JP2008160555A - 画像読取装置、画像形成装置 - Google Patents

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松平 新川
Tetsuya Kimura
鉄也 木村
Kenji Yamakawa
健志 山川
Hiroshi Kusumoto
弘 楠本
Koichi Yamazaki
幸一 山崎
Yoshiaki Nagao
佳明 長尾
Takehisa Shimazu
岳久 島津
Katsunori Shoji
勝則 庄司
Yasumasa Tomita
泰正 富田
Keiichi Serizawa
敬一 芹沢
Kazunori Watanabe
一範 渡辺
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Abstract

【課題】結像レンズを通った後の、原稿で反射した反射光の主走査方向の中央部と端部とに照度差が生じるのを補正部材を使用せずに抑制し、且つ、まだ使用可能なLEDまでもが必要以上にに交換されるのを抑制できる画像読取装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】原稿におけるLEDアレイ400の列設方向の光源部190による照度分布が、LEDアレイ400の列設方向の端部よりもLEDアレイ400の列設方向の中央部のほうが低くなるようにしている。これにより、結像レンズ200を通過した反射光の前記中央部と前記端部とに照度差が生じないような前記照度分布を調整が可能となる。また、光源部190では、複数のLEDアレイ400を設置台403またはベース基板406上に着脱可能に設けているので、点灯しなくなったLED401があったとしても、そのLED401が配置されたLEDアレイ400のみを交換することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像が記録された原稿に光を照射して得た光学像を読み取るスキャナ等の画像読取装置、及びこれを備えた複写機やファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
従来から、CCD(Charge Coupled Devices)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像手段で撮像した、原稿の被読取面からの反射光に基づいて、その原稿の画像を読み取る画像読取装置が知られている。
図27及び図28は、従来の画像読取装置の一例を示したものであり、図27は画像読取装置の断面概略構成図を示し、図28にその画像読取装置の斜視図を示したものである。なお、第1キャリッジ103は、図29に示すように光源として円筒形状のキセノンランプ104と、このキセノンランプ104からの照射光を前記被読取面に向けて反射して、被読取面での照度分布を良好なものにする図示しない反射ミラーと、後述する第1ミラー105などを備えている。
このような画像読取装置における前記原稿の画像の読み取り方法について説明する。まず、キセノンランプ104から照射した光を、前記反射ミラーを介してコンタクトガラス102上の図示しない原稿の被読取面に照射する。次に、この照射した光が前記被読取面で反射され、その反射した光が、前記反射ミラーとキセノンランプ104との間に入射し、第1ミラー105によって偏向される。次に、その偏向された光が図27に示す第2キャリッジ106に設けられた第2ミラー107及び第3ミラー108によってさらに偏向され、その偏向さらた光が結像レンズ109によって撮像素子110で結像される。そして、このように撮像素子110上で結像された光を電気信号に変換することで、画像読取装置は前記原稿の画像を読み取ることができる。なお、このような画像読取装置のおいては、第1キャリッジ及び第2キャリッジが画像読取装置に設けられたレール上を副走査方向(図27の矢印A方向)に走行し、原稿の主走査方向(前記副走査方向に対して直交する方向)の画像を連続的に読み取ることで、原稿全体の画像を読み取ることができる。
ところが、光源としてキセノンランプを用いた場合、キセノンランプは消費電力が大きく発熱量も多いため、近年の省エネルギー化や画像読取装置の長寿命化等の要求に十分に応えることができない。そのため、キセノンランプよりも、消費電力が小さく発熱量が小さい光源が望まれている。このような光源としては、例えば、発光素子であるLED(Light Emitting Diode)が利用可能である。しかし、LEDは、一般にキセノンランプに比べて照射強度が小さい。そのため、例えば特許文献1に記載の画像読取装置ように、図30に示した一つの基板402上に複数のLED401を前記主走査方向にアレイ状に列設し、前記被読取面での照度を上げるものが提案されている。
また、図27に示した画像読取装置のように、原稿の被読取面を反射した反射光を結像レンズによって撮像素子上で結像する画像読取装置は、縮小光学系の画像読取装置として知られている。このような縮小光学系の画像読取装置では、前記結像レンズによる前記反射光の結像の際に、いわゆるcos4乗則によって、図31に示した実線のように前記被読取面での前記主走査方向の照度がフラットであったとしても、図31に示した破線のように前記撮像素子上では前記主走査方向の端部ほど照度が低下する。つまり、縮小光学系の画像読取装置では、前記撮像素子上で前記主走査方向の中央部と端部とに照度差が生じてしまう。さらに、この照度差は画像の濃度差として表れてしまう。
そのため、従来より、例えば図27に示す位置に図32のような形状の補正部材111を配置して、結像レンズ109を通過する前の前記中央部の前記反射光の一部を遮蔽することにより前記中央部での光量を低下させ、前記照度差が生じないように構成した画像読取装置が提案されている。
特開2006−25303号公報
しかしながら、前述したような補正部材を用いて前記端部の光量低下分を補正するような構成にした場合には、以下のような種々の問題が生じる。
つまり、前記補正部材によって前記反射光の前記中央部の光量を低下させるので光量の損失は避けられず、その損失を見越した分の光量が必要となる。そのため、光源にLEDを用いた場合には、LEDに大きな電流を流して光量を上げる構成や、基板上でのLEDの設置密度を高くし、前記基板上のLED数を増やすことで光量を上げる構成などが考えられる。ところが、前記構成などにすることにより、LEDが通常よりも発熱し、実使用耐熱温度を超えたところでの使用によるLEDの早期劣化や故障などが生じたり、実使用耐熱温度を超えない範囲でも常時高温での使用によるLEDの寿命の短命化を引き起こしてしまうという問題が生じる。
また、前記基板上に設置したLEDが一個でも点灯しなくなってしまうと、特許文献1に記載の画像読取装置のように、一つの基板上に複数のLEDを主走査方向にアレイ状に並べて配置した構成では、前記基板ごと、つまり、使用可能なLEDも含めて全てのLEDを交換することになる。そのため、まだ使用可能なLEDまでもが交換されてしまい、無駄が発生してしまうといった問題が生じる。
本発明は、以上の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、前記補正部材を使用せずに前記結像レンズを通った前記反射光の前記中央部と前記端部とに照度差が生じるのを抑制し、且つ、まだ使用可能なLEDまでもが必要以上にに交換されるのを抑制できる画像読取装置、及び、その画像読取装置を備えた画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、発光素子をそれぞれ有した複数の光照射体と、該複数の光照射体を着脱可能に列で保持する保持部材とからなる、画像読取対象物に光を照射する光源部と、該画像読取対象物の被読取面に沿って移動可能な、少なくとも該光源部を有する走行体と、該画像読取対象物で反射した反射光を結像させるレンズ部材と、該レンズ部材によって結像された該反射光によって該画像読取対象物を撮像する撮像手段とを備え、該複数の光照射体は該保持部材に、該走行体の移動方向に対して直交する方向に列設されており、該光照射体の列設方向の該光源部による照度分布が、該光照射体の列設方向の端部よりも該光照射体の列設方向の中央部のほうが低くなるように、該保持部材における該光照射体の列設方向での該光照射体の配列密度を前記端部よりも前記中央部を低くして、該複数の光照射体を該保持部材上に配置したことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、発光素子をそれぞれ有した複数の光照射体と、該複数の光照射体を着脱可能に列で保持する保持部材とからなる、画像読取対象物に光を照射する光源部と、該画像読取対象物の被読取面に沿って移動可能な、少なくとも該光源部を有する走行体と、該画像読取対象物で反射した反射光を結像させるレンズ部材と、該レンズ部材によって結像された該反射光によって該画像読取対象物を撮像する撮像手段とを備え、該複数の光照射体は該保持部材に、該走行体の移動方向に対して直交する方向に列設されており、且つ、該光照射体の列設方向の該光源部による照度分布が、該光照射体の列設方向の端部よりも該光照射体の列設方向の中央部のほうが低くなるように該画像読取対象物に対する該光照射体の距離を該複数の光照射体間で異ならせて構成したことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、発光素子をそれぞれ有した複数の光照射体と、該複数の光照射体を着脱可能に列で保持する保持部材とからなる、画像読取対象物に光を照射する光源部と、該画像読取対象物の被読取面に沿って移動可能な、少なくとも該光源部を有する走行体と、該画像読取対象物で反射した反射光を結像させるレンズ部材と、該レンズ部材によって結像された該反射光によって該画像読取対象物を撮像する撮像手段とを備え、該複数の光照射体は該保持部材に、該走行体の移動方向に対して直交する方向に列設されており、該光照射体の列設方向の該光源部による照度分布が、該光照射体の列設方向の端部よりも該光照射体の列設方向の中央部が低くなるように、該光照射体に流す電流量を該複数の光照射体間で異ならせることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、発光素子をそれぞれ有した複数の光照射体と、該複数の光照射体を着脱可能に列で保持する保持部材とからなる、画像読取対象物に光を照射する光源部と、該画像読取対象物の被読取面に沿って移動可能な、少なくとも該光源部を有する走行体と、該画像読取対象物で反射した反射光を結像させるレンズ部材と、該レンズ部材によって結像された該反射光によって該画像読取対象物を撮像する撮像手段とを備え、該複数の光照射体は該保持部材に、該走行体の移動方向に対して直交する