が、駆動ローラ24から所定距離離間して配置
されている。
【0039】このレジストセンサ38は、図4に示した
ような反射型の光センサよって構成されている。すなわ
ち、レジストセンサ38は、所定の光量の光ビームを発
生する発光素子38Aと、搬送ベルト21表面からの反
射ビームを受光して受光した光量に対応した電気信号を
発生する受光素子38Bと、発光素子38Aによって発
生された光ビームを搬送ベルト21の表面に案内すると
ともに、搬送ベルト21表面からの反射ビームを受光素
子38Bに案内する光ファイバ38Cと、光ファイバ3
8Cによって案内された発光素子38Aからの光ビーム
を集光するとともに、搬送ベルト21表面からの反射ビ
ームを光ファイバ38Cに集光するレンズ38Dと、光
ファイバ38Cの他端部とレンズ38Dを保持するレン
ズホルダ38Eとを備えている。
【0040】このレジストセンサ38では、所定のタイ
ミングで発光素子38Aが発光されて光ビームが出射さ
れ、この光ビームが光ファイバ38Cの一端部から入射
される。そして、この光ビームは、光ファイバ38Cを
伝搬して光ファイバ38Cの他端部から出射され、レン
ズ38Dによって集光されて搬送ベルト21の表面の所
定領域に照射される。
【0041】そして、搬送ベルト21表面では、照射さ
れた光ビームを反射する。この反射ビームの光量は、搬
送ベルト21表面に付着したトナーの濃度すなわち付着
量に応じて変化する。すなわち、図5に示したように、
搬送ベルト21表面にトナーが全く付着していない場
合、すなわちトナー濃度=0の場合には、最大光量の反
射ビームが反射される。これに対して、搬送ベルト21
表面に付着したトナーの濃度が高くなると、トナーによ
る光ビームの散乱が大きくなり、反射光量が低下する。
【0042】そして、搬送ベルト21表面からの反射ビ
ームは、レンズ38Dによって集光されて光ファイバ3
8Cの他端部に入射され、光ファイバ38Cの他端部か
ら出射されて受光素子38Bに入射される。
【0043】そして、受光素子38Bは、入射した反射
ビームの光量に応じて変化する電気信号を発生する。こ
れにより、レジストセンサ38では、レジストパターン
を検知して各色の重ね合わせ時の色ずれ補正を行うため
の信号を出力している。
【0044】また、このレジストセンサ38では、搬送
ベルト21上に付着したトナー濃度に応じて変化する信
号を出力するため、後述するようなベルトクリーナユニ
ットの寿命を判断するために利用される。
【0045】また、このレジストセンサ38に利用され
ている発光素子38A及び受光素子38Bの特性によ
り、図6に示したように、発光素子38Aから出射され
た所定光量の光ビームに対して搬送ベルト21表面から
の反射ビームの光量が最も大きく、続いて、搬送ベルト
21上にイエロートナーをのせた場合、マゼンタトナー
をのせた場合、シアントナーをのせた場合、ブラックト
ナーをのせた場合の順に反射ビームの光量が低下する。
【0046】すなわち、搬送ベルト21上に付着したト
ナー濃度が一定の場合、ブラックトナーの場合が他の色
のトナーの場合と比較して最も反射光量が小さい。これ
は、ブラックトナーが搬送ベルト21上に付着した場
合、他の色のトナーと比較して、付着量がわずかであっ
ても、反射光量が急激に低下することを示している。す
なわち、後述するベルトクリーナユニットの寿命を判断
する際に、搬送ベルト21に付着したトナーの量を確実
に検出するためには、ブラックトナーの使用が適してい
る。
【0047】また、図3に示したように、駆動ローラ2
4の外周上であってレジストセンサ38の下流側の搬送
ベルト21上には搬送ベルト21上に付着したトナーあ
るいは記録紙Pの紙かすなどを除去するクリーニング手
段として機能するベルトクリーナユニット40が配置さ
れている。このベルトクリーナユニット40は、複写装
置本体に対して着脱可能に構成された一体構造に形成さ
れている。
【0048】このベルトクリーナユニット40は、図7
の(a)に示すように、搬送ベルト21の表面に押し当
てられて搬送ベルト21に付着したトナーを除去するた
めのブレード40Aと、ブレード40Aによって搬送ベ
ルト21表面から除去された廃トナーや紙かすなどを収
容する廃トナーボックス40Bとを有している。ブレー
ド40Aは、搬送ベルト21の搬送方向すなわち図中の
矢印に対して直交する主走査方向に延出された合成ゴム
などによって形成されている。
【0049】このように構成されたベルトクリーナユニ
ット40、特にブレード40Aは、ベルト搬送時間の増
大に伴って摩耗し、搬送ベルト21に接触している部分
が図7の(b)に示したように削り取られてしまうこと
がある。
【0050】図8は、搬送ベルトのベルト搬送時間に対
する搬送ベルト表面に残留したトナー付着量を示す図で
ある。ベルト搬送時間の増大に伴って、ブレード40A
の搬送ベルト21表面に接触している部分が摩耗してし
まうため、次第に、搬送ベルト上に残留するトナー付着
量が増大し、著しくブレード40Aが摩耗した場合に
は、搬送ベルト21へのブレード40Aの押し当て力が
小さくなり、搬送ベルト21上に残留するトナー付着量
が急激に増大することが分かる。
【0051】また、ブレード40Aの搬送ベルト21へ
の押し当て力が強過ぎる場合には、図7の(c)に示し
たように、搬送ベルト21の搬送方向にめくられてしま
うことがある。
【0052】このように、ブレード40Aの摩耗、めく
れなどの原因により、ベルトクリーナユニット40の搬
送ベルト21表面のクリーニング能力が急激に低下する
ことがある。このような不具合が発生した場合には、直
ちにベルトクリーナユニット40を交換する必要があ
る。
【0053】ブレード40A先端部分の摩耗は、ベルト
