JP2003267421A - インスタント食品用容器のシート状蓋材 - Google Patents

インスタント食品用容器のシート状蓋材

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JP2003267421A
JP2003267421A JP2002074063A JP2002074063A JP2003267421A JP 2003267421 A JP2003267421 A JP 2003267421A JP 2002074063 A JP2002074063 A JP 2002074063A JP 2002074063 A JP2002074063 A JP 2002074063A JP 2003267421 A JP2003267421 A JP 2003267421A
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Junichi Kobayashi
淳一 小林
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KOOPAKKU INTERNATIONAL KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルミ箔を用いずに製造することができ、金
属探知器を用いた金属製異物混入検査を行うことがで
き、電子レンジによる調理が可能で、使用後は問題なく
焼却することができ、更に、注湯後の再接着作業を簡単
かつ正確に行うことができるインスタント食品用容器の
シート状蓋材を提供する。 【解決手段】 このインスタント食品用容器のシート状
蓋材1は、紙製の本体2と、その上面に貼着されたラベ
ル状部3とによって構成され、本体2は、外周部18
と、その内側の遊離部17とに分断されており、ラベル
状部3には、開封用のタブ3bが形成されるとともに、
このタブ3bの形成位置とは反対側の位置に、剥離剤1
3が塗布されない接着部16を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱湯を注ぐだけで
飲食が可能となるインスタント食品の容器に用いられる
シート状の蓋材の構造に関し、特に、アルミ箔をラミネ
ートする必要がなく、紙又は合成紙等によって製造する
ことができるインスタント食品用容器の蓋材に関する。
【0002】
【従来の技術】カップ麺に代表されるような、熱湯を注
ぐだけで飲食が可能となるインスタント食品の包装形態
としては、カップ状の容器の上縁部にシート状の蓋材が
接着されてなるものが、従来よりよく知られている。こ
のような包装に用いられるシート状の蓋材は、立ち上げ
た状態が保持されるように、いわゆる「デッドホールド
特性」を向上させるため、また、気密性、遮光性を確保
する等の理由から、通常、裏面にアルミ箔がラミネート
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アルミ
箔がラミネートされた蓋材を用いた場合には、金属製異
物の混入を検査することが難しいという問題がある。よ
り具体的には、商品の製造過程において、或いは、店頭
での商品陳列後において、針、その他の金属片が容器内
部の食品中に混入してしまった場合、金属探知器を使用
することができれば、そのような金属製異物が混入した
商品を、包装を解かずに発見することができるが、アル
ミ箔がラミネートされている場合には、金属探知器がそ
のアルミ箔に反応してしまうため、金属製異物が混入し
ているかどうかを判定することは、実質的に不可能であ
る。
【0004】また、アルミ箔がラミネートされている蓋
材を用いた場合には、電子レンジによって調理すること
ができず、また、使用後において焼却処分とした場合、
高熱を発するため、炉を傷めてしまうという問題があ
る。
【0005】このような問題を回避するために、アルミ
箔を用いずに蓋材を構成することが望まれており、従来
技術の中には、基紙に遮光剤を塗布してなる遮光防湿紙
を用いることにより、アルミ箔レス蓋材を実現した例も
ある。但し、このアルミ箔レス蓋材は、気密性、遮光性
を確保することはできても、注湯時におけるデッドホー
ルド特性を確保することができず、適用対象が限定的
(例えば、カップ内に熱湯ではなく水を注ぎ、開口部を
閉じた後、電子レンジによって加熱するタイプのインス
タント食品等)であった。