方向に列設されており、該光照射体の列設方向の該光源部による照度分布が、該光照射体の列設方向の端部よりも該光照射体の列設方向の中央部が低くなるように、該複数の光照射体間で光量が異なる該発光素子を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、発光素子をそれぞれ有した複数の光照射体と、該複数の光照射体を着脱可能に列で保持する保持部材とからなる、画像読取対象物に光を照射する光源部と、該画像読取対象物の被読取面に沿って移動可能な、少なくとも該光源部を有する走行体と、該画像読取対象物で反射した反射光を結像させるレンズ部材と、該レンズ部材によって結像された該反射光によって該画像読取対象物を撮像する撮像手段とを備え、該複数の光照射体は該保持部材に、該走行体の移動方向に対して直交する方向に列設されており、該光照射体の列設方向の該光源部による照度分布が、該光照射体の列設方向の端部よりも該光照射体の列設方向の中央部が低くなるように、該光照射体が実装する該発光素子の数を、該複数の光照射体間で異ならせて構成したことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、発光素子をそれぞれ有した複数の光照射体と、該複数の光照射体を着脱可能に列で保持する保持部材とからなる、画像読取対象物に光を照射する光源部と、該画像読取対象物の被読取面に沿って移動可能な、少なくとも該光源部を有する走行体と、該画像読取対象物で反射した反射光を結像させるレンズ部材と、該レンズ部材によって結像された該反射光によって該画像読取対象物を撮像する撮像手段とを備え、該複数の光照射体は該保持部材に、該走行体の移動方向に対して直交する方向に列設されており、該光照射体の列設方向の該光源部による照度分布が、該光照射体の列設方向の端部よりも該光照射体の列設方向の中央部が低くなるように、該光照射体に対する該発光素子の配置位置を該複数の光照射体間で異ならせて構成したことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1、2、3、4、5または6の画像読取装置において、上記光照射体はネジ部材によって上記保持部材に対し着脱可能に保持されるように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項1、2、3、4、5または6の画像読取装置において、上記保持部材は上記複数の光照射体と個々で接続可能な複数の接続部材を有しており、該光照射体が該接続部材を介して該保持部材に対し着脱可能に保持されるように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7または8の画像読取装置において、上記画像読取対象物を平面的に定置するガラス部材を有し、画像読取動作時以外に上記走行体を該ガラス部材と対向する位置に移動して、上記光源部を点灯するモードを備えることを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項9の画像読取装置において、上記複数の光照射体は、それぞれ独立して点灯可能なように構成されていることを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項9または10の画像読取装置において、上記モード中の該発光素子の発光出力が、画像読取動作時の該発光出力よりも低くなるように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項9、10または11の画像読取装置において、上記モードの実行の指示を入力する入力部を備えることを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、画像読取対象物から画像に関する情報を読み取る画像読取手段と、該画像読取手段が読み取った該情報に基づいて画像を形成する画像形成手段とを備えた画像形成装置において、該画像読取手段として、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12の画像読取装置を設けたことを特徴とするものである。
本発明においては、前記画像読取対象物における前記光照射体の列設方向の前記光源部による照度分布が、前記光照射体の列設方向の端部よりも前記光照射体の列設方向の中央部のほうが低くなるようにしている。これにより、前記レンズ部材を通過した前記反射光の前記中央部と前記端部とに照度差が生じないような前記照度分布を調整が可能となるので、上記背景技術で述べた前記補正部材を用いることなく、前記撮像手段上での前記光照射体の列設方向の照度をフラットにすることができる。よって、このように前記補正部材を使用しないため、前記発光素子に大きな電流を流し光量を上げる必要がないので、前記発光素子が異常に発熱することがなく、前記発光素子の短命化を抑制することができる。さらに、前記光源部では、複数の前記光照射体を前記保持部材上に着脱可能に設けているので、点灯しなくなった前記発光素子があったとしても、その発光素子が配置された前記光照射体のみを交換することができる。よって、まだ使用可能な発光素子までもが無駄に交換されるのを抑制することができる。
以上、本発明によれば、前記補正部材を使用せずに前記レンズ部材を通った前記反射光の前記光照射体の列設方向の前記中央部と前記端部とに照度差が生じるのを抑制し、且つ、まだ使用可能な前記発光素子が無駄に交換されるのを抑制できるという優れた効果がある。
[実施形態1]
以下、本発明を、電子写真方式の画像形成装置である複写機(以下、単に複写機という)に適用した一実施形態について説明する。
まず、本実施形態に係る複写機の基本的な構成について説明する。図2は、本複写機を示す概略構成図である。この複写機は、画像形成部1と、白紙供給装置40と、原稿搬送読取ユニット50とを備えている。原稿搬送読取ユニット50は、画像形成部1の上に固定された画像読取装置たるスキャナ150と、これに支持される原稿搬送装置たるADF51とを有している。
白紙供給装置40は、ペーパーバンク41内に多段に配設された2つの給紙カセット42、給紙カセット42から記録材たる記録紙を送り出す送出ローラ43、送り出された記録紙を分離して給紙路44に供給する分離ローラ45等を有している。また、複写機の給紙路37に記録紙を搬送する複数の搬送ローラ46等も有している。そして、給紙カセット42内の記録紙を複写機内の給紙路37内に給紙する。
複写機は、光書込装置2や、K,Y,M,C色のトナー像を形成する4つのプロセスユニット3K,3Y,3M,3C、転写ユニット24、紙搬送ユニット28、レジストローラ対33、定着装置34、スイッチバック装置36、給紙路37等を備えている。そして、光書込装置2内に配設された図示しないレーザーダイオードやLED等の光源を駆動して、プロセスユニット3K,3Y,3M,3Cの感光体4K,4Y,4M,4Cに向けてレーザー光Lを照射する。この照射により、ドラム状の感光体4K,4Y,4M,4Cの表面には静電潜像が形成され、この潜像は所定の現像プロセスを経由してトナー像に現像される。なお、符号の後に付されたK,Y,M,Cという添字は、ブラック,イエロー,マゼンタ,シアン用の仕様であることを示している。
図3は、複写機の内部構成の一部を拡大して示す部分拡大構成図である。同図において、プロセスユニット3K,3Y,3M,3Cは、それぞれ、感光体とその周囲に配設される各種装置とを1つのユニットとして共通の支持体に支持するものであり、複写機本体に対して着脱可能になっている。ブラック用のプロセスユニット3Kを例にすると、これは、感光体4Kの他、これの表面に形成された静電潜像をブラックトナー像に現像するための現像装置6Kを有している。また、後述するK用の1次転写ニップを通過した後の感光体4K表面に付着している転写残トナーをクリーニングするドラムクリーニング装置15Kなども有している。本複写機では、4つのプロセスユニット3K,3Y,3M,3Cを、後述する中間転写ベルト25に対してその無端移動方向に沿って並べるように対向配設したいわゆるタンデム型の構成になっている。
図4は、4つのプロセスユニット3K,3Y,3M,3Cからなるタンデム部の一部を示す部分拡大図である。4つのプロセスユニット3K,3Y,3M,3Cは、それぞれ使用するトナーの色が異なる他は同様の構成になっているので、同図においては各符号に付すK,Y,M,Cという添字を省略している。同図に示すように、プロセスユニット3は、感光体4の周りに、帯電装置23、現像装置6、ドラムクリーニング装置15、除電ランプ22等を有している。
感光体4としては、アルミニウム等の素管に、感光性を有する有機感光材の塗布による感光層を形成したドラム状のものを用いている。但し、無端ベルト状のものを用いても良い。
現像装置6は、図示しない磁性キャリアと非磁性トナーとを含有する二成分現像剤を用いて潜像を現像するようになっている。そして、内部に収容している二成分現像剤を攪拌しながら搬送して現像スリーブ12に供給する攪拌部7と、現像スリーブ12に担持された二成分現像剤中のトナーを感光体4に転移させるための現像部11とを有している。
攪拌部7は、現像部11よりも低い位置に設けられており、互いに平行配設された2本の搬送スクリュウ8、これらスクリュウ間に設けられた仕切り板、現像ケース9の底面に設けられたトナー濃度センサ10などを有している。
現像部11は、現像ケース9の開口を通して感光体4に対向する現像スリーブ12、これの内部に回転不能に設けられたマグネットローラ13、現像スリーブ12に先端を接近させるドクタブレード14などを有している。現像スリーブ12は、非磁性の回転可能な筒状になっている。マグネットローラ13は、スリーブの回転方向に沿って並ぶ複数の磁極を有している。これら磁極は、それぞれスリーブ上の二成分現像剤に対して回転方向の所定位置で磁力を作用させる。これにより、攪拌部7から送られてくる二成分現像剤を現像スリーブ12表面に引き寄せて担持させるとともに、スリーブ表面上で磁力線に沿った磁気ブラシを形成する。
この磁気ブラシは、現像スリーブ12の回転に伴ってドクタブレード14との対向位置を通過する際に適正な層厚に規制されてから、感光体4に対向する現像領域に搬送される。そして、現像スリーブ12に印加される現像バイアスと、感光体4の静電潜像との電位差によってトナーを静電潜像上に転移させて現像に寄与する。更に、現像スリーブ12の回転に伴って再び現像部11内に戻り、マグネットローラ13の磁極間に形成される反発磁界の影響によってスリーブ表面から離脱した後、攪拌部7内に戻される。攪拌部7内には、トナー濃度センサ10による検知結果に基づいて、二成分現像剤に適量のトナーが補給される。なお、現像装置6として、二成分現像剤を用いるものの代わりに、磁性キャリアを含まない一成分現像剤を用いるものを採用してもよい。
