JP3195250U - トレー型容器 - Google Patents

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辺 伸 一 渡
纈 暁 久 纐
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Abstract

【課題】包装容器のまま食品を食することができ、しかも外の容器に移した場合にも、食卓を明るく楽しいものにしてくれる新たな食品用包装技術を提供する。【解決手段】平面ハート形の天面開口30を有し、所定深さとした食品容器部3を設け、同食品容器部3天面開口30の周囲に、平板状または平帯状の何れか一方とした周囲シール縁4を一体に有するトレー本体2、および、同トレー本体2周囲シール縁4に相当する形状・面積を確保した軟質フィルム製であって、該トレー本体2食品容器部3に対象食品6(図中に充填空間を示す)を充填した場合に、当該トレー本体2周囲シール縁4に、食品容器部3天面開口30を隠蔽するよう、周縁を重ね合わせ結合し密閉状に包装可能な包装蓋5を組み合わせてなるトレー型容器1である。【選択図】図1

Description

この考案は、食品の包装技術に関連するものであり、特に、無菌包装米飯、レトルト米飯、折り詰め米飯、パック詰め米飯、およびその他の包装食品類などの包装容器を製造、提供する分野は勿論のこと、その輸送、保管、組み立ておよび利用に必要となる設備、器具類を提供、販売する分野から、それら資材や機械装置、部品類に必要となる素材、例えば、木材、石材、各種繊維類、プラスチック、各種金属材料等を提供する分野、それらに組み込まれる電子部品やそれらを集積した制御関連機器の分野、各種計測器の分野、当該設備、器具を動かす動力機械の分野、そのエネルギーとなる電力やエネルギー源である電気、オイルの分野といった一般的に産業機械と総称されている分野、更には、それら設備、器具類を試験、研究したり、それらの展示、販売、輸出入に係わる分野、将又、それらの使用の結果やそれを造るための設備、器具類の運転に伴って発生するゴミ屑の回収、運搬等に係わる分野、それらゴミ屑を効率的に再利用するリサイクル分野などの外、現時点で想定できない新たな分野までと、関連しない技術分野はない程である。
(着目点)
折り詰め米飯およびパック詰め米飯などに加え、近年、最新の保存技術により、長期保存可能とした無菌包装米飯やレトルト米飯などの新しい包装米飯類が広く普及するようになり、白米や麦御飯の外、おこわ、および赤飯など多彩な商品を展開し、1人分の食事や、夜食などに炊飯器を使う手間を省き、1食分単位に密閉包装された米飯を電子レンジで温めるだけで、より簡単に素早く、しかも美味しく摂れるものとして様々な場面で重宝されている。
しかしながら、こうした様々な包装米飯類などは、生産性や輸送・陳列の効率などを目的とし、充填作業性に秀でた平面視長円形や矩形状などの器型としたものが殆どであり、屋外の食事などの場合にあっては、合成樹脂製包装容器のまま食することができて非常に重宝するものの、殆どの場合、家庭の食卓で利用することになり、樹脂製容器から御飯茶碗や丼、皿またはプレートなどに盛り付けて食することが多く、盛り付けの際には、容器特有の形を崩すよう盛り付けなければ、見栄え上どこか味気ない感覚を生じさせてしまうものであった。
(従来の技術)
こうした状況を反映し、その打開策となるような提案もこれまでに散見されない訳ではない。
例えば、下記の特許文献1(1)に提案されているものに代表されるように、上端を拡開状とした有底円筒状の包装容器や、同特許文献1(2)に見られるような、上端を拡開状とした有底四角筒状の包装容器などが散見されが、これら許文献1(1)および1(2)に示されているような食品用包装容器類は、包装容器をそのまま利用して食することを前提とするものであり、他の食器類などに移し替えた場合、包装米飯類などの食品は特に、その外郭形状を崩すようにして盛り付けなければ、包装容器の内壁に倣って成形された食品形状が彼方此方に見え隠れし、まさにインスタント食品を盛り付けただけの食品であるという視覚的印象を払拭できないという致命的な欠点があった。

