JP6031796B2 - 蒸気抜き機能を有する蓋材 - Google Patents

蒸気抜き機能を有する蓋材 Download PDF

Info

Publication number
JP6031796B2
JP6031796B2 JP2012080871A JP2012080871A JP6031796B2 JP 6031796 B2 JP6031796 B2 JP 6031796B2 JP 2012080871 A JP2012080871 A JP 2012080871A JP 2012080871 A JP2012080871 A JP 2012080871A JP 6031796 B2 JP6031796 B2 JP 6031796B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
lid
vapor
base material
release coat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012080871A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013209128A (ja
Inventor
淑希子 田中
淑希子 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Inc filed Critical Toppan Inc
Priority to JP2012080871A priority Critical patent/JP6031796B2/ja
Publication of JP2013209128A publication Critical patent/JP2013209128A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6031796B2 publication Critical patent/JP6031796B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Package Specialized In Special Use (AREA)

Description

本発明は、蒸気抜き機能を有する蓋材に関するものである。特に、食品などの水分を含む物体や液体を電子レンジにて加熱した際、内圧が高まることによって容器内のガスを容器外へ排出することにより過加熱や容器変形による内容物のモレを防止し、安全に加熱できる蒸気抜き機能を有する蓋材に関するものである
従来、レトルト食品、冷凍食品、飲料等を食する際に、容器ごと加熱調理する電子レンジ調理向け容器や包材が広く使用されている。しかしながら、水分を含んだ物体を収容し密封した容器を電子レンジなどで加熱すると、物体に含まれる水分が水蒸気となる為、容器の内圧の上昇により容器が破損して加熱された内容物が飛散し、電子レンジ内を汚したり、やけど等の危害を与えたりする恐れがある。
このため水分を含む物体を収容し密封した容器を加熱する際は加熱前に蓋材を部分的に剥がすなどして容器を開封する必要があるが、このような作業は一般消費者にとっては手間のかかるものであり、ユーザーの利便性を損なうという欠点がある。また、電子レンジ加熱により発生した水蒸気が直ちに包装容器外へ排出されるために、水蒸気による内容物の加熱蒸らし効果が低減し、その食味が落ちるという欠点がある。
また、蓋材の一部に孔を設けた後シール等で塞いで密封性を維持し、同様に加熱時の内圧上昇によって容器内のガスを容器外へ排出することにより同様の機能を持たせることも可能であるが、製造工程の増加によるコストアップが問題となる。
そこで、2枚の樹脂フィルムの端部を折返し、折返し部を突合わせてその周縁部をヒートシールし、蓋材の上部材に形成した突合せ部上縁のヒートシール部を突合せ部内方に向けて突出させることによって蒸気抜きシール部を構成したことを特徴とする蓋材が提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかし、この蓋材は製造工程が複雑であり、また嵩張る為充填適性が劣る等の欠点があった。
また、シーラント側から裏ハーフカットのみを備え、異なる樹脂間の界面剥離機構を利用して蓋材端部から蒸気抜きをおこなう機能を用いた蓋材が提案されている(例えば、特許文献2参照)。しかし、この蓋材は、接着面積が広く、蒸気が抜けるのに時間が掛かるなどの問題があった。
公知文献を以下に示す。
国際公開第2007/020854号 特許第4825587号公報
上記のように、蓋材の上部材に形成した突合せ部から蒸気抜きさせる蓋材や、シーラント側から裏ハーフカットのみを備え、異なる樹脂間の界面剥離機構を利用して蓋材端部から蒸気抜きをおこなう機能を用いた蓋材が提案されてはいるものの、製造工程が複雑、また嵩張る為充填適性が劣る、蒸気が抜けるのに時間が掛かる等の欠点があった。
