JP2009179362A - 電子レンジ加熱用紙容器 - Google Patents

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【課題】本発明は、電子レンジ加熱用紙容器において、内容物から発生する水蒸気や結露などを効果的に放出でき、内容物が湿っぽくならず、コゲ目も付与でき、食感や風味を損なうことがなく、さらに充填シール性も問題のない電子レンジ加熱用紙容器を提供することを目的とする。
【解決手段】紙基材(2)と、該紙基材(2)の片面に熱シール可能な樹脂を全面に形成した樹脂層(1)と、他方の面に熱シール可能な樹脂を部分的に形成した内面側樹脂層(3)とからなる積層体を前記内面側樹脂層(3)が内面となるように組み立てた容器(100)であり、該容器(100)の内面の少なくとも一部にマイクロ波により発熱可能なサセプター(5)を前記内面側樹脂層(3)に取り付けてなることを特徴とする電子レンジ加熱用紙容器である。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子レンジで加熱して賞味する、冷凍惣菜(フライドポテト、唐揚げ等)を収納する、電子レンジ加熱用紙容器に関するものである。
従来、電子レンジ加熱用食品容器においては、近年、使用後の廃棄処理性が良く、またリサイクル適性も良い紙容器が広く使用されている。紙容器は、必要に応じてプラスチック樹脂等をラミネートすることにより耐水性、耐油性、バリア性等をもたせることにより、各種食品を収納するのに適しており、とりわけ食品を収納した状態でそのまま電子レンジで加熱できる電子レンジ加熱用紙容器として好適である。
ところが、電子レンジ加熱して賞味する、例えば、フライドポテト、唐揚げ、餃子、シュウマイ等の冷凍惣菜を収納する紙容器は、電子レンジで加熱するときに、内容物から発生する水蒸気や結露などを効果的に放出できないといった問題があり、内容物が湿っぽくなり食感や風味を損なうことがあった。また、このような紙容器の場合は、内容物の充填包装に専用の充填包装機を使用することが一般的である。このような充填包装ラインでは、紙容器のサイドフラップなどの封緘に熱シール方式が採用されている場合が多く、熱シール装置に対応できることが必要である。
以上のような、いろいろな懸案事項の対策として、図6に示すように、カード紙、耐油紙、吸水紙などの紙基材(20)にサセプター(発熱体)(50)を接着剤層(40)を介して積層した積層シートを用いた事例があるが、この場合は、コゲ目や食感は良好であるが、紙基材(20)に熱シール性の樹脂が施されていないので、紙容器に内容物を充填し、包装するラインでの熱シール工程には対応不可能であり、充填シールができない。
次に、図7に示すように、板紙等の紙基材(20)の一方の全面に樹脂層(10)を形成し、さらに他方の全面に内面側樹脂層(30)、接着剤層(40)、サセプター(50)を順次積層した積層シートを用いた事例があるが、この場合は、コゲ目や充填シール性は良好であるが、電子レンジで加熱したときに、内容物から発生する水蒸気や結露などを効果的に放出できないので、内容物が湿っぽくなり食感や風味を損なう問題がある。
ところで、紙容器の形態が異なるトレー形状の場合では、紙容器全面にサセプターを配設して、その一部に蒸気抜き孔を設けた電子レンジ加熱用紙容器が開発されている(例えば、特許文献1参照。)。このような場合は、内容物から発生する水蒸気や結露などを効果的に放出でき、内容物が湿っぽくなり、食感や風味を損なうことはなく、充填シール性も問題ない。
以下に先行技術文献を示す。
特開2005−82197号公報