(1)登録実用新案第3037098号公報 (2)実開平5−11822号公報
(問題意識)
上述したとおり、従前までに提案のある各種食品用包装容器などは、何れも生産性や効率、合理性、経済性を追求して生まれた無機質な容器形状となっていて、その容器内壁形状が包装した食品にそのまま転写・成形されるため、包装容器から食器類に移し替えた場合にも、食品の外郭形状に残って食事を味も素っ気もないものにしてしまう虞があることに鑑み、本願出願人は、永年に渡って食品用包装容器の開発、提供に携わり、様々な食品包装技術を開発済みであって市場に提供し続けている中、それらから得られた様々な知見、および消費者からの情報などに基づき、こうした食品用包装容器の欠点を無くし、容器から一般的な食器類に移し替えた場合にも、容器に倣った食品外郭形状を崩す必要がなく、そのままの形でも、食卓の雰囲気を楽しいものにしてくれる、新たな包装技術の必要性を痛感するに至ったものである。
(考案の目的)
そこで、この考案は、包装容器のまま食品を食することができ、しかも外の容器に移した場合にも、食卓を明るく楽しいものにしてくれる新たな食品用包装技術の開発はできないものか、との判断から、逸速くその開発、研究に着手し、長期に渡る試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造のトレー型容器を実現化することに成功したものであり、以下では、図面に示すこの考案を代表する実施例と共に、その構成を詳述することとする。
(考案の構成)
図面に示すこの考案を代表する実施例からも明確に理解されるように、この考案のトレー型容器は、基本的に次のような構成から成り立っている。
即ち、平面ハート形の天面開口を有し、所定深さとした食品容器部を設け、同食品容器部天面開口の周囲に、平板状または平帯状の何れか一方とした周囲シール縁を一体に有するトレー本体、および、同トレー本体周囲シール縁に相当する形状・面積を確保した軟質フィルム製であって、該トレー本体食品容器部に対象食品を充填した場合、当該トレー本体周囲シール縁に、食品容器部天面開口を隠蔽するよう周縁を重ね合わせ結合し、密閉状に包装可能な包装蓋を組み合わせてなるものとした構成を要旨とするトレー型容器である。
この基本的な構成からなるトレー型容器は、その表現を変えて示すならば、トレー本体が、周囲シール縁の一方縁から、それとは反対がわとなる他方縁まで繋がり、その中途部が食品容器部の中央付近を横断する1本以上の脆弱線状部を有し、廃棄する場合に当該トレー本体を、該脆弱線状部を境に2以上に分割可能なものとした構成からなるトレー型容器となる。
より具体的には、トレー本体が、周囲シール縁の一方縁から、それとは反対がわとなる他方縁まで繋がり、その中途部が食品容器部の中央付近を横断する1本、および、同食品容器部の中央付近を縦断する1本、合計2本の脆弱線状部を有し、廃棄する場合に当該トレー本体を、各脆弱線状部を境に4分割可能なものとした構成からなるトレー型容器となる。
この基本的な構成からなるトレー型容器は、別の表現によって示すと、包装蓋が、少なくとも食品容器部天面開口内に対応し、対象食品に接触する範囲を低摩擦壁面とし、対象食品から剥離・分離し易くしてなるものとした構成からなるトレー型容器となり、また、包装蓋が、2枚以上複数枚の軟質フィルムを重ねてなるものとし、最も内がわに配する1枚を、食品容器部天面開口直近に密閉・結合してなるものとした構成からなるトレー型容器とし、さらにまた、包装蓋が、2枚以上複数枚の軟質フィルムを重ねてなるものとし、軟質フィルム間に、調味料用小袋を挟み込むよう同梱してなるものとした構成からなるトレー型容器とすることなどが可能である。