搬送時間をモニタすることによって、判断することが可
能であるが、ブレード40Aのめくれは、ベルト搬送時
間にかかわらず発生する可能性がある。
【0054】このため、後述するようなベルトクリーナ
ユニット40のクリーニング能力に基づいて、ベルトク
リーナユニット40の寿命を判断することが必要とな
る。図3に示したように、搬送ベルト21を介して搬送
された記録紙Pが駆動ローラ24から離脱されてさらに
搬送される方向には、記録紙Pを所定温度に加熱するこ
とにより記録紙Pに転写されたトナー像を溶融し、トナ
ー像を記録紙Pに定着させる定着装置50が配置されて
いる。
【0055】プリンタ部4の右側に位置する複写装置本
体の側面には、記録紙Pを手差し供給するための供給口
4aが形成され、供給口4aには給紙トレー42が設け
られている。供給口4aを介して給紙された記録紙P
は、レジストローラ34に導かれ、各画像形成部に供給
される。また、プリンタ部4の左側に位置する複写装置
本体の側面には、定着装置50を介して排出された記録
紙Pを受ける排紙トレー44が設けられている。
【0056】各感光体ドラムの外周面上にそれぞれ色分
解された静電潜像を形成する露光装置60は、後述する
画像処理部にて色分解された各色成分毎の画像データ
(Y、M、C、K)に基づいて発光制御される各色毎の
半導体レーザ装置を有している。
【0057】各半導体レーザ装置から出射されるレーザ
ビームの光路上には、所定の回転速度で回転しつつ各レ
ーザビームを同一の反射面で同時に反射することにより
主走査方向に各レーザビームを偏向する単一のポリゴン
ミラー61が設けられている。
【0058】このポリゴンミラー61は、例えば8面の
反射面を有し、各反射面でレーザビームを偏向すること
により感光体ドラム11上の軸線方向、すなわち主走査
方向にライン状にレーザビームを走査させる。このポリ
ゴンミラー61は、その下方に設けられたポリゴンモー
タ61aにより所定の回転数で回転される。
【0059】ポリゴンミラー61によってレーザービー
ムが反射される方向には、反射された各レーザビームを
補正して所定の結像位置、すなわち対応する各感光体ド
ラム上の露光位置で結像させるための第1乃至第3のレ
ンズ62、63、64によって構成される結像光学系が
設けられている。
【0060】第3のレンズ64と各感光体ドラム11
Y、11M、11C、11Kとの間には、第3のレンズ
64を通過された各色毎のレーザービームを各感光体ド
ラムの露光位置に向けて折り曲げる第1の折り返しミラ
ー65(Y、M、C、K)、および、第1の折り返しミ
ラー65Y、65M、65Cにより折り曲げられたレー
ザービームを更に折り曲げる第2および第3の折り返し
ミラー66(Y、M、C)、67(Y、M、C)が配置
されている。
【0061】なお、黒用のレーザービームは第1の折り
返しミラー65Kにより折り返された後、他のミラーを
経由せずに感光体ドラム11Kに案内される。原稿の画
像を読取るスキャナ部2は、その上部に、閉じた状態に
あるADF6に対向され、原稿Dがセットされる透明な
ガラスからなる原稿台81を有している。原稿台81の
下方には、原稿台81に載置された原稿Dを照明する露
光ランプ82、露光ランプ82からの光を原稿Dに集光
させるためのリフレクター84および原稿Dからの反射
光を図中左方向に折曲げる第1ミラー86などが配設さ
れている。これらの露光ランプ82、リフレクター8
4、および第1ミラー86は、第1キャリッジ88に固
定されている。
【0062】第1キャリッジ88は、図示しない歯付き
ベルト等を介して図示しないパルスモータに接続され、
パルスモータの駆動力が伝達されて原稿台81に沿って
平行に移動される。
【0063】第1キャリッジ88に対して図中左側、す
なわち第1ミラー86により反射された反射光が案内さ
れる方向には、図示しない駆動機構たとえば歯付きベル
トならびにDCモータなどを介して原稿台81と平行に
移動可能に設けられた第2キャリッジ90が配設されて
いる。第2キャリッジ90には、第1ミラー86により
案内される原稿Dからの反射光を下方に折曲げる第2ミ
ラー92、および第2ミラー92からの反射光を図中右
方に折り曲げる第3ミラー94が互いに直角に配置され
ている。
【0064】第2キャリッジ90は、第1キャリッジ8
8に従動されるとともに、第1キャリッジ88に対して
1/2の速度で原稿台81に沿って平行に移動される。
第2キャリッジ90を介して折返された光の光軸を含む
面内には、第2キャリッジ90からの反射光を所定の倍
率で結像させる結像レンズ96が配置されている。結像
レンズ96を通過した光の光軸と略直交する面内には、
結像レンズ96により集束性が与えられた反射光を電気
信号、すなわち画像データに変換するCCDイメージセ
ンサ98が配置されている。
【0065】このように構成されたスキャナ部2によ
り、露光ランプ82からの光をリフレクター84により
原稿台81上の原稿Dに集光させると、原稿Dからの反
射光が、第1ミラー86、第2ミラー92、第3ミラー
94、および結像レンズ96を介してCCDイメージセ
ンサ98に入射され、原稿画像の情報が電気信号として
の画像データに変換される。CCDイメージセンサ98
は、画像処理部99に接続されている。この画像処理部
99は、CCDイメージセンサ98から供給された画像
データを一時的に記憶する画像メモリを含んでいる。そ
して、この画像処理部99は、画像メモリに記憶された
画像データに基づいて各色成分毎の画像データを作成す
る。
【0066】図9は、図3に示した画像形成装置すなわ
ち複写装置1の画像形成動作を制御する制御部を示す概
略ブロック図である。画像形成装置1は、プリンタ部制