ドラムクリーニング装置15としては、ポリウレタンゴム製のクリーニングブレード16を感光体4に押し当てる方式のものを用いているが、他の方式のものを用いてもよい。クリーニング性を高める目的で、本例では、外周面を感光体4に接触させる接触導電性のファーブラシ17を、図中矢印方向に回転自在に有する方式のものを採用している。このファーブラシ17は、図示しない固形潤滑剤から潤滑剤を掻き取って微粉末にしながら感光体4表面に塗布する役割も兼ねている。ファーブラシ17にバイアスを印加する金属製の電界ローラ18を図中矢示方向に回転自在に設け、これにスクレーパ19の先端を押し当てている。ファーブラシ17に付着したトナーは、ファーブラシ17に対してカウンタ方向に接触して回転しながらバイアスが印加される電界ローラ18に転位する。そして、スクレーパ19によって電界ローラ18から掻き取られた後、回収スクリュウ20上に落下する。回収スクリュウ20は、回収トナーをドラムクリーニング装置15における図紙面と直交する方向の端部に向けて搬送して、外部のリサイクル搬送装置に受け渡す。リサイクル搬送装置は、受け渡されたトナーを現像装置15に送ってリサイクルする。
除電ランプ22は、光照射によって感光体4を除電する。除電された感光体4の表面は、帯電装置5によって一様に帯電せしめられた後、光書込装置2による光書込処理がなされる。なお、帯電装置5としては、帯電バイアスが印加される帯電ローラを感光体4に当接させながら回転させるものを用いている。感光体4に対して非接触で帯電処理を行うスコロトロンチャージャ等を用いてもよい。
先に示した図3において、4つのプロセスユニット3K,3Y,3M,3Cの感光体4K,4Y,4M,4Cには、これまで説明してきたプロセスによって4K,4Y,4M,4Cトナー像が形成される。
4つのプロセスユニット3K,3Y,3M,3Cの下方には、転写ユニット24が配設されている。この転写ユニット24は、複数のローラによって張架した中間転写ベルト25を、感光体4K,4Y,4M,4Cに当接させながら図中時計回り方向に無端移動させる。これにより、感光体4K,4Y,4M,4Cと中間転写ベルト25とが当接するK,Y,M,C用の1次転写ニップが形成されている。K,Y,M,C用の1次転写ニップの近傍では、ベルトループ内側に配設された1次転写ローラ26K,26Y,26M,26Cによって中間転写ベルト25を感光体4K,4Y,4M,4Cに向けて押圧している。これら1次転写ローラ26K,26Y,26M,26Cには、それぞれ図示しない電源によって1次転写バイアスが印加されている。これにより、K,Y,M,C用の1次転写ニップには、感光体4K,4Y,4M,4C上のトナー像を中間転写ベルト25に向けて静電移動させる1次転写電界が形成されている。図中時計回り方向の無端移動に伴ってK,Y,M,C用の1次転写ニップを順次通過していく中間転写ベルト25のおもて面には、各1次転写ニップでトナー像が順次重ね合わせて1次転写される。この重ね合わせの1次転写により、中間転写ベルト25のおもて面には4色重ね合わせトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。
転写ユニット24の図中下方には、駆動ローラ30と2次転写ローラ31との間に、無端状の紙搬送ベルト29を掛け渡して無端移動させる紙搬送ユニット28が設けられている。そして、自らの2次転写ローラ31と、転写ユニット24の下部張架ローラ27との間に、中間転写ベルト25及び紙搬送ベルト29を挟み込んでいる。これにより、中間転写ベルト25のおもて面と、紙搬送ベルト29のおもて面とが当接する2次転写ニップが形成されている。2次転写ローラ31には図示しない電源によって2次転写バイアスが印加されている。一方、転写ユニット24の下部張架ローラ27は接地されている。これにより、2次転写ニップに2次転写電界が形成されている。
この2次転写ニップの図中右側方には、レジストローラ対33が配設されており、ローラ間に挟み込んだ記録紙を中間転写ベルト25上の4色トナー像に同期させ得るタイミングで2次転写ニップに送り出す。2次転写ニップ内では、中間転写ベルト25上の4色トナー像が2次転写電界やニップ圧の影響によって記録紙に一括2次転写され、記録紙の白色と相まってフルカラー画像となる。2次転写ニップを通過した記録紙は、中間転写ベルト25から離間して、紙搬送ベルト29のおもて面に保持されながら、その無端移動に伴って定着装置34へと搬送される。
2次転写ニップを通過した中間転写ベルト25の表面には、2次転写ニップで記録紙に転写されなかった転写残トナーが付着している。この転写残トナーは、中間転写ベルト25に当接するベルトクリーニング装置によって掻き取り除去される。
定着装置34に搬送された記録紙は、定着装置34内における加圧や加熱によってフルカラー画像が定着させしめられた後、定着装置34から排紙ローラ対35に送られた後、機外へと排出される。
先に示した図2において、紙搬送ユニット22および定着装置34の下には、スイッチバック装置36が配設されている。これにより、片面に対する画像定着処理を終えた記録紙が、切換爪で記録紙の進路を記録紙反転装置側に切り換えられ、そこで反転されて再び2次転写転写ニップに進入する。そして、もう片面にも画像の2次転写処理と定着処理とが施された後、排紙トレイ上に排紙される。
複写機の上に固定されたスキャナ150は、固定読取部151と、移動読取部152とを有している。光源、反射ミラー、CCDなどを有する固定読取部151は、原稿MSに接触するようにスキャナ150のケーシング上壁に固定された図示しない第1コンタクトガラスの直下に配設されている。そして、ADF51によって搬送される原稿MSが第1コンタクトガラス上を通過する際に、光源から発した光を原稿面で順次反射させながら、複数の反射ミラーを経由させて撮像手段たるCCD221で受光する。これにより、光源や反射ミラー等からなる光学系を移動させることなく、原稿MSを読み取る。なお、以下、ADF51による原稿搬送を行いながら固定読取部151によって原稿MSの画像を読み取る制御を、スルー読取制御という。
一方、移動読取部152は、原稿MSに接触するようにスキャナ150のケーシング上壁に固定された図示しない第2コンタクトガラスの直下であって、固定読取部151の図中右側方に配設されており、光源や、反射ミラーなどからなる移動光学系を図中左右方向に移動させることができる。そして、移動光学系を図中左側から右側に移動させていく過程で、光源から発した光を第2コンタクトガラス上に載置された図示しない原稿で反射させる。この反射によって得られた光学像は、複数の反射ミラーと、スキャナ本体に固定された結像レンズとを経由した後、撮像手段たるCCD221によって読み取られる。このように、移動読取部152は、移動光学系を移動させながら、第2コンタクトガラス上で静止している原稿MSの画像を読み取る。
スキャナ150の上に配設されたADF51は、本体カバー52に、読取前の原稿MSを載置するための原稿載置台53、原稿MSを搬送するための搬送ユニット54、読取後の原稿MSをスタックするための原稿スタック台55などを保持している。図5に示すように、スキャナ150に固定された蝶番159によって上下方向に揺動可能に支持されている。そして、その揺動によって開閉扉のような動きをとり、開かれた状態でスキャナ150の上面の第1コンタクトガラス154や第2コンタクトガラス155を露出させる。原稿束の片隅を綴じた本などの片綴じ原稿の場合には、原稿を1枚ずつ分離することができないため、ADFによる搬送を行うことができない。そこで、片綴じ原稿の場合には、ADF51を図5に示すように開いた後、読み取らせたいページが見開かれた片綴じ原稿を下向きにして第2コンタクトガラス155上に載せた後、ADFを閉じる。そして、図2に示したスキャナ150の移動読取部152によってそのページの画像を読み取らせる。
一方、互いに独立した複数の原稿MSを単に積み重ねた原稿束の場合には、その原稿MSをADF51によって1枚ずつ自動搬送しながら、スキャナ150の固定読取部151に順次読み取らせていくことができる。この場合、原稿束を原稿載置台53上にセットした後、操作部140のコピースタートボタンを押す。すると、ADF51が、原稿載置台53上に載置された原稿束の原稿MSを上から順に搬送ユニット54内に送り、それを反転させながら原稿スタック台55に向けて搬送する。この搬送の過程で、原稿MSを反転させた直後にスキャナ150の固定読取部151の真上に通す。このとき、原稿MSの画像がスキャナ150の固定読取部151によって読み取られる。
次に、スキャナ部150のうち、移動読取部について、図6、図7を用いて説明する。
図6は、スキャナ150の移動読取部(図2の152)を斜め上方から示した斜視図である。なお、便宜上、上述の第2コンタクトガラス155の図示を省略している。図7は、スキャナ150の移動読取部をその側方から示す拡大構成図である。図に示すように、スキャナ150の筐体160内には、第1キャリッジ162、第2キャリッジ163が設けられている。第1キャリッジ162は、複数の発光素子たる発光ダイオード(以下、LED)401がアレイ状に配列された光源部190と、第1ミラー162bとを備えている。なお、第1キャリッジ162の詳細については、後述する。第2キャリッジ163は、第2ミラー163aと、第3ミラー163bとを備えている。
スキャナ150の筐体160内には、図示しないが、その長手方向に延在する2本の金属製の第1レールが短手方向に所定の間隔をあけて固定されており、2本の第1レールの間に、第1キャリッジ162が架け渡されており、第1レール上でその長手方向に沿って走行できるようになっている。これら第1レールよりも鉛直方向の下方には、筐体長手方向に延在する図示しない2本の金属製の第2レールが筐体短手方向に所定の間隔をあけて固定されている。図示しない2本の第2レールの間には、第2キャリッジ163が架け渡されており、第2レール上でその長手方向に沿って走行できるようになっている。
また、筐体160には、金属製の梁板164が固定されており、金属製の梁板164には、その上面にネジ固定された結像レンズ200を備えたレンズユニット210や、これに固定されたCCD221を備えた電子回路基板たるスキャナボードユニット220(以下、SBU220という)を支持している。
図6に示すように、図中右上には、駆動モータ170が設けられており、駆動モータ170の駆動ギヤと噛み合う従動ギヤ171の回転軸には、駆動タイミングプーリ172が固定されている。また、図中右側の筐体内の長手方向一端部には、回転軸173が回転可能に支持されている。回転軸173の一端部には、従動タイミングプーリ174が固定され、駆動タイミングプーリ172と従動タイミングプーリ174とに駆動タイミングベルト175が張架されている。また、回転軸173の両端部付近には、第1プーリ180が固定されている。そして、図中左側の筐体内の長手方向他端部の短手方向に所定の間隔を開けて2個の第2プーリ181が回転可能に支持されており、第1プーリ180と第2プーリ181とに第1タイミングベルト182が張架されている。