以上のとおり、この考案のトレー型容器によれば、従前までのものとは違い、上記したとおりの固有の特徴ある構成から、包装容器のまま食品を食することができるのは勿論のこと、食器類など外の容器に移した場合にも、そのまま盛り付けるだけでハート形となり、恰も装飾性を高めるためにハート型の型枠に入れて成型し、一手間加えた盛りつけと同等の見栄えを得ることができ、通常のインスタント食品を食器に移しただけの殺風景なものとは全く異なり、食卓を充実感のある格段に楽しいものにしてくれるという、秀でた効果を奏するものである。
加えて、トレー本体に、1本以上の脆弱線状部、望ましくは合計2本の脆弱線状部を横断および縦断状に設けたものは、使用後にハサミなどの工具類を用いることなく、容易に複数に分割して重ね合わせ、大幅にコンパクト化することが可能となり、リサイクルゴミや廃棄処理ゴミなどとするよう簡便に高密度化し、搬送および処理効率を格段に高めたものとすることができるという効果を発揮するものとなる。
そして、包装蓋の対象食品に接触する範囲を低摩擦壁面としたものは、対象食品のハート形を崩すことなく、円滑に、その他の容器類に盛り付けることができるようになり、この考案の目的をより効果的に達成可能なものとすることができ、また、包装蓋を2枚以上複数枚の軟質フィルムを重ねてなるものとすることにより、最も内側に配して対象食品に接触する軟質フィルムを下敷きにするようトレー本体の上下を反転させ、同軟質フィルム諸共、別の食器類に移すようにすることにより、対象食品のハート形をより安定に保持したまま、確実に盛り付けることができるものとなり、さらに、2枚以上複数枚の軟質フィルム間に、調味料用小袋を挟み込むよう同梱してなるものは、輸送、保管、展示、販売、購入、配布などの様々な場面にあっても、調味料用小袋の落下や紛失を確実に防止できるから、例えば、野外で飲食する場合などに、運搬・配布する過程で落下や紛失を確実に防ぎ、全てのトレー型容器に必ず添付された状態とすることができ、調味料が不足してしまうという事態を未然に防止することができるという秀れた効果を発揮できる。
上記したとおりの構成からなるこの考案の実施に際し、その最良もしくは望ましい形態について説明を加えることにする。
トレー本体は、対象食品を平面ハート形、所定深さの形状に成型するよう密閉可能に収容する機能を担い、平面ハート形の天面開口を有し、所定深さとした食品容器部を設け、同食品容器部天面開口の周囲に、平板状または平帯状の何れか一方とした周囲シール縁を一体に有するものとしなければならず、食品を充填するのに充分な安全性および衛生状態を維持可能とする素材製のものとしなければならず、食品容器部および周囲シール縁の形状を維持し、対象食品を保護可能な程度に硬質な合成樹脂製成形品からなるものとするのが望ましく、食品容器部は、その形状をハート形筒状のものとすることができる外、全てが曲面からなる気泡状やティアドロップ形状をハート形に組み合わせたものなどのように、曲面下向き膨出(および没入)形状としたものとすることができ、周囲シール縁は、食品容器部のハート形天面開口に沿って設けた一定幅帯板状のものとすることができる外、食品容器部のハート形天面開口に拘わらず、ハート形以外の多角形状や円形状、それ以外の異形状などの外郭形状を有するものとすることが可能であり、後述する実施例に示すように、略矩形平板状のものとすることができる。
加えて、トレー本体は、周囲シール縁の一方縁から、それとは反対がわとなる他方縁まで繋がり、その中途部が食品容器部の中央付近を横断する1本以上の脆弱線状部を有し、廃棄する場合に当該トレー本体を、該脆弱線状部を境に2以上に分割可能なものとすることができ、より具体的に示すと、例えば、後述する実施例に示すように、周囲シール縁の一方縁から、それとは反対がわとなる他方縁まで繋がり、その中途部が食品容器部の中央付近を横断する1本、および、同食品容器部の中央付近を縦断する1本、合計2本の脆弱線状部を有し、廃棄する場合に当該トレー本体を、各脆弱線状部を境に4分割可能なものとするのが良く、分割数は、適宜設定可能であり、例えば、偶数個に限定されず、奇数個に分割可能とすることが可能であり、また、トレー本体を、食品容器部と周囲シール縁に分離可能とし、さらに食品容器部を複数に分割し、周囲シール縁を複数に分割可能なものとすることができ、各脆弱線状部は、溝線形の薄肉線状部、はたは、複数の薄肉短線状部や薄肉凹穴状部が断続的に続く、薄肉破線状部などとするのが良い。