御部111を有している。
【0067】プリンタ部制御部111は、プリンタ制御
部用CPU、D/Aコンバータ、A/Dコンバータ、及
びドライバ等で構成されたポリゴンモータ、搬送ベルト
モータ、感光体ドラムモータなどのモータ、クラッチ、
転写装置(Y,M,CおよびK)、現像装置(Y,M,
CおよびK)、あるいは転写装置(Y,M,Cおよび
K)に印加される電圧値または電流値等を制御してい
る。
【0068】また、プリンタ部制御部111は、プリン
タメモリ部102、クリーナ寿命判断部103、ずれ量
読み取り部112、タイミング制御部113、レジスト
パターン生成部118などとバスライン131を介して
接続されている。
【0069】プリンタメモリ部102は、プリンタ部を
制御する上でのプログラムが格納されているROM(リ
ード・オンリー・メモリ)、レジストセンサ38から出
力され、ずれ量読取部112にて得られたずれ量データ
を一時的に保管するためのRAM(ランダム・アクセス
・メモリ)、及びさまざまな補正データを記憶する不揮
発性メモリで構成されている。
【0070】クリーナ寿命判断部103は、レジストセ
ンサ38からの出力信号に基づいて、ベルトクリーナユ
ニット40のクリーニング能力を読み取り、プリンタ部
制御部111でクリーナユニット40の寿命を判断する
判断手段として機能する。
【0071】画像処理部119を介してスキャナ部2に
よって読み取られた原稿に対応する画像データや、レジ
ストパターン生成部118で生成された画像データ、ま
たは図示しない外部記憶装置あるいはホストコンピュー
タからの画像データは、セレクタ120を介して画像デ
ータ制御部115(Y,M,CおよびK)に入力され、
さらに、この画像データ制御部115(Y,M,Cおよ
びK)にそれぞれ接続された画像メモリ114(Y,
M,CおよびK)に一時的に記憶される。
【0072】画像データ制御部115(Y,M,Cおよ
びK)は、画像メモリ114(Y,M,CおよびK)に
記憶された画像データに基づいてレーザ駆動部116
(Y,M,CおよびK)にレーザ駆動信号を出力する。
【0073】タイミング制御部113は、画像データの
入力、レーザ駆動信号出力タイミングを制御するための
信号を、レジストパターン生成部118、画像処理部9
9、セレクタ120、及び画像データ制御部115
(Y,M,CおよびK)に出力する。
【0074】露光装置60に備えられた水平同期検出器
23からの出力信号は、水平同期信号発生部121を介
してタイミング制御部115(Y,M,CおよびK)に
入力される。
【0075】プリンタ部制御部111は、システム制御
CPU141と専用のインターフェース132で接続さ
れている。このシステム制御CPU141には、バスラ
イン133を介して、複写装置本体に対して種々の指示
を与える各種指示ボタンや、複写装置本体の動作状況及
び種々のメッセージを表示する表示部などを備えたコン
トロールパネル104が接続されている。このコントロ
ールパネル104は、クリーナ寿命判断部103によっ
てベルトクリーニングユニット40の交換が必要と判断
された際に表示部に警告を表示する警告手段として機能
する。
【0076】また、このシステム制御CPU141に
は、バスライン133を介して、システムメモリ部10
5が接続されている。図10には、クリーナ寿命判定時
の概略的な構成が示されている。図10に示すように、
反射型のセンサによって形成されたレジストセンサ38
は、搬送ベルト21の表面をモニタし、搬送ベルト21
表面を照明したときの反射光量に対応した電気信号を出
力する。
【0077】すなわち、レジストセンサ38は、レジス
ト補正処理時には、後述するように、搬送ベルト21上
にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナーで
形成された所定のレジストパターンに光ビームを照射
し、搬送ベルト21からの反射光量に対応した電気信号
を発生する。この電気信号は、レジストセンサ38に接
続されたずれ量読取部112に出力される。ずれ量読取
部112では、入力された電気信号に基づいて搬送ベル
ト21上に形成されたレジストパターンを認識し、所定
のレジスト補正処理を実行する。
【0078】また、レジストセンサ38は、所定のタイ
ミング、例えば複写装置本体の電源が投入された直後、
所定の搬送時間経過後、及び所定のプリント枚数到達後
等の非画像形成動作時に、後述するようなクリーナ寿命
判断処理が実行される。
【0079】すなわち、搬送ベルト21上には、ブラッ
クトナーにより、所定のトナー濃度の所定の画像パター
ン例えばベタ画像200を形成し、このベタ画像200
をベルトクリーナユニット40によってクリーニングし
た後に、再びべた画像が形成された搬送ベルト21の領
域がレジストセンサ38を通過する際に、レジストセン
サ38は、搬送ベルト21にブラックトナーで形成され
た所定の画像パターン200に光ビームを照射し、搬送
ベルト21からの反射光量に対応した電気信号を発生す
る。この電気信号は、レジストセンサ38に接続された
クリーナ寿命判断部103に出力される。
【0080】クリーナ寿命判断部103は、主に、レジ
ストセンサ38から出力されたアナログ信号としての電
気信号をディジタル信号に変換するA/D変換部から構
成され、A/D変換部から出力された反射光量に対応す
るディジタル信号に基づいて、搬送ベルト21上のベタ
画像200が形成された領域に残留したトナーの有無を
判断するとともに、このディジタル信号に基づいて搬送
ベルト上に残留したトナーの付着量を算出して、ベルト
クリーナユニット40のクリーニング能力を判断するプ
リンタ部制御部111に接続されている。