第2キャリッジ163は、第2ミラー163a、第3ミラー163bの主走査方向両端を支持する一対のミラーステー部163cと、このミラーステー部163cからそれぞれ第1キャリッジ側に延びるアーム部163dとを有している。また、ミラーステー部163cの筐体側面側には、第3プーリ183が回転可能に支持されている。また、アーム部163dの先端にはブラケット163eが設けられており、このブラケット163eに第4プーリ184が回転可能に支持されている。第3プーリ183、第4プーリ184には、第2タイミングベルト185が張架されており、この第2タイミングベルト185の一部は、図示しない固定部材によって筐体160の底部に固定されている。
また、第1タイミングベルト182、第2タイミングベルト185は、第1キャリッジ162の底部にそれぞれ固定されている。
画像読取がスタートすると、光源部190によって図示しない原稿MSに対して光を照射する。また、駆動モータ170が駆動して、駆動モータ170の回転駆動力が、駆動タイミングベルト175を介して回転軸173に伝達され、回転軸173が回転する。回転軸173が回転することで、第1タイミングベルト182が図中時計回りに回転する。これにより、第1タイミングベルト182に固定されている第1キャリッジ162が図中左側から右側へ移動する。また、第1キャリッジ162が移動すると、第1キャリッジ162に固定された第2タイミングベルト185が、図中右側へ移動する。第2タイミングベルト185の一部は、筐体160の底部に固定されているため、第2タイミングベルト185は、その場で回転するのではなく、第2キャリッジ163の図中右側への移動を伴いながら回転する。ここで、第3、第4プーリ183、184の径は、第1、第2プーリの径の2倍となっているため、第2キャリッジ163は、第1キャリッジ162の1/2の速度で、図中右側へ移動する。このように、第2キャリッジ163は、第1キャリッジ162の半分の速度で第1キャリッジと同方向へ移動することで、原稿面から結像レンズ200までの光束の光路長が変化しないようになっている。
駆動モータ170を制御する制御部は、ホストコンピュータから送られてくる1ライン毎の画像読取要求信号に応じて駆動モータ170を制御して、第2キャリッジ163と第1キャリッジ162との移動速度を制御している。
第1、第2キャリッジ162、163を図中左側から右側に2:1の速度比で移動させていく過程で、光源部190から発した光を第2コンタクトガラス155上に載置された図示しない原稿MSで反射させる。この反射によって得られた光学像は、第1ミラー162b、第2ミラー163a、第3ミラー163cを介して、結像レンズ200に導かれ、撮像手段であるCCD221上に結像される。
CCD221は、結像された原稿MSの反射光像を光電変換して読取画像であるアナログ画像信号を出力する。そして、第1、第2キャリッジ162、163が図7の点線に示す位置まで移動したら、原稿MSの読み取りを終了し、第1キャリッジ162と第2キャリッジ163は図中実線で示すホームポジション位置に復動する。なお、CCD221から出力されたアナログ画像信号は、アナログ/デジタル変換器によりデジタル画像信号に変換され、画像処理回路を搭載した回路基板において、各々の画像処理(2値化、多値化、階調処理、変倍処理、編集処理など)が施される。
図8は、従来の画像読取装置における第1キャリッジ162の光源部190付近の拡大構成図であり、図9は、その光源部190の斜視図である。図に示すように、光源部190は、発光素子である複数のLED401を平板状部材としての回路基板であるLEDアレイ基板191上に一列に配置させたLEDアレイ400を有している。LEDアレイ基板191は、その長手方向が、第1キャリッジ162の走行方向に対して直交する方向であって略水平方向に延びるように、すなわち、原稿MSの主走査方向に延びるように配置される。複数のLED401は、LEDアレイ基板191上に前記主走査方向に沿って一列に並んで配置されている。LEDアレイ基板191には、各LED401に電力を供給するための図示しない配線パターン及び各種回路素子が形成されている。LED192は、その発光面がLEDアレイ基板191の基板面に対して垂直な方向を向くように、LEDアレイ基板191上に配置されている。したがって、LED401の発光面から照射される光の中心線方向は、LEDアレイ基板191の基板面に対してほぼ平行な方向となる。
このLEDアレイ基板191は、第2コンタクトガラス155に対して傾斜した設置台403に設置されており、LEDの発光面が第2コンタクトガラス155に対して傾斜するように第1キャリッジ162に設置されている。
次に、本実施形態の特徴部分について説明する。
従来の画像読取装置のように、一つのLEDアレイ基板191上に複数のLED401を前記主走査方向に設置してLEDアレイ400とした場合、そのLEDアレイ400のLEDアレイ基板191上に配置したLED401が一個故障した際に、LEDアレイ400ごと、つまり、故障していないLED401も含めて全てのLED401を取り替える必要がある。そこで、本実施形態においては、図10のようにLEDアレイ400を複数個用意し、図11に示すように設置台403上にそれらLEDアレイ400を設置している。また、各LEDアレイ400にはそれぞれに対応したコネクタ404及びハーネスにより個別に電流を供給可能なようにし、故障したLED401が配置されたLEDアレイ400のみを取り替えることが可能な構成にしている。なお、以下で述べる各構成例について特に断りがない場合は、各LEDアレイ400に供給される電流の電流値は同じものとするが、言うまでもなく、各LED400間で前記電流値を異ならせても構わない。また、LED401を実装したLEDアレイ基板402は、設置台403にネジなどによって固定している。これにより、LEDアレイ400を交換する際に工具としてドライバーを用いるだけで簡単にLEDアレイ400を設置台403から着脱することができるので、LEDアレイ400交換作業の作業効率が向上する。
[構成例1]
構成例1では、図12のように、各LEDアレイ400間の設置台403における前記主走査方向での間隔が中央部でl、端部でlとした場合、l>lになるように、つまり、前記主走査方向での前記間隔が前記端部よりも前記中央部が疎になるようにLEDアレイ400を設置台403上に配置している。このように、LEDアレイ400を設置台403上に前述したような異なるピッチで配置することで、原稿面での前記主走査方向の前記端部の光量を前記中央部よりも大きくすることができ、原稿面における主走査方向の端部の照度がcos4乗に反比例して高くなる。よって、cos4乗則により前記端部の照度が低下してもCCD221上では図13のようにフラットな照度を得ることができる。なお、本構成例において、各LEDアレイ400は同一のものを使用しているが、必ずしも同一のものを使用する必要はない。
また、本構成例では、画像読取以外のときに、第2コンタクトガラス155の原稿載置可能領域に第1キャリッジ162を移動させ、全てのLED401を点灯させるモードを有している。なお、このモードは、操作部140に設けたボタンを押すだけで前記モードを実行させることができるようにしている。これにより、簡単な操作で前記モードを実行することができ、例えばユーザーによって、LED401の点灯の目視が可能な原稿載置可能領域に第1キャリッジ162を移動し、全てのLED401を点灯することによって、LED401の故障個所を安易に見つけることができる。つまり、LEDアレイ400へのアクセスが可能になるくらいまで、装置本体を分解せずにLED401の故障箇所を特定することができる。また、各LEDアレイ400は各々独立した電源ケーブルにより独立して電流を供給されているので、各LEDアレイ400は各々独立して点灯可能となり、故障を確認する際にどのLEDアレイ400を交換すればよいのかを容易に判定することができる。
さらに、前記モード時、つまり、前記LED401の故障を目視で確認する場合などの画像読取動作以外のときに、第1キャリッジ162を前記原稿載置可能領域に移動させる際には、LED401の発光出力を通常の画像読取時動作のときよりも、かなり低めにしてLED401を点灯するように構成しても良い。例えばLED401の故障をユーザーやサービスマンが目視で確認しようとした際に、LED401の発光出力が通常読取時と同様の発光出力であったならば、LED401の発光出力が強すぎて、ユーザーやサービスマンの目がくらんだり、目を痛める恐れがある。前記目視によるLED401の故障確認はLED401が発光しているか否かの確認ができれば良いので、LED401の発光が確認できる程度にほんの軽くLED401を点灯させるだけで良い。よって、画像読取動作以外のときにLED401を発光させる際の出力を画像読取動作時よりも小さくすることによって、LED401の故障確認などでユーザーやサービスマンの目がくらんだり、目を痛める恐れがあるのを抑制することができる。
[構成例2]
構成例2では、図14のように、複数個のLEDアレイ400が異なる原稿間距離で配置している。この場合、原稿面での主走査方向の原稿面照度がcos4乗に反比例して端部で光量が高くなるように、設置台403における前記主走査方向の中央部のLEDアレイ400を第2コンタクトガラス155に設置した原稿MSの原稿面から離し、前記端部のLEDアレイ400を第2コンタクトガラス155に設置した原稿MSの原稿面に近づけて配置することが望ましい。また、本構成例では、光の照射方向が実装面に対して平行であるサイドビュータイプのLEDを使用している。これにより、図14のようにLEDアレイ400を保持する設置台403が原稿面に対して傾いた形状のものを用いることによって、設置台403のLEDアレイ400設置面の同一平面上で各LEDアレイ400の設置位置を調節すれば良いので、非常に簡単な構成の光源部190となる。なお、当然ながら光の照射方向が実装面に対して垂直であるトップビュータイプのLEDを用いてもの構わないが、この場合は、設置台403のLED設置面と前記原稿面との距離が各LEDアレイ400毎で異なるように、例えば階段状の設置台403を設けてやれば良い。なお、各LEDアレイ400は同一のものを使用しているが、必ずしも同一のものを使用する必要はない。