包装蓋は、トレー本体食品容器部の天面開口を、充填した対象食品が漏出しないよう衛生的に密閉・保護する機能を担い、トレー本体周囲シール縁に相当する形状・面積を確保した軟質フィルム製であって、該トレー本体食品容器部に対象食品を充填した場合に、当該トレー本体周囲シール縁に、食品容器部天面開口を隠蔽するよう周縁を重ね合わせ結合し、外部から異物が浸入しないよう密閉状に包装可能なものとしなければならず、軟質合成樹脂フィルム製とし、熱伝導方式加熱熔融接着法、高周波方式接着法、瞬間電流方式接着法、熱熔融方式接着法および接着剤使用による接着、および、既存または今後開発される結合技術により、トレー本体周囲シール縁に密閉状に結合可能なものとすべきであり、外周縁の適所から、包装状態にてトレー本体周囲シール縁よりも外がわに突出するよう延出した開封摘み用の舌片を設けたものとすることができる外、後述する実施例に示すように、包装状態にてトレー本体周囲シール縁に重なる外周縁適所に開封摘み用の不接着部を設けたものとすることができる。
そして、包装蓋は、少なくとも食品容器部天面開口内に対応し、対象食品に接触する範囲を低摩擦壁面とし、対象食品から剥離・分離し易くしてなるものとするのが望ましく、低摩擦壁面は、包装蓋の少なくとも対象食品と接触する範囲を低摩擦化して、対象食品から容易に離脱する機能を分担し、食品の衛生を確保できるものとしなければならず、例えば、ディンプル加工やエンボス加工などのように一面に小さな凹凸を配して低摩擦化してなるものや、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン 4フッ化エチレン樹被膜などの低摩擦素材による被膜層を設けたもの、それらを組み合わせてなるものなどとすることができる。
また、包装蓋は、2枚以上複数枚の軟質フィルムを重ねてなるものとし、最も内がわに配する1枚を、食品容器部天面開口直近に密閉・結合してなるものとすることができ、さらに、後述する実施例に示すように、2枚以上複数枚の軟質フィルムを重ねてなるものとし、軟質フィルム間に、調味料用小袋を挟み込むよう同梱してなるものとすることができる。
対象食品は、トレー本体食品容器部に充填すると、その食品容器部の内壁面形状に沿って成型可能であって、しかもトレー本体食品容器部から他の容器に移し替えた場合にも、その成形形状を維持可能な程度に、成形性を有する食品であるということができ、例えば、プリンやゼリー、アイスクリーム、バター、白御飯、麦御飯、赤飯、おこわ、その他などとすることができる。
調味料用小袋は、対象食品に用いるか、対象食品と共に食する食品類に用いることができる調味料を適量包装したものであるということができ、例えば、砂糖、塩、酢、醤油、ソース、ケチャップ、胡麻、胡椒、山椒、海苔、紅ショウガ、各種漬け物、ハーブ、バター、マーガリン、蜂蜜、ジャム、シロップ、茶葉、珈琲、コンデンスミルク、粉ジュース、果汁、スープの素、味噌汁の素、その他の付け添えと成り得る食品類を密閉包装したものとすることができる。
以下では、図面に示すこの考案を代表する実施例と共に、その構造について詳述することとする。
図面は、この考案のトレー型容器の技術的思想を具現化した代表的な幾つかの実施例を示すものである。
トレー型容器を示す三面図である。 トレー型容器の底面を示す正面図である。 4分割したトレー型容器の底面を示す正面図である。 分割して重ねるトレー型容器を示す斜視図である。 分割して重ねたトレー型容器を示す斜視図である。 トレー型容器を示す断面図である。 調味料用小袋を示す平面図である。 改良した調味料用小袋を示す平面図である。
