JP2010089804A - 蓋材及びその蓋材を用いた容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】この蓋材は、直線カット性を有するプラスチックフィルムと上部基材を有する上部シートと、熱可塑性プラスチックフィルム、下部基材およびシーラント層を有する下部シートとが積層され、蓋材は外周縁に開封するための開封用タブと蓋材の一部を剥離するための剥離用タブと、上部シートと下部シートとの間には剥離用タブの対向する端部に向けて剥離部分と非剥離部分に区画する剥離層と、上部シートの裏面側には剥離層部分に対応する剥離領域と剥離領域以外の接着領域に区画するハーフカットの切り目を刻設した切断線とを有する。
【選択図】図2
Description
容器本体の開口部と接着密封され、開封時に容器本体から剥離される蓋材であって、この蓋材は、直線カット性を有するプラスチックフィルムと上部基材を有する上部シートと、熱可塑性プラスチックフィルム、下部基材およびシーラント層を有する下部シートとが積層され、蓋材は外周縁に開封するための開封用タブと蓋材の一部を剥離するための剥離用タブと、上部シートと下部シートとの間には剥離用タブの対向する端部に向けて剥離部分と非剥離部分に区画する剥離層と、上部シートの裏面側には剥離層部分に対応する剥離領域と剥離領域以外の接着領域に区画するハーフカットの切り目を刻設してなる切断線とを有することを特徴とする蓋材である。
また切断線が上面シートの裏面にハーフカットに形成されるため、蓋材表面に切り目が露出することがない。
ノッチが剥離方向から見て、末広がり形状(逆ハの字形状)とすることにより、剥離用タブがつまみ易くなる。
本発明は、図1の斜視図に示す容器本体(2)の開口部(3)の上端部または開口部の周縁に形成されるフランジ部(4)にシールにより密封してなる蓋材(5)であり、蓋材よりシール密封された容器(1)である。とくに即席食品(インスタント食品)容器の蓋材として用いられる。図2(a)に示すように、蓋材(5)は、中心より略90°方向に延びた外周縁には開封するための開封用タブ(6)と蓋材(5)の一部を剥離するための剥離用タブ(7)がある。開封用タブ(6)と剥離用タブ(7)は、中心より45°から135°の範囲に設けることができるが、略90°が好ましい。また、剥離用タブ(7)は開封用タブ(6)の中央部よりも反対側寄りに設けられており、剥離用タブ(7)は、上部シート(10)に刻設されている切断線(9)を切断し剥離部分の上部シート(10)を剥離するものであり、開封用タブ(6)は、容器のフランジ部(4)から蓋材(5)を剥離し開封するためのものである。
剥離用タブ(7)の近傍に設けられたノッチ(8)と、蓋材(5)に刻設された切り目からなる切断線(9)があり、剥離用タブ(7)を持ち上げ、反対方向へ引っ張ることにより、図2(b)に示すように切断線(9)に沿って、蓋材(5)の一部が剥離する。これにより、蓋材(5)は剥離した部分から折り曲がり易くなる。
この上部シート(10)と下部シート(16)との間には剥離用タブ(6)の対向する端部に向けて剥離部分と非剥離部分に区画する剥離層(17)があり、上部シート(10)の裏面側には剥離層(19)部分に対応する剥離領域(18)と剥離領域以外の接着領域(19)に区画するハーフカットの切り目(20)を刻設した切断線(9)とを有する。剥離層(17)は2つの切断線(9)の間の幅より広く形成されていると剥離部分が剥離し易い。
後は切断線(9)に沿って切断が進み、隔離領域が剥離する。
なお、切れ込み線(21)は下部シート(16)から上部シート(10)の上部基材(12)の途中までのハーフカットでもよい。
このように即席食品用容器の蓋材としては、折り曲げられた状態で容易に安全に熱湯を開口部から容器内に注ぐことができ、しかも平坦な状態を維持できるため、麺等を温めほぐすために、蓋材が反らないよう蓋材上に、重し等を乗せる必要がない。
目止めニス層(24)に剥離層(17)を形成すると、剥離層(17)の剥離剤の浸透(剥離剤が浸透するとその役目を果たさず接着強度が大きくなる)を防ぐことができ、その結果剥離性を改良したものである。
なお、切断線を上記と同様にそれぞれ3列の「ハの字切り目」としたときに、剥離幅が2mmとした場合、3列のハの字の最内で切れて剥離させると、蓋材にデッドホールド性は機能しなかった。剥離幅をミシン目の内端から内端を2mm以下に設定すると十分なデッドホールド性を発揮せず、剥離幅2mmを超えるとデッドホールド性の発揮に有効である。
2 … 容器本体
3 … 開口部
4 … フランジ部
5 … 蓋材
6 … 開封用タブ
7 … 剥離用タブ
8 … ノッチ
9 … 切断線
10… 上部シート
11… 直線カット性を有するプラスチックフィルム
12… 上部基材
13… 熱可塑性プラスチックフィルム
14… 下部基材
15… シーラント層
16… 下部シート
17… 剥離層
18… 剥離領域
19… 接着領域
20… 切り目
21… 切れ込み線
22… 印刷層
23… 遮光層
24… 目止めニス層
Claims (12)
- 容器本体の開口部と接着密封され、開封時に前記容器本体から剥離される蓋材であって、
該蓋材は、直線カット性を有するプラスチックフィルムと上部基材を有する上部シートと、熱可塑性プラスチックフィルム、下部基材およびシーラント層を有する下部シートとが積層され、
前記蓋材は外周縁に開封するための開封用タブと前記蓋材の一部を剥離するための剥離用タブと、
前記上部シートと前記下部シートとの間には該剥離用タブの対向する端部に向けて剥離部分と非剥離部分に区画する剥離層と、
前記上部シートの裏面側には前記剥離層部分に対応する剥離領域と剥離領域以外の接着領域に区画するハーフカットの切り目を刻設してなる切断線とを有することを特徴とする蓋材。 - 前記切断線は、連続する複数の切り目を有する列からなり、剥離領域と接着領域の境界の両側に複数列を刻設してなることを特徴とする請求項1に記載の蓋材。
- 前記切断線により形成される剥離幅が2mmより大きいことを特徴とする請求項2に記載の蓋材。
- 前記切断線は、前記上部基材のみに切り込みを入れてなることを特徴とする請求項1または2に記載の蓋材。
- 前記切り目を剥離方向にハの字に刻設してなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の蓋材。
- 前記切り目を剥離方向に短い斜線を刻設してなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の蓋材。
- 前記剥離用タブの近傍に剥離開始用のノッチを2箇所に設け、該ノッチ間を結び、かつ前記切断線と交差する切れ込み線を前記下部シートの裏面に設けてなることを特徴とする請求項1に記載の蓋材。
- 前記ノッチが剥離方向から見て、末広がり形状としてなることを特徴とする請求項7に記載の蓋材。
- 前記剥離層は、前記開封用タブから見て中央部より奥側に設けてなることを特徴とする請求項1に記載の蓋材。
- 前記剥離用タブと前記開封用タブとは、中心より略90°の角度で設けられていることを特徴とする請求項1に記載の蓋材。
- 前記上部シートと前記下部シートのいずれか片方又は両方に遮光層を有することを特徴とする請求項1に記載の蓋材。
- 請求項1乃至11のいずれかに記載される蓋材を、上部に開口部を有する容器本体の、該開口部の上端部または前記開口部の周縁に形成されるフランジ部にシールしてなることを特徴とする容器。
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