また、本構成例においても、構成例1と同様に、操作部140に設けたボタンを押すことによって、画像読取以外のときに第2コンタクトガラス155の原稿載置可能領域に第1キャリッジ162を移動させ、全てのLED401を点灯させるモードを実行可能なように構成している。さらに、前記モード時には構成例1と同様にLED401の発光出力を画像読取動作時よりも小さくしている。なお、これらの詳しい説明は構成例1に記載しているので省略する。これにより、構成例1と同様に、非常に簡単にLED401の故障確認を行うことができ、且つ、その確認作業時に作業者の目がくらんだり、目を痛める恐れがあるのを抑制することができる。
[構成例3]
構成例3では、図15に示すように、各コネクタ404から各LEDアレイ400に供給される電流の電流値を変化させ、設置台403における前記主走査方向の端部に設けたLEDアレイ400の光量が前記主走査方向の中央部に設けたLEDアレイ400の光量よりも大きくなるようにしている。なお、この場合、原稿面での前記主走査方向の照度がcos4乗に反比例して前記端部で高くなるように、前記中央部のLEDアレイ400の電流値を前記端部のLEDアレイ400よりも低くすることが望ましい。このように、各LEDアレイ400に供給する電流の電流値を前述したように異ならせることで、原稿面での前記主走査方向の照度が前記中央部よりも前記端部のほうが大きくなり、結像レンズのcos4乗則により前記端部の光量が照度が低下してもCCD221上ではフラットな照度を得ることができる。なお、この場合、電流値の差による発光スペクトルが小さいLED401を使用するほうが望ましい。なお、各LEDアレイ400は同一のものを使用しているが、必ずしも同一のものを使用する必要はない。
また、本構成例においても、構成例1と同様に、操作部140に設けたボタンを押すことによって、画像読取以外のときに第2コンタクトガラス155の原稿載置可能領域に第1キャリッジ162を移動させ、全てのLED401を点灯させるモードを実行可能なように構成している。さらに、前記モード時には構成例1と同様にLED401の発光出力を画像読取動作時よりも小さくしている。なお、これらの詳しい説明は構成例1に記載しているので省略する。これにより、構成例1と同様に、非常に簡単にLED401の故障確認を行うことができ、且つ、その確認作業時に作業者の目がくらんだり、目を痛める恐れがあるのを抑制することができる。
[構成例4]
構成例4では、図16のように、設置台403における前記主走査方向の端部と中央部との各LEDアレイ400間で実装するLED401の光度ランクを変えている。この場合、原稿面での主走査方向の原稿面照度がcos4乗に反比例して前記端部で光量が高くなるように前記中央部には光度ランクの低いLED401を実装したLEDアレイ400を使用することが望ましい。なお、前記中央部と前記端部とで色度差が生じないように、色度ランク(発光スペクトル)は同じLED401を使用すべきである。
また、本構成例においても、構成例1と同様に、操作部140に設けたボタンを押すことによって、画像読取以外のときに第2コンタクトガラス155の原稿載置可能領域に第1キャリッジ162を移動させ、全てのLED401を点灯させるモードを実行可能なように構成している。さらに、前記モード時には構成例1と同様にLED401の発光出力を画像読取動作時よりも小さくしている。なお、これらの詳しい説明は構成例1に記載しているので省略する。これにより、構成例1と同様に、非常に簡単にLED401の故障確認を行うことができ、且つ、その確認作業時に作業者の目がくらんだり、目を痛める恐れがあるのを抑制することができる。
[構成例5]
構成例5では、図17のように、設置台403における前記主走査方向の端部と中央部との各LEDアレイ400間でLED401の実装個数を変えている。この場合、原稿面での主走査方向の原稿面照度がcos4乗に反比例して前記端部で光量が高くなるように前記中央部にはLED401の実装個数が少ないLEDアレイ400を使用することが望ましい。なお、この場合、各LEDアレイ400に流す電流値は抵抗値をLEDアレイ400毎に変える等により同じとし、発光スペクトルが前記端部と前記中央部とで異なることのないようにする。
また、本構成例においても、構成例1と同様に、操作部140に設けたボタンを押すことによって、画像読取以外のときに第2コンタクトガラス155の原稿載置可能領域に第1キャリッジ162を移動させ、全てのLED401を点灯させるモードを実行可能なように構成している。さらに、前記モード時には構成例1と同様にLED401の発光出力を画像読取動作時よりも小さくしている。なお、これらの詳しい説明は構成例1に記載しているので省略する。これにより、構成例1と同様に、非常に簡単にLED401の故障確認を行うことができ、且つ、その確認作業時に作業者の目がくらんだり、目を痛める恐れがあるのを抑制することができる。
[構成例6]
構成例6では、図18のように、、設置台403における前記主走査方向の端部と中央部との各LEDアレイ400間でLEDアレイ400上のLED実装位置を変えている。この場合、主走査方向の原稿面照度がcos4乗に反比例して端部で光量が高くなるように、前記中央部には、前記端部よりもLED401が第2コンタクトガラス155に設置された原稿MSと反対側、つまり、第2コンタクトガラス155に設置された原稿MSから遠ざかる方向に実装されたLEDアレイ400を使用することが望ましい。
また、本構成例においても、構成例1と同様に、操作部140に設けたボタンを押すことによって、画像読取以外のときに第2コンタクトガラス155の原稿載置可能領域に第1キャリッジ162を移動させ、全てのLED401を点灯させるモードを実行可能なように構成している。さらに、前記モード時には構成例1と同様にLED401の発光出力を画像読取動作時よりも小さくしている。なお、これらの詳しい説明は構成例1に記載しているので省略する。これにより、構成例1と同様に、非常に簡単にLED401の故障確認を行うことができ、且つ、その確認作業時に作業者の目がくらんだり、目を痛める恐れがあるのを抑制することができる。
[実施形態2]
本実施形態において、複写機の基本的な構成は実施形態1で説明したものと同じであるので、その説明は省略する。
次に、本実施形態の特徴部分について説明する。
従来の画像読取装置のように、主走査方向で一つのLEDアレイ400とした場合、そのLEDアレイ400上に配置したLED401が一個故障した際に、LEDアレイ400ごと、つまり、故障していないLED401も含めて全てのLED401を取り替える必要がある。そこで、本実施形態においては、図1と図19とのようにLEDアレイ400を複数個設け、故障したLED401が配置されたLEDアレイ400のみを取り替えることが可能な構成にしている。また、LED401を実装したLEDアレイ基板405は、ベース基板406に設けられたコネクタ407に着脱可能に構成されている。これにより、LEDアレイ400を交換する際に工具などを使用しなくても簡単にLEDアレイ400をベース基板406から着脱することができるので、LEDアレイ400交換作業の作業効率が向上する。また、各LEDアレイ400は各コネクタ407から個々に電流を供給されている。なお、以下で述べる各構成例について特に断りがない場合は、各LEDアレイ400に供給される電流の電流値は同じものとするが、言うまでもなく、各LED400間で前記電流値を異ならせても構わない。また、ベース基板406は設置台403に固定されている。
[構成例7]
構成例7では、図20のように、各LEDアレイ400間の主走査方向での間隔が中央部でl、端部でlとした場合、l>lになるように、つまり、前記主走査方向での前記間隔が端部よりも中央部が疎になるようにLEDアレイ400をベース基板406上に配置している。このように、LEDアレイ400をベース基板406上に前述したような異なるピッチで配置することで、原稿面での主走査方向の原稿面照度がcos4乗に反比例して前記端部の光量が高くなる。よって、このような光量分布形状にすることにより、レンズのcos4乗則により端部の光量が低下してもCCD221上では図21のようにフラットな照度を得ることができる。なお、本構成例において、各LEDアレイ400は同一のものを使用しているが、必ずしも同一のものを使用する必要はない。
また、本構成例では、画像読取以外のときに、第2コンタクトガラス155の原稿載置可能領域に第1キャリッジ162を移動させ、全てのLED401を点灯させるモードを有している。なお、このモードは、操作部140に設けたボタンを押すだけで前記モードを実行させることができるようにしている。これにより、簡単な操作で前記モードを実行することができ、例えばユーザーによって、LED401の点灯の目視が可能な原稿載置可能領域に第1キャリッジ162を移動し、全てのLED401を点灯することによって、LED401の故障個所を安易に見つけることができる。つまり、LEDアレイ400へのアクセスが可能になるくらいまで、装置本体を分解せずにLED401の故障箇所を特定することができる。また、各LEDアレイ400は各々独立した電源ケーブルにより独立して電流を供給されているので、各LEDアレイ400は各々独立して点灯可能となり、故障を確認する際にどのLEDアレイ400を交換すればよいのかを容易に判定することができる。
さらに、前記モード時、つまり、前記LED401の故障を目視で確認する場合などの画像読取動作以外のときに、第1キャリッジ162を前記原稿載置可能領域に移動させる際には、LED401の発光出力を通常の画像読取時動作のときよりも、かなり低めにしてLED401を点灯するように構成しても良い。例えばLED401の故障をユーザーやサービスマンが目視で確認しようとした際に、LED401の発光出力が通常読取時と同様の発光出力であったならば、LED401の発光出力が強すぎて、ユーザーやサービスマンの目がくらんだり、目を痛める恐れがある。前記目視によるLED401の故障確認はLED401が発光しているか否かの確認ができれば良いので、LED401の発光が確認できる程度にほんの軽くLED401を点灯させるだけで良い。よって、画像読取動作以外のときにLED401を発光させる際の出力を画像読取動作時よりも小さくすることによって、LED401の故障確認などでユーザーやサービスマンの目がくらんだり、目を痛める恐れがあるのを抑制することができる。
[構成例8]