図1ないし図8に示す事例は、平面ハート形の天面開口30を有し、所定深さとした食品容器部3を設け、同食品容器部3天面開口30の周囲に、平板状または平帯状の何れか一方とした周囲シール縁4を一体に有するトレー本体2、および、同トレー本体2周囲シール縁4に相当する形状・面積を確保した軟質フィルム製であって、該トレー本体2食品容器部3に対象食品6(図中に充填空間を示す)を充填した場合に、当該トレー本体2周囲シール縁4に、食品容器部3天面開口30を隠蔽するよう、周縁を重ね合わせ結合し密閉状に包装可能な包装蓋5を組み合わせてなるものとした、この考案のトレー型容器における代表的な一実施例を示すものである。
それら各図からも明確に把握できるとおり、この考案のトレー型容器1は、各種ポリエチレン、各種ポリプロピレン、各種ポリオレフィン、各種ポリメチルペンテン、各種フッ素樹脂、その他の食品容器用として安全な硬質合成樹脂製成型品からなるトレー本体2が、周囲シール縁4の一方縁から、それとは反対がわとなる他方縁まで繋がり、その中途部が食品容器部3の中央を横断する1本、および、同食品容器部3の中央を縦断する1本、合計2本の脆弱線状部20,20を有し、各脆弱線状部20,20は、溝線形の薄肉線状部20,20とし、他の形状として薄肉短線状部が断続的に続く、薄肉破線状部20,20や薄肉凹穴状部20,20などとすることができる。
包装蓋5は、各種ポリエチレン、各種ポリプロピレン、各種ポリオレフィン、各種エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)、各種エチレンエチルアクリレート樹脂、各種エチレンコポリマー、各種アイオノマー樹脂、各種樹脂改質用オレフィン系コポリマー、各種ヒートシール性オレフィンコポリマー、各種ポリメチルペンテン、その他の食品容器用として安全な軟質フィルムを複数枚積層したものであって、トレー本体2周囲シール縁4の一角に対応する外周縁に、開封摘み用の不接着部50を設け、食品容器部3天面開口30内に対応し、最内側に配する軟質フィルムの少なくとも対象食品6(図中に充填空間を示す)に接触する範囲に、ディンプル加工などのように一面に小さな凹凸を配するよう成型し、低摩擦化してなる低摩擦壁面51を設けたものとしている。
さらに、図6ないし図7に示すように、包装蓋5は、最外側に配する軟質フィルム52と、その直下に積層した軟質フィルム53との間の適所に、調味料用小袋7を挟み込むよう密閉、同梱包装したものとした上、各軟質フィルム52,53の前記開封摘み用不接着部50(図1に示す)に相当する部分同士を、互いに不接着とし、図8に示すように、調味料用小袋7は、内部空間70を適宜分割し、複数種類の調味料を分離した状態に包装してなるものとすることが可能であり、例えば、胡麻71と塩72とを分離した状態に包装してなるものとすることができ、胡麻71と塩72とを別体の包装袋に分割するための脆弱分離線73、および、一方の内部空間70を開封した際に、他方の内部空間70まで開封してしまわないよう、各内部空間70,70専用の切り口用ノッチ74,74を互いに異なる位置に配してなるものとするのが良い。
(実施例1の作用・効果)
以上のとおりの構成からなるこの考案のトレー型容器1は、図6および図7に示すように、軟質フィルムを複数枚積層してなる包装蓋5の最外側に配する軟質フィルム52と、最外側の直下に積層した軟質フィルム53との間に調味料用小袋7を積層状に挟み込むよう同梱したから、調味料用小袋7がトレー型容器1から分離し、落下や紛失してしまうのを確実に防止することができ、しかも、図1に示すように、開封摘み用不接着部50より、直下積層の軟質フィルム53から最外側軟質フィルム52を容易に剥離し、調味料用小袋7を円滑に取り出すことができる。
そして、図1および図2中に示すように、トレー本体2食品容器部3に充填した白御飯や赤飯などの対象食品6を、食品容器部3の深さに略相当する厚みをもつ平面ハート形に成型することができるから、食器類に移した場合に、型を用いるなどして一手間掛けたハート形の米飯類のように、装飾性をもって盛り付けることができ、しかも包装蓋5最内側に配するフィルムに、ディンプル加工やエンボス加工などの低摩擦壁面51を設けたから、ハート形を崩さずに、簡単且つ速やかに移し替えることができるという効果を奏するものとなり、図8に示す、調味料用小袋7は、胡麻71および塩72を混合することなく、種類別に分離した状態に包装してあるから、塩分72を控えている人や、胡麻71の嫌いな人にも利用し易く、切り口用ノッチ74,74より開封すると、他方を開封せずに済み、残った方の胡麻71または塩72は、脆弱分離線73に沿って分離し、衛生的に保管し、他用途などに利用することができるという利点が得られる。