【0081】クリーニング能力を判断するための基準デ
ータや、ベルトクリーナユニット40の使用履歴に対応
したデータなどは、プリンタメモリ部102に一時的に
記憶する。
【0082】プリンタ部制御部111において、ベルト
クリーナユニット40のクリーニング能力が低下して交
換が必要であると判断された場合には、プリンタ部制御
部111は、システム制御CPU141に対して交換を
意味するデータを送出し、コントロールパネル104に
対して警告を表示させるように指示する。
【0083】次に、このように構成された複写装置1の
画像形成動作、例えば複写機能による複写動作について
詳細に説明する。図示しない電源スイッチが投入される
ことで、複写装置1がイニシャライズされ、定着装置5
0が所定温度に加熱されるとともにポリゴンモータの回
転速度が安定化され、待機状態に維持される。そして、
コントロールパネル104の複写開始要求により、スキ
ャナ部2により原稿Dが光学的に走査され、CCDイメ
ージセンサ98を介して原稿Dの画像が読取られる。読
取られた画像データは、画像処理部99にて各色毎の画
像データ(Y、M、C、K)に色分解され、必要に応じ
て、各色毎に変倍、回転移動等の画像処理がなされる。
【0084】ここで、第1の画像形成部10Yを用い
て、Y(イエロー)画像を形成する工程について説明す
る。尚、言うまでもなく、第2ないし第4の画像形成部
10M10C、10KによりM(マゼンタ)画像、C
(シアン)画像およびK(ブラック)画像も同様に形成
される。
【0085】まず、感光体ドラム11Yの表面が帯電ロ
ーラ12Yによって一様に帯電される。続いて、画像処
理部99にて処理されたY(イエロー)画像データに基
づいて半導体レーザ装置が発光制御され、露光装置60
を介してY画像データに基づくレーザビームが感光体ド
ラム11Yの所定の露光位置に照射される。これによ
り、Y画像データに対応するY静電潜像が感光体ドラム
11Y上に形成される。
【0086】感光体ドラム11Yに形成されたY静電潜
像は、Yトナーを収容した現像装置13Yにより現像さ
れて可視像化され、感光体ドラム11Y上でYトナー像
に変換される。
【0087】感光体ドラム11Y上のYトナー像の先端
部は、感光体ドラム11Yと搬送ベルト21が対向する
転写位置で、用紙カセット30から取り出されてレジス
トローラ34により搬送ベルト21上に所定のタイミン
グで吸着および整位された記録紙Pの先端部に整合され
る。そして、感光体ドラム11Y上のYトナー像は、転
写装置14Yから供給される転写バイアスにより、記録
紙P上に転写される。
【0088】以下、第2の画像形成部10M、第3の画
像形成部10Cおよび第4の画像形成部10Kのそれぞ
れにより、各感光体ドラム11M、11Cおよび11K
に形成されたMトナー像、Cトナー像およびKトナー像
が、搬送ベルト21により搬送されている記録紙P上
に、順に、重ね合わせられる。即ち、複数色の印字の場
合、各画像形成部10Y、10M、10Cおよび10K
により、帯電→露光→現像→転写を1周期とする工程の
画像形成動作が実行され、記録紙Pに複数色のトナー像
が多重転写される。
【0089】この場合、各感光体ドラム11Y、11
M、11C、11Kが記録紙Pの搬送方向に沿って所定
距離離間して配置されていることから、搬送ベルト21
上を搬送される記録紙P上に各色の画像を重ね合せるた
め、各色毎の半導体レーザ装置による露光タイミングを
ずらしている。
【0090】一方、各色成分のトナー像が記録紙Pに転
写された後の感光体ドラム11Y、11M、11Cおよ
び11K上に転写されずに残った残留トナーは、クリー
ニング装置15Y、15M、15Cおよび15Kによっ
て、それぞれ清掃される。
【0091】各色のトナー像が転写された記録紙Pは、
搬送ベルト21から剥離されて定着装置50に搬送さ
れ、定着装置50によって加熱されたトナー像が記録紙
P上に溶融定着されたのち、排紙トレイ44に排出され
る。
【0092】また、搬送ベルト21に付着した各トナー
および記録紙Pから生じる紙かすなどは、ベルトクリー
ナユニット40により取り除かれる。次に、この複写装
置において、所定のタイミング、例えば電源投入直後
や、ユニットの交換直後に実行される副走査方向にズレ
たビーム位置ズレの補正、すなわちレジスト補正処理に
ついて説明する。
【0093】まず、ポリゴンモータ、搬送ベルトモー
タ、各画像形成部に含まれる感光体ドラムモータ、及び
現像モータが駆動され、それぞれ所定の回転数でポリゴ
ンミラー、搬送ベルト、感光体ドラム、及び現像装置を
駆動させる。
【0094】そして、各モータが安定な回転数に到達す
ると、プリンタ部制御部111は、レジストパターン生
成部118を起動することにより、所定のレジストパタ
ーンに対応した画像データがそれぞれのレーザ駆動部1
16に供給される。
【0095】そして、それぞれのレーザ駆動部116か
ら出射されるレーザビームは、ポリゴンミラー61及び
結像光学系を介してそれぞれ対応する感光体ドラム11
の所定の露光位置に案内される。
【0096】そして、レジストパターンに対応した各画
像データに基づいて、各感光体ドラム11上に各色のト
ナーによるレジストパターンが形成され、形成された各
色のレジストパターンが搬送ベルト21上に転写され
る。
【0097】続いて、レジストセンサ38により、この
搬送ベルト21上に形成されたレジストパターンが光学
的に読み取られる。すなわち、レジストセンサ38は、
搬送ベルト21に向けて光ビームを照射したときの搬送
ベルト21からの反射光量に対応する電気信号を出力す
る。
【0098】この電気信号は、図9に示したように、ず