構成例8では、図22のように、複数個のLEDアレイ400が異なる原稿間距離で配置している。この場合、主走査方向の原稿面照度がcos4乗に反比例して端部で光量が高くなるように、ベース基板406における前記主走査方向の中央部のLEDアレイ400を原稿面から離し、ベース基板406における前記主走査方向の端部のLEDアレイ400を原稿面に近づけて配置することが望ましい。また、本構成例では、光の照射方向が実装面に対して平行であるサイドビュータイプのLED401を使用している。これにより、図11のようにLEDアレイ400を保持するベース基板406を設置する設置台403が原稿面に対して傾いた形状のものを用いることによって、ベース基板406のLEDアレイ400設置面の同一平面上で各LEDアレイ400の設置位置を調節すれば良いので、非常に簡単な構成の光源部190となる。なお、当然ながら光の照射方向が実装面に対して垂直であるトップビュータイプのLED401を用いてもの構わないが、この場合は、前記原稿面に対する各LEDアレイ400の距離が各LEDアレイ400毎で異なるように、例えば階段状の設置台403を設け、その設置台403と略同様の階段状をしたベース基板406にコネクタ407を介してLEDアレイ400を設置すれば良い。なお、各LEDアレイ400は同一のものを使用しているが、必ずしも同一のものを使用する必要はない。
また、本構成例においても、構成例7と同様に、操作部140に設けたボタンを押すことによって、画像読取以外のときに第2コンタクトガラス155の原稿載置可能領域に第1キャリッジ162を移動させ、全てのLED401を点灯させるモードを実行可能なように構成している。さらに、前記モード時には構成例7と同様にLED401の発光出力を画像読取動作時よりも小さくしている。なお、これらの詳しい説明は構成例7に記載しているので省略する。これにより、構成例7と同様に、非常に簡単にLED401の故障確認を行うことができ、且つ、その確認作業時に作業者の目がくらんだり、目を痛める恐れがあるのを抑制することができる。
[構成例9]
構成例9では、図23のように、各コネクタ407から各LEDアレイ400に供給される電流の電流値を変化させ、ベース基板406における前記主走査方向の端部に設けたLEDアレイ400の光量が前記主走査方向の中央部に設けたLEDアレイ400の光量よりも大きくなるようにしている。この場合、前記主走査方向の照度がcos4乗に反比例して前記端部で高くなるように、前記中央部のLEDアレイ400の電流値を前記端部のLEDアレイ400よりも低くすることが望ましい。これにより、なお、この場合、電流値の差による発光スペクトルの差が小さいLED401を使用するほうが望ましい。また、LEDアレイ400に供給する電流値の制御は、例えばベース基板406に制御チップを設け、その制御チップにより行うような構成にしても良い。なお、各LEDアレイ400は同一のものを使用しているが、必ずしも同一のものを使用する必要はない。
また、本構成例においても、構成例7と同様に、操作部140に設けたボタンを押すことによって、画像読取以外のときに第2コンタクトガラス155の原稿載置可能領域に第1キャリッジ162を移動させ、全てのLED401を点灯させるモードを実行可能なように構成している。さらに、前記モード時には構成例7と同様にLED401の発光出力を画像読取動作時よりも小さくしている。なお、これらの詳しい説明は構成例1に記載しているので省略する。これにより、構成例7と同様に、非常に簡単にLED401の故障確認を行うことができ、且つ、その確認作業時に作業者の目がくらんだり、目を痛める恐れがあるのを抑制することができる。
[構成例10]
構成例10では、図24のように、ベース基板406における前記主走査方向の端部と中央部との各LEDアレイ400間で実装するLED401の光度ランクを変えている。この場合、主走査方向の原稿面照度がcos4乗に反比例して前記端部で光量が高くなるように前記中央部には前記端部よりも光度ランクの低いLED401を実装したLEDアレイ400を使用することが望ましい。なお、中央部と端部とで色度差が生じないように、色度ランク(発光スペクトル)は同じLED401を使用すべきである。
また、本構成例においても、構成例7と同様に、操作部140に設けたボタンを押すことによって、画像読取以外のときに第2コンタクトガラス155の原稿載置可能領域に第1キャリッジ162を移動させ、全てのLED401を点灯させるモードを実行可能なように構成している。さらに、前記モード時には構成例7と同様にLED401の発光出力を画像読取動作時よりも小さくしている。なお、これらの詳しい説明は構成例1に記載しているので省略する。これにより、構成例7と同様に、非常に簡単にLED401の故障確認を行うことができ、且つ、その確認作業時に作業者の目がくらんだり、目を痛める恐れがあるのを抑制することができる。
[構成例11]
構成例11では、図25のように、ベース基板406における前記主走査方向の端部と中央部との各LEDアレイ400間でLED401の実装個数を変えている。この場合、主走査方向の原稿面照度がcos4乗に反比例して端部で光量が高くなるように前記中央部には前記端部よりもLED401の実装個数が少ないLEDアレイ400を使用することが望ましい。なお、この場合、各LEDアレイ400に流す電流値は抵抗値をLEDアレイ400毎に変える等により同じとし、発光スペクトルが前記端部と前記中央部とで異なることのないようにする。
また、本構成例においても、構成例7と同様に、操作部140に設けたボタンを押すことによって、画像読取以外のときに第2コンタクトガラス155の原稿載置可能領域に第1キャリッジ162を移動させ、全てのLED401を点灯させるモードを実行可能なように構成している。さらに、前記モード時には構成例7と同様にLED401の発光出力を画像読取動作時よりも小さくしている。なお、これらの詳しい説明は構成例7に記載しているので省略する。これにより、構成例7と同様に、非常に簡単にLED401の故障確認を行うことができ、且つ、その確認作業時に作業者の目がくらんだり、目を痛める恐れがあるのを抑制することができる。
[構成例12]
構成例16では、図26のように、ベース基板406における前記主走査方向の端部と中央部との各LEDアレイ400間で、LEDアレイ400に対するLED401の実装位置を変えている。この場合、主走査方向の原稿面照度がcos4乗に反比例して前記端部で光量が高くなるように、前記中央部にはLED401が第2コンタクトガラス155に設置された原稿MSと反対側、つまり、第2コンタクトガラス155に設置された原稿MSから遠ざかる方向に実装されたLEDアレイ400を使用することが望ましい。
また、本構成例においても、構成例7と同様に、操作部140に設けたボタンを押すことによって、画像読取以外のときに第2コンタクトガラス155の原稿載置可能領域に第1キャリッジ162を移動させ、全てのLED401を点灯させるモードを実行可能なように構成している。さらに、前記モード時には構成例7と同様にLED401の発光出力を画像読取動作時よりも小さくしている。なお、これらの詳しい説明は構成例7に記載しているので省略する。これにより、構成例7と同様に、非常に簡単にLED401の故障確認を行うことができ、且つ、その確認作業時に作業者の目がくらんだり、目を痛める恐れがあるのを抑制することができる。
以上、各実施形態によれば、画像読取装置であるスキャナ150を備えた画像形成装置である複写機において、発光素子であるLED401をそれぞれ有した複数の光照射体であるLEDアレイ400と、前記複数のLEDアレイ400を直接、または、ベース基板406のコネクタ407を介して着脱可能に列で保持する保持部材である設置台403とからなる、画像読取対象物である原稿MSに光を照射する光源部190と、原稿MSの被読取面である原稿面に沿って移動可能な、少なくとも光源部190を有する走行体である第1キャリッジ162と、原稿MSで反射した反射光を結像させるレンズ部材である結像レンズ200と、結像レンズ200によって結像された前記反射光によって原稿MSの画像を撮像する撮像手段であるCCD221とを備え、前記複数のLEDアレイ400は設置台403上またはベース基板406上に、第1キャリッジ162の移動方向に対して直交する方向である主走査方向に列設されており、前記原稿面での前記主走査方向の光源部190による照度分布が、前記原稿面での前記主走査方向の端部よりも前記原稿面での前記主走査方向の中央部のほうが低くなるように、設置台403またはベース基板406における前記主走査方向でのLEDアレイ400の配列密度を前記端部よりも前記中央部を低くして、複数のLEDアレイ400を設置台403またはベース基板406に配置している。これにより、前記主走査方向での隣り合うLEDアレイ400の間隔が前記端部よりも前記中央部が疎になるように各LEDアレイ400を設置台403上またはベース基板406上に配置しているので、前記端部の光量を前記中央部よりも大きくすることができる。したがって、このような光量分布形状にすることによって、レンズのcos4乗則により前記端部の照度が低下しても、前記反射光の前記中央部の光を遮蔽することにより結像レンズ200による前記端部の照度低下分を補正する補正部材を用いることなく、前記CCD221上でフラットな照度を得ることができる。よって、前記補正部材を用いる必要が無いので、LED401に大きな電流を流す必要が無く、LED401が異常に発熱することも無いので、LED401の寿命が短くなるのを抑制することができる。さらに、光源部190はLEDアレイ400を複数設けることによって構成されているので、点灯しなくなったLED401があっても、そのLED401が配置されたLEDアレイ400のみを交換することができるので、まだ使用可能なLED401までもが無駄に交換されるのを抑制することができる。
また、各実施形態によれば、スキャナ150を備えた複写機において、LED401をそれぞれ有した複数のLEDアレイ400と、複数のLEDアレイ400を直接、または、ベース基板406のコネクタ407を介して着脱可能に列で保持する設置台403とからなる、原稿MSに光を照射する光源部190と、原稿MSの原稿面に沿って移動可能な、少なくとも光源部190を有する第1キャリッジ162と、原稿MSで反射した反射光を結像させる結像レンズ200と、結像レンズ200によって結像された前記反射光によって原稿MSの画像を撮像するCCD221とを備え、前記複数のLEDアレイ400は設置台403またはベース基板406に、第1キャリッジ162の移動方向に対して直交する方向である主走査方向に列設されており、且つ、前記原稿面における前記主走査方向の光源部190による照度分布が、前記原稿面の前記主走査方向の端部よりも前記読取面の前記主走査方向の中央部のほうが低くなるように原稿MSに対するLEDアレイ400の距離を前記複数のLEDアレイ400間で異ならせて構成している。これにより、前記中央部のLEDアレイ400を原稿面から離し、前記端部のLEDアレイ400を原稿面に近づけて配置しているので、前記端部の光量を前記中央部よりも大きくすることができる。したがって、レンズのcos4乗則により前記端部の光量が低下するのを考慮して、前記反射光の前記中央部の光を遮蔽することにより結像レンズ200による前記端部の光量低下分を補正する補正部材を用いることなく、前記CCD221上でフラットな照度を得るための適切な設定を行うことができる。よって、前記補正部材を用いる必要が無いので、LED401に大きな電流を流す必要が無く、LED401が異常に発熱することも無いので、LED401の寿命が短くなるのを抑制することができる。さらに、光源部190はLEDアレイ400を複数設けることによって構成されているので、点灯しなくなったLED401があっても、そのLED401が配置されたLEDアレイ400のみを交換することができるので、まだ使用可能なLED401までもが無駄に交換されるのを抑制することができる。
