JP6372174B2 - 包装体 - Google Patents
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その使用方法は、例えば、カップラーメンの場合、開封用シールを把持して引っ張ることにより、容器を包装している熱収縮性フィルムを取り除き、容器本体にヒートシールされた蓋体の摘み片を指で摘んで捲り上げて、上面開口部の半分程度まで蓋体を容器本体より剥離して開封する。そして、麺に添付された包装袋から具材等を取り出して麺上に置き、開封した部分から熱湯を容器本体内に注ぐ。その後、蓋体の開封された部分を容器本体のフランジ部上面に当接し、蓋体が捲れ上がらないように、摘み片を粘着シール等で容器本体に止める等して容器内の熱が逃げないように密着保持する。この状態で所要時間調理後、蓋体を容器本体から取り、上面開口部から麺とスープ等を一緒に飲食する。
例えば、特許文献2には、熱収縮性フィルムで包装された包装体の上に貼着された開封用シールが開示されている。この開封用シールを指で把持して引っ張るだけで、熱収縮性フィルムに切れ目が生じ、この切れ目から熱収縮性フィルムを容器本体より容易に取り外すことができる。
しかしながら、上記のような開封用シールは、熱収縮性フィルムの上に貼着されるため、熱収縮性フィルムで包装された包装体が店頭で展示されているときに、顧客が不正に開封用シールを剥がして取り去る恐れがあった。
そして、この剥がした開封用シールをはがき等の所定の用紙に貼って応募しても、かかる不正が行われたか否かを確認することができなった。
また、前記の包装体において、前記蓋体から剥がされた状態の前記粘着シールを所定の用紙に貼り付け、懸賞応募券として用いることができる。
また、前記包装体が、更にその全体を覆う熱収縮性フィルムを備え、前記熱収縮性フィルムに開封用切り込み部が設けられ、前記粘着シールが、前記開封用切り込み部を塞ぐための開封用シールとして使用可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る包装容器の分解図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る包装容器1は、内容物を収納するための上面開口部11を有する容器本体10と、容器本体10の上面開口部11のフランジ部12でヒートシールラッカーを塗布してヒートシールして密封可能な蓋体20とを備える構成である。
容器本体10は、ポリスチレン樹脂やポリプロピレン樹脂シートなどの単層シート材料を真空成形法などによりシート成形することができる。
蓋体20は、易開封性(イージーピール性)を有し、また、立ち上げた状態が保持される、いわゆる、デッドホールド性、また、気密性、遮光性を確保するシート材であれば特に限定されない。
粘着シール30は、一旦剥がされた蓋体蓋体20の上面と容器本体10の側面に跨って貼着するものである。
蓋体20は、一旦剥がすと再封性(リクローズ性)がないので、蓋体20と容器本体10の密封性が維持されない。
熱湯調理する際に、容器本体にヒートシールされた蓋体の摘み片24を指で摘んで開封し、開封した部分から熱湯を容器本体内に注ぎ、一旦剥がされた蓋体20を再閉鎖する必要がある。この場合、粘着シール30を介して容器本体10に蓋体20を再閉することができる。
図3は、粘着シール30を蓋体に貼着する前の状態を示す概略断面図である。
図3に示すように、粘着シール30は、帯状の基材層31と、基材層31の裏面側に形成された粘着層32と、粘着層32の一部の領域に易剥離層33が形成された構成を有している。
上記のプラスチックフィルムとしては、例えば、ポリプロピレンフィルムなどのポリオレフィンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリブチレンテレフタレートフィルムなどのポリエステルフィルム、ポリアミドフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルムなど種々の高分子材料によるフィルムを用いることができる。
上記のプラスチックフィルムは、延伸フィルムであることが耐衝撃性、耐熱性の点から好ましい。また、プラスチックフィルムは単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
基材層31の表面または裏面には、文字、図形、絵柄等が印刷されていてもよい。
粘着層32は、例えば、アクリル系接着剤、ウレタン系接着剤、エポキシ系接着剤、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤などを使用することができる。
易剥離層33は、蓋体から粘着シール30を剥がすとき、着色層21の一部が、蓋体の基材層22から剥離しないで残るようにするために形成するものである。このことにより、粘着シール30が蓋体から剥離済みの状態であると視認可能となる。
易剥離層33は、透明性が高いことが好ましい。このことにより、易剥離層33が、粘着層32の上にパターン状に形成された領域を視認することができないので、蓋体から剥離するときまで文字、図形、絵柄等の情報を隠蔽することができる。
非粘着面は、例えば、シリコーン、フッ素化合物、ワックス類等の剥離材を含有するコーティング材を塗布して形成することができる。
本発明の実施形態に係る蓋体20は、基材層22と、基材層22の表面に形成された着色層21とを備える。
蓋体の基材層22は、例えば、アルミニウム箔、紙、合成樹脂フィルム等を組み合わせた単層または多層材料で構成されている。