れ量読取部112に出力される。そして、ずれ量読取部
112において、レジストセンサ38から出力された信
号を解析することにより位置ズレ量を算出し、この位置
ズレ量をプリンタ部制御部111が読み取り、ずれ量に
対応するタイミング補正をタイミング制御部113に出
力してレジスト補正処理を終了する。
【0099】そして、搬送ベルト21上に形成されたレ
ジストパターンは、ベルトクリーナユニット40によっ
て除去される。次に、クリーナ寿命判断処理について説
明する。
【0100】このクリーナ寿命判断処理は、上述したレ
ジスト補正処理終了後、すなわち、レジストパターンが
ベルトクリーナユニット40によって除去された後に、
レジストパターンが形成された領域を、再度レジストセ
ンサ38によって照明し、搬送ベルト21表面からの反
射光量を測定することによって実行されてもよいし、上
述したような所定のタイミング、すなわち、複写装置本
体の電源が投入された直後、所定の搬送時間経過後、及
び所定のプリント枚数到達後等の非画像形成動作時に実
行してもよい。
【0101】なお、レジスト補正処理直後以外にクリー
ナ寿命判断処理を実行する際には、搬送ベルト上にブラ
ックトナーによって所定濃度のベタ画像を形成し、この
ベタ画像をベルトクリーナユニット40によって除去し
た後に、レジストパターンが形成された領域を、再度レ
ジストセンサ38によって照明し、搬送ベルト21表面
からの反射光量を測定することによって実行する。
【0102】以下に、より詳細なクリーナ寿命判断処理
について説明する。図11は、クリーナ寿命判断処理の
制御工程を示すフローチャートである。まず、プリンタ
部制御部111は、クリーナ寿命判断処理を実行する所
定のタイミングであるか否かを判断する(ST1)。こ
こで、所定のタイミングとは、上述したように、レジス
ト補正処理後、複写装置本体の電源が投入された直後、
所定の搬送時間経過後、及び所定のプリント枚数到達後
等の非画像形成動作時である。
【0103】そして、プリンタ部制御部111が所定の
タイミングであると判断した場合には(ST1、Y)、
プリンタ部制御部111は、プリンタ部6を駆動すると
ともにレジストパターン生成部118を制御して、クリ
ーナ寿命判断用の所定の画像パターン、例えばベタ画像
パターンを形成させる(ST2)。
【0104】そして、プリンタ部制御部111は、プリ
ンタ部4の少なくとも第4画像形成部10Kを駆動し
て、感光体ドラム11K上にブラックトナーによる画像
パターンが形成できる状態にし、ベタ画像パターンに対
応した画像データに対応してデータ制御部115Kを制
御し、レーザ駆動部116Kから感光体ドラム11Kに
向けて画像データに基づいて強度変調された光ビームを
出力させる。
【0105】これにより、感光体ドラム11K上に画像
データに対応したベタ画像パターンの静電潜像が形成さ
れ、さらに、ブラックトナーによってこの静電潜像が現
像されることにより、ブラックトナーのベタ画像パター
ンが形成される。さらに、このベタ画像パターンは、転
写装置14Kにより、搬送ベルト21上の所定領域に転
写される。そして、図10に示したように、搬送ベルト
21上の所定領域にベタ画像パターン200が形成され
る。
【0106】この実施の形態では、レジストセンサ38
をクリーナ寿命判断処理に兼用するため、搬送ベルト2
1上に転写直後のベタ画像パターンがレジストセンサ3
8の検出ポイントに到達した際には、クリーナ寿命判断
処理に必要なデータ検出処理は、実行しない。
【0107】そして、搬送ベルト21上に形成されたベ
タ画像パターンは、搬送ベルト21の搬送に伴って、下
流側に搬送され、ベルトクリーナユニット40を通過す
る際に、ブレード40Aによって掻き落とされ、クリー
ニングされる(ST3)。
【0108】そして、この搬送ベルト21がさらに下流
側に向けて搬送され、搬送ベルト21上におけるベタ画
像パターンが形成された所定領域が、再びレジストセン
サ38の検出ポイントに到達した際に(ST4、Y)、
クリーナ寿命判断処理に必要なデータ検出処理、すなわ
ち搬送ベルト21からの反射ビームの光量に対応したデ
ータの検出処理が実行される(ST5)。
【0109】すなわち、レジストセンサ38の発光素子
38Aが所定のタイミングで発光し、発生した光ビーム
が光ファイバ38Cの一端部に入射される。そして、光
ファイバ38Cの他端部から出射された光ビームは、レ
ンズ38Dによって搬送ベルト21上の所定領域すなわ
ち検出ポイントに集光される。検出ポイントからの反射
ビームは、レンズ38D及び光ファイバ38Cを介して
受光素子38Bに入射される。
【0110】受光素子38Bは、入射した搬送ベルト2
1表面からの反射ビームの光量に対応した電気信号を発
生する。そして、搬送ベルト21からの反射ビームの光
量に基づくアナログ形式の電気信号は、クリーナ寿命判
断部103のA/D変換部103Aに出力され、ディジ
タル信号の反射光量データに変換される。この反射光量
データは、プリンタ部制御部111に入力される。
【0111】プリンタ部制御部111は、レジストセン
サ38からの反射ビームの光量に対応したデータを、プ
リンタメモリ部102に記憶されているクリーニング能
力を判断するための基準データと比較する(ST6)。
プリンタメモリ部102に記憶されている基準データ
は、例えば搬送ベルト上に全くトナーがない状態での反
射ビームの光量に対応したデータである。
【0112】すなわち、プリンタ部制御部111では、
これらのデータを比較することにより、クリーニング後
の搬送ベルト21上にトナーが残っているか否かを判断
するとともに、トナーが残っている場合には、その付着
量を判断する。
【0113】搬送ベルト21からの反射ビームの光量
