JP2021123386A - 包装体 - Google Patents

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直也 浦川
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実 川▲崎▼
俊輔 矢島
Shunsuke Yajima
俊輔 矢島
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【課題】内容物が食品である場合、包装体の開封後、その包装体を食器として使用できるようにすることで、内容物である食品を包装体から取り出し、別の容器である食器に、内容物である食品を移し替える必要がなく、開封後に即、内容物である食品を食べることができる包装体を提供する。【解決手段】包装体は、ベース材と、フィルムと、内容物とを備え、内容物が密封されるようにベース材と前記フィルムとが接合され、ベース材に、切り込みが設けられ、ベース材は、紙層を含み、切り込みに沿って内容物と反対側に折り曲げることが可能であることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、内容物を収容する包装体に関する。
内容物を収容する包装体が知られている。例えば、特許文献1は、下記のスキンパック包装体を開示している。そのスキンパック包装体とは、ベース材、ベース材を覆うフィルム、および、ベース材とフィルムとの間に介在する内容物とを備える。また、前記ベース材は、内容物を支持ずる本体部、本体部と隣合うつまみ部、および、本体部とつまみ部との分断を可能とする分断予定線を有する。その分断予定線は、その両端を結ぶ直線と離間した部分を有する。
上記分断予定線における、その両端を結ぶ直線と離間した部分を有する構造により、分断予定線が破断し難くなったり、つまみ部が脱落するという不具合を解消できる。
上記包装体に収容された内容物が食品である場合、開封後の見た目は、平らなベース材に食品が単に載置された状態である。よって、例えば食事の時間に、包装体の開封後に食品が載置された前記ベース材をそのまま机に並べた場合、味気なかったり、外観が良くない、という問題がある。よって、この問題を解決するために、包装体の開封後に内容物である食品を食べる時、包装体から内容物である食品を取り出し、別の容器である食器に、内容物である食品を移し替える必要がある。
特許第6151554号公報
本発明は、上記のような問題点に鑑み、内容物が食品である場合、包装体の開封後、その包装体を食器として使用できるようにすることで、内容物である食品を包装体から取り出し、別の容器である食器に、内容物である食品を移し替える必要がなく、開封後に即、内容物である食品を食べることができる包装体を提供する。
請求項1に記載の発明は、ベース材と、フィルムと、内容物とを備え、前記内容物が密封されるように前記ベース材と前記フィルムとが接合され、前記ベース材に、切り込みが設けられ、前記ベース材は、紙層を含み、前記切り込みに沿って前記内容物と反対側に折り曲げることが可能であることを特徴とする包装体である。
請求項2に記載の発明は、前記切り込みは、前記フィルムと接合する部分に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の包装体である。
請求項3に記載の発明は、前記ベース材は、剥離層と被剥離層とから少なくとも構成され、少なくとも前記剥離層は、紙層を含み、前記切り込みは、前記剥離層を貫通するハーフカットであることを特徴とする、請求項1または2に記載の包装体である。
本発明に関する包装体によれば、内容物が食品である場合、紙層を含むベース材からフ
ィルムを剥離して開封後、内容物である食品がベース材に載置されたまま、ベース材に形成された切り込みに沿ってベース材を内容物と反対側に折り曲げることで、ベース材の一部が、ベース材の底から浮かせた状態となる。その結果、底から浮いたベース材に、内容物である食品が載置された状態となり、ベース材を食器として使用することが可能となる。つまり、内容物である食品を包装体から取り出し、別の容器である食器に、内容物である食品を移し替える必要がなく、開封後に即、内容物である食品を食べることができる。
第1実施形態の包装体の底面図。 図1の包装体のA−A線に沿う断面図。 図2のベース材およびフィルムの層構成を示す断面図。 第1実施形態または第2実施形態の包装体のベース材からフィルムが全て剥離され、内容物が載置されたまま、ベース材を切り込みに沿って折り曲げた状態を示す図。 第2実施形態または第3実施形態の包装体の底面図。 図5の第2実施形態の包装体のB−B線に沿う断面図。 (a)図6の包装体の開封前の、ベース材およびフィルムの層構成を示す断面図。(b)図6の包装体の開封後に、ベース材の剥離層から被剥離層を剥離した状態を示す断面図。 図6の包装体のベース材の被剥離層が剥離され、その被剥離層に載せられた食品を包丁を用いてカットしている状態を示す図。 図5の第3実施形態の包装体のB−B線に沿う断面図。 (a)図9の包装体のベース材の剥離層から被剥離層を剥離する前の、ベース材およびフィルムの層構成を示す断面図。(b)図9の包装体のベース材の剥離層から被剥離層を剥離した状態を示す断面図。 図9の包装体のベース材の剥離層から非剥離層を剥離した後、剥離層をハーフカットに沿って内容物側に折り曲げた状態を示す図。 第4実施形態の包装体の底面図。 (a)第5実施形態の包装体の底面図。(b)第6実施形態の包装体の底面図。 第7実施形態の包装体の底面図。 図14の包装体のベース材の一部の被剥離層が剥離され、その被剥離層に載せられた食品を包丁を用いてカットしている状態を示す図。 第8実施形態の包装体の底面図。