また、各実施形態によれば、スキャナ150を備えた複写機において、LED401をそれぞれ有した複数のLEDアレイ400と、複数のLEDアレイ400を直接、または、ベース基板406のコネクタ407を介して着脱可能に列で保持する設置台403とからなる、原稿MSに光を照射する光源部190と、原稿MSの原稿面に沿って移動可能な、少なくとも光源部190を有する第1キャリッジ162と、原稿MSで反射した反射光を結像させる結像レンズ200と、結像レンズ200によって結像された前記反射光によって原稿MSの画像を撮像するCCD221とを備え、複数のLEDアレイ400は設置台403上またはベース基板406上に、第1キャリッジ162の移動方向に対して直交する方向である主走査方向に列設されており、前記原稿面での前記主走査方向の光源部190による照度分布が、前記原稿面での前記主走査方向の端部よりも前記原稿面での前記主走査方向の中央部のほうが低くなるように、LEDアレイ400に流す電流量を複数のLEDアレイ400間で異ならせている。これにより、例えば、前記端部に設けたLEDアレイ400の電流値をLED401が異常に加熱されない程度に前記中央部のLEDアレイ400よりも高くしてLED401を点灯させたり、前記中央部のLEDアレイ400の電流値を前記端部のLEDアレイ400の電流値よりも低くすることで、前記端部の光量を前記中央部よりも大きくすることができる。したがって、レンズのcos4乗則により前記端部の光量が低下するのを考慮して、前記反射光の前記中央部の光を遮蔽することにより結像レンズ200による前記端部の光量低下分を補正する補正部材を用いることなく、前記CCD221上でフラットな照度を得るための適切な設定を行うことができる。よって、前記補正部材を用いる必要が無いので、LED401に大きな電流を流す必要が無く、LED401が異常に発熱することも無いので、LED401の寿命が短くなるのを抑制することができる。さらに、光源部190はLEDアレイ400を複数設けることによって構成されているので、点灯しなくなったLED401があっても、そのLED401が配置されたLEDアレイ400のみを交換することができるので、まだ使用可能なLED401までもが無駄に交換されるのを抑制することができる。
また、各実施形態によれば、スキャナ150を備えた複写機において、LED401をそれぞれ有した複数のLEDアレイ400と、複数のLEDアレイ400を直接、または、ベース基板406のコネクタ407を介して着脱可能に列で保持する設置台403とからなる、原稿MSに光を照射する光源部190と、原稿MSの原稿面に沿って移動可能な、少なくとも光源部190を有する第1キャリッジ162と、原稿MSで反射した反射光を結像させる結像レンズ200と、結像レンズ200によって結像された前記反射光によって原稿MSの画像を撮像するCCD221とを備え、複数のLEDアレイ400は設置台403上またはベース基板406上に、第1キャリッジ162の移動方向に対して直交する方向である主走査方向に列設されており、光源部190による前記原稿面での前記主走査方向の照度分布が前記端部よりも前記中央部が低くなるように、前記複数のLEDアレイ400間で光量が異なるLED401を設けている。これにより、例えば、前記中央部に前記端部よりも光度ランクの低いLED401を実装したLEDアレイ400を使用することで、前記端部の光量を前記中央部よりも大きくすることができる。したがって、レンズのcos4乗則により前記端部の光量が低下するのを考慮して、前記反射光の前記中央部の光を遮蔽することにより結像レンズ200による前記端部の光量低下分を補正する補正部材を用いることなく、前記CCD221上でフラットな照度を得るための適切な設定を行うことができる。よって、前記補正部材を用いる必要が無いので、LED401に大きな電流を流す必要が無く、LED401が異常に発熱することも無いので、LED401の寿命が短くなるのを抑制することができる。さらに、光源部190はLEDアレイ400を複数設けることによって構成されているので、点灯しなくなったLED401があっても、そのLED401が配置されたLEDアレイ400のみを交換することができるので、まだ使用可能なLED401までもが無駄に交換されるのを抑制することができる。
また、各実施形態によれば、スキャナ150を備えた複写機において、LED401をそれぞれ有した複数のLEDアレイ400と、複数のLEDアレイ400を直接、または、ベース基板406のコネクタ407を介して着脱可能に列で保持する設置台403とからなる、原稿MSに光を照射する光源部190と、原稿MSの原稿面に沿って移動可能な、少なくとも光源部190を有する第1キャリッジ162と、原稿MSで反射した反射光を結像させる結像レンズ200と、結像レンズ200によって結像された前記反射光によって原稿MSの画像を撮像するCCD221とを備え、複数のLEDアレイ400は設置台403上またはベース基板406上に、第1キャリッジ162の移動方向に対して直交する方向である主走査方向に列設されており、光源部190による前記原稿面での前記主走査方向の照度分布が前記端部よりも前記中央部が低くなるように、LEDアレイ400が実装するLED401の数を、前記複数のLEDアレイ400間で異ならせて構成している。これにより、例えば、前記中央部に前記端部よりもLED401の実装個数が少ないLEDアレイ400を使用することで、前記端部の光量を前記中央部よりも大きくすることができる。したがって、レンズのcos4乗則により前記端部の光量が低下するのを考慮して、前記反射光の前記中央部の光を遮蔽することにより結像レンズ200による前記端部の光量低下分を補正する補正部材を用いることなく、前記CCD221上でフラットな照度を得るための適切な設定を行うことができる。よって、前記補正部材を用いる必要が無いので、LED401に大きな電流を流す必要が無く、LED401が異常に発熱することも無いので、LED401の寿命が短くなるのを抑制することができる。さらに、光源部190はLEDアレイ400を複数設けることによって構成されているので、点灯しなくなったLED401があっても、そのLED401が配置されたLEDアレイ400のみを交換することができるので、まだ使用可能なLED401までもが無駄に交換されるのを抑制することができる。
また、各実施形態によれば、スキャナ150を備えた複写機において、LED401をそれぞれ有した複数のLEDアレイ400と、複数のLEDアレイ400を直接、または、ベース基板406のコネクタ407を介して着脱可能に列で保持する設置台403とからなる、原稿MSに光を照射する光源部190と、原稿MSの原稿面に沿って移動可能な、少なくとも光源部190を有する第1キャリッジ162と、原稿MSで反射した反射光を結像させる結像レンズ200と、結像レンズ200によって結像された前記反射光によって原稿MSの画像を撮像するCCD221とを備え、複数のLEDアレイ400は設置台403上またはベース基板406上に、第1キャリッジ162の移動方向に対して直交する方向である主走査方向に列設されており、光源部190による前記原稿面での前記主走査方向の照度分布が前記端部よりも前記中央部が低くなるように、LEDアレイ400に対するLED401の配置位置を前記複数のLEDアレイ400間で異ならせて構成している。これにより、例えば、前記中央部には、前記端部に設けられるLEDアレイ400よりもLEDアレイ400に対するLED401の配置位置が第2コンタクトガラス155にと反対側、つまり、第2コンタクトガラス155に対して遠ざかる方向に実装されたLEDアレイ400を使用するすることで、前記端部の光量を前記中央部よりも大きくすることができる。したがって、レンズのcos4乗則により前記端部の光量が低下するのを考慮して、前記反射光の前記中央部の光を遮蔽することにより結像レンズ200による前記端部の光量低下分を補正する補正部材を用いることなく、前記CCD221上でフラットな照度を得るための適切な設定を行うことができる。よって、前記補正部材を用いる必要が無いので、LED401に大きな電流を流す必要が無く、LED401が異常に発熱することも無いので、LED401の寿命が短くなるのを抑制することができる。さらに、光源部190はLEDアレイ400を複数設けることによって構成されているので、点灯しなくなったLED401があっても、そのLED401が配置されたLEDアレイ400のみを交換することができるので、まだ使用可能なLED401までもが無駄に交換されるのを抑制することができる。
また、実施形態1によれば、LEDアレイ400はネジ部材であるネジによって設置台403に対し着脱可能に保持されるように構成されている。これにより、LEDアレイ400を交換する際に工具としてドライバーを用いるだけで簡単にLEDアレイ400を設置台403から着脱することができるので、LEDアレイ400交換作業の作業効率が向上する。
また、実施形態2によれば、上記ベース基板406は上記複数のLEDアレイ400と個々で接続可能な複数の接続部材であるコネクタ407を有しており、LEDアレイ400がコネクタ407を介してベース基板406に対し着脱可能に保持されるように構成している。これにより、LEDアレイ400を交換する際に工具などを使用しなくても簡単にLEDアレイ400をベース基板406から着脱することができるので、LEDアレイ400交換作業の作業効率が向上する。
また、各実施形態によれば、上記原稿MSを平面的に定置するガラス部材である第2コンタクトガラス155を有し、画像読取動作時以外に第1キャリッジ162を第2コンタクトガラス155と対向する位置である原稿載置可能領域内に移動して、上記光源部190を点灯するモードを備えている。これにより、ユーザーによってLED401の点灯の目視が可能な前記原稿載置可能領域に第1キャリッジ162を移動し、全てのLED401を点灯することによって、LED401の故障個所を安易に見つけることができる。
また、各実施形態によれば、各LEDアレイ400は、それぞれ独立して点灯可能なように構成されている。これにより、故障を確認する際にどのLEDアレイ400を交換すればよいのかを容易に判定することができる。