は、図5に示したように、搬送ベルト上にトナーが全く
ない場合に最も高く、搬送ベルト21上に付着している
トナーの量が増大するに伴って散乱する光ビームが増加
して、レジストセンサ38の受光素子38Bに入射する
搬送ベルト21からの反射ビームの光量は、低下する。
【0114】プリンタ部制御部111は、搬送ベルト2
1上に全くトナーが付着していない状態での搬送ベルト
21からの反射ビーム光量に対応する規定値をプリンタ
メモリ部102に格納している。
【0115】プリンタ部制御部111は、レジストセン
サ38からの反射ビームの光量に対応したデータが、プ
リンタメモリ部102に記憶されているクリーニング能
力を判断するための規定値データ以下ではないと判断し
た場合(ST6、N)、搬送ベルト21上に形成された
ベタ画像パターンが、ベルトクリーナユニット40によ
り、略完全に除去できたと判断する。そして、プリンタ
部制御部111は、ベルトクリーナユニット40のクリ
ーニング能力が十分であり、ベルトクリーナユニット4
0の交換が不要であると判断し、クリーナ寿命判断処理
を終了する。
【0116】一方、プリンタ部制御部111は、レジス
トセンサ38からの反射ビームの光量に対応したデータ
が、プリンタメモリ部102に記憶されているクリーニ
ング能力を判断するための規定値データ以下であると判
断した場合(ST6、Y)、搬送ベルト21上に形成さ
れたベタ画像パターンが、ベルトクリーナユニット40
により、十分に除去できていないと判断する。そして、
プリンタ部制御部111は、ベルトクリーナユニット4
0のクリーニング能力が不十分であると判断し、システ
ム制御CPU141にベルトクリーナユニット40の交
換が必要であることを通知し(ST7)、以後の画像形
成動作を禁止するように要求する(ST8)。
【0117】主制御装置101は、プリンタ部制御部1
11からの通知により、コントロールパネル104に、
ベルトクリーナユニットの交換を促すように警告を発生
させる。
【0118】そして、クリーナ寿命判断処理を終了す
る。上述したように、この発明の画像形成装置及びこの
画像形成装置に適用される画像形成方法によれば、搬送
ベルト上に所定の画像パターンを形成させ、この画像パ
ターンをベルトクリーナユニットによってクリーニング
させた後に、画像パターンが形成された搬送ベルト上の
領域を光学的なセンサによって検出し、搬送ベルからの
反射ビーム光量と、トナーが全く付着していない状態で
の搬送ベルト上からの反射ビーム光量とを比較すること
により、搬送ベルト上に残って付着しているトナーを検
出する。
【0119】この搬送ベルト上に残っているトナー量
は、ベルトクリーナユニットのクリーニング能力を示す
要素となる。すなわち、ベルトクリーナユニットによっ
てクリーニングさせた後に、搬送ベルト上に残っている
トナー量が規定値以上の場合には、クリーニング能力が
不十分であると判断して、ベルトクリーナユニットの交
換を要求する。
【0120】搬送ベルト上に残っているトナー量は、搬
送ベルトからの反射ビーム光量に依存する。すなわち、
搬送ベルト上に付着しているトナー量が多くなると、搬
送ベルトからの反射ビーム光量が低下する。
【0121】したがって、クリーニング後の搬送ベルト
からの反射ビーム光量を検出することにより、ベルトク
リーナユニットのクリーニング能力を判断することが可
能となる。
【0122】このため、確実にベルトクリーナユニット
の寿命を検出することが可能となり、用紙の裏面汚染、
転写効率の低下、及びレジスト補正の不十分により、用
紙に転写される画像の画質を著しく損なうといった問題
を解消することが可能となる。
【0123】なお、上述した実施の形態では、レジスト
補正処理に利用したレジストセンサをクリーナ寿命判断
処理にも利用することにより、センサの数を増加するこ
となくクリーナ寿命判断処理を実行でき、コスト的にも
有利である。コスト面を考慮しなければ、ベルトクリー
ナユニットに隣接する搬送ベルトの搬送方向下流側にク
リーナ寿命判断処理専用のセンサを設けてもよい。
【0124】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ベルトクリーナのクリーニング性能を判断して、画
質の劣化を防止可能な画像形成装置及びこの画像形成装
置に適用される画像形成方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の画像形成装置の一例として
のディジタル複写装置の正面側の外観を概略的に示す斜
視図である。
【図2】図2は、図1に示したディジタル複写装置の背
面側の外観を概略的に示す斜視図である。
【図3】図3は、図1に示したディジタル複写装置の内
部構造を概略的に示す断面図である。
【図4】図4は、図3に示した複写装置に適用されるレ
ジストセンサの構造を概略的に示す図である。
【図5】図5は、搬送ベルト上に付着したトナー量に対
する反射ビームの光量の関係を説明するための図であ
る。
【図6】図6は、搬送ベルト、及び搬送ベルト表面に同
一濃度で付着した各色のトナーの反射光量の関係を説明
するための図である。
【図7】図7の(a)は、図3に示した複写装置に適用
されるベルトクリーナユニットの構造を概略的に示す図
であり、図7の(b)乃至(c)は、このベルトクリー
ナの交換を要する不具合を説明するための図である。
【図8】図8は、搬送ベルトの搬送時間に対するトナー
付着量の関係を説明するための図である。
【図9】図9は、この発明の複写装置の制御系の構成を
概略的に示すブロック図である。
【図10】図10は、この発明の画像形成装置に適用さ
れるクリーナ寿命判断部を説明するための図である。