【0006】また、蓋材を二重構造とし、上蓋を剥がし
てこれを取り去ると、蓋材本体に注湯口が出現するよう
に構成し、ここからカップ内部へと熱湯を注いだ後、上
蓋を元の位置に貼り戻す、というような構成とすれば、
デッドホールド特性の有無はもはや問題とはならないた
め、それらの蓋材の要素を遮光防湿紙によって構成する
ことにより、上述のような問題をすべて解決できる、と
考えられる。
【0007】しかしながら、このようなタイプの蓋材の
場合、一旦取り外した上蓋を再度貼り付ける際に、位置
がずれてしまい、注湯口を完全に塞ぐことができないよ
うな場合が想定され得る。また、取り外した上蓋は、そ
の粘着部分に異物が付着しないように、注湯が完了する
までの間、手に持っている必要があり、或いは、テーブ
ル上等に置いておく場合には、粘着部分が上向きになる
ように裏返す必要があり、この場合、再接着時には、再
び裏返しにしなければならないなど、取り扱いが容易で
ないという問題があった。
【0008】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決すべくなされたものであって、アルミ箔を用いず
に製造することができ、その結果、金属探知器を用いた
金属製異物混入検査を行うことができ、また、電子レン
ジによる調理が可能で、使用後は問題なく焼却すること
ができ、更に、注湯後の再接着作業を簡単かつ正確に行
うことができる、インスタント食品用容器のシート状蓋
材を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のインスタント食
品用容器のシート状蓋材は、紙製(合成紙を含む)の本
体と、その上面に貼着されたラベル状部とによって構成
され、本体は、外周部と、その内側の遊離部とに分断さ
れ、或いは、ミシン目などによって容易に分断可能なよ
うに構成されており、ラベル状部には、開封用のタブが
形成されるとともに、このタブの形成位置とは反対側の
位置であって、本体の外周部と重合する位置に、剥離剤
が塗布されない接着部が形成され、本体の外周部とラベ
ル状部とは、接着部においては、強固に接着され、接着
部以外の部位においては、剥離剤を介して、剥離及び再
接着が可能なように接着されていることを特徴としてい
る。
【0010】尚、このシート状蓋材は、本体が、遮光性
及び/又は防湿性を有する紙材によって形成されている
ことが好ましく、この場合、アルミ箔を用いずに構成す
ることができ、その結果、金属探知器を使用した異物混
入検査が可能となるほか、廃棄後に焼却することができ
る。
【0011】また、ラベル状部は、接着部以外の部位に
前記本体の遊離部が接着されることによって、接着部と
それ以外の部位との境界線上における剛性が、相対的に
小さくなるように構成することが好ましく、この場合、
接着部の境界線の位置に「折り目」がつくようにラベル
状部を開封することができ、その結果、ラベル状部のデ
ッドホールド性を向上させることができ、注湯作業の簡
易化及び安全性の向上を図ることができる。
【0012】更に、ラベル状部の上面に単層ラベル又は
多層ラベルを貼着するように構成することもでき、この
場合、商品情報の掲載スペースを増大させ、或いは、ク
ーポン券、懸賞応募券等の販売促進に寄与するアイテム
を商品に付加することができるほか、ラベル状部全体の
剛性を大きくすることができ、その結果、接着部の境界
線上における相対的な剛性をより小さくすることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明の第1の実施形態におけるシ
ート状蓋材1の外観斜視図であり、図2は、その平面
図、図3は、図2に示したAA線による蓋材1の断面図
である。
【0014】図示されているように、この蓋材1は、使
用されるインスタント食品用容器15の上縁の形状とほ
ぼ一致する円形の本体2と、その上面に配置された、本
体2よりもやや小さめの円形ラベル状部3とによって構
成されている。
【0015】これらのうち本体2は、遮光紙7(図3参
照)の一方の面に、1色印刷を施して印刷層8を形成
し、その上(図3において下側)にTダイ方式の押し出
しコーティングにより、層厚20μmの低密度ポリエチ
レン層9を形成し、更にその上(図3において下側)に
ヒートシール用の接着剤10を25μm塗布してなるも
のである。
【0016】尚、本実施形態においては、遮光紙7とし
て、塗工量20g/mの片面アート紙4の一方の面
に、有色の水性遮光剤5(遮光剤としては、有色顔料お
よび光散乱性の高い白色顔料を混合したものが接着剤と
共に用いられる。)を13g/m塗布し、その上(図
3において下側)に白色塗料6を13g/m塗布して
なるものを使用しているが、この遮光紙7の代わりに、
遮光性だけではなく、防湿性をも有する遮光防湿紙を使
用することもできる。
【0017】ラベル状部3は、基材11の裏面全面に塗
布された接着剤12によって、本体2の上面中央に貼り
付けられている。但し、ラベル状部3は、全面が必ずし
も本体2に対して直接的に貼着されている訳ではなく、
ラベル状部3の周縁部3aにおいては、図3に示すよう
に、本体2の上面に部分的に塗布された剥離剤(シリコ
ン)13を介して貼着されており、簡単に引き剥がすこ
とができるとともに、再接着が可能なようになってい
る。
【0018】また、剥離剤13は、ラベル状部3の周縁
部3aに対応する部分のすべてに塗布されている訳では
なく、周縁部3aに対応する部分のうち、開封用のタブ
3bが形成されている位置とは反対側の位置には、剥離
剤13が塗布されない接着部16が形成されている。
【0019】従ってラベル状部3は、図2及び図3に示
すように、周縁部3aよりも内側の部分(中央部3
c)、及び、接着部16においては、基材11の裏面に
塗布された接着剤12によって、本体2の上面に直接的
かつ強固に接着され、一方、周縁部3aのうち、接着部
16以外の部分(図2において斜線で示す部分)におい
ては、剥離剤13を介して、本体2の上面に接着される
ような構造となっている。尚、図2及び図3における符
号16a(破線)は、ラベル状部3における接着部16
と、それ以外の部分との境界線を示している。
【0020】また、この蓋材1においては、本体2にラ
ベル状部3が貼着された後に、本体2の裏面側(図3に
おいて下側)から剥離剤13まで達する、ダイカットロ
ールによる円形の打ち抜き(ハーフカット)が行われて
いる。図3における符号14は、そのハーフカット線を
示している。尚、このダイカットロールによるハーフカ
ット打ち抜きは、容器の形状(例えば、図示されている
ような縦型や、どんぶり型など)に応じて、円形以外の
形状(例えば、楕円形、長方形など)とすることもでき
る。但し、注湯時の安全性を考慮すると、打ち抜きによ
る開口径が50mm、或いは、それ以上となるように設
定することが好ましい。
【0021】尚、図3からも明らかなように、本体2の
ハーフカット線14は、ラベル状部3の周縁部3aに対
応する位置に形成されている。このようなダイカットロ
ールによるハーフカットが行われた後においては、本体
2は、ハーフカット線14の外側の部分(外周部18)
と、ハーフカット線14の内側の部分(円形遊離部1
7)とに分断されることになるが、上面にラベル状部3
が貼着されているため、両者の位置関係が変動すること
はなく、ハーフカット前の状態のまま保持される。
【0022】ここで、図1〜3に示した蓋材1が用いら
れたインスタント食品の調理方法の概要について説明す
る。まず、使用者は、本体2からラベル状部3を引き剥
がすことによって、本体2上において孔(注湯口)を開
口させ、ここから容器15内へ湯を注ぎ、ラベル状部3
を本体2上における元の位置に貼り戻す。その後、所定
時間が経過したら、ラベル状部3を貼り付けたまま本体
2を容器15から剥がし、これを除去する。そうする
と、容器15の上縁において飲食口が開口し、内容物の
飲食が可能な状態となる。
【0023】より詳細には、注湯口を開口させる場合、
図4に示されているように、まず使用者は、ラベル状部
3のタブ3bを摘んで、タブ3bの形成位置とは反対側
の方向(図4において矢印Dの方向)へ引っ張ってい
く。
【0024】ラベル状部3は、剥離剤13を介して本体
2の外周部18に接着されているため、本体2の外周部
18との関係においては容易に剥離するような状態とな
っており、一方、本体2の円形遊離部17とは、直接
的、かつ、強固に接着されているため、タブ3bを矢印
Dの方向へ引っ張ると、ラベル状部3は、裏面に円形遊
離部17を接着させた状態で、次第に本体2の外周部1
8から剥がれていくことになり、その結果、外周部18
の内側に注湯口19が開口していくことになる。
【0025】このようにしてラベル状部3を本体2から
剥がしていく際、使用者は、ラベル状部3の接着力と剛
性による抵抗を受けることになる。ラベル状部3の接着
力は、剥離剤13が介在しているためにそれほど大きく
はないが、ラベル状部3の裏面には、本体2の円形遊離
部17が接着されているため、ラベル状部3が単体であ
る場合に比べて曲げ剛性が増加しており、その結果ラベ
ル状部3は、前線L(ラベル状部3において、既に剥が
された部分と、未だ剥がされていない部分との境界線、
図4参照)において、鋭角に折れ曲がることなく、曲面
状にカールしつつ本体2から剥がされていくことにな
る。
【0026】この増加した剛性による抵抗の大きさは、
ラベル状部3の幅寸法に比例すると考えられるため、ラ
ベル状部3の幅寸法が最も大きくなるとき、即ち、円形
のラベル状部3が使用される本実施形態においては、ラ
ベル状部3が丁度半分だけ剥がされた状態のときに、最
大となる。そして、このピークを過ぎると、抵抗は次第
に小さくなっていくことになる。
【0027】従って、使用者が一定の力でラベル状部3
を剥がしていくと、ラベル状部3の幅寸法が最も大きい
状態から、次第に小さくなっていくに従って、剥離され
ていく速度は増加(加速)することになる。
【0028】但し、ラベル状部3は、接着部16におい
て本体2の上面に強固に接着されているため、通常の力
を加えただけでは容易に剥離しないようになっており、
従って、図5に示すように、接着部16以外の部分がす
べて引き剥がされた状態にまで至ったとき(即ち、前線
Lが、接着部16の境界線16aにまで達したとき)に
は、剥離速度の値は突然「0」となる。
【0029】このように、それまで加速傾向にあった剥
離の進行が唐突にストップすると、使用者によって加え
られる力は、ラベル状部3における接着部16の境界線
16a上の部分へ衝撃的に作用することになる。また、
ラベル状部3における境界線16a上の部分は、本体2
のハーフカット線14の外側に位置しているため、円形
遊離部17の影響を受けておらず、剛性は増加していな
い。つまり、境界線16aにおけるラベル状部3の剛性
は、相対的には低下していることになる。
【0030】従って、剥離が進行し、最終的に前線Lが
境界線16aにまで達したときには、剛性が相対的に低
下していること、及び、衝撃的な力が作用することに起
因して、ラベル状部3は、図5に示すように境界線16
aの部分を基準として外側に向かって鋭角に折れ曲が
り、しっかりとした「折り目」が形成されることにな
る。
【0031】このように、「折り目」がつく程に鋭角に
折り曲げられたラベル状部3は、容易には元の状態(剥
離前の状態)へ戻らず、タブ3bを摘んでいた手を離し
た場合でも、図5に示すように、ラベル状部3が接着部
16から上方へ立ち上がった状態、或いは、接着部16
を基準として注湯口19とは反対の方向へ、ラベル状部
3が自重によって傾倒した状態が維持され(デッドホー
ルド特性の向上)、注湯口19の開口状態を持続させる
ことができる。
【0032】従って、使用者は、この開口状態の注湯口
19から簡単に、かつ、安全に容器15内への注湯を行
うことができる。そして、注湯完了後は、ラベル状部3
を本体2上の元の位置へ貼り戻して、注湯口19を閉塞
する必要があるが、ラベル状部3は、本体2から完全に
切り離された訳ではなく、接着部16において接着状態
が維持されているため、立ち上がった状態(或いは、反
対側へ傾倒した状態)のラベル状部3を、単純に元の位
置に向かって倒していけば、元の位置へと簡単かつ正確
に貼り戻すことができ、位置ずれ等の問題を好適に回避
することができる。
【0033】尚、本実施形態においては、本体2を構成
する外周部18と円形遊離部17が、ハーフカットによ
って当初より分断されている例を示したが、ハーフカッ
トの代わりに、両者間にミシン目を形成しておいて、ラ
ベル状部3を剥がす際に、両者が分断されるように構成
することもできる。
【0034】また、ラベル状部3の上面に、商品情報や
販促情報を掲載した単層ラベル、多層ラベル等を貼着す
るように構成することもでき、この場合、ラベル状部3
の全体の剛性を高めることができ、その結果、接着部の
境界線における相対的な剛性をより小さくすることがで
き、ラベル状部3の開封時における「折り目」の形成
を、より確実なものとすることができる。
【0035】更に、本実施形態においては、蓋材1の本
体2として、遮光紙7の一方の面に、Tダイ方式の押し
出しコーティングにより、低密度ポリエチレン層9を形
成し、その上にヒートシール用の接着剤10を塗布して
なるものを使用する例について説明したが、共押し出し
ラミネート方式により、ポリエチレンとヒートシール用
の接着剤をラミネートしたフィルムを、ポリウレタン、
ポリエステル、ポリイソシアネート系の接着剤等を用い
て遮光紙、或いは、遮光防湿紙にドライラミネートする
ことによって得られたものを、本体2として使用するこ
ともできる。
【0036】また、図1〜5においては、本体2の中央
にラベル状部3が貼着され、ハーフカット線14(図3
参照)もラベル状部3に合わせて本体2の中央に形成さ
れた状態が示されているが、必ずしもこの形態に限定さ
れるものではなく、ラベル状部3、及び、ハーフカット
線14は、容器15の上縁に近い位置に設定することも
できる。
【0037】更に、本実施形態においては、図2に示さ
れているように、ラベル状部3は、タブ3bが、本体2
のタブ2aとは異なる方向を指向するような向きにて本
体2上に貼着されているが、両タブ2a,3bが同一方
向を指向するような向きにラベル状部3を貼着してもよ
い。
【0038】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係るイ
ンスタント食品用容器のシート状蓋材は、アルミ箔を用
いずに蓋材を構成することができ、その結果、金属探知
器を使用した異物混入検査や、電子レンジを使用した調
理が可能となり、また、問題なく焼却することができる
合成紙等によって製造することができるという利点を有
している。
【0039】また、注湯後におけるラベル状部の貼り戻
し作業を、簡単にかつ確実に行うことができ、注湯作業
の簡易化、及び、安全性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るシート状蓋材1の実施形態の一
例を示す外観斜視図。
【図2】 図1に示した蓋材1の平面図。
【図3】 図2に示したAA線による蓋材1の断面図。
【図4】 図1に示した蓋材1のラベル状部3を開封す
る際の状態を示す図。
【図5】 図1に示した蓋材1のラベル状部3の開封後
の状態を示す図。
【符号の説明】
1:蓋材、 2:本体、 3:ラベル状部、 4:アート紙、 5:遮光剤、 6:白色塗料、 7:遮光紙、 8:印刷層、 9:低密度ポリエチレン層、 10:ヒートシール用の接着剤、 11:基材、 12:接着剤、 13:剥離剤、 14:ハーフカット線、 15:容器、 16:接着部、 17:円形遊離部、 18:外周部、 19:注湯口、

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙製の本体と、その上面に貼着されたラベ
    ル状部とによって構成されるインスタント食品用容器の
    シート状蓋材であって、 前記本体は、外周部と、その内側の遊離部とに分断さ
    れ、或いは、容易に分断可能なように構成されており、 前記ラベル状部には、開封用のタブが形成されるととも
    に、当該タブの形成位置とは反対側の位置であって、前
    記本体の外周部と重合する位置に、剥離剤が塗布されな
    い接着部が形成され、 前記本体の外周部とラベル状部とは、前記接着部におい
    ては、強固に接着され、当該接着部以外の部位において
    は、剥離剤を介して、剥離及び再接着が可能なように接
    着されていることを特徴とする、インスタント食品用容
    器のシート状蓋材。
  2. 【請求項2】前記本体が、遮光性及び/又は防湿性を有
    する材料によって形成されていることを特徴とする、請
    求項1に記載のインスタント食品用容器のシート状蓋
    材。
  3. 【請求項3】前記ラベル状部は、前記接着部以外の部位
    に前記本体の遊離部が接着されることによって、接着部
    とそれ以外の部位との境界線上における剛性が、相対的
    に小さくなっていることを特徴とする、請求項1又は請
    求項2に記載のインスタント食品用容器のシート状蓋
    材。
  4. 【請求項4】前記ラベル状部の上面に、単層ラベル又は
    多層ラベルが貼着されていることを特徴とする、請求項
    1〜3のいずれかに記載のインスタント食品用容器のシ
    ート状蓋材。
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Cited By (4)

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