本発明は、このような従来技術の問題点を解決しようとするものであり、電子レンジで加熱して賞味する冷凍惣菜(フライドポテト、唐揚げ等)を収納する電子レンジ加熱用紙容器において、内容物から発生する水蒸気や結露などを効果的に放出でき、内容物が湿っぽくならず、コゲ目も付与でき、食感や風味を損なうことがなく、さらに充填シール性も問題のない電子レンジ加熱用紙容器を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために成されたものであり、本発明の請求項1に係る発明は、紙基材(2)と、該紙基材(2)の片面に熱シール可能な樹脂を全面に形成した樹脂層(1)と、他方の面に熱シール可能な樹脂を部分的に形成した内面側樹脂層(3)とからなる積層体を前記内面側樹脂層(3)が内面となるように組み立てた容器(100)であり、該容器(100)の内面の少なくとも一部にマイクロ波により発熱可能なサセプター(5)を前記内面側樹脂層(3)に取り付けてなることを特徴とする電子レンジ加熱用紙容器である。
本発明の請求項2に係る発明は、請求項1記載の電子レンジ加熱用紙容器において、前記内面側樹脂層(3)の線状の幅および間隔が各々5〜15mmの範囲であることを特徴とする電子レンジ加熱用紙容器である。
本発明の請求項3に係る発明は、請求項1又は2記載の電子レンジ加熱用紙容器において、前記サセプター(5)が、少なくともフィルム基材(6)の片面上に、マイクロ波発熱層(7)を設け、該マイクロ波発熱層(7)上に紙層(9)を積層した構成からなることを特徴とする電子レンジ加熱用紙容器である。
本発明の請求項4に係る発明は、請求項3記載の電子レンジ加熱用紙容器において、前記マイクロ波発熱層(7)が金属蒸着層で形成されていることを特徴とする電子レンジ加熱用紙容器である。
本発明の請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれか1項記載の電子レンジ加熱用紙容器において、前記サセプター(5)が窓貼機を用いて貼付されることを特徴とする電子レンジ加熱用紙容器である。
本発明に係る電子レンジ加熱用紙容器は、紙基材と、該紙基材の片面に熱シール可能な樹脂を全面に形成した樹脂層と、他方の面に熱シール可能な樹脂を部分的に形成した内面側樹脂層とからなる積層体を前記内面側樹脂層が内面となるように組み立てた容器であり、該容器の内面の少なくとも一部にマイクロ波により発熱可能なサセプターを前記内面側樹脂層に取り付けてなることことにより、電子レンジで加熱して賞味する冷凍惣菜(フライドポテト、唐揚げ等)等の内容物から発生する水蒸気や結露などを効果的に放出でき、内容物が湿っぽくならず、コゲ目も付与でき、食感や風味を損なうことがなく、さらに充填シール性も良好である。
本発明の実施の形態を図1から図5に基づいて詳細に説明するが、特にこれに制約されるものではない。
図1は本発明に係る電子レンジ加熱用紙容器を構成する積層体にサセプターを貼付した層構成の1実施例を示す側断面図であり、図2は本発明に係る電子レンジ加熱用紙容器のブランクの状態を示す平面図であり、図3は本発明に係る電子レンジ加熱用紙容器を構成する積層体において、内面側樹脂層を所定の幅と間隔とで複数線状にラミネート加工した状態を示す平面図であり、図4は本発明に係る電子レンジ加熱用紙容器の1実施例を示す斜視図であり、図5はサセプターの層構成の1実施例を示す側断面図である。
本発明の1実施例の電子レンジ加熱用紙容器は、図1に示すように、紙基材(2)と、該紙基材(2)の片面に熱シール可能な樹脂を全面に形成した樹脂層(1)と、他方の面
に熱シール可能な樹脂を部分的に形成した内面側樹脂層(3)とからなる積層体を前記内面側樹脂層(3)が内面となるように、図4に示すように、組み立てた容器(100)であり、さらに、図2に示すように、該容器(100)の内面の少なくとも一部にマイクロ波により発熱可能なサセプター(5)を前記内面側樹脂層(3)に取り付けてなることを特徴とする電子レンジ加熱用紙容器である。
前述のように、紙容器を構成する紙基材(2)の外面の全面に樹脂層(1)を形成し、紙基材(2)の内面に内面側樹脂層(3)を所定の幅と間隔(ピッチ)とで複数線状にを線ラミ加工(所定の幅の内面側樹脂層(3)を形成する加工)する。