【図11】図11は、この発明の画像形成装置に適用さ
れるクリーナ寿命判断処理を説明するためのフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1…ディジタル複写装置 2…スキャナ部 4…プリンタ部 10…画像形成部 11…感光体ドラム 12…帯電ローラ 13…現像装置 14…転写装置 15…クリーニング装置 20…搬送機構 21…搬送ベルト 24…駆動ローラ 26…従動ローラ 38…レジストセンサ 40…ベルトクリーナユニット 40A…ブレード 40B…廃トナーボックス 60…露光装置 111…プリンタ部制御部 102…プリンタメモリ部 103…クリーナ寿命判断部 104…コントロールパネル 112…ずれ量読み取り部 113…タイミング制御部 118…レジストパターン生成部 200…画像パターン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データに基づいて感光体上に現像剤像
    を形成する現像剤像形成手段と、 記録媒体を感光体へ向けて搬送する搬送手段と、 前記現像剤像形成手段にて形成された現像剤像を記録媒
    体もしくは搬送手段上へ転写する転写手段と、 前記搬送手段に付着した現像剤をクリーニングするクリ
    ーニング手段と、 前記搬送手段に付着した現像剤を検出する検出手段と、 前記現像剤像形成手段を作動させて前記搬送手段上に所
    定の画像パターンを形成させ、前記クリーニング手段に
    よって前記搬送手段上の前記画像パターンをクリーニン
    グさせた後に、前記検出手段によって前記搬送手段上に
    残留している現像剤を検出し、前記クリーニング手段の
    クリーニング能力を判断する判断手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】画像データに基づいて感光体上に現像剤像
    を形成する現像剤像形成手段と、 記録媒体を感光体へ向けて搬送する搬送手段と、 前記現像剤像形成手段にて形成された現像剤像を記録媒
    体もしくは搬送手段上へ転写する転写手段と、 前記搬送手段に付着した現像剤をクリーニングするクリ
    ーニング手段と、 前記搬送手段に付着した現像剤を検出する検出手段と、 前記現像剤像形成手段を作動させて前記搬送手段上に所
    定の画像パターンを形成させ、前記クリーニング手段に
    よって前記搬送手段上の前記画像パターンをクリーニン
    グさせた後に、前記検出手段によって前記搬送手段上に
    残留している現像剤を検出し、前記クリーニング手段の
    クリーニング能力を判断する判断手段と、 前記判断手段により前記クリーニング手段のクリーニン
    グ能力が所定のレベルより低下していると判断された場
    合に、前記クリーニング手段の交換を促す警告を発生す
    る警告手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】画像データに基づいて感光体上に現像剤像
    を形成する現像剤像形成手段と、 記録媒体を感光体へ向けて搬送する搬送手段と、 前記現像剤像形成手段にて形成された現像剤像を記録媒
    体もしくは搬送手段上へ転写する転写手段と、 前記搬送手段に付着した現像剤をクリーニングするクリ
    ーニング手段と、 前記搬送手段上に向けて光ビームを照射するとともに、
    前記搬送手段上からの反射ビームを検出する検出手段
    と、 前記現像剤像形成手段を作動させて前記搬送手段上に所
    定の画像パターンを形成させ、前記クリーニング手段に
    よって前記搬送手段上の前記画像パターンをクリーニン
    グさせた後に、前記検出手段によって前記搬送手段上に
    向けて光ビームを照射して前記搬送手段上からの反射ビ
    ームを検出し、反射ビームの光量が所定のレベルより低
    い場合には、前記クリーニング手段のクリーニング能力
    が低下していると判断する判断手段と、 前記判断手段により前記クリーニング手段のクリーニン
    グ能力が所定のレベルより低下していると判断された場
    合に、現像剤像形成手段の動作を禁止するとともに、前
    記クリーニング手段の交換を促す警告を発生する警告手
    段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】各色成分毎の画像データに基づいてそれぞ
    れの感光体上に各色の現像剤像を形成する複数の現像剤
    像形成手段と、 記録媒体をそれぞれの感光体へ向けて搬送する搬送手段
    と、 前記現像剤像形成手段にて形成された現像剤像を記録媒
    体もしくは搬送手段上へ転写する転写手段と、 前記搬送手段に付着した現像剤をクリーニングするクリ
    ーニング手段と、 前記搬送手段に付着した現像剤を検出する検出手段と、 前記複数の現像剤像形成手段のうちの少なくとも1つを
    作動させて前記搬送手段上に少なくとも1色の現像剤に
    よって所定の画像パターンを形成させ、前記クリーニン
    グ手段によって前記搬送手段上の前記画像パターンをク
    リーニングさせた後に、前記検出手段によって前記搬送
    手段上に残留している現像剤を検出し、前記クリーニン
    グ手段のクリーニング能力を判断する判断手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】各色成分毎の画像データに基づいてそれぞ
    れの感光体上に各色の現像剤像を形成する複数の現像剤
    像形成手段と、 記録媒体をそれぞれの感光体へ向けて搬送する搬送手段