本発明は、主に食品などの水分を含む物体や液体を電子レンジにて加熱して内圧が高まった際に、容器内の気体を容器外へ排出することにより、過加熱や容器変形による内容物のモレを防止し、安全に加熱できる、蒸気抜き機能を有する蓋材を提供することを課題とする。
本発明は係る課題に鑑みなされたものであり、請求項1の発明は、容器本体のフランジ部にシールする蒸気抜き機能を有する蓋材であって、
基材層と、シーラント層とが積層されてなり、前記基材層は紙または紙を含む積層体からなり、該基材層とシーラント層の間に、電子レンジ加熱での容器内の内圧上昇により、前記基材層と前記シーラント層を分離する剥離コート層が設けられ、前記剥離コート層を有する領域に、前記シーラント層側から前記剥離コート層に達するハーフカットにて蒸気孔が設けられ、さらに内圧上昇により前記基材層と前記シーラント層に分離し、前記蒸気孔を露出させる為の、前記基材層側から前記剥離コート層に達する大気開放用ハーフカットが設けられていることを特徴とする蒸気抜き機能を有する蓋材である。
本発明の蒸気抜き機能を有する蓋材は、以上のような構成であって、基材層とシーラント層の間に、電子レンジ加熱での容器内の内圧上昇により、基材層とシーラント層を分離する剥離コート層が設けられ、前記剥離コート層を有する領域に、シーラント側から剥離コート層に達するハーフカットにて蒸気孔が設けられ、さらに内圧上昇により基材層とシーラント層に分離し、蒸気孔を露出させる為の基材層側から剥離コート層に達する大気開放用ハーフカットが設けられているので、電子レンジにて加熱した際の熱によって剥離コート層が軟化し、接着強度が低下して、内圧上昇に伴って短時間かつ確実に蒸気孔が露出し、容器内の気体を容器外へ排出することにより、過加熱や容器変形による内容物のモレを防止し、安全に加熱できる。蒸気孔と大気開放用ハーフカットの位置関係を任意に設定できるので、蒸気が抜け始めるまでの時間を調整することができる。
また本発明の請求項の発明は、前記剥離コート層が、前記蓋材の外周縁にかからない領域に形成されていることを特徴とする蒸気抜き機能を有する蓋材である。
本発明は、剥離コート領域が、蓋材の外周縁にかからない領域に形成されているので、蓋材を容器にシールする際のシール熱による浮きが発生しない。
本発明の請求項の発明は、前記剥離コート層が、前記蒸気孔のある領域部分に塗工されていないことを特徴とする請求項1に記載の蒸気抜き機能を有する蓋材である。
本発明は、剥離コート層が、蒸気孔のある領域部分に塗工されていないので、蒸気孔が出現する際に蒸気孔の脱落がなく、安定的な剥離が可能となる。
本発明はさらに、前記基材層とシーラント層がエクストルージョンラミネーション方法によりオレフィン系樹脂を用いてラミネートされている、剥離コート層を設けた厚みによる段差が埋められ、表裏面ともに平坦になり、外観上も良い。また、基材のラミネーション側が紙、アルミニウム箔、ポリエチレンテレフタレートフィルムなどでは、接着剤やアンカー剤を塗布する必要がないので、剥離コート層を設けた厚みによる段差が問題にならない。
本発明の請求項の発明は、前記大気開放用ハーフカットにつなぎが設けてあることを特徴とする請求項1または2に記載の蒸気抜き機能を有する蓋材である。
本発明は、大気開放用ハーフカットにつなぎが設けてあるので、加熱の蒸気によって基材層とシーラント層が分離した後も、蓋材と分離することなく同時に廃棄することができる。
本発明の蒸気抜き機能を有する蓋材は、食品などの水分を含む物体や液体を電子レンジにて加熱して内圧が高まった際に、容器内の気体を容器外へ排出することができ、過加熱や容器変形による内容物のモレを防止し、安全に加熱することができる。
本発明の蒸気抜き機能を有する蓋材の一例を模式的に平面で示した説明図である。 本発明の蒸気抜き機能を有する蓋材の一例を模式的に部分断面で示した説明図である。 本発明の蒸気抜き機能を有する蓋材の実施例1を模式的に部分断面で示した説明図である。 本発明の蒸気抜き機能を有する蓋材の実施例2を模式的に部分断面で示した説明図である。 本発明の蒸気抜き機能を有する蓋材の実施例3を模式的に部分断面で示した説明図である。 本発明の蒸気抜き機能を有する蓋材の実施例4を模式的に部分断面で示した説明図である。
以下本発明を実施するための形態につき説明する。
図1は、本発明の蒸気抜き機能を有する蓋材の一例を模式的に平面で示した説明図、図2は、本発明の蒸気抜き機能を有する蓋材の一例を模式的に部分断面で示した説明図である。
本例の蒸気抜き機能を有する蓋材100は、図1の平面図のように、蓋材100の外周縁にかからない領域に剥離コート層1が形成されていて、剥離コート層1のある領域に、ハーフカットにて蒸気孔2が設けられている。そして、蒸気孔2のある領域部分には剥離コート層1が塗布されていない未コート部11が設けられている。
また、蒸気孔2を囲むように、大気開放用ハーフカット3が設けられている。大気開放用ハーフカット3の両端は連続していないで、つなぎが設けられている。
蓋材100の周縁部には、容器本体のフランジ部にシールするシール予定部4が設けられている。また、蓋材100を容器本体から剥離するときに持つためのタブ5が、シール予定部4より外側に突き出て設けられている。タブ5は2つ以上設けても良い。