図3に示すように、内面側樹脂層(3)の所定の線状の幅(L1)と間隔(L2)とは、各々5〜15mmの範囲であることが好ましく、特に、L1=10mm、L2=10mmの組み合わせが、充填包装機での充填シール対応には、より好ましい。
このように、紙容器外面の全面に樹脂層(1)を形成し、内面に線ラミ加工を行うことで、充填包装機の熱シール装置でシール可能であり、且つ電子レンジ加熱時の内容物からの水蒸気や結露を紙面に吸収できるので、内容物が湿っぽくならない効果がある。また、紙容器外面の全面に樹脂層(1)が設けられることにより、冷凍惣菜(フライドポテト、唐揚げ等)が過乾燥(カスカスした食感)になるのを防ぐことができる。
紙基材(2)の外面の全面に樹脂層(1)を形成し、紙基材(2)の内面に内面側樹脂層(3)を線ラミ加工する方法は、公知の押出し機を用いることができるが、本発明においては、厚紙タンデム機を用いることが生産性などを高める点からも好ましい。
樹脂層(1)と、内面側樹脂層(3)とに用いる樹脂は、熱シールできる熱可塑性樹脂等を用いることができるが、例えば、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(L−LDPE)、低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)、中密度ポリエチレン樹脂(MDPE)、高密度ポリエチレン樹脂(HDPE)、ポリプロピレン樹脂(PP)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT)、メチルペンテンコポリマー(TPX)等が挙げられる。具体的には、低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)には、旭化成製L2340E、ポリプロピレン樹脂(PP)には、ハイポールF769等が挙げられる。
また、樹脂層(1)と、内面側樹脂層(3)との厚さは、10〜50μmの範囲が好ましい。
紙基材(2)は、坪量260〜500g/m2のバージン紙、カード紙等の板紙(例えば、三菱製紙製パールカード、北越製紙製NEWタフアイボリー、JFカップ原紙等)を用いることができる。
その他に、前記坪量260〜500g/m2のバージン紙、カード紙等の板紙に、耐油剤を添加したタイプの耐油紙(例えば、山恭製紙製ミラクルKC、興陽製紙製TSUアイボリー等)或いは、内面側(食品接触側)に耐油剤を塗工したタイプ(例えば、興陽製紙製エコバリーV、エコバリーK、京王製紙製キングフレッシュ等)さらには、吸水紙(山恭製紙製ミラクルGZ、三菱製紙製プレシャスG等)を用いることができる。
マイクロ波により発熱可能なサセプター(5)は、少なくともフィルム基材(6)の片面上に、金属蒸着層で形成されているマイクロ波発熱層(7)を設け、該マイクロ波発熱層(7)上に接着剤層(8)を介して紙層(9)を積層した構成からなるものである。
フィルム基材(6)としては、金属蒸着加工適性を有していれば、特に種類を限定する必要はなく、発熱させようとする熱量に応じて選択すればよいが、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリブチレン2・6ナフタレートなどのポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、6ナイロン、12ナイロンなどのポリアミド、芳香族ポリアミド、ポリイミドなどや、これらの重合体と他の有機重合体との共重合体などからなるフィルムが挙げられる。
重合体、共重合体には、各種添加剤、例えば帯電防止剤、滑剤、酸化防止剤などが添加されていても構わない。これらフィルムの厚さは、特に限定されないが、蒸着加工等機械加工適性を考慮した場合、6〜100μmの範囲が好ましい。
マイクロ波により発熱可能なサセプター(5)を構成するマイクロ波発熱層(7)の金属蒸着層には、アルミニウム、錫、亜鉛、鉄、銅、等の蒸着薄膜およびアルミニウムと酸化アルミニウム混合層が考えられるが、発熱量および加熱時のスパークの問題などを考慮するとアルミニウムを用いることが好ましい。
