JP2006131243A - 容器の蓋材 - Google Patents

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Abstract

【課題】開封状態及び再封状態を保持できるフランジ付き容器のアルミニウム箔を使用しない蓋材を提供すること。
【解決手段】フランジ付き容器本体(20)の開口部を覆い、フランジ部(21)に密封シールされるアルミニウム箔を使用しない蓋材であって、蓋材(10)はフランジ部から部分的に突出したタブ(11)を備えてなり、タブ近傍には切れ込み線(a)により区画形成されたフック部(12)が設けられ、該フック部は略コの字状に形成され、蓋材は少なくともシーラント層(1)とその上に配置される表基材(2)とが接着層(3)を介して積層して形成され、フック部とその近傍は接着層(3)が易剥離層(4)を形成してなり、切れ込み線(a)は、シーラント層(1)を貫通して易剥離層(4)に達するように形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、フランジ付き容器の蓋材に関するものであり、特には、アルミニウム箔を使用しないで、開封状態及び再封状態を保持できるフランジ付き容器の蓋材に関する。
従来、容器入り焼きそば、カップラーメン等の喫食の方法は、フランジ部と密封シールされている蓋材をタブ等を持ち上げるようにして略中央部分まで剥がして開口部を露出させ、その開口部から所定量の熱湯を注ぎ、再び剥がした蓋材を被せて開口部を封じて内容物を柔らかくして、所定時間経過後、蓋材を全部剥がして開口部を露出させ、焼きそば等の内容物を食するという方法が一般的である。
そして、蓋材の材質構成は、例えば、薄紙/アルミニウム箔/シーラント層などのようなアルミニウム箔を使用した構成であった。
このようにアルミニウム箔を用いた層構成の蓋材を使用しているために、蓋材には剥がしたままの状態を保持できる性質(デッドホールディング性)があり、蓋材を半開きの状態を保ったまま容易に熱湯を注ぐことができ、また、再び封をして所定時間待つ際にも、蓋材のタブを容器のフランジ部分に折り込む等の簡単な操作をするのみで再封が維持出来ていた。
一方、アルミニウム箔を使用した蓋材は、層構成中にアルミニウム箔があることで焼却することができず、また、密封シール後の容器内を金属探知機を使って検査することも不可能であった。
蓋材の層構成からアルミニウム箔を除くと、デッドホールディング性がなくなり(特にポリエチレンテレフタレートフィルムを使用した蓋材においては,この現象が顕著に表れる)、このため、タブを手で持って注湯したり、また、再封する際には、開封個所に重りを載せて蓋材を押さえる、などして蓋材が容器から反り返ることを防いでいた。
あるいは、粘着剤による固定、蓋材のタブに切れ目加工を施し、フランジ部の端に引っかける機能を持たせる等が検討されてきた。
しかし前者の方法は、粘着剤の取扱の問題、粘着剤の内容物や容器内面への移行の問題等があり、後者の方法は、全貫通加工であるため、容器本体より内側に加工した場合には密閉性が損なわれる等の問題があり、完全な方法とはなりえなかった。
本発明は、アルミニウム箔を除いた層構成からなり、中央に開口部を有し周縁にフランジ部を備える容器本体のフランジ部に熱融着して密封シールする蓋材に関する以上のような問題に鑑みてなされたもので、開封状態及び再封状態を保持できるフランジ付き容器の蓋材を提供することを課題とする。
本発明の請求項1の発明は、フランジ付き容器本体の開口部を覆い、フランジ部に密封シールされるアルミニウム箔を使用しない蓋材であって、前記蓋材は容器本体のフランジ部から部分的に突出したタブを備えてなり、該タブ近傍には再封時に容器本体のフランジ
部に引っかけて再封状態を保持する切れ込み線により区画形成されたフック部が設けられているとを特徴とする、容器の蓋材である。
このように請求項1記載の発明によれば、蓋材には容器本体のフランジ部から部分的に突出したタブが備えられ、該タブ近傍には再封時に容器本体のフランジ部に引っかけて再封状態を保持する切れ込み線により区画形成されたフック部が設けられているので、切れ込み線に沿ってフック部を蓋材のタブから分離して、分離したフック部を容器本体のフランジ部に引っかけることにより、開封後も容器の蓋材は反り返ることなく容器本体の開口部を覆うことができる。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記蓋材は、少なくとも容器本体と密封シール可能なシーラント層とその上に配置される表基材とが接着層を介して積層して構成され、前記フック部とその近傍は接着層が易剥離層を形成してなり、前記切れ込み線は、シーラント層を貫通して易剥離層に達するように形成されていることを特徴とする、容器の蓋材である。