(第1実施形態)
図1は内容物100を収容する包装体1の一例を示しており、第1実施形態または後述する第2実施形態の包装体の底面図である。内容物100は例えば、食品および物品である。食品は例えば、生鮮食品および加工食品であり、例えば、ハム、ソーセージ、ベーコン、チーズ、サラダチキン、スモークサーモンなどが挙げられる。物品は例えば、文房具および日用品である。図1に示される例では、内容物100はハムである。包装体1を構成する主な要素はベース材20、フィルム30である。ベース材20には、内容物100が載せられる。フィルム30はベース材20に載せられた内容物100を覆う。
ベース材20に載せられた内容物100が密封されるように、ベース材20とフィルム30とを接合する。図1では、この接合される部分はイージーピール構造40となっている。イージーピール構造40によってベース材20とフィルム30とが接合されているため、ベース材20に対してフィルム30を容易に剥離させることができる。このため、内
容物100を容易に取り出すことができる。
底面視におけるベース材20の形状は任意に選択可能である。図1等に示される第1例では、ベース材20の形状は長方形である。第2例では、ベース材20の形状は三角形、正方形、五角形以上の多角形、円、または、楕円である。
ベース材20には、長方形の2つの短辺のそれぞれから所定の位置だけ内方に離れた位置に、2つの短辺と平行に、破線状かつ直線状の切り込みが設けられている。図1〜図3に示されるベース材20には、この切込みとして、破線状かつ直線状の貫通線10a、10bが形成されている。ここでは、例えば破線状の貫通線10a、10bが形成されているが、点線状などの貫通線でもよい。後述する図2や図3に示されるように、包装体1において、貫通線10a、10bはベース材20を全貫通するように形成されるため、実線とすると、ベース材20からフィルム30を全剥離した際に、ベース材20がその実線状の貫通線によって3つに分断されてしまい、貫通線に沿って内容物100と反対側に折り曲げることができない。
図2は、図1の第1実施形態の包装体1のA−A線に沿う断面図である。貫通線10a、10bは、図2に示されるように、ベース材20におけるフィルム30と接合する部分20Xに設けられ、ベース材20を全貫通するように形成される。包装体1において、貫通線10a、10bはベース材20を全貫通するように形成されるため、内容物100の密封性を考慮して、ベース材20において内容物100に接する部分20Yを避けて設けられる。
貫通線10a、10bの位置は、図2に示される位置に限定されないが、ベース材20や内容物100の大きさや形状などを考慮し、ベース材20からフィルム30を剥離して開封後にその貫通線10a、10bに沿って内容物100と反対側に折り曲げた際に、ベース材20に置かれた内容物100が安定して保持できる位置とすることが好ましい。
包装体1の包装形態は任意に選択可能である。包装体1の包装形態は例えば、スキンパックおよび真空パックである。本実施形態では、包装体1の包装形態はスキンパックである。図2に示されるように、包装体1の包装形態がスキンパックである場合、フィルム30が内容物100に密着し、かつ、フィルム30のうちの内容物100と密着していない部分30Xとベース材20との間に実質的に空間が形成されない。このため、例えば、内容物100が生鮮食品または加工食品である場合、内容物100から発生したドリップがベース材20上に流出しにくい。このため、包装体1の見栄えが長期間にわたり維持される。さらに、包装体1の包装形態がスキンパックである場合、ベース材20およびフィルム30に対して内容物100が移動するための空間が実質的に存在しないため、例えば、包装体1を店舗で吊り下げた状態で陳列できる。内容物100を消費者が容易に視認できるため、消費者の購買意欲を高めることができる。包装体1の包装形態が真空パックである場合、フィルム30が内容物100に密着し、かつ、フィルム30のうちの内容物100と密着していない部分30Xとベース材20との間に若干の空間が形成される。
図3は、図2のベース材20およびフィルム30の層構成を示す断面図である。
図3に示されるように、ベース材20は例えば、最内層21、バリア層22、接合層23、紙層24、および、防水層25が積層された5層構造を備える。各層21〜25は例えば、ドライラミネート製法によって積層される。なお、図2では、各図の簡略化のため、ベース材20の詳細な層構成の図示を省略している。
最内層21はベース材20のうちの最も内側、換言すれば、内容物100に最も近い位