着色層21は、粘着シール30が蓋体20から剥離済みの状態であると視認することができる情報を印刷することができることが好ましい。
着色層21は、着色剤、樹脂成分、溶剤や各種添加剤等を混合して調整することができる。すなわち、グラビア印刷用インキ、スクリーン印刷用インキなど各種印刷用インキ等を用いることができる。
蓋体20を構成する基材層22と着色層21の間の剥離強度は、蓋体20から粘着シール30を剥がすとき、着色層21の一部が、基材層22から剥離しやすいようにして、粘着シール30が蓋体20から剥離して使用済みの状態であると視認できるように剥離剤等を添加して調整する。
なお、剥離強度とは、剥離するときにかかる力(N)のことをいう。本実施形態の着色層21の剥離強度は、蓋体20から粘着シートを剥がす際、基材層22から着色層21を剥がすことができる程度の剥離強度である。
着色層21の厚みは、2μm〜5μm程度を塗布することが好ましい。
21aは貼着された粘着シール30を剥離した際の蓋体20への転移部であり、21baは貼着された粘着シール30を剥離した際に蓋体20に転移しない非転移部である。
粘着シール30を蓋体20に貼着した後、剥離させると、図5に示されているように、蓋体20の基材層22と着色層21との界面での剥離や、着色層21の内部での破壊により、粘着層32に着色層21aが貼着された状態で蓋体20に転移する。一方、易剥離層33の下部にある着色層21の領域では、蓋体20に着色層21bが残存する構成となっている。
蓋体20から貼着された粘着シール30が、剥離されると、粘着シール30には着色層21aの一部が転移しているので、蓋体20に貼着された粘着シール30が剥離されていることを認識することができる。
この場合、特に、この粘着シール30に転移する着色層21aが、蓋体20から剥離されたことを示す文字、絵柄、図形等の情報を発現させることができるようにパターン状に易剥離層が粘着層32に形成されるように調整されていると、容易に蓋体20に貼着された粘着シール30が剥離されて使用済であることを認識することができる。
図7に示すように、蓋体から剥がされた状態の粘着シールを所定の応募の用紙60に貼り付け、懸賞応募券として使用することができる。
再貼着状態の粘着シール30Aには、各種の景品やプレゼントが当たる抽選番号等の情報を表示することができる。
図8に示すように、容器本体に内容物40を充填後、蓋体20でヒートシールにより密封され、さらに、熱収縮性フィルム50で全体を覆い、熱風等により熱収縮性フィルム50を収縮させて包装される。
熱収縮性フィルム性50には開封用切り込み部51が設けられている。
この開封用切り込み部51を塞ぎ、害虫等から防止する目的で、粘着シール30を使用することができる。
熱収縮性フィルムで包装した包装体3は、その使用時には、粘着シール30の非粘着部を指で把持して引っ張るだけで、熱収縮性フィルム50の開封用切り込み部51から裂けて包装体を容易に取り外すことができる。
図9に示すように、粘着シール30は、帯状の基材層31と、基材層31の裏面側に粘着層32を形成している。
蓋体20は、基材層22と、着色層21との層間に易剥離層23を介して形成する。 易剥離層23は、粘着層32側でなく、蓋体20側に形成されていてもよい。
易剥離層23は、蓋体20から粘着シールを剥がすとき、着色層21の一部が、蓋体の基材層22から剥離しやすくするために形成するものである。このことにより、粘着シールが蓋体20から剥離済みの状態であると視認可能となる。
2 包装体
3 熱収縮性フィルムで包装した包装体
10 容器本体
11 上面開口部
12 フランジ部
20 蓋体
21 着色層
21a 着色層(粘着シールへの転移部)
21b 着色層(粘着シールへの非転移部)
22 基材層
23 易剥離層
24 摘み片
30 粘着シール
30A 再貼着状態の粘着シール
31 基材層
32 粘着層
33 易剥離層
40 内容物
50 熱収縮性フィルム
51 開封用切り込み部
60 用紙
Claims (3)
- 内容物を収納するための上面開口部を有する容器本体と、
前記容器本体の上面開口部を封止する蓋体と、
前記容器本体から剥離された前記蓋体で前記容器本体を再閉するために前記蓋体の上面と前記容器本体の側面に跨って貼着可能な透明性が高い粘着シールと、を備え、
前記蓋体が、蓋体の基材層の上に着色層を形成し、
前記粘着シールが、基材層と、粘着層とを有し、
かつ、前記粘着シールの粘着層面、または、前記蓋体の基材層と着色層との界面の一部にパターン状に易剥離層が形成され、
前記蓋体の着色層の上に貼着された状態の前記粘着シールが、前記蓋体から剥がされて前記着色層を破壊することにより、前記粘着シールが前記蓋体から剥離済みの状態であると視認できることを特徴とする包装体。 - 前記蓋体から剥がされた状態の前記粘着シールを所定の用紙に貼り付け、懸賞応募券として用いることができることを特徴とする請求項1に記載の包装体。
- 前記包装体が、更にその全体を覆う熱収縮性フィルムを備え、
前記熱収縮性フィルムに開封用切り込み部が設けられ、
前記粘着シールが、前記開封用切り込み部を塞ぐための開封用シールとして使用可能であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の包装体。
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- 2014-06-04 JP JP2014116026A patent/JP6372174B2/ja active Active
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