JP5413058B2 - 紙容器 - Google Patents
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Description
しかしながら、たとえば胴部を形成するブランク両端の接合部においては両端部を単に重ね合わせて熱接着するだけでは、ブランクを構成する積層材料の端面が露出してそこから侵入する水分や油分等により紙層やバリア層の膨潤や侵食が起こる。
前記ブランク端面保護の代表的な方法としては、胴部のブランク板の端縁部を所定の幅で接合面側に折り返して熱接着し、その折り返し部を含む領域の上にもう一方のブランク板の端縁部を重ねて熱接着することによりブランク板の端面を隠すヘミング法が挙げられるが、ヘミング方式はフランジの厚みがばらつき密封しづらいという欠点がある。
端面処理の方法としては、これらの中から、ブランク板の厚みなどを考慮して、適する方法を適宜選択して使用することができる。
可能となった。
図1に示すように、それぞれ樹脂部を有する、紙基材側端縁(11)、紙基材側端縁(12)を設けた胴部材ブランク(10)の、一方の側端縁(11)をもう一方の側端縁(12)に重ね合わせて胴部貼り合わせ部(15)を形成させて略円筒形状の胴部材(18)とする。
一方、胴部材の上端縁を、外方に1周以上巻き込み、口縁部(16)を形成させて紙カップとする。
本は同じである。
これにより容器に充填された内容物成分の胴部貼り合せ部の紙基材端面からの浸透を防止することが出来るだけでなく、容器外部からの水や熱水等の浸透をも防止することも出来るエッジプロテクト効果を得ることが出来る。
したがって、レトルト殺菌加工や電子レンジでの加熱調理を安全に行うことが出来る。
上記の積層の際には、必要に応じてコロナ処理、オゾン処理等の前処理を耐熱性フィルムに施すことができる。
さらに必要であれば、例えば紙容器の内面側となる側(熱融着性樹脂層(40)側)の全面に、上記の無機酸化物蒸着フィルムやエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物フィルム、ポリ塩化ビニリデンコートフィルムなどのガスバリア性フィルムを積層してもよい。このように構成することで、容器全体にガスバリア性フィルムが存在するので、容器全体のガスバリア性が向上する。
ることが出来る。
を超える場合は、ブランクの剛性が強くなりすぎて、紙カップの成形適性が低下するため好ましくない。
熱融着性樹脂の膜厚は通常10から50μmであり、エクストルーダー等の熱溶融押出しによって設けることが一般的である。
図3から図5において(A)は平面説明図であり、(B)は(A)のX−X’線断面説明図である。
さらに不必要部分が切り取られた胴部材ブランクから、印刷された複数個の略扇形状の胴部材ブランク(10)を打ち抜き、樹脂部(4a)、(4c)を形成させた一枚ずつの胴部材ブランク(10)を作製する(図5(A),(B)参照)〜第二打ち抜き工程。
さらに必要により端面の折り返し樹脂部(4b)、(4d)を設けた胴部材ブランクを作成する。
通常前記の工程はカップ成形機を使用して、これに口縁部を平坦化するためのプレス装置を連結して、紙カップを所定の寸法となるように成形することによって自動的に行われる。
その後、内容物を充填した紙カップは、たとえば蒸気式のレトルト釜を用いて、高温高圧の条件で加圧加熱殺菌して冷却を行った後出荷される。
て用い、紙カップを製造することが出来る。
<実施例1>
片面印刷済の晒クラフト紙(坪量260g/m2)の印刷面の反対面(容器内側)に
二液硬化型ポリウレタン系接着剤を介してポリエチレンテレフタレートフィルム12μm厚/ポリプロピレン樹脂層90μm厚/GLフィルム(無機酸化物蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム)12μm厚をこの順序で積層して紙基材(1)を作成した。
次に、前記紙基材シートに長窓(13)、(14)を打ち抜き、図3に示すようなシートを形成した。
次に、前記胴部の下部内面に、円形状で下向きに起立させた周縁部(21)を有する底部材(20)の周縁部の外面を接合させた。
<実施例2>
順序で積層した他は実施例1と同様にして紙基材(1)を作成した。
実施例1と同様に紙カップを作成し内容物を充填密封してレトルト加圧加熱殺菌と電子レンジ加熱を行い観察したところ外観的な異常は認められなかった。
100…積層体
2…耐熱性フィルム
3…接着剤層
4…紙(板紙)
5…バリア層(GLフィルム)
4a…延出樹脂部
4b…折り返し樹脂部
4c…延出樹脂部
4d…折り返し樹脂部
40…熱融着性樹脂層(ポリプロピレン樹脂)
41…熱融着性樹脂層(ポリプロピレン樹脂)
42…熱融着性樹脂層(ポリプロピレン樹脂)
43…熱融着性樹脂層(ポリプロピレン樹脂)
44…熱融着性樹脂層(ポリプロピレン樹脂)
10…胴部材ブランク
11…紙基材側端縁
12…紙基材側端縁
13…長窓
13a…長窓樹脂部
14…長窓
14a…長窓樹脂部
15…胴部貼り合わせ部
16…口縁部
18…胴部材
20…底部材
21…底部材周縁部
22…環状脚部
Claims (3)
- 紙とプラスチックが積層された積層体からなる紙容器を製造するブランクの端部にプラスチック層を延設して、延設部を折り返して紙の端面を保護した紙容器であって、紙に耐熱性フィルムを、2液硬化型ウレタン樹脂またはポリエステル系2液硬化型接着剤のいずれかから成る接着剤を介して直接貼り合せ、紙に耐熱性フィルムを貼り合せた積層体の、耐熱性フィルム側に溶融樹脂押し出し法により積層した熱融着性樹脂層を設けたことを特徴とする紙容器。
- 耐熱性フィルムが延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムであることを特徴とする請求項1に記載の紙容器。
- 熱融着性樹脂がポリプロピレン樹脂であることを特徴とする請求項1または2に記載の紙容器。
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JP2009196841A JP5413058B2 (ja) | 2009-08-27 | 2009-08-27 | 紙容器 |
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