    と、 前記現像剤像形成手段にて形成された現像剤像を記録媒
    体もしくは搬送手段上へ転写する転写手段と、 前記搬送手段に付着した現像剤をクリーニングするクリ
    ーニング手段と、 前記搬送手段に付着した現像剤を検出する検出手段と、 前記記録媒体上に各色の現像剤像を形成する前に、前記
    各現像剤像形成手段を作動させて前記搬送手段に各色の
    現像剤による所定の画像パターンを形成させ、前記検出
    手段によって前記画像パターンを検出し、前記各現像剤
    像形成手段において前記記録媒体上の所定位置に現像剤
    像を形成するように画像形成位置を調整する調整手段
    と、 前記調整手段によって画像形成位置を調整するために利
    用した前記画像パターンを前記クリーニング手段によっ
    てクリーニングさせた後に、前記検出手段によって前記
    搬送手段上に残留している現像剤を検出し、前記クリー
    ニング手段のクリーニング能力を判断する判断手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】各色成分毎の画像データに基づいてそれぞ
    れの感光体上に各色の現像剤像を形成する複数の現像剤
    像形成手段と、 記録媒体をそれぞれの感光体へ向けて搬送する搬送手段
    と、 前記現像剤像形成手段にて形成された現像剤像を記録媒
    体もしくは搬送手段上へ転写する転写手段と、 前記搬送手段に付着した現像剤をクリーニングするクリ
    ーニング手段と、 前記搬送手段に付着した現像剤を検出する検出手段と、 前記記録媒体上に各色の現像剤像を形成する前に、前記
    各現像剤像形成手段を作動させて前記搬送手段に各色の
    現像剤による所定の画像パターンを形成させ、前記検出
    手段によって前記画像パターンを検出し、前記各現像剤
    像形成手段において前記記録媒体上の所定位置に現像剤
    像を形成するように画像形成位置を調整する調整手段
    と、 前記調整手段によって画像形成位置を調整するために利
    用した前記画像パターンを前記クリーニング手段によっ
    てクリーニングさせた後に、前記検出手段によって前記
    搬送手段上に残留している現像剤を検出し、前記クリー
    ニング手段のクリーニング能力を判断する判断手段と、 前記判断手段により前記クリーニング手段のクリーニン
    グ能力が所定のレベルより低下していると判断された場
    合に、前記クリーニング手段の交換を促す警告を発生す
    る警告手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】画像データに基づいて像担持体に現像剤像
    を形成し、 記録媒体をベルトにより像担持体へ向けて搬送し、 この搬送される記録媒体上に現像剤像を転写し、 前記ベルトに付着した現像剤をクリーニング手段によっ
    てクリーニングする画像形成方法において、 前記記録媒体上に現像剤像を転写する前に、前記ベルト
    上に現像剤によって所定の画像パターンを形成し、 前記画像パターンを前記クリーニング手段によってクリ
    ーニングし、 前記ベルト上に残留している現像剤を検出し、 前記クリーニング手段のクリーニング能力を判断する、
    ことを特徴とする画像形成方法。
  8. 【請求項8】各色成分毎の画像データに基づいてそれぞ
    れの像担持体に各色の現像剤像を形成し、 記録媒体をベルトにより像担持体へ向けて搬送し、 この搬送される記録媒体上に各現像剤像を転写し、 前記ベルトに付着した現像剤をクリーニング手段によっ
    てクリーニングする画像形成方法において、 前記記録媒体上に現像剤像を形成する前に、前記ベルト
    上に各色の現像剤によって複数の所定の画像パターンを
    形成し、 前記画像パターンを検出して、各色成分の現像剤像を記
    録媒体上の所定位置に形成するように調整し、 前記画像パターンを前記クリーニング手段によってクリ
    ーニングし、 前記ベルト上に残留している現像剤を検出し、 前記クリーニング手段のクリーニング能力を判断し、 前記クリーニング手段のクリーニング能力が所定のレベ
    ルより低下していると判断した場合に、前記クリーニン
    グ手段の交換を促す警告を発生する、ことを特徴とする
    画像形成方法。
JP10138444A 1998-05-20 1998-05-20 画像形成装置及び画像形成方法 Pending JPH11327384A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008299009A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2009180787A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2020199712A (ja) * 2019-06-11 2020-12-17 コニカミノルタ株式会社 クリーニング装置、インクジェット画像形成装置およびクリーニング条件変更制御方法

Cited By (3)

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JP2008299009A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2009180787A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
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