紙層(9)には、加工適性を考慮して、坪量20〜400g/m2程度で、比較的耐熱性を有する、例えば、未晒し中性紙の使用が好ましい。
接着剤層(4、8)には、通常の接着剤を用いるが、例えば、アクリル樹脂系(サイデン化学製PZ−804、PZ−805等)、EVA系(サイデン化学製DBA−136等)、アクリル樹脂と酢酸ビニル共重合、変性酢酸ビニル樹脂(日栄化工製Y−6等)が挙げられる。
冷凍惣菜(フライドポテト、唐揚げ等)にコゲ目を付けるために、マイクロ波により発熱可能なサセプター(5)を紙容器ブランクの所定の箇所、例えば、紙容器の底部に貼付する方法としては、窓貼機用いて貼付する方法などがある。
以上のように、本発明に係る電子レンジ加熱用紙容器は、坪量260〜500g/m2のバージン紙、カード紙等の板紙からなる、紙基材(2)の外面の全面に低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)などの樹脂層(1)を設け、且つ、内面に内面側樹脂層(3)を所定の幅と間隔とで複数線状にラミネート加工した積層体からなり、さらに、ポリエチレンテレフタレートフィルムなどからなるフィルム基材(6)の片面上に、アルミニウム蒸着層で形成されているマイクロ波発熱層(7)を設け、マイクロ波発熱層(7)上にアクリル樹脂系接着剤などからなる接着剤層(8)を介して未晒し中性紙などの紙層(9)を積層したサセプター(5)が紙容器内面の所定の箇所にアクリル樹脂系接着剤などの接着剤層(4)を介して、窓貼機などを用いて貼付されている電子レンジ加熱用紙容器である。
このように本発明に係る電子レンジ加熱用紙容器は、紙容器が紙基材(2)の外面の全面に樹脂層(1)を設け、且つ、内面に内面側樹脂層(3)を所定の幅と間隔とで複数線状にラミネート加工した積層体からなり、さらにサセプター(5)が紙容器内面の所定の箇所に接着剤層(4)を介して、貼付されていることにより、電子レンジで加熱して賞味する冷凍惣菜(フライドポテト、唐揚げ等)の内容物から発生する水蒸気や結露などを効果的に放出でき、内容物が湿っぽくならず、コゲ目も付与でき、食感や風味を損なうことがなく、さらに充填シール性も良好である。
本発明を、具体的な実施例をあげて詳細に説明する。
<実施例1>
まず、厚紙タンデム機で、坪量310g/m2のパールカード紙(三菱製紙製)の外面の全面に低密度ポリエチレン樹脂(旭化成製L2340E)を用いて、厚さ30μmの低密度ポリエチレン樹脂層(LDPE層)を形成し、内面(食品接触面)に低密度ポリエチレン樹脂(旭化成製L2340E)を使用し、厚さ30μmの低密度ポリエチレン樹脂層(LDPE層)を線状の幅10mm、間隔(ピッチ)10mmで線ラミ加工した積層体を作製した。
別工程で、厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの片面上にアルミニウム蒸着層を形成してマイクロ波発熱層を設け、該マイクロ波発熱層上にアクリル樹脂系接着剤からなる接着剤層を介して坪量40g/m2の未晒し中性紙を積層したサセプターを作製した。
次に、積層体をブランクスの形状に打抜き、内容物と接触する面の底部にアクリル樹脂系接着剤(サイデン化学製PZ−804)を用いて、窓貼機により、底部の範囲内の大きさのサセプターを貼り合わせた後、サック貼機でストレート貼りして実施例1の電子レンジ加熱用紙容器を得た。
以下に、本発明の比較例について説明する。
<比較例1>
厚紙タンデム機で、坪量310g/m2のパールカード紙(三菱製紙製)の外面の全面に低密度ポリエチレン樹脂(旭化成製L2340E)を用いて、厚さ30μmの低密度ポリエチレン樹脂層(LDPE層)を形成し、内面(食品接触面)の全面に低密度ポリエチレン樹脂(旭化成製L2340E)を使用し、厚さ30μmの低密度ポリエチレン樹脂層(LDPE層)を形成した積層体(PE/紙/PE=ポリサンド紙)を作製した。
引き続いて、得られた積層体をブランクスの形状に打抜きサック貼機でストレート貼りして比較例1の電子レンジ加熱用紙容器を得た。