図3ないし図5に示すように、使用後のトレー本体2をリサイクル処理または廃棄処理する場合には、脆弱線状部20,20を境に4個に切断した上、互いの形状を合わせて重ねるようにすることにより、大幅にコンパクト化し、ゴミの減量化に有利なものとなる。
(結 び)
叙述の如く、この考案のトレー型容器は、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しかも製造も容易で、従前からの食品用容器技術に比較し、食器類に移し替え盛り付けた場合の見栄えを格段に高めることができる上、野外で食する場合にあっても開封し、調味料を掛けて食するまで、支障なく円滑に取り扱うことができるだけでなく、使用後は分割、コンパクト化してリサイクル処理の効率を格段に高め、生産、利用および再生処理までのトータルコストを削減して遥かに経済的なものとし、自然環境に優しい商品とすることができるから、食品製造、流通、販売に至る各種業界はもとより、食品を購入、消費する一般家庭、および、利用後のトレー類を再生処理するリサイクル処理業界においても高く評価され、広範に渡って利用、普及していくものになると予想される。
1 トレー型容器
2 トレー本体
20 同 脆弱線状部
3 食品容器部
30 同 天面開口
4 周囲シール縁
5 包装蓋
50 同 開封摘み用不接着部
51 同 低摩擦壁面
52 同 最外側に配する軟質フィルム
53 同 最外側の直下に積層した軟質フィルム
6 対象食品
7 調味料用小袋
70 同 内部空間
71 同 胡麻
72 同 塩
73 同 脆弱分離線
74 同 切り口用ノッチ

Claims (6)

  1. 平面ハート形の天面開口を有し、所定深さとした食品容器部を設け、同食品容器部天面開口の周囲に、平板状または平帯状の何れか一方とした周囲シール縁を一体に有するトレー本体、および、同トレー本体周囲シール縁に相当する形状・面積を確保した軟質フィルム製であって、該トレー本体食品容器部に対象食品を充填した場合に、当該トレー本体周囲シール縁に、食品容器部天面開口を隠蔽するよう周縁を重ね合わせ結合し、密閉状に包装可能な包装蓋を組み合わせてなるものとしたことを特徴とするトレー型容器。
  2. トレー本体が、周囲シール縁の一方縁から、それとは反対がわとなる他方縁まで繋がり、その中途部が食品容器部の中央付近を横断する1本以上の脆弱線状部を有し、廃棄する場合、当該トレー本体が、該脆弱線状部を境に2以上に分割可能なものとしてなる、請求項1記載のトレー型容器。
  3. トレー本体が、周囲シール縁の一方縁から、それとは反対がわとなる他方縁まで繋がり、その中途部が食品容器部の中央付近を横断する1本、および、同食品容器部の中央付近を縦断する1本、合計2本の脆弱線状部を有し、廃棄する場合、当該トレー本体を、各脆弱線状部を境に4分割可能なものとしてなる、請求項1または2何れか一方記載のトレー型容器。
  4. 包装蓋が、少なくとも食品容器部天面開口内に対応し、対象食品に接触する範囲を低摩擦壁面とし、対象食品から剥離・分離し易くしてなるものとした、請求項1ないし3何れか一記載のトレー型容器。
  5. 包装蓋が、2枚以上複数枚の軟質フィルムを重ねてなるものとし、最も内がわに配する1枚を、食品容器部天面開口直近に密閉・結合してなるものとした、請求項1ないし4何れか一記載のトレー型容器。
  6. 包装蓋が、2枚以上複数枚の軟質フィルムを重ねてなるものとし、軟質フィルム間に、調味料用小袋を挟み込むよう同梱してなるものとした、請求項1ないし5何れか一記載のトレー型容器。
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