図2の部分断面図に示されるように、蒸気抜き機能を有する蓋材100は、基材層6とシーラント層7が積層されていて、基材層6とシーラント層7の間に剥離コート層1が設けられている。
そして、剥離コート層1を有する領域に、シーラント層7側から剥離コート層1に達するハーフカットにて蒸気孔2が設けられ、さらに基材層6側から剥離コート層1に達する大気開放用ハーフカット3が設けられている。
基材層6は、紙61、または、紙61を含む積層体からなっている。紙61を含む積層体としては、紙61の表面、あるいは、裏面(シーラント側)、更には、表裏両面にプラスチックフィルム62を積層してある積層体が用いられる。また、この積層体には、アルミニウム箔などの金属箔が積層されていてもよい。
紙61としては、アート紙、コート紙、上質紙、晒クラフト紙、などが主に挙げられるが、特に限定されるものではない。紙61の坪量について特に規定はないが、50〜250g/mのものが好ましく、80〜150g/mがより望ましい。また、紙61の表面や裏面に、絵柄や遮光性を付与する印刷を付与してもよい。
プラスチックフィルム62としては、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等)、ポリアミド(ナイロン−6、ナイロン−66等)、ポリ塩化ビニル、ポリイミドなど、あるいはこれらの高分子の共重合体など、耐熱性を有するプラスチックフィルムが使用できる。
厚みについて特に規定はないが、9〜100μmのものが好ましく、9〜25μmがより望ましい。また、例えば帯電防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤、滑剤、着色剤などの添加剤を加えることができ、必要に応じて適宜添加される。なお、これらのプラスチックフィルム62の内面に遮光性を付与する印刷、若しくは遮光性材質のフィルムをラミネートしたものを用いても良い。
シーラント層7としては、容器本体とイージーピール性があるものが好ましく用いられる。また、低温シール性に優れたものが望ましく、シール温度によってシール強度が変化しないものが望ましい。剥離のタイプについては特に限定されず、凝集剥離タイプ、層間剥離タイプ、界面剥離タイプのいずれのタイプを用いてもよい。
シーラント層7は、水分を含む物体や液体などの内容物を充填時後、容器フランジ部とシールされるが、蓋材100への抜き加工自体は、充填時、充填後のいずれでもよく、限定されない。
シーラント層7の樹脂は、ベース樹脂/ブレンド用の熱可塑性樹脂のブレンド樹脂を用いるのが好ましい。容器フランジ部のシールする面である被着体がポリエチレン樹脂(PE)の場合、ベース樹脂/ブレンド用の熱可塑性樹脂の組合せとして、ポリエチレン樹脂(PE)/エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)、ポリエチレン樹脂(PE)/エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリエチレン樹脂(PE)/エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、ポリエチレン樹脂(PE)/エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)の組合せが好ましい。
また容器の被着体がポリスチレン樹脂(PS)の場合、ベース樹脂/ブレンド用の熱可塑性樹脂の組合せとして、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)/ポリブテン樹脂(PB)、ポリエチレン樹脂(PE)+エラストマー+石油樹脂/ポリブテン樹脂(PB)の組合せが好ましい。
さらに容器の該被着体がポリプロピレン樹脂(PP)の場合、ベース樹脂/ブレンド用の熱可塑性樹脂の組合せとして、ポリプロピレン樹脂(PP)/ポリスチレン樹脂(PS)、ポリプロピレン樹脂(PP)/ポリエチレン樹脂(PE)の組合せが好ましい。
シーラント層7の厚さは、シール強度、加工性を考慮すると、15〜100μmであることが好ましく、20〜40μmがより望ましい。
紙61とプラスチックフィルム62の接着方法としては、例えば、ウエットラミネーション方法、ドライラミネーション方法、ノンソルベントドライラミネーション方法、ホットメルトラミネーション方法、エクストルージョンラミネーション方法、及び該エクストルージョンラミネーション方法を利用したサンドイッチラミネーション方法などの公知の方法を使用することができる。
基材層6とシーラント層7の接着方法としては、イージーピールフィルム71をシール面側に用いて、このイージーピールフィルム71を、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)、ポリブテン(PB)等のオレフィン系の押出し樹脂72を用いてエクストルージョンラミネーション方法により積層して、イージーピールフィルム71と、押出し樹脂層72との多層のシーラント層7とすることが望ましい。