<比較評価>
実施例1及び比較例1で得た電子レンジ加熱用紙容器にフライドポテトを充填包装した。その充填包装ラインでの充填シール性、電子レンジ加熱後のフライドポテトの食感、コゲ目の付き具合の評価を行った。
<評価方法>
(1)食感:電子レンジで500W×3分間加熱した後のフライドポテトの食感をモニター10人(N=10)で官能評価した。○:硬い、やや硬い。×:柔らかい。(2)充填シール性:シール温度300℃、ラインスピード50個/分で充填包装した時の充填シールの状態を確認。○:紙ムケ、N=20。(3)コゲ目付け:電子レンジで500W×3分間加熱した後のフライドポテトのコゲ目の状態を観察した。○:有、×:無、N=5。その結果を表1に示す。
Figure 2009179362
表1には、実施例1及び比較例1で得た電子レンジ加熱用紙容器にフライドポテトを充填包装し、その充填包装ラインでの充填シール性、電子レンジ加熱後のフライドポテトの食感、コゲ目の付き具合の比較評価結果を記す。
<比較結果>
(1)食感:実施例1は、紙容器の内面(食品接触面)の内面側樹脂層が線ラミ加工されているので内面側樹脂層が無い部分は紙が露出しており、結露を吸うことができるため
、フライドポテトの食感が湿っぽくない。比較例1は、紙の露出部分がないので結露によりフライドポテトが湿るため柔らかくて、食感は悪い。(2)充填シール性:実施例1および比較例1共に紙ムケがあり、良好。(3)コゲ目付け:実施例1はコゲ目が付き良好。比較例1はサセプターが設けられていないのでコゲ目が付かなかった。
本発明に係る電子レンジ加熱用紙容器を構成する積層体にサセプターを貼付した層構成の1実施例を示す側断面図である。 本発明に係る電子レンジ加熱用紙容器のブランクの状態を示す平面図である。 本発明に係る電子レンジ加熱用紙容器を構成する積層体において、内面側樹脂層を所定の幅と間隔とで複数線状にラミネート加工した状態を示す平面図である。 本発明に係る電子レンジ加熱用紙容器の1実施例を示す斜視図である。 サセプターの層構成の1実施例を示す側断面図である。 従来の電子レンジ加熱用紙容器を構成する積層体の層構成の1実施例を示す側断面図である。 従来の電子レンジ加熱用紙容器を構成する積層体の層構成のその他の実施例を示す側断面図である。
符号の説明
1・・・樹脂層
2・・・紙基材
3・・・内面側樹脂層
4・・・接着剤層
5・・・サセプター
6・・・フィルム基材
7・・・マイクロ波発熱層
8・・・接着剤層
9・・・紙層
10・・・樹脂層
20・・・紙基材
30・・・内面側樹脂層
40・・・接着剤層
50・・・サセプター
100・・・電子レンジ加熱用紙容器
L1・・・幅
L2・・・間隔

Claims (5)

  1. 紙基材と、該紙基材の片面に熱シール可能な樹脂を全面に形成した樹脂層と、他方の面に熱シール可能な樹脂を部分的に形成した内面側樹脂層とからなる積層体を前記内面側樹脂層が内面となるように組み立てた容器であり、該容器の内面の少なくとも一部にマイクロ波により発熱可能なサセプターを前記内面側樹脂層に取り付けてなることを特徴とする電子レンジ加熱用紙容器。
  2. 前記内面側樹脂層の線状の幅および間隔が各々5〜15mmの範囲であることを特徴とする請求項1記載の電子レンジ加熱用紙容器。
  3. 前記サセプターが、少なくともフィルム基材の片面上に、マイクロ波発熱層を設け、該マイクロ波発熱層上に紙層を積層した構成からなることを特徴とする請求項1又は2記載の電子レンジ加熱用紙容器。
  4. 前記マイクロ波発熱層が金属蒸着層で形成されていることを特徴とする請求項3記載の電子レンジ加熱用紙容器。
  5. 前記サセプターが窓貼機を用いて貼付されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の電子レンジ加熱用紙容器。
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