置に積層される。最内層21には、内容物100が載せられる。最内層21はフィルム30の最内層31とシールされた場合にイージーピール可能な材料によって構成される。最内層21は好ましくは、防水機能を含む材料によって構成される。このため、内容物100から流出した水分が漏れにくい。最内層21を構成する材料は例えば、ポリエチレンである。最内層21の厚さは例えば、55μmである。
バリア層22は例えば、最内層21に対して内容物100とは反対側に積層される。このため、内容物100が水分を含む場合、内容物100から染み出した水分が紙層24に浸透しにくい。このため、ベース材20の強度が維持される。以下では、任意の層に対して内容物100とは反対側を外側と称する場合がある。バリア層22はガスバリア性および水分バリア性の少なくとも一方に優れた材料によって構成される。このため、内容物100の品質が長期間にわたり良好に維持される。本実施形態では、バリア層22はガスバリア性および水分バリア性に優れた材料によって構成される。バリア層22を構成する材料は例えば、酸化アルミニウムまたは酸化ケイ素等の無機薄膜が蒸着されたポリエチレンテレフタレートである。バリア層22によって透過が抑制されるガスは例えば、酸素である。バリア層22の厚さは例えば、12μmである。
接合層23は例えば、バリア層22に対して外側に積層される。接合層23はバリア層22と紙層24とを接合できる材料によって構成される。接合層23を構成する材料は例えば、エチレン−メタクリル酸共重合樹脂(EMAA樹脂)である。接合層23の厚さは例えば、20μmである。
紙層24は例えば、接合層23の外側に積層される。紙層24を構成する材料は例えば、非再生紙または再生紙である。本実施形態では、紙層24を構成する材料は非再生紙である。紙層24を構成する材料が再生紙である場合、衛生面の観点から、製紙メーカーの工場内でのみ流通した古紙であることが好ましい。紙層24の厚さに寄与する坪量は任意に選択可能である。紙層24の坪量は好ましくは、ベース材20とフィルム30とが接合されるときのベース材20の反りにくさと、包装体1の厚さとの関係に基づいて決められる。紙層24の坪量の最大値の好ましい一例は91g/mである。紙層24の坪量が91g/m以下である場合、包装体1の厚さが厚くなりすぎない。このため、包装体1の陳列スペースを少なくできる。また、包装体1のコストを低減できる。紙層24の坪量の最小値の好ましい一例は100g/mである。紙層24の坪量が100g/m以上である場合、ベース材20とフィルム30とが接合されるときにベース材20が反りにくい。紙層24の坪量が取り得る好ましい範囲の一例は100g/m以上〜91g/m以下である。一例では、紙層24の坪量は310g/mである。
防水層25は例えば、紙層24の外側に積層される。防水層25は防水機能を含む材料によって構成される。このため、結露が発生した場合であっても紙層24に水が浸透しにくい。このため、ベース材20の強度が維持される。防水層25を構成する材料は例えば、ポリエチレンである。防水層25の厚さは例えば、20μmである。
図3に示されるように、貫通線10a、10bは、ベース材20を構成する全ての層を貫通する。つまり、図3に示されるように、防水層25、紙層24、接着層23、バリア層22、および最内層21の全てを貫通している。
ベース材20に破線状かつ直線状の貫通線10a、10bを形成する方法としては、例えば赤外線レーザーを用いることができる。また、ダイカッターなどの刃物による方法でも貫通線を形成することができる。
図3に示されるように、フィルム30は例えば、最内層31、第1接着層32、バリア
層33、第2接着層34、中間層35、および、最外層36が積層された6層構造を備える。各層31〜36は例えば、共押出製法によって積層される。なお、図2では、図面の簡略化のため、フィルム30の詳細な層構成の図示を省略している。フィルム30は好ましくは、内容物100を視認できるように透明な材料によって構成される。
最内層31はフィルム30のうちの最も内側、換言すれば、内容物100にもっとも近い位置に積層される。包装体1の包装形態がスキンパックまたは真空パックの場合、最内層31のうちの内容物100と面する部分30Y(図2参照)は内容物100と密着する。最内層31はベース材20の最内層21(図3参照)とシールされた場合にイージーピール可能な材料によって構成される。最内層31を構成する材料は例えば、ポリエチレンまたはアイオノマー樹脂である。最内層31の厚さは例えば、30μmである。
第1接着層32は例えば、最内層31に対して外側に積層される。第1接着層32は最内層31とバリア層33とを接着する。第1接着層32を構成する材料は例えば、2液硬化型ウレタン系接着剤である。第1接着層32の厚さは例えば、5μmである。
バリア層33は例えば、第1接着層32に対して内容物100とは反対側に積層される。バリア層33は好ましくは、ガスバリア性、耐油性、および、耐湿性の少なくとも1つに優れた材料によって構成される。バリア層33を構成する材料は例えば、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)である。バリア層33によって透過が抑制されるガスは例えば、酸素である。バリア層33の厚さは例えば、30μmである。
第2接着層34は例えば、バリア層33に対して外側に積層される。第2接着層34はバリア層33と中間層35とを接着する。第2接着層34を構成する材料は例えば、2液硬化型ウレタン系接着剤である。第2接着層34の厚さは例えば、5μmである。