中でも押出し樹脂72にポリエチレンを用いることが最も加工しやすく、好ましい。その際、ハーフカットの加工精度を考慮すると、押出し樹脂72の厚みは10〜50μmが好ましく、15〜30μmがより望ましい。
また、イージーピールフィルム71を、押出し樹脂72を押出した後、エクストルージョンラミネーション方法により積層したり、同時に共押出しにより、積層したりしてもよい。そして、イージーピールフィルム71と、エクストルージョンラミネーションに用いた押出し樹脂層72を含めて、シーラント層7とする。
押出し樹脂72のポリエチレンの押出し温度としては280℃〜340℃が適しており、280℃より低い場合は製膜性が劣るだけでなく、ポリエチレン自身の表面酸化が不足し、ラミネート強度の低下を引き起こしてしまう。また、340℃よりも高い温度では樹脂の分解がすすんでしまうため、均一な加工ができないだけでなく、ラミネート強度の低下を引き起こしてしまう。
剥離コート層1は主にポリアミド樹脂、ニトロセルロース樹脂、ウレタン樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体等をバインダーとし、ポリエチレン系またはシリコン系ワックス成分を含有する剥離コート剤からなっており、グラビアコート、マイクログラビアコート、ダイコート、リバースコート等の公知のコート法で部分的に塗布する。塗布量は剥離コート剤の種類により適宜選定する。
また、蒸気孔2を露出させる為の大気開放用ハーフカット3は、基材層6側から剥離コート層1に達し、シーラント層7を切断しないように、シーラント層7で止まるように設ける。さらに、蒸気孔2を設けるハーフカットは、シーラント層7側から剥離コート層1に達し、紙61の層で止まるように設ける。
以下に、本発明の具体的実施例について説明する。
<実施例1>
基材層6として、坪量が105g/mのグラビアアート紙を用意し、グラビアアート紙の裏面にグラビアコートにて剥離コート層1を塗布し、ポリエチレン系イージーピールフィルム71を、エクストルージョンラミネート法により厚み20μmの低密度ポリエチレン樹脂の押出し樹脂72を320℃で押出して貼り合わせ、シーラント層7とした。
続いて、蒸気孔2を露出させる為の大気開放用ハーフカットを、基材層6側から剥離コート層1に達し、シーラント層7を切断しないように、シーラント層7で止まるように設け、さらに、蒸気孔2を設けるハーフカットを、シーラント層7側から剥離コート層1に達し、紙61の層で止まるように設けた。そして、蓋材100の形状に抜き加工を実施し、図3のような、実施例1の蓋材を得た。
<実施例2>
基材層6として、表面側となるプラスチックフィルム62の厚み12μmのポリエチレンテレフタラートフィルム(PETフィルム)と紙61の坪量80g/mのグラビアアート紙をドライラミネートにて貼合せた以外は実施例1と同様にして、図4のような、実施例2の蓋材を得た。
<実施例3>
基材層6として、表面側となる紙61の、坪量が105g/mのグラビアアート紙と、プラスチックフィルム62の厚み12μmのポリエチレンテレフタラートフィルム(PETフィルム)をドライラミネート法にて貼り合わせた以外は実施例1と同様にして、図5のような、実施例3の蓋材を得た。
<実施例4>
基材層6として、表面側となるプラスチックフィルム62の厚み12μmのポリエチレンテレフタラートフィルム(PETフィルム)と、紙61の坪量80g/mのグラビアアート紙をドライラミネートにて貼合せ、更に、グラビアアート紙の面に、プラスチックフィルム62の厚み12μmのポリエチレンテレフタラートフィルム(PETフィルム)をドライラミネート法にて貼り合わせた以外は実施例1と同様にして、図6のような、実施例4の蓋材を得た。
<調理>
容器本体のポリエチレン製のトレー容器に、半調理済みのハンバーグステーキ200gを収納し、実施例1から4の蓋材を、それぞれ容器本体のフランジに熱シールして、密封した。これを10℃で保存後、500Wの家庭用電子レンジで5分間マイクロ波を照射して調理した。
<観察と評価>
実施例1から4の蓋材は、剥離コート層を設けた厚みによる段差も認められず、表裏とも平坦に仕上がっていた。また、蓋材を容器本体にシールする際のシール熱による浮きが発生しなかった。
電子レンジで加熱調理においては、大気開放用ハーフカット3で囲まれた部分に持ち上がるところが出て、蒸気孔2より蒸気が排出されていた。そして、過加熱や容器変形による内容物のモレは、起きず、安全に加熱できた。
蒸気孔2の部分のシーラント層は、基材層6にくっついていて剥がれて脱落することもなく、また、大気開放用ハーフカット3の部分も蓋材から分離することもなく、蓋材として同時に廃棄することができた。
100・・・蓋材
1・・・剥離コート層
11・・・未コート部
2・・・蒸気孔
3・・・大気開放用ハーフカット
4・・・シール予定部
5・・・タブ
6・・・基材層
61・・・紙
62・・・プラスチックフィルム
7・・・シーラント層
71・・・イージーピールフィルム
72・・・押出し樹脂
8・・・大気開放用ハーフカット