また、各実施形態によれば、上記モード中のLED401の発光出力が、画像読取動作時の前記発光出力よりも低くなるように構成している。このように、画像読取動作以外のときにLED401を発光させる際の出力を画像読取動作時よりも小さくすることによって、LED401の故障確認などでユーザーやサービスマンの目がくらんだり、目を痛める恐れがあるのを抑制することができる。
また、各実施形態によれば、上記モードの実行の指示を入力する入力部である操作部140を備えている。これにより、前記モードを操作部140に設けたボタンを押すだけで簡単に前記モードを実行させることができるようにしているので、LED401の故障確認など作業効率を向上させることができる。
また、各実施形態によれば、上記原稿MSから画像に関する情報を読み取る画像読取手段と、前記画像読取手段が読み取った前記情報に基づいて画像を形成する画像形成手段とを備えた画像形成装置である複写機において、前記画像読取手段として、本発明を適用することにより、前記反射光の前記中央部の光を遮蔽することにより結像レンズ200による前記端部の光量低下分を補正する補正部材を用いることなくCCD221上でフラットな照度を得るための適切な設定を行うことができ、且つ、LED401の無駄な交換を抑制できる複写機を提供することが可能となる。
なお、上記背景技術で述べた補正部材を用いて前記端部の光量低下分を補正するような構成にした場合には、MTF(Modulation Transfer Function)の低下にも繋がってしまうため画像品質の劣化を招いてしまうが、各実施形態で説明したように、本発明を適用した画像読取装置を備えた画像形成装置では、前記補正部材を用いることなくCCD221上でのフラットな照度を得ることができるので、MTFが低下することも抑制できる。
本発明の特徴部分の概略構成図。 本実施形態に係る複写機の概略構成図。 同複写機における内部構成の一部を拡大して示す部分拡大構成。 同複写機のタンデム部の一部を示す部分拡大図。 同複写機のADF及びスキャナを示す斜視図。 同スキャナを部分的に示す部分斜視図。 同スキャナの移動読取部をその側方から示す構成図。 複数のLEDを主走査方向にアレイ状に並べて配置した光源部を備えた従来の第1キャリッジの概略断面図。 従来の第1キャリッジの概略斜視図である。 実施形態1における第1キャリッジの要部概略構成図。 実施形態1における第1キャリッジの要部斜視図。 構成例1の光源部の要部概略構成図。 主走査方向と照度との関係を示したグラフ。 構成例2の光源部の概略構成図。 構成例3の光源部の概略構成図。 構成例4の光源部の概略構成図。 構成例5の光源部の概略構成図。 構成例6の光源部の概略構成図。 本実施形態における第1キャリッジの要部斜視図。 構成例7の光源部の概略構成図。 主走査方向と照度との関係を示したグラフ。 構成例8の光源部の概略構成図。 構成例9の光源部の概略構成図。 構成例10の光源部の概略構成図。 構成例11の光源部の概略構成図。 構成例12の光源部の概略構成図。 従来の複写機のスキャナの移動読取部をその側方から示す構成図。 従来の複写機のスキャナを部分的に示す部分斜視図。 光源がキセノンランプとした光照射装置の部分拡大図。 複数のLEDを主走査方向にアレイ状に並べて配置した光源部の概略構成図。 主走査方向と照度との関係を示したグラフ。 補正部材の概略構成図。
符号の説明
140 操作部
150 スキャナ
155 第2コンタクトガラス
162 第1キャリッジ
163 第2キャリッジ
190 光源部
200 結像レンズ
210 レンズユニット
221 CCD
400 LEDアレイ
401 LED
402 LEDアレイ基板
403 設置台
404 コネクタ
405 LEDアレイ基板
406 ベース基板
407 コネクタ

Claims (13)

  1. 発光素子をそれぞれ有した複数の光照射体と、該複数の光照射体を着脱可能に列で保持する保持部材とからなる、画像読取対象物に光を照射する光源部と、
    該画像読取対象物の被読取面に沿って移動可能な、少なくとも該光源部を有する走行体と、
    該画像読取対象物で反射した反射光を結像させるレンズ部材と、
    該レンズ部材によって結像された該反射光によって該画像読取対象物を撮像する撮像手段とを備え、
    該複数の光照射体は該保持部材に、該走行体の移動方向に対して直交する方向に列設されており、
    該光照射体の列設方向の該光源部による照度分布が、該光照射体の列設方向の端部よりも該光照射体の列設方向の中央部のほうが低くなるように、該保持部材における該光照射体の列設方向での該光照射体の配列密度を前記端部よりも前記中央部を低くして、該複数の光照射体を該保持部材上に配置したことを特徴とする画像読取装置。
  2. 発光素子をそれぞれ有した複数の光照射体と、該複数の光照射体を着脱可能に列で保持する保持部材とからなる、画像読取対象物に光を照射する光源部と、
    該画像読取対象物の被読取面に沿って移動可能な、少なくとも該光源部を有する走行体と、
    該画像読取対象物で反射した反射光を結像させるレンズ部材と、
    該レンズ部材によって結像された該反射光によって該画像読取対象物を撮像する撮像手段とを備え、
    該複数の光照射体は該保持部材に、該走行体の移動方向に対して直交する方向に列設されており、且つ、該光照射体の列設方向の該光源部による照度分布が、該光照射体の列設方向の端部よりも該光照射体の列設方向の中央部のほうが低くなるように該画像読取対象物に対する該光照射体の距離を該複数の光照射体間で異ならせて構成したことを特徴とする画像読取装置。
  3. 発光素子をそれぞれ有した複数の光照射体と、該複数の光照射体を着脱可能に列で保持する保持部材とからなる、画像読取対象物に光を照射する光源部と、
    該画像読取対象物の被読取面に沿って移動可能な、少なくとも該光源部を有する走行体と、
    該画像読取対象物で反射した反射光を結像させるレンズ部材と、
    該レンズ部材によって結像された該反射光によって該画像読取対象物を撮像する撮像手段とを備え、
    該複数の光照射体は該保持部材に、該走行体の移動方向に対して直交する方向に列設されており、
    該光照射体の列設方向の該光源部による照度分布が、該光照射体の列設方向の端部よりも該光照射体の列設方向の中央部が低くなるように、該光照射体に流す電流量を該複数の光照射体間で異ならせることを特徴とする画像読取装置。
  4. 発光素子をそれぞれ有した複数の光照射体と、該複数の光照射体を着脱可能に列で保持する保持部材とからなる、画像読取対象物に光を照射する光源部と、
    該画像読取対象物の被読取面に沿って移動可能な、少なくとも該光源部を有する走行体と、
    該画像読取対象物で反射した反射光を結像させるレンズ部材と、
    該レンズ部材によって結像された該反射光によって該画像読取対象物を撮像する撮像手段とを備え、
    該複数の光照射体は該保持部材に、該走行体の移動方向に対して直交する方向に列設されており、
    該光照射体の列設方向の該光源部による照度分布が、該光照射体の列設方向の端部よりも該光照射体の列設方向の中央部が低くなるように、該複数の光照射体間で光量が異なる該発光素子を設けたことを特徴とする画像読取装置。
  5. 発光素子をそれぞれ有した複数の光照射体と、該複数の光照射体を着脱可能に列で保持する保持部材とからなる、画像読取対象物に光を照射する光源部と、
    該画像読取対象物の被読取面に沿って移動可能な、少なくとも該光源部を有する走行体と、
    該画像読取対象物で反射した反射光を結像させるレンズ部材と、
    該レンズ部材によって結像された該反射光によって該画像読取対象物を撮像する撮像手段とを備え、
    該複数の光照射体は該保持部材に、該走行体の移動方向に対して直交する方向に列設されており、
    該光照射体の列設方向の該光源部による照度分布が、該光照射体の列設方向の端部よりも該光照射体の列設方向の中央部が低くなるように、該光照射体が実装する該発光素子の数を、該複数の光照射体間で異ならせて構成したことを特徴とする画像読取装置。
  6. 発光素子をそれぞれ有した複数の光照射体と、該複数の光照射体を着脱可能に列で保持する保持部材とからなる、画像読取対象物に光を照射する光源部と、
    該画像読取対象物の被読取面に沿って移動可能な、少なくとも該光源部を有する走行体と、
    該画像読取対象物で反射した反射光を結像させるレンズ部材と、
    該レンズ部材によって結像された該反射光によって該画像読取対象物を撮像する撮像手段とを備え、
    該複数の光照射体は該保持部材に、該走行体の移動方向に対して直交する方向に列設されており、
    該光照射体の列設方向の該光源部による照度分布が、該光照射体の列設方向の端部よりも該光照射体の列設方向の中央部が低くなるように、該光照射体に対する該発光素子の配置位置を該複数の光照射体間で異ならせて構成したことを特徴とする画像読取装置。
  7. 請求項1、2、3、4、5または6の画像読取装置において、
    上記光照射体はネジ部材によって上記保持部材に対し着脱可能に保持されるように構成したことを特徴とする画像読取装置。
  8. 請求項1、2、3、4、5または6の画像読取装置において、
    上記保持部材は上記複数の光照射体と個々で接続可能な複数の接続部材を有しており、
    該光照射体が該接続部材を介して該保持部材に対し着脱可能に保持されるように構成したことを特徴とする画像読取装置。
  9. 請求項1、2、3、4、5、6、7または8の画像読取装置において、
    上記画像読取対象物を平面的に定置するガラス部材を有し、
    画像読取動作時以外に上記走行体を該ガラス部材と対向する位置に移動して、上記光源部を点灯するモードを備えることを特徴とする画像読取装置。
  10. 請求項9の画像読取装置において、
    上記複数の光照射体は、それぞれ独立して点灯可能なように構成されていることを特徴とする画像読取装置。
  11. 請求項9または10の画像読取装置において、
    上記モード中の該発光素子の発光出力が、画像読取動作時の該発光出力よりも低くなるように構成したことを特徴とする画像読取装置。
  12. 請求項9、10または11の画像読取装置において、
    上記モードの実行の指示を入力する入力部を備えることを特徴とする画像読取装置。
  13. 画像読取対象物から画像に関する情報を読み取る画像読取手段と、
    該画像読取手段が読み取った該情報に基づいて画像を形成する画像形成手段とを備えた画像形成装置において、
    該画像読取手段として、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12の画像読取装置を設けたことを特徴とする画像形成装置。
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