中間層35は例えば、第2接着層34に対して外側に積層される。中間層35は好ましくは、靱性および耐摩耗性の少なくとも一方に優れた材料によって構成される。中間層35を構成する材料は例えば、ポリアミドである。中間層35の厚さは例えば、30μmである。
最外層36は例えば、中間層35に対して外側に積層される。最外層36は好ましくは、耐熱性、ガスバリア性、防湿性、強度、および、透明性の少なくとも1つに優れた材料によって構成される。最外層36を構成する材料は例えば、ポリエステルである。最外層36の厚さは例えば、50μmである。
上記ベース材20に貫通線10a、10bを形成した後に、そのベース材20の最内層21側に内容物100を載置し、内容物100が密封されるようにベース材20とフィルム30をイージーピール構造40により接合する。
イージーピール構造40はベース材20の最内層21とフィルム30の最内層31とがシールされた部分である。包装体1の包装形態がスキンパックである場合、真空状態におけるフィルム30の加熱条件は加熱温度および加熱時間を含む。加熱温度は例えば、150℃である。加熱時間は例えば、20秒である。
イージーピール構造40のシール強度は任意に選択可能である。好ましい例では、イージーピール構造40のシール強度は包装体1が搬送される過程等において包装体1に標準的な大きさの外力が作用した場合のフィルム30の剥離のしにくさと、内容物100を取り出す場合のフィルム30の剥離のしやすさとの関係に基づいて決められる。イージーピール構造40のシール強度の最大値の一例は5N/15mmである。イージーピール構造40のシール強度が5N/15mm以下である場合、ユーザによって加えられる標準的な大きさの力でフィルム30をベース材20から剥離できる。イージーピール構造40のシール強度の最小値の一例は0.5N/15mmである。イージーピール構造40のシール強度が0.5N/15mm以上である場合、包装体1が搬送される過程等において包装体1に標準的な大きさの外力が作用した場合であってもベース材20からフィルム30が剥離しにくい。イージーピール構造40のシール強度が取り得る範囲の一例は0.5N/15mm以上〜5N/15mm以下である。一例では、イージーピール構造40のシール強度は2N/15mmである。
包装体1において、イージーピール構造40が設けられる範囲は任意に選択可能である。好ましくは、イージーピール構造40は少なくとも、ベース材20の縁を含む所定範囲、および、フィルム30の縁を含む所定範囲と対応する範囲に設けられる。このため、ベース材20とフィルム30との間に異物が入り込みにくい。図1に示される例では、イージーピール構造40はベース材20およびフィルム30のうちの内容物100と接触する部分以外の全範囲にわたり設けられる。
図4は、第1実施形態または後述する第2実施形態の包装体のベース材からフィルムが全て剥離され、内容物100が載置されたまま、ベース材を切り込みに沿って折り曲げた状態を示す図である。
包装体1の使用方法の一例について説明する。
ユーザ300はベース材20からフィルム30の一部を剥離する。典型的な例では、ユーザ300はベース材20の角と対応する部分からフィルム30の一部を剥離する。次に、ユーザ300は、剥離した部分を掴み、ベース材20に対してフィルム30の全体を剥離する。次に、ベース材20に内容物100が載置されたまま、ベース材20に形成された2本の貫通線10a、10bに沿って内容物100と反対側にベース材20を折り曲げ、図4に示されるようにベース材20の一部を底から浮かせる。内容物100は底から浮かせたベース材20に載置かれた状態となり、ベース材20を食器として使用することができる。つまり、内容物100である食品を包装体1から取り出し、別の容器である食器に、内容物100である食品を移し替える必要がなく、包装体1の開封後に即、内容物100である食品を食べることができる。また、こうすることで、例えば食事の時間に、上記食品が載置されたベース材20を机に並べた場合、味気ないということがなく、外観も良好となる。
また、平らなベース材20にそのまま食品が載置された状態で、その食品を食べる場合、その食品を食べる者からその食品までの位置が遠くて食べにくい場合があるが、包装体1のように、2本の貫通線10a、10bに沿って内容物100と反対側に折り曲げて底を浮かせることで、その食品を食べる者から食品までの位置がより近くなり、食べやすくなる。
(第2実施形態)
図5は、第2実施形態の包装体2または第3実施形態の包装体3の底面図である。図6は、図5の第2実施形態の包装体2のB−B線に沿う断面図である。図5および図6を参照して、第2実施形態の包装体2について説明する。
ベース材50には、長方形の2つの短辺のそれぞれから所定の位置だけ内方に離れた位置に、2つの短辺と平行に、内容物100と反対側から、切り込みとして破線状かつ直線状のハーフカット11a、11bが形成されている。ここでは、破線状のハーフカット11a、11bが形成されているが、実線状で形成されてもよい。ハーフカット11a、11bの位置は、図5に示される位置に限定されないが、ベース材50や内容物100の大きさや形状などを考慮し、ベース材50からフィルム60を剥離して開封後にそのハーフカット11a、11bに沿って内容物100と反対側に折り曲げた際に、ベース材50に置かれた内容物100が安定して保持できる位置であることが好ましい。