Claims (3)

  1. 容器本体のフランジ部にシールする蒸気抜き機能を有する蓋材であって、
    基材層と、シーラント層とが積層されてなり、前記基材層は紙または紙を含む積層体からなり、該基材層とシーラント層の間に、電子レンジ加熱での容器内の内圧上昇により、前記基材層と前記シーラント層を分離する剥離コート層が設けられ、前記剥離コート層を有する領域に、前記シーラント層側から前記剥離コート層に達するハーフカットにて蒸気孔が設けられ、さらに内圧上昇により前記基材層と前記シーラント層に分離し、前記蒸気孔を露出させる為の、前記基材層側から前記剥離コート層に達する大気開放用ハーフカットが設けられ
    前記剥離コート層が、前記蓋材の外周縁にかからない領域に形成されていることを特徴とする蒸気抜き機能を有する蓋材。
  2. 前記剥離コート層が、前記蒸気孔のある領域部分に塗工されていないことを特徴とする請求項1に記載の蒸気抜き機能を有する蓋材。
  3. 前記大気開放用ハーフカットにつなぎが設けてあることを特徴とする請求項1または2に記載の蒸気抜き機能を有する蓋材。
JP2012080871A 2012-03-30 2012-03-30 蒸気抜き機能を有する蓋材 Expired - Fee Related JP6031796B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012080871A JP6031796B2 (ja) 2012-03-30 2012-03-30 蒸気抜き機能を有する蓋材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012080871A JP6031796B2 (ja) 2012-03-30 2012-03-30 蒸気抜き機能を有する蓋材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013209128A JP2013209128A (ja) 2013-10-10
JP6031796B2 true JP6031796B2 (ja) 2016-11-24