このように請求項2記載の発明によれば、蓋材は、少なくとも容器本体と密封シール可能なシーラント層とその上に配置される表基材とが接着層を介して積層して構成され、前記フック部とその近傍は接着層が易剥離層を形成してなり、前記切れ込み線は、シーラント層を貫通して易剥離層に達するように形成されているので、容器の蓋材を開封すべく、タブの先端を持ち上げるように剥がすと、フック部は切れ込み線に沿って容易に蓋材から分離する。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記フック部は開口部がタブのつまみ方向を向いて略コの字状に形成されていることを特徴とする、容器の蓋材である。
このように請求項3記載の発明によれば、フック部は開口部がタブのつまみ方向を向いて略コの字状に形成されているので、容器の蓋材を開封後、指等でフック部を立てる(起こす)と、フック部分を容器本体のフランジ部に容易に引っかけることができる。
また、請求項4の発明は、請求項1、2又は3の発明において、前記切れ込み線は、部分的につなぎ部を設けた不連続線で形成されていることを特徴とする、容器の蓋材である。
このように請求項4記載の発明によれば、切れ込み線は、部分的につなぎ部を設けた不連続線で形成されているので、力を加えない限りはフック部分が蓋材から分離することはない。
このように本発明によれば、アルミニウム箔を使用しない構成で、再封状態を保持できる機能を達成でき、蒸らしを必要とする商品に対して適用できる。
フック部の加工は、蓋材全貫通加工ではないので、容器の密封性を損なうことがなく、蓋材の開封状態を保持できる機能を付与することができる。
さらに、蓋材の抜き形状は現行品と同じなので、充填機の制約はなく、あらゆるサイズの蓋材に対し、蓋材の開封保持及び再封できる機能を付与することができる。
本発明を一実施形態に基づいて以下に詳細に説明する。
本発明の容器の蓋材(10)は、例えば、図1〜図3に示すように、フランジ付き容器本
体(20)の開口部を覆い、フランジ部(21)に密封シールされるアルミニウム箔を使用しない蓋材であり、容器本体のフランジ部(21)と密封シールした際、フランジ部(21)から部分的に突出するタブ(11)を備えてなり、タブ(11)近傍には再封時に容器本体のフランジ部に引っかけて再封状態を保持する、切れ込み線(a)により区画形成されたフック部(12)が設けられている。
そして、蓋材(10)は、少なくとも容器本体(20)と密封シール可能なシーラント層(1)とその上に配置される表基材(2)とが接着層(3)を介して積層して構成され、フック部(12)とその近傍は接着層(3)が易剥離層(4)を形成してなり、前記切れ込み線(a)は、シーラント層(1)を貫通して易剥離層(4)に達するように形成されている。
また、フック部(12)は開口部分がタブ(11)のつまみ方向を向いて略コの字状に形成されている。
切れ込み線(a)は、部分的につなぎ部(b)を設けた不連続線で形成されている。
使用する容器本体は、開口部周縁にフランジ部が形成された容器であれば良く、例えば、内面にポリエチレン等の熱可塑性樹脂層が塗布された複合紙からなる紙カップや紙トレー、あるいは発泡ポリスチレン性のカップやトレー等が好ましく使用できる。
容器本体に密封シールされた本発明の容器の蓋材(10)は、例えば、略中央部分まで剥がして開口部を露出させた後、再び剥がした蓋材を被せて開口部を封ずる際、タブに設けた切れ込み線に沿って表基材を除いてフック部を形成させ、そのフック部を容器本体のフランジ部に引っかけることにより、蓋材の再封止が簡単に可能になる。蓋材が反り返って容器本体の開口部が露出することがない(図3参照)。
以下実施例により本発明を詳細に説明する。
〈実施例1〉
先ず表基材(2)として、厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(一般タイプ、片面処理)を、中間基材(5)として、坪量が105g/m2 の片アート紙を、中間層(6)として厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(一般タイプ、両面処理)を、それぞれ準備した。
中間層(6)であるポリエチレンテレフタレートフィルムにポリスチレン接着タイプのイージーピール材を押し出しラミネート法により塗布してシーラント層(1)を形成させ、そのポリエチレンテレフタレートフィルムのシーラント層を形成してない方の面に中間基材(5)である片アート紙のつやのない面をドライラミネート法により貼り合わせ複合紙とした。
この複合紙には、蓋材に成形した際、タブの近傍部分に、部分的につなぎ部(b)を有する切れ込み線(a)で、開口部がタブのつまみ方向を向いた略コの字状のタブ(11)をロータリーミシン加工機で区画形成しておく。
さらにこの複合紙の、蓋材に成形した際、フック部(12)とその近傍となる部分は、中間基材(5)である片アート紙の該当部分にワックス系の剥離ニスをグラビア印刷機により塗布して易剥離層(4)を形成した。
最後に複合紙の易剥離層(4)を形成した面と、表基材(2)であるポリエチレンテレフタレートフィルムとを対向させ、接着層(3)である溶融ポリエチレン樹脂を介して押
し出しラミネーション法により積層し、〔容器外側〕表基材(2)/接着層(3)/中間基材(5)/中間層(6)/シーラント層(1)の層構成からなる実施例1の容器の蓋材用の巻き取りロールを作製した(図4参照)。
この巻き取りロールから所定形状の蓋材を作製し、実施例1の容器の蓋材とした。
このようにして作製した実施例1の容器の蓋材(10)を発泡ポリスチレン樹脂製のフランジ付き容器本体(20)のフランジ部に被せて、熱接着法により密封シールした。
この蓋材が密封シールされた容器本体の密封性と再封状態を下記の方法により評価、観察した。その結果は、密封性は現行品と差無し、また、再封状態は蓋材が反り返ることがなく再封性保持良好であった。
密封性評価方法 ‥ 多湿下に保存し重量変化を測定する(防湿性評価)。
再封状態評価方法‥ タブを容器本体から引き剥がした後、タブ近傍に形成されているフック部を切れ込み線に沿って剥がし、剥がしたフック部を容器本体のフランジ部に引っかけ再封性を目視観察する。
本発明の容器の蓋材の一実施例を示す、(a)は裏面から見た平面説明図であり、(b)は(a)のA−A’線断面説明図である。 本発明の容器の蓋材をタブから引っ張り易剥離層が表基材から剥がれた状態を示す、断面説明図である。 本発明の容器の蓋材を容器本体に熱接着した後、一度開封し、再び容器本体の開口部を閉じて蓋材をフランジ部で止めて保持した状態を示す、斜視説明図である。 本発明の容器の蓋材の別の実施例を示す、表面から見た断面説明図である。
符号の説明
1‥‥シーラント層
2‥‥表基材
3‥‥接着層
4‥‥易剥離層
5‥‥中間基材
6‥‥中間層
10‥‥容器の蓋材
11‥‥タブ
12‥‥フック部
20‥‥容器本体
21‥‥フランジ部
a‥‥切れ込み線
b‥‥つなぎ部

Claims (4)

  1. フランジ付き容器本体の開口部を覆い、フランジ部に密封シールされるアルミニウム箔を使用しない蓋材であって、
    前記蓋材は容器本体のフランジ部から部分的に突出したタブを備えてなり、該タブ近傍には再封時に容器本体のフランジ部に引っかけて再封状態を保持する切れ込み線により区画形成されたフック部が設けられていることを特徴とする、容器の蓋材。
  2. 前記蓋材は、少なくとも容器本体と密封シール可能なシーラント層とその上に配置される表基材とが接着層を介して積層して構成され、
    前記フック部とその近傍は接着層が易剥離層を形成してなり、前記切れ込み線は、シーラント層を貫通して易剥離層に達するように形成されていることを特徴とする、請求項1記載の容器蓋材。
  3. 前記フック部は、開口部がタブのつまみ方向を向いて略コの字状に形成されていることを特徴とする、請求項1又は2記載の容器の蓋材。
  4. 前記切れ込み線は、部分的につなぎ部を設けた不連続線で形成されていることを特徴とする、請求項1、2又は3記載の容器の蓋材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019108155A (ja) * 2017-12-19 2019-07-04 大日本印刷株式会社 蓋材

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