第1実施形態と共通する構成については、第1実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。第2実施形態の包装体2は、第1実施形態の包装体1とベース材およびフィルムの層構成、ならびに、ベース材における切り込みの構造において相違する。
図6に示されるように、ベース材50は、内容物100側でフィルム60と接合される剥離層50Aと剥離層50Aの内容物100と反対側に積層される被剥離層50Bとから少なくとも構成される。前記ベース材50に、剥離層50Aを貫通するハーフカット11a、11bが形成されている。
図7(a)は、図6の包装体2の開封前の、ベース材50およびフィルム60の層構成を示す断面図である。図7(a)に示される第2実施形態のベース材50は、最内層51とバリア層22とが積層された剥離層50Aと、接着層23、紙層24、および防水層25とが積層された被剥離層50Bとから構成される。
ベース材50の最内層51は、フィルム60の最内層61とシールされた場合にイージーピール可能なイージーピールフィルムによって構成される。最内層51を構成するイージーピールフィルムは好ましくは、防水機能を含む。最内層51を構成するイージーピールフィルムは例えば、ポリエチレンとポリプロピレンとの混合物を含む。ベース材50の最内層51とフィルム60の最内層61とによって構成されるイージーピール構造40の剥離タイプは例えば、凝集剥離タイプ、層間剥離タイプ、または、界面剥離タイプである。好ましくは、イージーピール構造40の剥離タイプは界面剥離タイプである。ベース材50からフィルム60を剥離した場合に、ベース材50上にフィルム60の剥離痕が残りにくいため、内容物100の衛生状態が良好に維持される。
図7(a)に示されるように、ハーフカット11a、11bは、ベース材50の被剥離層50Bを構成する防水層25、紙層24、および接着層23を貫通している。
ベース材50にハーフカット11a、11bを形成する方法としては、例えば赤外線レーザーを用いることができる。赤外線レーザーは、材料に選択的に吸収され、金属箔では遮断されるため、例えば防水層25としてポリエチレンを用い、紙層24として非再生紙を用い、接着層23としてエチレン−メタクリル酸共重合樹脂(EMAA樹脂)を用い、バリア層22として酸化アルミニウムまたは酸化ケイ素等の無機薄膜が蒸着されたポリエチレンテレフタレートを用いた場合、ベース材50の内容物100と反対側である最外層(ここでは防水層25)側から赤外線レーザーを照射するだけで、図7(a)のように、バリア層22と最内層51だけを残してハーフカット11a、11bを形成することができる。
ベース材50にハーフカット11a、11bを形成する方法としては、上記の赤外線レーザーを用いる方法以外に、ダイカッターなどの刃物による方法も挙げられる。
図7(a)に示される第2実施形態のフィルム60の最内層61を構成する材料は例えば、ポリエチレンである。最内層61の厚さは例えば、30μmである。バリア層63を構成する材料は例えば、バリアナイロンである。バリア層63によって透過が抑制されるガスは例えば、酸素である。バリア層63の厚さは例えば、30μmである。
第2実施形態の包装体2のベース材50およびフィルム60の上記各層構成により、第2実施形態の包装体2によれば、第1実施形態の包装体1と比較して、イージーピール構造40の構成を簡素化できるという効果が得られる。また、例えば、市販されているフィルム60を購入して包装体2を製造する場合、フィルム60の最内層61の材料に応じてベース材50の最内層51を構成するイージーピールフィルムの種類を選択することによって、イージーピール構造40を実現できる。このため、フィルム60を多様な種類のフィルムから選択できる。
上記ベース材50にハーフカット11a、11bを形成した後に、そのベース材50の最内層51側に内容物100を載置し、内容物100が密封されるようにベース材50とフィルム60をイージーピール構造40により接合する。
包装体2の使用方法の一例について説明する。
図4に示されるように、第2実施形態の包装体2のベース材50からフィルム60が全て剥離される。次に、ベース材50に内容物100が載置されたまま、ベース材50に形成された2本のハーフカット11a、11bに沿って内容物100と反対側にベース材50を折り曲げ、ベース材50の一部を底から浮かせる。内容物100は底から浮かせたベース材50に置かれた状態となり、ベース材50を食器として使用することができる。つまり、内容物100である食品を包装体2から取り出し、別の容器である食器に、内容物100である食品を移し替える必要がなく、開封後に即、内容物100である食品を食べることができる。
包装体2の使用方法の別の例について説明する。
図7(b)は、図6の包装体2の開封後に、ベース材50の剥離層50Aから被剥離層50Bを剥離した状態を示す断面図である。ベース材50の剥離層50Aから被剥離層50Bを剥離するときは、図5のベース材50のハーフカット11aと長方形の一方の長辺とが交わる部分12近傍から被剥離層50Bの一部を剥離する。次に、ユーザ300は、剥離した部分を掴み、ハーフカット11bの部分まで被剥離層50Bを剥離していく。すると、図7(b)のとおり、ベース材50は、11a(a)から11b(b)にかかる部分は、被剥離層50Bを構成する防水層25、紙層24、および接着層23が剥離され、剥離層50Aを構成するバリア層22および最内層51のみが残る。
図8は、図6の包装体2のベース材50が、上記の通りハーフカット11a、11bに沿って被剥離50Bが剥離層50Aから剥離され、そのベース材50の被剥離層50Bに載せられた内容物100とは別の食品101を包丁200を用いてカットしている状態を示す図である。ベース材50の被剥離層50Bを剥離層50Aから剥離する前にも、ベース材50をまな板として使用することは可能であるが、図8に示されるように、内容物100とは別の食品101を、ベース材50から剥離した被剥離層50Bをまな板として使用することも可能となる。つまり、2枚のまな板として用いることが可能となる。
(第3実施形態)
図9は、図5の第3実施形態の包装体3のB−B線に沿う断面図である。図10(a)は、図9の包装体3のベース材52の剥離層52Aから被剥離層52Bを剥離する前の、ベース材52およびフィルム60の層構成を示す断面図である。図10(b)は、図9の包装体3のベース材52の剥離層52Aから被剥離層52Bを剥離した状態を示す断面図である。
図9および図10を参照して、第3実施形態の包装体3について説明する。第2実施形態と共通する構成については、第2実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。第3実施形態の包装体3は、第2実施形態の包装体2のベース材50と異
なり、ベース材52に、折り目をつけるためのハーフカット11a、11b以外に、フィルム60から剥離して開封するためのハーフカット11c、11dが形成されている。図5に示されるベース材52には、長方形の2つの短辺のそれぞれから所定の位置だけ内方に離れた位置に、2つの短辺と平行に、内容物100側から、切り込みとして破線状かつ直線状のハーフカット11c、11dが形成されている(図示省略)。また、図9に示されるように、ハーフカット11c、11dは、ハーフカット11a、11bのそれぞれから所定の位置だけ内方に離れた位置に形成されている。ここでは、破線状のハーフカット11c、11dが形成されているが(図示省略)、実線状で形成されてもよい。また、ハーフカット11c、11dの位置は、フィルム60と接合する部分であり、内容物100が密封される状態であれば、図9に示される位置に限定されない。
図10に示されるように、このハーフカット11c、11dは、剥離層52Aを構成する最内層51およびバリア層22を貫通している。ベース材52にハーフカット11c、11dを形成する方法としては、赤外線レーザーを用いる方法やダイカッターなどの刃物による方法も挙げられる。
包装体3の使用方法の一例について説明する。
図11は、図9の包装体3のベース材52の剥離層52Aから非剥離層52Bを剥離した後、ベース材52をハーフカット11a、11bに沿って内容物100側に折り曲げた状態を示す図である。図11に示されるように、第3実施形態の包装体3のベース材52の剥離層52Aからフィルム60を剥離せずに、フィルム60を下側に向け、内容物100が密封されたまま、非剥離層52Bに形成された2本のハーフカット11a、11bに沿って内容物100側にベース材52を折り曲げる。上記の第2実施形態の包装体2の使用方法の一例の説明で記載したように、ハーフカット11a、11bに沿って内容物100と反対側に折り曲げることが可能だが、逆に、内容物100側にベース材52を折り曲げることも可能となる。内容物100側にベース材52を折り曲げることで、フィルム60に載り密封された内容物100を底から浮かせる。こうすることで、ベース材52を食器として使用することができる。
上記の状態ではまだ内容物100が密封されているため、ベース材52の非剥離層52Bに形成されたハーフカット11c、11dに沿って、フィルム60に接合された剥離層52Bを剥離し、ベース材52を食器として使用し、内容物100を食することができる。
第3実施形態の包装体3のように、紙層24の含まれる非剥離層52Bのハーフカット11a、11bに沿っていったんベース材52を剥離した後に、剥離層52Aのハーフカット11c、11dに沿ってフィルム60から剥離することで、開封した際に内容物100が飛散することを防ぐことができる。紙層24を含む剛性のあるベース材52をそのままフィルム60から剥離して開封しようとすると、内容物100が飛散するおそれがあるため、これを防ぐ効果がある。
なお、第3実施形態の包装体3のベース材52から剥離した非剥離層52Bは、上記第2実施形態の包装体2の使用方法の別の例の説明で記載したように、まな板として使用することも可能となる。
(第4実施形態)
図12は、第4実施形態の包装体4の底面図である。図12を参照して、第4実施形態の包装体4について説明する。第2実施形態と共通する構成については、第2実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。第4実施形態の包装体4は、第2実施形態の包装体2のベース材50と異なり、ベース材70に、折り目をつけるための
ハーフカット11a、11b以外に、スプーン、フォーク、およびナイフの形状に破線状のハーフカット13a、13b、13cが形成されている。第4実施形態の包装体4のベース材70は、図7に示される第2実施形態の包装体2のベース材の層構成に、さらにハーフカット13a、13b、13c(図示省略)が形成されている。
この第4実施形態の包装体4の使用例としては、第2実施形態の包装体2の使用例の説明で記載した、図4に示される食器としての使用以外に、以下の使用法が挙げられる。ベース材70の被剥離層70B(図示省略)を剥離層70A(図示省略)から剥離した後に、スプーン、フォーク、およびナイフの形状に形成された破線状のハーフカット13a、13b、13cに沿って、スプーン、フォーク、およびナイフの形状に切り抜き、このベース材70の被剥離層70B(図示省略)から切り抜かれて出来たスプーン、フォーク、およびナイフを用いて内容物100などを食することができる。
(第5実施形態、第6実施形態)
図13(a)は第5実施形態の包装体5の底面図であり、図13(b)は第6実施形態の包装体6の底面図である。第5実施形態の包装体5および第6実施形態の包装体6は、第1実施形態の包装体1または第2実施形態の包装体2と共通する構成については、第1実施形態の包装体1または第2実施形態の包装体2と同一の符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。
第5実施形態の包装体5は、第1実施形態の包装体1のベース材20に形成される貫通線、または、第2実施形態の包装体2のベース材50に形成されるハーフカットの形状とは別の形状の切り込み(貫通線またはハーフカット)14a〜14dの例を示す。図13(a)に示されるように、長方形のベース材80の4つのそれぞれの角隅に、長方形の長辺とそれに連接する短辺をそれぞれつなげるように斜めの破線状かつ直線状の切り込み14a〜14dが形成されている。この4つの切り込み14a〜14dに沿ってベース材80を内容物100と反対側に折り曲げることで、第1実施形態や第2実施形態の包装体1、2のように2本の切り込みを形成してそれに沿ってベース材80を内容物と反対側に折り曲げる場合と比較して、より安定した状態でベース材に置かれた内容物100を保持することが可能となるとともに、食器としての見た目も異なる。
第6実施形態の包装体6は、第5実施形態の包装体5のベース材80の4つのそれぞれの角隅の切り込み14a〜14dに加えて、そのそれぞれの切り込み14a〜14dの、ベース材90の各辺からより遠い部分(上記4つの切り込みそれぞれの内方)に、差し込み部16a〜16dが形成される。この差し込み部16a〜16dは例えば、図13(b)に示されるように、切り込み14a〜14dと平行でその切り込み14a〜14dより短い長さである。また、差し込み部16a〜16dは例えば、切り込み14a〜14dと、切り込み14a〜14dのそれぞれから最も近いベース材90の角とを結ぶ15a〜15dを軸に、左右対称となるように直線かつ実線状の差し込み部16a〜16dとして形成される。
第6実施形態の包装体6の使用法としては、4つの切り込み14a〜14dに沿ってベース材90を内容物100と反対側に折り曲げた後、ベース材90の角をその差し込み部16a〜16dに差し込むことで、ベース材90から構成される食器としてのいわゆる脚の部分が固定され、第5実施形態の包装体5と比較して、さらに安定した状態でベース材90に置かれた内容物100を保持することが可能となるとともに、食器としての見た目も異なる。
(第7実施形態)
図14は、第7実施形態の包装体7の底面図である。図14を参照して、第7実施形態
の包装体7について説明する。第2実施形態と共通する構成については、第2実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。図14に示されるように、第7実施形態の包装体7は、第2実施形態の包装体2のベース材50と異なり、ベース材に、折り目をつけるためのハーフカット11a、11b以外に、五角形状(ホームベース状)で破線状のハーフカット17が形成されている。第7実施形態の包装体7のベース材91は、図7に示される第2実施形態の包装体2のベース材50の層構成に、さらにハーフカット17(図示省略)が形成されている。
この第7実施形態の包装体7の使用例としては、上記の第2実施形態の包装体2の使用例の説明で記載した、図4に示される食器としての使用以外に、以下の使用法が挙げられる。
図15は、図14の包装体7のベース材91が、ハーフカット11a、11bに沿って被剥離91B(図示省略)が剥離層91A(図示省略)から剥離され、そのベース材91の被剥離層91Bに載せられた内容物100とは別の食品101を包丁200を用いてカットしている状態を示す図である。ベース材91の被剥離層91Bを剥離層91Aから剥離する前にも、ベース材91をまな板として使用することは可能であるが、図15に示されるように、内容物100とは別の食品101を、ベース材91から剥離した被剥離層91Bをまな板として使用することも可能となる。つまり、2枚のまな板として用いることが可能となる。
図15に示されるように、ベース材91の剥離層91Aからホームベース状に剥離した被剥離層91Bをまな板として用いることで、図8に示される、第2実施形態の包装体2から剥離してまな板として用いる被剥離層50Bと比較して、まな板を用いる台所上のスペースを減らしたり、特異な意匠性を向上させたりすることができる効果をもたらす。
(第8実施形態)
図16は、第8実施形態の包装体8の底面図である。第8実施形態の包装体8は、第7実施形態の包装体7とベース材が異なり、ベース材に、内容物側に折り目をつけるためのハーフカット11a、11b、および五角形状のハーフカット17以外に、スプーン、フォーク、およびナイフの形状に破線状のハーフカット18a〜18cが形成されている。この第8実施形態の包装体8の使用例としては、第2実施形態の包装体2の使用例の説明で記載した、図4に示される食器としての使用以外に、以下の使用法が挙げられる。ベース材92の被剥離層92Bを剥離層92A(図示省略)から剥離した後に、スプーン、フォーク、およびナイフの形状に形成された破線状のハーフカット18a〜18cに沿って、スプーン、フォーク、およびナイフの形状に切り抜き、このベース材92の被剥離層92Bから切り抜かれて出来たスプーン、フォーク、およびナイフを用いて内容物100を食することができる。
(変形例)
第1実施形態から第8実施形態において、ベース材20、50、52、70、80、90、91、92の層構成は任意に変更可能である。変形例の包装体1〜8のベース材20、50、52、70、80、90、91、92は内容物100に関する説明等を表示する印刷層をさらに備える。ベース材20、50、52、70、80、90、91、92において印刷層が設けられる位置は任意に選択可能である。一例では、印刷層はバリア層22と最内層21、51との間に設けられる。
第1実施形態から第8実施形態において、紙層24の構成は任意に変更可能である。変形例の包装体1〜8の紙層24はサイズ剤および耐水剤の少なくとも一方を含む。サイズ剤は紙層24を構成する紙の抄紙時に紙に添加される。耐水剤は紙層24を構成する紙に
塗布される。この変形例の包装体1〜8では、紙層24が防水機能を含むため、例えば、防水層25を省略することができる。
第1実施形態から第8実施形態において、防水層25の構成は任意に変更可能である。変形例の包装体1〜8の防水層25は紙層24の外側に撥水コーティング剤が塗布されることによって形成される撥水コーティング層である。
第2実施形態から第8実施形態において、ベース材50、52、70、80、90、91、92およびフィルム60の構成は任意に変更可能である。変形例の包装体2〜8はベース材50、52、70、80、90、91、92の最内層51が例えば、ポリエチレンによって構成され、フィルム60の最内層61がベース材50、52、70、80、90、91、92の最内層51とシールされた場合にイージーピール可能なイージーピールフィルムによって構成される。
1〜8:包装体
10a、10b:破線状の貫通線
11a〜11d:ハーフカット
12:ハーフカット11aと長方形の一方の長編とが交わる部分
13a〜13c:ハーフカット
14a〜14d:切り込み
15a〜15d:切り込み14a〜14dと、切り込み14a〜14dのそれぞれから最も近いベース材90の角とを結ぶ仮想垂直線
16a〜16d:差し込み部
17:ハーフカット
18a〜18c:ハーフカット
20:ベース材
20X:ベース材20のフィルム30と接合する部分
20Y:ベース材20において内容物100に接する部分
21:最内層
22:バリア層
23:接合層
24:紙層
25:防水層
30:フィルム
31:最内層
32:第1接着層
33:バリア層
34:第2接着層
35:中間層
36:最外層
40:イージーピール構造
50:ベース材
50A:剥離層
50B:被剥離層
51:最内層
52:ベース材
52A:剥離層
52B:非剥離層
60:フィルム
61:最内層
63:バリア層
70:ベース材
70A:剥離層
70B:被剥離層
80:ベース材
90:ベース材
91:ベース材
91A:剥離層
91B:被剥離層
92:ベース材
92A:剥離層
92B:被剥離層
100:内容物
101:内容物100とは別の食品
200:包丁
300:ユーザ

Claims (3)

  1. ベース材と、フィルムと、内容物とを備え、
    前記内容物が密封されるように前記ベース材と前記フィルムとが接合され、
    前記ベース材に、切り込みが設けられ、
    前記ベース材は、紙層を含み、前記切り込みに沿って前記内容物と反対側に折り曲げることが可能であることを特徴とする包装体。
  2. 前記切り込みは、前記フィルムと接合する部分に設けられていることを特徴とする、
    請求項1に記載の包装体。
  3. 前記ベース材は、剥離層と被剥離層とから少なくとも構成され、
    少なくとも前記剥離層は、紙層を含み、
    前記切り込みは、前記剥離層を貫通するハーフカットであることを特徴とする、請求項1または2に記載の包装体。
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