Family

ID=49527402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012080871A Expired - Fee Related JP6031796B2 (ja) 2012-03-30 2012-03-30 蒸気抜き機能を有する蓋材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6031796B2 (ja)

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999061346A1 (fr) * 1998-05-27 1999-12-02 Morinaga Milk Industry Co., Ltd. Materiau d'emballage et contenant destine a conditionner des boissons et des aliments
JP2001301802A (ja) * 2000-04-27 2001-10-31 Mitsubishi Alum Co Ltd 蓋および容器
JP2003267421A (ja) * 2002-03-18 2003-09-25 Koopakku International Kk インスタント食品用容器のシート状蓋材
NL1021943C2 (nl) * 2002-11-18 2004-03-03 C H Food B V Verpakking en werkwijze voor het verwarmen van meerdere producten.
EP1422163A1 (en) * 2002-11-22 2004-05-26 Amcor Flexibles Europe A/S Food package for heating in an oven
JP4825587B2 (ja) * 2006-05-30 2011-11-30 共同印刷株式会社 圧力弁機能を有する蓋材及びこれを用いた容器
JP4882530B2 (ja) * 2006-06-13 2012-02-22 凸版印刷株式会社 シュリンク包装容器
JP4952370B2 (ja) * 2007-05-22 2012-06-13 凸版印刷株式会社 蓋材
US9199781B2 (en) * 2013-03-14 2015-12-01 Sonoco Development, Inc. Hermetic microwavable package with automatically opening steam vent

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013209128A (ja) 2013-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5508900B2 (ja) 電子レンジ用調理袋
JP6060561B2 (ja) カップ型紙容器
JP6660002B2 (ja) 包装容器
JP2017024767A (ja) 包装袋
JP5887745B2 (ja) 電子レンジ加熱用容器
JP2007204134A (ja) 電子レンジ用包装容器の開封方法
JP2007119064A (ja) 電子レンジ加熱用密封容器
JP5776325B2 (ja) カップ型紙容器およびその製造方法
JP5542508B2 (ja) ホット飲料容器の蓋用蓋材
JP2004018099A (ja) 紙容器
JP2016068981A (ja) 蓋材
JP2006027646A (ja) 電子レンジ用米飯包装体およびその製造方法
JP2012006613A (ja) 蓋材
JP6010977B2 (ja) 蒸気抜き蓋材およびそれを用いた密封容器
JP6031796B2 (ja) 蒸気抜き機能を有する蓋材
JP2008110763A (ja) 食品包装用フィルムおよびこれを用いた電子レンジ加熱用包装袋
JP4716368B2 (ja) 電子レンジ加熱用包装容器
JP5636789B2 (ja) 紙製容器
JP2022022351A (ja)
JP5413058B2 (ja) 紙容器
JP6756113B2 (ja) 蓋付容器
JP5344221B2 (ja) 電子レンジ加熱用包装袋
JP2012236612A (ja) 紙容器
JPH0995365A (ja) 密閉包装袋及び密閉包装容器
JP6610151B2 (ja) 電子レンジ調理用包装袋

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160927

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161010

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6031796

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees